目 を 覚ます
目 を 覚ます
ある ところ に 、 ひま さえ あれば 、 いねむり ばかり して いる 亭主 が い ました 。 今日 も 店先 で ひなたぼっこ を し ながら 、 コックリ 、 コックリ と 、 気持ち良 さ そうに いねむり を して い ます 。 「 あれっ 、 また いねむり が 始まった よ 。 ねえ 、 お前 さん 。 みっともない から 中 に 入って 、 奥 の 部屋 で 休み なさい な 」 女房 が 見かねて 、 店 の 中 から 声 を かけ ました 。 する と 亭主 が 目 を つぶった まま 、 手さぐり で 家 の 中 に 入って 行こう と して い ます 。 女房 が 驚いて 、 「 お前 さん ! 目 を ちゃんと 開けて 歩き なされ 。 物 に 当たって 怪我 を する で は あり ませ ん か 」 と 、 注意 を する と 、 亭主 は 、 「 し ー っ ! そんな 大きな 声 を 出す な ! せっかく 寝て いる のに 、 おれ が 目 を 覚まして しまう で は ない か ! 」 と 、 寝言 で 答えた そうです 。
♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )