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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン20 - 458 - 真

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 458 - 真

( サスケ ) カカシ アンタ が 先 に いる なんて 珍しい な 。

( カカシ ) ま ぁ たま に は な 。

こんな 所 に 呼び出して 何の 用 だ ?

《 イタチ : サスケ 。

大きく なった な 》

( イタチ ) 久しぶりだ な サスケ 。

うち は イタチ …。

アンタ を … 殺す !

( 鬼 鮫 ) ほう 写 輪 眼 。 しかも あなた に よく 似て 。

いったい 何者 です ?

俺 の 弟 だ 。

《 写 輪 眼 は 開いた か 。 そう で なくて は な 》

アンタ の 言った とおり アンタ を 恨み 憎み →

そして アンタ を 殺す ため だけ に 俺 は !

《 どれ だけ 強く なった ?》

俺 は … 生きて きた !

《 千鳥 》

う お ~ っ !

《 そう か カカシ さん が …》

うわ ~ っ !

( ナルト ) サスケ ! チクショウ …。

忍法 口 寄せ の …。 遅い 。

( イタチ ) 自 来 也様 。

( 自 来 也 ) 目当て は やはり ナルト か 。

ナルト 君 を 連れて 行く の が 暁 から 下された →

我々 へ の 至上 命令 。

ナルト は やれ ん のう 。

どう です か ね ?

ちょうど いい お前 ら 2 人 は ここ で わし が 始末 する 。

手 出す な …。

コイツ を 殺す の は …。

俺 だ 。

今 お前 など に 興味 は ない 。

《 今 は まだ だ サスケ 》

う っ うわ っ !

サスケ ! チクショウ が !

ナルト ! 手 出す な っ つって んだろう が !

これ は 俺 の 戦い だ …。

《 そう だ 》

上等だ !!

ぐ っ …。

《 イタチ : まだ 足りない んだ 》

《 イタチ : 許せ サスケ 。

許せ …》

容赦 ないで すね 。

《 憎め この 俺 を 》

( イタチ ) お前 は 弱い 。

今 から 24 時間 あの 日 を さまよえ 。

うわ ~ っ !! 弟 相手 に 月 読 です か ?

いいかげんに … しや が れ !!

う っ … あっ …。

なぜ 弱い か 。

足りない から だ 。 憎しみ が 。

鬼 鮫 来い 。 チッ 。

待て !

なぜ 退く 必要 が ? あなた なら …。

《 サスケ 三 代 目 が 死んで も まだ →

お前 を 守る 者 たち が いる んだ な 。

待って いる ぞ サスケ 》

なぜ そこ まで 弟 に こだわる ? アイツ は 抜け 忍 だろう 。

少なくとも お前 なんか より →

アイツ の こと を 兄弟 だ と 思って いる から だ 。

( カラス の 鳴き声 )

お前 は サスケ を 連れ戻し た がって いた な ?

だが うまく いか なかったら どう する ?

どう やって でも 連れ戻す 。

さっき お前 は サスケ を 兄弟 の ようだ と 言った な 。

ならば もし その サスケ が →

木 ノ 葉 を 襲って きたら どう する と 聞いて いる んだ 。

なんだ ? なんで サスケ が … そんな こと する わけ ねえ だ ろ !

サスケ は まだ 純粋だ 。

簡単に 何 色 に でも 染まる 。

そう なった 場合 お前 は ヤツ を 止め られる の か ?

サスケ を 殺して でも 。

サスケ と 木 ノ 葉 を 天秤 に かけ られる の か ?

くっ ! 木 ノ 葉 は 守る !

そんで も って サスケ も 殺さ ず 止める !

子供 だ な 。 お前 の 話 は 絵空事 ばかり だ 。

忍 は ときに 厳しい 選択 を 迫ら れる こと だって ある 。

前 に も 一 度 同じ こと を 言わ れた 。

でも 選択肢 なんて ねえ 。

まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。 それ が 俺 の 忍 道 だ !

《 そう か 》

来た か 。

その 写 輪 眼 お前 は どこ まで 見えて いる ?

今 の 俺 の この 眼 に 見えて いる の は →

イタチ アンタ の 死に 様 だ 。

俺 の 死に 様 か 。

では …。

再現 して みろ 。

う っ … う …。

♪♪~

許せ サスケ 。 これ で 最後 だ 。

( 倒れる 音 )

俺 の こと を ずっと 許さ なくて いい 。

俺 は お前 を ずっと 愛して いる 。

♪♪~

《 俺 は …》

《 決めた よ 兄さん 》

( マダラ ) あと は ヤツ ら か 。

( ゼツ ) やはり 光 を 通さ なかった か 。

やっと だ 。

どうやら あの 黒い 野郎 は 平気 みて ぇだ な 。

サスケ みんな を 幻 術 から 覚まさ せる に は →

どう すりゃ いい ?

輪廻 眼 の 幻 術 は 輪廻 眼 で 処理 できる おそらく な 。

( カカシ ) サスケ の 左 目 が 必要 と いう こと か 。

そう は させ ない 。

あと は お前たち を 処理 する だけ だ 。

( マダラ ) 世界 の 救世 主たる 俺 が な 。

マダラ !

( サクラ ) あの 額 の 目 。

気 を つけろ 。 ヤツ の 影 4 体 に 四方 を 囲ま れて る ぞ 。

わかって ん よ 。

もう お前 ら に は 何も さ せ ん 。

今 この世 の 因果 を 断ち切った のだ 。

人々 から 苦しみ 痛み むなし さ を 切り離した のだ 。

こんな の ウソ っぱ ち じゃ ねえ か !

ナルト 。 皆 の 幸せ の 邪魔 を して いる のだ お前 は 。

見ろ 。 すべて の 忍 が 戦い を やめた 世界 を 。

俺 は 地獄 を 天国 へ と 変えた 。

柱 間 の 間違い を ようやく 正した のだ 。

初代 火影 様 の 間違い って なん の こと よ ?

お前たち 木 ノ 葉 の 者 は 認め たく ない だろう が →

結局 柱 間 は 失敗 した のだ 。

忍 世界 の 変革 に 。

最初 は 柱 間 も 俺 も 目的 は 一緒だった 。

そして 一緒に 行動 を 始めた 。

( マダラ ) 年 端 も いか ぬ 子供 で すら 戦い に 駆り出さ れる →

忍 の 世界 を 変えよう と した 。

( マダラ )2 人 で 忍 の 里 を 作った 。

だが それ で は 真 の 平和に は たどり着け ない 。

人 は 腹 の 奥 はらわた まで 見せ 合う こと は でき ない 。

恐れ 疑い 憎む こと は 決して 止ま ない 。

俺 の 主張 は 退け られた 。

忍 の 世界 は 柱 間 の 理想 の もと に 進んで いった 。

だが それ で どう なった ?

忍 同士 の 戦い は 止まら ぬ 。

止まら ぬ どころ か 里 を 作った こと に よって →

軍事 力 は 高まり →

戦い は 大戦 と 呼ば れる 規模 に 膨れ上がり →

死傷 者 の 数 は 膨大 と なった 。

第 一 次 忍 界 大戦 。

第 二 次 忍 界 大戦 。

第 三 次 忍 界 大戦 。

戦い は 止ま ぬ 。 それ が 柱 間 の 作った 忍 世界 だ 。

もっとも この 第 四 次 忍 界 大戦 は 俺 が 仕掛けた もの だ が な 。

( サクラ ) そう よ 。 あなた の せい で 大勢 が 死んだ !

おとなしく 尾 獣 を 渡せ と いう 提案 は した はずだ 。

今 人 は 皆 神 樹 の 中 で →

それぞれ が 幸せな 夢 を 見て いる 。

自分 の 理想 の 世界 の 中 に いる のだ 。

これ が お前 の 理想 の 世界 か 。

人 に ただ まやかし を 与えた だけ だ ろ !

俺 は 忍 の 長き 戦い の 歴史 から →

救世 主として 争い を 取り除いた のだ 。

もう 理解 しろ 。 すべて 終わった のだ 。

( ゼツ ) 違う マダラ 。

お前 は 救世 主 でも なく そして 終わり で も ない 。

《 動け ん …》

( サクラ ) 何 な の ?

なぜ お前 が オビト と は 違い →

すべて を 利用 する 側 だ と 言い切れる ?

自分 だけ が 違う と 思う の は おこがましく ない か ?

マダラ よ お前 も また 幻 の 夢 の 中 に いた のだ 。

俺 の 描いた 夢 の 中 に 。

黒 ゼツ お前 は 何 を 言って いる ?

お前 を 作った の は 俺 だ 。

お前 は 俺 の 意志 そのもの な んだ ぞ 。

そこ も 違う 。

俺 の 意志 は カグヤ だ 。

どう なって ん だって ば よ 。

ここ へ きて 仲間割れ か ?

いや そう じゃ ない 。

アイツ 今 カグヤ と 言った 。

カグヤ ? 何 それ ?

六 道 仙人 が 言って いた ヤツ だ 。

(( 今 の マダラ が まさに それ だ 。

まるで 母 カグヤ の ようだ 。

十 尾 の 力 を 得て わし に 近づき →

母 カグヤ の 力 に さえ 近づこう と して いる 。

やがて 母 の 力 は うぬぼれ を 生み →

人々 は その 力 の 存在 を 恐れる ように なって いった ))

まさか …。

( 扉 間 ) 何 だ ?

チャクラ を 吸い取って いる の か 。

ぐ ぉ ~ っ !

何 だって ば よ コイツ 。 すげ ぇ チャクラ だ 。

あたり の マダラ の 影 が すべて 消えた 。

何 か ある ぞ !

チャクラ だ ! うわ っ !

ハハハッ !

地中 から 噴き出た チャクラ を どんどん 吸収 して る の か !?

どこ から こんな 濃い いっぱいの チャクラ が !?

無限 月 読 に 捕まって る ヤツ ら の もの だろう 。

ギャ ー ッ !

このまま じゃ ヤベエ ぞ サスケ !

これ 十 尾 どころ じゃ ねえ ぞ チャクラ !

動く 前 に 止める !

いけ ナルト !

コイツ が 膨れて る うち に 止める って こった な 。

火 に 飛び 入る 虫 2 匹 。

お前 ら も 今 この 場 で チャクラ を 吸収 して やる 。

クソッ …。

待て サクラ ! でも …。

考え なし なら 無意味に なる 。

チクショウ !

《 動け ねえ …》

サスケ コイツ を 倒して 止め ねえ と →

俺 ら より 先 に みんな の チャクラ が 吸収 さ れて →

死 ん じ まう ぞ ! くっ …。

安心 しろ 皆 を 殺したり は し ない 。

かつて カグヤ は この 無限 月 読 を 人々 に かけた が →

殺さ ず に 生かした まま 保存 して おいた 。

カグヤ の 兵 と して 生産 する ため に 。

生産 ? どういう こと だ 。

フッ イタチ より は 鈍い ようだ な 。

ただ の 人間 が 戦闘 で 使える か 。

う っ …。

まさか …。

( ゼツ ) 白 ゼツ に する のだ 。

かつて の 無限 月 読 に かかった 者 ども の 成れ の 果て の 姿 。

それ が 白 ゼツ だ 。

ゆっくり と 時間 を かけて 変化 さ せる 。

なら みんな あの 白い のに な っち ま うって こと か ?

黒 ゼツ 何 を 言って いる 。

無限 月 読 は うち は に よって 忍 世界 に →

永遠の 平和 を もたらす 術 だ 。

( ゼツ ) お前 の その 根拠 は なんだ ?

六 道 仙人 が …。

石碑 に そう 書き記した 。

書いて あった !

( ゼツ ) マダラ よ 。

俺 は お前 など より はるか 昔 から 存在 して いる 。

ハゴロモ の 残した 石碑 を 見つけ 修正 する 時間 は 十分に あった 。

修正 だ と ?

( ゼツ ) 無限 月 読 は 平和 の 夢 を 与える 術 で は ない 。

個々 の 持つ チャクラ を 集め 膨大な 量 に 高める 術 だ 。

なんの ため に …。

( ゼツ ) お前 は その ため に 動いて いた のだ 。

俺 の … いや カグヤ の 意志 に よって 。

俺 が そんな …。

( ゼツ ) お前 が オビト を 駒 と して 使った ように →

お前 も また 1 つ の 駒 だった のだ 。

あっ !

おい す っげ え 膨れて ん ぞ !

吸収 し すぎた チャクラ に 耐え られ ず 膨張 して いる んだ !

このまま じゃ 砕け 散る !

なぜ だ なぜ こんな …。

《 柱 間 … 俺 は どこ で 間違えた んだ ?》

縮んで る 。

オビト !

♪♪~

コイツ … コイツ 大 じいちゃん が 言って た …。

大 筒 木 カグヤ !


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 458 - 真 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|まこと NARUTO -Shippuden-Season 20-458-True Naruto Shippuden - Saison 20 - 458 - True

( サスケ ) カカシ アンタ が 先 に いる なんて 珍しい な 。 ||||さき||||めずらしい| (Sasuke) It's unusual for Kakashi Anta to come first.

( カカシ ) ま ぁ たま に は な 。 (Kakashi) Well, not once in a while.

こんな 所 に 呼び出して 何の 用 だ ? |しょ||よびだして|なんの|よう| What's your purpose in calling me to a place like this?

《 イタチ : サスケ 。

大きく なった な 》 おおきく|| You've grown up 》

( イタチ ) 久しぶりだ な サスケ 。 |ひさしぶりだ||

うち は イタチ …。

アンタ を … 殺す ! ||ころす

( 鬼 鮫 ) ほう 写 輪 眼 。 しかも あなた に よく 似て 。 おに|さめ||うつ|りん|がん|||||にて (Demon Shark) Sharingan. And it looks a lot like you.

いったい 何者 です ? |なにもの| Who the hell are you?

俺 の 弟 だ 。 おれ||おとうと| He's my brother

《 写 輪 眼 は 開いた か 。 そう で なくて は な 》 うつ|りん|がん||あいた|||||| 《Has the sharingan opened?

アンタ の 言った とおり アンタ を 恨み 憎み → ||いった||||うらみ|にくみ Just like you said, I hate you →

そして アンタ を 殺す ため だけ に 俺 は ! |||ころす||||おれ| And I'm here just to kill you!

《 どれ だけ 強く なった ?》 ||つよく| "How strong have you become? 》

俺 は … 生きて きた ! おれ||いきて|

《 千鳥 》 ちどり " Chidori "

う お ~ っ !

《 そう か カカシ さん が …》

うわ ~ っ !

( ナルト ) サスケ ! チクショウ …。

忍法 口 寄せ の …。 遅い 。 にんぽう|くち|よせ||おそい

( イタチ ) 自 来 也様 。 |じ|らい|やさま

( 自 来 也 ) 目当て は やはり ナルト か 。 じ|らい|や|めあて||||

ナルト 君 を 連れて 行く の が 暁 から 下された → |きみ||つれて|いく|||あかつき||くだされた

我々 へ の 至上 命令 。 われわれ|||しじょう|めいれい

ナルト は やれ ん のう 。

どう です か ね ?

ちょうど いい お前 ら 2 人 は ここ で わし が 始末 する 。 ||おまえ||じん||||||しまつ|

手 出す な …。 て|だす|

コイツ を 殺す の は …。 ||ころす||

俺 だ 。 おれ|

今 お前 など に 興味 は ない 。 いま|おまえ|||きょうみ||

《 今 は まだ だ サスケ 》 いま||||

う っ うわ っ !

サスケ ! チクショウ が !

ナルト ! 手 出す な っ つって んだろう が ! |て|だす|||||

これ は 俺 の 戦い だ …。 ||おれ||たたかい|

《 そう だ 》

上等だ !! じょうとうだ

ぐ っ …。

《 イタチ : まだ 足りない んだ 》 ||たりない|

《 イタチ : 許せ サスケ 。 |ゆるせ|

許せ …》 ゆるせ

容赦 ないで すね 。 ようしゃ||

《 憎め この 俺 を 》 にくめ||おれ|

( イタチ ) お前 は 弱い 。 |おまえ||よわい

今 から 24 時間 あの 日 を さまよえ 。 いま||じかん||ひ||

うわ ~ っ !! 弟 相手 に 月 読 です か ? ||おとうと|あいて||つき|よ||

いいかげんに … しや が れ !!

う っ … あっ …。

なぜ 弱い か 。 |よわい|

足りない から だ 。 憎しみ が 。 たりない|||にくしみ|

鬼 鮫 来い 。 チッ 。 おに|さめ|こい|

待て ! まて

なぜ 退く 必要 が ? あなた なら …。 |しりぞく|ひつよう|||

《 サスケ 三 代 目 が 死んで も まだ → |みっ|だい|め||しんで||

お前 を 守る 者 たち が いる んだ な 。 おまえ||まもる|もの|||||

待って いる ぞ サスケ 》 まって|||

なぜ そこ まで 弟 に こだわる ? アイツ は 抜け 忍 だろう 。 |||おとうと|||||ぬけ|おし|

少なくとも お前 なんか より → すくなくとも|おまえ||

アイツ の こと を 兄弟 だ と 思って いる から だ 。 ||||きょうだい|||おもって|||

( カラス の 鳴き声 ) ||なきごえ

お前 は サスケ を 連れ戻し た がって いた な ? おまえ||||つれもどし||||

だが うまく いか なかったら どう する ?

どう やって でも 連れ戻す 。 |||つれもどす

さっき お前 は サスケ を 兄弟 の ようだ と 言った な 。 |おまえ||||きょうだい||||いった|

ならば もし その サスケ が →

木 ノ 葉 を 襲って きたら どう する と 聞いて いる んだ 。 き||は||おそって|||||きいて||

なんだ ? なんで サスケ が … そんな こと する わけ ねえ だ ろ !

サスケ は まだ 純粋だ 。 |||じゅんすいだ

簡単に 何 色 に でも 染まる 。 かんたんに|なん|いろ|||そまる

そう なった 場合 お前 は ヤツ を 止め られる の か ? ||ばあい|おまえ||||とどめ|||

サスケ を 殺して でも 。 ||ころして|

サスケ と 木 ノ 葉 を 天秤 に かけ られる の か ? ||き||は||てんびん|||||

くっ ! 木 ノ 葉 は 守る ! |き||は||まもる

そんで も って サスケ も 殺さ ず 止める ! |||||ころさ||とどめる

子供 だ な 。 お前 の 話 は 絵空事 ばかり だ 。 こども|||おまえ||はなし||えそらごと||

忍 は ときに 厳しい 選択 を 迫ら れる こと だって ある 。 おし|||きびしい|せんたく||せまら||||

前 に も 一 度 同じ こと を 言わ れた 。 ぜん|||ひと|たび|おなじ|||いわ|

でも 選択肢 なんて ねえ 。 |せんたくし||

まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。 それ が 俺 の 忍 道 だ ! |じぶん||ことば||まげ||||おれ||おし|どう|

《 そう か 》

来た か 。 きた|

その 写 輪 眼 お前 は どこ まで 見えて いる ? |うつ|りん|がん|おまえ||||みえて|

今 の 俺 の この 眼 に 見えて いる の は → いま||おれ|||がん||みえて|||

イタチ アンタ の 死に 様 だ 。 |||しに|さま|

俺 の 死に 様 か 。 おれ||しに|さま|

では …。

再現 して みろ 。 さいげん||

う っ … う …。

♪♪~

許せ サスケ 。 これ で 最後 だ 。 ゆるせ||||さいご|

( 倒れる 音 ) たおれる|おと

俺 の こと を ずっと 許さ なくて いい 。 おれ|||||ゆるさ||

俺 は お前 を ずっと 愛して いる 。 おれ||おまえ|||あいして|

♪♪~

《 俺 は …》 おれ|

《 決めた よ 兄さん 》 きめた||にいさん

( マダラ ) あと は ヤツ ら か 。

( ゼツ ) やはり 光 を 通さ なかった か 。 ||ひかり||つう さ||

やっと だ 。

どうやら あの 黒い 野郎 は 平気 みて ぇだ な 。 ||くろい|やろう||へいき|||

サスケ みんな を 幻 術 から 覚まさ せる に は → |||まぼろし|じゅつ||さまさ|||

どう すりゃ いい ?

輪廻 眼 の 幻 術 は 輪廻 眼 で 処理 できる おそらく な 。 りんね|がん||まぼろし|じゅつ||りんね|がん||しょり|||

( カカシ ) サスケ の 左 目 が 必要 と いう こと か 。 |||ひだり|め||ひつよう||||

そう は させ ない 。 ||さ せ|

あと は お前たち を 処理 する だけ だ 。 ||おまえたち||しょり|||

( マダラ ) 世界 の 救世 主たる 俺 が な 。 |せかい||きゅうせい|しゅたる|おれ||

マダラ !

( サクラ ) あの 額 の 目 。 ||がく||め

気 を つけろ 。 ヤツ の 影 4 体 に 四方 を 囲ま れて る ぞ 。 き|||||かげ|からだ||しほう||かこま|||

わかって ん よ 。

もう お前 ら に は 何も さ せ ん 。 |おまえ||||なにも|||

今 この世 の 因果 を 断ち切った のだ 。 いま|このよ||いんが||たちきった|

人々 から 苦しみ 痛み むなし さ を 切り離した のだ 。 ひとびと||くるしみ|いたみ||||きりはなした|

こんな の ウソ っぱ ち じゃ ねえ か !

ナルト 。 皆 の 幸せ の 邪魔 を して いる のだ お前 は 。 |みな||しあわせ||じゃま|||||おまえ|

見ろ 。 すべて の 忍 が 戦い を やめた 世界 を 。 みろ|||おし||たたかい|||せかい|

俺 は 地獄 を 天国 へ と 変えた 。 おれ||じごく||てんごく|||かえた

柱 間 の 間違い を ようやく 正した のだ 。 ちゅう|あいだ||まちがい|||ただした|

初代 火影 様 の 間違い って なん の こと よ ? しょだい|ほかげ|さま||まちがい|||||

お前たち 木 ノ 葉 の 者 は 認め たく ない だろう が → おまえたち|き||は||もの||みとめ||||

結局 柱 間 は 失敗 した のだ 。 けっきょく|ちゅう|あいだ||しっぱい||

忍 世界 の 変革 に 。 おし|せかい||へんかく|

最初 は 柱 間 も 俺 も 目的 は 一緒だった 。 さいしょ||ちゅう|あいだ||おれ||もくてき||いっしょだった

そして 一緒に 行動 を 始めた 。 |いっしょに|こうどう||はじめた

( マダラ ) 年 端 も いか ぬ 子供 で すら 戦い に 駆り出さ れる → |とし|はし||||こども|||たたかい||かりださ|

忍 の 世界 を 変えよう と した 。 おし||せかい||かえよう||

( マダラ )2 人 で 忍 の 里 を 作った 。 |じん||おし||さと||つくった

だが それ で は 真 の 平和に は たどり着け ない 。 ||||まこと||へいわに||たどりつけ|

人 は 腹 の 奥 はらわた まで 見せ 合う こと は でき ない 。 じん||はら||おく|||みせ|あう||||

恐れ 疑い 憎む こと は 決して 止ま ない 。 おそれ|うたがい|にくむ|||けっして|やま|

俺 の 主張 は 退け られた 。 おれ||しゅちょう||しりぞけ|

忍 の 世界 は 柱 間 の 理想 の もと に 進んで いった 。 おし||せかい||ちゅう|あいだ||りそう||||すすんで|

だが それ で どう なった ?

忍 同士 の 戦い は 止まら ぬ 。 おし|どうし||たたかい||とまら|

止まら ぬ どころ か 里 を 作った こと に よって → とまら||||さと||つくった|||

軍事 力 は 高まり → ぐんじ|ちから||たかまり

戦い は 大戦 と 呼ば れる 規模 に 膨れ上がり → たたかい||たいせん||よば||きぼ||ふくれあがり

死傷 者 の 数 は 膨大 と なった 。 ししょう|もの||すう||ぼうだい||

第 一 次 忍 界 大戦 。 だい|ひと|つぎ|おし|かい|たいせん

第 二 次 忍 界 大戦 。 だい|ふた|つぎ|おし|かい|たいせん

第 三 次 忍 界 大戦 。 だい|みっ|つぎ|おし|かい|たいせん

戦い は 止ま ぬ 。 それ が 柱 間 の 作った 忍 世界 だ 。 たたかい||やま||||ちゅう|あいだ||つくった|おし|せかい|

もっとも この 第 四 次 忍 界 大戦 は 俺 が 仕掛けた もの だ が な 。 ||だい|よっ|つぎ|おし|かい|たいせん||おれ||しかけた||||

( サクラ ) そう よ 。 あなた の せい で 大勢 が 死んだ ! |||||||おおぜい||しんだ

おとなしく 尾 獣 を 渡せ と いう 提案 は した はずだ 。 |お|けだもの||わたせ|||ていあん|||

今 人 は 皆 神 樹 の 中 で → いま|じん||みな|かみ|き||なか|

それぞれ が 幸せな 夢 を 見て いる 。 ||しあわせな|ゆめ||みて|

自分 の 理想 の 世界 の 中 に いる のだ 。 じぶん||りそう||せかい||なか|||

これ が お前 の 理想 の 世界 か 。 ||おまえ||りそう||せかい|

人 に ただ まやかし を 与えた だけ だ ろ ! じん|||||あたえた|||

俺 は 忍 の 長き 戦い の 歴史 から → おれ||おし||ながき|たたかい||れきし|

救世 主として 争い を 取り除いた のだ 。 きゅうせい|しゅとして|あらそい||とりのぞいた|

もう 理解 しろ 。 すべて 終わった のだ 。 |りかい|||おわった|

( ゼツ ) 違う マダラ 。 |ちがう|

お前 は 救世 主 でも なく そして 終わり で も ない 。 おまえ||きゅうせい|おも||||おわり|||

《 動け ん …》 うごけ|

( サクラ ) 何 な の ? |なん||

なぜ お前 が オビト と は 違い → |おまえ|||||ちがい

すべて を 利用 する 側 だ と 言い切れる ? ||りよう||がわ|||いいきれる

自分 だけ が 違う と 思う の は おこがましく ない か ? じぶん|||ちがう||おもう|||||

マダラ よ お前 も また 幻 の 夢 の 中 に いた のだ 。 ||おまえ|||まぼろし||ゆめ||なか|||

俺 の 描いた 夢 の 中 に 。 おれ||えがいた|ゆめ||なか|

黒 ゼツ お前 は 何 を 言って いる ? くろ||おまえ||なん||いって|

お前 を 作った の は 俺 だ 。 おまえ||つくった|||おれ|

お前 は 俺 の 意志 そのもの な んだ ぞ 。 おまえ||おれ||いし|その もの|||

そこ も 違う 。 ||ちがう

俺 の 意志 は カグヤ だ 。 おれ||いし|||

どう なって ん だって ば よ 。

ここ へ きて 仲間割れ か ? |||なかまわれ|

いや そう じゃ ない 。

アイツ 今 カグヤ と 言った 。 |いま|||いった

カグヤ ? 何 それ ? |なん|

六 道 仙人 が 言って いた ヤツ だ 。 むっ|どう|せんにん||いって|||

(( 今 の マダラ が まさに それ だ 。 いま||||||

まるで 母 カグヤ の ようだ 。 |はは|||

十 尾 の 力 を 得て わし に 近づき → じゅう|お||ちから||えて|||ちかづき

母 カグヤ の 力 に さえ 近づこう と して いる 。 はは|||ちから|||ちかづこう|||

やがて 母 の 力 は うぬぼれ を 生み → |はは||ちから||||うみ

人々 は その 力 の 存在 を 恐れる ように なって いった )) ひとびと|||ちから||そんざい||おそれる|||

まさか …。

( 扉 間 ) 何 だ ? とびら|あいだ|なん|

チャクラ を 吸い取って いる の か 。 ||すいとって|||

ぐ ぉ ~ っ !

何 だって ば よ コイツ 。 すげ ぇ チャクラ だ 。 なん||||||||

あたり の マダラ の 影 が すべて 消えた 。 ||||かげ|||きえた

何 か ある ぞ ! なん|||

チャクラ だ ! うわ っ !

ハハハッ !

地中 から 噴き出た チャクラ を どんどん 吸収 して る の か !? ちちゅう||ふきでた||||きゅうしゅう||||

どこ から こんな 濃い いっぱいの チャクラ が !? |||こい|||

無限 月 読 に 捕まって る ヤツ ら の もの だろう 。 むげん|つき|よ||つかまって||||||

ギャ ー ッ !

このまま じゃ ヤベエ ぞ サスケ !

これ 十 尾 どころ じゃ ねえ ぞ チャクラ ! |じゅう|お|||||

動く 前 に 止める ! うごく|ぜん||とどめる

いけ ナルト !

コイツ が 膨れて る うち に 止める って こった な 。 ||ふくれて||||とどめる|||

火 に 飛び 入る 虫 2 匹 。 ひ||とび|はいる|ちゅう|ひき

お前 ら も 今 この 場 で チャクラ を 吸収 して やる 。 おまえ|||いま||じょう||||きゅうしゅう||

クソッ …。

待て サクラ ! でも …。 まて||

考え なし なら 無意味に なる 。 かんがえ|||むいみに|

チクショウ !

《 動け ねえ …》 うごけ|

サスケ コイツ を 倒して 止め ねえ と → |||たおして|とどめ||

俺 ら より 先 に みんな の チャクラ が 吸収 さ れて → おれ|||さき||||||きゅうしゅう||

死 ん じ まう ぞ ! くっ …。 し|||||

安心 しろ 皆 を 殺したり は し ない 。 あんしん||みな||ころしたり|||

かつて カグヤ は この 無限 月 読 を 人々 に かけた が → ||||むげん|つき|よ||ひとびと|||

殺さ ず に 生かした まま 保存 して おいた 。 ころさ|||いかした||ほぞん||

カグヤ の 兵 と して 生産 する ため に 。 ||つわもの|||せいさん|||

生産 ? どういう こと だ 。 せいさん|||

フッ イタチ より は 鈍い ようだ な 。 ||||にぶい||

ただ の 人間 が 戦闘 で 使える か 。 ||にんげん||せんとう||つかえる|

う っ …。

まさか …。

( ゼツ ) 白 ゼツ に する のだ 。 |しろ||||

かつて の 無限 月 読 に かかった 者 ども の 成れ の 果て の 姿 。 ||むげん|つき|よ|||もの|||なれ||はて||すがた

それ が 白 ゼツ だ 。 ||しろ||

ゆっくり と 時間 を かけて 変化 さ せる 。 ||じかん|||へんか||

なら みんな あの 白い のに な っち ま うって こと か ? |||しろい|||||||

黒 ゼツ 何 を 言って いる 。 くろ||なん||いって|

無限 月 読 は うち は に よって 忍 世界 に → むげん|つき|よ||||||おし|せかい|

永遠の 平和 を もたらす 術 だ 。 えいえんの|へいわ|||じゅつ|

( ゼツ ) お前 の その 根拠 は なんだ ? |おまえ|||こんきょ||

六 道 仙人 が …。 むっ|どう|せんにん|

石碑 に そう 書き記した 。 せきひ|||かきしるした

書いて あった ! かいて|

( ゼツ ) マダラ よ 。

俺 は お前 など より はるか 昔 から 存在 して いる 。 おれ||おまえ||||むかし||そんざい||

ハゴロモ の 残した 石碑 を 見つけ 修正 する 時間 は 十分に あった 。 ||のこした|せきひ||みつけ|しゅうせい||じかん||じゅうぶんに|

修正 だ と ? しゅうせい||

( ゼツ ) 無限 月 読 は 平和 の 夢 を 与える 術 で は ない 。 |むげん|つき|よ||へいわ||ゆめ||あたえる|じゅつ|||

個々 の 持つ チャクラ を 集め 膨大な 量 に 高める 術 だ 。 ここ||もつ|||あつめ|ぼうだいな|りょう||たかめる|じゅつ|

なんの ため に …。

( ゼツ ) お前 は その ため に 動いて いた のだ 。 |おまえ|||||うごいて||

俺 の … いや カグヤ の 意志 に よって 。 おれ|||||いし||

俺 が そんな …。 おれ||

( ゼツ ) お前 が オビト を 駒 と して 使った ように → |おまえ||||こま|||つかった|

お前 も また 1 つ の 駒 だった のだ 。 おまえ|||||こま||

あっ !

おい す っげ え 膨れて ん ぞ ! ||||ふくれて||

吸収 し すぎた チャクラ に 耐え られ ず 膨張 して いる んだ ! きゅうしゅう|||||たえ|||ぼうちょう|||

このまま じゃ 砕け 散る ! ||くだけ|ちる

なぜ だ なぜ こんな …。

《 柱 間 … 俺 は どこ で 間違えた んだ ?》 ちゅう|あいだ|おれ||||まちがえた|

縮んで る 。 ちぢんで|

オビト !

♪♪~

コイツ … コイツ 大 じいちゃん が 言って た …。 ||だい|||いって|

大 筒 木 カグヤ ! だい|つつ|き|