Black Lagoon Episode 2
♪ ~
~ ♪
( 銃声 )
( 銃声 )
♪ ~
( 藤原 ( ふじ わら ) ) 現地 も そろそろ 夜 が 明け ます ね
( 景山 ( かげ やま ) ) 夜明け の 海 か …
そんな もの を あり がた がる の は ―
何 の 役 に も 立た ない 学生 の する こと だ
( 藤原 ) は ?
しかし 確か に うんざり する よう な 冬 の 空 だ
岡島 ( お かじ ま ) 君 は 文字どおり 天国 の 海 に いる
航空 券 を 2 枚 用意 し て くれ ない か
( 藤原 ) は … は あ … 出張 です か ?
我々 も 行 こ う じゃ ない か 天国 の 海 へ
( 海鳥 の 鳴き声 )
( 船 の エンジン 音 )
( 戦闘 ヘリ の 飛行 音 )
( 機銃 音 )
( 緑郎 ) クッソ !
なんで 俺 が こんな 目 に 遭わ なきゃ なら ない ん だ よ !
う っ …
ハァ ハァ ハァ …
( レヴィ ) ロック て め え !
銃 が 1 丁 いくら する と 思って ん だ よ !
あいつ ら 俺 を 殺し に 来 や がった
あ ?
部長 の 差し金 で …
なんで 俺 が こんな 目 に 遭わ なきゃ なら ない ん だ よ
う う っ !
( レヴィ ) 何 か 誤解 し てる ぜ お前
奴 ら が 消し たい の は あの データ ディスク だ ろ
お前 なんて その …
( 緑郎 ) 俺 の 命 は その ついで か !
ちくしょう ! ちくしょう ! ちくしょう !
お前 それ 魚雷 入って る ぞ
( 緑郎 ) うるさい ! うる さ ー い !
( ダッチ ) 何 か おかし かね え か ベニー ?
( ベニー ) ああ おかしい よ ダッチ
全く 撃って こ なく なった
連中 は 僕ら を 穴 開き チーズ に できる はず だ
同感 だ 何 か が おかしい
ダッチ どう なって や がる ? あいつ ら どこ 行った ?
ベニー ・ ボーイ ?
( ベニー ) ああ
後方 5000 メートル まで 下がって ―
ずっと そのまま つけ て き てる よ
( 戦闘 ヘリ の 飛行 音 )
何 が 狙い だ 連中 の ?
そう 何 か だ
( ダッチ ) ちくしょう
水路 か
( ベニー ) そう 水路 だ !
この 先 一帯 は バラ ワン の 入り口 まで 岩礁 と マングローブ が 続 い てる
このまま 進め ば 狭く なる 一方 だ
しまい に は 回避 運動 も ままならなく なる
三十六 計 逃げよ う ぜ
だ な
( 機銃 音 )
( 機銃 音 )
( 機銃 音 )
( 戦闘 ヘリ の 飛行 音 )
下手 クソ だ と か 言わ ない よう に
まっ 言わ れ て も しょうが ねえ ぜ これ じゃあ …
言わ ねえ よ
( ダッチ ) 今 の は 右 へ 右 へ 回避 する しか なかった ん だ よ
分かって る よ
河口 に 飛び込 ん じ まった これ 川 だ ろ ?
このまま 行って も いつか 逃げ 道 が なく なる ん じゃ …
( レヴィ ) ん な こ た あ 分かって ん だ よ
完全 に 追い詰め られ た ?
敵 は また 後ろ に 下がった
5000 メートル 後方 から 僕 たち を 見下ろし てる
( レヴィ ) 見ろ よ 沈没 船 だ よ 縁起 でも ねえ
( 大尉 ) ここ で いい ここ に 決め た
進め 進め 俺 に ケツ を 向け て 進む が いい
だが な お前 たち は もう 一 度 俺 の 前 に 舞い戻って くる
そして 俺 に 立ち向かわ なけ れ ば なら ない
さあ 早く 戻って こい
決着 を つけよ う ぜ
ダッチ 奴 ら は 沈没 船 の ところ に 停止 し た
もう 追って は こ ない
ケッ もはや 追う 手間 を かける まで も ねえ
そう いう 意味 だ ぜ それ は
クソ !
♪ ~
行き止まり
だ な
ちき しょ う !
( 大尉 ) なあ マイヤー
( マイヤー ) はっ
( 大尉 ) 奴 ら が この 窮地 で どう 反応 する か と 思う と ―
ワクワク し て くる じゃ ねえ か
( マイヤー ) 彼ら に 勝ち目 は 全く あり ませ ん
( 大尉 ) フフッ
( マイヤー ) こちら の 強力 な 武装 の 前 に たちまち ハチ の 巣 です
だからこそ どう 出 て くる の か が 楽しみ な の さ
これ で 手 も 足 も 出 ない
つまら ん 奴 なら それ こそ なぶり 殺し に する まで だ
道 は 前 に は もう ない
ここ で 方向 転換 し て 戻る っき ゃ ねえ
だが そこ に は 奴 が 待ち受け て いる
俺 の 勘 だ と 奴 ら は リング を 定め た
正面 切った 撃ち 合い で 決める 気 だ
さあ ゴング は 誰 が 鳴ら せ ば いい ?
フン !
( ダッチ ) 時々 いる ん だ 一種 の 誇大 妄想 と 言 お う か
自分 の こと を ガンマン だ と 思 っち まう 連中
( 緑郎 ) ちょっと 待て よ !
それ じゃ 死ぬ しか ない じゃ ない か !
( ダッチ ) まあ 落ち着け 落ち着けよ ロック
( 緑郎 ) 地元 警察 に 連絡 しよ う ! それ でも 死ぬ より か …
( 殴る 音 )
( 緑郎 ) う お … う う …
しょうが ねえ 奴 だ な った く よ 落ち着け って ん だ よ
騒 い だ って 何 も よく なら ねえ ぞ
生き残り たきゃ 頭 を 使え 頭 を
ダッチ 燃料 切れ の 線 は どう よ ?
腐って も E ・ O の 兵隊 だ
そう なる 前 に カタ を つけ に 来る だ ろ う
( 緑郎 ) クッソ !
何 だって こんな こと に な っち まっ た ん だ
これ で は ない
経済 新聞 を 株式 欄 を 見 たい の だ
( 客室 乗務 員 ) かしこまり まし た 景山 様
船 の 損傷 は ?
( ダッチ ) 今 の ところ は 大した こと は ねえ
お っか ねえ の は あいつ だ
魚雷 に 1 発 でも 食ら っち まっ たら 俺 たち 月 まで 吹っ飛ぶ ぞ
( レヴィ ) あー あ 積み っ 放し に し とく から だ よ この ボケ ナス
( ダッチ ) うーん 何 か に 使える か と 思って た もん で な
もったいない けど この 際 投棄 し ちゃ お っか
( ダッチ ) うん 仕方 ねえ か
( レヴィ ) もったいない
( 緑郎 ) 待った
ダッチ 聞い て くれ
( ダッチ ) お前 は 寝 て ろ
考え て て 分かった こと が ある 聞い て くれ
こっち の 考え 事 の 邪魔 し てっ と もう 1 発 かます ぞ
今度 は レヴィ に やらす
だったら こっち も 正面 から 撃ち 合 お う
( ダッチ ) アホ か て め え は
ハァ …
撃ち 合う も クソ も こっち の 武器 は せいぜい 対戦 車 ライフル
向こう は ロケット 弾 だ ぞ
赤外線 ホーミング の ミサイル も 吊 って た みたい だった ぞ あの ヘリ
( ダッチ ) ああ … まったく もって 間 尺 が 合わ ねえ
そう かな ? こっち に も ある じゃ ない か
( ダッチ ) レヴィ こいつ に 何 飲ま せ た ?
( レヴィ ) あたい じゃ ねえ
要 は ヘッド オン し て の チキンレース だ ろ
この 船 の スピード 装備 さっき 見 た 沈没 船
お膳立て は そろって る じゃ ない か
お前 …
何 考え て や がる ん だ ?
( 緑郎 ) あんた が た が 今 話し て た やつ さ
奴 ら を …
月 まで 吹っ飛ば そ う
( ダッチ ) ムチャ だ できる わけ が ねえ
理屈 の 上 で なら この 船体 は 水上 滑走 艇 な ん だ し ―
全 速 で の 喫水 は こんな もん だ
ダッチ どうせ 手 は ね え ん だ ろ う が 私 は 乗った
相手 が 真 正面 に 来 なけりゃ 成立 し ねえ 作戦 だ
勝算 は ある の か よ ロック
あいつ ら は 俺 たち を 追いかけ 回し て 楽し ん で た
圧倒 的 に 有利 な の に も かかわら ず
なのに わざわざ 仕切り 直す 理由 は 何 だ ?
あんた 自身 言った じゃ ない か ダッチ
敵 は 自分 自身 を ガンマン だ と 思い込 ん じ まう タイプ だって
俺 たち が チキンレース を 仕掛け れ ば 必ず 乗って くる
確信 と は 言 え ない
ここ から 先 は 船長 で ある あんた が 判断 し て くれ
( ダッチ ) まったく とんで も ねえ 野郎 を 拾 っち まっ た なあ
イカ れ てる と しか 思え ねえ ぜ
だが 面白 え
面白 え って の は 大事 な こと だ ぜ ロック
やった ろ う じゃ ねえ か !
( マイヤー ) 大尉 レーダー を ! 連中 動き 始め まし た
フン 受けて立 と う ぜ
( ダッチ ) ロック やる こと は 分かって る な
ミサイル が 飛 ん で き たら あさって の 方 向 に 信号 銃 を 飛ばす !
正解 だ
アホ が 見え て き た ぞ
レヴィ チキンレース だ ! 乗せ て やれ !
( 銃声 )
( マイヤー ) 撃って き まし た
( 大尉 ) 当たり前 だ 面白 え 受ける ぜ !
( 発射 音 )
ロック 来 た ぞ 赤外線 フレア だ !
( 信号 銃 の 発射 音 )
( 電子 音 )
( 爆発 音 ) ( 緑郎 ) やった
( ベニー ) アルペン コース に 入った ぞ 2 人 と も キャビン に 戻れ
( 大尉 ) 沈没 船 を 盾 に する つもり か ?
無駄 だ 無駄 だ おい マイヤー
( マイヤー ) はっ
すれ違い ざま に 1 発 で 仕留める ぞ
この 決闘 に 決着 を つける
ファック し て やる ぜ ベイビー !
( ベニー ) 残り 300 フィート
あと 150
ウヒヒヒッ
( ベニー ) あと 100 !
1 番 発射 ! 2 番 発射 !
( 発射 音 )
ヘッ ! して やった ぜ !
( 爆発 音 )
( 鳥 たち の 鳴き声 )
( ダッチ ) う … う う … う う …
首 が もげ て ねえ
サングラス も 無事 だ
アーメン ハレルヤ ピーナツ バター だ
( レヴィ ) う う … ファッキン ・ クライスト 様 様 だ ぜ
だが もう 二 度 と やら ねえ ぞ
( ダッチ ) ベニー 無事 か ?
( ベニー ) ああ 何とか 生き てる だ が 機材 が めちゃくちゃ だ
新調 し なきゃ スト を 起こす ぞ
そう だ ロック ! あいつ は どう し た ?
そこ で の び てる よ
ぶつかる 時 大声 で わめい て や がった ぜ
「 ワイルドバンチ 」 の ―
ウィリアム ・ ホールデン み て え な 口調 だった
( ダッチ ) それにしても 気持ちよく のび て や がる ぜ
ああ まったく …
( 緑郎 ) その 瞬間 が 過ぎ て み れ ば …
アドレナリン の 過剰 分泌 が 作り出す 興奮 は ―
どこ か へ と 去り ―
沸騰 し て い た 俺 の 血液 は 元 に 戻って い た
ここ は どこ で 僕 は 何 を し て いる の だ ろ う
( バラライカ ) ご苦労さま
スマート な 仕事 って ステキ だ わ ダッチ
それにしても ひどい 格好 よ あなた たち
ソーホー ・ シャク テリ に 行く わけ じゃ ねえ ほっと い て くれ
( バラライカ ) さて ミスター ・ カゲ ヤマ
我々 ホテル ・ モスクワ は 仁義 を 守り ます わ
( 景山 ) おや ?
御 社 は ブーゲンビリア 貿易 で は なかった の です か な
( バラライカ ) 我々 は 我々 の やり 方 で 筋 を 通し まし た
これ で 遺恨 は ござい ませ ん わ ね ?
なべ て 世 は 仕方 の ない こと ばかり です から な
( バラライカ ) 次 は そちら が そちら の 流儀 で 筋 を 通す 番
細かい 商談 は ホテル の ほう で
( 景山 ) 了解 し まし た
( 車 の ドア が 開く 音 )
( 景山 ) 岡島 君 ご 苦労 だった な
じゃ 移動 する ぞ
岡島 君 何 し てる ほら !
( 緑郎 ) 部長 覚え て おら れ ませ ん か ?
俺 は ね もう 死 ん でる ん です よ あんた が そう 言った
俺 の 名 は … 俺 の 名 は ロック だ
そう か で は 勝手 に し た まえ
藤原 君 行く ぞ
( 藤原 ) は … はい
ロック ごめんなさい ね バカ に 付き合わ せ ちゃ って
でも ヤポンスキ に し とく の は もったいない タフガイ だ わ
あなた 困った こと が あったら いつ でも うち に いらっしゃい な
じゃあ ね
岡島 君 …
あれ は もう うち の 社員 で は ない それ が 務 まる 者 の 目 で は ない
でも どう し て 急に そう なって しまった ので ?
どう で も よい こと だ
( ダッチ ) さて ロック これ から どう する ?
もう 人質 じゃ ない し 行く 当て は ない な
なあ 水夫 を 1 人 欲し がって る ところ が ある ん だ
話 を 聞い て みる 気 は ねえ か ?
運送 屋 で …
たま に は 御 法 ( ごほう ) に 触れる こと も する
そう だった な
フッ
( 汽笛 )
( 船長 ) どう し た ?
( 航海 士 ) ボート が 1 隻 進路 を ふさい で い ます
汽笛 を 鳴らし て いる の です が どき ませ ん
( 汽笛 )
何 だ ありゃ ?
( 拍手 )
( 副 社長 ) いや あの くらい の 譲歩 は 仕方 が なかった よ
それ ぐらい の 損害 は 覚悟 し て い た
いや 景山 君 よく やった
恐縮 で ござい ます
( 音楽 )
( ロック ) あー テス テス
テス えー …
セント ・ ジョーンズ 号 の 皆様 おはよう ございます あ …
( レヴィ ) あたし が マーケット で 買って やった あの アロハシャツ
なんで 着 ねえ ん だ よ
今 仕事 中 だ から
ケッ
( ロック ) そう こう いう こと が 僕 の 今 の 仕事 に なって いる
ハァ …
あー セント ・ ジョーンズ 号 の 皆様
誠に 恐縮 な お 願い で は ござい ます が …
あー その … 停船 を お 願い いたし たく …
( 汽笛 )
( レヴィ ) チッ ! ( ロック ) あ …
えー 私 の 個人 的 な 意見 と し まし て は …
( 物音 )
できる だけ 速やか に 指示 に 従った ほう が …
あ … その … 得策 か と …
( ベニー ) ダッチ
セント ・ ジョーンズ 号 が 無線 を 開 い た よ
やっと コンタクト が 取れ た
で 何て 言って る ?
進路 を 開け ない なら 強制 的 に 通過 する と さ
仕方 ねえ な オーケー ベニー レヴィ
( レヴィ ) 待ちくたびれ た ぜ
( ダッチ ) 紳士 の 時間 は 終了 だ と よ
あい よ
ああ … 皆さん ! 伏せ て ください !
( ロック ) 原初 の 血 が 騒ぐ ひと 時
( 発射 音 )
( 爆発 音 )
何 だ 一体 !
連中 ロケット 弾 を 持って る ぞ !
( レヴィ ) 寄こ せ ! ( ロック ) いや ちょっと …
よ ー く 聞き や がれ ! この ドテチン !
あたし の 弾 は メーデー 打つ 電波 より 足 が 速い ぜ !
血まみれ の 幽霊 船 に なり たく なきゃ ―
とっとと 船 を 止め や がれ ! この クソ った れ め !
フー
ベニー ・ ボーイ
燦 萎 幇 ( リュンイーパン ) の 連中 に 報告 しろ
セント ・ ジョーンズ の 制圧 終了
( ダッチ ) うる せ え 連中 が 来る 前 に どこ へ なり 持っていけ と な
了解
( 景山 ) 今 帰った
おお ジョン よし よし
( ドア の 開閉 音 )
( 景山 ) タカ ノリ どう だ ?
( 景山 の 長男 ) ん ?
( 景山 ) 受験 勉強 は ?
あんまり …
( 景山 の 妻 ) あら 今日 は お 帰り です か ?
うん
お 姉ちゃん の こと です けど あの 子 この 頃 帰り が 遅く て …
まだ 18 です し … あなた から ちょっと 言って もら え ませ ん か ?
( 景山 ) そう いう の は 君 の 役目 だ ろ
うーん 株 か …
( 景山 の 次女 ) ねえ パパ
この 間 出張 で 行った って いう 南 の 国 の 海
どんな 色 だった ?
( 景山 ) 海 の 色 ? さあ な
パパ たち は 仕事 で 忙しい ん だ よ
( ロック ) 誰 も 信じ ない かも しれ ない けど
僕 は 南 の 海 で 海賊 の 仲間 に なった
( ロック ) あんな で かい 船 が 今日 の 獲物 だ
( レヴィ ) さあ 昼 飯 まで に は 港 へ 戻 ろ う ぜ
カオハン の チャイナ ・ ボール は …
う っ …
売り切れる の が 早 え ん だ
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( ロック ) 俺 たち が 海賊 に 狙わ れ てる って ?
ダッチ 依頼 人 の 背景 は ?
( 銃声 )