ホジャおじさんのへそ曲がり
ホジャ おじさん の へそ曲がり
むかし むかし 、 トルコ の 国 に 、 ナスレッディン ・ ホジャ と 言う 、 とても 変わった 人 が い ました 。 この ホジャ おじさん は 子ども の 頃 、 大変な へそ曲がり で 、 お 父さん が 何 か 言いつける と 、 その 反対 の 事 ばかり やって いた そうです 。
ある 日 の 事 、 粉 ひき 場 から の 帰り道 に 小川 の 橋 に さしかかった 時 、 お 父さん は ロバ の 背中 の 粉 袋 が 一 つ 、 今にも 落ち そうに なって いる の に 気づき ました 。 「 ホジャ 。 袋 が 落ち そうだ 。 上 へ 押し上げろ 」 と 、 お 父さん は 注意 しよう と 思い ました が 、 そんな 事 を 言ったら へそ曲がり の ホジャ の 事 です から 、 反対に 川 へ 突き落として しまう だろう と 思い 、 そこ で こう 言い ました 。 「 おい 、 お前 。 袋 は 川 の 方 へ 落ちる 事 は ない から 、 そいつ を 下 へ 押し下げて みろ 」 ところが ホジャ は 、 素直に 頷く と 。 「 父ちゃん 。 この 年 まで 父ちゃん の 言う 事 に は 、 反対の 事 ばかり して きて 悪かった よ 。 だから 今日 は 、 言わ れた 通り に する よ 」 と 、 お 父さん の 言う 通り に した 為 に 、 ボッチャーン ! せっかく の 粉 袋 は 、 川 に 落ちて しまい ました 。
おしまい