Good morning call ep2
( 目覚まし時計 の 音 )
( 上原 ( うえ はら )) 百合
うっ ! ( 菜緒 ( なお )) 誰 と 間違えて ん の よ !
キスしちゃった … 上原 君 と
どうしよう
でも ちょっと 待って
上原 君 は 違う 人 と 間違えて キスした ん だよね ?
そうそう そうだ よ ちょっとした 事故 だよね
全然 気 に する こと ない
いや 気 に する よ
気 に なる よ
だって
初めて の キ … ス
ハッ !
イヤ !
お前 の ケリ のせいで
俺 の 腹 すげー 赤くなって ん だけど
( 菜緒 ) もう こっち 来ないで よ !
( 上原 ) おい 何 考えて ん だ よ !
そっち が あんな こと した から でしょ !
( 上原 ) は ? 何 だ よ あんな こと って え ?
覚えてない の ?
だから 何 ?
っていうか 目覚まし 鳴って ん なら 普通に 起こせ よ
何 よ 普通 って ( 上原 ) だから ! “ 普通に 優しく 起こしてください ” って 言って ん の そ … そんな こと できる わけないでしょ !
ハッ !
わ っ ! あのさ
は … はい
今さらながら
男 と の 同居 生活 に 危機感 覚えたり する ?
“ 私 襲われたら どうしよう ” なんて 悶々 と してる ?
安心しろ
俺 お前 には カケラ も 欲情しない
俺 の カバン ちゃんと 元通り に しとけ よ
あと 前 にも 言った けど 学校 では 絶対 話しかけん な
クソ こん ちくしょう
何 なんだ よ
3 メートル
あれ ? 上原 君 どこ 行った ん だろ …
っていうか ここ どこ ?
やっぱ バカ だ な あいつ ( 光 石 ) おはよう ( まり な ) おはよう
( 光 石 ) あれ ? 菜緒 今日 休み ?
( まり な ) とは 聞いてない ん だけど 何 してん だろ ?
今日 は 上原 君 を 間近 で 見る 絶好 の チャンス な のに
( 光 石 ) ああ … あれ 今日 だった か
( まり な ) イェイ
( 光 石 ) 俺 は 気 が 重い よ
あっ 菜緒 からメール 来た ( 光 石 ) 何て ?
“ 遭難した ! ” って ( 光 石 ) は ?
( 菜緒 ) え … ここ どこ ?
あー 遅刻しちゃう
あっ 行き止まり ( 犬 の ほえ 声 )
( 菜緒 ) 怖い イヤ ! うあ ~ 助けて ~
ハァハァ ハァ … 間に合った
ハァハァ ハァ …
間違えられた ファーストキス 欲情しない 宣言
最後 には 犬 …
あれ も これ も 全部 全部 …
上原 君 の せい だ ー !
( 教師 ) こら ! 校内 で 奇声 を 上げる ん じゃない
( 菜緒 ) はい ( 教師 ) 遅刻する ぞ
( 菜緒 ) は いす いません すいません すいません …
( まり な ) 菜緒 食べない の ?
1 日 分 の エネルギー 使い果たした っぽい な 方向音痴 な のに 知らない 道 通ったり する から だ よ
いや それは 私 の せい じゃなくて …
同居してる こと も 絶対 バラす なよ
いや …
私 の せい でございます
( まり な ) まあ 元気 出しな って
午後 は 待ち に 待った A 組 と の 合同 体育 な ん だから !
合同 体育 …
ちょっと ちょっと テンション 低くない ?
上原 君 の かっこいい 姿 が 目の前 で 見れる ん だ よ
あー 私 は もういい や 散々 見た し
お 腹いっぱい 食あたり 起こしそう
何 言って ん の 菜緒 ! みっちゃ ん 邪魔 ! ( まり な ) 菜緒 ( 菜緒 ) え っえっ ( まり な ) 早く ( 菜緒 ) ちょっと まり な
( 女子生徒 たち の 歓声 )
見 なよ あの 現実離れした ルックス
儚 ( は かな ) げ で 繊細 で
でも ね 時々 すっごく 寂しい 顔 する の ( 康 太郎 ) 購買 カレーパン 売り切れ
( 悠 人 ) マジ !?
見た ! 今今 !
あっあれ は ただ カレー … やっぱり 悲しい 生い立ち の せい だよね
でも 憂い を 帯びた 上原 君 も また ステキ
( まり な ) 上原 君 って ご両親 を 幼い 時 に 交通事故 で 亡くしてる じゃん ?
俺 は すねかじり じゃない から な
( まり な ) 結論 !
何 万回 見ても 絶対に 飽きない 最高 に いい男
それ が 上原 君 なんだ よ
やっぱ ヤ な 感じ ( まり な ) ん ? ( 菜緒 ) え っあ … 何で も ない ( 菜緒 ) でも さ 上原 君 って 彼女 いる ん じゃない の ? え えっそう なの !? それ 誰 情報 ? あ …
百合
いや 彼女 の 1 人 や 2 人 ぐらい は いる ん じゃない かな あって
今んとこ ろそう いう 噂 は ない けど
でも そう だ としたら ショック ー
あんな レベル の 高い 男 なかなか お目 に かかれない のに
っていうか そんなに モテる ん だ あの人
そりゃ 御三家 トップ だ もん
“ 掟 ” も 相当 シビア だ し
オキテ …
この間 見た でしょ 覚えてない の ?
( 菜緒 ) 見た けど
( まり な ) 女子 の 間 では 暗黙の了解 なの
ん っ 上原 君 の 取り巻き 女子 は 今 3 つ の 派閥 に 分かれてる の
ふー ん
( まり な ) 先生 から も 一目置かれる 優等生 女子
悪い 遊び を し まくっている アウトロー 女子
男子 から 圧倒的 人気 の マネージャー 女子
この 3 つ の 派閥 の 女子 たち が
上原 君 へ の 抜け駆け は 決して 許さない っていう 掟 を 作った の へ え ー
( まり な ) 上原 君 は みんな の 上原 君
不用意 に 親しく したり 接触 なんて したら
どんな 目 に 合わされる か
もはや 国宝 だ な 上原 君
そう 国宝 ! お さわり 厳禁
っていうか 急がなくていい の ?
次 お前 の 楽しみ に してる 合同 体育 だ よ
( まり な ) あっそ う だ っていうか 私 国宝 と キスしちゃってる よ ( 光 石 ) で ? まり な は どこ の 派閥 なの ?
( まり な ) 私 は その他大勢 の 1 人
いつか 上原 君 が
野 に 咲く 私 を 見つけてくれたら いい な あって
( 光 石 ) 何か それ 不毛 じゃ ね ?
( まり な ) みっちゃ ん …( 菜緒 ) あっ ! どうした ? ( 光 石 ) 何 ?
あ …
いや … な … 何で も ない よ
何で も ない から … ごめん ちょっと トイレ に
お腹 痛い
( まり な ) 菜緒 ( 光 石 ) 菜緒 ?
これ を 着てしまったら …
とんでもない こと に
( 翼 ) 上原 君 次 の 体育 マジ で 頼む わ
D 組 の ヤツら には 負けたくない ん だよね
いや 俺 保健室 で 寝る
( 翼 ) あれ 知り合い ? すげー 見てる けど
いや 全く 知らない
( 僚 平 ) 何か 踊ってる よ
変 な もんでも 食った ん だろ
何 だ よ
おい
ふざける な 俺 に 近づく なって 言った だろ !
( 菜緒 ) 緊急事態 な の 読んで よ !
( 上原 ) やだ ね
( 菜緒 ) んん っ ! ( 上原 ) やめろ よん っ ! ( 菜緒 ) あっあっ ! ああ ~! あ …
あいつ のせいで サボり 損ねた
な っ ! ( 上原 ) クソ あいつ どこ 行った
おいおい
( 菜緒 )“ 体操着 間違ってる よ 上原 くん ”
“ 今 家庭科室 誰も いない から そこで 交換しよう ” 間違った の は お前 だろう が !
( 上原 ) おい 待て !
早まる な !
( 菜緒 ) ハッ !
お前 … 普通 切る か ?
だ … だって 上原 君 が 全然 話 聞いてくれない から
直せ よ
( 菜緒 ) え ?
あと 5 分 で 直せ
無理 だ よ !
っていうか ほら チロッと 穴 空いた だけ だ し
ほら よく ヒザ 擦り切れたり する じゃん ?
ヒザ じゃねー だろ ここ は !
っていうか こんな とこ に 穴 空いてる ヤツ いる わけねー だろ
何なの ガミガミ ガミ …
はあ !?
分かった よ 直せば いい ん でしょう !
うるさい な
だいたい 話 聞いてくれない から じゃん
は ?
お前 が 間違えた ん だろ
っていうか 何 だ よ この 空け 方 は よ
( 菜緒 ) だって しょうがない でしょ
( 上原 ) は ? こんな とこ 切る ヤツ いねー だろ
( 菜緒 ) うるさい な
もう 針 どれ ?
( 上原 ) どれ じゃなくて どれでも いい よ
( 菜緒 ) あっあった ( シャッター音 )
まだ かよ
焦らせない で よ
パ パッと やれ よ 一応 女 だろ
そういう の ね 偏見 って 言う ん だ よ どうせ サボろうとしてた だけ でしょ
それ と これ とは 話 が 別 だ
面倒くさ っ 何か 言った ?
いえ 何にも
イッタ …
おい 大丈夫 か ?
何 だ よ 大した こと ねー な
何 その 言い方
女の子 の 手 に 傷 でも 残ったら どう すん です か ?
女の子 ?
女の子 なら こん ぐらい やれ よ
うるさい な やって ん じゃ ん 今
全然 進んで ねー じゃん かよ ( 菜緒 ) じゃ 手伝って
( 歓声 )
( 教師 ) ストライク !
バッター アウト
うっ うわ っ ( 声援 )
( 教師 ) ストライク !
バッター アウト
( 歓声 )
( 女子生徒 ) 上原 君 かっこいい
ドンマイ ! みっちゃ ん 菜緒 だけ だ よ 俺 を 迎えてくれる の は
そんな こと ない よ ( 光 石 ) そんな こと ある よ
( 大地 ) 菜緒
( 菜緒 ) あっ 大 ちゃん ( 大地 ) よ っ ( 光 石 ) 大地 先輩 も 体育 です か ? ( 大地 ) おお
お前 バット の 持ち方 が 全然 なってない
( 菜緒 ) 大 ちゃん 私 に 教えて !
私 あいつ から ホームラン 打ちたい の 何 が 何で も ( 大地 ) ハッ 珍しい な
菜緒 が そんな 闘争心 むき出し なんて
だって 何か ヤ な 感じ じゃない ?
ちょっと かっこいい から って さ ( 光 石 ) そう だ そう だ ( 菜緒 ) スポーツ が できて 勉強 が できる から って 何で も 許される と 思う なよ ! ( 光 石 ) そう だ そう だ !
全部 が 自分中心 に 回ってる と思ったら 大間違い だ !
そう だ そう だ !
打つ ( 菜緒 ) 打つ
菜緒 は ホームラン を 打てる ( 菜緒 ) 打つ
( 大地 ) お っしゃ
じゃあ まず は バット の 持ち方 から
( 菜緒 ) はい
( 大地 ) 左手 が 下 脇 閉める
( 菜緒 ) はい ( 大地 ) 聞いてる ?
で ボール が 来たら バット で 打つ っていう より か は 重心 移動して 体 で 打つ
( 菜緒 ) おお !
( 教師 ) ストライク !
( 菜緒 ) えっう ん ? え っえ ? ( 教師 ) スリー ストライク ! バッター アウト
( 歓声 )( 教師 ) 試合終了 !
え ?
ウソ もう 終わり ?
上原 君 少し ぐらい 手加減してくれた って いい じゃん ( 菜緒 ) え ?
あれ ? あれ ? 私 の 制服 …
( 詩 織 ) 吉川 ( よ しか わ ) さん
これ 廊下 に 落ちてた けど 吉川 さん の じゃない ?
ええ !? 菜緒 制服 落とした の ?
ああ … そうか も ごめん ありがとう
ちょっと 何 してん の ?
( 美 南 ) でも そういう 隙 が ある ところが
吉川 さん の 魅力 な ん じゃない ?
( エリカ ) 羨ましい わー 女子力 高い って 上原 君 も 吉川 さん には 一目置いてる みたい だ もの ね
えっそう なの !? そんな …
( 美 南 ) じゃ お先に ( エリカ ) また ねー
でも さー 牛乳 プリン と 牛乳 寒天
どっち か 選ぶ の 本当 迷っちゃう ん だよね
もう 究極 の 選択 だよね
もう あの プリン の 濃厚 な 感じ 魅力 の 1 つ な ん だけど
あの 寒天 の ツルン と した 感じ が もう たまらない ん だよね
あっね えま り な どっち 派 ? 何 隠して ん の ? ( 菜緒 ) え ?
菜緒 隠し事 ある時 って どうでもいい こと ベラベラ しゃべる じゃん
いや …
どうでもいい 話してる つもり じゃ …
( 菜緒 ) ちょっと まり な
まり な 待って
( 菜緒 ) ちょっと !
あのね まり な
あっ
こういう こと ?
こういう 感じ で 男 と 同棲 しちゃってます って こと ? あの ね 話 は 長く なる んだ けど
私 に も 秘密 に して た んだ
ごめん
( 菜緒 )… という わけ
ふ ー ん
( 菜緒 ) だ から 同棲 とか 付き合って るって わけ じゃ なくて 女子 寮 が 空く まで は 我慢 って 感じ で 誰 ?
え ?
その 一緒に 暮らしてる 男
あ ~ それは …
年上 ? タメ ? どっち ?
同じ くらい … か なあ ? フフフッ
マジ !? 同じ 学校 と か ? 私 知って る 人 だったり する ?
ハハハ
あ ! まさか の 大 ちゃん ?
… な わけ ない か
うん ないない ない
じゃあ さ じゃ あさ レベル 的に もっと 上 ? 下 ?
って そりゃ 下 だ よね 大 ちゃん 御 三 家 だ し
上 ? かな …
え ?
大 ちゃん より 上 みたい 世間 的 に は … フッそれ って もう さ ( ドア が 開く 音 )
上原 君 じゃ ん !
お … お かえり
今日 バイト 早い ね
今日 早 上がり
あ … そう な んだ
あっ こちら 親友 の まり な もう 何で 今日 に 限って
( まり な ) んっ ん ー もう !
秘密 に して て 本当 ごめん !
菜緒
( 菜緒 ) はい
( まり な ) で かした ( 菜緒 ) へ ?
ちょっと 座って 座って
だって だって あの 上原 君 と
お 近づき に なれる なんて 超 ラッキー じゃ ん !
菜緒 ん ち に くれば
必然 的に 上原 君 に も 会える って こと でしょ ? うん まあ …
でも バイト で ほぼ 家 に いない けど 菜緒 は どう 思って ん の ?
何 が ?
上原 君 の こと 何とも 思って ない の ?
うん 思って ない けど 本当 ?
うん 全然 じゃあ 協力 して で 仲 取り持って お願い ! まあ 別に いい けど
でも 上原 君 まり な が 思ってる ような 人 じゃ …
って 聞いてない し
え っあっイェーイ ! イェーイ …
( まり な ) バイバーイ ( 菜緒 ) また ね バイバーイ
( 菜緒 ) あれ の どこ が そんな いい んだ ろ …
おっ ! びっくり した
バレ て ない よ ね …
おい
( 菜緒 ) はい … はい ( 上原 ) お前 何 考えて ん の
何って ? 同居 バレ たら 退学 だ ぞ ( 菜緒 ) 分かって る よ ( 上原 ) 分かって ねえ から
あんな うるせー の 連れてくる ん だろ
ちょっと そんな 言い 方
ちゃんと 言っと け よ 絶対 言いふらす なって まり な は そんな こと する 子 じゃ ない から
何で 分か んだ よ ( 菜緒 ) 分かる よ
まり な は 中学 ん 時 から 友達 だ し
友達 ね
何 よ
ますます 信用 で きね ー な
は ?
お前 の 友達 なんか お前 同様 ボケボケ に 決まって んだ ろ
お前 な !
まり な は
私 と は 全然 違う の
しっかり して て 絶対 大丈夫 !
まり な の こと ちゃん と 知ら ない くせ に
信頼 でき ない と か
おかしい よ そんな の
まり な は 私 が 一番 信頼 できる 友達 な んだ から !
すっごく すっごく ヤ な ヤツ ! もう 大っ嫌い ! わっわっ ! どこ 行く の ?
トイレ
(転ぶ 音 )
(教師 ) 吉川 さん ! 何 して る の ?
( 菜緒 ) はい ごめんなさい
( まり な ) 菜緒 大丈夫 ?
( 菜緒 ) うん
本当に ?
( 菜緒 ) え ?
何 か 今日 朝 から 変
元気 ないし
あっ ! もしかして 昨日 上原 君 と 何か あった ?
え ?
う うん
ちょっと お腹 すいた だけ だ から
( まり な ) 本当に ? ( 菜緒 ) うん 本当
菜緒 が 笑って ない と 私 も 調子 狂う んだ から ね
ありがとう まり な
う うん よい しょ あ ~ あ
( 康 太郎 ) 吉川 お前 呼ばれて るって よ えっ 誰 が ? ( 悠 人 ) 上原 君 体育 倉庫 で 待って るって そっか ありがとう ( 康 太郎 ) あいつ 実は モテ てん の かな ?
( 悠 人 ) なっ ( 康 太郎 ) おう 何 で 急に 学校 で 呼び出す んだろう
私 また 何 か やら かした ?
上原 君 ?
あれ ? どこ 行った …
( 扉 が 閉まる 音 )
ゲ …
ごめんなさい ウソ ついちゃ いました ハハハ …
あー !
( 美 南 ) 逃げ らん ない ん だから ねー
( エリカ ) って いう かさ あんた 上原 君 の 何 ? ( 菜緒 ) 何って すっと ぼけ ん の も 大概 に しなさい ! ( 美 南 ) 上原 久志 ( ひさし ) の 掟
知ら ない と は 言わ せ ない わ よ
あれ ? 上原 君 何で ここ に いん の ?
え ?
( 詩 織 ) 上原 君 は みんな の 上原 君 な の
分かった ? ( エリカ ) って いう か あんた は みんな の 中 に 入れる レベル じゃ ね ー けど
( 美 南 ) 確かに
よく そんな 貧相な 顔 と 体 で あの 上原 君 の 前 に いられる ね ( 詩 織 ) 全て が 完璧で クール で
なのに 心 に 悲しい 傷 を 負って しまった 悲劇 の 主人公
( 詩 織 ) それ が 上原 君 な の ( 美 南 ) かわいそうな 上原 君
でも 私 たち は ずっと 上原 君 の そば に いる
上原 君 の こと を 温かく 見守り 続ける こと が
私 たち の 使命 な の
(3 人 ) だよね そう だよね 私 たち が 必要不可欠 って いう か そう それ だ よ ね
そういう の いら ない と 思う
は ?
上原 君 は かわいそう なんか じゃ ない から
( 菜緒 ) そんな の いら ない
( 美 南 ) は ? ( 詩織 ) 何 言って ん の よ
上原 君 は ご 両親 を …( 菜緒 ) 知って る よ
知って る けど
でも いろいろ 頑張って る 人 に は
“ かわいそう ” じゃ なくて “ すごい ね ” でしょ !
そもそも “ 掟 ” 自体 が おかしい んだ よ
(3 人 ) はあ !?
さっき から 見た目 とか 雰囲気 で
上原 君 の こと ああ だ こう だ 言って る けど さ
本当に 相手 の こと 知りたい んだったら もっと 話したり 笑ったり ケンカ したり
そういう の 繰り返さ なきゃ 分かる わけな い じゃ ん !
そんな の も 分かん ない ダメ 女子 に は
上原 君 は カケラ も 欲 情 し ない から !
全部 言っちゃった ( 菜緒 ) キャッ ! ( 美 南 ) 何 か 頭 きたし
つうか 何 様 な んだ よ お前
クソムカ つく
( 物音 )
(4 人 ) 上原 君 !?
お前 って さ やっぱ アホ だ な なっ … こいつ 俺 と 付き合って る から
え ?
( 上原 ) 文句 が ある なら 俺 に 言えよ
( 詩織 ) ウソ ウソ …( 美南 ) そんな …
( エリカ ) う … 上原 君
帰る ぞ
あ … あの さ
何 ?
何で こんなに なっちゃった んだっけ ? 私 と 上原 君 って さ いい から 黙って サクサク 歩け
はい
( 女子 生徒 たち の ざわめき )
菜緒 ?
( 菜緒 ) え ?
ここ まで くれば 誰も 見てない だろ
え ?
( 上原 ) よくよく 考えたら さ
まるっきり 他人 の フリ って いう の は 無理 が ある よ な 付き合って る こと に し とけば 家 に 行く の も 不自然 じゃ ないし
それ って つまり … 付き合って る フリ しよう ぜ
フリ ?
あっ ごめん 期待 さ せちゃった ? 別に … して ないし
何なら 本当に 付き合う ?
ウッソー
じゃあ 俺 このまま バイト 行く から
(菜緒) うん
上原 君
ありがとう
助けて くれて
悪かった な
ん ?
( 上原 ) 昨日 …
あんた の 友達 の こと
あ … うん
早く 帰ん ね ー と 風邪 ひく ぞ
うん
上原 君 ?
上原 君
ねえ 上原 君 どうした の ?
ねえ 上原 君 ちょっと …
( 救急 車 の サイレン )
( 医師 ) 心配 ないで すよ 疲労 と 睡眠 不足
あと は 軽い 栄養 失調 が 重なった かな
2~3 日 ゆっくり 休んで ちゃんと 食べれば 大丈夫
はい ありがとう ございます
( 医師 ) 一応 彼 の ご 家族 に も 連絡 して おいた から
お 大事 に ね
( 菜緒 ) 上原 君
おお
“ おお ” じゃ ない よ すっごい 心配 した んだ から ね もう ソファ で なんか で 寝る から だ よ
( 上原 ) 大げさ な んだ よ これ くらい で
これ くらい って よし 帰る か
え ?
ちょっと そんな の ダメ に 決まってる でしょ !
俺 の 体 は うまい もん 食えば 治る
は ?
( 戸 が 開く 音 )
百合
( 菜緒 ) 百 合って … この 人 が 上原 君 の ?
♪~