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進撃の巨人 3 Part 2, Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 04

Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 04

家 が … 降って くる ぞ

もしかしたら あの 中 に

エレン の … エレン の … 家 ぇぇ が ああ ああ

サシャ コニー を 少し 殴れ

私 たち の 位置 は わかって ない みたい

あぁ 火 の ついた 瓦礫 を バラ 撒いて

シガンシナ 区 を 火 の 海 に する つもりだ …

あの 野郎 今度 は …

オレ の 街 に 火 を つけ や がった

ア アルミン 火 が もう !!

指示 を !!

は よせん と !!

僕 に は わかる

そう やって 震えて いる うち は

何も でき やしない って

ジャン … 代わって くれ ない か …?

ぼ 僕 に は わから ない !!

どう すれば いい !?

さっき だって ベルトルト の 読み を

ハズ して この ザマ だ …!!

ジャン … 君 の 方 が 向いて る

川 だ !! 川 に 移動 する ぞ !!

全員 エレン に 乗れ !! ガス を 節約 しろ !!

エレン ある タイミング で

ベルトルト を 引きつけ なきゃ なら ねぇ が

それ まで 見つから ねぇ ように しろ よ

アルミン …

俺 は 状況 は 読める が この 場 を

打開 できる ような 策 は 何も 浮かば ねぇ …

最終 的に は お前 に 頼る から な …

こっち は 片づいた ぞ

残り の 小 せ ぇの は 前方 に いる 奴 ら だけ だ

しかし どう やって

獣 の 巨人 を 仕留めれば いい ?

奴 は あそこ に 鎮座 した まま

動き そうに ない ぞ

あぁ どうにも 臆病な んだろう な

そもそも タマ が 付いて ねぇ って 話 だ

お前 は 休んで ろ !!

とりあえず 小 せ ぇの を 全部 片づける !!

行く ぞ !!

了解 !!

クソ … さっき の 爆発 …

あいつ ら は どう なって る …

ハンジ たち は 上手く かわした の か …?

とにかく 俺 も 早く そっち に

う ~ ん … ボール 1 コ 分 高かった か …

あ そこ 置 い と いて

ま ぁ … 初球 は 様子 見 で

目指す は パーフェクト ゲーム だ

前方 より 砲撃 !!

総員 物陰 に 伏せろ ぉ

何 な の !?

クソ !! お前 ら ぁ ああ ああ !!

な っ 何 な んだ よ この 砲撃 音 は !?

敵 は 大砲 なんて 持って た の !?

だ と したら 100 門 は ある ぞ !!

お前 ら 落ち着け !! 馬 が 荒れる ぞ !!

巨人 から 投石 だ !!

リヴァイ 兵 長 !!

全員 馬 を 連れて 壁 側 に 後退 しろ !!

了解 !! う っ !?

急げ !! 射 線 の 死角 を 移動 しろ !!

オイ 立て !! 死 にて ぇか !?

団長 !!

状況 は ?

最悪だ

奴 の 投石 で 前方 の 家 は

あら かた 消し飛んだ

あの 投石 が 続けば

ここ も すぐ 更地 に なり

我々 が 身 を 隠す 場所 は なく なる

壁 の 向こう側 に は 逃げ られ そうに ない の か ?

ああ …

超 大型 巨人 が こちら に 迫って きて いる

炎 を そこら 中 に 撒き散らし ながら な …

仮に 兵士 が 壁 を 越えて 投石 を 逃れて も

馬 は 置いて いく しか ない

ここ を 退いて も

その先 に 勝利 は ない だろう

ハンジ たち は どう なって る ?

エレン は 無事 か ?

わから ない だ が 大半 は

あの 爆風 に 巻き込ま れた ようだ …

我々 は 甚大な 被害 を 受けて いる

獣 は 兵士 が 前方 の 1 か所 に 集まる ように

小型の 巨人 を 操作 して いた のだろう

そこ で 小型の 巨人 を 相手 に して いた

ディルク ・ マレーネ ・ クラース 班 は

先ほど の 投石 で 全滅 した ようだ

つまり 内 門 側 の 残存 兵力 は

新米 調査 兵士 の 君 たち と

リヴァイ 兵 士長 そして 私 だ

エルヴィン … 何 か 策 は ある か ?

叫べ エレン !! もう これ 以上 ベルトルト を 壁 に 近づける な !!

気付いた !!

んな !? あの 野郎 無視 かよ !!

オイ !! どう すんだ ジャン !?

このまま じゃ …

わかって る よ !! エレン !! ノッポ の 足 を 止める ぞ !!

けど よ !? どう やって アイツ を 倒せば いい んだ !?

蒸気 の 熱風 で 立体 機動 は 無力 化 さ れる … です よ ね !?

わかって る って の !!

だから 今 は 何でも 試す しか ねぇ !!

奴 の 弱点 を 炙 り 出して やれ !!

私 が やる みんな で 注意 を 引いて

コニー 雷 槍 を

お っ … オウ !

アルミン は 少し 離れた 所 で 奴 を 観察 しろ !!

もう ベソ かくん じゃ ねぇ ぞ !?

必ず 手がかり が ある と 信じろ !!

今 だ !! 散れ !!

見下ろして んじゃ ねぇ よ … て め ぇは …

ただ デケェ だけ だろう が !!

お … 押して る !?

行け エレン !! 倒し ち まえ !!

きっと 何 か … 手 は ある ハズ だ …!!

あれ ?

エレン !!

オイ … あれ は エレン か ?

壁 の 上 まで 吹っ飛ば さ れ たって わけ か … 奴 に

は … エレン が 動か ない …

死んじゃ い ねぇ よ !!

目の前 の 怪物 に 集中 しろ !!

ありゃ さすが に 突っ込み すぎた …

あの 巨体 に 無策で 挑めば

ああ な っち まう

何 か … 一 発 逆転 の 策 で も ない 限り

この 奪還 作戦 も 俺 たち の 命 も

人類 の 未来 も すべて おしまい だ

だから って このまま おとなしく 皆殺し に さ れて たまる か !!

攻撃 を 仕掛ける ぞ !!

奴 は まだ 雷 槍 を 知ら ない !!

俺 と コニー と サシャ で 気 を 引く !!

その 隙 に ミカサ が 撃ち込め !!

了解 !!

オイ !! ウスノロ !!

その 目 ん 玉 ぶ っ 潰して やる !!

この バーカ !!

変態 大 魔 王 !!

見え透いた 陽動 だろう

だが 雷 槍 を 食らえば

みんな !!

やっぱり ダメ か !?

この 熱風 は 発射 した 雷 槍 さえ 跳ね返す

コニー !!

クソ …!! 息 吸ったら 喉 が 焼けた ぞ

ミカサ !! 血 が …!?

大丈夫 雷 槍 の 破片 を 少し 受けた だけ

それ より どう ?

何 か … 反撃 の 糸口 は …

何も …

獣 は ここ ら に アタリ を つけた みて ぇだ な

ここ も すぐ 蜂 の 巣 に なる

エルヴィン …

反撃 の 手数 が 何も 残さ れて ねぇ って 言う ん なら

敗走 の 準備 を する ぞ …

あそこ で 伸びて る エレン を 起こして こい

その エレン に お前 と 何 人 か を 乗せて 逃げろ

少し でも 生存 者 を 残す

オイ !! 馬 が 逃げた ぞ !!

お前 ら の 担当 だ ろ !?

うる せ ぇ !! もう 意味 ねぇ だ ろ !?

何 だ と !?

あんなに 強かった 調査 兵 団 が みんな 一瞬 で 死んだ んだ ぞ !?

つ ー かお 前 も わかって んだ ろ !!

いくら 馬 を 守った って なぁ …

それ に 乗って 帰る 奴 は 誰 も い ねぇ って !!

理屈 じゃ わかって いた さ

人類 が ただ 壁 の 中 に いる だけ じゃ

いつか 突然 やって 来る 巨人 に 食い 滅ぼさ れる

誰 か が 危険 を 冒して でも 行動 し なきゃ いけない …

誰 か を 犠牲 者 に さ せ ない ため に

自分 を 犠牲 に できる 奴 が 必要な んだ って な …

そんな 勇敢な 兵士 は 誰 だ ?

そう 聞か れた 時

それ は 俺 だって … 思 っち まったん だ …

でも … まさか …

そう やって 死んで いく こと が こんなに 何の 意味 も ない こと だ なんて 思い も し なかった んだ …

考えて みりゃ そういう 人 たち の 方 が 圧倒 的に 多い はずな のに …

何で 自分 だけ は 違う って … 思 っち まったん だろう …

新 兵 と ハンジ たち の 生き残り が 馬 で 一斉に 散らばり

帰路 を 目指す の は どう だ ?

それ を 囮 に して お前 ら を 乗せた エレン が 駆け抜ける

リヴァイ … お前 は どう する つもりだ ?

俺 は 獣 の 相手 だ 奴 を 引きつけて …

無理だ 近づく こと すら でき ない

だろう な

だが …

お前 と エレン が 生きて 帰れば まだ 望み は ある

既に 状況 は そういう 段階 に ある と 思わ ない か ?

大 敗北 だ

正直 言って … 俺 は もう 誰 も 生きて 帰れ ない と すら 思って いる …

あぁ 反撃 の 手だて が 何も なければ な …

ある の か ?

あぁ

なぜ それ を すぐに 言わ ない ?

なぜ クソ みて ぇな ツラ して 黙って る ?

この 作戦 が 上手く いけば …

お前 は 獣 を 仕留める こと が できる かも しれ ない

ここ に いる 新 兵 と … 私 の 命 を 捧げれば な

お前 の 言う とおり だ

どの 道 我々 は ほとんど 死ぬ だろう

イヤ … 全滅 する 可能 性 の 方 が ずっと 高い

それ ならば

玉砕 覚悟 で 勝機 に 懸ける 戦法 も やむなし な のだ が …

その ため に は

あの 若者 たち に 死んで くれ と …

一流 の 詐欺 師 の ように 体 の いい 方便 を

並べ なくて は なら ない

私 が 先頭 を 走ら なければ

誰 も 続く 者 は い ない だろう

そして 私 は 真っ先 に 死ぬ

地下 室 に 何 が ある の か …

知る こと も なく な …

… は ?

俺 は … このまま 地下 室 に 行き たい …

俺 が 今 まで やってこ れた の も …

いつか こんな 日 が 来る と

思って た から だ …

いつか … 「 答え 合わせ 」 が できる はずだ と

何度 も … 死んだ 方 が ましだ と 思った

それ でも … 父 と の 夢 が 頭 に チラ つ くん だ

そして 今

手 を 伸ばせば 届く 所 に 答え が ある

すぐ そこ に ある んだ

だが リヴァイ

見える か ? 俺 たち の 仲間 が …

仲間 たち は 俺 ら を 見て いる

捧げた 心臓 が どう なった か 知り たい んだ

まだ 戦い は 終わって ない から な

すべて は 俺 の 頭 の 中 の …

子供 じみ た 妄想 に すぎ ない の か ?

お前 は よく 戦った

おかげ で 俺 たち は

ここ まで たどりつく こと が できた …

俺 は 選ぶ ぞ

夢 を 諦めて 死んで くれ

新 兵 たち を 地獄 に 導け

獣 の 巨人 は 俺 が 仕留める

突撃 !!

ま ぁ このまま 終わる と は 思って なかった けど …

特攻 か …

もう ちょっと 何 か ある と 思った んだ けど な

今 だ !! 撃て !!

煙 …?

あぁ 信号 を 送る って やつ か …

来る ぞ !! 動け !!

これ より 最終 作戦 を 告げる !! 総員 整列 !!

総員 に よる 騎馬 突撃 を

目標 獣 の 巨人 に 仕掛ける !!

当然 !! 目標 に とって は 格好の 的だ !!

我々 は 目標 の 投石 の タイミング を 見て

一斉に 信 煙 弾 を 放ち !!

投石 の 命中 率 を 少し でも 下げる !!

我々 が 囮 に なる 間 に

リヴァイ 兵 士長 が 獣 の 巨人 を 討ち取る !!

以上 が 作戦 だ !!

何 ? 俺 だけ 立体 機動 で 獣 に 接近 しろ と !?

獣 の 周り は 更地 だ ぞ !?

利用 できる ような 木 も 家 も ねぇ !!

いい や …

ちょうど いい 高 さ の 立体 物 が

並んで 突っ立って る だ ろ ?

巨人 を 伝って 忍び寄り …

獣 の 巨人 を 奇襲 しろ

すまない …

ここ に 突っ立って いて も

じきに 飛んで くる 岩 を 浴びる だけ だ !!

すぐさま 準備 に 取りかかれ !!

俺 たち は 今 から … 死ぬ んです か ?

そう だ

どうせ 死ぬ なら 最後に 戦って …

死ね と いう こと です か ?

そう だ

いや … どうせ 死ぬ なら …

どう やって 死のう と

命令 に 背いて 死のう と …

意味 なんか ないで す よ ね …?

まったく その とおり だ

まったく もって 無意味だ

どんなに 夢 や 希望 を 持って いて も

幸福な 人生 を 送る こと が できた と して も

岩 で 体 を 砕か れて も 同じだ

人 は いずれ 死ぬ

ならば 人生 に は 意味 が 無い の か ?

そもそも 生まれて きた こと に

意味 は 無かった の か ?

死んだ 仲間 も そう な の か ?

あの 兵士 たち も … 無意味だった の か ?

いや 違う !!

あの 兵士 たち に 意味 を 与える の は 我々 だ !!

あの 勇敢な 死者 を !! 哀れな 死者 を !!

想う こと が できる の は !!

生 者 である 我々 だ !!

我々 は ここ で 死に !!

次の 生 者 に 意味 を 託す !!

それ こそ 唯一 !!

この 残酷な 世界 に 抗 う 術 な のだ !!

兵士 よ 怒れ !!

兵士 よ 叫べ !!

兵士 よ !! 戦え !!

心臓 を 捧げた 友 の ため

夢 を 諦めた 友 の ため

すべて が 燃え尽きる まで

彼ら は 走り 続ける

混乱 と 恐怖 の 中 で

次回 勇者


Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 04 shingeki||kyojin|season|part|attack||titan|season|part|episode

家 が … 降って くる ぞ いえ||ふって||

もしかしたら あの 中 に ||なか|

エレン の … エレン の … 家 ぇぇ が ああ ああ ||||いえ||||

サシャ コニー を 少し 殴れ |||すこし|なぐれ

私 たち の 位置 は わかって ない みたい わたくし|||いち||||

あぁ 火 の ついた 瓦礫 を バラ 撒いて |ひ|||がれき||ばら|まいて

シガンシナ 区 を 火 の 海 に する つもりだ … |く||ひ||うみ|||

あの 野郎 今度 は … |やろう|こんど|

オレ の 街 に 火 を つけ や がった おれ||がい||ひ||||

ア アルミン 火 が もう !! ||ひ||

指示 を !! しじ|

は よせん と !!

僕 に は わかる ぼく|||

そう やって 震えて いる うち は ||ふるえて|||

何も でき やしない って なにも|||

ジャン … 代わって くれ ない か …? |かわって|||

ぼ 僕 に は わから ない !! |ぼく||||

どう すれば いい !?

さっき だって ベルトルト の 読み を ||||よみ|

ハズ して この ザマ だ …!!

ジャン … 君 の 方 が 向いて る |きみ||かた||むいて|

川 だ !! 川 に 移動 する ぞ !! かわ||かわ||いどう||

全員 エレン に 乗れ !! ガス を 節約 しろ !! ぜんいん|||のれ|がす||せつやく|

エレン ある タイミング で ||たいみんぐ|

ベルトルト を 引きつけ なきゃ なら ねぇ が ||ひきつけ||||

それ まで 見つから ねぇ ように しろ よ ||みつから||||

アルミン …

俺 は 状況 は 読める が この 場 を おれ||じょうきょう||よめる|||じょう|

打開 できる ような 策 は 何も 浮かば ねぇ … だかい|||さく||なにも|うかば|

最終 的に は お前 に 頼る から な … さいしゅう|てきに||おまえ||たよる||

こっち は 片づいた ぞ ||かたづいた|

残り の 小 せ ぇの は 前方 に いる 奴 ら だけ だ のこり||しょう||||ぜんぽう|||やつ|||

しかし どう やって

獣 の 巨人 を 仕留めれば いい ? けだもの||きょじん||しとめれば|

奴 は あそこ に 鎮座 した まま やつ||||ちんざ||

動き そうに ない ぞ うごき|そう に||

あぁ どうにも 臆病な んだろう な ||おくびょうな||

そもそも タマ が 付いて ねぇ って 話 だ |たま||ついて|||はなし|

お前 は 休んで ろ !! おまえ||やすんで|

とりあえず 小 せ ぇの を 全部 片づける !! |しょう||||ぜんぶ|かたづける

行く ぞ !! いく|

了解 !! りょうかい

クソ … さっき の 爆発 … くそ|||ばくはつ

あいつ ら は どう なって る …

ハンジ たち は 上手く かわした の か …? |||うまく|||

とにかく 俺 も 早く そっち に |おれ||はやく||

う ~ ん … ボール 1 コ 分 高かった か … ||ぼーる||ぶん|たかかった|

あ そこ 置 い と いて ||お|||

ま ぁ … 初球 は 様子 見 で ||しょきゅう||ようす|み|

目指す は パーフェクト ゲーム だ めざす||ぱーふぇくと|げーむ|

前方 より 砲撃 !! ぜんぽう||ほうげき

総員 物陰 に 伏せろ ぉ そういん|ものかげ||ふせろ|

何 な の !? なん||

クソ !! お前 ら ぁ ああ ああ !! くそ|おまえ||||

な っ 何 な んだ よ この 砲撃 音 は !? ||なん|||||ほうげき|おと|

敵 は 大砲 なんて 持って た の !? てき||たいほう||もって||

だ と したら 100 門 は ある ぞ !! |||もん|||

お前 ら 落ち着け !! 馬 が 荒れる ぞ !! おまえ||おちつけ|うま||あれる|

巨人 から 投石 だ !! きょじん||とうせき|

リヴァイ 兵 長 !! |つわもの|ちょう

全員 馬 を 連れて 壁 側 に 後退 しろ !! ぜんいん|うま||つれて|かべ|がわ||こうたい|

了解 !! う っ !? りょうかい||

急げ !! 射 線 の 死角 を 移動 しろ !! いそげ|い|せん||しかく||いどう|

オイ 立て !! 死 にて ぇか !? おい|たて|し||

団長 !! だんちょう

状況 は ? じょうきょう|

最悪だ さいあくだ

奴 の 投石 で 前方 の 家 は やつ||とうせき||ぜんぽう||いえ|

あら かた 消し飛んだ ||けしとんだ

あの 投石 が 続けば |とうせき||つづけば

ここ も すぐ 更地 に なり |||さらち||

我々 が 身 を 隠す 場所 は なく なる われわれ||み||かくす|ばしょ|||

壁 の 向こう側 に は 逃げ られ そうに ない の か ? かべ||むこうがわ|||にげ||そう に|||

ああ …

超 大型 巨人 が こちら に 迫って きて いる ちょう|おおがた|きょじん||||せまって||

炎 を そこら 中 に 撒き散らし ながら な … えん|||なか||まきちらし||

仮に 兵士 が 壁 を 越えて 投石 を 逃れて も かりに|へいし||かべ||こえて|とうせき||のがれて|

馬 は 置いて いく しか ない うま||おいて|||

ここ を 退いて も ||しりぞいて|

その先 に 勝利 は ない だろう そのさき||しょうり|||

ハンジ たち は どう なって る ?

エレン は 無事 か ? ||ぶじ|

わから ない だ が 大半 は ||||たいはん|

あの 爆風 に 巻き込ま れた ようだ … |ばくふう||まきこま||

我々 は 甚大な 被害 を 受けて いる われわれ||じんだいな|ひがい||うけて|

獣 は 兵士 が 前方 の 1 か所 に 集まる ように けだもの||へいし||ぜんぽう||かしょ||あつまる|

小型の 巨人 を 操作 して いた のだろう こがたの|きょじん||そうさ|||

そこ で 小型の 巨人 を 相手 に して いた ||こがたの|きょじん||あいて|||

ディルク ・ マレーネ ・ クラース 班 は |||はん|

先ほど の 投石 で 全滅 した ようだ さきほど||とうせき||ぜんめつ||

つまり 内 門 側 の 残存 兵力 は |うち|もん|がわ||ざんそん|へいりょく|

新米 調査 兵士 の 君 たち と しんまい|ちょうさ|へいし||きみ||

リヴァイ 兵 士長 そして 私 だ |つわもの|しちょう||わたくし|

エルヴィン … 何 か 策 は ある か ? |なん||さく|||

叫べ エレン !! もう これ 以上 ベルトルト を 壁 に 近づける な !! さけべ||||いじょう|||かべ||ちかづける|

気付いた !! きづいた

んな !? あの 野郎 無視 かよ !! ||やろう|むし|

オイ !! どう すんだ ジャン !? おい|||

このまま じゃ …

わかって る よ !! エレン !! ノッポ の 足 を 止める ぞ !! ||||||あし||とどめる|

けど よ !? どう やって アイツ を 倒せば いい んだ !? ||||||たおせば||

蒸気 の 熱風 で 立体 機動 は 無力 化 さ れる … です よ ね !? じょうき||ねっぷう||りったい|きどう||むりょく|か|||||

わかって る って の !!

だから 今 は 何でも 試す しか ねぇ !! |いま||なんでも|ためす||

奴 の 弱点 を 炙 り 出して やれ !! やつ||じゃくてん||しゃ||だして|

私 が やる みんな で 注意 を 引いて わたくし|||||ちゅうい||ひいて

コニー 雷 槍 を |かみなり|やり|

お っ … オウ !

アルミン は 少し 離れた 所 で 奴 を 観察 しろ !! ||すこし|はなれた|しょ||やつ||かんさつ|

もう ベソ かくん じゃ ねぇ ぞ !?

必ず 手がかり が ある と 信じろ !! かならず|てがかり||||しんじろ

今 だ !! 散れ !! いま||ちれ

見下ろして んじゃ ねぇ よ … て め ぇは … みおろして||||||

ただ デケェ だけ だろう が !!

お … 押して る !? |おして|

行け エレン !! 倒し ち まえ !! いけ||たおし||

きっと 何 か … 手 は ある ハズ だ …!! |なん||て||||

あれ ?

エレン !!

オイ … あれ は エレン か ? おい||||

壁 の 上 まで 吹っ飛ば さ れ たって わけ か … 奴 に かべ||うえ||ふっとば||||||やつ|

は … エレン が 動か ない … |||うごか|

死んじゃ い ねぇ よ !! しんじゃ|||

目の前 の 怪物 に 集中 しろ !! めのまえ||かいぶつ||しゅうちゅう|

ありゃ さすが に 突っ込み すぎた … |||つっこみ|

あの 巨体 に 無策で 挑めば |きょたい||むさくで|いどめば

ああ な っち まう

何 か … 一 発 逆転 の 策 で も ない 限り なん||ひと|はつ|ぎゃくてん||さく||||かぎり

この 奪還 作戦 も 俺 たち の 命 も |だっかん|さくせん||おれ|||いのち|

人類 の 未来 も すべて おしまい だ じんるい||みらい||||

だから って このまま おとなしく 皆殺し に さ れて たまる か !! ||||みなごろし|||||

攻撃 を 仕掛ける ぞ !! こうげき||しかける|

奴 は まだ 雷 槍 を 知ら ない !! やつ|||かみなり|やり||しら|

俺 と コニー と サシャ で 気 を 引く !! おれ||||||き||ひく

その 隙 に ミカサ が 撃ち込め !! |すき||||うちこめ

了解 !! りょうかい

オイ !! ウスノロ !! おい|

その 目 ん 玉 ぶ っ 潰して やる !! |め||たま|||つぶして|

この バーカ !!

変態 大 魔 王 !! へんたい|だい|ま|おう

見え透いた 陽動 だろう みえすいた|ようどう|

だが 雷 槍 を 食らえば |かみなり|やり||くらえば

みんな !!

やっぱり ダメ か !? |だめ|

この 熱風 は 発射 した 雷 槍 さえ 跳ね返す |ねっぷう||はっしゃ||かみなり|やり||はねかえす

コニー !!

クソ …!! 息 吸ったら 喉 が 焼けた ぞ くそ|いき|すったら|のど||やけた|

ミカサ !! 血 が …!? |ち|

大丈夫 雷 槍 の 破片 を 少し 受けた だけ だいじょうぶ|かみなり|やり||はへん||すこし|うけた|

それ より どう ?

何 か … 反撃 の 糸口 は … なん||はんげき||いとぐち|

何も … なにも

獣 は ここ ら に アタリ を つけた みて ぇだ な けだもの|||||あたり|||||

ここ も すぐ 蜂 の 巣 に なる |||はち||す||

エルヴィン …

反撃 の 手数 が 何も 残さ れて ねぇ って 言う ん なら はんげき||てすう||なにも|のこさ||||いう||

敗走 の 準備 を する ぞ … はいそう||じゅんび|||

あそこ で 伸びて る エレン を 起こして こい ||のびて||||おこして|

その エレン に お前 と 何 人 か を 乗せて 逃げろ |||おまえ||なん|じん|||のせて|にげろ

少し でも 生存 者 を 残す すこし||せいぞん|もの||のこす

オイ !! 馬 が 逃げた ぞ !! おい|うま||にげた|

お前 ら の 担当 だ ろ !? おまえ|||たんとう||

うる せ ぇ !! もう 意味 ねぇ だ ろ !? ||||いみ|||

何 だ と !? なん||

あんなに 強かった 調査 兵 団 が みんな 一瞬 で 死んだ んだ ぞ !? |つよかった|ちょうさ|つわもの|だん|||いっしゅん||しんだ||

つ ー かお 前 も わかって んだ ろ !! |-||ぜん||||

いくら 馬 を 守った って なぁ … |うま||まもった||

それ に 乗って 帰る 奴 は 誰 も い ねぇ って !! ||のって|かえる|やつ||だれ||||

理屈 じゃ わかって いた さ りくつ||||

人類 が ただ 壁 の 中 に いる だけ じゃ じんるい|||かべ||なか||||

いつか 突然 やって 来る 巨人 に 食い 滅ぼさ れる |とつぜん||くる|きょじん||くい|ほろぼさ|

誰 か が 危険 を 冒して でも 行動 し なきゃ いけない … だれ|||きけん||おかして||こうどう|||

誰 か を 犠牲 者 に さ せ ない ため に だれ|||ぎせい|もの||||||

自分 を 犠牲 に できる 奴 が 必要な んだ って な … じぶん||ぎせい|||やつ||ひつような|||

そんな 勇敢な 兵士 は 誰 だ ? |ゆうかんな|へいし||だれ|

そう 聞か れた 時 |きか||じ

それ は 俺 だって … 思 っち まったん だ … ||おれ||おも|||

でも … まさか …

そう やって 死んで いく こと が こんなに 何の 意味 も ない こと だ なんて 思い も し なかった んだ … ||しんで|||||なんの|いみ||||||おもい||||

考えて みりゃ そういう 人 たち の 方 が 圧倒 的に 多い はずな のに … かんがえて|||じん|||かた||あっとう|てきに|おおい||

何で 自分 だけ は 違う って … 思 っち まったん だろう … なんで|じぶん|||ちがう||おも|||

新 兵 と ハンジ たち の 生き残り が 馬 で 一斉に 散らばり しん|つわもの|||||いきのこり||うま||いっせいに|ちらばり

帰路 を 目指す の は どう だ ? きろ||めざす||||

それ を 囮 に して お前 ら を 乗せた エレン が 駆け抜ける ||おとり|||おまえ|||のせた|||かけぬける

リヴァイ … お前 は どう する つもりだ ? |おまえ||||

俺 は 獣 の 相手 だ 奴 を 引きつけて … おれ||けだもの||あいて||やつ||ひきつけて

無理だ 近づく こと すら でき ない むりだ|ちかづく||||

だろう な

だが …

お前 と エレン が 生きて 帰れば まだ 望み は ある おまえ||||いきて|かえれば||のぞみ||

既に 状況 は そういう 段階 に ある と 思わ ない か ? すでに|じょうきょう|||だんかい||||おもわ||

大 敗北 だ だい|はいぼく|

正直 言って … 俺 は もう 誰 も 生きて 帰れ ない と すら 思って いる … しょうじき|いって|おれ|||だれ||いきて|かえれ||||おもって|

あぁ 反撃 の 手だて が 何も なければ な … |はんげき||てだて||なにも||

ある の か ?

あぁ

なぜ それ を すぐに 言わ ない ? ||||いわ|

なぜ クソ みて ぇな ツラ して 黙って る ? |くそ|||||だまって|

この 作戦 が 上手く いけば … |さくせん||うまく|

お前 は 獣 を 仕留める こと が できる かも しれ ない おまえ||けだもの||しとめる||||||

ここ に いる 新 兵 と … 私 の 命 を 捧げれば な |||しん|つわもの||わたくし||いのち||ささげれば|

お前 の 言う とおり だ おまえ||いう||

どの 道 我々 は ほとんど 死ぬ だろう |どう|われわれ|||しぬ|

イヤ … 全滅 する 可能 性 の 方 が ずっと 高い いや|ぜんめつ||かのう|せい||かた|||たかい

それ ならば

玉砕 覚悟 で 勝機 に 懸ける 戦法 も やむなし な のだ が … ぎょくさい|かくご||しょうき||かける|せんぽう|||||

その ため に は

あの 若者 たち に 死んで くれ と … |わかもの|||しんで||

一流 の 詐欺 師 の ように 体 の いい 方便 を いちりゅう||さぎ|し|||からだ|||ほうべん|

並べ なくて は なら ない ならべ||||

私 が 先頭 を 走ら なければ わたくし||せんとう||はしら|

誰 も 続く 者 は い ない だろう だれ||つづく|もの||||

そして 私 は 真っ先 に 死ぬ |わたくし||まっさき||しぬ

地下 室 に 何 が ある の か … ちか|しつ||なん||||

知る こと も なく な … しる||||

… は ?

俺 は … このまま 地下 室 に 行き たい … おれ|||ちか|しつ||いき|

俺 が 今 まで やってこ れた の も … おれ||いま|||||

いつか こんな 日 が 来る と ||ひ||くる|

思って た から だ … おもって|||

いつか … 「 答え 合わせ 」 が できる はずだ と |こたえ|あわせ||||

何度 も … 死んだ 方 が ましだ と 思った なんど||しんだ|かた||||おもった

それ でも … 父 と の 夢 が 頭 に チラ つ くん だ ||ちち|||ゆめ||あたま|||||

そして 今 |いま

手 を 伸ばせば 届く 所 に 答え が ある て||のばせば|とどく|しょ||こたえ||

すぐ そこ に ある んだ

だが リヴァイ

見える か ? 俺 たち の 仲間 が … みえる||おれ|||なかま|

仲間 たち は 俺 ら を 見て いる なかま|||おれ|||みて|

捧げた 心臓 が どう なった か 知り たい んだ ささげた|しんぞう|||||しり||

まだ 戦い は 終わって ない から な |たたかい||おわって|||

すべて は 俺 の 頭 の 中 の … ||おれ||あたま||なか|

子供 じみ た 妄想 に すぎ ない の か ? こども|||もうそう|||||

お前 は よく 戦った おまえ|||たたかった

おかげ で 俺 たち は ||おれ||

ここ まで たどりつく こと が できた …

俺 は 選ぶ ぞ おれ||えらぶ|

夢 を 諦めて 死んで くれ ゆめ||あきらめて|しんで|

新 兵 たち を 地獄 に 導け しん|つわもの|||じごく||みちびけ

獣 の 巨人 は 俺 が 仕留める けだもの||きょじん||おれ||しとめる

突撃 !! とつげき

ま ぁ このまま 終わる と は 思って なかった けど … |||おわる|||おもって||

特攻 か … とっこう|

もう ちょっと 何 か ある と 思った んだ けど な ||なん||||おもった|||

今 だ !! 撃て !! いま||うて

煙 …? けむり

あぁ 信号 を 送る って やつ か … |しんごう||おくる|||

来る ぞ !! 動け !! くる||うごけ

これ より 最終 作戦 を 告げる !! 総員 整列 !! ||さいしゅう|さくせん||つげる|そういん|せいれつ

総員 に よる 騎馬 突撃 を そういん|||きば|とつげき|

目標 獣 の 巨人 に 仕掛ける !! もくひょう|けだもの||きょじん||しかける

当然 !! 目標 に とって は 格好の 的だ !! とうぜん|もくひょう||||かっこうの|てきだ

我々 は 目標 の 投石 の タイミング を 見て われわれ||もくひょう||とうせき||たいみんぐ||みて

一斉に 信 煙 弾 を 放ち !! いっせいに|しん|けむり|たま||はなち

投石 の 命中 率 を 少し でも 下げる !! とうせき||めいちゅう|りつ||すこし||さげる

我々 が 囮 に なる 間 に われわれ||おとり|||あいだ|

リヴァイ 兵 士長 が 獣 の 巨人 を 討ち取る !! |つわもの|しちょう||けだもの||きょじん||うちとる

以上 が 作戦 だ !! いじょう||さくせん|

何 ? 俺 だけ 立体 機動 で 獣 に 接近 しろ と !? なん|おれ||りったい|きどう||けだもの||せっきん||

獣 の 周り は 更地 だ ぞ !? けだもの||まわり||さらち||

利用 できる ような 木 も 家 も ねぇ !! りよう|||き||いえ||

いい や …

ちょうど いい 高 さ の 立体 物 が ||たか|||りったい|ぶつ|

並んで 突っ立って る だ ろ ? ならんで|つったって|||

巨人 を 伝って 忍び寄り … きょじん||つたって|しのびより

獣 の 巨人 を 奇襲 しろ けだもの||きょじん||きしゅう|

すまない …

ここ に 突っ立って いて も ||つったって||

じきに 飛んで くる 岩 を 浴びる だけ だ !! |とんで||いわ||あびる||

すぐさま 準備 に 取りかかれ !! |じゅんび||とりかかれ

俺 たち は 今 から … 死ぬ んです か ? おれ|||いま||しぬ||

そう だ

どうせ 死ぬ なら 最後に 戦って … |しぬ||さいごに|たたかって

死ね と いう こと です か ? しね|||||

そう だ

いや … どうせ 死ぬ なら … ||しぬ|

どう やって 死のう と ||しのう|

命令 に 背いて 死のう と … めいれい||そむいて|しのう|

意味 なんか ないで す よ ね …? いみ|||||

まったく その とおり だ

まったく もって 無意味だ ||むいみだ

どんなに 夢 や 希望 を 持って いて も |ゆめ||きぼう||もって||

幸福な 人生 を 送る こと が できた と して も こうふくな|じんせい||おくる||||||

岩 で 体 を 砕か れて も 同じだ いわ||からだ||くだか|||おなじだ

人 は いずれ 死ぬ じん|||しぬ

ならば 人生 に は 意味 が 無い の か ? |じんせい|||いみ||ない||

そもそも 生まれて きた こと に |うまれて|||

意味 は 無かった の か ? いみ||なかった||

死んだ 仲間 も そう な の か ? しんだ|なかま|||||

あの 兵士 たち も … 無意味だった の か ? |へいし|||むいみだった||

いや 違う !! |ちがう

あの 兵士 たち に 意味 を 与える の は 我々 だ !! |へいし|||いみ||あたえる|||われわれ|

あの 勇敢な 死者 を !! 哀れな 死者 を !! |ゆうかんな|ししゃ||あわれな|ししゃ|

想う こと が できる の は !! おもう|||||

生 者 である 我々 だ !! せい|もの||われわれ|

我々 は ここ で 死に !! われわれ||||しに

次の 生 者 に 意味 を 託す !! つぎの|せい|もの||いみ||たくす

それ こそ 唯一 !! ||ゆいいつ

この 残酷な 世界 に 抗 う 術 な のだ !! |ざんこくな|せかい||こう||じゅつ||

兵士 よ 怒れ !! へいし||いかれ

兵士 よ 叫べ !! へいし||さけべ

兵士 よ !! 戦え !! へいし||たたかえ

心臓 を 捧げた 友 の ため しんぞう||ささげた|とも||

夢 を 諦めた 友 の ため ゆめ||あきらめた|とも||

すべて が 燃え尽きる まで ||もえつきる|

彼ら は 走り 続ける かれら||はしり|つづける

混乱 と 恐怖 の 中 で こんらん||きょうふ||なか|

次回   勇者 じかい|ゆうしゃ