聞き 間違い
聞き 間違い
ある 男 が 眼 の 悪い 佐助 ( さ すけ ) の 手 を 引いて 、 眼 の 治療 ( ちりょう ) に 連れて 行きました 。 歩いて いる うち に 、 道ばた に 俵 ( たわら → 米 など を 入れる 、 わら を あんで 作った ふくろ ) に くるまれた 赤ん坊 が 捨てて ある の を 見つけました 。 男 は 驚いて 、「おいおい ! 佐助 よ 。 ここ に 、俵 に くるんだ 子 め が 捨てて ある ぞ ! 」と 、教えました 。 する と 、佐助 が 、「何 だ ? 米 が 捨てて ある ? それ なら 拾って おけ 」と 、言い ました 。 「 いやいや 、 そう じゃ なくて 、 赤子 め な のじゃ 」 「 赤米 ( あかごめ → 小粒で 味 の 悪い 米 で 、 貧しい人々 の 間 で 食べられて いました ) か 。 まあ 、 赤米 でも いい から 、 拾って おけ 」 「 いやいや 、 そう じゃ なくて 、 人 じゃ 」 「 四 斗 ( し と → 約 七十二 リットル ) も ある の か 。 それ なら 仲良く 、二人 で 二斗 ずつ 分けよう 」
♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )