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三姉妹探偵団 2 キャンパス篇, 三姉妹探偵団(2) Chapter 06 (2)

三 姉妹 探偵 団 (2)Chapter06(2)

「 毎朝 こんな 風 に して ある と 、 食欲 も 出る のに 」 「 誰 が 作る の よ 」 と 、 夕 里子 は 苦笑 した 。 「──お姉さん 、目 が 覚めた ? 」「うん ……」綾子 も 、一応 起きて 来て いた が 、いくら コーヒー を 飲んで も 、一向に 目 は 冴えて 来ない ようだった 。 「綾子 姉ちゃん 、何か 食べ ない と 。 料金 同じ な んだ から 損だ よ 」「うん ……」「お弁当箱 、持って 来りゃ 良かった 。 詰めて った のに 」「やめて よ 、珠美 」夕里子 は 赤面 した 。 「 でも 、 神山 田 タカシ も 、 かなり の ワル な ん だ ね 」 「 国友 さん の 話 じゃ 、 黒木って マネージャー の 奥さん と 結婚 するって こと の よう よ 」 「 三角 関係 か ……」 と 珠美 は 肯 いて 、「 もう 一 皿 食べよう か なあ ……」 「 でも 、 ちょっと 変だ ね 」 と 、 夕 里子 は 言った 。 「黒木 って 人 が 、神山田 を 殺した って いう の なら 、分る けど 、その 逆 なんて ……」「もう 一皿 食べる べきだ と 思う ? 」「勝手に しなさい よ 」「食べよう ! 」珠美 は 、席 を 立って 行った 。 「お 姉さん ! 少し 食べて よ 。 また 部屋 へ 戻って から 寝て も いい から さ ! 」 「 うん 。 食べて る わ よ 」と 、ホットケーキ に ジャム を つけよう と する 。 「バター は こっち ! ──太田 って ガードマン 、何 か やり そうな 感じ ? 」 「 ん ? あの 人 ? いい 人 よ 。 石原 茂子 さん と 恋仲 な の 」「それ は 知ってる わよ 」「だけど ……」と 、綾子 は ため息 を ついた 。 「そんな 、女の子 に 乱暴 した ような 人 に コンサート やらせる の 、気 が 進まない な 」「仕方ない じゃない 。 今さら 、他の 人 なんて 、見付から ない よ 」「うん ……。 ね 、夕里子 」「何 ? 」「そんな こと に なったら 、悔しい だろう な 」「そんな こと ? 」「スター に 憧れて さ 、プレゼント を 渡し に 行ったら 、相手 が 狼 に なって ……。 私 だったら 、何 年 でも つけ狙って 殺して やる わ 」眠 そうな 目 で 言われる と 、結構 凄味 が ある 。 「そう ねえ 。 スター の 虚像 に 憧れる こと って 、みんな 一度 は ある もの ね 」珠美 が 皿 に また あれこれ 山盛り に して 戻って 来た 。 ──これ は 例外 だ な 、と 夕里子 は 思った 。 珠美 は クール である 。 スター に 憧れて 、小づかい を 浪費 する なんて こと を する はず が ない 。 「── 珠美 、 早く 食べちゃ わない と 、 遅刻 する よ 」 と 夕 里子 は 言った 。 「遅刻 で 罰金 は 取られ ない よ 」珠美 は ベーコン を 口 の 中 に 押し込んだ 。 ──ふと 、夕里子 は 思った 。 神山 田 タカシ に 乱暴 さ れた 少女 は どうした の だろう ? 今 は もう 十九 か 二十 歳 ぐらい だろう か ……。 まさか 、その 女の子 まで 、あの 大学 に いた なんて こと が ──。 それ じゃ 出来過ぎ だ なあ 、と 夕里子 は 思った 。 「── すみません ! コーヒー 、もう 一 杯 ! 」珠美 は まだ 頑張って いる 。

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