たこ あげ
たこ あげ
息子 が たこ を 上げて い ました が 、いっこうに うまく 上がり ませ ん 。 それ を 見た 親父 が 、「待て 待て 、そう じゃ ない 。 うまく 風 に 乗せる んだ 。 今 、おれ が 上げて やる から 、よく 見て いろ 」と 、言って 息子 から たこ を 奪い取る と 、あっという間に たこ を 空 高く 上げて 見せました 。 「どう だい 。 うまい もん だろう 」親父 は すっかり 面白く なって 、息子 に たこ を 渡そう と は しません 。 横 から 息子 が 、「父ちゃん 、おれ に も やらせておくれ よ 」と 、言って 、せがみます 。 「えい 、うるさい 。 待って ろ ! 」「ねえ 、ねえ 、やらせておくれ よ 」息子 が しつこく 親父 の 着物 を 引っ張る と 、親父 は 怖い 顔 を して 言い ました 。 「 ええ い 、 やかましい 奴 だ 。 お前 など 、たこ あげ に 連れて 来なければ 良かった 」「・・・そんな 。 おれ が 一人 で して いた のに 」 まあ 、 こんな 親 が 時々 います 。
♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )