Shigatsu wa Kimi no Uso (YourLieinApril)Episode6
(公生 の 泣き声 )
( 椿 ) 《 ちょっと 公 生 ! 》 →
《 膝 擦りむ い た くらい で 泣く な ! 》 →
《 あんた 男 でしょ ! あたし な ん か →
足 が ぐ きって なった ん だ ぞ ! ぐ きって ! うっう わ … 》
( 公 生 ) 《 椿 が 土手 で 大 車輪 なんて させる から ! 》
( 椿 ) 《 うるさい ! ハァ … 》
《 でも 公 生 の ケガ 脚 で よかった 》
《 もし 手 に ケガ さ せ て たら →
公 生 ママ に 殺さ れ ちゃ う ところ だった 》
( 泣き声 )
《 泣く な ! バカ 公 生 ! あたし まで … 》
(公生 と 椿 の 泣き声 )
♪♪ ~
(公生 )あっ はい 。タオル と 着替え 。→
制服 乾燥 機 に かけ とく から !
(かをり )ありがとう 。家 の 人 は ?
(公生 )父さん は 仕事 で 家 を 空ける こと が 多い んだ 。
(かをり )へえ ~N思った より 大きい な 。
( 足音 )
あっ… 。
( 公 生 ) こんな 所 に い た 。 コーヒー で いい ?
温かい 牛乳 も …。う おりゃ ー !
なな な …何 を !?
あっ… 。
ごめん ね ごめん ね …。
う うっ !
健全 な 演奏 は 健全 な 環境 から !まずは 掃除 だ !換気 ー !
(椿 )うん ?
お 隣 だ 。 椿 ちゃ ー ん 。 違う ぞ ! これ に は 訳 が … !
( 椿 ) 《 か を ちゃ ん ? 公 生 の 服 ? 》 →
《 ぬれ た 髪 ? 》 ひ い ー ! !
( 椿 ) ぬ お ー ! う おりゃ ー !
(椿 )おら おら おら …!(部員 )気合 入ってる な 椿 の やつ 。
(部員 )荒れ てる だけ じゃない ?
(柏木 )空 元気 で も ない より まし ね 。
≪ [ テ ー プ ] ( ♪♪ 『 エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』 )
[ テ ー プ ] ( ♪♪ 『 エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』 )
これ 僕 ?
そう !たった 今 君 が 弾い た ピアノ の 録音 。
選択 課題 曲 ショパン エチュード 作品 25 - 5 。
嘘 だ ー ! テンポ も 音 も バラバラ !
こんな の 僕 じゃ な ー い !
下手くそ ね 。(渡 )下手くそ 。
(椿 )けっ !あっ !
《 こんな ん で コンクール ! ? 》
《 やめよ う 。 そうだ 今 なら まだ … 》
もう 書類 出し とい た 。僕 の 財布 !
で どんな もん な の ?その 大会 ?
毎 報 音楽 コンクール 。
名だたる 演奏 家 を 輩出 し た 全国 規模 の コンクール 。
その 全国 大会 で 優勝 すれ ば 海外 進出 の チャンス も !
へえ ー 。 ( 渡 ) すげ え 。
( 椿 ) 《 か を ちゃ ん たち の 話 は →
私 たち と は 遠い 別 世界 の 話 に 聞こえる 》
誰 か 先生 に 師事 しなきゃ 。
覚悟 を 決めろ !これ は 挑戦 よ 。
音 が 聞こえ なく て も 弾ける って こと を →
証明 する の だ ! ( 渡 ・ 柏 木 ) おお ー 。
海図 に ない 海 を 帆走 する に は 勇気 が いる の よ !
誰 の 言葉 ?スヌーピー 。
犬 ?ワン !
大切 な の は イメージ 。(3 人 )うん うん 。
「あなた の 指 が 鍵 に 触れる 前 に その 曲 を どう 弾く か →
心 の 中 で 考え て おか なければ ならない 」
アントン ・ルービン シュタイン 。
君 は 何の ため に ピアノ を 弾く の ?
自分 の ため ?誰 か の ため ?
君 は この 曲 を どう 弾き たい ?
本当 の 君 は ショパン を どう 弾き たい ?
あっ!
そういう こと で よろしく 。後 は 2 人 で 頑張って ! と うっ !
ハハハ 汗 臭い !(渡 )俺 頑張る !
(柏木 )休憩 終わっちゃう 。(椿 )死ね !
《 そう か … 》
《 また お前 と 二人 ぼっち か 》
≪♪♪(『エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』の 演奏 )
(椿 の 母 )ショパン …。この ピアノ コー ちゃん ?
(椿 )うん 。(椿の母 )そう 弾き はじめた の ね 。
(椿 )うん 。
(椿 の 母 )差し入れ でも 持って いこ う かしら 。
イメージ は ?
ヨーロッパ の 石畳 を 馬車 が …。ありきたり !イメージ 貧困 !
イメージ 。朝食 に 目玉焼き を …。
庶民 的 !ノー ロマンチック !
イメージ 。
[ テ ー プ ] ( ♪♪ 『 エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』 )
《 イメージ イメージ イメージ 》
《 イメージって 何 だ ? 》
《 曲 の 解釈 と は 違う の か ? 》
《 君 は この 曲 を どう 弾きたい ? 》
《 僕 は この 曲 を どう 弾きたい ? 》
天使 みたい だ 。おとなしく し てれ ば 。
♪♪『エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』
地区 総体 は どう ?(椿 )準備 ばっちし 。→
怖い の は ケガ だけ か な 。そっち は ?
この 前 有馬 君 頭 から 煙 出て た 。
もう ちょっと で 見え て くる と 思う ん だ けど 。
(椿 )根 詰め 過ぎ じゃ ない か な 。廊下 で フラフラ してた し 公生 。
ピアノ は 弾い て ほしい 。
でも 苦し ん で ほしく ない 。
今 有馬 君 は →
その 苦しみ を 音 に しよう と している 。
痛み も 苦しみ も →
あがいた 自分 さえ も さらけ出し て →
音 に 自分 が 宿る 。
そう やって 私 たち は 生き た 音 を 奏でる 。
有馬 君 は その 最中 。きっと …。
《 「 私 たち 」 》
か を ちゃん は どうして そんなに 公生 に 肩入れ する の ?
うーん 何て いう か やっぱり …。
ダメダメ な 弟 って 感じ かな ?
公生 は 駄目 なんか じゃ ない よ …。
じゃあ 。
うん また あした 。
[TEL]
あっ… 。
(斉藤 )よっ よう 。今 部活 帰り で さ 。
何 し てっ かな っ と 思って 。
私 も 今 帰る ところ です 。
最近 帰る 時間 かぶります ね 私たち 。あっ …。
[TEL](斉藤 )椿 ?
(椿 )私 たち に 私 は いない …。
[TEL]えっ ?何 ?
先輩 …。[TEL]うん ?
(椿 )私 たち 付き合い ましょうか ?
[ テ ー プ ] ( ♪♪ 『 エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』 )
《 僕 は この 曲 を どう 弾きたい の だ ろ う ? 》
《 何の ため に … 》 お 疲れ 。
《 誰 の ため に 弾きたい の だ ろ う 》
今日 は もう やめ たら ?外 真っ暗 。月 が 奇麗 だ よ 。
もう ちょっと …。
私 を 恨んでる ?えっ ?
椿 ちゃん が 言って た 。
公生 は 苦し ん でる って 。
私 も 知って た 。
君 の 部屋 を 見 て 分かって た 。
音 が 聞こえ なく なって ピアノ を 捨てよ う と する 君 。
ピアノ を よりどころ と する 君 。
だから 目 を 背ける ように →
ほこり や 本 で 覆い隠そ う と している 。
いとしい けれど 近づけ ない 。
恋しい けれど 触れ られ ない 。
悲しい の に 痛い のに 。
私 は それ に 気付かない ふり 。
「ピアノ を 弾い て 」「頑張って 」なんて →
無責任 な こと ばかり 。
私 の せい で 苦しんでる …。
ごめん ね ごめん ね …。
( 泣き声 )
その ほこり を 取り払って くれた の は 君 だ よ 。
苦し そう か 困った な 。
苦しい の は 当たり前 な ん だけど な 。
僕 は 海図 の ない 航路 を 行く ん だろ ?
挑戦 する の も 生み出す の も 苦しい よ 。
でも 充実 し てる 。だから ありがとう 。
《 もう ずっと 前 から 僕 の 世界 は 変わって い た 》
《 ただ 気付か なかった だけ 》
僕 の 体 に 積もった ほこり を 払って くれて ありがとう 。
《 僕 と 出会って くれ て … 》
《 あの 日 から 僕 の 世界 は 鍵盤 で さえ →
カラフル に なって いた ん だ 》
[ テ ー プ ] ( ♪♪ 『 エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』 )
下手くそ 。
《 友達 を 好き な 女の子 》
《 銀色 の 月 から 隠れる よう に →
音楽 室 に 2人 夜 の 中 に 僕 ら 2人 しか いない みたい だ 》
[ マイク ] ( 生徒 ) ただ今 より 地区 総体 壮行 会 を 始めます 。
それでは 最初 に サッカー 部 の …。
(渡 )フッ この 時代 に 生まれた お前ら は →
とんだ ラッキー ボーイ だ ぜ 。
渡 亮太 って いう スター の 誕生 に 立ち 会え る の だ から !
(女子 生徒 たち )キャー !(渡 )俺 カッコイイ !→
ハハハハ !お前 ら に いい もの 見せて やる よ 。→
ハハハハ !
[ マイク ] ( 生徒 ) え ー 仕切り直し て 次 は … 。
[ テ ー プ ] ( ♪♪ 『 エチュード ホ 短調 作品 25 - 5 』 ) ぎ ゃ あー !
だ さっ 。面白く ない 。
平均 的 。普通 。
でも 課題 曲 は 完全 に 入った みたい ね 。
完璧 に 譜面 を 弾け た って 何も 変わら ない 。
ショパン が ささやく ん だ 。
「 ここ の どこ に 君 が いる ん だい ?」って 。
ねえ 地区 総体 の 応援 行こ う か ?気晴らし が てら 。
僕 は いい よ 。このまま じゃ 前 の まんま 。
僕 は 完璧 を 超える ん だ 。
《 君 の よう に 》
駄目 ー 。 応援 行く の 。
引きこもって たら 息 詰まっちゃう よ 。
演奏 家 は 空 を 見る 時間 が 必要 な の !
( 声援 )
( 部員 ) しっかり 守って こ ー !( 部員 ) 三遊間 もっと 絞って !
(柏木 )頼む よ 椿 。最悪 タイ まで 持ちこまない と 。
分かって る 。あっ …。
いけ ー 椿 。
公生 。あっ …。
(主審 )プレー !
《 有名 な バイオリニスト が 言って た の 》
《 「 音楽 は 言葉 を 超える 」って 》
(主審 )ストライク !(柏木 )椿 !
《 音 を 交わす こと で お互い を 知り お互い を 理解 する 》
(主審 )ボール 。(部員 )いけ !三冠王 !
《 まるで 魂 が 結び付き →
心 を 重ねる よう に 。 それ は 楽器 を 通じ て の 対話 》
《 ハーモニー の 生み 出す 奇跡 》
( ボール を 打つ 音 ) 《 その 瞬間 →
音楽 は 言葉 を 超える の です 》
(椿 )ひどい と 思い ません ?女の子 に おんぶ させる なんて 。
(斉藤 )子供 の ころ は 女の子 の 方 が 体 が 大きい から 。
そんな 問題 じゃ ない です !乙女 心 の 問題 です 。
でも 普段 は ダメダメ な のに ピアノ 弾かせたら すごくて →
この 前 なんて お 客 さん 総立ち で …。
(斉藤 )フフ フフ …。
おかしな こ と 言い まし た ?
いつも 同じ だ 。
椿 は 有馬 君 の 話 ばかり する 。
よっしゃ ! 抜けた ! あー ! 椿 ちゃ ー ん !
( 椿 ) 《 や だ よ や だ よ や だ よ … 》 →
《 分かってる 》 →
《 こんな こと 思う 資格 なんて な いって こと 》 →
《 だけど やっぱり や だ 》 →
《 や な もん は や だ 》 →
《 いつも 一緒 。 いつも そば に い た 》 →
《 うれしい とき 悲しい とき も 》 →
《 でも いつの間にか 遠く に いる 》 →
《 私 は そば に いない 。 他の 誰 か が いる 》
(部員 )ちょ っ 椿 !(柏木 )椿 ?ストップ ストップ !
( 椿 ) 《 や だ よ 。 私 を 見 て 。 私 を 見 て よ ! 》 →
《 そんな 目 で 誰 か を 見ない で 》
(主審 )アウト !
(主審 )ゲーム セット !
(柏木 )あっ …。→
椿 。私 こっち から 帰る わ 。
(椿 )こっち じゃ ん 柏木 。
彼 氏 に なぐさめて もらい な よ 。(椿 )は あ ?彼氏 ?
(椿 )先輩 …。→
公 生 ?
お っす 。
お っす 。
ひ い !ぎゃー !
(椿 )公生 恥ずかしい 。
誰 も 見て ない よ 。
(椿 )誰 に も バレ なかった のに 。何 年 の 付き合い だ と 思って ん だよ 。
(椿 )か を ちゃん は ?帰った よ 。
一 人 で 椿 ちゃん の とこ に 行け って 。
大 車輪 の とき も →
ケガ してる のに こんな ふう に 僕 を おぶって さ 。
結局 自分 も 足 を ハンドボール みたい に 腫らし ちゃって 。
(椿 )そうだ っけ ?
子供 の ころ と ちっとも 変わら ない ん だ から 。
変わった よ 。
《 心 が よく 揺れる 》
無理 無理 。全部 お 見通し 。
だから 僕 に は 我慢 なんか し なくて いい んだ から ね 。
椿 に は 心配 かけて ばかり だった から →
たまに は 僕 に 心配 させて ほしい な 。
頼りない 弟 かも しれない けど 僕 頑張る から 。
頑張る から 。だから …。
元気 な 椿 に 見てて ほしい ん だ 。
いつ まで も 椿 に おんぶ に 抱っこ じゃ →
カッコ悪い もん ね 。
それにしても 椿 って 見た目 より 軽い ね 。
な っ !椿 は 女の子 なんだ な 。
な っ 何 よ それ !変 な の !そうだね 。変な こと 言った 。
季節 が 変わる から かも しれ ない 。
《 音楽 が 何 よ 言葉 が 何 よ 》
《 私 たち に は 一緒 に い た 長い 長い 時間 が あって →
ちっぽけ で 大切 な 思い出 が たくさん ある 》
( 公 生 ) 《 今度 は … 。 今度 は 僕 が 椿 を お ぶって あげる ね 》
負け ちゃった 。私 の せい で 負け ちゃった よ …。
う う っ …Nみんな で 頑張った のに 悔しい よ 。
悔しい よ …!
《 負け て 悔しい のに →
落ち込んでる のに →
足 が 痛い のに →
目 が 涙 で ぐしょぐしょ なのに →
最悪 な のに →
どうして 星 が こんなに きらきら し てる ん だ ろ う 》
《 髪 から 音楽 室 の におい 》
《 少し 荒い 息遣い が 聞こえる 》
《 涙 で ぬれ た 肩 口 が 温かい 》
《 私 は そば に いる 》
《 このまま 時間 が 止まれ ば いい のに 》
(武士 )おはよう ございます 先生 。
(高柳 )毎 報 コン の 出場者 名簿 だ 。付箋 の ところ 見 て みな よ 。
(高柳 )気合 入る ぞ 。
(武士 )ふん っ !(高柳 )あ あっ 。
(武士 )待って た ぜ 2 年間 。
( 武士 ) 《 積年 の 屈辱 を 晴らす とき が 来 た ぜ ! 》
♪♪『エチュード イ 短調 作品 25 - 11 (木枯らし の エチュード )』
(落合 )もう 知ってる よう ね 。(絵 見 )何 が ですか ?
(落合 )と ぼけ たって 駄目 よ 。音 が 躍ってる わ 。
(絵 見 )気のせい です よ 。
( 絵 見 ) 《 何 し てる の か と 思ったら やっと 出 て き た 》 →
《 今度 こそ ギタギタ に ぶち の めし て やる わ ! 》 →
《 有馬 公 生 》
♪♪ ~