なべ や
なべ や
「 えー 、 なべ 、 なべ 屋 で ございます 」 なべ 売り が 、 横 町 ( よこちょう ) に 入って きました 。 「おお 、なべ 屋 。 これ は 良い ところ に 来た 。 ちょうど なべ を 買い換えよう と 思っていた のだが 、良い なべ屋 は あるかい ? 」「 へい へい 、わたし が 扱って いる の は 、どれ も 上物 の なべ で ございます よ 」なべ屋 は そう 言って 、なべ の 入った かご を 降ろす と 、「見て 下さい 。 丈夫 そうでしょう 。 全て 保証 付き で ございます 」かご から 取り出した なべ を 、地面 に 投げて みせました 。 「ほれ 、この 通り 。 なべ は 傷 一 つ ・・・」なべ 売り が そう 言った とたん 、投げた なべ は 運 悪く 、真っ二つ に 割れて しまいました 。 でも 、なべ 屋 は 気 を 取り直して 、「これ 、この 様 な 不良 品 は 売り ませ ぬ から 、どう か ご 安心 を 」と 、言った そう です 。
♪ちゃん ちゃん (おしまい )