あんどん
日 が 暮れて 、薄暗く なって きました 。 する と 奥 の 間 から 旦那 が 、 「 これ これ 、 長吉 ( ちょう きち ) どん 。 用 が ある から 早く 来ておくれ 」と 、よぶ 声 が し ます 。 「 は ー い 」 長吉 は 、 あわてて 走り出した ひょうし に 、 そば に あった あんどん に ぶつかり 、 あんどん の 火 を 消して しまった から 、 あたり は まっ暗 です 。 それ を 見た だんな が 、「まったく 、いつも いつも 。 どうして そう 注意 が 足りない のだ 。 お前 の 様 な 慌て者 は 、めったやたらに は おらん ぞ ! 」 と 、 叱りつける と 、 長吉 は ふくれっ面 で 言いました 。 「あっし が 悪い ので は ありませ ん 。 この 様 に 、真っ暗い 所 に 物 を 置いて おく のが 悪い のです 」「何 を 言う 。 真っ暗 に した の は 、お前 だろう 」
♪ちゃん ちゃん (おしまい )