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この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (KonoSuba), この 素晴らしい 世界 に 祝福を !あぁ 、駄女神さま (4)

この 素晴らしい 世界 に 祝福を !あぁ 、駄女神さま (4)

女 より 長 風呂 な のも どう か と 思う が 、これ ばかり は 風呂 好き 日本人 の 性 だ 。

「今日 は 何 食べる ? 私 、スモークリザード の ハンバーグ が いい 。 あと キンキンに 冷えた クリムゾンネロイド !」

「俺 も 肉 が いい な 。 それじゃ 、宿屋 の おっちゃん に スモークリザード の ハンバーグ 定食 二人前 頼む か 」

「異議 なし !」

アクア と 二人 、定食 を 平らげて 満足 する と 、特に やる 事 も ない し 馬小屋 に 。

馬糞 が 付いて いない 藁 を 選んで 寝床 を 作る と 、早々 と 横 に なった 。

俺 の 隣 に は 当たり前 の 様 に アクア が 寝転がる 。

「じゃあ 、お休み ー 」

「おう 、お休み 。 ……ふう 。 今日 も よく 働いた なあ ……」

そして 俺 は 、 心地よい 疲れ と 共に 、 深い 眠り へ と …… …… 。

「いや 、待って くれ 」

俺は ムクリと 身を 起こした 。

「 どうした の ? 寝る 前 の トイレ 行き 忘れた ? 暗い し 付いて 行って あげよう か ?」

「いらん わ 。 いや そう じゃなくて な 。 俺達 、何で 当たり前の 様に 普通に 労働者 やってん だって 思って さ 」

そう 。

俺 と アクア は ここ 二 週間 、ずっと 街 の 外壁 の 拡張 工事 の 仕事 を して いた 。

つまり は 土木 工事 の 作業員 。

俺 が この 世界 に 求めて いた 、冒険者 稼業 なんて 物 と は 程遠い 。

いや 、 と いう か なんで アクア は 何の 疑問 も なく この 生活 に 馴染んで ん だ 。

お前は 一応 女神 だろ 。

「そりゃ 、仕事 しなきゃ ご飯も 食べられない でしょ ? 工事の 仕事は 嫌な の ? 全く 、これ だから ヒキニート は 。 一応 、 商店 街 の 売り子 と か の 仕事 も ある けど ?」

「そう じゃ ねえ ! そう じゃ なくて 、俺 が 求めてる の は こう 、モンスター と の 手 に 汗 握る 戦闘 ! みたいな ! そもそも 、この 世界 は 魔王 に 攻められてて ピンチ な んじゃなかった のか よ !?平和 そのもの じゃ ねー か 、魔王 の 魔 の 字 も ない ぞ 、コラッ !」

熱く なり 、つい 大声に なる 俺達 の 声 に 周り から 罵声 が 飛んだ 。

「おい 、うるせー ぞ ! 静かに 寝ろ !」

「あっ 、すいません ! 」

駆け出し の 冒険者 は 貧乏 だ 。

宿に 部屋を とって 毎日 寝泊まり とか 、普通は ありえない 。

一般 的には 、他の 冒険者 達 と お金 を 出し合って 大部屋 で 雑魚寝 とか 。

今の 俺達 の 様に 、宿の 馬小屋 を 借りて 藁の 上で 寝る と からしい 。

うん 、 想像 して た 異 世界 暮らし 、 期待 して いた 冒険者 生活 と 全然 違う 。

宿暮らし って 事は 、日本で 言えば 毎日 ホテルで 寝泊まりする 様な ものだ 。

収入 が 不安定 な 冒険者 に は 到底 無理 な 話 だ 。

……そう 、収入 が 不安定 な の だ 。

ゲーム に 出て くる 様 な 、 簡単な 薬草 採取 だの 、 街 の 近く で の モンスター 討伐 だの と いった 《 クエスト 》 なんて 一 つ も 無かった 。

モンスター を 適当に 倒せば お金 が 湧いて 出る 訳 で は ない の だ 。

街 の 近く の 森 に 住んで いた モンスター は 、とっく の 昔 に 軒並み 駆除 された らしい 。

モンスター も いない 安全な 森 の 中 、採取 クエスト なんて もの を わざわざ お金 を 出して まで 人 に 頼む 者 も ほとんど いない 。

そりゃ そうだ 。

街 の 外 には 子供 だって 普通に 出る だろう 。

門番 も いる が 、蟻 の 子 一匹 出入り させない なんて 警備 を ずっと 続ける より 、それ 程 巨大な 森 で ない なら とっとと 人 に 害 を なす モンスター を 駆除 すれば いい 話 だ 。

言われて みれば 当たり前だ が 、そんな 現実的な 事 は あまり 知りたく なかった 。

素人 に 毛が 生えた 程度 の 冒険者 でも 簡単に 見分けが 付く 様な 薬草 だの を 、森に 入って 半日 ほど 採取した だけ で 、その 日 の ホテル代 と 三食分 の 金 が 稼げる 。

現実 には 、そんな おいしい 仕事 が ある 訳 も ない って か 。

考えて みれば 、地球 でも 裕福な 国 である 日本 ですら 、ホテル 暮らし の 日雇い 労働者 なんて いない だろう 。

最低 賃金 ? 労働 基準 法 ? なに それ おいしい の ?

ここ は 、そんな 異世界 だ 。

「わ 、私 に 言わないで よ そんな 事 。 ここ は 魔王 の 城 から 一番 遠い 街 な の よ ? こんな 辺境 の 、しかも 駆け出し 冒険者 しか いない 街 なんて 、わざわざ 襲い に 来ない わ よ 。 ……つまり カズマ は 、冒険者 らしく 冒険 し たい って 事 ? まだ ロク な 装備 が 調って も いない のに ? 」

アクア の 真っ当な 意見 に ぐう の 音 も 出ない 。

そう 、俺 と アクア は 、必要 最低限 の 冒険用 の 道具 や 装備 すら 持って いない 。 まずは それらを 手に 入れる ため とばかりに 、安全な 土木 作業 の バイト に 勤しんで いた のだが 。

「そろそろ 土木 作業 ばっか やる のも 飽きた んだよ ……。 俺 、労働者 やり に 異世界 に 来た んじゃない ぞ 。 パソコン も ゲーム も 無い 世界 だけど 、俺は 冒険する ために ここに 来た んだ 。 魔王 を 討伐 する ため に ここ に 送られ て きた んだろ 、俺 は ?」

俺 の 言葉 に 、 なんの 話 だ ? と いった 顔 で しばし 考え 込んで いた アクア は 、

「おおっ ! そう いえば そんな 話 も あった わ ね 。 そう よ 、労働 の 喜び に 夢中に なって 忘れてた けど 、カズマ に 魔王 を 倒して 貰わない と 、帰れない じゃないの 」

すっと ぼけた 返事 に 、そう いや こいつ は 受付 の お姉さん に 、知力 の ステータス が 人 より 低い って 言わ れて た な と 納得 する 。

「 いい わ 、討伐 行き ましょう 討伐 ! 大丈夫 、この 私 が いる からには サクッと 終わる わよ ! 期待 して 頂戴 !」

「な 、なんか もの 凄く 不安だ が ……。 そう だよ な 、お前 女神 だ もん な 。 頼りに してる ぞ ! おし 、 それ じゃ 、 貯まった 金 で 最低 限 の 武具 を 揃えて 、 明日 は レベル 上げ だ !」

「任せて 頂戴 !」

「うるせー って んだ ろ こらっ ! しば かれて ー の か ! 」

「「すいません ! 」」

他の 冒険者 に 謝り ながら も 、 俺 は 心 を 躍らせて 眠り に 就いた 。

3.

雲 一つ ない 、晴れやかな 青空 の 下 。

「ああ ああ ああ ああ ! 助けて くれ ! アクア 、 助けて くれ え ええ ええ !」

「プークスクス ! やばい 、超 うける んですけど ! カズマ ったら 、顔 真っ赤 で 涙目 で 、超 必死な んですけど !」

よし 、こいつ は 後で 埋めて 帰ろう 。

俺 は そう 決心 し 、巨大な カエル型 モンスター 、ジャイアントトード に 追いかけられ ながら 、 助け を 求めて 逃げ回っていた 。

街 の 外 に 広がる 広大な 平原 地帯 。

ギルド で 早速 クエスト を 請けた 俺達 は 、 ここ に 来た のだが ……。

必要 最低限 の 武器 と して 、俺 は ショートソード を 。

アクアは と言えば 、女神が 必死に 武器を 振るう とか 絵に ならない と バカな 事を 口走り 、現在 無装備で のん気に 、カエルに 追われる 俺を 眺めていた 。

こいつらは 、たかが カエルと 侮れない 。

その 体軀は 牛を 超える 巨大さで 、繁殖の 時期に なると 、産卵の ための 体力を 付ける ため 、エサの 多い 人里に まで 現れ 、農家の 飼っている 山羊を 丸吞みに する らしい 。

山羊 を 丸 吞 み と 言う のだ から 、 俺 や アクア も ひと たまり もない 。

実際に 、毎年 この カエルの 繁殖期に は 人里の 子供 や 農家の 人が 行方不明に なる そうだ 。

見た目は ただの 巨大な カエル 。

だが 、 街 の 近隣 で 駆除 された 、 弱っちい モンスター と は 比較 に ならない 程 に 危険 視 されて いる モンスター 。

ちなみに 、その 肉は 多少の 硬さは あるが 、淡白で サッパリしていて 食材として 大変 喜ばれる らしい 。

分厚い 脂肪 が 、打撃系 の 攻撃 を 防ぐ と の 事 。

金属 を 嫌う ため 、装備 さえ しっかり と 調って いれば 捕食 される 事 も なく 、そこそこ の 冒険者 に とって は 余裕 の 相手 と なる らしい 。

な ので 、腕 の いい 冒険者 は 、こいつら を 好んで 狩る と いう のだが ……。

「アクアー ! アクアー !!お前 いつまでも 笑って ないで 助けろ よ おおお おお おお !」

「まず は 、この 私 を さん 付け する ところ から 始めて みましょう か 」

「アクア 様 ー !」

あいつ は 後 で 、首 から 下 を 地面 に 埋めて 、カエル に 狙われる 恐怖 を 味わわせて やろう 。

俺 は 半泣き に なりながら 、俺 の 後ろ を 飛び跳ねて 追いかけて くる カエル を 見る 。

だが カエル は 、すでに 逃げ回る 俺 と は 違う 方向 を 向いて いた 。

その 視線 の 先 に は …………。

「しょうがない わ ねー ! いいわ 、助けてあげる わよ ヒキニート ! その 代わり 、明日から は この 私を 崇めなさい ! 街に 帰ったら アクシズ 教に 入信し 、一日 三回 祈りを 捧げる 事 ! ご飯の 際に は 、私が 頂戴って 言った おかずを 抵抗せずに 素直に 寄越す 事 ! そして ひ ゅぐ っ !? 」

ふんぞり返り ながら 何か を 言って いた アクア が 姿 を 消した 。

ふと 見る と 、俺 を 追い かけて いた カエル の 動き が 止まっている 。

その カエル の 口 の 端 から は 、ぷらん と 白い 物 が 生えている 。

その 白い の は …… 。

「アクアー ! お ま 、お前 、食われてんじゃねえ ええ ええ !」

カエル に 食わ れた アクア の 足 が 、カエル の 口 の 端 から 覗き 、ビクンビクン と 震えて いる 。

俺 は ショートソード を 抜く と 、カエル へ 向かって 駆け出した !

「ぐすっ ……、うっ 、うえ ええ ええ ええ えっ ……、あぐ うっ ……!」

俺 の 前 に は 、地面 に 膝 を 抱えて うずくまり 、カエル の 粘液 で ねちょねちょ に なって 泣く アクア の 姿 。

その 隣 に は 、俺 に 頭 を 砕かれた カエル が 横たわって いた 。

「ううっ ……ぐずっ ……あ 、ありがど ……、カズマ 、あ 、ありがどう ね ……っ ! うわ ああ ああ ああ ああ ああ んっ…… … … !」

カエル の 口 から 引っ張り出された アクア は 先ほど から 泣きじゃくって いる 。

流石 の 女神 も 、 捕食 は 応えた らしい 。

「だ 、大丈夫 か アクア 、しっかり しろ ……、その 、今日 は もう 帰ろう 。 請けた クエスト は 、三 日 の 間 に カエル 五 匹 の 駆除 だ けど 、これ は 俺達 の 手 に 負える 相手 じゃ ない 。 もっと 、装備 を 調えて から に しよう 。 俺 なんて 、武器 は ショートソード 一 本 、防具 すら 無く ジャージ の まま だ 。 せめて 、冒険者 に 見える 格好に なって から に しよう 」

正直 言って 、ド 素人 の 俺 が カエル を 仕留め られた の も 、アクア を 捕食 した カエル が 獲物 を 飲み 込もう と 、その 動き を 止めて いた 事 が 大きかった 。

元気に 俺 に 向かって 襲い かかる カエル に 、正面から 立ち向かって いく 勇気 は 無い 。

だが アクア は 、粘液で ヌラヌラと 体中を テカらせながら も 立ち上がる 。

「ぐすっ ……。 女神 が 、 たかが カエル に ここ まで の 目 に 遭わ されて 、 黙って 引き下が れる もん です か ……っ! 私 は もう 、 汚されて しまった わ 。 今 の 汚れた 私 を 信者 が 見たら 、 信仰 心 なんて ダダ 下がり よ ! これ で カエル 相手 に 引き下がった なんて 知れたら 、美しく も 麗しい アクア 様 の 名 が 廃る って もの だ わ !」

心配 する な 。 日頃 大喜び で おっさん 達 の 数 倍 の 荷物 を 運んで 汗 を 流し 、風呂 上がり の 晩飯 を 何より 楽しみに し 、馬小屋 の 藁 の 中 で 俺 の 隣 で よだれ を 垂らして 気持ちよく 寝る あの 姿 を 見れば 、今 の 粘液 まみれ の 姿 なんて 今更 だ 。

だが アクア は 、俺 が 止める 間も無く 、離れた 場所 に いた カエル に 向かって 駆け出した 。

「あっ ! おい 、 待て アクア !」

俺 の 制止 も 聞か ず 、アクア は カエル と の 距離 を 詰め 、駆ける 勢い そのまま に 、拳 に 白い 光 を 宿らせて カエル の 腹 に 殴り かかった 。

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