Samurai Champloo Episode 17
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一緒 に 行く こと は …できない
どうして ?
私 は 藩士 を 殺し 逃げている 身 だ
私 と 行け ば あなた も 狙わ れ る
よっぽど タチ 悪い わ …
仲間 が いる なら 共に 行った ほう が いい
あんな 薄情 な やつら なんか …
(オクル )一 度 共に 旅 を し た 者 は 家族 や 兄弟 と 同じ だ
天涯 孤独 で は ない
(フウ )オクル さん は ずっと 一人 で 行く の ?
(オクル )私 に は 妻 と 子 が いつも 共に ある
もう 眠り なさい
(同心 1)恐らく はやり 病 に よる 乱心 か
治め に 入った 藩士 まで を も 殺害 し た と 聞い て いる
自分 の 妻子 まで 殺し た の だ …
ほうって おけ ば 何 を する か 分からん
乱心 ねえ …
ん な ふう に は 見え なかった が な
( 同 心 1 ) ええ ?
そつ は 俺 が しとめる
なに ?
う っ …
(ムゲン )あいつ ら に 伝え とけ
俺 の 邪魔 すん じゃねえ って な !
( 同 心 1 ) うっ… ハアッ ハアッ
(モモ さん )キッ
もう 種 は ない ぞ
(モモ さん )キッ キッ
(オクル )フッ …
(ジン )ん ?
( 足音 )
(臨時 廻り )おお 無事 だった か
(同心 1)はっ
(臨時 廻り )先刻 の 男 は ?
(同心 1)やはり オクル で は ない よう です
年 も まだ 若く みずから を 琉球 の 出 だ と
(臨時 廻り )邪魔 だ て する も 同罪 だ
今度 見かけ たら 斬り 捨て て かまわん
( 同 心 1 ) はっ
まったく わけ の 分からん 連中 が いろいろ 潜んでいる 山 だ
(同心 2)田本 様 下流 の 岸辺 に 火 を おこし た 跡 が あります
矢 を 削った らしき カス も
(同心 3 )オクル は 弓矢 の 使い手
(臨時 廻り )間違い ない やつ は この 森 に いる
まもなく 松 前 より 加勢 も 到着 する ころ
この 機 を 逃さ ず オクル の 首 を 取る の だ
♪~(トンコリ の 音色 )
(オクル )ああ …
(オクル の 荒い 息遣い )
(オクル )ああ …
う っ …
あ あっ
ああ …
~ ♪
(ムゲン )追っ手 に 見つかり て え の か ?
その 音 ガキ ん とき に 聞い た の と よく 似て ん ぜ
(オクル )生まれ は どこ だ ?
(ムゲン )琉球 さ 南 の 果て だ
(オクル )私 は 北 の 果て だ
(ムゲン )不思議 な もん だ ぜ
そんな 離れた 場所 で 似た ような 音 を 聞いてた なんて な
あんた オクル だ ろ
(ムゲン )すぐ そこ まで 来てた ぜ 松前 藩 とか いう やつら が よ
こっち は いい 迷惑 だ あんた に 間違え られ て よ
(オクル )金 でも 渡さ れ た の か ?
俺 は ただ あんた と サシ で やり たい だけ さ
はやり 病 で あんた は 乱心 し たん だ と さ
俺 に は そう は 見え ねえ ん だ が な
自分 の 女房 子ども まで 殺し た やつ だ と さ
(フウ )ん ん …
ん ?
ん ?
モモ さん ?
オクル さん ?
あ …
あっ
キャアアアッ
(ジン )あっ
あっ ああ …
(ジン )おい (フウ )ジン
(ジン )どう し た
何 か 分かんない の が そこ に 刀 持って
ハア …
って いう か あんた なんで こんな とこ に いん の よ
( ジン ) お前 は なぜ ここ に いる ?
(フウ )関係ない じゃない
いまさら 後悔 し て 戻って きた って 言う ん じゃない でしょう ね ?
( ジン ) 土 左 衛 門 ( ど ざ え もん ) に なってる か と 思った が
あ …
(ジン )川 を 流れ て た ぞ
(フウ )私 の 形見 に でも しよ う と 思った わけ ?
( ジン ) 遺体 に でも 備え て やろう と
ありがとう
あっ
その 傷 まさか あいつ に 斬られた の ?
(ジン )滝つぼ に 飛び込んだ とき の ただの かすり傷 だ
(フウ )飛び込んだって …
よく ご 無事 で
( 2人 ) あいつ は ?
知ら ない
そう か …
そう だ ちょっと 待って て
薬草 採って くる
たしか こっち に …
(オクル )村 に 病 を 持ち込んだ の は 藩 の 人間 だ
私 が いない あいだ に 村 は しかばね の 山 に なって いた
ひどい ありさま だった
私 の 村 は そうして 滅ぼさ れ た
信じ なく と も かまわ ない が
その 目 は 見た こと が ある
あれ に 似てる ん だ
切り落とし た 首 に くっついてる あの 目ん玉 だ
うっすら ぬれ て どこ 見 て ん の か 分から ねえ
あんた 本当 に 生きてん の か ?
(フウ )ジン
ちょっと 何 よ
僕 を 欺いた つもり です か ?
この 山 を なぜ 多く の 民 が 参拝 する か
生まれ変わる そう です
死 と 再生 皆 それ を 求めて くる
そういう 山 だ そう です
あなた も 生まれ変わる お つもり か
雪 丸 …
あなた は 死んだ こと に ならない んだ
お前 は 若い
私 は もう 四十 ( しじゅう ) に なる 年寄り だ 長く 生き すぎ た
逃げ回る 旅 も 終わり に する とき かも しれない
ふ っ
(ムゲン )ん ?
大した 年寄り だ ぜ
(雪 丸 )ふっ !
(雪 丸 )どうして 僕 から 逃げる ん だ
どうして も やる の か ?
たとえ 裏切られ て も 見捨てられ て も
僕 は あなた を …
逃がし は し ない !
(ムゲン )どう し た もう 矢 が ねえ か ?
(心臓 の 鼓動 )
う っ …
(雪 丸 )くっ …ああ
う っ …
ただ 名 を 上げる ため だ なんて
ウソ だった …
僕 は ただ なり たかった
あなた に …
(ジン )雪 丸 …
(刀 を 抜く 音 )
(ムゲン )おお っ
何 なん だ よ てめえら は !
この人 ジン の 知り合い だった の ?
弟 の ような もの だった …
昔 の 話 だ …
(ジン )ん ?(フウ )う あっ
( 同 心 1 ) いた ぞ ! オクル だ ( 同 心 2 ) 合流 する ぞ 急げ
(走る 足音 )
オクル ?
今 オ クル って 言った ?
ああ
おい 待て
(臨時 廻り )いい か もう 逃げ られ ん ぞ !
観念 して 出てきた ほうが 身の ため だ
て め えら 邪魔 すん じゃ ねえ よ !
った く う ぜ え 連中 だ ぜ
(ジン )知ってる の か ?オクル という 男
(フウ )私 の 命 の 恩人 だ も の
義理堅い 女 だ な
義理 が 廃れ ば この世 は 闇 よ
お前 は 行け
私 は もう 逃げる の も 疲れた
(ムゲン )お いっ
彼ら と も 決着 を つけ ねば ならない
お前 の 言った とおり な の かも しれない
私 は あの とき 死んで いた ような もの かもしれない
行け
(ムゲン )お いっ 待て よ
(同心 たち の 驚く 声 )
ああ もう どっち ?
ああ !モモ さん
オクル さん は ?
(モモ さん )キッ (フウ )こっち ?
(臨時 廻り )オクル ようやく 会え た な
これ で やっと お前 の 首 を 持って 帰れ る
お前 たち は 真実 を 知ら ない
( オクル ) あの 役人 は 村 の人間 を 救 お う と も し なかった
病 が それ 以上 広がる の を ただ 恐れ
村 を 焼き払った …
( 足音 )
(刀 を 抜く 音 )
それ でも 私 は お前 を 捕らえる
それ が 使命 だ
あ …オクル さん ?
う っ
(ムゲン )野郎 !
俺 の 獲物 に 手 え 出す ん じゃねえ !
(同心 1)あ あっ (同心 2)う わっ
(同心 3 )ええ え やっ
う わ っ
お前 ら
ふん っ
(臨時 廻り )うっ …
貴 様 !
この 化け物 が っ !
は あ あっ
ぐ ああ あっ
う う う …
(ムゲン )あんな やつ は 初めて だった
あいつ は きっと 生きてる
そんな 気 が すんだ …
なあ に が ヨシ ツネ の お化け よ
きっと あの 2 人 の うわさ が 混じって た の ね
ホント バカバカしい …
( ムゲン ) お前 よ … N ( フウ ) え ?
その ヒマワリ の 侍 探し て どう しよ って ん だ ?
あだ討ち か ?
(フウ )そう よ …
母さん の 仇 ( かたき ) … みたい な もん
とにかく 腹 が 減って は 戦 に ならん
(ムゲン )まったく だ
(フウ )え ?
ちょっと どこ 行く の よ
(ムゲン )長崎 なんて よ お どこ な ん だ よ
うまい もん あん の か よ
(ジン )南蛮 渡来 の カステーラ とか いう の が ある と 聞い た が
え ?
(ムゲン )オラ とっとと 行く ぞ
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