×

Utilizziamo i cookies per contribuire a migliorare LingQ. Visitando il sito, acconsenti alla nostra politica dei cookie.

Black Friday Fino al 50% di sconto
image

江戸小話, お国は火事

お国 は 火事

お国 は 火事

ある 店 で 、田舎 から 出て 来た ばかりの 男 を やとい ました 。 主人 は 仕事 を 色々 と 教え 、特に 客 へ の 挨拶 は 丁寧に する 様に 言い ました 。

ある 時 、 越前 の 国 ( え ち ぜん の くに → 福井 県 ) から 客 が やって まいりました 。 男 は さっそく 、 客 の 前 へ 出る と 、 「 これ は これ は 。 お 寒い 時分 ( じぶん ) に 、 よう おい で な さ いました 。 今年 は こちら も 雪 が 多く 、お国 も この 分 で は 、さぞかし 大雪 で ございましょう 」と 、挨拶 を する と 、「よし よし 。 よい 挨拶 が 出来た な 。 これ から も その 調子 で な 」 と 、 主人 にたいそう 褒められました 。

それ から 半年 たった 夏 に 、また 越前 から この前 の 客 が やって まいり ました 。 男 は さっそく 、 「 これ は これ は 。 お 暑い 時分 に 、よう おいで なされました 。 今年 は こちら も ひどい 暑さ で ございます 。 お国 も この 分 で は 、さぞかし 大 火事 で ございましょう 」と 、答えた そうです 。

♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE