Goblin Slayer Episode 2
( 牛 飼 娘 ) 私 街 に 行く ん だ よ !
叔父さん の 牧場 に 行って 牛 の お産 を 手伝う の
1 人 で 行く ん だ よ
あと ね 手伝い が 終わったら 街 で 買い物 し て き て いい って
お 母さん が お 小遣い を くれ た の
何 買 お っか な ~
何 か 欲しい もの ある ? 買って き て あげる から …
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) いら ねえ
( 牛 飼 娘 ) え …
ある でしょ ? だって …
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) いら ねえ って 言って ん だ ろ
何 その 言い 方 !
街 に 行った こと ない から
何 か 買って き て あげよ う って そう 思った のに …
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) うるさい な
街 でも どこ でも 行って くれ ば いい だ ろ !
なんで 怒る の ! ?
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 怒って ねえ よ !
( 牛 飼 娘 ) 怒って る !
( ゴブリン スレイヤー の 姉 ) こら っ
( 牛 飼 娘 ・ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) あ …
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 姉さん
ケンカ し たら ダメ でしょ う ?
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) ケンカ なんて し て ない よ
そう だ ろ ?
あ … うん
( ゴブリン スレイヤー の 姉 ) 何 が あった の ?
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) なんでもない って ば
( ゴブリン スレイヤー の 姉 ) なら いい けど …
( 牛 飼 娘 の 母 ) 兄さん あの 子 の こと お 願い ね
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ああ
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) いつ まで むくれ て いる
街 に 行く の 楽しみ に し て た ん だ ろ ?
( 牛 飼 娘 ) ホント は 一緒 に 行き たかった の
でも 一緒 に 行け ない から 何 か 買って き て あげよ う って …
なのに いきなり 怒る から
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ボウス も 一緒 に 行き たかった ん だ ろ う な
分かって お やり
仲直り は した の か ?
戻ったら する と いい
( 牛 飼 娘 ) 仲直り し たかった 謝り たかった
でも ごめんなさい と いう 言葉 は …
( 鳥 の さえずり )
( 牛 飼 娘 ) 今 も 言え ず に い て …
あ …
♪~
~♪
( 鳥 の さえずり )
( 牛 飼 娘 ) ん っ ん ~
( あくび )
( 牛 飼 娘 ) ん ?
お っ は よ ー !
相変わらず 早起き だ ねえ ( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 牛 飼 娘 ) 今日 は いい 天気 だ ね
お 日 様 が まぶしい や
( ゴブリン スレイヤー ) そうだ な
( 牛 飼 娘 ) 叔父さん は もう 起き てる ?
( ゴブリン スレイヤー ) 分から ん
( 牛 飼 娘 ) そ っか
でも そろそろ 起き て くる と 思う ん だ よ ね
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
( 牛 飼 娘 ) おなか 減って る でしょ ?
すぐ 支度 する から 朝 ごはん に しよ
( ゴブリン スレイヤー ) 分かった
( 牛 飼 娘 ) 彼 は 夜明け と 共に ―
牧場 の 周囲 に 足跡 が ない か どう か 調べる
ゴブリン は 夜 に 動き回る
朝 が 来 れ ば 巣 に 戻る が 襲う 前 に は 必ず 偵察 を する
その 足跡 を 調べ て いる の だ と 彼 は 言って い た
足跡 が なく て も 今度 は 柵 に 緩み や 破損 が ない か どう か ―
丹念 に 点検 する
壊れ て いる 箇所 が あれ ば 補修 用 の くい や 横 木 を 持ち出し ―
修理 する
5 年 前 ここ に 来 た とき から 変わら ない ―
彼 の 日課
( 食器 を 置く 音 ) ( 牛 飼 娘 ) はい お 待た せ
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) 今日 も いい 匂い だ いただき ます
( 牛 飼 娘 ) いただき ま ー す !
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) あ …
どう おいしい ?
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( ゴブリン スレイヤー ) これ を
今月 分 です
随分 重い
冒険 者 と は 稼ぎ が いい ん だ な
( ゴブリン スレイヤー ) 最近 は 仕事 が 多かった ので
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) そう か
なあ 君 その … N 今日 も 行く の か ね ?
( ゴブリン スレイヤー ) はい ギルド に 行き ます
仕事 は 多い ので
そう か 大概 に し て おけ よ
( ゴブリン スレイヤー ) はい
じゃあ 私 も 配送 ある から 一緒 に 行 こ う !
( ゴブリン スレイヤー ) かまわ ない
いや それ なら 私 が 荷 馬車 を 出す から
( 牛 飼 娘 ) 平気 平気 叔父さん たら 過保護 すぎ だ よ
こう 見え て 私 力持ち な ん だ から !
( ゴブリン スレイヤー ) 代わる か ? ( 牛 飼 娘 ) ん ?
( 牛 飼 娘 ) う うん 大丈夫 ( ゴブリン スレイヤー ) そう か
( 牛 飼 娘 ) あり が と ね
( ゴブリン スレイヤー ) いや
( 牛 飼 娘 ) 最近 どんな 感じ ?
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン が 増え た
( 牛 飼 娘 ) そ っか
( ゴブリン スレイヤー ) ふだん より 多い
( 牛 飼 娘 ) 忙しい の ?
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 牛 飼 娘 ) 最近 よく 出かける もん ね ( ゴブリン スレイヤー ) ああ
お 仕事 が 増える の は いい こと だ ね
( ゴブリン スレイヤー ) いや 悪い
そう な の ?
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン は い ない ほう が いい
( 牛 飼 娘 ) そうだ ね
( 村長 ) 助け て け ろ ~
村 に 小 鬼 が 出 た ん よ ~
このまま じゃ ベコ も やら れ って 畑 も 焼か れ って ま うよ ~ !
( 受付 嬢 ) 討伐 の ご 依頼 です ね
では 書類 と 報酬 の 提出 を お 願い し ます
は … はい ここ に
書類 に 不備 は あり ませ ん
報酬 を 確認 さ せ て いただき ます ね
2 の 4 の 8 の …
う う ~ …
はい 問題 あり ませ ん
数 日 中 に は 必ず 冒険 者 さん が 討伐 に 向かい ます から
小 鬼 は 女 を 襲って 手 ご め に し て 食 っち まう って 噂 ( うわさ ) は 本当 だ が ?
そういう ケース が ある の は 事実 です ね
( ドア の 開閉 音 ) ( 受付 嬢 ) フフッ
ハァ …
( 受付 嬢 ) ハァ …
( 監督 官 ) また ゴブリン 退治 ?
これ で 3 件 目 か 報酬 は ?
なら 経験 豊富 な 冒険 者 は ダメ ね
新人 さん しか …
( 受付 嬢 ) 1 人 だけ ( 監督 官 ) ん ?
( 受付 嬢 ) い て くれる ん です けど …
( 料理 長 ) いつも ご 苦労 さん
( 牛 飼 娘 ) は ー い 毎度 あり
( 牛 飼 娘 ) じゃあ 受付 で サイン もらって くる ね
( ゴブリン スレイヤー ) 分かった
( 槍 ( やり ) 使い ) で だ 俺 は 迫り くる トロル の 一撃 を こう やって さ ばい て
間一髪 踏み込 ん で だ な
( 受付 嬢 ) なるほど お 疲れ さま で し た !
トロル が 強敵 だ と いう こと は 理解 し て おり ます ので
俺 は 槍 1 本 で トロル に 立ち向かった ん だ
どう だい すごい だ ろ ?
はい よろし けれ ば
体力 回復 に スタミナ ポーション など お すすめ です よ
ウフッ
1 本 下さい
( 受付 嬢 ) あ ! ( 槍 使い ) ん ?
げ っ ゴブリン スレイヤー !
( 冒険 者 ) あいつ が …
( 冒険 者 ) ゴブリン 退治 のみ 仕事 で 請け負う 変わり者 だ ろ ?
( 女 騎士 ) フンッ あれ が 私 たち と 同じ 銀 等級 ?
大物 と 戦え る かも 怪しい 雑魚 狩り 専門
等級 審査 も 緩く なった もの だ
( 重 戦士 ) 放っておけ よ 関わる こと も ない
( 魔女 ) ウフッ フフ …
( 新人 戦士 ) 見ろ よ あんな 小 汚い 装備 見 た こと ない ぜ
( 牛 飼 娘 ) あ …
( 新人 魔術 師 ) 俺 たち だって もう ちょっと いい 装備 し てる のに
( 新人 神官 戦士 ) やめ なさい
きっと 私 たち と 同じ 新人 な の よ
聞こえ たら 悪い わ
( 依頼 票 を 置く 音 ) ( 牛 飼 娘 ) あ …
皆 さ ー ん ! 朝 の 依頼 張り出し の お 時間 です よ
( 一同 ) 待って まし た ー !
( 冒険 者 ) ドラゴン だ ドラゴン 退治 は ない か !
ここ ら で 武 勲 の 1 つ でも 上げ て 経験 点 を 稼が に ゃ !
( 冒険 者 ) やめ とけ って 装備 が 足り ねえ よ
山賊 討伐 あたり に し とけ
報酬 も 悪く ない
( 新米 戦士 ) 白磁 等級 向け の 依頼 は …
安い なあ ドブ さら い と か も し たく ない し
( 見習 聖 女 ) あんまり ぜいたく 言って られ な いわ よ
あ ! これ なんて どう だ ? “ ゴブリン 退治 ”
いかにも 新人 向け って 感じ で
( 見習 聖 女 ) ダメ よ 受付 さん が 言って た じゃ ない
私 たち は まずは 下水 道 から !
( 槍 使い ) 見え ねえ ぞ どけ って ! ( 重 戦士 ) う お っ
やめろ 押す な !
( 槍 使い ) う お ー っ ! くっ
この 依頼 は 私 たち が 取った ほか を 当たれ
辺境 最強 に その 態度 は ない だ ろ
ウフフッ
( 手 を たたく 音 ) ( 受付 嬢 ) は いはい 皆さん
ケンカ を し て は いけ ませ ん よ
あ …
( 牛 飼 娘 ) やっぱり お 仕事 見 ない ん だ
ゴブリン 退治 は 人気 が ない から 急ぐ 必要 は ない って 言って た っけ
( 女 神官 ) どうも ( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 女 神官 ) せ … 先日 の 一 件 です けど
やっぱり 火 の 秘 薬 で 洞窟 を 崩す と いう の は
やり すぎ だ と 思う ん です
( ゴブリン スレイヤー ) それ が どう し た
ゴブリン を 放置 する より は はるか に マシ だ
( 女 神官 ) もっと こ う 後 ( のち ) の こと を 考える べき で は ?
山 だって 崩れ て しまう か も です し
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン の ほう が 問題 だ
( 女 神官 ) で … です から そういう 考え 方 が よく ない と ―
私 は 言って いる ん です
( ゴブリン スレイヤー ) そう か ( 女 神官 ) 分から ない の です か ?
( 牛 飼 娘 ) 1 か月 前 から ―
パーティ 組 ん でる って 言って た けど 女の子 だった ん だ
あと あと あの ニオイ 消し の ほう は もう ちょっと こう なんとか …
( ゴブリン スレイヤー ) それ で 襲撃 の 時間 は 覚え た か
う っ そ … 早朝 か 夕方 です
( 牛 飼 娘 ) ウフフッ
( ゴブリン スレイヤー ) 理由 を 言え
ゴブリン に とって の 夕方 が 早朝 だ から です
( ゴブリン スレイヤー ) そうだ
真昼 つまり 真 夜中 は かえって 警戒 が 強い
次 だ 突入 する 際 の 手順 は ?
( 女 神官 ) えっ と … N 可能 なら 火 を たい て ―
いぶったり し て 追い出し ます
巣 穴 の 中 が 危ない から
( ゴブリン スレイヤー ) そうだ
踏み込む の は ほか に 手 が ない か 時間 が ない か ―
確実 に 皆 殺す とき だけ だ
よし
へ ?
( 受付 嬢 ) ゴブリン スレイヤー さん おはよう ございます !
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン だ 依頼 は ある か ?
( 受付 嬢 ) ゴブリン 退治 です ね 3 件 依頼 が あり ます
西 の 川 沿い の 村 南 の 森 に 小規模 の 巣
それ と 北 の 山奥 に 古い とりで と いい ます か ―
山城 が あり まし て …
( ゴブリン スレイヤー ) 住み着 い た か ?
ええ すでに 被害 も 出 て い ます
依頼 者 様 の 妹 さん が さらわ れ た ほか
救助 に 向かった 通りすがり の 冒険 者 も ―
いまだ 戻って い ない と
( ゴブリン スレイヤー ) 手遅れ だ な だ が 放置 は でき ん
今 潰せ ば これ 以上 に は なる まい
( 受付 嬢 ) で は よろしく お 願い し ます
ゴブリン スレイヤー さん
( ゴブリン スレイヤー ) 1 つ 聞く が ほか が 請け た 箇所 は ある か
( 受付 嬢 ) はい 新人 さん が 1 件 請け まし た
川 沿い の 村 から の 依頼 です
( ゴブリン スレイヤー ) 新人 … N 構成 は ?
( 受付 嬢 ) ん …
戦士 が 1 人 に 魔術 師 が 1 人 に 神官 が 1 人
全員 が 白磁 等級 です
( ゴブリン スレイヤー ) ふむ バランス は 悪く ない
( 女 神官 ) さっき ロビー に い た …
3 人 じゃ 無理 です よ 私 たち だって 4 人 で …
説明 は し た ん です けど …
放っておけ ませ ん すぐ 助け に 行か ない と
( ゴブリン スレイヤー ) 好き に しろ ( 女 神官 ) えっ ?
( ゴブリン スレイヤー ) 俺 は 北 の 山城 を 潰す
み … 見捨てる ん です か ! ?
( ゴブリン スレイヤー ) お前 が 助け たい と 言う なら ―
そう すれ ば いい
( 女 神官 ) それ じゃあ あなた 1 人 で ゴブリン の 群れ に ―
行く こと に なる じゃ ない です か !
( ゴブリン スレイヤー ) 何度 も やった こと だ
( 女 神官 ) ああ もう !
本当 に しかた の ない 人 です ね あなた は
( ゴブリン スレイヤー ) 来る の か ? ( 女 神官 ) 行き ます !
えっ ? あっ あ …
( ゴブリン スレイヤー ) 俺 は 行く ぞ
えっ ? あ … うん 気 を つけ て ね
( ゴブリン スレイヤー ) 気 を つけ て 帰れ
( ドア が 開く 音 ) ( 牛 飼 娘 ) あ …
あ …
( 牛 飼 娘 ) その 日 彼 は 帰って こ なかった
その 次の 日 も
彼 は 今 も 戦って いる の だ ろ う か
( 足音 )
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) 夜更かし する と 明日 が つらく なる ぞ
うん もう 少し 待ったら 寝る ね
( ゴブリン の 騒ぎ 声 )
( ゴブリン の 喉 を 鳴らす 音 )
グイッ グキュ ~ !
グイ ~
( ゴブリン スレイヤー ) ある 日 突然 ―
自分 たち の 住みか が 怪物 たち に 襲わ れ た と 考え て みろ
そう ある 日 突然 ―
自分 たち の 住みか が 怪物 ども に 襲わ れる
( 人々 の 悲鳴 )
( ゴブリン スレイヤー ) ヤツ ら は 我が物顔 で の し 歩き ―
友人 を 殺し ―
家族 を 殺し 略奪 し て 回る
( ゴブリン スレイヤー ) ほか に も 例えば 自分 の 姉 が 襲わ れ ―
な ぶり 者 に さ れ 玩具 に さ れ 殺さ れ た と する
その 光景 を 初め から 終わり まで ―
隠れ て 息 を 殺し て 見 続け て い た と する
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) う っ …
う う …
( ゴブリン スレイヤー ) 許せ る わけ が ない
武器 を 取り とにかく 報復 して やろ う と 行動 に 移す
探し て 追い詰め 襲いかかり ―
殺し て 殺し て 殺し て いく
( ドア が 開く 音 ) ( 受付 嬢 ) あ …
( ゴブリン スレイヤー ) もちろん うまく や れる とき も あれ ば ―
失敗 する とき も ある だ ろ う
ならば 次 は どう 殺せ ば いい か 何 日 何 か月 と 考え 続ける
思いつ い た 考え を 片っ端から 試す
そう して いる うち に 楽しく なって くる
( ゴブリン の うなり 声 ) グアッ !
( ゴブリン スレイヤー ) マヌケ な お 優しい ヤツ が ―
子供 を 見逃し て やろう など と したり顔 で のたまう
そい つ が 生き延びる ため に 村 を 襲い 家畜 を さらう と も 思わず に
冒険 者 志望 の 若者 や ―
白磁 等級 の 冒険 者 は 自信 たっぷり に 言う
“ ゴブリン なら 村 に 来 た の を 追い払った こと が ある ”
“ あれ は 雑魚 だ 大丈夫 だ ” と
村 の 力 自慢 が 追い払った と いう 小 鬼 は ―
つまり 焼け 出さ れ て 逃げ て き た 手 合い で しか ない
これ で 自信 を つけ 彼ら は 冒険 者 に なる
一方 経験 を 重ねて 生き延び た ゴブリン たち は ―
“ 渡り ” と 呼ば れ 成長 し て いく
やがて 渡り は 巣 穴 の 長 ( お さ ) や 用心棒 に なる
つまり 俺 は ヤツ ら に とって の ゴブリン だ
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ヤツ も ヤツ だ が お前 も お前 だ
カネ を 払う から 泊め てる が あまり 関わる もん じゃ ない
幼なじみ と いう の は 分かる が 昔 は どう で あれ …
あ …
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) 今 の あれ は …
( ゴブリン の 鳴き声 )
( ゴブリン ) ガーッ
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) たかが 外れ ち まっ てる
お前 だって 分かって いる だ ろ う
でも さ もう ちょっと 待つ よ
( ゴブリン スレイヤー ) これ で 5
( ゴブリン の 鳴き声 )
( ゴブリン スレイヤー ) そろそろ 来る ぞ
は … はい
いと 慈悲 深き 地 母 神 よ
か弱き 我ら を どうか 大地 の お 力 で お 守り ください
プロテクション !
( ゴブリン の 鳴き声 )
( ゴブリン の うめき声 )
( ゴブリン ) グアッ ギャ ?
ガ ~ グイッ !
( ゴブリン スレイヤー ) お前 が 新た な 奇跡 を 授かった と ―
聞い た ので な
6 おかげ で 手早く 片づ い た あ … 新た に 地 母 神様 から 授かった プロテクション の 奇跡 を
こんな ふう に 使う なんて
( ゴブリン スレイヤー ) 裏手 あるいは 脱出 路 が ある かも しれ ん
気 を 抜く な
よく そんな こと 考え られ ます ね
( ゴブリン スレイヤー ) 想像 力 は 武器 だ
それ が ない ヤツ から 死ぬ
( 女 神官 ) 先 に 潜った 人 たち み たい に です か
( ゴブリン スレイヤー ) そうだ
( 女 神官 ) 地 母 神様
なぜ この 奇跡 を 私 に …
( ゴブリン スレイヤー ) 消火 の 手間 が 省け た
燃え尽き たら 生き残り を 探し て 始末 する
1 匹 たり と も 残さ ん
雑魚 狩り 専門 と 揶揄 ( やゆ ) さ れよ う と も
あなた は 誰 か が やら なきゃ いけない こと を
やって いる ん です
もっと 堂々 と して ください
あなた は 銀 等級 の 冒険 者 な ん です よ
( ゴブリン の うめき声 )
( ゴブリン の うめき声 )
( ゴブリン スレイヤー ) やはり …
銀 等級 らしく 振る舞う の は 難しい な
( 一同 ) お ! ( 受付 嬢 ) は ー い 冒険 者 の 皆さん
朝 の 依頼 張り出し の お 時間 です よ ー !
( 一同 ) 待って まし た ー !
( ドア が 開く 音 ) ( 受付 嬢 ) あ !
フフッ
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ん …
( 牛 飼 娘 ) お かえり ( ゴブリン スレイヤー ) ああ
フフッ おなか すい て ない ?
ごはん 作 ろうか ?
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 牛 飼 娘 ) とびっきり おいしい の 作る ね
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( スプーン が 食器 に 当たる 音 )
♪~
~♪
( 吟遊 詩人 ) ♪ 小 鬼殺し の 鋭き 致命 の 一撃 が
♪ 小 鬼 王 の 首 を 宙 ( そら ) に 討つ
♪ おお 見る が いい 青 に 燃 ゆる その 刃 ( やい ば )
♪ まこと の 銀 にて 鍛え られ
♪ 決して 主 ( あるじ ) を 裏切ら ぬ
“ かくして 小 鬼 王 の 野望 も 終 ( つい ) に は 潰 ( つい ) え ― ”
“ 救わ れ し 美 姫 は 勇者 の 腕 に 身 を 寄せる ”
“ しかれ ども 彼 こそ は 小 鬼殺し ”
“ 彷徨 ( ほうこう ) を 誓い し 身 傍 ( そば ) に 侍 う こと は 許さ れ ぬ ”
♪ 伸ばす 姫 の 手 は 空 ( くう ) を 掴 ( つか ) み
♪ 勇者 は 振り返る こと なく
♪ 立ち 出 づ る
辺境 勇士 小 鬼殺し の 物語 より 山 砦 炎上 ( さん さ い えんじ ょ う ) の 段
まずは これ まで …
( 歓声 )
ん ?
( 妖精 弓 手 ) ねえ 今 歌って い た 冒険 者 だ けど ―
ホント に いる の ?
( 吟遊 詩人 ) ああ もちろん だ と も
こっか ら 西 の 辺境 へ 2 ~ 3 日 ばかし 行った とこ の 街 さ
( 妖精 弓 手 ) そう
はっ !
( 妖精 弓 手 ) オルク ボルグ