Black Lagoon Episode 6
♪ ~
~ ♪
( 銃声 )
( 銃声 )
( スタンフォード ) それ で あり ます か 思った より 小さな 絵 です な
( ラッチ マン ) 帝国 の 遺産 に ふさわしい 重厚 さ だ
幻想 的 な 色合い と いい 実に 素晴らしい
( スタンフォード ) 指揮 官 殿
何 だ ?
しかし 貴重 な 遺産 と は いえ ―
回収 の ため に これ だけ の 資金 が 提供 さ れる と いう の は …
( ラッチ マン ) この 絵 を 思想 基盤 と し ―
国家 社会 主義 を 不動 の もの に しよ う と いう ―
アルフレード 閣下 の 情熱 と 鉄 血 の 意志 が そう さ せ た の だ
分かり たまえ
はっ
この 成功 を 条件 に 我 が 党 へ の 資金 援助 ―
反共 連盟 へ の 紹介 が 約束 さ れ て いる
アメリカ で は 少数 政党 の 我々 だ が ―
これ を 機 に 我 が 党 は 大きく 前進 する こと に なる だ ろ う
( ダッチ ) あの 絵 は 一体 何 だ ?
奴 ら の 奇妙 な 政治 信条 が ―
俺 たち の もの と 違う の は 仕方 が ねえ と し て ―
しかし あれ だけ の 武器 機材 を 投入 する の は ―
銭 を 持た ねえ 連中 に できる こと じゃ ねえ
( ロック ) 目的 の 割 に 投資 が で か すぎる …
だが 待 て よ
金 の 面 で で か すぎる こと と いえ ば …
ああ なる ほど
( ダッチ ) さえ てる じゃ ねえ か よ ロック 思い出す よ な
( ダッチ ) 俺 たち も あの 絵 の ため に それなり の 大金 で 雇わ れ て いる
( ロック ) 莫大 な 価値 … 絵 の 作者 の 無名 さ と は 不釣り合い な
その 謎 も 今夜 解ける と いい な
うん …
嫌 な 予感 が する
( ダッチ ) ロック レヴィ に も 飯 を 食わ せ とけ
ああ
( ダッチ ) ピザ の 出前 は ここ へ は 届か ねえ って な
諦め て 缶詰 の もん 食え と 言え
( ロック ) レヴィ
( レヴィ ) ああ
夕食 だ ダッチ が 腹ごしらえ し とけ って
ここ に 置く よ
( ロック ) その … もし さっき の NU ボート の 中 で の こと だったら …
( レヴィ ) ロック あの 件 は 終わって る
蒸し返す 必要 は 何一つ ねえ 話 だ
だ ろ ?
あ … ああ
( ダッチ ) いい 夜 だ
間もなく 月 が 沈み 星 明かり に なる
と 同時に 連中 の 船 を 襲撃 する
( ベニー ) 船 は レーダー の 可 視 範囲 ギリギリ に 捉え 続け てる よ
グッド だ 襲撃 は 俺 と レヴィ 2 人 組 で やる
奴 ら は 欲しい もの を 手 に 入れ て 空 気 が 抜け てる 頃合い だ
( ダッチ ) マヌケ ども め のどか に 祝杯 を 挙げ てる が いい
そこ へ タムタム の 音色 を 響かせ ながら ―
ナヴァホ の よう に 襲撃 する の さ
ワーグナー なんか 屁 ( へ ) でも ねえ
( ダッチ ) 悪い が もう ひと 働き し て もらう ぜ 相棒
( レヴィ ) あい よ
( ダッチ ) 鉛 玉 放出 の 大 バーゲン だ
お前 は 陽動 俺 は 捜索 よろしく やって くれ
オーライ
や れる 奴 を やって 取れる もん 取れりゃ 文句 は ねえ よ
( ロック ) う っ …
行って くる ぜ ロック
浮か ねえ な レヴィ ロック と 何 か あった の か ?
( レヴィ ) 何も ねえ よ
( 兵士 たち の 笑い声 )
( 音楽 )
( 兵士 ) ヒック ウィ ~
あ ? うーん ?
たっ 大変 だ 誰 か …
1 匹 目 の 子 豚 が おしまい に なり まし た と さ
ブー ブー ブー
( 銃声 )
始まった
俺 は 船首 側 から 上 の デッキ に 上がる
派手 に 騒 い で 場 を 盛り上げ て くれよ オーケー ?
( レヴィ ) ああ
食らわせ て もらう ぜ せいぜい たっぷり と よ
( 兵士 ) どこ で 鳴った 銃声 だ 今 の は ?
( 兵士 ) 分かり ませ ん
( 銃声 )
( 分隊 長 ) 乱 痴気 騒ぎ は いい が 銃 を 撃つ の は やめ させろ
( 兵士 ) はっ
やれやれ …
( 銃声 )
う … な っ …
( 銃声 ) ( 兵士 ) う わ !
( 銃声 ) ( 兵士 ) う っ !
( 銃声 )
( 兵士 ) 指揮 官 殿 敵 が ! 敵 が 船 内 に 侵入 し て い ます
( 銃声 )
( 兵士 ) う … く …
( 銃声 ) ( 兵士 ) う わ あ !
( 警報 ブザー )
( 銃声 )
( 銃声 )
( 銃声 )
( 銃声 )
( 銃声 )
( 銃声 )
やって る ねえ
( ロック ) なあ ( ベニー ) ん ー ?
こう いう 時 一体 どう いう 顔 し て 待て ば いい ん だ ろ う ?
暇 を 持て余し た 顔 で タバコ 吸ったり ビール を 飲 ん だ り …
( ベニー ) 昼間 君 たち が 撃た れ てる 間 ―
ダッチ は 実に 平然 と し て い た よ
実に うらやましい くらい に ね
いずれ に せよ 人間 相手 に ―
銃 を ぶち かま せる タマ じゃ ない から ね 僕 たち は
だから 留守番
うん …
♪ ~
( 足音 )
( 銃声 )
( クルッ ペン ・ フェラー ) は …
( 銃声 ) ( フェラー ) う わ あ …
( 爆発 音 )
( 分隊 長 ) 小 隊 指揮 官 は 隊員 を 食堂 前 へ
そこ に 結集 し …
♪ ~
よう
貴 様 … 狙え !
( 銃声 )
( 兵士 ) う わ ! ( 分隊 長 ) う っ …
( 銃声 )
( ダッチ ) やれやれ 一 人 前 な の は カッコ だけ かよ
さて と … 親 玉 は ここ かな ?
( 兵士 ) し … 指揮 官 は ここ に は い ない 上 の 階 だ
( 銃声 )
( ダッチ ) そい つ は どう も ご 親切 に
( 銃声 )
レヴィ 聞こえる か ?
( ダッチ ) レヴィ ? レヴィ どこ だ ?
クソ あの 野郎 !
( ロック ・ ベニー ) ん ?
( 船員 ) 待て 待って くれ
ここ に いる 船員 は 雇わ れ た 部 外 者 だ
だ … だ から …
( レヴィ ) だ から ? だ から 何 な ん だ よ
無関係 も 無抵抗 も 関係 ねえ ん だ よ
( 銃声 )
( 船員 ) う … ぐ っ …
( レヴィ ) 全員 保険 に 入って ん なら それ で いい じゃ ねえ かよ
ブー ブー ブー
レヴィ お め え どう いう つもり だ よ
ブリッツ 無法 者 に 断固 たる 膺懲 ( ようちょう ) の 一撃 を !
了解 !
何 だ よ
よろしく やって る だけ だ よ ディッキー
ブラッド バス に する の は いつも の こと だ ろ
ガンマン は 稼業 気分 で 撃つ の は 乱射 魔 だ
チャールズ ・ ホイットマン を 雇った 覚え は ねえ
荒れ ん の も 屁 を ひる の も お め え の 自由 だ
だが て め え が トチ る と 俺 が 死ぬ
クール ・ アズ ・ キューク だ よ レヴィ
そい つ が でき ねえ なら 教会 の 塔 へ 登って クズ でも 撃って ろ
( レヴィ ) フン あんた まで あたし に 高 説 垂れる って か
お 笑い だ ぜ ダッチ
( ダッチ ) 当然 だ ろ トゥー ハンド 俺 は て め え の 雇用 主 だ
ヘッ
♪ ~
( 撃 鉄 を 起こす 音 )
( 銃声 )
( 兵士 たち ) う わ あ !
( 銃声 )
ヘッ 殺さ れる か と 思った ぜ
俺 も さ 相棒
チッ 信用 も クソ も ねえ
冗談 も 解せ ねえ と は いやはや …
そん で ? お 次 は 何 を すりゃ いい ビッグ ボス
指揮 官 だ そ いつ を 見つけよ う
( ラッチ マン ) 閣下 その 敵 は 恐らく その 墓 荒らし ども です
現在 同志 が 果敢 に 反撃 し 対処 し て おり ます ので 必ずや …
ご 安心 ください 閣下
( アルフレード ) ラッチ マン 君
希望 的 観測 を もって 臨 ん だ 軍隊 で 敗北 し なかった 試し は ない よ
“ ご 安心 ください ” で は あまり に 誠意 が ない
そう は 思わ ない か ね ?
う ぐ …
( アルフレード ) 勝つ に 足る 根拠 を 示し たまえ
そう で なけ れ ば 軽々しく 気休め を 言う べき で は ない な
う う … か … 閣下 …
申し訳 あり ませ ん
( アルフレード ) 謝罪 を 要求 し て いる よう に 聞こえ た か ね ?
まったく 驚き だ
私 が 絵 より も 君 の 謝罪 に 重き を 置 い て いる と ?
私 は 絵 を 欲しい
君 は 我々 の 世界 へ の コネクション を 必要 と し て いる
単純 で 明快 な 図式 だ 理解 し た まえ
( ダッチ ) レヴィ 少し は 冷え た か ?
( レヴィ ) 何 が だ よ
お前 が ホイットマン フィーバー に かかる の は ―
新参 者 が 入って くる 時 だ
ベニー が 加わった 時 に も 一 度 やら かし た
( レヴィ ) フン 干渉 し ねえ の が あたい ら の 流儀 だ ろ
ジョブ は こなす よ きっちり と な
当然 だ た つき の 道 が 成り立た ねえ よ
俺 は こっち を 捜す 話 は また 後 だ
( 物音 )
( レヴィ ) ん ?
( スタンフォード ) 生き て い た か 小 娘
敬意 に 値する ずぶと さ だ
我が 輩 の 名前 は ブリッツ ・ スタンフォード
栄え ある 白人 社会 主義 団 結党 行動 隊長 で ある
ここ で 会った が 百 年 目
団 結党 の 殉死 者 たち の ため に ―
貴 様 の 血 を もって あ が なって くれる わ
見よ … フン !
( 撃 鉄 を 起こす 音 )
我が 輩 の 誇る この 銃 を
名付け て アイゼ ルン ・ ライヒ ・ ルガー ・ スペシャル !
ルガー ・ アーティ ラリー ・ ロング を ベース に フレーム は 硬質 カーボン
グリップ を 太く お 得 な ダブル カー ラム を 収容 し ―
マンス トッピング に 優れる と 言う に は ―
あまり に 絶大 な 破壊 力 の 454 カスール 仕様
この 恐ろしい 銃 を 撃て る の は 地球 広し と いえ ども ―
この 我 が 輩 だけ よ !
ハハハハハ
怖い か ? 怖く ない はず が ない
この 威力 しか と 焼きつけ て …
( 銃声 )
( レヴィ ) う っせ え 聞い て ねえ もん いつ まで しゃべって ん だ
て め え は テレビ 伝道 師 か
ぐ … ひ っ 卑怯 者 め
( レヴィ ) 1 つ だけ いい こと 教え て やる よ
こんな もん は な 撃って 当たりゃ い い ん だ よ
勉強 に なった な
ん じゃ 総統 に よろしく
( 銃声 )
( アルフレード ) 終局 の 音 だ な
どうやら 君 は 負け た よう だ
私 も 昔 は さんざん 聞い た よ
( ドア が 開く 音 )
( アルフレード ) 今 で は 遠く 懐かしく すら ある
( ダッチ ) よう ナチ 公 迎え に 来 た ぜ
電話 中 だった か
まあ 非 礼 を わび なきゃ なら ん 間柄 でも ねえ し な
遠慮 は いら ねえ 電話 が 終わる まで 待って やる
( アルフレード ) ハハハハ … 勇者 だ な 彼 は
話し たく なった 代わって くれ た まえ
お前 に だ
( ダッチ ) ほう ?
( ダッチ ) あんた が 大将 か ?
あんた の 部下 は 実に お粗末 な 連中 だった よ
( アルフレード ) いやはや みっともない もの を お 見せ し た
( ダッチ ) 2 つ ほど 聞か せ て ほしい こと が ある ん だ が
( アルフレード ) ほう 絵 の 正体 の こと か ね ?
フン … で は そちら から
この 絵 の 作者 に つい て は 通説 の 他 に もう 1 人 候補 が ある
( アルフレード ) よく 調べ た な
( ダッチ ) ボヘミア 出身 の 元 画家 ―
アドルフ ・ ヒトラー おじさん その 人 で ある
と いう の が その 噂 話 な ん だ が …
総統 の ?
( ダッチ ) 早合点 する ん じゃ ねえ お っ さん
( アルフレード ) 画家 と し て の 総統 は よく 言って も ―
し が ない 風景 画家 だった よ
だが 懐かしい こと に あの 日 あの SS 中佐 も ―
同じ 出任せ に 身 を 震わせ ながら ―
バタビア へ 向け て 出発 し て いった もの だ
( ダッチ ) なるほど
では あんた が 欲しい の は 絵 で は ない
その 中 に ある 別 の もの だ
そして これ は 単なる 直感 だ が ―
あんた 俺 の 事務 所 の 電話 番 号 を ―
ご存じ の 方 じゃ ない か と 思って る ん だ が …
( アルフレード ) 君 に サルベージ を 依頼 し た マドリード の 古物 商 ―
いかに も この 私 だ よ
君 と ラッチ マン 君 の 衝突 を 望 ん だ の も 私 だ
( ラッチ マン ) 何 …
( アルフレード ) 通過 儀礼 と 保険 を 兼ね た 愉快 な 方法 と し て ね
そして …
ああ これ は はかなく も 懐かしい 思い出 だ
ハイドリヒ が 最終 的 解決 を 決め た あの 日 ―
我々 は ヴァンセー の 湖畔 で 誓い合った もの だ
勝利 を 信じる 夢想 家 より も 現実 的 な 守護 者 に な ろ う と
資金 を 集め 全員 の 署名 と 口座 の ファイル を 作り上げ た
滅び の 調べ が 始まる 頃 ―
我々 は 4 つ の 絵 に それぞれ の ファイル を 収め ―
帝都 を 脱出 し た
そこ に ある 絵 が 最後 の ピース だ
ご 明 察 だった ね ジャングル バニー 君
失礼 な 口 を きく な よ 白人 の 旦那
機嫌 損ね て 海 に 返し ちゃ う かも な
( アルフレード ) それ も 結構 見つけ た から 取り戻し た だけ の こと
今や 我々 は 経済 的 成功 者 な の で ね
だが 君 の 失う 信用 は どう な の か な ?
不愉快 だ が おたく の 言う とおり かも な
( アルフレード ) 実に 聡明 だ 黒人 に し て おく の が 惜しい
( ダッチ ) あり が と よ
では おたく ら の 話 に 戻って くれ
( アルフレード ) いや その 必要 は ない
彼 は もう 役目 を 終え て いる
アルフレード 貴 様 !
出来 レース で 俺 を はめ その うえ 裏切る の か !
口 を 慎め 若 造 が
黒人 に も 君 に も 同等 の 権利 を 与え た はず だ
その 程度 の 実力 で 我々 の 社会 へ の 参入 を 図 ろ う など ―
恐れ を 知る べき な の だ
ハ … ハハ … くっ …
( アルフレード ) さて 黒人 君 素晴らしい 仕事 だった
アーリア 人 なら 鉄 十字 章 を 送る ところ だ が …
いら ねえ
欲しい の は 金 だけ だ ゲシュタポ め
( アルフレード ) 正直 は 結構 だ 偽善 は 世 を 腐ら す
君 の よう な 者 が 地上 から 一掃 さ れる こと を 願って おる よ
( ダッチ ) ご 親切 に どう も
あんた が 地獄 に 落ち ます よう に
( ノック )
なんで え まだ 片付け て なかった の か よ
その お っ さん が 指揮 官 か ?
おう
( レヴィ ) ダッチ 賭け や ん ない か ? 例 の やつ だ よ
賭け に は なん ねえ よ レヴィ
いい から よ
さて お っ さん 好き に 使い な
あ たしゃ 黒 だ
言った ろ 俺 だって 黒 だ 賭け に は なら ん
フッ …
くく … く …
う ぐ ぐ …
う わ あ !
( 撃 鉄 が 鳴る 音 )
くっ …
( 撃 鉄 が 鳴る 音 )
な ? 賭け に なら ねえ
ハハハハハ !
いん や 少し は 骨 の ある とこ 見せる か と 思った ん だ けど ね
生き 意地 汚 え の は ほんと に 一緒 だ な こいつ ら は
( ダッチ ) まったく だ 仕事 を 締めよ う か
あい よ
( 銃声 )
今日 は 冷え た ぜ トラブル が 多 すぎ た
うる せ え
面倒 は もう 起こさ ねえ よ
お前 が 何 に 突っかかって ん の か 何となく 分かる が な
ほんと の ところ は お前 の 根本 的 な 部分 に だ よ
何 を やって も すっきり なんて し や し ねえ って こと さ
( レヴィ ) ダッチ
( ダッチ ) 何 だ ?
ロック は あ っち 側 の 人間 だ
こっち 側 と は とことん 違う の さ
そんな 感じ が たまらなく ダメ な の さ
あいつ が 嫌い って わけ で も ない ん だ
でも な ダッチ やっぱり ダメ だ あたし
あいつ と は 組 め ない
♪ ~
~ ♪
( レヴィ ) う っせ え
う っせ え ちくしょう マジ で 殺す ぞ
( ロック ) ああ やれ よ
( 銃声 )