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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン9 - 177 - イルカの試練

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 177 - イルカ の 試練

( ナルト ) よう みんな !

何 して る ん だって ば よ ?

( ヒバチ ) 何 だ よ ? ナルト こっち 来 んな よ 。

何で だ よ ? 別に いい だ ろ 。

遊ぶ ん なら 俺 も まぜて くれ って ば よ 。

( ウナギ ) 何で お前 なんか 。

今晩 の 肝 試しに は 絶対 まぜて やる もん か 。

肝 試し ?

イテッ ! お前 何 しゃべって んだ よ !

へ ぇ ~ おもしろ そうだ な 。 俺 も 行く って ば よ 。

だから お前 は 入れ ない って 。

いい か 絶対 来る な よ !

行こう ぜ 。

ヒバチ : いい か 絶対 来る な よ !

《 ヘヘッ ! 絶対 に 来る なって 言わ れりゃ →

意地でも 行く の が ナルト 様 だって ば よ 》

ちょっと あの 子 じゃ ない の ?

そう よ あれ が 例の …。

さ ~ て どう やって あいつ ら を 脅かして やろ っか な 。

ん … あ !

あ ~!

この 野郎 ! ん ?

あっ ち 行け ! うわ っ !

いきなり 何 す ん だって ば よ !

何 し に 来 や がった この 疫病 神 が !

何 し に 来た って 俺 は →

ただ お 面 を 見て た だけ だって ば よ 。

( シカマル ) ナルト 。

~ こんな もの ! イテッ !

て め え に くれて やる から とっとと 失せ ろ !

なんだ よ …。

なん だって ば よ !

なんで 俺 を そんな 目 で 見る んだ 。

( ウナギ ) うわ ~ っ !

った く みんな だらしない な 。

誰 も いちばん 奥 まで 行け ない の か よ 。

そんな こと 言って も 。 なら 僕 が 行って くる 。

フフフ …。

こんな の 簡単じゃ ない か 。

あの 木 の 枝 を 持っていけば いい んだ な 。

( うなり 声 )

ヒッ !

うわ っ … あぁ … 化け 狐 !

うわ ~ っ !

( イルカ ) ん !? どうした ?

化け 狐 だ ! なんだ と !?

~ ヘッヘヘヘヘ ! ざ まあ ねえ みんな 驚いて 逃げて った ! 早く 逃げ ない と 先生 も 喰 い 殺す って ば よ 。

( 鐘 の 音 )

父ちゃん 母ちゃん 大丈夫な の ?

大丈夫 心配 し ないで 。

あなた は 誘導 に 従って 避難 する の よ 。

なあ に 俺 たち 先遣 隊 が →

九 尾 を 里 へ は 一 歩 も 入れ させ やしない さ 。

九 尾 なんか やっつけて きちゃ って よ 。 あぁ 。

では お 願い し ます 。 はい 。

じゃあ な 。

頑張って !

大変だ 先遣 隊 は やられた ぞ 。

なに !? 先遣 隊 は 全滅 だ と !?

先遣 隊 が 全滅 ?

嘘 だ … 嘘 に 決まって る 。

俺 の 父ちゃん と 母ちゃん が →

死ぬ もんか !

ん ? どうした ん だ ? 先生 。

ナルト … お前 自分 が 何 を して る の か わかって る の か ?

何 だ よ … なんで な んだ よ 。

そう やって みんな 俺 の こと …。

担任 の 先こう まで が そんな 目 で 見る んだ !

俺 は 迷惑 でも バイ 菌 でも ねえ って ば よ !

俺 は … 俺 は うずまき ナルト だ !

ナルト …。

俺 もう … 二度と アカデミー に は 行か ねえ !

おい !

クソッ !

みんな おはよう ! ( みんな ) おはよう ございます 。

それでは 出席 を とる ぞ 。

ナルト は 来て ない の か ?

サクラ ! 知ら ない か ?

( サクラ ) あ … 気づか なかった 。

( い の ) そう いえば 今朝 は 見て ない かも 。

( イルカ ) キバ は 見て ない か ?

( キバ ) 知ら ねえ な 。 それ に 俺 は あいつ に 興味 ねえ し 。

なぁ 赤 丸 ? ( 赤 丸 ) キャン 。

もう いい 。 授業 を 始める 。

イルカ : どうして です ? 現在 三 代 目 は 執務 中 だ 。

( イルカ ) 三 代 目 は どうして 私 に 会って くれ ない のです ?

そんな こと は 知ら ん 。

ただ 誰 も 部屋 に は 入れる な と 言わ れて る だけ だ

あぁ …。 ( カカシ ) おいおい 。

あっ 。 ここ は 俺 の 特等 席 で ね 。

近く で そんな 大きな ため 息つか れちゃ あ →

気 に なって ゆっくり 読書 も でき ない でしょ 。

あぁ すみません 。 すぐ どき ます 。

ま ぁ 待てよ 俺 は もう 行く ところ だ 。

それ じゃ 。

どうした の ? 元気な いね 。 俺 で よければ 話 を 聞く よ 。

カカシ さん … でした よ ね ?

実は 例の ナルト の …。

うずまき ナルト の 担任 に なり ました 。

へ ぇ …。 それ で 先ほど 三 代 目 に →

担任 を 外して もらえる ように 頼み に いったん です が →

三 代 目 は 私 に 会って は くれ ませ ん でした 。

彼 に … ナルト に どう やって 接したら いい の か →

まったく わかり ませ ん 。

私 に は ナルト を 教える 資格 が ない んです 。

なるほど だ から 死んで いる の か 。

お前 の 目 だ よ 。

三 代 目 : カカシ お前 が ついて い ながら なぜ ?

( カカシ ) 申し訳 あり ませ ん 。 今回 は 俺 の 編成 ミス でした 。

彼 は 俺 と ともに 行動 さ せて おく べきでした 。

お ぉ イルカ よ 。 ケガ の 具合 は どう な んじゃ ?

はい たいした こと は あり ませ ん 。 ご 心配 を お かけ し まして …。

このたび の 任務 ご 苦労であった 。

傷 の 治療 も かね 少し 休暇 を とら せよう 。

三 代 目 今回 は すべて 自分 の 責任 です 。

部隊 長 に は 責任 は …。

そんな こと は お ぬし の 口 から 聞か さ れ ん でも →

わかって おる わ い 。

イルカ よ そもそも お ぬし は 昔 から →

心 優しい 性格 じゃ った から のう 。

今回 は その 優し さ が →

敵 忍 拘束 時 の あだ と なった と みて おる 。

時に お ぬし の 性格 が →

味方 の 命 を も 危険に さらす こと に も なり かね ん 。

は ぁ 自分 の 性格 は 十分 理解 して いる つもりでした 。

ま ぁ 起きて しまった こと は しかたがない 。

次の 任務 で は …。 三 代 目 !

実は その こと で ご 相談 が …。

何 じゃ ? 言 うて みよ 。

三 代 目 は 覚えて おいで でしょう か ?

英雄 の 碑 の 前 で →

両親 を 亡くした 私 に 話して くださった →

火 の 意志 の 話 を 。 もちろん 覚えて おる 。

あの とき の 三 代 目 の 言葉 を 糧 に →

私 は 修業 に 任務 に 励んで き ました 。

私 が 三 代 目 から 教わった 火 の 意志 を →

今度 は 私 が 未来 の 忍 たち に 伝えて いき たい と 思って い ます 。

なん じゃ アカデミー の 教師 に なり たい と いう こと かのう ?

はい できれば 。

では 明日 より アカデミー の 補助 教員 を やって もらおう 。

本当です か ? 三 代 目 !

あの 頃 輝いて た 目 が 今 は 死んで いる 。

自分 が 心 を 開か なければ 相手 も 心 を 開か ない 。

そんな 当たり前の 道理 を 忘れて いる んじゃ ない の か ?

いや 忘れよう と して いる の か な ?

ナルト に 封印 さ れた 九 尾 は 私 に とって は 親 の 仇 です 。

もちろん ナルト に 非 が ない こと は 十分 理解 して いる つもりです 。

しかし 彼 を 目の前 に する と その 奥 に 潜む 九 尾 が →

私 の 頭 の 中 に 無理やり 入り込んで くる んです 。

そんな 私 に ナルト が 心 を 開いて くれる と は …。

ナルト の 心 を 開ける の は お前 しか い ない 。

それ が … それ が お前 の 試練 だ よ 。

試練 ? そう 三 代 目 が 与えた ね 。

もう 少し 頑張れ 。

そう すれば きっと 何 か 見えて くる はずだ 。

三 代 目 の 期待 に 応えて みたら ?

じゃあ ね 。

~ 《 三 代 目 も 思い切った こと を …》 コウジ 帰る よ 。

ダイチ 夕飯 だ ぞ 。 は ~ い 。

みんな 帰る わ よ 。

母ちゃん !

何 やって ん の !?

あの 子 と 遊んじゃ 駄目 だって 言って んだ ろ !

さ ぁ 行 くわ よ 。

( シカク ) シカマル 帰る ぞ ! あっ 父ちゃん 。

チョウジ 君 も 一緒 か ? 家 まで 送って いく ぞ 帰ろう !

また な ナルト 。 じゃあ な 。

お おう …。

~ 親父 手 離せよ 。 ん ? ハハハ な に 恥ずかし がって んだ 。

~ いただき ます 。 ~ 離せ ! 父ちゃん と 母ちゃん が まだ 戦って んだ ! クソッ !

~ ( 玄関 チャイム ) イテッ ! イタタ …。

誰 だって ば よ こんな 朝 早く から 。

ゲッ ゲッ イルカティーチャー 。

な に し に 来 や がった って ば よ ?

ニッヒヒッ 。

( 玄関 チャイム )

ナルト 。

ナルト 入る ぞ 。

《 こんな もの ばっかり 食べて 》

いただき ます 。 チョウジ 君 ち に 寄る んでしょ 。

急ぎ なさい ね 。 ああ 。

なぁ 父ちゃん ちょっと 聞き たい こと が あんだ けど 。

なんだ ? ナルト って さ なんで みんな に ハブ られて んだ ?

あいつ なんか やった の か ?

シカマル お前 は その 子 の こと を どう 思う ?

ど どう って … 考えた こと は ねえ けど 。

でも あいつ は バカだ けど おもしろい やつ だ ぜ 。

特に 仲よく する 気 も ねえ けど ハブ る つもり も ねえ よ 。

そう か 。 なら お前 は お前 の 好きに すれば いい だろう 。

ま ぁ そら そうだ な 。

ふ ぁ ~ アカデミー 行 か ねえ と なる と 暇だ な 。

ん ?

なんだ ? お前 ら 。

あれ って ナルト だ よ ね ?

ナルト お前 を 俺 たち の 仲間 に 入れて やる ぜ 。

え ? ほんと か ?

ああ だけど 仲間 に なる ん なら 1 つ 条件 が ある 。

なん だって ば よ ?

昨日 父ちゃん の 警備 部隊 が 裏山 の 奥 で 敵 の 忍者 と 戦って →

死体 を 置いて きたん だって 。

それ を 見つけて 何 か 戦 利 品 を 持ってきたら →

仲間 に 入れて やって も いい ぜ 。

ほんとだ な ? ああ 。

よ ~ し その 戦 利 品 ぜ って え 持ち帰って くるって ば よ 。

バカだ な あいつ 。 父ちゃん の 話 じゃ →

まだ 敵 が いる かも しれ ない って 言って た ぜ 。

ひで え ヒバチ 肝 試し の こと 根 に 持って る な 。

それ より あの 喜んだ 顔 見た か よ 。 騙さ れて る と も 知ら ず に 。

誰 か ナルト を 見て ない か ?

さあ 知り ませ ん 。

ナルト は 裏山 に 行き ました よ 。

シカマル お前 ! な に 言って んだ よ !

裏山 に ?

死体 を 探し に だ ろ ? ヒバチ 。

お前 ら の やって る こと は う ぜ えん だ よ 。

今日 は 自習 に する 。

《 これ で 俺 に も 仲間 が できる って ば よ 》

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

地面 を 歩く 生活 に 疲れて おら ん か ?

たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?

( くも み ) でも くも じい 。


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 177 - イルカ の 試練 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|いるか||しれん Naruto Shippuden - Season 9 - 177 - The Trial of the Dolphin

( ナルト ) よう   みんな !

何 して る ん だって ば よ ? なん||||||

( ヒバチ ) 何 だ よ ?  ナルト   こっち 来 んな よ 。 |なん|||||らい||

何で だ よ ?  別に いい だ ろ 。 なんで|||べつに|||

遊ぶ ん なら 俺 も まぜて くれ って ば よ 。 あそぶ|||おれ||||||

( ウナギ ) 何で   お前 なんか 。 うなぎ|なんで|おまえ|

今晩 の 肝 試しに は 絶対   まぜて やる もん か 。 こんばん||かん|ためしに||ぜったい||||

肝 試し ? かん|ためし

イテッ ! お前   何 しゃべって んだ よ ! |おまえ|なん|||

へ ぇ ~  おもしろ そうだ な 。 俺 も 行く って ば よ 。 |||そう だ||おれ||いく|||

だから   お前 は 入れ ない って 。 |おまえ||いれ||

いい か   絶対 来る な よ ! ||ぜったい|くる||

行こう ぜ 。 いこう|

ヒバチ : いい か   絶対 来る な よ ! |||ぜったい|くる||

《 ヘヘッ ! 絶対 に 来る なって 言わ れりゃ → |ぜったい||くる||いわ|

意地でも 行く の が ナルト 様 だって ば よ 》 いじでも|いく||||さま|||

ちょっと   あの 子 じゃ ない の ? ||こ|||

そう よ   あれ が 例の …。 ||||れいの

さ ~ て   どう やって あいつ ら を 脅かして やろ っか な 。 |||||||おびやかして|||

ん …  あ !

あ ~!

この 野郎 ! ん ? |やろう|

あっ ち 行け ! うわ っ ! ||いけ||

いきなり 何 す ん だって ば よ ! |なん|||||

何 し に 来 や がった   この 疫病 神 が ! なん|||らい||||えきびょう|かみ|

何 し に 来た って   俺 は → なん|||きた||おれ|

ただ お 面 を 見て た だけ だって ば よ 。 ||おもて||みて|||||

( シカマル ) ナルト 。

~ こんな もの ! イテッ !

て め え に くれて やる から とっとと 失せ ろ ! ||||||||しっせ|

なんだ よ …。

なん だって ば よ !

なんで 俺 を   そんな 目 で 見る んだ 。 |おれ|||め||みる|

( ウナギ ) うわ ~ っ ! うなぎ||

った く   みんな   だらしない な 。

誰 も   いちばん 奥 まで 行け ない の か よ 。 だれ|||おく||いけ||||

そんな こと 言って も 。 なら   僕 が 行って くる 。 ||いって|||ぼく||おこなって|

フフフ …。

こんな の 簡単じゃ ない か 。 ||かんたんじゃ||

あの 木 の 枝 を 持っていけば いい んだ な 。 |き||えだ||もっていけば|||

( うなり 声 ) |こえ

ヒッ !

うわ っ …  あぁ …  化け 狐 ! |||ばけ|きつね

うわ ~ っ !

( イルカ ) ん !?  どうした ? いるか||

化け 狐 だ ! なんだ と !? ばけ|きつね|||

~ ヘッヘヘヘヘ !  ざ まあ ねえ みんな 驚いて 逃げて った ! |||||おどろいて|にげて| 早く 逃げ ない と 先生 も 喰 い 殺す って ば よ 。 はやく|にげ|||せんせい||しょく||ころす|||

( 鐘 の 音 ) かね||おと

父ちゃん   母ちゃん 大丈夫な の ? とうちゃん|かあちゃん|だいじょうぶな|

大丈夫   心配 し ないで 。 だいじょうぶ|しんぱい||

あなた は 誘導 に 従って 避難 する の よ 。 ||ゆうどう||したがって|ひなん|||

なあ に   俺 たち 先遣 隊 が → ||おれ||せんけん|たい|

九 尾 を 里 へ は 一 歩 も 入れ させ やしない さ 。 ここの|お||さと|||ひと|ふ||いれ|さ せ||

九 尾 なんか やっつけて きちゃ って よ 。 あぁ 。 ここの|お||||||

では   お 願い し ます 。 はい 。 ||ねがい|||

じゃあ な 。

頑張って ! がんばって

大変だ   先遣 隊 は   やられた ぞ 。 たいへんだ|せんけん|たい|||

なに !?  先遣 隊 は 全滅 だ と !? |せんけん|たい||ぜんめつ||

先遣 隊 が 全滅 ? せんけん|たい||ぜんめつ

嘘 だ …  嘘 に 決まって る 。 うそ||うそ||きまって|

俺 の 父ちゃん と 母ちゃん が → おれ||とうちゃん||かあちゃん|

死ぬ もんか ! しぬ|

ん ?  どうした ん だ ?  先生 。 ||||せんせい

ナルト …  お前   自分 が 何 を して る の か わかって る の か ? |おまえ|じぶん||なん|||||||||

何 だ よ …  なんで な んだ よ 。 なん||||||

そう やって   みんな   俺 の こと …。 |||おれ||

担任 の 先こう まで が そんな 目 で 見る んだ ! たんにん||せんこう||||め||みる|

俺 は   迷惑 でも バイ 菌 でも ねえ って ば よ ! おれ||めいわく|||きん|||||

俺 は …  俺 は   うずまき ナルト だ ! おれ||おれ||||

ナルト …。

俺   もう … 二度と アカデミー に は 行か ねえ ! おれ||にどと|あかでみー|||いか|

おい !

クソッ !

みんな   おはよう ! ( みんな ) おはよう ございます 。

それでは   出席 を とる ぞ 。 |しゅっせき|||

ナルト は 来て ない の か ? ||きて|||

サクラ !  知ら ない か ? さくら|しら||

( サクラ ) あ …  気づか なかった 。 さくら||きづか|

( い の ) そう いえば 今朝 は 見て ない かも 。 ||||けさ||みて||

( イルカ ) キバ は 見て ない か ? いるか|||みて||

( キバ ) 知ら ねえ な 。 それ に 俺 は   あいつ に 興味 ねえ し 。 |しら|||||おれ||||きょうみ||

なぁ   赤 丸 ? ( 赤 丸 ) キャン 。 |あか|まる|あか|まる|

もう いい 。  授業 を 始める 。 ||じゅぎょう||はじめる

イルカ : どうして です ? 現在   三 代 目 は 執務 中 だ 。 いるか|||げんざい|みっ|だい|め||しつむ|なか|

( イルカ ) 三 代 目 は   どうして 私 に 会って くれ ない のです ? いるか|みっ|だい|め|||わたくし||あって|||

そんな こと は 知ら ん 。 |||しら|

ただ 誰 も 部屋 に は 入れる な と 言わ れて る だけ だ |だれ||へや|||いれる|||いわ||||

あぁ …。 ( カカシ ) おいおい 。

あっ 。 ここ は 俺 の 特等 席 で ね 。 |||おれ||とくとう|せき||

近く で   そんな 大きな ため 息つか れちゃ あ → ちかく|||おおきな||いきつか||

気 に なって ゆっくり 読書 も でき ない でしょ 。 き||||どくしょ||||

あぁ   すみません 。 すぐ どき ます 。

ま ぁ   待てよ 俺 は   もう 行く ところ だ 。 ||まてよ|おれ|||いく||

それ じゃ 。

どうした の ?  元気な いね 。 俺 で よければ 話 を 聞く よ 。 ||げんきな||おれ|||はなし||きく|

カカシ さん … でした よ ね ?

実は   例の ナルト の …。 じつは|れいの||

うずまき ナルト の 担任 に なり ました 。 |||たんにん|||

へ ぇ …。 それ で   先ほど   三 代 目 に → ||||さきほど|みっ|だい|め|

担任 を 外して もらえる ように 頼み に いったん です が → たんにん||はずして||よう に|たのみ||||

三 代 目 は   私 に 会って は くれ ませ ん でした 。 みっ|だい|め||わたくし||あって|||||

彼 に …  ナルト に どう やって 接したら いい の か → かれ||||||せっしたら|||

まったく わかり ませ ん 。

私 に は   ナルト を 教える 資格 が ない んです 。 わたくし|||||おしえる|しかく|||ん です

なるほど だ から 死んで いる の か 。 |||しんで|||

お前 の 目 だ よ 。 おまえ||め||

三 代 目 : カカシ お前 が ついて い ながら   なぜ ? みっ|だい|め||おまえ|||||

( カカシ ) 申し訳 あり ませ ん 。 今回 は   俺 の 編成 ミス でした 。 |もうしわけ||||こんかい||おれ||へんせい|みす|

彼 は   俺 と ともに 行動 さ せて おく べきでした 。 かれ||おれ|||こうどう||||

お ぉ   イルカ よ 。 ケガ の 具合 は   どう な んじゃ ? ||いるか||けが||ぐあい||||

はい   たいした こと は あり ませ ん 。 ご 心配 を お かけ し まして …。 ||||||||しんぱい|||||

このたび の 任務   ご 苦労であった 。 ||にんむ||くろうであった

傷 の 治療 も かね 少し 休暇 を とら せよう 。 きず||ちりょう|||すこし|きゅうか|||

三 代 目   今回 は すべて 自分 の 責任 です 。 みっ|だい|め|こんかい|||じぶん||せきにん|

部隊 長 に は 責任 は …。 ぶたい|ちょう|||せきにん|

そんな こと は お ぬし の 口 から 聞か さ れ ん でも → ||||||くち||きか||||

わかって おる わ い 。

イルカ よ   そもそも お ぬし は   昔 から → いるか||||||むかし|

心 優しい 性格 じゃ った から のう 。 こころ|やさしい|せいかく||||

今回 は   その 優し さ が → こんかい|||やさし||

敵 忍 拘束 時 の あだ と なった と みて おる 。 てき|おし|こうそく|じ|||||||

時に   お ぬし の 性格 が → ときに||||せいかく|

味方 の 命 を も 危険に さらす こと に も なり かね ん 。 みかた||いのち|||きけんに|||||||

は ぁ   自分 の 性格 は 十分 理解 して いる つもりでした 。 ||じぶん||せいかく||じゅうぶん|りかい|||

ま ぁ   起きて しまった こと は しかたがない 。 ||おきて||||

次の 任務 で は …。 三 代 目 ! つぎの|にんむ|||みっ|だい|め

実は   その こと で   ご 相談 が …。 じつは|||||そうだん|

何 じゃ ?  言 うて みよ 。 なん||げん||

三 代 目 は 覚えて おいで でしょう か ? みっ|だい|め||おぼえて|||

英雄 の 碑 の 前 で → えいゆう||ひ||ぜん|

両親 を 亡くした 私 に 話して くださった → りょうしん||なくした|わたくし||はなして|

火 の 意志 の 話 を 。 もちろん 覚えて おる 。 ひ||いし||はなし|||おぼえて|

あの とき の 三 代 目 の 言葉 を 糧 に → |||みっ|だい|め||ことば||かて|

私 は   修業 に 任務 に 励んで き ました 。 わたくし||しゅぎょう||にんむ||はげんで||

私 が 三 代 目 から 教わった 火 の 意志 を → わたくし||みっ|だい|め||おそわった|ひ||いし|

今度 は 私 が   未来 の 忍 たち に 伝えて いき たい と 思って い ます 。 こんど||わたくし||みらい||おし|||つたえて||||おもって||

なん じゃ   アカデミー の 教師 に なり たい と いう こと かのう ? ||あかでみー||きょうし|||||||

はい   できれば 。

では   明日 より   アカデミー の 補助 教員 を やって もらおう 。 |あした||あかでみー||ほじょ|きょういん|||

本当です か ?  三 代 目 ! ほんとうです||みっ|だい|め

あの 頃   輝いて た 目 が 今 は 死んで いる 。 |ころ|かがやいて||め||いま||しんで|

自分 が 心 を 開か なければ 相手 も 心 を 開か ない 。 じぶん||こころ||あか||あいて||こころ||あか|

そんな 当たり前の 道理 を 忘れて いる んじゃ ない の か ? |あたりまえの|どうり||わすれて|||||

いや   忘れよう と して いる の か な ? |わすれよう||||||

ナルト に 封印 さ れた 九 尾 は 私 に とって は 親 の 仇 です 。 ||ふういん|||ここの|お||わたくし||||おや||あだ|

もちろん   ナルト に 非 が ない こと は 十分 理解 して いる つもりです 。 |||ひ|||||じゅうぶん|りかい|||

しかし   彼 を 目の前 に する と その 奥 に 潜む 九 尾 が → |かれ||めのまえ|||||おく||ひそむ|ここの|お|

私 の 頭 の 中 に 無理やり 入り込んで くる んです 。 わたくし||あたま||なか||むりやり|はいりこんで||ん です

そんな 私 に   ナルト が 心 を 開いて くれる と は …。 |わたくし||||こころ||あいて|||

ナルト の 心 を 開ける の は お前 しか い ない 。 ||こころ||あける|||おまえ|||

それ が …  それ が   お前 の 試練 だ よ 。 ||||おまえ||しれん||

試練 ? そう   三 代 目 が 与えた ね 。 しれん||みっ|だい|め||あたえた|

もう 少し 頑張れ 。 |すこし|がんばれ

そう すれば   きっと 何 か 見えて くる はずだ 。 |||なん||みえて||

三 代 目 の 期待 に 応えて みたら ? みっ|だい|め||きたい||こたえて|

じゃあ ね 。

~ 《 三 代 目 も   思い切った こと を …》 みっ|だい|め||おもいきった|| コウジ   帰る よ 。 |かえる|

ダイチ   夕飯 だ ぞ 。 は ~ い 。 |ゆうはん||||

みんな   帰る わ よ 。 |かえる||

母ちゃん ! かあちゃん

何 やって ん の !? なん|||

あの 子 と 遊んじゃ 駄目 だって 言って んだ ろ ! |こ||あそんじゃ|だめ||いって||

さ ぁ   行 くわ よ 。 ||ぎょう||

( シカク ) シカマル   帰る ぞ ! あっ   父ちゃん 。 ||かえる|||とうちゃん

チョウジ 君 も 一緒 か ? 家 まで 送って いく ぞ   帰ろう ! |きみ||いっしょ||いえ||おくって|||かえろう

また な   ナルト 。 じゃあ な 。

お   おう …。

~ 親父   手 離せよ 。 おやじ|て|はなせよ ん ?  ハハハ な に 恥ずかし がって んだ 。 ||||はずかし||

~ いただき ます 。 ~ 離せ !  父ちゃん と 母ちゃん が まだ 戦って んだ ! はなせ|とうちゃん||かあちゃん|||たたかって| クソッ !

~ ( 玄関 チャイム ) げんかん|ちゃいむ イテッ !  イタタ …。

誰 だって ば よ   こんな 朝 早く から 。 だれ|||||あさ|はやく|

ゲッ   ゲッ   イルカティーチャー 。

な に し に 来 や がった って ば よ ? ||||らい|||||

ニッヒヒッ 。

( 玄関 チャイム ) げんかん|ちゃいむ

ナルト 。

ナルト   入る ぞ 。 |はいる|

《 こんな もの ばっかり 食べて 》 |||たべて

いただき ます 。 チョウジ 君 ち に 寄る んでしょ 。 |||きみ|||よる|

急ぎ なさい ね 。 ああ 。 いそぎ|||

なぁ   父ちゃん   ちょっと 聞き たい こと が あんだ けど 。 |とうちゃん||きき|||||

なんだ ? ナルト って さ なんで みんな に ハブ られて んだ ? |||||||はぶ||

あいつ   なんか やった の か ?

シカマル   お前 は その 子 の こと を どう 思う ? |おまえ|||こ|||||おもう

ど   どう って … 考えた こと は ねえ けど 。 |||かんがえた||||

でも   あいつ は バカだ けど おもしろい やつ だ ぜ 。 |||ばかだ|||||

特に 仲よく する 気 も ねえ けど ハブ る つもり も ねえ よ 。 とくに|なかよく||き||||はぶ|||||

そう か 。  なら お前 は お前 の 好きに すれば いい だろう 。 |||おまえ||おまえ||すきに|||

ま ぁ   そら そうだ な 。 |||そう だ|

ふ ぁ ~  アカデミー 行 か ねえ と なる と 暇だ な 。 ||あかでみー|ぎょう||||||ひまだ|

ん ?

なんだ ?  お前 ら 。 |おまえ|

あれ って ナルト だ よ ね ?

ナルト   お前 を 俺 たち の 仲間 に 入れて やる ぜ 。 |おまえ||おれ|||なかま||いれて||

え ?  ほんと か ?

ああ   だけど 仲間 に なる ん なら 1 つ 条件 が ある 。 ||なかま||||||じょうけん||

なん だって ば よ ?

昨日   父ちゃん の 警備 部隊 が 裏山 の 奥 で 敵 の 忍者 と 戦って → きのう|とうちゃん||けいび|ぶたい||うらやま||おく||てき||にんじゃ||たたかって

死体 を 置いて きたん だって 。 したい||おいて||

それ を 見つけて 何 か 戦 利 品 を 持ってきたら → ||みつけて|なん||いくさ|り|しな||もってきたら

仲間 に 入れて やって も いい ぜ 。 なかま||いれて||||

ほんとだ な ? ああ 。

よ ~ し   その 戦 利 品 ぜ って え 持ち帰って くるって ば よ 。 |||いくさ|り|しな||||もちかえって|||

バカだ な   あいつ 。 父ちゃん の 話 じゃ → ばかだ|||とうちゃん||はなし|

まだ 敵 が いる かも しれ ない って 言って た ぜ 。 |てき|||||||いって||

ひで え   ヒバチ 肝 試し の こと 根 に 持って る な 。 |||かん|ためし|||ね||もって||

それ より   あの 喜んだ 顔 見た か よ 。 騙さ れて る と も 知ら ず に 。 |||よろこんだ|かお|みた|||だまさ|||||しら||

誰 か   ナルト を 見て ない か ? だれ||||みて||

さあ   知り ませ ん 。 |しり||

ナルト は 裏山 に 行き ました よ 。 ||うらやま||いき||

シカマル   お前 ! な に 言って んだ よ ! |おまえ|||いって||

裏山 に ? うらやま|

死体 を 探し に   だ ろ ?  ヒバチ 。 したい||さがし||||

お前 ら の やって る こと は う ぜ えん だ よ 。 おまえ|||||||||||

今日 は 自習 に する 。 きょう||じしゅう||

《 これ で 俺 に も 仲間 が できる って ば よ 》 ||おれ|||なかま|||||

( くも じい ) もしもし   そこ の あなた 。

地面 を 歩く 生活 に 疲れて おら ん か ? じめん||あるく|せいかつ||つかれて|||

たまに は   空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は   どう じゃ ろう ? ||から||にっぽん||ながめて||||||||

( くも み ) でも   くも じい 。