平林
字 の 読めない 下 男 ( げ な ん → 下働き の 男 の人 ) が いました 。 ある 日 、主人 に 、「すまない が 、お医者 の 平林 先生 に 、手紙 を 届けて おくれ 」と 、頼まれました 。 ところが 途中 で 、何と言う 名前 の 医者 に 行く のか 、すっかり 忘れて しまいまし た 。 ちょうど 、そば を 通りかかった 坊さん に 、「もしもし 、この 手紙 の あて名 は 、何 と 読む ので ございましょう か ? 」 と 、 尋ねる と 、 坊さん は 、 「 ふむ ふむ 、 これ は 、『 ひょうり ん 』 と も 読む し 、『 へい りん 』 と も 読む 。 また 、『たいら ば やし 』 か 、 あるいは 『 ひらり ん 』 か 、 もしかすると 、『 一八十 の 木木 ( いち 、 はち 、 じゅう 、 の 、 もく 、 もく )』 と 、 読む の かも しれ ん な 」 どれ も 違う 様 な ので 下 男 は 困って しまい 、 仕方なく 教えて もらった 読み 方 を 大声 で 読んで 歩きました 。 「 ひょう りんか 、 へい りんか 、たいら ば や しか 、 ひらり ん か 、 一八十 の 木木 の 医者 は 、 どちら か な 」 まあ 、 その うち 見つかる でしょう 。
♪ちゃん ちゃん (おしまい )