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スケットダンス, SKET Dance Episode 59

ヘヘヘ 気 の 強い 女 だ な 。

ナンパ し た だけ で 目 つぶし と か 。

でも 顔 は すげ え 好み だ わ 。 ああ 。

ちょっと 遊ば せ て くれよ !

イテッ な んな ん だ この 女 ?

テメエ よそ見 し てん じゃ ねえ ぞ コラ !

調子 のり や が って !

( ボッスン ) うん ? おい そこ で 何 してん だ ?

あ なん だ ? めん どくせ え な 。

いい よ もう 行 こ う ぜ 。 お前 名前 は ?

( デージー ) 開 盟 学園 生徒 会 執行 部 書記 山田 カトリーヌ ハナコ だ 。

誰 か と 思え ば 生徒 会 の デージー さん か よ 。

からま れ て た ん だ ろ 大丈夫 だった か ?

うるさい 。 ケッ なん だ よ 人 が せっかく 。

うるさい ドブ 虫 。 虫 ? 俺 虫 な の ?

命中 ! ヘヘヘ 。

困って いる 人間 は 見過ご せ ない スケット 団 ッス !

よろしく ! ギャー !

ムンムン に 何 を する 私 の お気に入り の 人形 だ ぞ 。

テメエ なん だ よ 人 が せっかく 。 うるさい 。

助け を 呼 ん だ 覚え は ない 。

「 助け を 呼 ん だ 覚え は ない 」 。 と か 言って よ お !

( サーヤ ) それ って 生徒 会 の 浅 雛 さん ?

お っ 似 てる か ? あの メガネ 女 に 。

う うん 全然 。 なん だ よ 。

( ヒメコ ) ほん で お前 は 助け に 入って どう しよ う 思った ん や ?

お前 が 不良 2 人 に 勝 てる ん か ? あたり め え だ ろ そんな もん !

俺 の ナックル パンチ が 火 を 吹く ぜ 。

お前 の ナックル パンチ 火 を 吹 い てる とこ 一 回 も 見 た こ と ない で 。

( スイッチ ) ボッスン その 2 人 は →

館 川 高校 の 制服 だった の か ? あ ? ああ 。

( 安 形 ) なん だ デージー ビン の フタ が 開か ねえ の か ?

椿 開け て やれ 。 ( 椿 ) うん ? はい 。

大丈夫 だ 。 何 を 言う 遠慮 する 必要 ない 。

こう 見え て も 僕 は 腕力 に 自信 が ある ん です 。

空手 や ボクシング など 格闘技 で 体 を 鍛え て 。

( 榛葉 ) これ で 開か なかったら かっこ悪い ね 椿 ちゃん 。

( 美 森 ) 椿 君 頑張って !

こんな ビン 僕 に かかれ ば ひと 捻り だ !

あっ ああ 今 の ひと 捻り と いう の は →

別に フタ を 捻る と いう の と かけ た 訳 で は なく ただ 単に … 。

いい から 早く しろ よ 。

デージ - ちゃん って あまり 人 に 頼ら ない よ ね 。

うん ? ほら ミモリン だったら →

「 椿 君 フタ が 開き ませ ん わ 」 と か 言って 頼む でしょ 。

そう です わ ね やはり その よう な とき は →

いくらか お 包み し た ほう が よい の でしょ う か ?

いや そう いう 話 してん じゃ ねえ だ ろ 。

別 に 。 自分 で できる こと は 自分 で やる 。

でき ない こと は やら なけ れ ば いい それ だけ だ 。

いや それでは 人 は 生き て い け ない 。

いい か 人 と いう もの は 。

うるさい ドブ 虫 。 虫 僕 は 虫 な の か ?

本当 に 困った こと が 起き たら どう する つもり だ ?

それ は それ で 受け入れる しか ない 人 に 迷惑 は かけ ない 。

僕 は 僕 は 助ける ぞ !

たとえ 頼ま れ なく て も →

キミ が そう いう 状況 に なった とき は 。

友達 が 困って いる なら 僕 は 助ける !

うるさい 。 ええ ?

椿 君 は 男 だ し 腕 力 が ある から そう いう こと が 言 える 。

非力 な 女 は 人 に 頼れ と でも ?

別に そう いう こと を 言って る ん じゃ ない !

力 の ある なし に 関わら ず 助け たい と いう 気持 が あれ ば 。

いい や 椿 君 は 腕力 で 解決 する こと が 結構 ある 。

( 安 形 ) おお でも たしか に 椿 って かわいい 顔 し て →

すぐ パンチ と か する よ な 。 会長 まで … 。

野蛮 です わ 。 愚か 者 と か 言っちゃ っ て さ 。

自分 は 乱暴 者 だ よ ね 。

静粛 に !

お前 生徒 会 の ポニーテール の 女 を →

知って る か ? ( 島田 ) えっ ?

山田 カトリーヌ ハナコ って ヤツ だ 。

山田 カトリーヌ ハナコ ?

浅 雛 さん !

島田 さん 。

これ さっき 校門 の 前 で 不良 みたい な 人 たち に →

生徒 会 の ポニーテール の 女 に 渡せ って 言わ れ た の 。

わざわざ ありがとう 。

フン 下 劣 な 男 ども だ 。

ねぇ 浅 雛 さん その 人 たち タチ 高 の 不良 でしょ 大丈夫 ?

ありがとう 。 でも この こと は 他言 無用 だ 。

問題 を 起こし た の は 私 だ から 自分 で 解決 する 。

ちょっと 浅 雛 さん 。

( デージー ) 問題 ない 。

さっき の 話 だ が 。 えっ 何 ?

浅 雛 さん の こと だ 。 ヒマ だ な お前 !

気 の 強い メガネ 女 に よけい な こと す ん な と か →

文句 言わ れる だけ だ ぜ 。

タチ 高 は 前 から いい 噂 を 聞か ない 。

特に 最近 タチ 高 の 不良 ども を 束ねる ボス が 現れ た そう だ 。

薮田 と いう 男 だ 。

ソイツ が 相当 ブチ 切れ た 男らしい 。

( 薮田 ) フッフッフ 偉 ぇ じゃ ん 。

ガチ で 一 人 で 来る と か 。

こない だ は ウチ の バカ ども が 迷惑 を かけ た み て え だ な 。

ヘッヘッヘ いや なんか かわいい と か 聞い て よ 。

もっと こっち へ 来 て くれよ 。 ( デージー ) 断る 。

お ~ お ~ 気 も 強 ぇ なぁ 。

いい ねぇ ! マジ で 俺 の ストライク だ ぜ !

なん だ よ 。 ハハ … 悪 ぃ 悪 ぃ 。

いい 女 だ から 興奮 し ちゃ った ヘヘヘ 。

おいおい いきなり か よ 。

ハハッ 直前 で かわし て 唇 直撃 まぬがれ た って か 。

かわいい な 気 に 入った ぜ 。 お前 俺 の 女 に なれ 。

D . O . S . ドブ で 溺れ て 死ね !

( 島田 ) ああ 椿 君 !

僕 に 用 か ? うん 。

浅 雛 さん に は 怒ら れる だ ろ う けど →

やっぱり 椿 君 に は 話し た ほう が いい と 思って 。

浅 雛 の 話 ?

椿 君 って デリカシー の ある 人 よ ね ?

え えっ ! ? デリカシー ?

( ( 何 か 臭 ぇ な ヒメコ 屁 こい た か ? 何で や ねん ! ) )

もちろん だ ! じゃあ 話す けど →

椿 君 タチ 高 って 知って る ? あぁ 。

実は 昨日 の こと な ん だ けど … 。

( ( ま ぁ 今日 は 挨拶 だけ だ 。

いきなり しつこく し て 嫌わ れ たら かなわ ねえ し な 。

ヘヘヘッ ! でも 覚え とけ よ 。

いずれ お前 は 俺 の もの に なる ん だ 。

俺 は 俺 の 思いどおり に 事 を 運ぶ 。

わかって ん な ? 逆らえ ば 平和 な 開 盟 は →

俺 たち の 遊び場 に な っち まう ぜ 。 ヘヘヘッ ヘヘヘッ !

よし じゃあ 女 ケータイ を 出せ 。

個人 情報 を 控え させ て もらう 。

おっと 暴れ ん じゃ ねえ ぜ 。

状況 わかって ん だ ろ ? キス だけ じゃ 済ま なく なる ぜ 。

お っ この 人形 の シリーズ 知って る ぜ 。

モイ モイ だ ろ ? いや ムンムン だった っけ ?

よし 悪い けど これ もら っと く ぜ 。

ふざける な 。 私 の だ 返せ !

固 ぇ こ と 言う な よ 。

俺 の 2 番 目 の 女 が これ 好き な ん だ よ な 。

わかった か ? 浅 雛 菊 乃 。

今日 は これ から 他 の 女 と 会う 予定 が ある から →

遊 ん で や れ ねえ けど 近い うち に ケータイ で 呼び出す ぜ 。

そん とき は キス より いい こと して やる よ 。

ヘヘヘッ ヘヘヘッ ! ) )

あれ ? 椿 ちゃん 遅かった ね 。

浅 雛 話 が ある 。

あ ?

島田 さん 口止め し て おい た のに 。

島田 さん は キミ を 心配 し て … 。

キ キス を さ れ た と いう の は 本当 か ?

ストレート に 聞い て き た か 。

椿 君 は デリカシー が ない な 。

フンッ 別 に 唇 を 奪わ れ た わけ で は ない 。

野良犬 に 噛ま れ た 程度 の こと だ 。

ただ ムンムン を 奪わ れ た こと に 腹 が 立って いる だけ だ 。

浅 雛 キミ は どう し て 僕 たち を 頼って くれ ない ?

( デージー ) 関係ない から だ 。 ( 椿 ) 関係なく ない !

僕 たち は 仲間 じゃ ない の か ?

仲間 が トラブル に 巻き込ま れ てる なら 力 に なり たい と 思う の が 普通 だ 。

キミ は 違う か ? 例えば 丹生 が →

悪い 男 に ひどい 目 に 遭わ さ れ た と 考え たら どう だ ?

( デージー ) そんな 男 ぶん 殴って やる 。 ( 椿 ) 同じ だ 。

キミ を 傷つけ た その 薮田 と いう 男 を 僕 は ぶん 殴って やる !

椿 君 は そう 言う と 思った 。

それ で 私 の ため に タチ 高 の ヤンキー ども と 殴り合う の か ?

冗談 じゃ ない 。 自分 の せい で 人 が 傷つく の は →

すごく 傷つく 。

気持 は 嬉しい 。 ありがとう 。

生徒 会 に 入って よかった 。

《 相手 を 殴って 仲間 を 助け たい 》

《 いや 違う 。 僕 は ただ 仲間 を 傷つけ られ て →

腹 の 虫 が お さま ら ない だけ だ 。 お さま ら ない ん だ 》

よし !

♪ ♪ 「 ダラン ダラン ダラン ダラン 」

( ノック )

誰 だ ? あれ 椿 。

珍しい じゃ ねえ か お前 が 部室 まで 来る なんて 。

これ は あくまで 仮 の 話 だ 。 あ ?

は ぁ ~ なるほど ね 。

つまり その 友達 は 自分 の ゴタゴタ を 争い 事 で →

解決 し て ほしく ねえ わけ だ な 。 あぁ 。

そもそも 彼女 は →

他人 に 迷惑 を かける こと 自体 を よし と し ない 性格 だ 。

しかし 僕 が 思う に 浅 … 。 あ ?

いや 彼女 は 人 に 頼る の が 苦手 な だけ な の だ 。

あくまで 参考 に 聞き たい 。

友達 が … 大切 な 仲間 が 傷つけ られ た と し て →

キミ なら どう する ?

俺 なら 自分 の 気 が 済む の に 必要 最低 限 の 力 を 使う 。

一 発 ぶん 殴る 。

《 同じ だ 》

わかった ありがとう 。 待て 椿 。

助太刀 す っか ?

いや いい 一 人 で 行く 。

そう か なら 行け 。

ただ今 ボッスン 焼き芋 買う て き た で 。

私 これ ね いちばん 大きい の 。 しかし で か すぎ ない か 。

ほ い 気 い つ け て 食べ な 熱い で 。

ああ 。

熱い な 。 おいしい や ん なか なか や で 。

ああ なかなか の もん だ 。

あ ? なん だ ? テメエ 開 盟 だ な 。

ここ は タチ 高 の たまり場 だって わかって ん の か ?

( 椿 ) わかって る から 来 た の だ 僕 は 浅 雛 菊 乃 の 仲間 だ 。

マジ か コイツ あの 女 の 彼 氏 か よ 。

ウケ る ! 一 人 で 来 や がった よ いい 度胸 して ん な 。

コイツ や っち ま お う ぜ 。

安心 する が いい 愚か 者 ども 。

僕 は キサマ ら に は 手出し し ない 。

は ぁ ? コイツ 何 言って ん だ 。

使う の は 一 発 だけ だ 一 発 だけ 殴り に き た 。

薮田 と いう の は ど いつ だ ?

ヘヘヘヘヘ や べ え 。

なんか おもしろ そう な ヤツ が 来 た 熱い ね 。

キサマ が 薮田 か 話 は 浅 雛 から 聞い た 。

浅 雛 ? ああ は いはい あの メガネ の 。

なん だ オメエ あの 女 の 男 か ?

そう で は ない … が 仲間 だ 。

仲間 ? ヘヘヘ 仲間 ねえ 。

それ で 腹 立って 来 た って わけ か で ?

謝れ と か 言う の か ? いい ぜ 。

ごめん な ちゃ い 。 はい 。 で ?

べつに 謝って ほしく て 来 た わけ で は ない 。

キサマ が 謝った ところ で 浅 雛 の 傷 は 癒え ない から な 。

彼女 の 恨み を 晴ら そ う など と は 思って い ない 。

僕 は 個人 的 な うっぷん を 晴らす ため に 来 た 。

だから 自分 の 行動 が 正しい の か どう か わから ない 。

《 いや おそらく 間違って いる の だ ろ う 》

しかし 僕 は キサマ を 殴る !

いい ね いい 感じ に むかつく な お前 。

よし わかった せっかく 来 て くれ た ん だ 。

お前 と は タイマン 張って やる よ 。

ただし 俺 の ところ まで 来 られ たら な 。

俺 は あくまで お前 と タイマン で やる つもり だ ぜ 。

けど もしかしたら コイツ ら が 邪魔 する かも しん ねえ な 。

おい いい か お前 ら 絶対 手出し す ん じゃ ねえ ぞ 。

いい か 絶対 だ ぞ !

ヘヘヘ 押す な よ 押す な よみ て え な 。

は ~ い 手出し し ませ ん 。

でも 足 は 出す かも 。

先ほど も 言った が 僕 は 関係ない 者 を 殴る つもり は ない 。

事 は なるべく 荒立て たく ない 僕 の 相手 は キサマ だけ だ 薮田 。

おいおい 一 人 で 乗り込 ん で き とい て →

それ は 虫 が よ すぎる ん じゃ ねえ か ?

面倒 な こと に し たく なきゃ お前 が 我慢 すりゃ いい 。

我慢 は でき ない 。 もっとも 暴力 で の 解決 は →

浅 雛 の 望む ところ で は ない 。

しかし 僕 は キサマ を 殴る 以外 に 事 を 収める 方法 を 見出 せ ない 。

矛盾 は 承知 し て いる 。

なに ご ちゃ ご ちゃ 言って ん だ 御 託 は いい 。

来い よ 。

待って ろ 愚か 者 !

おら ! おりゃ !

ヘヘ ヘヘ いい 眺め だ 。

いい ねえ 熱い 勘違い 野郎 が →

ボコボコ に なる 様 を 悠々 と 眺める って の は 。

ケッ バカ が 仲間 の ため と か 言って ん じゃ ねえ よ 。

そう いう ヤツ が いちばん 損する 世 の 中 だ 。

お ~ お ~ 凛 々 しい 顔 が どんどん 腫れ て く ぜ 。

ハハハハ ハハハハハ !

おお どう し た ? サーヤ 。

う うん ちょっと ね 。 あの 浅 雛 さん 。

ちょっと いい かしら ?

《 椿 : 意識 が 朦朧 と し て き た … 。

やはり 少し 無謀 だった か な 。

でも 僕 に は 他 に 方法 が … 》

い てっ ! なん だ ? どう し た ?

おい なんか 飛 ん で くる ぞ ! なん だ こりゃ ?

ゴム 弾 ! ? 向こう の ほう から だ !

助っ人 戦 隊 キュウ エン ジャー ! 見 参 !

な なん だ ? 何者 だ ?

困って いる よう だ な 少年 ! 加勢 する ぞ !

変装 まで し て … 。

《 なぜ 来 た の だ スケット 団 》

( 3 人 ) と う っ !

なん なん だ コイツ ら ? 鹿 ? 鹿 と アフロ が いる ぞ 。

我々 は 通りすがり の 戦 隊 ヒーロー だ 。

そんな ヒーロー い ねえ よ ! つう か 通り す がん ねえ よ !

どう いう つもり だ 藤崎 ! これ は なんの マネ だ ?

藤崎 ? 誰 の こと かな ?

私 の 名前 は 鹿 スガ 男 。

もう いい ! 下手 な 演技 は よせ !

助け を 呼 ん だ 覚え は ない 。

その セリフ キミ の 友達 と やら も 言う の で は ない か な ?

少年 … いや マツゲ ボーイ よ 。

誰 が マツゲ ボーイ だ !

キミ の 標的 は あの 男 一 人 な の だ ろ う ?

ならば 雑魚 は 我々 に 任せろ 。 道 を 開け て やる !

雑魚 って 誰 の こと だ 。 オメエ ら も 開 盟 な ん だ ろ ! ?

まとめ て ぶ っ 潰し て やる !

うが っ !

鹿 隊長 今日 は 暴れ て も よかった ん よ ね 。

ああ … 存分に お やり なさい 。

ど りゃ ~ っ !

まっ あいつ 一 人 で 十 分 な ん だ けど ね 。

くら え 雑魚 ども !

♪ ♪ ~

終わり まし た 鹿 隊長 。

こっち も です うま しか 隊長 。 誰 が うまし か だ !

さて マツゲ ボーイ よ 道 は 開 い た ぞ 。

フンッ !

余計 な こと を 。

つ っ ! さすが に 傷 が 傷む な … 。

2 発 に しよ う か な 。

覚悟 は いい か ? 愚か 者 。

ハッハハハ ! 何 も ビビ る こと は ね え ん だ 。 タイマン なら 負け ねえ !

それ に お前 たしか 一 発 しか 手 出 さ ねえ と か 言った よ な 。

ああ そう だ 。

ケッ バカ じゃ ねえ の か ?

お前 は 自分 の 今 の 状況 わかって ん の か ?

相当 ダメージ 残って ん だ ろ ! 俺 の 手下 ども の 働き で な 。

一 つ 聞き たい 。

貴 様 は 仲間 が 傷 つい て なん と も 思わ ない の か ?

仲間 ? フンッ ! くせ ぇ こ と 言って ん じゃ ねえ !

傷つく と か 何 言って ん だ ?

弱 え ぇ から ぶ っ 倒れ てん だ ろ う が 。

いい か ! 俺 に とって メリット の ある ヤツ が 仲間 だ !

そして 俺 が そい つ ら を 使う 。

今日 は 俺 の 仲間 は いい 働き を し た だ ろ ? 盾 と し て 。

聞く まで も ない だ ろ う が 浅 雛 に 謝る 気 は ある の か ?

謝る ? お め ぇ まだ 自分 の 立場 が わかって ねえ だ ろ ?

そんな 気 ある わけ ねえ だ ろ !

俺 は この 拳 で 仲間 を 増やし て き た ん だ 。

一 発 で 終わり だ 。

何 発 で 終わり だ と ?

ナ … ナメ ん な !

もう 終わり か ?

な なんだ コイツ は !

その 拳 で のし上がって き た の か ?

どうりで 軽い わけ だ 。

さて と で は こちら から 。

いけ 椿 !

一 発 いく ぞ 。 ツバキ エクスプロージョン !

えっ 何 ? ジョン て ?

ちょ 待て !

二 度 と 開 盟 の 生徒 に 手 を 出す な 。

愚か 者 !

お っ 帰る か ね ? マツゲ ボーイ 。

いつ まで そんな マスク を つけ てる つもり だ !

あっ … 。

そんなに ケガ を し て これ は どう いう こと だ ?

だから 話し たく なかった 。

私 の せい で 椿 君 が 傷つ い た 。

私 の せい で … 。

確か に 浅 雛 の 言う こと も よく わかる 。

僕 も 結局 自分 以外 の 人 に 頼 ろ う と せ ず →

一 人 で 行動 し た 。

しかし 僕 は 結果 的 に →

他 の 人 に 心配 を かけ 助け て もらった 。

思う に 自分 一 人 で 何とか しよ う と する の は →

それ が 一 番 楽 な 方法 だ から で は ない だ ろ う か ?

しかし それ で いい の だ ろ う か ?

僕 に は よく わから ない 。 本当 は どう す べき だった の か ?

僕 の 行い も 決して 正義 で は ない 。

でも ただ 僕 は … 。

仲間 を 傷つけ た ヤツ を 許 せ なかった 。

ケガ は 大丈夫 な の か ?

野良犬 に 噛ま れ た 程度 の こと だ 。

浅 雛 さん 。

まあまあ とりあえず 一 件 落着 って こと で ね 。

うるさい 。

あ あ ~ ! 目 が !

( 瑠海 ) お 兄ちゃん 。 何 な の ? その ケガ 。

何でも ねえ よ 野良犬 に 噛ま れ た だけ さ 。

ママ お 兄ちゃん が 大変 !

野良犬 に 噛ま れ た ん だ って !

( 茜 ) すぐ 保健 所 に 電話 し なさい 。

近づ い ちゃ ダメ よ 危険 だ から ね 。

( 瑠海 ) お 兄ちゃん 死 ん じゃ う の ? 死 ん じゃ ったら どう しよ う ?

( 茜 ) そんな わけない でしょ 。 いや それ は … 。

ホント 何 な ん だ よ その ケガ は よ ?

あ いえ 何でも あり ませ ん 。 野良犬 に 噛ま れ た ん です 。

そりゃ 結構 な 事件 だ ぞ 。

( 美 森 ) まあ それ は 大変 です わ 。 生徒 に 注意 を 呼びかけ ませ ん と 。

ほら ミモリン 信じ ちゃ って ん じゃ ねえ か よ 。

ああ … 。 ん ? なん だ ?

フタ が 開か ない 。 開け て ほしい 。

お っ ! お 安い 御用 だ 。

ありがとう 。

とっておき の チョコ だ 。 1 個 ずつ 。

お っ ゴチバ の チョコ じゃ ん 。 サンキュー !

いただき ます わ デージー ちゃん 。

( 榛葉 ) あ ずるい ! 椿 ちゃん だけ 2 個 だ 。

これ は お礼 だ 。 お礼 ?

ビン の フタ を 開け て くれ た 。

( 榛葉 ) え え ~ ! じゃあ 俺 が 開け れ ば よかった な 。

( デージー ) うるさい ! ( 安 形 ) カッ カッカ !


ヘヘヘ 気 の 強い 女 だ な 。

ナンパ し た だけ で 目 つぶし と か 。

でも 顔 は すげ え 好み だ わ 。 ああ 。

ちょっと 遊ば せ て くれよ !

イテッ な んな ん だ この 女 ?

テメエ よそ見 し てん じゃ ねえ ぞ コラ !

調子 のり や が って !

( ボッスン ) うん ? おい そこ で 何 してん だ ?

あ なん だ ? めん どくせ え な 。

いい よ もう 行 こ う ぜ 。 お前 名前 は ?

( デージー ) 開 盟 学園 生徒 会 執行 部 書記 山田 カトリーヌ ハナコ だ 。

誰 か と 思え ば 生徒 会 の デージー さん か よ 。

からま れ て た ん だ ろ 大丈夫 だった か ?

うるさい 。 ケッ なん だ よ 人 が せっかく 。

うるさい ドブ 虫 。 虫 ? 俺 虫 な の ?

命中 ! ヘヘヘ 。

困って いる 人間 は 見過ご せ ない スケット 団 ッス !

よろしく ! ギャー !

ムンムン に 何 を する 私 の お気に入り の 人形 だ ぞ 。

テメエ なん だ よ 人 が せっかく 。 うるさい 。

助け を 呼 ん だ 覚え は ない 。

「 助け を 呼 ん だ 覚え は ない 」 。 と か 言って よ お !

( サーヤ ) それ って 生徒 会 の 浅 雛 さん ?

お っ 似 てる か ? あの メガネ 女 に 。

う うん 全然 。 なん だ よ 。

( ヒメコ ) ほん で お前 は 助け に 入って どう しよ う 思った ん や ?

お前 が 不良 2 人 に 勝 てる ん か ? あたり め え だ ろ そんな もん !

俺 の ナックル パンチ が 火 を 吹く ぜ 。

お前 の ナックル パンチ 火 を 吹 い てる とこ 一 回 も 見 た こ と ない で 。

( スイッチ ) ボッスン その 2 人 は →

館 川 高校 の 制服 だった の か ? あ ? ああ 。

( 安 形 ) なん だ デージー ビン の フタ が 開か ねえ の か ?

椿 開け て やれ 。 ( 椿 ) うん ? はい 。

大丈夫 だ 。 何 を 言う 遠慮 する 必要 ない 。

こう 見え て も 僕 は 腕力 に 自信 が ある ん です 。

空手 や ボクシング など 格闘技 で 体 を 鍛え て 。

( 榛葉 ) これ で 開か なかったら かっこ悪い ね 椿 ちゃん 。

( 美 森 ) 椿 君 頑張って !

こんな ビン 僕 に かかれ ば ひと 捻り だ !

あっ ああ 今 の ひと 捻り と いう の は →

別に フタ を 捻る と いう の と かけ た 訳 で は なく ただ 単に … 。

いい から 早く しろ よ 。

デージ - ちゃん って あまり 人 に 頼ら ない よ ね 。

うん ? ほら ミモリン だったら →

「 椿 君 フタ が 開き ませ ん わ 」 と か 言って 頼む でしょ 。

そう です わ ね やはり その よう な とき は →

いくらか お 包み し た ほう が よい の でしょ う か ?

いや そう いう 話 してん じゃ ねえ だ ろ 。

別 に 。 自分 で できる こと は 自分 で やる 。

でき ない こと は やら なけ れ ば いい それ だけ だ 。

いや それでは 人 は 生き て い け ない 。

いい か 人 と いう もの は 。

うるさい ドブ 虫 。 虫 僕 は 虫 な の か ?

本当 に 困った こと が 起き たら どう する つもり だ ?

それ は それ で 受け入れる しか ない 人 に 迷惑 は かけ ない 。

僕 は 僕 は 助ける ぞ !

たとえ 頼ま れ なく て も →

キミ が そう いう 状況 に なった とき は 。

友達 が 困って いる なら 僕 は 助ける !

うるさい 。 ええ ?

椿 君 は 男 だ し 腕 力 が ある から そう いう こと が 言 える 。

非力 な 女 は 人 に 頼れ と でも ?

別に そう いう こと を 言って る ん じゃ ない !

力 の ある なし に 関わら ず 助け たい と いう 気持 が あれ ば 。

いい や 椿 君 は 腕力 で 解決 する こと が 結構 ある 。

( 安 形 ) おお でも たしか に 椿 って かわいい 顔 し て →

すぐ パンチ と か する よ な 。 会長 まで … 。

野蛮 です わ 。 愚か 者 と か 言っちゃ っ て さ 。

自分 は 乱暴 者 だ よ ね 。

静粛 に !

お前 生徒 会 の ポニーテール の 女 を →

知って る か ? ( 島田 ) えっ ?

山田 カトリーヌ ハナコ って ヤツ だ 。

山田 カトリーヌ ハナコ ?

浅 雛 さん !

島田 さん 。

これ さっき 校門 の 前 で 不良 みたい な 人 たち に →

生徒 会 の ポニーテール の 女 に 渡せ って 言わ れ た の 。

わざわざ ありがとう 。

フン 下 劣 な 男 ども だ 。

ねぇ 浅 雛 さん その 人 たち タチ 高 の 不良 でしょ 大丈夫 ?

ありがとう 。 でも この こと は 他言 無用 だ 。

問題 を 起こし た の は 私 だ から 自分 で 解決 する 。

ちょっと 浅 雛 さん 。

( デージー ) 問題 ない 。

さっき の 話 だ が 。 えっ 何 ?

浅 雛 さん の こと だ 。 ヒマ だ な お前 !

気 の 強い メガネ 女 に よけい な こと す ん な と か →

文句 言わ れる だけ だ ぜ 。

タチ 高 は 前 から いい 噂 を 聞か ない 。

特に 最近 タチ 高 の 不良 ども を 束ねる ボス が 現れ た そう だ 。

薮田 と いう 男 だ 。

ソイツ が 相当 ブチ 切れ た 男らしい 。

( 薮田 ) フッフッフ 偉 ぇ じゃ ん 。

ガチ で 一 人 で 来る と か 。

こない だ は ウチ の バカ ども が 迷惑 を かけ た み て え だ な 。

ヘッヘッヘ いや なんか かわいい と か 聞い て よ 。

もっと こっち へ 来 て くれよ 。 ( デージー ) 断る 。

お ~ お ~ 気 も 強 ぇ なぁ 。

いい ねぇ ! マジ で 俺 の ストライク だ ぜ !

なん だ よ 。 ハハ … 悪 ぃ 悪 ぃ 。

いい 女 だ から 興奮 し ちゃ った ヘヘヘ 。

おいおい いきなり か よ 。

ハハッ 直前 で かわし て 唇 直撃 まぬがれ た って か 。

かわいい な 気 に 入った ぜ 。 お前 俺 の 女 に なれ 。

D . O . S . ドブ で 溺れ て 死ね !

( 島田 ) ああ 椿 君 !

僕 に 用 か ? うん 。

浅 雛 さん に は 怒ら れる だ ろ う けど →

やっぱり 椿 君 に は 話し た ほう が いい と 思って 。

浅 雛 の 話 ?

椿 君 って デリカシー の ある 人 よ ね ?

え えっ ! ? デリカシー ?

( ( 何 か 臭 ぇ な ヒメコ 屁 こい た か ? 何で や ねん ! ) )

もちろん だ ! じゃあ 話す けど →

椿 君 タチ 高 って 知って る ? あぁ 。

実は 昨日 の こと な ん だ けど … 。

( ( ま ぁ 今日 は 挨拶 だけ だ 。

いきなり しつこく し て 嫌わ れ たら かなわ ねえ し な 。

ヘヘヘッ ! でも 覚え とけ よ 。

いずれ お前 は 俺 の もの に なる ん だ 。

俺 は 俺 の 思いどおり に 事 を 運ぶ 。

わかって ん な ? 逆らえ ば 平和 な 開 盟 は →

俺 たち の 遊び場 に な っち まう ぜ 。 ヘヘヘッ ヘヘヘッ !

よし じゃあ 女 ケータイ を 出せ 。

個人 情報 を 控え させ て もらう 。

おっと 暴れ ん じゃ ねえ ぜ 。

状況 わかって ん だ ろ ? キス だけ じゃ 済ま なく なる ぜ 。

お っ この 人形 の シリーズ 知って る ぜ 。

モイ モイ だ ろ ? いや ムンムン だった っけ ?

よし 悪い けど これ もら っと く ぜ 。

ふざける な 。 私 の だ 返せ !

固 ぇ こ と 言う な よ 。

俺 の 2 番 目 の 女 が これ 好き な ん だ よ な 。

わかった か ? 浅 雛 菊 乃 。

今日 は これ から 他 の 女 と 会う 予定 が ある から →

遊 ん で や れ ねえ けど 近い うち に ケータイ で 呼び出す ぜ 。

そん とき は キス より いい こと して やる よ 。

ヘヘヘッ ヘヘヘッ ! ) )

あれ ? 椿 ちゃん 遅かった ね 。

浅 雛 話 が ある 。

あ ?

島田 さん 口止め し て おい た のに 。

島田 さん は キミ を 心配 し て … 。

キ キス を さ れ た と いう の は 本当 か ?

ストレート に 聞い て き た か 。

椿 君 は デリカシー が ない な 。

フンッ 別 に 唇 を 奪わ れ た わけ で は ない 。

野良犬 に 噛ま れ た 程度 の こと だ 。

ただ ムンムン を 奪わ れ た こと に 腹 が 立って いる だけ だ 。

浅 雛 キミ は どう し て 僕 たち を 頼って くれ ない ?

( デージー ) 関係ない から だ 。 ( 椿 ) 関係なく ない !

僕 たち は 仲間 じゃ ない の か ?

仲間 が トラブル に 巻き込ま れ てる なら 力 に なり たい と 思う の が 普通 だ 。

キミ は 違う か ? 例えば 丹生 が →

悪い 男 に ひどい 目 に 遭わ さ れ た と 考え たら どう だ ?

( デージー ) そんな 男 ぶん 殴って やる 。 ( 椿 ) 同じ だ 。

キミ を 傷つけ た その 薮田 と いう 男 を 僕 は ぶん 殴って やる !

椿 君 は そう 言う と 思った 。

それ で 私 の ため に タチ 高 の ヤンキー ども と 殴り合う の か ?

冗談 じゃ ない 。 自分 の せい で 人 が 傷つく の は →

すごく 傷つく 。

気持 は 嬉しい 。 ありがとう 。

生徒 会 に 入って よかった 。

《 相手 を 殴って 仲間 を 助け たい 》

《 いや 違う 。 僕 は ただ 仲間 を 傷つけ られ て →

腹 の 虫 が お さま ら ない だけ だ 。 お さま ら ない ん だ 》

よし !

♪ ♪ 「 ダラン ダラン ダラン ダラン 」

( ノック )

誰 だ ? あれ 椿 。

珍しい じゃ ねえ か お前 が 部室 まで 来る なんて 。

これ は あくまで 仮 の 話 だ 。 あ ?

は ぁ ~ なるほど ね 。

つまり その 友達 は 自分 の ゴタゴタ を 争い 事 で →

解決 し て ほしく ねえ わけ だ な 。 あぁ 。

そもそも 彼女 は →

他人 に 迷惑 を かける こと 自体 を よし と し ない 性格 だ 。

しかし 僕 が 思う に 浅 … 。 あ ?

いや 彼女 は 人 に 頼る の が 苦手 な だけ な の だ 。

あくまで 参考 に 聞き たい 。

友達 が … 大切 な 仲間 が 傷つけ られ た と し て →

キミ なら どう する ?

俺 なら 自分 の 気 が 済む の に 必要 最低 限 の 力 を 使う 。

一 発 ぶん 殴る 。

《 同じ だ 》

わかった ありがとう 。 待て 椿 。

助太刀 す っか ?

いや いい 一 人 で 行く 。

そう か なら 行け 。

ただ今 ボッスン 焼き芋 買う て き た で 。

私 これ ね いちばん 大きい の 。 しかし で か すぎ ない か 。

ほ い 気 い つ け て 食べ な 熱い で 。

ああ 。

熱い な 。 おいしい や ん なか なか や で 。

ああ なかなか の もん だ 。

あ ? なん だ ? テメエ 開 盟 だ な 。

ここ は タチ 高 の たまり場 だって わかって ん の か ?

( 椿 ) わかって る から 来 た の だ 僕 は 浅 雛 菊 乃 の 仲間 だ 。

マジ か コイツ あの 女 の 彼 氏 か よ 。

ウケ る ! 一 人 で 来 や がった よ いい 度胸 して ん な 。

コイツ や っち ま お う ぜ 。

安心 する が いい 愚か 者 ども 。

僕 は キサマ ら に は 手出し し ない 。

は ぁ ? コイツ 何 言って ん だ 。

使う の は 一 発 だけ だ 一 発 だけ 殴り に き た 。

薮田 と いう の は ど いつ だ ?

ヘヘヘヘヘ や べ え 。

なんか おもしろ そう な ヤツ が 来 た 熱い ね 。

キサマ が 薮田 か 話 は 浅 雛 から 聞い た 。

浅 雛 ? ああ は いはい あの メガネ の 。

なん だ オメエ あの 女 の 男 か ?

そう で は ない … が 仲間 だ 。

仲間 ? ヘヘヘ 仲間 ねえ 。

それ で 腹 立って 来 た って わけ か で ?

謝れ と か 言う の か ? いい ぜ 。

ごめん な ちゃ い 。 はい 。 で ?

べつに 謝って ほしく て 来 た わけ で は ない 。

キサマ が 謝った ところ で 浅 雛 の 傷 は 癒え ない から な 。

彼女 の 恨み を 晴ら そ う など と は 思って い ない 。

僕 は 個人 的 な うっぷん を 晴らす ため に 来 た 。

だから 自分 の 行動 が 正しい の か どう か わから ない 。

《 いや おそらく 間違って いる の だ ろ う 》

しかし 僕 は キサマ を 殴る !

いい ね いい 感じ に むかつく な お前 。

よし わかった せっかく 来 て くれ た ん だ 。

お前 と は タイマン 張って やる よ 。

ただし 俺 の ところ まで 来 られ たら な 。

俺 は あくまで お前 と タイマン で やる つもり だ ぜ 。

けど もしかしたら コイツ ら が 邪魔 する かも しん ねえ な 。

おい いい か お前 ら 絶対 手出し す ん じゃ ねえ ぞ 。

いい か 絶対 だ ぞ !

ヘヘヘ 押す な よ 押す な よみ て え な 。

は ~ い 手出し し ませ ん 。

でも 足 は 出す かも 。

先ほど も 言った が 僕 は 関係ない 者 を 殴る つもり は ない 。

事 は なるべく 荒立て たく ない 僕 の 相手 は キサマ だけ だ 薮田 。

おいおい 一 人 で 乗り込 ん で き とい て →

それ は 虫 が よ すぎる ん じゃ ねえ か ?

面倒 な こと に し たく なきゃ お前 が 我慢 すりゃ いい 。

我慢 は でき ない 。 もっとも 暴力 で の 解決 は →

浅 雛 の 望む ところ で は ない 。

しかし 僕 は キサマ を 殴る 以外 に 事 を 収める 方法 を 見出 せ ない 。

矛盾 は 承知 し て いる 。

なに ご ちゃ ご ちゃ 言って ん だ 御 託 は いい 。

来い よ 。

待って ろ 愚か 者 !

おら ! おりゃ !

ヘヘ ヘヘ いい 眺め だ 。

いい ねえ 熱い 勘違い 野郎 が →

ボコボコ に なる 様 を 悠々 と 眺める って の は 。

ケッ バカ が 仲間 の ため と か 言って ん じゃ ねえ よ 。

そう いう ヤツ が いちばん 損する 世 の 中 だ 。

お ~ お ~ 凛 々 しい 顔 が どんどん 腫れ て く ぜ 。

ハハハハ ハハハハハ !

おお どう し た ? サーヤ 。

う うん ちょっと ね 。 あの 浅 雛 さん 。

ちょっと いい かしら ?

《 椿 : 意識 が 朦朧 と し て き た … 。

やはり 少し 無謀 だった か な 。

でも 僕 に は 他 に 方法 が … 》

い てっ ! なん だ ? どう し た ?

おい なんか 飛 ん で くる ぞ ! なん だ こりゃ ?

ゴム 弾 ! ? 向こう の ほう から だ !

助っ人 戦 隊 キュウ エン ジャー ! 見 参 !

な なん だ ? 何者 だ ?

困って いる よう だ な 少年 ! 加勢 する ぞ !

変装 まで し て … 。

《 なぜ 来 た の だ スケット 団 》

( 3 人 ) と う っ !

なん なん だ コイツ ら ? 鹿 ? 鹿 と アフロ が いる ぞ 。

我々 は 通りすがり の 戦 隊 ヒーロー だ 。

そんな ヒーロー い ねえ よ ! つう か 通り す がん ねえ よ !

どう いう つもり だ 藤崎 ! これ は なんの マネ だ ?

藤崎 ? 誰 の こと かな ?

私 の 名前 は 鹿 スガ 男 。

もう いい ! 下手 な 演技 は よせ !

助け を 呼 ん だ 覚え は ない 。

その セリフ キミ の 友達 と やら も 言う の で は ない か な ?

少年 … いや マツゲ ボーイ よ 。

誰 が マツゲ ボーイ だ !

キミ の 標的 は あの 男 一 人 な の だ ろ う ?

ならば 雑魚 は 我々 に 任せろ 。 道 を 開け て やる !

雑魚 って 誰 の こと だ 。 オメエ ら も 開 盟 な ん だ ろ ! ?

まとめ て ぶ っ 潰し て やる !

うが っ !

鹿 隊長 今日 は 暴れ て も よかった ん よ ね 。

ああ … 存分に お やり なさい 。

ど りゃ ~ っ !

まっ あいつ 一 人 で 十 分 な ん だ けど ね 。

くら え 雑魚 ども !

♪ ♪ ~

終わり まし た 鹿 隊長 。

こっち も です うま しか 隊長 。 誰 が うまし か だ !

さて マツゲ ボーイ よ 道 は 開 い た ぞ 。

フンッ !

余計 な こと を 。

つ っ ! さすが に 傷 が 傷む な … 。

2 発 に しよ う か な 。

覚悟 は いい か ? 愚か 者 。

ハッハハハ ! 何 も ビビ る こと は ね え ん だ 。 タイマン なら 負け ねえ !

それ に お前 たしか 一 発 しか 手 出 さ ねえ と か 言った よ な 。

ああ そう だ 。

ケッ バカ じゃ ねえ の か ?

お前 は 自分 の 今 の 状況 わかって ん の か ?

相当 ダメージ 残って ん だ ろ ! 俺 の 手下 ども の 働き で な 。

一 つ 聞き たい 。

貴 様 は 仲間 が 傷 つい て なん と も 思わ ない の か ?

仲間 ? フンッ ! くせ ぇ こ と 言って ん じゃ ねえ !

傷つく と か 何 言って ん だ ?

弱 え ぇ から ぶ っ 倒れ てん だ ろ う が 。

いい か ! 俺 に とって メリット の ある ヤツ が 仲間 だ !

そして 俺 が そい つ ら を 使う 。

今日 は 俺 の 仲間 は いい 働き を し た だ ろ ? 盾 と し て 。

聞く まで も ない だ ろ う が 浅 雛 に 謝る 気 は ある の か ?

謝る ? お め ぇ まだ 自分 の 立場 が わかって ねえ だ ろ ?

そんな 気 ある わけ ねえ だ ろ !

俺 は この 拳 で 仲間 を 増やし て き た ん だ 。

一 発 で 終わり だ 。

何 発 で 終わり だ と ?

ナ … ナメ ん な !

もう 終わり か ?

な なんだ コイツ は !

その 拳 で のし上がって き た の か ?

どうりで 軽い わけ だ 。

さて と で は こちら から 。

いけ 椿 !

一 発 いく ぞ 。 ツバキ エクスプロージョン !

えっ 何 ? ジョン て ?

ちょ 待て !

二 度 と 開 盟 の 生徒 に 手 を 出す な 。

愚か 者 !

お っ 帰る か ね ? マツゲ ボーイ 。

いつ まで そんな マスク を つけ てる つもり だ !

あっ … 。

そんなに ケガ を し て これ は どう いう こと だ ?

だから 話し たく なかった 。

私 の せい で 椿 君 が 傷つ い た 。

私 の せい で … 。

確か に 浅 雛 の 言う こと も よく わかる 。

僕 も 結局 自分 以外 の 人 に 頼 ろ う と せ ず →

一 人 で 行動 し た 。

しかし 僕 は 結果 的 に →

他 の 人 に 心配 を かけ 助け て もらった 。

思う に 自分 一 人 で 何とか しよ う と する の は →

それ が 一 番 楽 な 方法 だ から で は ない だ ろ う か ?

しかし それ で いい の だ ろ う か ?

僕 に は よく わから ない 。 本当 は どう す べき だった の か ?

僕 の 行い も 決して 正義 で は ない 。

でも ただ 僕 は … 。

仲間 を 傷つけ た ヤツ を 許 せ なかった 。

ケガ は 大丈夫 な の か ?

野良犬 に 噛ま れ た 程度 の こと だ 。

浅 雛 さん 。

まあまあ とりあえず 一 件 落着 って こと で ね 。

うるさい 。

あ あ ~ ! 目 が !

( 瑠海 ) お 兄ちゃん 。 何 な の ? その ケガ 。

何でも ねえ よ 野良犬 に 噛ま れ た だけ さ 。

ママ お 兄ちゃん が 大変 !

野良犬 に 噛ま れ た ん だ って !

( 茜 ) すぐ 保健 所 に 電話 し なさい 。

近づ い ちゃ ダメ よ 危険 だ から ね 。

( 瑠海 ) お 兄ちゃん 死 ん じゃ う の ? 死 ん じゃ ったら どう しよ う ?

( 茜 ) そんな わけない でしょ 。 いや それ は … 。

ホント 何 な ん だ よ その ケガ は よ ?

あ いえ 何でも あり ませ ん 。 野良犬 に 噛ま れ た ん です 。

そりゃ 結構 な 事件 だ ぞ 。

( 美 森 ) まあ それ は 大変 です わ 。 生徒 に 注意 を 呼びかけ ませ ん と 。

ほら ミモリン 信じ ちゃ って ん じゃ ねえ か よ 。

ああ … 。 ん ? なん だ ?

フタ が 開か ない 。 開け て ほしい 。

お っ ! お 安い 御用 だ 。

ありがとう 。

とっておき の チョコ だ 。 1 個 ずつ 。

お っ ゴチバ の チョコ じゃ ん 。 サンキュー !

いただき ます わ デージー ちゃん 。

( 榛葉 ) あ ずるい ! 椿 ちゃん だけ 2 個 だ 。

これ は お礼 だ 。 お礼 ?

ビン の フタ を 開け て くれ た 。

( 榛葉 ) え え ~ ! じゃあ 俺 が 開け れ ば よかった な 。

( デージー ) うるさい ! ( 安 形 ) カッ カッカ !