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亜人ちゃんは語りたい, Demi-chan wa Kataritai (Interviews With Monster Girls) Episode 10

Demi -chan wa Kataritai (Interviews With Monster Girls ) Episode 10

( 雪 ( ゆき ) たち ) え えっ ?

( 雪 ) ひかり ! ( 町 ( まち ) ) キス し た 経験 が …

( 早紀 絵 ( さ きえ ) ) ウフ

( ひかり ) うん !

( 町 ) あっ そ … それ で

( 雪 ) 相手 は ?

( ひかり ) 先生 ( ブッ ! )

ほ っぺ に

( 雪 ) なん だ ほ っぺ か

私 も 妹 に よく さ れる し な

( 町 ) ほっぺた か でも ちょっと 羨ま し い

( ひかり ) エヘヘ ビックリ し た ?

( 雪 ) でも どうして ?

( ひかり ) 先生 が バンパイア の こと いろいろ 聞く から

イタズラ し た の

( 町 ) へえ

ハア ~

いい な ~ !

♪~

~♪

( テレビ : シュン ) ユリコ …

( 町 の 母 ) 京子 ( きょう こ ) ちゃ ~ ん

ちょっと お 風呂 の お 湯 を 見 て くれる ?

( 町 ) あっ は ~ い

( テレビ : ユリコ ) 私 もう シュン 君 の こと 信じ られ ない

だって シュン 君 に は あの 人 が

( テレビ : シュン ) あいつ が 好き な の は 俺 じゃ ない 俺 の 財産 な ん だ

お 母 さ ~ ん お 風呂 沸 い てる から 止め とく ね

( 町 の 母 ) そう ありがとう

( 町 ) ひかり ちゃん は 高橋 ( たか は し ) 先生 を 困ら せ たく て

イタズラ で キス し た って 言って た し

先生 も きっと 冗談 と して 受け止め た ん だ ろ う な

( 2 人 ) ん っ ん ん …

( 町 ) じゃあ 私 が キス し て も いい ん じゃ ない か な ?

( 高橋 ) これ 全部 運べ ば いい ん です ね ?

( 教頭 ) 力 仕事 を 押しつけ て しまって すみません

( 高橋 ) いえいえ それ だけ が 取り柄 みたい な もの です から

アッハハハ

( 校長 ) 本当 に よく 頑張って くれ て ます ね

ええ

亜人 ( あじ ん ) の 生徒 たち の カウンセリング 役 も

率先 し て やって くださって

親 御 さん の 評判 も いい です し

確かに そう です が

( 校長 ) どう さ れ まし た ?

いえ

( 高橋 ) まったく 教頭 の 野郎 重い 荷物 ばっ か 運ば せ や がって

ガタイ が いい の も 考え もん だ な

( 町 ) 高橋 先生 ( 高橋 ) ん ?

( 高橋 ) お っ 町

お 手伝い し ま しょ う か ?

ハハッ 大丈夫 だ よ ありがとう

何 だ ? 用事 か ?

う わ っ ! ど っ どうか し た か ?

( 町 ) えっ いえ 別に

そ っ そう か

( 高橋 ) 顔 の 高 さ を そろえる の が

デュラ ハン の 間 で はやって いる ん だ ろ う か ?

いや デュラ ハン は 日本 に 町 1 人 だ し な

何 か 特別 に 意図 が …

( 町 ) ん ~

た … 高橋 先生

( 高橋 ) お っ おお 何 だ ?

ま … 町 ?

今 重い もの を 持って て 危ない から

な ? 先 に 運 ん で から に しよ う

何 か はしゃぎ たい 理由 で も ある ん だ ろ う が

そんな 不安定 に 頭 を 抱え て いる の は 危な …

( 町 ) あっ …

あ …

( 高橋 ) あっ !

( 高橋 ) あ あっ ! ( 町 ) き ゃ !

だ … 大丈夫 です か ?

( 高橋 ) ケガ は ない か ?

はい 大丈夫 です

たまに ある ん です こういう こと

でも 意外 と 簡単 に キャッチ できる ん です よ

だから 安心 し て く だ さ …

安心 し て 見て い られる わけ が ない だ ろ う !

そういった 慢心 が

いつか 取り返し の つか ない 事故 に つながる ん だ

気 を つけろ !

あっ は …

あっ

( 町 ) う っ すみません

わ っ 私 その …

( 高橋 ) いや その … な ?

( 町 ) 私 … 私 の せい で 散らかし て しまって

それ で …

ウッ ウウ …

ウウッ

( 高橋 ) 町

( 町 ) すみません ごめんなさい !

頭 を 抱え ながら じゃ うまく 整理 も でき ない よ な

( すすり泣く 声 )

( 足音 )

( ひかり ) マッチー ? ( 雪 ) どう し た の ?

( 雪 ) そ っか 高橋 先生 に 怒ら れ ちゃ った ん だ

( 町 ) うん

( ひかり ) マッチー は 怒ら れる の 嫌 ?

( 町 ) えっ ? う … うん

でも それ 以上 に 高橋 先生 は すごく 優しい 人

なのに そんな 人 を 怒ら せ て しまった 自分 が

情けなく て 情けなく て …

そ っ か そう だ ね

( ひかり ) はい ! ( 雪 ) え ?

エヘッ

ちょっと 待って て

( 町 ) あっ ひかり ちゃん ?

( 雪 ) 京子 の 気持ち 分かる よ

高橋 先生 本当 に 優しい もん ね

( 町 ) うん

( 雪 ) 少し 前 さ

みんな で アイス 食べ た こ と 覚え てる ?

( 町 ) え ? うん

( ひかり ) 私 自分 の 性質 に 不安 が あって

その 話 を し たら 先生 が

私 に あえて 性質 が 出る よう な こと を さ せ て ね

正直 あれ は つらかった な

どうして こんな つらい こと を 私 に さ せる ん だ ろ う って …

でも その おかげ で 誤解 も 解け て

こうして ひかり や 京子 と 友達 に なれ た ん だ から

今 は すごく 感謝 し てる

だから … ね ?

ただ 甘やかす だけ が 優しい ん じゃ ない と 思う

先生 は 京子 の こと を 本当 に 思って くれ て

本気 で 心配 し た から 叱って くれ た ん だ よ

( 高橋 ) こら 俺 を どこ に 連れ て くん だ ?

いい から いい から !

( 高橋 ) う お ! ( 町 ) せ っ 先生 !

( ひかり ) じゃあ もっか い ちゃん と 先生 と 話 そ う

き ゃ ~ ! あっ あっ あっ !

フフフ 頭 だけ で は 逃げ られ ない ぞ マッチー

ああ … その なん だ

町 さっき は すま なかった ごめん

( 町 ) あ …

( 高橋 ) 叱る と いう 行為 は 教育 上 必要 な こと だ

ただ さっき の お前 に は 叱る 必要 は なかった

俺 は ただ 感情 的 に どなりつけ て しまった だけ だ

そもそも あの とき 俺 に も 非 が あった

一 回 落ち着 い て 話す べき だった よ

仲直り し て ほしい

本当 に ごめん な

あっ そんな …

高橋 先生 が 謝る こと じゃ ない ん です

私 も 本当 に …

ごめんなさい

ヘヘッ

( 町 ) えっ ? ( 高橋 ) ど っ どう し た ? 町

( 町 ) ひ ひ … ひかり ちゃん が ( 高橋 ) ひかり が ?

ひえ ~ い ! ふ ~ !

お ? お ? へ ~ い !

な ~ に やって る ん だ お前 は !

先生 感情 的 に どなる の は よく ない と 思い ます

お前 は 何べん 言って も

叱ら れる こと ばっ か する だ ろ う が !

( ひかり ) あう …

( 高橋 ) で ? 結局 俺 に 何 が し たかった ん だ ?

( 町 ) あ あっ それ は …

( 町 ) ひかり ちゃん の まね を しよ う と し た って 言ったら

ひかり ちゃん が 責任 感じ ちゃ う かな ?

エヘヘ

エヘヘ !

( 高橋 ) アハハ … 何 だ ?

ア … アハハ

( 町 たち ) プッ ! アハ ハハ !

( 高橋 ) 何 な の ?

( 町 たち ) エヘヘ ! ウフフフ

( 町 ) もう 何 な の … N ( ひかり ) アハハ

かゆい ところ は ござい ませ ん か ? フフッ

ハア ~

高橋 先生 は ああ 言って くれ た けど

悪い こと し ちゃ った な

う ~ ん

“ アレ ” ?

た … 高橋 先生 は

私 の 体 の こと 知り たい と 思い ます か ?

ああ すごく 知り たい

… が しか し 頭 と 体 が 分離 し て い て

かつ 生命 活動 を 維持 し て いる なんて

常識 から 逸脱 し すぎ て い て な

( 町 ) そうです ね

ただ 亜人 に つい て 詳しい 先生 に 出会え た の は

改めて 自分 の 体 に つい て 知る いい 機会 だ と 思って …

別 の 人間 の 意見 を 聞い て みる か ?

( 町 ) え ?

俺 の 専攻 は 生物 学 だった

俺 の 言う 常識 は そこ に 基づ い て いる

だから …

別 の 常識 の 中 で 生きる 人間 に 聞い て みる の は どう だ ろ う ?

( 町 ) 大学 って 高校 と 随分 違い ます ね

すごく 広く て 迷い そう

ハハ ! 最初 は そう 感じる かも な

入る と 意外 と 慣れる もん だ

( 町 ) 今日 お 会い する の は ご 学友 の 方 で ?

( 高橋 ) ご 学友 って … N いや 合って る ん だ が

まあ そい つ は 卒業 後 も 大学 に 残って 研究 し てる わけ だ

いい ヤツ な ん だ が ちょっと 変わり者 で な

( 町 ) 変わり者 … N ( 高橋 ) ああ

ああいう の を 天才 肌 って 言う の か な ?

( 高橋 ) 相馬 ( そう ま )

よっ

( 相馬 ) ハッハ ! テツ 久しぶり だ な

ハハ ! 相変わらず 表情 1 種類 しか ない な お前 は

今 の 間 ( ま ) は 何 だ ろ う ?

そして 君 が 町 君 だ ね ?

僕 は 相馬 だ 専攻 は 物理 学 だ よ よろしく

あ … はい 町 京子 です

本日 は よろしく お 願い し ます

あんまり かしこまら なく て いい ぞ

こいつ 変 な ん だ から な

ハッハ ! 辛辣 ( しんらつ ) !

( 相馬 ) う ~ む しか し

本物 の デュラ ハン に お目にかかれ て 光栄 だ ね

お … 恐れ入り ます

物理 学 に 身 を 置く 者 と して は

デュラ ハン と いう 存在 は ロマン そのもの だ から ね

( 高橋 ) ロマン ?

うむ 例えば 町 君 が お まんじゅう を 食べる と しよ う

( 町 ・ 高橋 ) お まんじゅう ?

( 相馬 ) その お まんじゅう は 町 君 が 口 に 入れ

そして 飲み込む その 刹那 !

瞬間 的 に 分離 し た 体 の ほう に 移動 する わけ だ

つまり これ は

時空 を 超え た 物質 の 移動 が

可能 で ある こと の 証明 に ほかなら ない !

町 君 の 頭 と 体 は 高 次元 空間 の トンネル

つまり ワーム ホール で つながって いる の だ ろ う

ワーム ホール …

あっ あれ か

よく 分から ん 空間 の こ と か

うむ そうだ

SF だ と 亜 空間 と 呼ば れ たり する な

実際 の ワーム ホール の 中 は どう なって る ん だ ?

高 次元 空間 は 我々 が 生きる 時空 と は

理 ( ことわり ) から まるで 別物 だ から な

何とも 言え ん

ただ 町 君 の 頭 と 体 を つなぐ ワーム ホール は

しっかり 整備 さ れ た トンネル の よう だ

何せ 神経 系 やら 血管 やら も 全て が つながって い て

首 の 役割 を しっかり 果たし て いる の だ から な

( 高橋 ) う ~ ん 首 の 役割

そりゃ 果たせ る だ ろ う な

( 町 ) そうです ね ( 相馬 ) と いう と ?

町 の な この 部分 … 首 ?

お前 の 言う ワーム ホール の 部分 だ が

実は ちゃん と 存在 し てる ん だ

存在 し て 町 の 頭 と 体 を つ ない で いる

( 相馬 ) は っ ! どこ に ? ( 町 ) わ っ

えっ と よく 分から ん が

首 の 部分 だけ 別 の 空間 … に あって

首 自体 が ワーム ホール に なって いる

( 相馬 ) ふむ ( 町 ) ああ …

疑う わけ で は ない が

首 が 存在 する と いう 根拠 を 聞い て も いい か ?

うん 俺 は 町 が しゃべる って こと は 首 が ある ん だ ろ うなって 思った

声帯 が なきゃ 人 は しゃべれ ない

それ で 町 に 聞い て み た ん だ

昔 胃 カメラ で 見 て み たら 首 の 部分 が ちゃんと あって

( 相馬 ) うむ ! どうやら 首 は ある よう だ

つまり 胃 カメラ 等 で 見る かぎり は

町 君 は 普通 の 人間 と 何ら 変わり ない わけ だ

はい お 医者 さん も そう おっしゃって い まし た

しかし ワーム ホール も 随分 と こぢんまり し て き た な

ハッハ ! いや むしろ 町 君 の ワーム ホール の ほう が

高度 に 制御 さ れ て いる と 言え る かも しれ ない ぞ

( 相馬 ) 少し まとめ て み て も ? ( 高橋 ) ああ

町 君 は 基本 的 に 普通 の 人間 と 変わり ない が

首 の 部分 だけ 別 の 空間 に 存在 し

頭 と 体 が つながる ワーム ホール に なって いる と …

この 場合 別 の 空間 と は すなわち 高次 元 空間

理論 的 に は タイム トラ ベル すら 実現 できる

どの よう な もの な の か ?

ぜひ この 目 で 直接 見 て み たい もの だ が

ん ?

今更 ながら で 恐縮 だ が

その 首 の 結合 部分 と いう の は どう なって いる ん だい ?

( 町 ) あっ どちら も 皮膚 で 覆わ れ て い ます

( 相馬 ) 皮膚 !

不思議 だ よ な

口 を 通る と 体 に たどりつく が

外 から 見る と 道 は 塞が れ て いる

誰 か が その 通り道 を 隠 そ う と して いる ん です か ね ?

お ? ハハッ

誰 だ ? その イタズラ 好き は

ひかり か ?

( 相馬 ) “ 隠 そ う と して いる ” と は 言い 得 て 妙 だ

高 次元 空間 は 確かに 存在 し て いる

隠蔽 さ れ て いる と 思える ほど に その 存在 を 観測 する こと は でき ない

口 を 通れ ば 普通 の 人間 と 変わり ない し

外 から 見 れ ば 蓋 が さ れ て いる

なぜ 観測 でき ない の か ?

誰 か の 意思 だ ろ う か ?

意思 観測 …

( 町 ) 相馬 先生 ? ( 高橋 ) 町

( 高橋 ) し ~ っ

( 町 ) 相馬 先生 考え 中 です か ?

( 高橋 ) ああ

表情 変わら ない から 本当 に 時間 が 止まった みたい だ ろ ?

( 町 ) 変わった 人 です ね

( 高橋 ) ああ

( 町 ) デミ と か 関係なく 変わって る 人 は 変わって る ん です ね

( 高橋 ) そうだ な

( 相馬 ) ん ん !

( 町 ) あ あっ !

現象 に は 原因 が ある

かつて 物理 学 で は 観測 と いう 行為 は

現象 の 原因 たり え ない と 考え られ て い た

( 高橋 ) 観測 ?

つまり 人間 が 観測 しよ う が しまい が

もっと 言え ば 人間 が この 宇宙 に 存在 し て い なかった と して も

現象 の 結果 に 変わり は ない と いう こと だ

( 高橋 ) う ~ ん

それ が 当たり前 の よう に 思え ます が

ところが どっこい !

人間 が 観測 する こと に よって 状態 が 変化 する もの が ある の だ !

な … それ は 一体 ?

電子 1 粒 が どう の と いう 世界 に おける

量子 と 呼ば れる もの だ

観測 さ れる 前 の 量子 は

波 の 性質 を 持った 状態 で 空間 的 な 広がり を 持って いる

しかし !

観測 さ れる こと で 1 点 に 収縮 し 粒 と なる の だ

波 …

粒 …

ハア ~ よく 分から ん

そう なん です か … ?

( 相馬 ) ハッハ ! いい リアクション は また の 機会 に 取って おく と して

要 は 観測 と いう 行為 は 何 か 特別 な 意味 が あり そう だ

… と 言い たかった

先ほど の 現象 の 話 で 言え ば

人間 が 観測 する こと で 現象 の 結果 は 変わる と いう こと だ

この 宇宙 に 人間 が いる 必然 性 を 感じ ない だ ろ う か ?

( 高橋 ) おお ! ( 町 ) それ は すごい です

そして 観測 と は 何 か ?

行為 だ !

行為 の 裏 に は 人間 の 意思 が ある

つまり 人間 の 意思 は 現象 に 影響 を 及ぼす !

おお !

超 能力 みたい

( 相馬 ) と いう よう な こと を 町 君 と 話し て い て 思った

( 高橋 ) なるほど その 理屈 で 言え ば

雪 女 も ネガティブ な 感情 に よって 物質 を 冷やす サイ キック

と いう 見方 も できる わけ か

町 君 の 首 の 接合 部分 に つい て だ が

( 高橋 ) ああ 恥ずかし がる から のぞき込む の は なし

触る の も つらい みたい だ から ダメ

ハッハ ! 事務 所 NG !

その 部分 は 本来

我々 の 生きる 時空 の 理 と は 異なる 何 か が 観測 さ れ て しかるべき だ が

見る と 皮膚 で 覆わ れ て いる

何 か を 隠す の は 誰 か ?

その 答え は 恐らく 我々 だ

何 か が 存在 する 点 を 我々 が 観測 しよ う と する と

観測 しよ う と する 意思 が 何 か の 状態 に 変化 を 与え

蓋 を し て しまう の だ

さっき の 量子 の 話 と 似 てる な

( 相馬 ) と いう より も それ を まね た だけ だ

( 相馬 ) そして 最後 に その 炎 ! ( 町 ) あ あっ

それ は 炎 と いう より 空間 の 揺らぎ の よう な もの だ と 思う

我々 が 観測 できる 唯一 の 別 空間 らし さ だ

そして 人間 が 触れる と 拒否 反応 が 出 た り

見る ところ 感情 に よって 形状 が 変化 し た り も する らしい ね

あっ はい

証左 な の かも しれ ない

デュラ ハン は 時空 を 超え た 物質 の 移動 を 実現 し

かつ 意思 の 物理 的 意味 を 示唆 し て いる

デュラ ハン は 物理 の 可能 性 そのもの だ !

終わり

( 高橋 ) お 疲れ 楽しかった 楽しかった

町 は どう だ ? 面白かった か ?

( 町 ) ハア …

すごく 面白かった です

( 町 ) お 2 人 は どう 知り合った ん です か ?

( 高橋 ) 共通 の 講義 で 席 が 隣 で な

( 相馬 ) うむ

こいつ は 昔 から 変わら ん

ロマンチスト だ

サイエンス フィクション から フィクション を 取り たい ん だ

ハッハ ! 面白い 表現 だ

そういう テツ は 変わった よ

( 高橋 ) そう か ?

( 相馬 ) 会う たび に ムキムキ に なって いく じゃ ない か

( 高橋 ) 見た目 か よ

( 着信 音 ) ( 町 ) あっ

( 町 ) すみません ちょっと 失礼 し ます

おう

今日 は あり が と な 相馬

なに 僕 も 興味深い 経験 を さ せ て もらった

本当 は 町 に 起こって いる こと を もっと 調べ たい ん じゃ ない か ?

まあ それ は そう だ

だが 亜人 を 対象 と し た 研究 の 難し さ は

テツ が いちばん よく 知って いる だ ろ う ?

( 高橋 ) ふん 倫理 が な ん だ

当事 者 が オーケー なら それ で いい じゃ ねえ か

ハッハ ! 学生 の ころ み たい に なって る ぞ

まっ 僕 は これ くらい 保守 的 な 世の中 で いい と 思う が ね

( 町 ) デュラ ハン で ある こと を 漫然 と 受け入れる の は よく ない と

お 話 を 伺った けれど

相馬 先生 を 見 て

勉強 も 漫然 と やって いる だけ で は ダメ な ん だ な と 思った

私 に とって 勉強 は クイズ の よう な も の

問題 が あって 答える それ で 満足 し て い た

でも 違う ん だ その先 が ある ん だ

世の中 を 変える よう な 何 か が …

その 1 つ が デュラ ハン の 秘密 で 私 は それ を 知り たい

ほか の 人 が デュラ ハン を 研究 する の は

倫理 的 に 難しい の だ と すれ ば …

私 自身 が 研究 者 に なって

デュラ ハン の 研究 を する の は あり かな ?

なん ちゃ って

聞い た か ?

ああ

未来 を 見据える 学生 の 姿 は かくも 美しい

ところで ここ に 本校 の パンフレット が あって だ な

う っ 関わる 気 満々 じゃ ねえ か

分かった 分かった よろしく 言って おく よ

まっ デュラ ハン と いう 存在 に

お前 が 躍起 に なる だけ の 理由 が ある こと は よく 分かる

( 相馬 ) 当然 だ !

高次 空間 の 振る舞い を 掌握 でき れ ば

ワープ や タイム トラ ベル が 可能 に なる かも しれ ない

意思 が 現象 に 影響 を 及ぼす と 分かれ ば

超 能力 も 夢 じゃ ない !

( あくび ) ( 高橋 ) そう ね

そもそも デュラ ハン の 秘密 が 分かる と いう こと は

町 君 が 普通 の 人間 に なる こと も 可能 かも しれ ない

( 高橋 ) そう か

そういう こと も あり 得る か

ああ なん だ ろ う な

これ が 普通 の 姿 な ん だ ろ う が

もう 違和感 を 覚え て しまう な

あいつ ら は 相変わらず そう だ

ハハッ ただ 町 が 先輩 みたい だ

( 町 ) 高橋 先生 ( 高橋 ) あっ

頭 ハグ し て ください

頭 膝 に 乗せ て ください

( 高橋 ) う ~ ん

倫理 観 って 大事 だ な

お っ 社会 人 の テツ だ

ん ?

フフッ

♪~

~♪

( ひま り ) 次回 「 亜人 ちゃん は 語り たい 」

「 亜人 ちゃん は 支え たい 」


Demi -chan wa Kataritai (Interviews With Monster Girls ) Episode 10 demi|||kataritai|interviews|with|monster|girls|episode Demi-chan wa Kataritai (Interviews With Monster Girls) Episode 10

( 雪 ( ゆき ) たち ) え えっ ? ゆき||||

( 雪 ) ひかり ! ( 町 ( まち ) ) キス し た 経験 が … ゆき||まち||きす|||けいけん|

( 早紀 絵 ( さ きえ ) ) ウフ さき|え|||

( ひかり ) うん !

( 町 ) あっ そ … それ で まち||||

( 雪 ) 相手 は ? ゆき|あいて|

( ひかり ) 先生 ( ブッ ! ) |せんせい|

ほ っぺ に

( 雪 ) なん だ ほ っぺ か ゆき|||||

私 も 妹 に よく さ れる し な わたくし||いもうと||||||

( 町 ) ほっぺた か でも ちょっと 羨ま し い まち|||||うらやま||

( ひかり ) エヘヘ ビックリ し た ? ||びっくり||

( 雪 ) でも どうして ? ゆき||

( ひかり ) 先生 が バンパイア の こと いろいろ 聞く から |せんせい||||||きく|

イタズラ し た の いたずら|||

( 町 ) へえ まち|

ハア ~

いい な ~ !

♪~

~♪

( テレビ : シュン ) ユリコ … てれび|しゅん|

( 町 の 母 ) 京子 ( きょう こ ) ちゃ ~ ん まち||はは|きょうこ||||

ちょっと お 風呂 の お 湯 を 見 て くれる ? ||ふろ|||ゆ||み||

( 町 ) あっ は ~ い まち|||

( テレビ : ユリコ ) 私 もう シュン 君 の こと 信じ られ ない てれび||わたくし||しゅん|きみ|||しんじ||

だって シュン 君 に は あの 人 が |しゅん|きみ||||じん|

( テレビ : シュン ) あいつ が 好き な の は 俺 じゃ ない 俺 の 財産 な ん だ てれび|しゅん|||すき||||おれ|||おれ||ざいさん|||

お 母 さ ~ ん お 風呂 沸 い てる から 止め とく ね |はは||||ふろ|わ||||とどめ||

( 町 の 母 ) そう ありがとう まち||はは||

( 町 ) ひかり ちゃん は 高橋 ( たか は し ) 先生 を 困ら せ たく て まち||||たかはし||||せんせい||こまら|||

イタズラ で キス し た って 言って た し いたずら||きす||||いって||

先生 も きっと 冗談 と して 受け止め た ん だ ろ う な せんせい|||じょうだん|||うけとめ||||||

( 2 人 ) ん っ ん ん … じん||||

( 町 ) じゃあ 私 が キス し て も いい ん じゃ ない か な ? まち||わたくし||きす|||||||||

( 高橋 ) これ 全部 運べ ば いい ん です ね ? たかはし||ぜんぶ|はこべ|||||

( 教頭 ) 力 仕事 を 押しつけ て しまって すみません きょうとう|ちから|しごと||おしつけ|||

( 高橋 ) いえいえ それ だけ が 取り柄 みたい な もの です から たかはし|||||とりえ|||||

アッハハハ

( 校長 ) 本当 に よく 頑張って くれ て ます ね こうちょう|ほんとう|||がんばって||||

ええ

亜人 ( あじ ん ) の 生徒 たち の カウンセリング 役 も あにん||||せいと|||かうんせりんぐ|やく|

率先 し て やって くださって そっせん||||

親 御 さん の 評判 も いい です し おや|ご|||ひょうばん||||

確かに そう です が たしかに|||

( 校長 ) どう さ れ まし た ? こうちょう|||||

いえ

( 高橋 ) まったく 教頭 の 野郎 重い 荷物 ばっ か 運ば せ や がって たかはし||きょうとう||やろう|おもい|にもつ|||はこば|||

ガタイ が いい の も 考え もん だ な |||||かんがえ|||

( 町 ) 高橋 先生 ( 高橋 ) ん ? まち|たかはし|せんせい|たかはし|

( 高橋 ) お っ 町 たかはし|||まち

お 手伝い し ま しょ う か ? |てつだい|||||

ハハッ 大丈夫 だ よ ありがとう |だいじょうぶ|||

何 だ ? 用事 か ? なん||ようじ|

う わ っ ! ど っ どうか し た か ?

( 町 ) えっ いえ 別に まち|||べつに

そ っ そう か

( 高橋 ) 顔 の 高 さ を そろえる の が たかはし|かお||たか|||||

デュラ ハン の 間 で はやって いる ん だ ろ う か ? |||あいだ||||||||

いや デュラ ハン は 日本 に 町 1 人 だ し な ||||にっぽん||まち|じん|||

何 か 特別 に 意図 が … なん||とくべつ||いと|

( 町 ) ん ~ まち|

た … 高橋 先生 |たかはし|せんせい

( 高橋 ) お っ おお 何 だ ? たかはし||||なん|

ま … 町 ? |まち

今 重い もの を 持って て 危ない から いま|おもい|||もって||あぶない|

な ? 先 に 運 ん で から に しよ う |さき||うん||||||

何 か はしゃぎ たい 理由 で も ある ん だ ろ う が なん||||りゆう||||||||

そんな 不安定 に 頭 を 抱え て いる の は 危な … |ふあんてい||あたま||かかえ|||||あぶな

( 町 ) あっ … まち|

あ …

( 高橋 ) あっ ! たかはし|

( 高橋 ) あ あっ ! ( 町 ) き ゃ ! たかはし|||まち||

だ … 大丈夫 です か ? |だいじょうぶ||

( 高橋 ) ケガ は ない か ? たかはし|けが|||

はい 大丈夫 です |だいじょうぶ|

たまに ある ん です こういう こと

でも 意外 と 簡単 に キャッチ できる ん です よ |いがい||かんたん||きゃっち||||

だから 安心 し て く だ さ … |あんしん|||||

安心 し て 見て い られる わけ が ない だ ろ う ! あんしん|||みて||||||||

そういった 慢心 が |まんしん|

いつか 取り返し の つか ない 事故 に つながる ん だ |とりかえし||||じこ||||

気 を つけろ ! き||

あっ は …

あっ

( 町 ) う っ すみません まち|||

わ っ 私 その … ||わたくし|

( 高橋 ) いや その … な ? たかはし|||

( 町 ) 私 … 私 の せい で 散らかし て しまって まち|わたくし|わたくし||||ちらかし||

それ で …

ウッ ウウ …

ウウッ

( 高橋 ) 町 たかはし|まち

( 町 ) すみません ごめんなさい ! まち||

頭 を 抱え ながら じゃ うまく 整理 も でき ない よ な あたま||かかえ||||せいり|||||

( すすり泣く 声 ) すすりなく|こえ

( 足音 ) あしおと

( ひかり ) マッチー ? ( 雪 ) どう し た の ? ||ゆき||||

( 雪 ) そ っか 高橋 先生 に 怒ら れ ちゃ った ん だ ゆき|||たかはし|せんせい||いから|||||

( 町 ) うん まち|

( ひかり ) マッチー は 怒ら れる の 嫌 ? |||いから|||いや

( 町 ) えっ ? う … うん まち|||

でも それ 以上 に 高橋 先生 は すごく 優しい 人 ||いじょう||たかはし|せんせい|||やさしい|じん

なのに そんな 人 を 怒ら せ て しまった 自分 が ||じん||いから||||じぶん|

情けなく て 情けなく て … なさけなく||なさけなく|

そ っ か そう だ ね

( ひかり ) はい ! ( 雪 ) え ? ||ゆき|

エヘッ

ちょっと 待って て |まって|

( 町 ) あっ ひかり ちゃん ? まち|||

( 雪 ) 京子 の 気持ち 分かる よ ゆき|きょうこ||きもち|わかる|

高橋 先生 本当 に 優しい もん ね たかはし|せんせい|ほんとう||やさしい||

( 町 ) うん まち|

( 雪 ) 少し 前 さ ゆき|すこし|ぜん|

みんな で アイス 食べ た こ と 覚え てる ? ||あいす|たべ||||おぼえ|

( 町 ) え ? うん まち||

( ひかり ) 私 自分 の 性質 に 不安 が あって |わたくし|じぶん||せいしつ||ふあん||

その 話 を し たら 先生 が |はなし||||せんせい|

私 に あえて 性質 が 出る よう な こと を さ せ て ね わたくし|||せいしつ||でる||||||||

正直 あれ は つらかった な しょうじき||||

どうして こんな つらい こと を 私 に さ せる ん だ ろ う って … |||||わたくし||||||||

でも その おかげ で 誤解 も 解け て ||||ごかい||とけ|

こうして ひかり や 京子 と 友達 に なれ た ん だ から |||きょうこ||ともだち||||||

今 は すごく 感謝 し てる いま|||かんしゃ||

だから … ね ?

ただ 甘やかす だけ が 優しい ん じゃ ない と 思う |あまやかす|||やさしい|||||おもう

先生 は 京子 の こと を 本当 に 思って くれ て せんせい||きょうこ||||ほんとう||おもって||

本気 で 心配 し た から 叱って くれ た ん だ よ ほんき||しんぱい||||しかって|||||

( 高橋 ) こら 俺 を どこ に 連れ て くん だ ? たかはし||おれ||||つれ|||

いい から いい から !

( 高橋 ) う お ! ( 町 ) せ っ 先生 ! たかはし|||まち|||せんせい

( ひかり ) じゃあ もっか い ちゃん と 先生 と 話 そ う ||||||せんせい||はなし||

き ゃ ~ ! あっ あっ あっ !

フフフ 頭 だけ で は 逃げ られ ない ぞ マッチー |あたま||||にげ||||

ああ … その なん だ

町 さっき は すま なかった ごめん まち|||||

( 町 ) あ … まち|

( 高橋 ) 叱る と いう 行為 は 教育 上 必要 な こと だ たかはし|しかる|||こうい||きょういく|うえ|ひつよう|||

ただ さっき の お前 に は 叱る 必要 は なかった |||おまえ|||しかる|ひつよう||

俺 は ただ 感情 的 に どなりつけ て しまった だけ だ おれ|||かんじょう|てき||||||

そもそも あの とき 俺 に も 非 が あった |||おれ|||ひ||

一 回 落ち着 い て 話す べき だった よ ひと|かい|おちつ|||はなす|||

仲直り し て ほしい なかなおり|||

本当 に ごめん な ほんとう|||

あっ そんな …

高橋 先生 が 謝る こと じゃ ない ん です たかはし|せんせい||あやまる|||||

私 も 本当 に … わたくし||ほんとう|

ごめんなさい

ヘヘッ

( 町 ) えっ ? ( 高橋 ) ど っ どう し た ? 町 まち||たかはし||||||まち

( 町 ) ひ ひ … ひかり ちゃん が ( 高橋 ) ひかり が ? まち||||||たかはし||

ひえ ~ い ! ふ ~ !

お ? お ? へ ~ い !

な ~ に やって る ん だ お前 は ! ||||||おまえ|

先生 感情 的 に どなる の は よく ない と 思い ます せんせい|かんじょう|てき||||||||おもい|

お前 は 何べん 言って も おまえ||なんべん|いって|

叱ら れる こと ばっ か する だ ろ う が ! しから|||||||||

( ひかり ) あう …

( 高橋 ) で ? 結局 俺 に 何 が し たかった ん だ ? たかはし||けっきょく|おれ||なん|||||

( 町 ) あ あっ それ は … まち||||

( 町 ) ひかり ちゃん の まね を しよ う と し た って 言ったら まち||||||||||||いったら

ひかり ちゃん が 責任 感じ ちゃ う かな ? |||せきにん|かんじ|||

エヘヘ

エヘヘ !

( 高橋 ) アハハ … 何 だ ? たかはし||なん|

ア … アハハ

( 町 たち ) プッ ! アハ ハハ ! まち||ぷっ||

( 高橋 ) 何 な の ? たかはし|なん||

( 町 たち ) エヘヘ ! ウフフフ まち|||

( 町 ) もう 何 な の …\ N ( ひかり ) アハハ まち||なん|||n||

かゆい ところ は ござい ませ ん か ? フフッ

ハア ~

高橋 先生 は ああ 言って くれ た けど たかはし|せんせい|||いって|||

悪い こと し ちゃ った な わるい|||||

う ~ ん

“ アレ ” ?

た … 高橋 先生 は |たかはし|せんせい|

私 の 体 の こと 知り たい と 思い ます か ? わたくし||からだ|||しり|||おもい||

ああ すごく 知り たい ||しり|

… が しか し 頭 と 体 が 分離 し て い て |||あたま||からだ||ぶんり||||

かつ 生命 活動 を 維持 し て いる なんて |せいめい|かつどう||いじ||||

常識 から 逸脱 し すぎ て い て な じょうしき||いつだつ||||||

( 町 ) そうです ね まち|そう です|

ただ 亜人 に つい て 詳しい 先生 に 出会え た の は |あにん||||くわしい|せんせい||であえ|||

改めて 自分 の 体 に つい て 知る いい 機会 だ と 思って … あらためて|じぶん||からだ||||しる||きかい|||おもって

別 の 人間 の 意見 を 聞い て みる か ? べつ||にんげん||いけん||ききい|||

( 町 ) え ? まち|

俺 の 専攻 は 生物 学 だった おれ||せんこう||せいぶつ|まな|

俺 の 言う 常識 は そこ に 基づ い て いる おれ||いう|じょうしき||||もとづ|||

だから …

別 の 常識 の 中 で 生きる 人間 に 聞い て みる の は どう だ ろ う ? べつ||じょうしき||なか||いきる|にんげん||ききい||||||||

( 町 ) 大学 って 高校 と 随分 違い ます ね まち|だいがく||こうこう||ずいぶん|ちがい||

すごく 広く て 迷い そう |ひろく||まよい|

ハハ ! 最初 は そう 感じる かも な |さいしょ|||かんじる||

入る と 意外 と 慣れる もん だ はいる||いがい||なれる||

( 町 ) 今日 お 会い する の は ご 学友 の 方 で ? まち|きょう||あい|||||がくゆう||かた|

( 高橋 ) ご 学友 って …\ N いや 合って る ん だ が たかはし||がくゆう||n||あって||||

まあ そい つ は 卒業 後 も 大学 に 残って 研究 し てる わけ だ ||||そつぎょう|あと||だいがく||のこって|けんきゅう||||

いい ヤツ な ん だ が ちょっと 変わり者 で な |やつ||||||かわりもの||

( 町 ) 変わり者 …\ N ( 高橋 ) ああ まち|かわりもの|n|たかはし|

ああいう の を 天才 肌 って 言う の か な ? |||てんさい|はだ||いう|||

( 高橋 ) 相馬 ( そう ま ) たかはし|あいば||

よっ

( 相馬 ) ハッハ ! テツ 久しぶり だ な あいば||てつ|ひさしぶり||

ハハ ! 相変わらず 表情 1 種類 しか ない な お前 は |あいかわらず|ひょうじょう|しゅるい||||おまえ|

今 の 間 ( ま ) は 何 だ ろ う ? いま||あいだ|||なん|||

そして 君 が 町 君 だ ね ? |きみ||まち|きみ||

僕 は 相馬 だ 専攻 は 物理 学 だ よ よろしく ぼく||あいば||せんこう||ぶつり|まな|||

あ … はい 町 京子 です ||まち|きょうこ|

本日 は よろしく お 願い し ます ほんじつ||||ねがい||

あんまり かしこまら なく て いい ぞ

こいつ 変 な ん だ から な |へん|||||

ハッハ ! 辛辣 ( しんらつ ) ! |しんらつ|

( 相馬 ) う ~ む しか し あいば||||

本物 の デュラ ハン に お目にかかれ て 光栄 だ ね ほんもの|||||おめにかかれ||こうえい||

お … 恐れ入り ます |おそれいり|

物理 学 に 身 を 置く 者 と して は ぶつり|まな||み||おく|もの|||

デュラ ハン と いう 存在 は ロマン そのもの だ から ね ||||そんざい||ろまん|その もの|||

( 高橋 ) ロマン ? たかはし|ろまん

うむ 例えば 町 君 が お まんじゅう を 食べる と しよ う |たとえば|まち|きみ|||||たべる|||

( 町 ・ 高橋 ) お まんじゅう ? まち|たかはし||

( 相馬 ) その お まんじゅう は 町 君 が 口 に 入れ あいば|||||まち|きみ||くち||いれ

そして 飲み込む その 刹那 ! |のみこむ||せつな

瞬間 的 に 分離 し た 体 の ほう に 移動 する わけ だ しゅんかん|てき||ぶんり|||からだ||||いどう|||

つまり これ は

時空 を 超え た 物質 の 移動 が じくう||こえ||ぶっしつ||いどう|

可能 で ある こと の 証明 に ほかなら ない ! かのう|||||しょうめい|||

町 君 の 頭 と 体 は 高 次元 空間 の トンネル まち|きみ||あたま||からだ||たか|じげん|くうかん||とんねる

つまり ワーム ホール で つながって いる の だ ろ う ||ほーる|||||||

ワーム ホール … |ほーる

あっ あれ か

よく 分から ん 空間 の こ と か |わから||くうかん||||

うむ そうだ |そう だ

SF だ と 亜 空間 と 呼ば れ たり する な sf|||あ|くうかん||よば||||

実際 の ワーム ホール の 中 は どう なって る ん だ ? じっさい|||ほーる||なか||||||

高 次元 空間 は 我々 が 生きる 時空 と は たか|じげん|くうかん||われわれ||いきる|じくう||

理 ( ことわり ) から まるで 別物 だ から な り||||べつもの|||

何とも 言え ん なんとも|いえ|

ただ 町 君 の 頭 と 体 を つなぐ ワーム ホール は |まち|きみ||あたま||からだ||||ほーる|

しっかり 整備 さ れ た トンネル の よう だ |せいび||||とんねる|||

何せ 神経 系 やら 血管 やら も 全て が つながって い て なにせ|しんけい|けい||けっかん|||すべて||||

首 の 役割 を しっかり 果たし て いる の だ から な くび||やくわり|||はたし||||||

( 高橋 ) う ~ ん 首 の 役割 たかはし|||くび||やくわり

そりゃ 果たせ る だ ろ う な |はたせ|||||

( 町 ) そうです ね ( 相馬 ) と いう と ? まち|そう です||あいば|||

町 の な この 部分 … 首 ? まち||||ぶぶん|くび

お前 の 言う ワーム ホール の 部分 だ が おまえ||いう||ほーる||ぶぶん||

実は ちゃん と 存在 し てる ん だ じつは|||そんざい||||

存在 し て 町 の 頭 と 体 を つ ない で いる そんざい|||まち||あたま||からだ|||||

( 相馬 ) は っ ! どこ に ? ( 町 ) わ っ あいば|||||まち||

えっ と よく 分から ん が |||わから||

首 の 部分 だけ 別 の 空間 … に あって くび||ぶぶん||べつ||くうかん||

首 自体 が ワーム ホール に なって いる くび|じたい|||ほーる|||

( 相馬 ) ふむ ( 町 ) ああ … あいば||まち|

疑う わけ で は ない が うたがう|||||

首 が 存在 する と いう 根拠 を 聞い て も いい か ? くび||そんざい||||こんきょ||ききい||||

うん 俺 は 町 が しゃべる って こと は 首 が ある ん だ ろ うなって 思った |おれ||まち||||||くび|||||||おもった

声帯 が なきゃ 人 は しゃべれ ない せいたい|||じん|||

それ で 町 に 聞い て み た ん だ ||まち||ききい|||||

昔 胃 カメラ で 見 て み たら 首 の 部分 が ちゃんと あって むかし|い|かめら||み||||くび||ぶぶん|||

( 相馬 ) うむ ! どうやら 首 は ある よう だ あいば|||くび||||

つまり 胃 カメラ 等 で 見る かぎり は |い|かめら|とう||みる||

町 君 は 普通 の 人間 と 何ら 変わり ない わけ だ まち|きみ||ふつう||にんげん||なんら|かわり|||

はい お 医者 さん も そう おっしゃって い まし た ||いしゃ|||||||

しかし ワーム ホール も 随分 と こぢんまり し て き た な ||ほーる||ずいぶん|||||||

ハッハ ! いや むしろ 町 君 の ワーム ホール の ほう が |||まち|きみ|||ほーる|||

高度 に 制御 さ れ て いる と 言え る かも しれ ない ぞ こうど||せいぎょ||||||いえ|||||

( 相馬 ) 少し まとめ て み て も ? ( 高橋 ) ああ あいば|すこし||||||たかはし|

町 君 は 基本 的 に 普通 の 人間 と 変わり ない が まち|きみ||きほん|てき||ふつう||にんげん||かわり||

首 の 部分 だけ 別 の 空間 に 存在 し くび||ぶぶん||べつ||くうかん||そんざい|

頭 と 体 が つながる ワーム ホール に なって いる と … あたま||からだ||||ほーる||||

この 場合 別 の 空間 と は すなわち 高次 元 空間 |ばあい|べつ||くうかん||||こうじ|もと|くうかん

理論 的 に は タイム トラ ベル すら 実現 できる りろん|てき|||たいむ|とら|べる||じつげん|

どの よう な もの な の か ?

ぜひ この 目 で 直接 見 て み たい もの だ が ||め||ちょくせつ|み||||||

ん ?

今更 ながら で 恐縮 だ が いまさら|||きょうしゅく||

その 首 の 結合 部分 と いう の は どう なって いる ん だい ? |くび||けつごう|ぶぶん|||||||||

( 町 ) あっ どちら も 皮膚 で 覆わ れ て い ます まち||||ひふ||おおわ||||

( 相馬 ) 皮膚 ! あいば|ひふ

不思議 だ よ な ふしぎ|||

口 を 通る と 体 に たどりつく が くち||とおる||からだ|||

外 から 見る と 道 は 塞が れ て いる がい||みる||どう||ふさが|||

誰 か が その 通り道 を 隠 そ う と して いる ん です か ね ? だれ||||とおりみち||かく|||||||||

お ? ハハッ

誰 だ ? その イタズラ 好き は だれ|||いたずら|すき|

ひかり か ?

( 相馬 ) “ 隠 そ う と して いる ” と は 言い 得 て 妙 だ あいば|かく||||||||いい|とく||たえ|

高 次元 空間 は 確かに 存在 し て いる たか|じげん|くうかん||たしかに|そんざい|||

隠蔽 さ れ て いる と 思える ほど に その 存在 を 観測 する こと は でき ない いんぺい||||||おもえる||||そんざい||かんそく|||||

口 を 通れ ば 普通 の 人間 と 変わり ない し くち||とおれ||ふつう||にんげん||かわり||

外 から 見 れ ば 蓋 が さ れ て いる がい||み|||ふた|||||

なぜ 観測 でき ない の か ? |かんそく||||

誰 か の 意思 だ ろ う か ? だれ|||いし||||

意思 観測 … いし|かんそく

( 町 ) 相馬 先生 ? ( 高橋 ) 町 まち|あいば|せんせい|たかはし|まち

( 高橋 ) し ~ っ たかはし||

( 町 ) 相馬 先生 考え 中 です か ? まち|あいば|せんせい|かんがえ|なか||

( 高橋 ) ああ たかはし|

表情 変わら ない から 本当 に 時間 が 止まった みたい だ ろ ? ひょうじょう|かわら|||ほんとう||じかん||とまった|||

( 町 ) 変わった 人 です ね まち|かわった|じん||

( 高橋 ) ああ たかはし|

( 町 ) デミ と か 関係なく 変わって る 人 は 変わって る ん です ね まち||||かんけいなく|かわって||じん||かわって||||

( 高橋 ) そうだ な たかはし|そう だ|

( 相馬 ) ん ん ! あいば||

( 町 ) あ あっ ! まち||

現象 に は 原因 が ある げんしょう|||げんいん||

かつて 物理 学 で は 観測 と いう 行為 は |ぶつり|まな|||かんそく|||こうい|

現象 の 原因 たり え ない と 考え られ て い た げんしょう||げんいん|||||かんがえ||||

( 高橋 ) 観測 ? たかはし|かんそく

つまり 人間 が 観測 しよ う が しまい が |にんげん||かんそく|||||

もっと 言え ば 人間 が この 宇宙 に 存在 し て い なかった と して も |いえ||にんげん|||うちゅう||そんざい|||||||

現象 の 結果 に 変わり は ない と いう こと だ げんしょう||けっか||かわり||||||

( 高橋 ) う ~ ん たかはし||

それ が 当たり前 の よう に 思え ます が ||あたりまえ||||おもえ||

ところが どっこい !

人間 が 観測 する こと に よって 状態 が 変化 する もの が ある の だ ! にんげん||かんそく|||||じょうたい||へんか||||||

な … それ は 一体 ? |||いったい

電子 1 粒 が どう の と いう 世界 に おける でんし|つぶ||||||せかい||

量子 と 呼ば れる もの だ かずこ||よば|||

観測 さ れる 前 の 量子 は かんそく|||ぜん||かずこ|

波 の 性質 を 持った 状態 で 空間 的 な 広がり を 持って いる なみ||せいしつ||もった|じょうたい||くうかん|てき||ひろがり||もって|

しかし !

観測 さ れる こと で 1 点 に 収縮 し 粒 と なる の だ かんそく|||||てん||しゅうしゅく||つぶ||||

波 … なみ

粒 … つぶ

ハア ~ よく 分から ん ||わから|

そう なん です か … ?

( 相馬 ) ハッハ ! いい リアクション は また の 機会 に 取って おく と して あいば|||||||きかい||とって|||

要 は 観測 と いう 行為 は 何 か 特別 な 意味 が あり そう だ かなめ||かんそく|||こうい||なん||とくべつ||いみ||||

… と 言い たかった |いい|

先ほど の 現象 の 話 で 言え ば さきほど||げんしょう||はなし||いえ|

人間 が 観測 する こと で 現象 の 結果 は 変わる と いう こと だ にんげん||かんそく||||げんしょう||けっか||かわる||||

この 宇宙 に 人間 が いる 必然 性 を 感じ ない だ ろ う か ? |うちゅう||にんげん|||ひつぜん|せい||かんじ|||||

( 高橋 ) おお ! ( 町 ) それ は すごい です たかはし||まち||||

そして 観測 と は 何 か ? |かんそく|||なん|

行為 だ ! こうい|

行為 の 裏 に は 人間 の 意思 が ある こうい||うら|||にんげん||いし||

つまり 人間 の 意思 は 現象 に 影響 を 及ぼす ! |にんげん||いし||げんしょう||えいきょう||およぼす

おお !

超 能力 みたい ちょう|のうりょく|

( 相馬 ) と いう よう な こと を 町 君 と 話し て い て 思った あいば|||||||まち|きみ||はなし||||おもった

( 高橋 ) なるほど その 理屈 で 言え ば たかはし|||りくつ||いえ|

雪 女 も ネガティブ な 感情 に よって 物質 を 冷やす サイ キック ゆき|おんな||ねがてぃぶ||かんじょう|||ぶっしつ||ひやす|さい|きっく

と いう 見方 も できる わけ か ||みかた||||

町 君 の 首 の 接合 部分 に つい て だ が まち|きみ||くび||せつごう|ぶぶん|||||

( 高橋 ) ああ 恥ずかし がる から のぞき込む の は なし たかはし||はずかし|||のぞきこむ|||

触る の も つらい みたい だ から ダメ さわる|||||||だめ

ハッハ ! 事務 所 NG ! |じむ|しょ|ng

その 部分 は 本来 |ぶぶん||ほんらい

我々 の 生きる 時空 の 理 と は 異なる 何 か が 観測 さ れ て しかるべき だ が われわれ||いきる|じくう||り|||ことなる|なん|||かんそく||||||

見る と 皮膚 で 覆わ れ て いる みる||ひふ||おおわ|||

何 か を 隠す の は 誰 か ? なん|||かくす|||だれ|

その 答え は 恐らく 我々 だ |こたえ||おそらく|われわれ|

何 か が 存在 する 点 を 我々 が 観測 しよ う と する と なん|||そんざい||てん||われわれ||かんそく|||||

観測 しよ う と する 意思 が 何 か の 状態 に 変化 を 与え かんそく|||||いし||なん|||じょうたい||へんか||あたえ

蓋 を し て しまう の だ ふた||||||

さっき の 量子 の 話 と 似 てる な ||かずこ||はなし||に||

( 相馬 ) と いう より も それ を まね た だけ だ あいば||||||||||

( 相馬 ) そして 最後 に その 炎 ! ( 町 ) あ あっ あいば||さいご|||えん|まち||

それ は 炎 と いう より 空間 の 揺らぎ の よう な もの だ と 思う ||えん||||くうかん||ゆらぎ|||||||おもう

我々 が 観測 できる 唯一 の 別 空間 らし さ だ われわれ||かんそく||ゆいいつ||べつ|くうかん|||

そして 人間 が 触れる と 拒否 反応 が 出 た り |にんげん||ふれる||きょひ|はんのう||だ||

見る ところ 感情 に よって 形状 が 変化 し た り も する らしい ね みる||かんじょう|||けいじょう||へんか|||||||

あっ はい

証左 な の かも しれ ない しょうさ|||||

デュラ ハン は 時空 を 超え た 物質 の 移動 を 実現 し |||じくう||こえ||ぶっしつ||いどう||じつげん|

かつ 意思 の 物理 的 意味 を 示唆 し て いる |いし||ぶつり|てき|いみ||しさ|||

デュラ ハン は 物理 の 可能 性 そのもの だ ! |||ぶつり||かのう|せい|その もの|

終わり おわり

( 高橋 ) お 疲れ 楽しかった 楽しかった たかはし||つかれ|たのしかった|たのしかった

町 は どう だ ? 面白かった か ? まち||||おもしろかった|

( 町 ) ハア … まち|

すごく 面白かった です |おもしろかった|

( 町 ) お 2 人 は どう 知り合った ん です か ? まち||じん|||しりあった|||

( 高橋 ) 共通 の 講義 で 席 が 隣 で な たかはし|きょうつう||こうぎ||せき||となり||

( 相馬 ) うむ あいば|

こいつ は 昔 から 変わら ん ||むかし||かわら|

ロマンチスト だ

サイエンス フィクション から フィクション を 取り たい ん だ さいえんす|ふぃくしょん||ふぃくしょん||とり|||

ハッハ ! 面白い 表現 だ |おもしろい|ひょうげん|

そういう テツ は 変わった よ |てつ||かわった|

( 高橋 ) そう か ? たかはし||

( 相馬 ) 会う たび に ムキムキ に なって いく じゃ ない か あいば|あう|||||||||

( 高橋 ) 見た目 か よ たかはし|みため||

( 着信 音 ) ( 町 ) あっ ちゃくしん|おと|まち|

( 町 ) すみません ちょっと 失礼 し ます まち|||しつれい||

おう

今日 は あり が と な 相馬 きょう||||||あいば

なに 僕 も 興味深い 経験 を さ せ て もらった |ぼく||きょうみぶかい|けいけん|||||

本当 は 町 に 起こって いる こと を もっと 調べ たい ん じゃ ない か ? ほんとう||まち||おこって|||||しらべ|||||

まあ それ は そう だ

だが 亜人 を 対象 と し た 研究 の 難し さ は |あにん||たいしょう||||けんきゅう||むずかし||

テツ が いちばん よく 知って いる だ ろ う ? てつ||||しって||||

( 高橋 ) ふん 倫理 が な ん だ たかはし||りんり||||

当事 者 が オーケー なら それ で いい じゃ ねえ か とうじ|もの||おーけー|||||||

ハッハ ! 学生 の ころ み たい に なって る ぞ |がくせい||||||||

まっ 僕 は これ くらい 保守 的 な 世の中 で いい と 思う が ね |ぼく||||ほしゅ|てき||よのなか||||おもう||

( 町 ) デュラ ハン で ある こと を 漫然 と 受け入れる の は よく ない と まち|||||||まんぜん||うけいれる|||||

お 話 を 伺った けれど |はなし||うかがった|

相馬 先生 を 見 て あいば|せんせい||み|

勉強 も 漫然 と やって いる だけ で は ダメ な ん だ な と 思った べんきょう||まんぜん|||||||だめ||||||おもった

私 に とって 勉強 は クイズ の よう な も の わたくし|||べんきょう||くいず|||||

問題 が あって 答える それ で 満足 し て い た もんだい|||こたえる|||まんぞく||||

でも 違う ん だ その先 が ある ん だ |ちがう|||そのさき||||

世の中 を 変える よう な 何 か が … よのなか||かえる|||なん||

その 1 つ が デュラ ハン の 秘密 で 私 は それ を 知り たい ||||||ひみつ||わたくし||||しり|

ほか の 人 が デュラ ハン を 研究 する の は ||じん|||||けんきゅう|||

倫理 的 に 難しい の だ と すれ ば … りんり|てき||むずかしい|||||

私 自身 が 研究 者 に なって わたくし|じしん||けんきゅう|もの||

デュラ ハン の 研究 を する の は あり かな ? |||けんきゅう||||||

なん ちゃ って

聞い た か ? ききい||

ああ

未来 を 見据える 学生 の 姿 は かくも 美しい みらい||みすえる|がくせい||すがた|||うつくしい

ところで ここ に 本校 の パンフレット が あって だ な |||ほんこう||ぱんふれっと||||

う っ 関わる 気 満々 じゃ ねえ か ||かかわる|き|まんまん|||

分かった 分かった よろしく 言って おく よ わかった|わかった||いって||

まっ デュラ ハン と いう 存在 に |||||そんざい|

お前 が 躍起 に なる だけ の 理由 が ある こと は よく 分かる おまえ||やっき|||||りゆう||||||わかる

( 相馬 ) 当然 だ ! あいば|とうぜん|

高次 空間 の 振る舞い を 掌握 でき れ ば こうじ|くうかん||ふるまい||しょうあく|||

ワープ や タイム トラ ベル が 可能 に なる かも しれ ない ||たいむ|とら|べる||かのう|||||

意思 が 現象 に 影響 を 及ぼす と 分かれ ば いし||げんしょう||えいきょう||およぼす||わかれ|

超 能力 も 夢 じゃ ない ! ちょう|のうりょく||ゆめ||

( あくび ) ( 高橋 ) そう ね |たかはし||

そもそも デュラ ハン の 秘密 が 分かる と いう こと は ||||ひみつ||わかる||||

町 君 が 普通 の 人間 に なる こと も 可能 かも しれ ない まち|きみ||ふつう||にんげん|||||かのう|||

( 高橋 ) そう か たかはし||

そういう こと も あり 得る か ||||える|

ああ なん だ ろ う な

これ が 普通 の 姿 な ん だ ろ う が ||ふつう||すがた||||||

もう 違和感 を 覚え て しまう な |いわかん||おぼえ|||

あいつ ら は 相変わらず そう だ |||あいかわらず||

ハハッ ただ 町 が 先輩 みたい だ ||まち||せんぱい||

( 町 ) 高橋 先生 ( 高橋 ) あっ まち|たかはし|せんせい|たかはし|

頭 ハグ し て ください あたま||||

頭 膝 に 乗せ て ください あたま|ひざ||のせ||

( 高橋 ) う ~ ん たかはし||

倫理 観 って 大事 だ な りんり|かん||だいじ||

お っ 社会 人 の テツ だ ||しゃかい|じん||てつ|

ん ?

フフッ

♪~

~♪

( ひま り ) 次回 「 亜人 ちゃん は 語り たい 」 ||じかい|あにん|||かたり|

「 亜人 ちゃん は 支え たい 」 あにん|||ささえ|