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世界の昔話, 秘密 の 花園 – Text to read

世界の昔話, 秘密 の 花園

di giapponese lesson to practice reading

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秘密 の 花園

秘密 の 花園

むかし むかし 、 おそろしい 病気 で 、 お 父さん と お 母さん を なくした メリー は 、 おじさん の 屋敷 ( や しき ) で くらす こと に なりました 。 おじさん の 屋敷 は 、 古い けれど りっぱな 建物 で 、 美しい 庭 ( にわ ) も あります 。 でも 、 なんだか ここ に は 、 秘密 ( ひみつ ) が いっぱい です 。 と 、いう の も 、おじさん は 百 より もっと たくさん ある 部屋 に カギ を かけて いて 、「メリー の 使う 二つ の 部屋 の ほか は 、決して 開け ない ように 」と 、こわい 顔 で 言う のです 。 それ に 、 畑 や 果実 の 林 が ある 、 広い 花園 ( はなぞの ) の 扉 ( とびら ) も 、 けっして 開けない よう に と も 言う の です 。 メリー は 召し使い ( めしつかい ) の マーサ に 、 その わけ を 何度 も たずねました 。 でも 、 マーサ は いつも 、 「 余計 ( よけい ) な こと は 考えない こと です よ 。 お 嬢 ( じょう ) さま 」 と 、 言う だけ でした 。 だけど 、そう 言わ れれば 、ますます 知り たく なり ます 。 そんな ある 日 、 メリー は 庭 を 散歩 ( さんぽ ) する うち に 、 花園 の カギ を 土 の 中 から 見つけました 。 それ は メリー だけ の 秘密 でした が 、友だち に なった マーサ の 弟 、ジッコン だけ に は 話し ました 。 ジッコン は 元気な 男の子 で 、子 ウマ を いつも つれて い ます 。 ジッコン は ふしぎな こと に 、どんな 動物 から も 、すぐに 好かれて しまう のでした 。 メリー は ジッコン に 、「秘密の 花園 の カギ を 開けて 、いっしょに 行きましょう 」と 、さそい ました 。 今 まで 十 年 も の 間 、誰 も はいらなかった 花園 は 、草 が ビッシリ と はえていました が 、あちこち に すてきな バラ の 花 が さいています 。 ジッコン は 、思わず さけび ました 。 「すごい や ! こんなに 美しい 花園 は 、見た こと が ない ! 」その とき から メリー と ジッコン は 、ないしょ で 、秘密の 花園 の 手入れ を 始めた のです 。 しばらく して メリー は 、この 秘密の 花園 は 、十 年 前 に なくなった おばさん が 大切に していた ところ だ と 知り ました 。 そして 、おじさん と おばさん が 、この 花園 で よく 散歩 を して 、楽しく すごして いた こと も 知った のです 。 けれど 十 年 前 の ある 日 、おばさん は 花園 で お気にいり の 大きな 木 の 枝 に 腰かけて いた とき に 、枝 が おれて 大けが を した のです 。 その けが が もと で なくなって から 、おじさん は 花園 を うらんで 、扉 を しめて しまった のでした 。 その こと を 知った メリー は 、「私 は この 花園 を 、きっと 生き返らせて あげる ! 」と 、心 に ちかった のです 。 それ から 、もう 一 つ の 秘密 も 知り ました 。 それ は 、おじさん の 息子 の コリン が 、図書室 の カーテン の むこうの 部屋 に いる こと です 。 コリン は 長い 間 、背中 と 足 の まがってしまう 病気 の ために 、ベッド で 寝たきり でした 。 ある 夜 、メリー は 泣き声 を 聞いて 、そっと カーテン の むこうの 扉 を 開けた のです 。 その とき が 、メリー と コリン と の 初めて の 出会い でした 。 コリン は 、元気 そうな メリー に 言い ました 。 「 お前 みたいに 健康 ( けんこう ) な やつ に は 、 ぼく の 気持ち なんか わかる もん か 。 ぼく は どうせ 、もう すぐ 死ぬ んだ 。 とうさん も 、屋敷 の みんな も 、それ を ねがって いる んだ 」メリー は コリン に 、かなし そうに 言い ました 。 「お ねがい 。 そんなふうに 思わ ないで 。 私 が 友だち に なる わ 」その 日 から 、メリー は コリン に 話 を 聞かせたり 、遊び 相手 に なったり 、ジッコン の こと も 秘密の 花園 の こと も 話しました 。 何 日 かたって 、ジッコン も 小 リス や 小鳥 を ポケット に いれ 、生まれた ばかりの 子 ヒツジ を 連れて 、コリン の 部屋 を たずねました 。 コリン は とても 喜び 、ジッコン と も 仲良く なり ました 。 今 まで は 、誰 の 言う こと も 聞か ず 、「ぼく は 死ぬ んだ 、ほって おいて くれ 」と 、言う ばかりだった コリン も 、だんだん メリー と ジッコン に 心 を 開く ように なりました 。 そして 、メリー に たのんだ のです 。 「ぼく を 外 に 連れて いって よ 。 花園 を 見て みたい よ 。 ぼく の お母さん が 愛した 花園 だ もの 。 ぼく は どうしても 見 たい んだ 」「そう よ 、あなた の お母さん が 愛した 花園 を 、見に 行きましょう ! 」メリー は コリン を 車いす に 乗せる と 、外 へ 連れ出しました 。 青白い コリン の 頬 ( ほほ ) は 、 まぶしい 日 の 光 を あびて 、 サクラ の よう に 赤く なりました 。 「ぼく 、なんだか 元気 に なって いく みたいだ 。 ぼく の 体 の 奥 から 、『生き たい 、ずっと 生きて い たい ! 』って 、声 が する みたいだ 」メリー と ジッコン は 車いす を 押して 、二人 で 手入れ を した 花園 へ 行きました 。 木々 の 緑 の 葉 は キラキラ と かがやき 、 赤 や ピンク の バラ の 花 は 、 妖精 ( ようせい ) の ドレス の よう に 美しく さ いて います 。 コリン は 、メリー と ジッコン に 言い ました 。 「ぼく 、きっと 元気 に なる よ 。 そして この 美しい 花園 を 、自分 の 足 で 散歩する んだ 」それから コリン は 、ほんとうに よく 食べる ように なり ました 。 肉 も ついて きて 、 とても 健康 ( けんこう ) そうに 見えます 。 召し使い も お 医者 さん も 、コリン が 元気 に なって いく の を 見て ビックリ です 。 あと は 、 コリン が 勇気 ( ゆうき ) を 出して 、 車 イス を おりて 、 自分 の 足 で 歩く だけ です 。 メリー も ジッコン も 、コリン を はげまし ました 。 ですが 、コリン は なかなか 、最初の 一歩 を ふみ出す 勇気 が 出ませんでした 。 何 日 か すぎて 、 庭 番 ( にわ ばん ) のべ ン お じいさん が 、 秘密の 花園 に は いって いる コリン を 見て おどろきました 。 「おめえ さま は 、体 が まがって いる んじゃ ねえ の かい ? 」コリン は その とき 、体 の 奥 から 力 が わいて きました 。 「ぼく は 、ぼく は 、元気 に なった んだ ぞ ! 」そして 車 イス から おりる と 、しっかり と 緑 の 草 の 上 に 立った のです 。 メリー も ジッコン も 庭 番 のべ ン じいさん も 、大喜び です 。 でも 、秘密の 花園 に は いって 遊んでいる こと は 、この 四人 の ほか に は 、やっぱり 秘密 でした 。 そうして 、一 年 が たちました 。 コリン は 秘密の 花園 で 、 少しずつ 歩く 練習 ( れんしゅう ) を したり 、 かるく 体操 (たいそう ) して すごしました 。 メリー と ジッコン は 優しく 見守り 、何 ヶ月 か たつ と 、コリン に も 花園 の 手入れ を 手伝わ せる ように なり ました 。 やがて 、新しい 春 が やって 来ました 。 コリン は 、すっかり 元気な 男の子 に なり ました 。 メリー と 一緒に 走り 、ジッコン の ように 小 リス や 小鳥 や 子 ウマ と 、仲良く 遊べる ように なり ました 。 そんな ある 日 の こと です 。 コリン の お父さん は 、庭 の 花園 から わらい声 が する の を 聞きました 。 開けて は いけない と 言って ある 扉 が 、ほんの 少し 開いて い ます 。 「誰 だ ! 」コリン の お父さん は 、思わず どなり ました 。 すると 扉 を 開けて 、かがやく ような 笑顔 で 男の子 が 走って 来ます 。 「お 父さん 、ぼく だ よ 、コリン だ よ ! 」コリン の お父さん は 、奥さん を なくして から ずっと 、息子 の コリン の めんどう を みて いませんでした 。 かなしみ の 中 に 、ジッと とじこもって 生きて いた のです 。 同じ 屋敷 に 住み ながら 、コリン を だきしめた こと など 、ここ 十 年 なかった のです 。 「コ 、コリン 。 ・・・ほんとうに お前 は コリン かい ! 」「そう だ よ 、メリー と ジッコン と 動物 たち 、それに お母さん の 花園 が 、ぼく を 元気 に させて くれた んだ ! 」メリー と ジッコン は 、顔 を 見合わせて ほほ笑みました 。 コリン と コリン の お父さん に 、明るく わらい に あふれる 毎日 が もどって 来ました 。 そして メリー も ジッコン も 、ますます 仲良く 幸せに くらし ました 。

おしまい

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