盾 の 勇者 の 成り上がり 2 Chapter 17
十七 話 品種 改良 「こんな もん か ? 」「はい 、後 は 村 の 方 に 頼めば 良い か と 」 奇跡 の 種 ……も とい 元康 の 失敗 である バイオプラント を 討伐 した 俺達 は 種子 を 集めていた 。
拳 大 の 光る 種 を 集め 、ついでに 枯れた 植物 を 盾 に 吸わ せて みた 。
バイオプラントシールド の 条件 が 解放 されました ! プラントリウェシールド の 条件 が 解放 されました ! マンドラゴラシールド の 条件 が 解放 さ れました ! バイオプラントシールド
能力 未 解放 ……装備 ボーナス 、植物 改造
専用 効果 フック プラントリ ウェシールド
能力 未 解放 ……装備 ボーナス 、中級 調合 レシピ 2
マンドラゴラ シールド
能力 未 解放 ……装備 ボーナス 、植物 解析
植物 系 の 盾 から 繋がる ツリー で 出てきた 。 他 に も 開く ようだ けど ツリー が 足りない 。
「植物 改造 ? 」俺 は バイオプラントシールド に 変えて 植物 改造 と は 何 なの か を 実験 して みる 。 視界 に 魔力 付与 を 行いたい 植物 の 種 に 使用 して ください と アイコン が 表れる 。 とりあえず 、先ほど 拾った バイオプラント の 種 に 魔力 付与 を して みる 。
ふわり と 種 が 空中 に 浮かぶ 。
繁殖 力 9生産 力 9生命 力 9免疫 力 4知能 1成長 力 9変異 性 9 特殊 能力
何 だろう か 。 とりあえず 下げて みる 。
ピピピ と 音 を 立てて 数字 が 低下 する 。 う ー む …… わから ん 。
試しに 他の 項目 も 下げて 、一 つ の 項目 だけ を 伸ばして みた 。
繁殖 力 1 生産 力 1 生命 力 1 免疫 力 1 知能 1 成長 力 43 変異 性 1 特殊 能力
ああ 、成長 力 だけ 増やして みれば 良い か 。
あ 、この 技能 を 使う と 魔力 が ごっそり 減る 。
「ナオフミ 様 ? 」成長 力 だけ に 特化 した バイオプラント の 種 を 枯れた 所 に 落として みた 。 「 おお ! 」ぶ わっと 緑 が 地面 に 生い茂る 。 しかし ……。
「あれ ? 」三 メートル ほど 緑 が 生い茂った か と 思う と 一瞬 で 枯れた 。 「何 を して いる んです か ? 」「ああ 、なんか 植物 改造 って 技能 が 出た から この 種 を 使って 実験 して みた 」 「危ない 事 を し ないで ください ! 」ラフタリア に 怒ら れた 。 まあ 、他人 だったら 俺 も 怒る と 思う 。
しかし 、これ は 面白 そうな 技能 だ 。 使い方 を 考えれば 新たな 金 の 種 に なりそうだ 。
「ナオフミ 様 、なんか 凄く いやな 笑み を してます よ 」 おっと 、顔 に 出て いた か 。
「ともかく 、村 に 戻る か 」
「 ええ 」
静まり返った 茶色 の 植物 地帯 から 、俺達 は キャンプ に 戻った 。
「ありがとう ございます 、勇者 様 ! 」人間 という の は 現金な もの だ 。 俺 が 村 を 救った 途端 、連中 は 快く 歓迎して くれる 。
まあ 、村 の 掃除 を しなきゃ 住めない から 色々と 大変だろう 。 その 日 は 枯れた 植物 の 片付け で 終わって しまった 。
なんか 本体 は 枯れて も 実 と 根 の 芋 は 残って いる らしく 、しばらく 食料 は 問題 ない らしい 。
ただ ……大地 が 枯れたり し ない の か 些 か 不安だ 。
「飢饉 に 逆戻り な んじゃないか ? 」「まあ ……そう なんです けど ね 」 近い 未来 、この 村 は 別の 所 へ 移動 する かも しれない な 。
そう 思い ながら 植物 改造 を 進めて いた 。 特殊 能力 が 何 なの か が まだ わから ない のだ 。
調べて も 植物 解析 が 必要 と アイコン が 出る 。
マンドラゴラシールド に それ が あった ので 、解放 する の を 待つ 。
……どちら か と いえば マンドラゴラシールド の 方 が 解放 が 早 そうな ので 、その 日 は マンドラゴラシールド に 変化 させた まま 寝る 。 翌朝 に は 解放 さ れた ので 、バイオプラントシールド に 変えて 改良 を 続行 した 。
繁殖 力 9 生産 力 9 生命 力 9 免疫 力 4 知能 1 成長 力 9 変異 性 9 特殊 能力
枯れた 時 種子 生産 、変異 範囲 拡大
なるほど なぁ ……つまり これ が バイオプラント の 能力 だった わけ か 。
元々 は 食糧 生産 が 目的 だった のだ けど 変異性 が 高くて 、魔物 化して しまう という 問題 を 抱えて いた という 事 なのだろう 。
あんな 碑 文 を 残して いた くらい だし 、大昔 の 錬金術師 と やら も 、根っから の 悪人 で は なかった の かも しれない 。
免疫 力 が 低い から 除草 剤 が 効く んだ な 。
特殊 能力 の アイコン を 調べる 。 する と 色々な 項目 が 現れた 。 同様に 特殊 指示 も 色々 と 項目 が 出現 する 。 どうも ステータス を 犠牲 に 能力 と 指示 を 選べる みたいだ 。
この 村 の 連中 も このまま じゃ 飢饉 の 再来 で 困る よ な 。
そんな わけ で 実験的に 弄って みよう と 考えた 。
繁殖 力 ……4これ は 単純に 増える 力 だ 。 些 か 多 過ぎる ので 下げて おこう 。
生産 力 ……15そのまま 実 とか を 宿す 能力 だろう 。 飢饉 が 無くなる 程度 に は 欲しい 。
生命 力 ……6どんな 大地 でも 芽吹く 力 か な 。 少し 落とそう 。
免疫 力 ……4これ は 病 に 抵抗 する 力 。 これ は 除草 剤 の 効き目 が ある ので そのまま 。
知能 ……1なんだ よ これ 。 魔物 の 知能 か ? 増やす 意味 が わから ない 。
成長 力 ……15 植えて すぐに 育つ 値 だ 。 ここ の 部分 は 多 めに しよう 。
変異性 ……1たぶん 、これ が 魔物化 の 原因 だ 。 特殊 能力 変異 範囲 拡大 を 解除 して 出た ポイント と 一緒に 作物 の 品質 向上 を 入れる 。 枯れた 時 種子 生産 、品質 向上
「完成 だ 」
「どうした ん です か ? 」眠 そうに 起きた ラフタリア が 俺 の 方 を 見 ながら 尋ねて くる 。 「ああ 、昨日 の 続き を ちょっと な 」
「まだ やって いた んです か ……」
「このまま じゃ いけない って わかって いる だろ ? 」ここ は 、いずれ 飢饉 が 訪れる 。 だから どうにか して 止め なくて は いけない 。 他の 地域 へ 買い出し に 行けば 良い と いう 考え も ある だろう が 、人口 が 多い ので 量的に 無理だ 。 昔 から 住んで いる 人 が よそ へ 移り 住む 事 も 難しい と 思う 。
「 さて 」
徐に 馬車 から 降りて 枯れた 大地 に 種 を 落とす 。
ぶ わ ぁ ……と 、種 から 植物 が 成長 し 、枯れた 茶色 に 染まっていた 村 の 跡地 の 一角 を 覆っていく 。
「な 、何 が 起こって いる んだ ! 」キャンプ で 休んで いた 連中 が 驚いて 駆け寄って くる 。 「ああ 、悪い 。 実験 を ちょっと な 」
「何 を して いる んです か ? 」植物 へ の 恐怖 か 、村人 は 恐れ ながら 尋ねる 。 「安全な 植物 に 変える 実験 ……か な 」
繁殖 力 が 低い ので 、一定 の 範囲 まで 伸びた 植物 は それ 以上 の 成長 を しなく なる 。
そして ……。
ポンポン と 赤い トマト の ような 瑞々しい 実 を 宿した 。 大 本 は トマトっぽい 植物 だった ようだ 。 「一応 、成功 だ と 思う 」
「 おお ……」
「問題 は 一 種類 って ところ か 。 使う か は お前 等 次第 だ けど な 。 もしも ダメ だったら 今回 の ように なる 前 に 手 を 打てよ 」
変異 範囲 拡大 と 変異性 は 、様々な 植物 の 実 を 生産 する 代わりに 魔物化 する 危険性 を 持っていた と いう 事 か 。
除草 剤 を 撒いて 、植物 を 枯らして 種 に 戻す 。 そして その 種 を そこ の 領主 らしき 男 に 渡した 。
「と 言う わけで 俺達 は 行く 、じゃあ な 」
起き 出した フィーロ は 、まだ 残って いる トマト みたいな 実 を 頬張って 馬車 を 引き出した 。
「お 待ち ください ! 」「ん ? なんだ 」
「まだ お礼 を 渡して いません 。 是非 ──」
「あいつ 等 、在庫 処理 に 困った から 俺 に 押し付けた んじゃないのか ? 」「ど 、どう でしょう ……」 現在 、俺 の 馬車 は 三 車両 に なって いた 。
先頭 の 馬車 の 後ろ に 二 台 の 荷車 が バイオプラント の 実らせた 作物 を 積載 している 。
荷車 と 一緒に 俺 に 贈呈 さ れた 物 で 、どうせ 廃棄 する ほど ある ので 、また 来て ください と まで 言われて しまった 。 笑顔 で 渡さ れた ので 仕方なく 受け取った けれど 、体 の いい 処分 だった ので は ない か と 疑い たく なる ぞ 。 ちなみに これ だけ 連結 している という のに 、フィーロ は ご機嫌 で 馬車 を 引いている 。
「重くて 楽 すぃい ー ! 」フィロリアル と は 変わった 魔物 だ よ な 。 ゴトゴト と 馬車 は 揺れ ながら 旅 は 続いて いく 。
尚 、除草剤 が 武器 として 使える ので トレント が 現れた 際 、撒こう と したら 弾かれた 。
……どうも 寄生 能力 を 持って いる 植物 に しか 使え ない らしい 。
基準 が わから ん 。
あるいは バイオプラント は 魔物 で は なく 、ただ の 植物 だった の かも しれない 。
まあ 良い 。 もう ラフタリア と フィーロ が いる 今 、無理に 俺 が 攻撃 する 必要 も なくなり つつ ある 。
とりあえず この 食い きれ ない 食料 を 処分 する こと だけ を 考えよう 。 と いう か フィーロ が ムシャムシャ と 馬鹿 食い している の を どうにか したい 。 「次 は どこ へ 行く と する か な 」
なんて 話 を し ながら 次の 商売 先 を 考えて いる と 、東 の 方 で 疫病 が 流行 している という 噂 を 聞いた 。
だ から 薬 を 作って 売り に 行く こと を 決める 。
「じゃあ 東 へ 出発 だ 」
「 は ー い ! 」