Mahouka Koukou no Rettousei Episode 23
周 先生
本国 から 艦艇 を 派遣 する と 連絡 が ありました
おかげ で 無事 次 の 作戦 を 遂行 できる
お 役 に 立てた の で あれ ば 光栄 です
ただ 武運 つたなく 副官 が 敵 の 手 に 落ち て しまい まして
真に 運 が 悪かった と しか 申せ ませ ん
まさか 呂 先生 が …
失態 を 曝し た とは いえ 彼 は 我が国 に 必要 な 武人
手 を 貸し て もらえ ない だろう か
おお もちろん です と も 閣下
実は 明日
呂 先生 が 横須賀 の 外国人 刑務所 へ 移送 される こと に なって おり まし て
本当 です か
ええ 実に 好都合 な タイミング です
その 代わり と 申し まし て は 何 です が
明日 の 作戦 で は この 街 に は なるべく …
もちろん です と も
この 中華 街 に は なるべく 被害 が 及ば ぬ よう に いたし ます
ただ
第 一 目標 の 魔法 協会 関東 支部 は
中華 街 の すぐ そば です から な
しかも
論文 コンペティション に 集まる 魔法 師 が 研究 データ を いただく と なる と
多少 の 荒事 は 避け られ ませ ん が
ご 配慮 感謝 いたし ます
手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に
誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から
限界 なんて 自分 次第
リミッター を 外し て
Nobodyknowsもう 誰 も
この先 を 知ら ない
信じ て は 裏切ら れ てる
見渡せ ば いつ でも
Nobodyendsもう 誰 か に
頼る の は やめて
大切 な 秘密 に いつ でも 手招き さ れ てる よ う で
このまま じゃ 前 に 進め ない
手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に
強 がる だけ じゃ 守れ ない この 思い は 群 青
狙い 定め 引き金 を 引い て
誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から
達也 くん 明日 は 何時頃 会場 入り する の ?
俺 は 八 時 に 現地 集合
コンペ は 九 時 に 開幕 だ
一 高 の 出番 は 三 時 から だな
現地 集合 って デモ 機 は どう する の ?
生徒 会 が 運送 業者 を 手配 し て いる よ
どうして そんな こと を ?
ああ いや ちょっと ね
あの よ その デモ 機 の 見張り と か さ
オレ たち に も 手伝わ せて くれ ねえ ?
それ は 構わない が
何故 そんな 面倒 な こと を 自分 から やり たがる んだ ?
いや まあ な ん だ その …
せっかく 特訓 し た のに 出る 幕 の ない まま 終わっちまう のは 悔しい
なんて 言え ない よ な
ああ もう
学校 まで 休んで コイツ を しごいた のに
もう 事件 は 解決 し て まし た なんて バカ みたい じゃ ない ?
お前 たち が 何 を やろう と し て いる の か は 知らない が
もう 何も 起こら ない と 決まった わけ でも ない ぞ
えっ ?事件 は 解決 し たん じゃ なかった の かい
事件 が 起こる の は 一度に 一つ なんて 決まり は ない
論文 コンペ が 狙わ れる の は 毎年 の こと だ そうだ
そう か そう だ ね
だったら 僕 に も 見張り 番 を させて くれない かな
じゃあ
私 でも お 手伝い できる こと が あれ ば 言って ください
ああ
だが 別に 警備 で 張り切ら なくて も
客席 から 応援 し て くれれば いい よ
それ は ねえ よ 達也
まあ 何 か 事件 が 起こったら
観客 が 事件 収拾 に 協力 し て も
文句 は 言わ れ ない だろう
そっか 協力 ね
どうぞ
失礼 します
いらっしゃい 市原 さん
安宿 先生 彼女 と 話 を し たい の です が
問題 ない わ
平河 千秋 さん あなた の やり方 で は
司 波 君 の 気 を 引く こと は できません
好意 は 無論 の こと
敵意 も 悪意 も 引き出す こと は できません よ
司 波 君 は 尊大 な 人間 です
その他 大勢 が いくら 泣 こ う が 喚 こ う が
おそらく 彼 は 気 に 掛け ませ ん
同情 どころ か 嘲笑 う 手間 すら 掛け ない でしょ う
千秋 さん 知って い ます か ?
一 学期 定期 考査 の 筆記 試験 で
司 波 君 は 二 位 以下 を まるで 寄せ付け ない 高 得点 を マーク し まし た
とりわけ 魔法 工学 は
驚く べき こと に 満点 で し た ね
それ が どう し た ん です か
そして 一 年生 二 位 が あなた です
100 満点 中 92 点
普通 なら トップ でも おかしく ない 高 得点 です
だから 何 です
魔法 工学 の 分野 に 限って 言え ば
千秋 さん は 司 波 君 を 追い抜く こと も 可能 だ と 思い ます よ
約 三 週間 一緒 に 作業 し て みて 分かり ました が
司 波 君 は ハードウェア を 余り 得意 と し て い ない よう です
悔しい という 気持ち を 持ち 続ける こと が できる の で あれ ば
きっと いつか 成し遂げる こと が できる と 思い ます よ
明日 会場 に 来て ください
きっと 得る もの が ある はず です
あの 市原 先輩
ご 気分 が 優れ ない の でし たら
いえ 心配 に は 及び ませ ん
ちょっと し た 自己 嫌悪 です から
千秋 さん に は 魔工技師 として の 才能 を
我が 校 の 為 に 役立てて もらわなくてはなりません
全く 詐欺 師 の 才能 が あり ます ね 私 は
いい 香り です ね
気 に 入って いただけ た の なら 幸い です
藤林 さん の おかげ で
今回 の ヤマ も 何とか 目 処 が 立ち まし た し
今日 は 本 官 から の せめても の お礼 の つもり です から
警部 さん
今日 誘って い ただい た の は お 礼 だけ なん です か ?
もし よろし けれ ば
明日 も 付き合って いただき たい の です けど
はい 本 官 で よろしければ 喜んで
ありがとう ございます
それでは 朝 の 八時半 に 桜木町 の 駅 で よろしい でしょうか
え ?朝 ?
明日 は 国際 会議 場 で 全国 高校生 魔法学 論文 コンペティション が 開催 される んです が
ご存知 あり ませ ん か ?
いえ 存じ て おり ます が
それ に 知り合い の 男の子 が 出場 する ので
応援 に 行き たい の です よ
は ぁ …
そう そう
でき れば 部下 の 方々 に も お 声 を 掛けて おい て ください ね
武装 デバイス や 実弾 銃 も ご 用意 いただける と 助かり ます
藤林 さん それ は …
もちろん 何も 起こら なけれ ば いい の です けど
やっぱり
深雪 さん お 久し振り ね
ええ 二月 に お目に掛かって 以来 です
藤林 さん 一 高 の 控え室 に 来て 大丈夫 な んですか ?
大丈夫 よ
技術 士官 で ある 私 が
九 校 戦 で 高度 な 技術 を 披露 し た 君 の 元 を 訪れ て も
不自然 じゃ ない から ね
さて 前置き は これ くらい に し て
例の ムーバルスーツ が 完成 し た わ よ
夜 に は こちら に 持って 来る って 真田 大尉 から 伝言
もう 完成 し たんですか さすが です ね
それ と もう 一 つ
例の 件 どうも このまま じゃ 終わら ない みたい
何 か 問題 が ?
詳しい こと は これ を 見 て
私 の 方 でも いくつ か 保険 を 掛けて おいた けど
もしかしたら キナ 臭い こと に なる かも しれない
分かり まし た
俺 たち の 方 も 準備 だけ は し て おきます
はい お 兄様
もしも の 時 は お 願い し ます
分かり ました
あれっ ?エリカ あそこ に いる の は …
エリカ ちゃん お 知り合い ?
単なる ナンパ 野郎 よ
司 波 さん
一条 さん
お 久し振り です 司波 さん
後 夜祭 の ダンス パーティー 以来 です ね
ええ こちら こそ ご無沙汰 し て おり ます
あっ いえ こちらこそ …
会場 の 見回り です か ?
は … は い そう です
今回 は 共同 警備隊 に 参加 し て いる んです
一条 さん が 目 を 光らせて くださっている の で あれば
いっそう 安心 で きます
よろしく お 願い します ね
はい 必ず や ご 期待 に 添える よう 全力 を 尽くし ます
十 三 束 君 も 頑張って ください
ぼ …僕 の 名前 を
あ …ありがとう ございます
では そろそろ 時間 です ので
次 が 楽しみ だ な
間もなく 九 時 より 開会式 を 行い ます
関係者 ご 参加 の 皆様 は メイン ホール へ お越し ください
達也 くん
エリカ か レオ は どう し たん だ
アイツ と あたし を ワンセット に する の 止めて もらえない ?
あたし は アイツ に 技 と 得物 を 与えた だけ で
それ 以上 の 関係 なんて 全く 何も ない ん だ から
そんな 意図 は なかった ん だ が
ところで 他の 連中 は ?
美月 と ミキ は 来てる よ
もっと 前 の 方 に 座ってる
二 人 で 仲良く
少し よろしい かしら ?
えっ?ええどうぞ
ありがとう
そんなに 見詰め られる と さすがに 気恥ずかしい んです けど
す … すみません
いえ
ミズ ・ファントム に 関心 を 持って もらえ る の は 光栄 な こと だ と 思い ます ので
私 如き 者 の こと を エレクトロン ・ソーサリス が ご存知 と は
こちら こそ 光栄 に 思い ます わ
それ で どの ような お話 な の でしょ うか
これ 以上 申し上げ なく て も
お 分かり いただけ た の で は ございません?
すみません
私 は あなた の よう に 優秀 で は なかった もの です から
ご 謙遜 です ね
九重 先生 も 高く 評価 し て いらっしゃい まし た よ
ハッキリ 申し上げて も よろしい の です か ?
大丈夫 です よ あなた は 職務 に 忠実 な だけ
私 は ただ
お互い の 領分 を 守り ましょう と 提案 している だけ なんです よ
仰 って る 意味 が よく 分かり ませ ん が
上 から お 咎め が 来る こと は ありません
咎め られる べき は
私 の 大切 な 友人 に 過ぎた 好奇心 を 向けた 方 です から
この タイミング で 釘 を 刺し て きた と いう こと は
司 波 くん と 藤林 響子 の 間 に
秘密 に し なければ ならない 関係 が ある という こと
防衛 省 ?それとも …
呂 剛 虎 に 逃げ られた ?
失礼 ながら 確か な 情報 です か ?
横須賀 に 向かって いる 途中 の 護送車 が 襲撃 を 受け た
何故 わざわざ 今日 に ?
幸い
明日 保土ヶ谷 で 予定 さ れ て いる 新 装備 テスト の おかげ で
出動 準備 は 整って いる
出発 を 繰り上げて 今 から そちら へ 向かう こと に し た
到着 予定 時刻 は 一五〇〇 だ
了解 です 小 官 は 状況 を 注視 し ます
頼 ん だ ぞ 少尉
関本 や 平河 妹 の 狙い は 論文 コンペ の 資料 です
今日 関本 を 改めて 尋問 し た 結果
彼 は マインド コントロール を 受け て い た こと が 分かり まし た
関本 たち を 利用 し
論文 を 狙って いる 組織 は 過激 な 手段 を 採る 可能性 が 考えられます
十文字 先輩 に は 会場 に 目 を 光らせて ほしい と の こと で した
七草 先輩 から お 預かり し た 伝言 は 以上 です
了解 し た
服部 と 桐原 は 会場 外 周 の 監視 に 当たって くれ
分かり ました
服部 桐原
はい
現在 の 状況 に つい て 違和感 を 覚えた 点 は ない か
違和感 …です か ?
自分 は 先週 会場 の 下見 に 来 て い た の です が
その 時 より 外国人 の 数 が 少し 多すぎる 気 が します
服部 も そう 思う か
はい
桐原 は どう だ
はっ
会場 内 より も 街中 の 空気 が 妙に 殺気立っている ように 思われます
ふむ 確かに
服部 桐原 防弾 チョッキ を 着用 しろ
分かり まし た
一 高 の 十文字 だ
共同 警備 隊 に 通達 する
隊員 は 午後 から 防弾 チョッキ を 着用 する こと
繰り返す 必ず 防弾 チョッキ を 着用 し て 警備 に 当たる こと
幹 比 古 どう よ
今 の ところ 異常 は ない が
美 月 は ?
まだ 変 な もの は 見え ない よ
第 一 高校 テーマ は 重力 制御 型 熱 核 融合 炉
時間 は 30 分 です
核 融合 発電 の 実用化 に 何 が 必要 と なる か
この 点 に つい て は 前 世紀 より 明らか に さ れ て い ます
一つ は 燃料 と なる 水素 を プラズマ 化 し
十分 な 熱量 を 生み出す 融合 反応 に 必要 な 時間
その 状態 を 保つ こと
この 問題 は
ご覧 の 通り 放出 系 魔法 に よって 既に 解決 されて い ます
もう 一 つ は プラズマ 化 さ れ た 原子核 の 電気的 斥力 に 逆らって
原子核 同士 を 接触 させる こと です
しかし この 問題 は 効果的 な 方法 は 見つけ られ ず
安定 的 な 核 融合 反応 を 実現 する に は 至り ません
様々 な 理由 が あります が
全て の 問題 は 取り出そう と する エネルギー に 対して
融合 可能 距離 に おける 電気的 斥力 が 大きすぎる と いう 点 に 収束し ている と 言える でしょう
配置 は 完了 し た
計画 は 予定 通り 実行 する
電気 的 斥力 は 相互 の 距離 が 接近 する と
幾何 級数 的 に 増大 し ます
強い 同 極 の クーロン 力 を 持つ 物体 は 接近 する こと で
その 斥力 を 増大 させ
衝突 する こと は あり え ませ ん
しかし
電気 的 斥力 は 魔法 に よって 低減 する こと が 可能 です
今回 私 たち は
限定 さ れ た 空間 内 に おける 見かけ 上 の クーロン 力 を
十 万 分 の 一 に 低下 させる 魔法 式 の 開発 に 成功 し ました
核 融合 反応 は 外部 から 作用 を 加え なけれ ば
すぐに 反応 は 停止 し て しまい ます
当 校 の 重力 制御 核 融合 機関 は この 性質 を 積極的 に 利用 し ます
核 融合 反応 停止 後 水素 ガス を 振動 系 魔法 で
容器 が 耐え られる 温度 まで 冷却 し ます
この 時 に 回収 し た 熱量 は
重力 制御 と クーロン 力 制御 の エネルギー に 充当 さ れ ます
重力 制御 魔法 に よって ピストン は 慣性 で 上昇 を 続け
適温 に 冷却 さ れた 水素 ガス を 熱 交換 用 の 水槽 へ 送り込みます
現時点 で は この 実験機 を 動かし続ける 為に
高 ランク の 魔法 師 が 必要 です が
エネルギー 回収 効率 の 向上 と 設置型 魔法 に よる 代替 で
いずれ は 最初 の 点火 に 魔法師 を 必要 と する だけ の
重力 制御 魔法 式 核 融合 炉 が 実現 できる と 確信 し ます
これ より 10 分間 の 休憩 に 入ります
第 三 高校 の 発表 は 15 時 40 分 から 行い ます
やって くれ た ね
難問 だった 継続的 核 融合 反応 への こだわり を 捨て
断続的 核 融合 反応 を ループ キャスト に よって 実現 する とは
見事 な アイデア だった よ
ありがとう と 言う べき か
別に お 礼 を 期待 し た わけ じゃ ない よ
重力 制御 術式 は 飛行 魔法 に も 使わ れ て いる 一般的 な 術式 の 応用
クーロン 力 制御 術式 は 分子 結合力 中和 術式 の アレンジ 版 だ ね
ご 慧眼 恐れ入る な
さすが は カーディナル ・ジョージ だ
でも 僕たち も 負け ない よ
いや 今度 こそ 君 に 勝つ
何 だ ?
月明かり 流れ込んで 影 を 並べた
鏡 に 映る 世界 は
モノクロ
寄り添う 心 と 心 重ねた 記憶
リンク する 絆 と 傷 が 強さ を くれた
君 の ため に 何 が できる 私 が ここ に いる 理由 を
確か な こと は ひと つ 結んだ 約束
曇り の ない 眼差し を
遮る もの は 何も ない から
近く に いる 唯一 の 私 に だけ 届く 声
鏡 を 覗き込んだ 君 の 微笑み 顔 が みたい よ
ただ それ だけ で いい