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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン10 - 213 - 失われた絆

NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン10 - 213 - 失われた絆

( ナルト ) 俺 たち 第 七 班 で やってきた こと は →

全部 何の 意味 も なかった の か よ ?

( サスケ ) いや 無意味じゃ ない 。

俺 に とって お前 は 最も →

親しい 友 に なった 。

友 に なった ? だったら 何で ?

だからこそ だ 。

だからこそ →

お前 に は 殺す 価値 が ある 。

( ヤマト ) 気 が ついた か ?

夢 …。

俺 って ば …。

気絶 した んだ よ 。

心配 かけて ホント …。

カカシ 先生 と サイ は ?

そう か 。

何で だ ?

何で こう な っち まう ?

ナルト もう 少し 休んだ ほう が いい 。

さあ 。

《 サスケ お前 は …》

(( 知って る か ?

うち は 一族 って みんな 殺さ れた らしい ぜ 。

ああ 知って る 知って る 。 父ちゃん が 言って た 。

生き残った の アイツ だけ らしい ぜ ))

《 あの とき 俺 は 嬉しかった 。

同じ 孤独な ヤツ が いる こと が …》

《 だけど サスケ は 何 を やって も うまく できた 》

(( イルカ : おお やる な サスケ 。

( イノ ) さすが サスケ 君 ! ( サクラ ) かっこいい !

ヘッ かっこ つけ や が って 。

あんな の 俺 に だって できる って ば よ ))

《 俺 と は 違って た 》

(( 行け !))

《 だ から 勝手に ライバル に 決めた 。

アイツ みたいに なり たかった から 》

(( で や ~!))

《 同じ 七 班 に なって も →

サスケ は 俺 より 一 歩 前 に いた 》

《 必死に 修業 した の は →

少し でも 追いつき たかった から だった 》

俺 は 強い の か ?

ただ その 答え が ほしい 。

ここ で 強い ヤツ と 戦い たかった だけ だ 。

そして ソイツ ら は ここ に いる 。

ナルト 俺 は お前 と も 戦い たい ))

《 本当に 嬉しかった 。

サスケ が 俺 を 認めて くれた 初めて の 言葉 》

(( カカシ : そう だ な まずは 自己 紹介 して もらおう ))

《 だけど アイツ は …》

名 は うち は サスケ 。

嫌いな もの なら たくさん ある が 好きな もの は 別に ない 。

それ から 夢 なんて 言葉 で 終わら す 気 は ない が →

野望 は ある 。

一族 の 復興 と ある 男 を 必ず 殺す こと だ 。

( イタチ ) 久しぶりだ な サスケ 。

うち は イタチ 。 えっ !?

アンタ を 殺す !

《 コイツ が サスケ が 言って いた 殺し たい 男 》

アンタ の 言った とおり アンタ を 恨み 憎み →

そして アンタ を 殺す ため だけ に 俺 は …。

俺 は …。

生きて きた !))

《 お前 は 復讐 に 生きる こと を 決めた 》

(( サイ : 確かに 僕 の 極秘 任務 の 命 は サスケ 君 の 暗殺 だった 。

けど 命令 は もう いい 。

今 は 自分 の 考え で 動き たい 。

ナルト 君 が 思い出さ せて くれ そうな んだ 。

僕 の 昔 の 気持 を 。

僕 は キミ の こと を よく 知ら ない けど →

ナルト 君 や サクラ さん が ここ まで 必死に キミ を 追う の に は →

何 か わけ が ある 。

キミ と の つながり を 切る まい と →

つなぎとめて おこう と 必死に なって る 。

僕 に は まだ はっきり と は わから ない 。

けど サスケ 君 キミ に は わかって る はずだ 。

ああ わかって た 。

だから 断ち切った 。

俺 に は 別の つながり が ある 。

兄 と の 憎しみ って いう つながり が な ))

《 俺 と サスケ の つながり は …》

(( さっさと こい ! その 前 に 額 あて しろ 。

待って やる 。 いら ねえ よ そんな もん は 。

いい から しろ ! お前 は 俺 の 額 に →

傷 一 つ つける こと すら で きや し ない 。

違う これ は 木 ノ 葉 の 忍 と して →

対等に 戦う 証 だって 言って んだ よ 。

そういう の が 図 に のって る って いう んだ !

テメエ と 俺 が 対等だ と 思って ん の か ?

ああ 思って る 。 俺 は 一 度 も →

お前 に 劣って る と は 思った こと は ねえ よ 。

目障りな んだ よ ! それ は お前 が →

弱い まま だ から だろう が 。 サスケ ちゃん よ 。

ナルト ! サスケ !

やめて 2 人 と も 。

やめて よ !

2 人 と も やめて !

クソ ! 止め 切れ ねえ 。

うわ ぁ !

( 君 麻 呂 ) 大 蛇 丸 様 は すでに 不 死 の 術 を 手 に して いる 。

不 死 と いって も 肉体 が そのまま 保ち 続ける わけで は ない 。

体 が 朽ちる 前 に 強く 新しい 肉体 を →

魂 の 器 に する 。

それ が … それ が サスケ だって の か !?

ああ そうだ 。

そんな こと 俺 が さ せる か !?

《 サスケ が 里 を 捨てた とき →

俺 は アイツ を 連れ 戻せる と 思って いた 。 だけど …》

(( いい加減に 目 が 覚めた かよ !

親 も 兄弟 も い ねえ テメエ に 俺 の 何 が わかる って んだ よ !

初め から 1 人きり だった テメエ に 俺 の 何 が わかる って んだ !

つながり が ある から こそ 苦しい んだ 。

それ を 失う こと が どんな もんか →

お前 なんか に わかって たまる か !))

《 結局 俺 は サスケ の こと を 何も わかっちゃ い なかった 。

わかった つもりで いただけ だった 》

(( 何で だ ? 何で そこ まで して 俺 に 。

俺 に とっちゃ やっと できた つながり なんだ 。

だから 俺 は お前 を 止める んだ って ば よ !

認めて やる よ お前 は 強い 。

なぜなら お前 も 俺 と 同じ 孤独 の 痛 み を 知る 者 だ 。

そして その 痛 み が 人 を 強く する 。

だからこそ この つながり を 断つ こと で →

俺 は 更 なる 強 さ を 手 に 入れる 。

知って る か ? ここ は 終末 の 谷 と 呼ば れる 国境 だ 。

ちょうど いい 舞台 じゃ ねえ か なあ ナルト 。

じゃあ そろそろ しまい に しよう ぜ この 戦い を ))

気分 は どう ? おかゆ を 作って もらった よ 。

これ を 食べて 体力 を 回復 する んだ 。

今 サスケ の 夢 を 見て た 。

お前 は 僕 と 一緒に 里 へ 帰る 。

カカシ 先輩 の 命令 だ よ 。

悪い けど サスケ の こと は カカシ 先輩 に 任せる んだ 。 いいね ?

わかって る 。

もう 少し 休んだら 里 に 戻る って ば よ 。

体調 を 戻す ため に も 少し は 食べた ほう が いい 。

食欲 なんて ねえ って ば よ 。

(( サスケ は 俺 と の つながり を 断ち切って →

強く なる って 言って た 。

お前 なんか に 俺 の 気持 は わから ない って 。

エロ 仙人 と 大 蛇 丸 も 昔 友達 だった んだ ろ ?

どうして 大 蛇 丸 は 里 を 抜けて →

木 ノ 葉 くずし なんか した んだ って ば よ ?

( 自 来 也 ) 大 蛇 丸 が おかしく なって きた の は →

両親 を 殺さ れて から だ 。

それ から は 禁 術 に とりつか れて いった 。

両親 に 会い たかった の か 。

それとも 両親 を 死に 追いやった 木 ノ 葉 へ の 復讐 か 。

わし は 親 を 殺さ れて は おら ん から のう 。

わし も お前 と 同じだ 。

アイツ に 何も わかって ない と 一喝 さ れて のう 。

その とおり アイツ の こと を →

何も わかって や れんか った の かも しれ ん 。

だが のう こんな わし でも この 忍 の 世に →

憎しみ が はびこって いる の は わかる 。

憎しみ ?

その 憎しみ を どうにか し たい と は 思 っと る んだ が 。

どう したら いい の か わし に も まだ わから ん 。

だが いつか は 。

人 が 本当の 意味 で 理解 し あえる 時代 が 来る と →

わし は 信じ とる ))

《 俺 に とって エロ 仙人 は かけがえのない 家族 だった 》

《 だから …》

(( フカサク : 自 来 也 ちゃん が 戦死 した 。

は あ ?))

《 エロ 仙人 が 死んだ って 聞いた とき →

サスケ の 言って いた →

絆 を 失う こと の つら さ って やつ が →

初めて わかった 》

ナルト そろそろ 行く よ 。

まだ か ?

今 は 外 に 出る 気 に なら ねぇ んだ 。

もう ちょっと 待って よ 。

《 よし ! まだ 俺 が 影 分身 だって 気づか れて ねえ って ば よ 》

(( 少し は 痛み を 理解 できた か ?

同じ 痛み を 知ら なければ 他人 を 本当に は 理解 でき ない 。

そして 理解 を した ところ で わかり あえる わけで も ない 。

それ が 道理 だ 。

お前 が サスケ を 追いかけて も ムダ な ように な 。

( カブト ) 人 は 変わる 。

サスケ 君 は もう 昔 の サスケ 君 じゃ ない んだ よ 。

( マダラ ) サスケ 自身 が そう 選択 した の さ 。

サスケ の こと は あきらめる んだ の う 。

忍 と して 生きる なら もっと 賢く なれ 。

バカ の まま じゃ この 世界 生き づらい の が 現実 だ 。

賢い って の が そういう こと なら →

俺 は 一生 バカで いい !))

《 エロ 仙人 … や っぱ 俺 は 大 バカ だって ば よ !》

カカシ 先生 の チャクラ !

こっち か !

《 サクラ ちゃん ! ムチャ す んな よ !》

(( サイ : ここ から は 僕 の 想像 です が →

恐らく サクラ は …。

1 人 で サスケ を 殺す つもりだ な ))

(( サスケ は うち は の 憎しみ を すべて 背負い →

その 憎しみ の 呪い を 世界 へ ぶつける つもりだ 。

最も 強い 武器 であり 友 であり 力 である 憎しみ 。

それ が サスケ の 忍 道 だ ))

(( 知って る か ? ナルト 。

一流 の 忍 同士 なら 拳 を 一 度 交えた だけ で →

互い の 心 の 内 が 読め ち まう 。

口 に は 出さ なくて も だ 。

お前 は 甘い な ナルト 。

どう だ お前 に は 本当の 心 の 内 が 読めた か ?

この 俺 の ))

《 サスケ 今 なら →

絆 を 失った お前 の 気持 わかる って ば よ 》

(( イタチ : さっき お前 は サスケ を 兄弟 の ようだ と 言った な 。

ならば もし その サスケ が 木 ノ 葉 を 襲って きたら →

どう する と 聞いて いる んだ 。

何 だ ? なんで サスケ が … そんな こと する わけ ねえ だ ろ !

サスケ は まだ 純粋だ 。

簡単に 何 色 に でも 染まる 。

そう なった 場合 お前 は ヤツ を 止め られる の か ?

サスケ を 殺して でも 。

サスケ と 木 ノ 葉 を 天秤 に かけ られる の か ?

木 ノ 葉 は 守る !

そんで もって サスケ も 殺さ ず 止める !

子供 だ な 。 お前 の 話 は 絵空事 ばかり だ 。

忍 は 時 に 厳しい 選択 を 迫ら れる こと だって ある ))

(( 雷 影 : 暁 は 国際 指名 手配 と なる 。

そう なれば わし だけ で は ない 。 世界 が サスケ を 狙う 。

犯罪 者 の ため に 頭 を 下げ 仲間 の 安全 の ため に 慈悲 を 請う 。

忍 の 世界 で それ は 友情 と は 言わ ん ))

(( 我 愛 羅 : 影 の 名 を 背負う 覚悟 を 決めた なら →

サスケ の 友 と して お前 が 本当に やる べき こと を やれ ))

《 何 を す べき か なんて 俺 に も わから ねえ 。 だけど …》

(( 木 ノ 葉 の ガキ お前 が 何 を す べき か もっと 考えろ 。

バカ の まま やり 通せる ほど 忍 の 世界 は 甘く ない !))

(( 俺 は お前 を 友 だ と 思って いる 。

かつて の 俺 に とって 友 と は ただ の 言葉 。

それ 以上 でも それ 以下 で も なかった 。

だが お前 と 会って 気づか さ れた 。

大切な の は その 言葉 の 意味 だ と 。

その 意味 する ところ が 何 な の か 。

お前 は サスケ の ため に 何 を して やれる の か 。

よく 考えろ ))

《 サスケ お前 に 会えば …。

会えば 答え が わかる 気 が する 》

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は →

どう じゃ ろう ?

今回 は 瀬戸内海 の 島々 を 繋ぐ し まなみ 海道 じゃ 。

( くも み ) うわ ぁ 大きな 橋 。

海 の 交差 点 瀬戸内海 の 船 たち を 眺め ながら →

魅惑 の 島々 を 探検 じゃ 。

島 が たくさん !


NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン10 - 213 - 失われた絆 naruto||しっぷう つたい|しーずん|うしなわ れた きずな Naruto Shippuden - Season 10 - 213 - Lost Bonds

( ナルト ) 俺 たち 第 七 班 で やってきた こと は → |おれ||だい|なな|はん||||

全部   何の 意味 も なかった の か よ ? ぜんぶ|なんの|いみ|||||

( サスケ ) いや   無意味じゃ ない 。 さすけ||むいみじゃ|

俺 に とって お前 は   最も → おれ|||おまえ||もっとも

親しい 友 に なった 。 したしい|とも||

友 に なった ?  だったら 何で ? とも||||なんで

だからこそ だ 。

だからこそ →

お前 に は 殺す 価値 が ある 。 おまえ|||ころす|かち||

( ヤマト ) 気 が ついた か ? やまと|き|||

夢 …。 ゆめ

俺 って ば …。 おれ||

気絶 した んだ よ 。 きぜつ|||

心配 かけて ホント …。 しんぱい||ほんと

カカシ 先生 と サイ は ? |せんせい||さい|

そう か 。

何で だ ? なんで|

何で   こう な っち まう ? なんで||||

ナルト   もう 少し 休んだ ほう が いい 。 ||すこし|やすんだ|||

さあ 。

《 サスケ   お前 は …》 さすけ|おまえ|

(( 知って る か ? しって||

うち は 一族 って みんな 殺さ れた らしい ぜ 。 ||いちぞく|||ころさ|||

ああ   知って る 知って る 。 父ちゃん が 言って た 。 |しって||しって||とうちゃん||いって|

生き残った の   アイツ だけ らしい ぜ )) いきのこった|||||

《 あの とき 俺 は   嬉しかった 。 ||おれ||うれしかった

同じ 孤独な ヤツ が いる こと が …》 おなじ|こどくな|やつ||||

《 だけど サスケ は 何 を やって も   うまく できた 》 |さすけ||なん|||||

(( イルカ : おお   やる な サスケ 。 いるか||||さすけ

( イノ ) さすが サスケ 君 ! ( サクラ ) かっこいい ! いの||さすけ|きみ|さくら|

ヘッ   かっこ つけ や が って 。

あんな の 俺 に だって   できる って ば よ )) ||おれ||||||

《 俺 と は 違って た 》 おれ|||ちがって|

(( 行け !)) いけ

《 だ から 勝手に   ライバル に 決めた 。 ||かってに|らいばる||きめた

アイツ みたいに なり たかった から 》

(( で や ~!))

《 同じ 七 班 に なって も → おなじ|なな|はん|||

サスケ は   俺 より 一 歩 前 に いた 》 さすけ||おれ||ひと|ふ|ぜん||

《 必死に 修業 した の は → ひっしに|しゅぎょう|||

少し でも 追いつき たかった から だった 》 すこし||おいつき|||

俺 は 強い の か ? おれ||つよい||

ただ その 答え が ほしい 。 ||こたえ||

ここ で   強い ヤツ と 戦い たかった だけ だ 。 ||つよい|やつ||たたかい|||

そして   ソイツ ら は   ここ に いる 。

ナルト   俺 は お前 と も 戦い たい )) |おれ||おまえ|||たたかい|

《 本当に 嬉しかった 。 ほんとうに|うれしかった

サスケ が   俺 を 認めて くれた 初めて の 言葉 》 さすけ||おれ||みとめて||はじめて||ことば

(( カカシ : そう だ な   まずは 自己 紹介 して もらおう )) |||||じこ|しょうかい||

《 だけど   アイツ は …》

名 は   うち は サスケ 。 な||||さすけ

嫌いな もの なら   たくさん ある が 好きな もの は 別に ない 。 きらいな||||||すきな|||べつに|

それ から   夢 なんて 言葉 で 終わら す 気 は ない が → ||ゆめ||ことば||おわら||き|||

野望 は ある 。 やぼう||

一族 の 復興 と ある 男 を 必ず 殺す こと だ 。 いちぞく||ふっこう|||おとこ||かならず|ころす||

( イタチ ) 久しぶりだ な   サスケ 。 いたち|ひさしぶりだ||さすけ

うち は イタチ 。 えっ !? ||いたち|

アンタ を 殺す ! ||ころす

《 コイツ が   サスケ が 言って いた 殺し たい 男 》 ||さすけ||いって||ころし||おとこ

アンタ の 言った とおり アンタ を 恨み   憎み → ||いった||||うらみ|にくみ

そして   アンタ を 殺す ため だけ に 俺 は …。 |||ころす||||おれ|

俺 は …。 おれ|

生きて きた !)) いきて|

《 お前 は 復讐 に 生きる こと を 決めた 》 おまえ||ふくしゅう||いきる|||きめた

(( サイ : 確かに   僕 の 極秘 任務 の 命 は サスケ 君 の 暗殺 だった 。 さい|たしかに|ぼく||ごくひ|にんむ||いのち||さすけ|きみ||あんさつ|

けど   命令 は もう いい 。 |めいれい|||

今 は 自分 の 考え で 動き たい 。 いま||じぶん||かんがえ||うごき|

ナルト 君 が 思い出さ せて くれ そうな んだ 。 |きみ||おもいださ|||そう な|

僕 の 昔 の 気持 を 。 ぼく||むかし||きもち|

僕 は   キミ の こと を よく 知ら ない けど → ぼく||きみ|||||しら||

ナルト 君 や サクラ さん が ここ まで 必死に   キミ を 追う の に は → |きみ||さくら|||||ひっしに|きみ||おう|||

何 か   わけ が ある 。 なん||||

キミ と の つながり を 切る まい と → きみ|||||きる||

つなぎとめて おこう と 必死に なって る 。 |||ひっしに||

僕 に は   まだ はっきり と は   わから ない 。 ぼく||||||||

けど   サスケ 君 キミ に は   わかって る はずだ 。 |さすけ|きみ|きみ|||||

ああ   わかって た 。

だから   断ち切った 。 |たちきった

俺 に は   別の つながり が ある 。 おれ|||べつの|||

兄 と の 憎しみ って いう つながり が な )) あに|||にくしみ|||||

《 俺 と サスケ の つながり は …》 おれ||さすけ|||

(( さっさと こい ! その 前 に   額 あて しろ 。 |||ぜん||がく||

待って やる 。 いら ねえ よ   そんな もん は 。 まって|||||||

いい から   しろ ! お前 は   俺 の 額 に → |||おまえ||おれ||がく|

傷 一 つ   つける こと すら で きや し ない 。 きず|ひと||||||||

違う   これ は 木 ノ 葉 の 忍 と して → ちがう|||き||は||おし||

対等に 戦う 証 だって 言って んだ よ 。 たいとうに|たたかう|あかし||いって||

そういう の が 図 に のって る って いう んだ ! |||ず||||||

テメエ と 俺 が 対等だ と 思って ん の か ? ||おれ||たいとうだ||おもって|||

ああ   思って る 。 俺 は   一 度 も → |おもって||おれ||ひと|たび|

お前 に 劣って る と は 思った こと は ねえ よ 。 おまえ||おとって||||おもった||||

目障りな んだ よ ! それ は   お前 が → めざわりな|||||おまえ|

弱い まま だ から だろう が 。 サスケ ちゃん よ 。 よわい||||||さすけ||

ナルト ! サスケ ! |さすけ

やめて  2 人 と も 。 |じん||

やめて よ !

2 人 と も   やめて ! じん|||

クソ ! 止め 切れ ねえ 。 くそ|とどめ|きれ|

うわ ぁ !

( 君 麻 呂 ) 大 蛇 丸 様 は すでに 不 死 の 術 を 手 に して いる 。 きみ|あさ|ろ|だい|へび|まる|さま|||ふ|し||じゅつ||て|||

不 死 と いって も   肉体 が そのまま 保ち 続ける わけで は ない 。 ふ|し||||にくたい|||たもち|つづける|||

体 が 朽ちる 前 に 強く 新しい 肉体 を → からだ||くちる|ぜん||つよく|あたらしい|にくたい|

魂 の 器 に する 。 たましい||うつわ||

それ が …  それ が サスケ だって の か !? ||||さすけ|||

ああ   そうだ 。 |そう だ

そんな こと   俺 が さ せる か !? ||おれ||||

《 サスケ が 里 を 捨てた とき → さすけ||さと||すてた|

俺 は   アイツ を 連れ 戻せる と 思って いた 。  だけど …》 おれ||||つれ|もどせる||おもって||

(( いい加減に 目 が 覚めた かよ ! いいかげんに|め||さめた|

親 も 兄弟 も い ねえ   テメエ に 俺 の 何 が わかる って んだ よ ! おや||きょうだい||||||おれ||なん|||||

初め から 1 人きり だった   テメエ に 俺 の 何 が わかる って んだ ! はじめ||ひときり||||おれ||なん||||

つながり が ある から こそ 苦しい んだ 。 |||||くるしい|

それ を 失う こと が   どんな もんか → ||うしなう||||

お前 なんか に わかって たまる か !)) おまえ|||||

《 結局   俺 は   サスケ の こと を 何も わかっちゃ い なかった 。 けっきょく|おれ||さすけ||||なにも|||

わかった つもりで いただけ だった 》

(( 何で だ ? 何で   そこ まで して 俺 に 。 なんで||なんで||||おれ|

俺 に とっちゃ やっと できた   つながり なんだ 。 おれ||||||

だから 俺 は お前 を 止める んだ って ば よ ! |おれ||おまえ||とどめる||||

認めて やる よ   お前 は 強い 。 みとめて|||おまえ||つよい

なぜなら   お前 も 俺 と 同じ 孤独 の 痛 み を 知る 者 だ 。 |おまえ||おれ||おなじ|こどく||つう|||しる|もの|

そして   その 痛 み が 人 を 強く する 。 ||つう|||じん||つよく|

だからこそ この つながり を 断つ こと で → ||||たつ||

俺 は   更 なる 強 さ を 手 に 入れる 。 おれ||こう||つよ|||て||いれる

知って る か ?  ここ は 終末 の 谷 と 呼ば れる 国境 だ 。 しって|||||しゅうまつ||たに||よば||くにざかい|

ちょうど いい 舞台 じゃ ねえ か なあ   ナルト 。 ||ぶたい|||||

じゃあ   そろそろ しまい に しよう ぜ この 戦い を )) |||||||たたかい|

気分 は どう ? おかゆ を 作って もらった よ 。 きぶん|||||つくって||

これ を 食べて 体力 を 回復 する んだ 。 ||たべて|たいりょく||かいふく||

今   サスケ の 夢 を 見て た 。 いま|さすけ||ゆめ||みて|

お前 は   僕 と 一緒に 里 へ 帰る 。 おまえ||ぼく||いっしょに|さと||かえる

カカシ 先輩 の 命令 だ よ 。 |せんぱい||めいれい||

悪い けど   サスケ の こと は カカシ 先輩 に 任せる んだ 。  いいね ? わるい||さすけ|||||せんぱい||まかせる||

わかって る 。

もう 少し 休んだら 里 に 戻る って ば よ 。 |すこし|やすんだら|さと||もどる|||

体調 を 戻す ため に も 少し は 食べた ほう が いい 。 たいちょう||もどす||||すこし||たべた|||

食欲 なんて   ねえ って ば よ 。 しょくよく|||||

(( サスケ は   俺 と の つながり を 断ち切って → さすけ||おれ|||||たちきって

強く なる って 言って た 。 つよく|||いって|

お前 なんか に 俺 の 気持 は わから ない って 。 おまえ|||おれ||きもち||||

エロ 仙人 と   大 蛇 丸 も 昔   友達 だった んだ ろ ? |せんにん||だい|へび|まる||むかし|ともだち|||

どうして   大 蛇 丸 は 里 を 抜けて → |だい|へび|まる||さと||ぬけて

木 ノ 葉 くずし なんか した んだ って ば よ ? き||は|||||||

( 自 来 也 ) 大 蛇 丸 が おかしく なって きた の は → じ|らい|や|だい|へび|まる||||||

両親 を 殺さ れて から だ 。 りょうしん||ころさ|||

それ から は 禁 術 に とりつか れて いった 。 |||きん|じゅつ||||

両親 に 会い たかった の か 。 りょうしん||あい|||

それとも   両親 を 死に 追いやった 木 ノ 葉 へ の 復讐 か 。 |りょうしん||しに|おいやった|き||は|||ふくしゅう|

わし は   親 を 殺さ れて は おら ん から のう 。 ||おや||ころさ||||||

わし も   お前 と 同じだ 。 ||おまえ||おなじだ

アイツ に 何も わかって ない と 一喝 さ れて のう 。 ||なにも||||いっかつ|||

その とおり   アイツ の こと を →

何も   わかって や れんか った の かも しれ ん 。 なにも||||||||

だが のう   こんな わし でも この 忍 の 世に → ||||||おし||よに

憎しみ が はびこって いる の は わかる 。 にくしみ||||||

憎しみ ? にくしみ

その 憎しみ を どうにか し たい と は 思 っと る んだ が 。 |にくしみ|||||||おも||||

どう したら いい の か わし に も   まだ わから ん 。

だが   いつか は 。

人 が 本当の 意味 で 理解 し あえる 時代 が 来る と → じん||ほんとうの|いみ||りかい|||じだい||くる|

わし は 信じ とる )) ||しんじ|

《 俺 に とって   エロ 仙人 は かけがえのない 家族 だった 》 おれ||||せんにん|||かぞく|

《 だから …》

(( フカサク : 自 来 也 ちゃん が 戦死 した 。 |じ|らい|や|||せんし|

は あ ?))

《 エロ 仙人 が 死んだ って 聞いた とき → |せんにん||しんだ||きいた|

サスケ の 言って いた → さすけ||いって|

絆 を 失う こと の つら さ って やつ が → きずな||うしなう|||||||

初めて わかった 》 はじめて|

ナルト   そろそろ 行く よ 。 ||いく|

まだ か ?

今 は   外 に 出る 気 に なら ねぇ んだ 。 いま||がい||でる|き||||

もう ちょっと 待って よ 。 ||まって|

《 よし !  まだ 俺 が 影 分身 だって 気づか れて ねえ って ば よ 》 ||おれ||かげ|ぶんしん||きづか|||||

(( 少し は   痛み を 理解 できた か ? すこし||いたみ||りかい||

同じ 痛み を 知ら なければ 他人 を 本当に は 理解 でき ない 。 おなじ|いたみ||しら||たにん||ほんとうに||りかい||

そして   理解 を した ところ で わかり あえる わけで も ない 。 |りかい|||||||||

それ が   道理 だ 。 ||どうり|

お前 が   サスケ を 追いかけて も ムダ な ように な 。 おまえ||さすけ||おいかけて||むだ|||

( カブト ) 人 は 変わる 。 |じん||かわる

サスケ 君 は もう 昔 の サスケ 君 じゃ ない んだ よ 。 さすけ|きみ|||むかし||さすけ|きみ||||

( マダラ ) サスケ 自身 が そう 選択 した の さ 。 まだら|さすけ|じしん|||せんたく|||

サスケ の こと は   あきらめる んだ の う 。 さすけ|||||||

忍 と して 生きる なら もっと 賢く なれ 。 おし|||いきる|||かしこく|

バカ の まま じゃ   この 世界 生き づらい の が 現実 だ 。 ばか|||||せかい|いき||||げんじつ|

賢い って の が そういう こと なら → かしこい||||||

俺 は   一生   バカで いい !)) おれ||いっしょう|ばかで|

《 エロ 仙人 …  や っぱ 俺 は 大 バカ だって ば よ !》 |せんにん|||おれ||だい|ばか|||

カカシ 先生 の チャクラ ! |せんせい||

こっち か !

《 サクラ ちゃん !  ムチャ す んな よ !》 さくら|||||

(( サイ : ここ から は 僕 の 想像 です が → さい||||ぼく||そうぞう||

恐らく   サクラ は …。 おそらく|さくら|

1 人 で   サスケ を 殺す つもりだ な )) じん||さすけ||ころす||

(( サスケ は   うち は の 憎しみ を すべて 背負い → さすけ|||||にくしみ|||せおい

その 憎しみ の 呪い を 世界 へ ぶつける つもりだ 。 |にくしみ||まじない||せかい|||

最も 強い 武器 であり 友 であり 力 である 憎しみ 。 もっとも|つよい|ぶき||とも||ちから||にくしみ

それ が サスケ の 忍 道 だ )) ||さすけ||おし|どう|

(( 知って る か ?  ナルト 。 しって|||

一流 の 忍 同士 なら 拳 を 一 度 交えた だけ で → いちりゅう||おし|どうし||けん||ひと|たび|まじえた||

互い の 心 の 内 が 読め ち まう 。 たがい||こころ||うち||よめ||

口 に は 出さ なくて も だ 。 くち|||ださ|||

お前 は 甘い な   ナルト 。 おまえ||あまい||

どう だ   お前 に は 本当の 心 の 内 が 読めた か ? ||おまえ|||ほんとうの|こころ||うち||よめた|

この 俺 の )) |おれ|

《 サスケ   今 なら → さすけ|いま|

絆 を 失った   お前 の 気持 わかる って ば よ 》 きずな||うしなった|おまえ||きもち||||

(( イタチ : さっき   お前 は サスケ を 兄弟 の ようだ と 言った な 。 いたち||おまえ||さすけ||きょうだい||||いった|

ならば   もし   その サスケ が 木 ノ 葉 を 襲って きたら → |||さすけ||き||は||おそって|

どう する と 聞いて いる んだ 。 |||きいて||

何 だ ?  なんで サスケ が … そんな こと する わけ ねえ だ ろ ! なん|||さすけ||||||||

サスケ は   まだ 純粋だ 。 さすけ|||じゅんすいだ

簡単に 何 色 に でも 染まる 。 かんたんに|なん|いろ|||そまる

そう なった 場合 お前 は ヤツ を 止め られる の か ? ||ばあい|おまえ||やつ||とどめ|||

サスケ を 殺して でも 。 さすけ||ころして|

サスケ と 木 ノ 葉 を 天秤 に かけ られる の か ? さすけ||き||は||てんびん|||||

木 ノ 葉 は 守る ! き||は||まもる

そんで もって サスケ も 殺さ ず 止める ! ||さすけ||ころさ||とどめる

子供 だ な 。 お前 の 話 は 絵空事 ばかり だ 。 こども|||おまえ||はなし||えそらごと||

忍 は 時 に 厳しい 選択 を 迫ら れる こと だって ある )) おし||じ||きびしい|せんたく||せまら||||

(( 雷 影 : 暁 は 国際 指名 手配 と なる 。 かみなり|かげ|あかつき||こくさい|しめい|てはい||

そう なれば   わし だけ で は ない 。 世界 が サスケ を 狙う 。 |||||||せかい||さすけ||ねらう

犯罪 者 の ため に 頭 を 下げ 仲間 の 安全 の ため に 慈悲 を 請う 。 はんざい|もの||||あたま||さげ|なかま||あんぜん||||じひ||こう

忍 の 世界 で それ は 友情 と は 言わ ん )) おし||せかい||||ゆうじょう|||いわ|

(( 我 愛 羅 : 影 の 名 を 背負う 覚悟 を 決めた なら → われ|あい|ら|かげ||な||せおう|かくご||きめた|

サスケ の 友 と して   お前 が 本当に やる べき こと を やれ )) さすけ||とも|||おまえ||ほんとうに|||||

《 何 を す べき か なんて 俺 に も わから ねえ 。  だけど …》 なん||||||おれ|||||

(( 木 ノ 葉 の ガキ   お前 が 何 を す べき か もっと 考えろ 。 き||は||がき|おまえ||なん||||||かんがえろ

バカ の まま   やり 通せる ほど 忍 の 世界 は 甘く ない !)) ばか||||とおせる||おし||せかい||あまく|

(( 俺 は   お前 を 友 だ と 思って いる 。 おれ||おまえ||とも|||おもって|

かつて の 俺 に とって 友 と は   ただ の 言葉 。 ||おれ|||とも|||||ことば

それ 以上 でも それ 以下 で も なかった 。 |いじょう|||いか|||

だが お前 と 会って 気づか さ れた 。 |おまえ||あって|きづか||

大切な の は   その 言葉 の 意味 だ と 。 たいせつな||||ことば||いみ||

その 意味 する ところ が 何 な の か 。 |いみ||||なん|||

お前 は サスケ の ため に 何 を して やれる の か 。 おまえ||さすけ||||なん|||||

よく 考えろ )) |かんがえろ

《 サスケ   お前 に 会えば …。 さすけ|おまえ||あえば

会えば   答え が わかる 気 が する 》 あえば|こたえ|||き||

( くも じい ) もしもし   そこ の あなた 。

たまに は   空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は → ||から||にっぽん||ながめて|||||

どう じゃ ろう ?

今回 は   瀬戸内海 の 島々 を 繋ぐ し まなみ 海道 じゃ 。 こんかい||せとないかい||しまじま||つなぐ|||かいどう|

( くも み ) うわ ぁ   大きな 橋 。 ||||おおきな|きょう

海 の 交差 点 瀬戸内海 の 船 たち を 眺め ながら → うみ||こうさ|てん|せとないかい||せん|||ながめ|

魅惑 の 島々 を 探検 じゃ 。 みわく||しまじま||たんけん|

島 が たくさん ! しま||