金箱 の かぎ
金箱 の かぎ
大阪 の 商人 が 、四 、五 人 そろって 、旅 あき ない に 出ました 。 品物 を みんな 売り尽くして の 帰り道 、みんな は 一緒の 宿 に 泊まりました 。 商人 たち は 寝る 前 に 、 それぞれ お 金 を かぎ の かかる 金箱 ( か ねば こ → 金銭 ・ 財宝 を 入れて おく 箱 ) に 入れました 。 そして 、ふろしき に 包んで 、まくら元 に 置いて 寝た のです 。 ところが 次の 朝 、目 を 覚まして みる と 、一人 の 商人 の 風呂敷 包み が ありませ ん 。 他の 者 は 大変 気の毒 がって 、あちらこちら 探し ました が 見つかり ませ ん 。 「どうも これ は 、夜 の 間 に 盗まれた に 違いない 」みんな は 、残念 そうに ため息 を つきました 。 ところが 盗まれた 本人 は 、けろっと して 、「みなさん 。 まあ 、そう 、ご 心配 ください ます な 」と 、財布 の 中 から 、かぎ を 取り出して 見せました 。 「ほれ 、この 通り 、かぎ は こちら に ございます 。 盗まれた 金箱 に は 、ちゃんと かぎ を おろして おきました から 、ご 心配 は ご無用 に ねがい います 」それ を 聞いた 仲間 の 一人 が 、「のんきだ ねえ 、かぎ が なくったって 、あんな 金箱 、簡単に 壊されて 、中身 は もう 盗られて しまっている だろう に 」「あっ 、・・・・・・」
♪ちゃん ちゃん (おしまい )