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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン10 - 211 - 志村ダンゾウ

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 211 - 志村 ダンゾウ

《 マダラ : サスケ の 力 まあ こんな ところ か 》

( ダンゾウ ) 早 すぎた な 。 まだ 眼 は 開いて いる 。

イタチ の ところ へ 行って 説教 でも さ れて くる と よい 。

ワシ の 勝ち だ 。

《 香 燐 : どう なって る !? この 感じ は もう …》

イザナギ を 見切った つもりだろう が 。

どういう こと だ !?

《 なぜ イザナギ が 起動 し ない !?》

《 ダンゾウ お前 の 言う とおり サスケ の 幻 術 は イタチ に は 及ば ない 》

キサマ …!

( サスケ ) イタチ に 会う の は キサマ の ほう だ 。

《 やっぱり ウチ が 感じた とおり 今 の ダンゾウ は 実体 だ !》

うわ ~ っ !

幻 術 時間 を 自在に 操った イタチ の 月 読と は 天地 の 差 だ 。

だが 少し しか もた ない 小さく 弱い その 幻 術 も →

要は 使い どころ だ 。

イザナギ は 写 輪 眼 を 使い捨て に して 発動 する 。

ひと つ の 眼 に よる 術 の 発動 は およそ 60 秒 。 だが …。

(( バカ ! なんで 自分 から !?))

( マダラ ) 自殺 行為 と も 思える サスケ の 連続 攻撃 は →

ダンゾウ の 写 輪 眼 を 1 つ ずつ →

しかも 確実に 減らす こと を 目的 に →

計算 さ れた 上 で 行わ れて いた 。

だから 体 を 刺し 合う 少し 前 右腕 の 写 輪 眼 は →

すべて 閉じて しまって いた と いう こと だ 。

サスケ は うち は 一族 。 そして 万華鏡 写 輪 眼 を 持つ 忍 。

観察 眼 なら ダンゾウ お前 より 上 だ 。

お前 が 気づく より も 早く サスケ は 幻 術 を かけ →

右腕 最後 の 眼 が 開いて いる ように 見せかけて いた 。

お前 自身 イザナギ の 不安定な 効果 時間 を →

右腕 の 写 輪 眼 を 見て 幾 度 も 確認 し 判断 して いた 。

サスケ は それ を 見逃さ なかった 。

イザナギ の 効果 時間 が まだ ある ように ほんの 少し の 間 →

見せかける 程度 だ が 。 一瞬 の 間 でも →

幻 術 に かけ られる こと を 前もって 確認 して いた 。

それ を 利用 し ない サスケ で は ない 。

写 輪 眼 を 手 に 入れた こと に より 対 写 輪 眼 の 戦い 方 を →

甘く 見た その 驕 り が 負け に つながった 。

これ が 眼 で 語る 戦い だ 。

うち は を ナメ る な 。

《 シスイ の 眼 が 使用 でき なかった に しろ →

ダンゾウ を よく ここ まで 追い込んだ な サスケ 。

そろそろ シスイ の 眼 を いただけ そうだ 。

根 は 土 に 隠れて いる べきだった な 》

サスケ !

大丈夫 か ? ほら さっさと 咬 め !

ああ !!

あの 女 連れて きて 正解 だった 。

役 に 立つ 。

わざわざ サスケ が 選んだ お気に入り な だけ は ある 。

《 この ワシ が こんな 小僧 に 。

ワシ は まだ こんな ところ で は 死ね ん 》

うわ あ !

《 いかん このまま で は →

初代 の 細胞 に 取り込ま れて しまう 》

《 死に かけて チャクラ の 制御 が でき なく なった な 。

柱 間 の 力 を そう 簡単に は コントロール でき は し ない 》

しつこい なんて ヤツ だ 。

ハァ …。

まだ だ 。

ここ から が 眼 で 語る 戦い だ !

《 右 目 の 瞳 力 が 戻った か 。

シスイ の 眼 が 復活 する まで の 間 を イザナギ で カバー する …。

そういう 手はず か …》

《 シスイ の 瞳 力 幻 術 と して 使用 する か →

イザナギ と して 使い捨て に する の か 決め かねて いる ようだ な 》

瞳 力 を 使い すぎた な 。

サスケ …。

《 ダンゾウ : サスケ は もう 使え ん 。

シスイ の 幻 術 を かけて 操る なら マダラ の ほう だ 。

もたもた して は おら れ ん ! 傷 が 深 すぎる 》

《 さて サスケ どう する ?》

自己 犠牲 を 語った お前 が 人質 と は な 。

( ダンゾウ ) 自分 の 命 が 惜しい わけで は ない 。

木 ノ 葉 の 為 忍 の 世 の ため →

ワシ は こんな ところ で 死ぬ わけに は いか ん 。

どんな 手 を 使って も 生き残る 。

ワシ は この 忍 の 世 を 変える 唯一 の 改革 者 と なる 者 。

この 女 は その ため の 犠牲 だ 。

サスケ … 助けて …。

動く な 。 香 憐 。

え …。

《 ぐ っ ! 急所 を … 人質 ごと …》

フッ ! そう こ なくて は …。

兄さん … まずは 1 人 目 だ …。

《 イザナギ を する 暇 が なかった な ダンゾウ 》

《 サスケ アンタ に とって 》

うち は …。

香 燐 人質 に 取ら れる ようじゃ 足手まといだ 。

♪~

《 サスケ …》

♪~

ダンゾウ 。

シスイ の 眼 は 頂く ぞ 。

(( ヤシロ : イタチ は いる か ?

出て こい 話 が ある 。

( イタチ ) 何 です ? 皆さん お 揃い で 。

昨日 の 会合 に 出 なかった ヤツ が 2 人 いる 。

( イナビ ) お前 は なぜ 来 なかった ?

暗部 に 入り いろいろな 面倒 事 に 駆り出さ れる の は わかる 。

お前 の 父上 も そう 言い 何かと かばって は いる 。

しかし 我々 は お前 を 特別 扱い する 気 は ない 。

わかり ました 。 以後 気 を つけ ましょう 。

そろそろ お 引き取り を 。 そう だ な 。

だが その 前 に もう 少し だけ 聞き たい こと が あって な 。

ゆうべ 南 賀 ノ 川 に 身投げ した うち は シスイ に ついて だ ))

《 コイツ が シスイ の 眼 を …》

(( ヒルゼン : 大丈夫 か ? ダンゾウ 。

余計な マネ だ ヒルゼン 。

ま ぁ そう 言う な 。

この 状況 で 仲間 を 失う わけに は いか ない だろう 。

お前 ら 無事だった か カガミ トリフ 。

( トリフ ) あぁ なんとか ね 。

( カガミ ) 敵 が 多 すぎる 。 どう する ? ヒルゼン 。

あぁ そう だ な 。 皆 で 二 代 目 様 と 合流 しよう 。

チッ !

囲ま れた な 。

敵 は 20。

この 追跡 力 から して 雲隠れ 。

手練 の 金 角 部隊 か 。

( ホムラ ) こちら は 二 代 目 様 を 含めて 7 人 。

これ じゃ とても …。 ( コハル ) ホムラ !

そんな 弱腰で どう する !

敵 は まだ こちら の 位置 を はっきり と は 把握 できて ない 。

ここ は 待ち伏せ して 不意 を 突き →

逃げ道 の 突破 口 を 。

ムリ だ コハル 。

この 場合 誰 か 一 人 が 陽動 で 気 を 引く しか ない 。

囮 役 か …。

まず 命 は ない 。

誰 が …。

《 俺 は 忍 だ 。

忍 らしく 戦場 で 死ぬ と 決めて いた 。

猿 飛 … お前 は 今 何 を 考えて る ?

お前 に は その 覚悟 が ある の か ?》

《 言う んだ ! 言え 俺 は …。

どうした ? 俺 が やる って 何で …》

俺 が やり ます 。

猿 飛 …。 ヒルゼン お前 …。

ヘッ 心配 する な 。

こう 見えて も お前 ら の 中 じゃ いちばん できる と 自負 して る 。

死にゃ あし ない よ 。

《 震え が 止まった …。

ちくしょう !

俺 は 弱腰だ !

心 の どこ か で 今 …。

ほっと して る 》

これ から 皆 を 頼む ぞ ダンゾウ 。 お前 なら …。

黙れ ! 俺 が 手 を 挙げよう と 思って いた 。

一 人 で いい 格好 を する な !

囮 役 は 俺 が やる 。

ダンゾウ …。

俺 の 父 も 祖父 も 戦場 で 忍 と して 死んだ 。

自己 犠牲 は 忍 の 本分 。

囮 役 は もちろん 俺 が 行く 。

キサマ たち は これ から の 里 を 守って いく →

若き 火 の 意志 たち だ 。

ダメです ! あなた は 火影 な んです よ 。

里 に あなた 以上 の 忍 は い ない 。

ダンゾウ よ キサマ は サル と →

いつも 何 か ある ごと に 張り合って きた な 。

だが この 場 で 必要な の は 仲間 同士 の 結束 だ 。

私的な 争い を 持ち込む な 。

決断 が 遅かった の は 事実 。

まずは 己 を 見つめ →

冷静 さ を 欠く こと なく 己 を 知る こと だ 。

今 の まま で は 仲間 を 危機 に 陥れる 。

とにかく ダンゾウ サル 。

その 歳 で 焦る こと は ない 。

いずれ その 時 が 来る 。

その 時 まで その 命 とって おけ 。

サル よ 。

里 を 慕い キサマ を 信じる 者 たち を 守れ 。

そして 育てる のだ 。

次の 時代 を 託す こと の できる 者 を 。

明日 から は キサマ が 火影 だ 。

サル 木 ノ 葉 を 頼む ぞ 。

はっ !))

《 お前 は いつも 俺 の 先 を 歩き や がる 》

忍 の 世 の ため 木 ノ 葉 の ため 。

お前 ら は 決して 生かして は おか ぬ 。

これ は 裏 四 象 封印 術 !

サスケ ダンゾウ から 離れろ 。

《 ヒルゼン 次 は わし の 番 の ようだ 》

(( 木 ノ 葉 舞う ところ に 火 は 燃 ゆる 。

火 の 影 は 里 を 照らし →

また 木 ノ 葉 は 芽吹く ))

《 ダンゾウ : お前 が 命 を かけて 木 ノ 葉 を 守った ように →

今度 は わし が 。

こや つら だけ は …。

だが わし は 結局 火影 に は なれ なかった 。

どこ まで いって も お前 に は 追いつけ なかった よ 》

《 ダンゾウ : お前 は 光 を 浴びる 木 ノ 葉 。

俺 は 闇 の 中 の 根 。

こんな 俺 を お前 は どう 思う ?

なあ ヒルゼン 。

お前 に とって 俺 は …》


NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 211 - 志村 ダンゾウ ||しっぷう|つたい|しーずん|しむら| Naruto Shippuden Season 10 - 211 - Danzo Shimura

《 マダラ : サスケ の 力 まあ   こんな ところ か 》 まだら|さすけ||ちから||||

( ダンゾウ ) 早 すぎた な 。 まだ 眼 は 開いて いる 。 |はや||||がん||あいて|

イタチ の ところ へ 行って 説教 でも さ れて くる と よい 。 いたち||||おこなって|せっきょう||||||

ワシ の 勝ち だ 。 わし||かち|

《 香 燐 : どう なって る !? この 感じ は   もう …》 かおり|りん|||||かんじ||

イザナギ を 見切った つもりだろう が 。 ||みきった||

どういう こと だ !?

《 なぜ   イザナギ が 起動 し ない !?》 |||きどう||

《 ダンゾウ   お前 の 言う とおり サスケ の 幻 術 は   イタチ に は 及ば ない 》 |おまえ||いう||さすけ||まぼろし|じゅつ||いたち|||およば|

キサマ …!

( サスケ ) イタチ に 会う の は   キサマ の ほう だ 。 さすけ|いたち||あう||||||

《 やっぱり   ウチ が 感じた とおり 今 の ダンゾウ は 実体 だ !》 |うち||かんじた||いま||||じったい|

うわ ~ っ !

幻 術 時間 を 自在に 操った イタチ の 月 読と は 天地 の 差 だ 。 まぼろし|じゅつ|じかん||じざいに|あやつった|いたち||つき|よみと||てんち||さ|

だが   少し しか もた ない 小さく 弱い   その 幻 術 も → |すこし||||ちいさく|よわい||まぼろし|じゅつ|

要は 使い どころ だ 。 ようは|つかい||

イザナギ は 写 輪 眼 を 使い捨て に して 発動 する 。 ||うつ|りん|がん||つかいすて|||はつどう|

ひと つ の 眼 に よる 術 の 発動 は およそ 60 秒 。  だが …。 |||がん|||じゅつ||はつどう|||びょう|

(( バカ !  なんで 自分 から !?)) ばか||じぶん|

( マダラ ) 自殺 行為 と も 思える サスケ の 連続 攻撃 は → まだら|じさつ|こうい|||おもえる|さすけ||れんぞく|こうげき|

ダンゾウ の 写 輪 眼 を 1 つ ずつ → ||うつ|りん|がん|||

しかも 確実に 減らす こと を 目的 に → |かくじつに|へらす|||もくてき|

計算 さ れた 上 で 行わ れて いた 。 けいさん|||うえ||おこなわ||

だから   体 を 刺し 合う 少し 前   右腕 の 写 輪 眼 は → |からだ||さし|あう|すこし|ぜん|みぎうで||うつ|りん|がん|

すべて 閉じて しまって いた と いう こと だ 。 |とじて||||||

サスケ は   うち は 一族 。 そして 万華鏡 写 輪 眼 を 持つ 忍 。 さすけ||||いちぞく||まんげきょう|うつ|りん|がん||もつ|おし

観察 眼 なら   ダンゾウ お前 より 上 だ 。 かんさつ|がん|||おまえ||うえ|

お前 が 気づく より も 早く サスケ は 幻 術 を かけ → おまえ||きづく|||はやく|さすけ||まぼろし|じゅつ||

右腕 最後 の 眼 が 開いて いる ように 見せかけて いた 。 みぎうで|さいご||がん||あいて||よう に|みせかけて|

お前 自身   イザナギ の 不安定な 効果 時間 を → おまえ|じしん|||ふあんていな|こうか|じかん|

右腕 の 写 輪 眼 を 見て 幾 度 も 確認 し   判断 して いた 。 みぎうで||うつ|りん|がん||みて|いく|たび||かくにん||はんだん||

サスケ は   それ を 見逃さ なかった 。 さすけ||||みのがさ|

イザナギ の 効果 時間 が   まだ ある ように ほんの 少し の 間 → ||こうか|じかん||||よう に||すこし||あいだ

見せかける 程度 だ が 。 一瞬 の 間 でも → みせかける|ていど|||いっしゅん||あいだ|

幻 術 に かけ られる こと を 前もって 確認 して いた 。 まぼろし|じゅつ||||||まえもって|かくにん||

それ を 利用 し ない   サスケ で は ない 。 ||りよう|||さすけ|||

写 輪 眼 を 手 に 入れた こと に より 対 写 輪 眼 の 戦い 方 を → うつ|りん|がん||て||いれた||||たい|うつ|りん|がん||たたかい|かた|

甘く 見た   その 驕 り が 負け に つながった 。 あまく|みた||きょう|||まけ||

これ が   眼 で 語る 戦い だ 。 ||がん||かたる|たたかい|

うち は を   ナメ る な 。

《 シスイ の 眼 が 使用 でき なかった に しろ → ||がん||しよう||||

ダンゾウ を   よく ここ まで 追い込んだ な サスケ 。 |||||おいこんだ||さすけ

そろそろ シスイ の 眼 を いただけ そうだ 。 |||がん|||そう だ

根 は 土 に 隠れて いる べきだった な 》 ね||つち||かくれて|||

サスケ ! さすけ

大丈夫 か ? ほら   さっさと 咬 め ! だいじょうぶ||||こう|

ああ !!

あの 女   連れて きて 正解 だった 。 |おんな|つれて||せいかい|

役 に 立つ 。 やく||たつ

わざわざ   サスケ が 選んだ お気に入り な だけ は ある 。 |さすけ||えらんだ|おきにいり||||

《 この ワシ が   こんな 小僧 に 。 |わし|||こぞう|

ワシ は まだ こんな ところ で は 死ね ん 》 わし|||||||しね|

うわ あ !

《 いかん   このまま で は →

初代 の 細胞 に 取り込ま れて しまう 》 しょだい||さいぼう||とりこま||

《 死に かけて チャクラ の 制御 が でき なく なった な 。 しに||||せいぎょ|||||

柱 間 の 力 を   そう 簡単に は コントロール でき は し ない 》 ちゅう|あいだ||ちから|||かんたんに||こんとろーる||||

しつこい   なんて ヤツ だ 。 ||やつ|

ハァ …。

まだ だ 。

ここ から が   眼 で 語る 戦い だ ! |||がん||かたる|たたかい|

《 右 目 の 瞳 力 が 戻った か 。 みぎ|め||ひとみ|ちから||もどった|

シスイ の 眼 が 復活 する まで の 間 を イザナギ で カバー する …。 ||がん||ふっかつ||||あいだ||||かばー|

そういう 手はず か …》 |てはず|

《 シスイ の 瞳 力 幻 術 と して 使用 する か → ||ひとみ|ちから|まぼろし|じゅつ|||しよう||

イザナギ と して 使い捨て に する の か 決め かねて いる ようだ な 》 |||つかいすて|||||きめ||||

瞳 力 を 使い すぎた な 。 ひとみ|ちから||つかい||

サスケ …。 さすけ

《 ダンゾウ : サスケ は   もう 使え ん 。 |さすけ|||つかえ|

シスイ の 幻 術 を かけて 操る なら マダラ の ほう だ 。 ||まぼろし|じゅつ|||あやつる||まだら|||

もたもた して は おら れ ん ! 傷 が 深 すぎる 》 ||||||きず||ふか|

《 さて   サスケ どう する ?》 |さすけ||

自己 犠牲 を 語った お前 が 人質 と は な 。 じこ|ぎせい||かたった|おまえ||ひとじち|||

( ダンゾウ ) 自分 の 命 が 惜しい わけで は ない 。 |じぶん||いのち||おしい|||

木 ノ 葉 の 為   忍 の 世 の ため → き||は||ため|おし||よ||

ワシ は こんな ところ で 死ぬ わけに は いか ん 。 わし|||||しぬ||||

どんな 手 を 使って も 生き残る 。 |て||つかって||いきのこる

ワシ は   この 忍 の 世 を 変える 唯一 の 改革 者 と なる 者 。 わし|||おし||よ||かえる|ゆいいつ||かいかく|もの|||もの

この 女 は   その ため の 犠牲 だ 。 |おんな|||||ぎせい|

サスケ …  助けて …。 さすけ|たすけて

動く な 。  香 憐 。 うごく||かおり|れん

え …。

《 ぐ っ !  急所 を …  人質 ごと …》 ||きゅうしょ||ひとじち|

フッ !  そう こ なくて は …。

兄さん …  まずは 1 人 目 だ …。 にいさん||じん|め|

《 イザナギ を する 暇 が なかった な ダンゾウ 》 |||いとま||||

《 サスケ   アンタ に とって 》 さすけ|||

うち は …。

香 燐   人質 に 取ら れる ようじゃ 足手まといだ 。 かおり|りん|ひとじち||とら|||あしでまといだ

♪~

《 サスケ …》 さすけ

♪~

ダンゾウ 。

シスイ の 眼 は 頂く ぞ 。 ||がん||いただく|

(( ヤシロ : イタチ は いる か ? |いたち|||

出て こい   話 が ある 。 でて||はなし||

( イタチ ) 何 です ?  皆さん   お 揃い で 。 いたち|なん||みなさん||そろい|

昨日 の 会合 に 出 なかった ヤツ が 2 人 いる 。 きのう||かいごう||だ||やつ||じん|

( イナビ ) お前 は   なぜ 来 なかった ? |おまえ|||らい|

暗部 に 入り   いろいろな 面倒 事 に 駆り出さ れる の は   わかる 。 あんぶ||はいり||めんどう|こと||かりださ||||

お前 の 父上 も   そう 言い 何かと かばって は いる 。 おまえ||ちちうえ|||いい|なにかと|||

しかし 我々 は お前 を 特別 扱い する 気 は ない 。 |われわれ||おまえ||とくべつ|あつかい||き||

わかり ました 。 以後   気 を つけ ましょう 。 ||いご|き|||

そろそろ   お 引き取り を 。 そう だ な 。 ||ひきとり||||

だが   その 前 に   もう 少し だけ 聞き たい こと が あって な 。 ||ぜん|||すこし||きき|||||

ゆうべ   南 賀 ノ 川 に 身投げ した うち は シスイ に ついて だ )) |みなみ|が||かわ||みなげ|||||||

《 コイツ が   シスイ の 眼 を …》 ||||がん|

(( ヒルゼン : 大丈夫 か ?  ダンゾウ 。 |だいじょうぶ||

余計な マネ だ   ヒルゼン 。 よけいな|まね||

ま ぁ   そう 言う な 。 |||いう|

この 状況 で   仲間 を 失う わけに は いか ない だろう 。 |じょうきょう||なかま||うしなう|||||

お前 ら 無事だった か   カガミ   トリフ 。 おまえ||ぶじだった|||

( トリフ ) あぁ   なんとか ね 。

( カガミ ) 敵 が 多 すぎる 。 どう する ?  ヒルゼン 。 |てき||おお||||

あぁ   そう だ な 。 皆 で 二 代 目 様 と 合流 しよう 。 ||||みな||ふた|だい|め|さま||ごうりゅう|

チッ !

囲ま れた な 。 かこま||

敵 は  20。 てき|

この 追跡 力 から して   雲隠れ 。 |ついせき|ちから|||くもがくれ

手練 の 金 角 部隊 か 。 てだれ||きむ|かど|ぶたい|

( ホムラ ) こちら は 二 代 目 様 を 含めて 7 人 。 |||ふた|だい|め|さま||ふくめて|じん

これ じゃ とても …。 ( コハル ) ホムラ ! |||こはる|

そんな 弱腰で どう する ! |よわごしで||

敵 は まだ   こちら の 位置 を はっきり と は 把握 できて ない 。 てき|||||いち|||||はあく||

ここ は 待ち伏せ して 不意 を 突き → ||まちぶせ||ふい||つき

逃げ道 の 突破 口 を 。 にげみち||とっぱ|くち|

ムリ だ   コハル 。 むり||こはる

この 場合   誰 か 一 人 が 陽動 で 気 を 引く しか ない 。 |ばあい|だれ||ひと|じん||ようどう||き||ひく||

囮 役 か …。 おとり|やく|

まず 命 は ない 。 |いのち||

誰 が …。 だれ|

《 俺 は 忍 だ 。 おれ||おし|

忍 らしく 戦場 で 死ぬ と 決めて いた 。 おし||せんじょう||しぬ||きめて|

猿 飛 …  お前 は 今   何 を 考えて る ? さる|と|おまえ||いま|なん||かんがえて|

お前 に は   その 覚悟 が ある の か ?》 おまえ||||かくご||||

《 言う んだ !  言え   俺 は …。 いう||いえ|おれ|

どうした ? 俺 が やる って   何で …》 |おれ||||なんで

俺 が やり ます 。 おれ|||

猿 飛 …。 ヒルゼン   お前 …。 さる|と||おまえ

ヘッ   心配 する な 。 |しんぱい||

こう 見えて も   お前 ら の 中 じゃ いちばん できる と 自負 して る 。 |みえて||おまえ|||なか|||||じふ||

死にゃ あし ない よ 。 しにゃ|||

《 震え が   止まった …。 ふるえ||とまった

ちくしょう !

俺 は 弱腰だ ! おれ||よわごしだ

心 の どこ か で   今 …。 こころ|||||いま

ほっと して る 》

これ から   皆 を 頼む ぞ   ダンゾウ 。 お前 なら …。 ||みな||たのむ|||おまえ|

黙れ ! 俺 が 手 を 挙げよう と 思って いた 。 だまれ|おれ||て||あげよう||おもって|

一 人 で   いい 格好 を する な ! ひと|じん|||かっこう|||

囮 役 は 俺 が やる 。 おとり|やく||おれ||

ダンゾウ …。

俺 の 父 も 祖父 も 戦場 で 忍 と して 死んだ 。 おれ||ちち||そふ||せんじょう||おし|||しんだ

自己 犠牲 は 忍 の 本分 。 じこ|ぎせい||おし||ほんぶん

囮 役 は   もちろん 俺 が 行く 。 おとり|やく|||おれ||いく

キサマ たち は これ から の 里 を 守って いく → ||||||さと||まもって|

若き 火 の 意志 たち だ 。 わかき|ひ||いし||

ダメです ! あなた は 火影 な んです よ 。 だめ です|||ほかげ||ん です|

里 に   あなた 以上 の 忍 は い ない 。 さと|||いじょう||おし|||

ダンゾウ よ   キサマ は サル と → ||||さる|

いつも 何 か ある ごと に 張り合って きた な 。 |なん|||||はりあって||

だが   この 場 で 必要な の は 仲間 同士 の 結束 だ 。 ||じょう||ひつような|||なかま|どうし||けっそく|

私的な 争い を 持ち込む な 。 してきな|あらそい||もちこむ|

決断 が 遅かった の は 事実 。 けつだん||おそかった|||じじつ

まずは 己 を 見つめ → |おのれ||みつめ

冷静 さ を 欠く こと なく 己 を 知る こと だ 。 れいせい|||かく|||おのれ||しる||

今 の まま で は 仲間 を 危機 に 陥れる 。 いま|||||なかま||きき||おとしいれる

とにかく   ダンゾウ   サル 。 ||さる

その 歳 で 焦る こと は ない 。 |さい||あせる|||

いずれ   その 時 が 来る 。 ||じ||くる

その 時 まで その 命   とって おけ 。 |じ|||いのち||

サル よ 。 さる|

里 を 慕い キサマ を 信じる 者 たち を 守れ 。 さと||したい|||しんじる|もの|||まもれ

そして 育てる のだ 。 |そだてる|

次の 時代 を 託す こと の できる 者 を 。 つぎの|じだい||たくす||||もの|

明日 から は   キサマ が 火影 だ 。 あした|||||ほかげ|

サル   木 ノ 葉 を 頼む ぞ 。 さる|き||は||たのむ|

はっ !))

《 お前 は   いつも 俺 の 先 を 歩き や がる 》 おまえ|||おれ||さき||あるき||

忍 の 世 の ため   木 ノ 葉 の ため 。 おし||よ|||き||は||

お前 ら は 決して 生かして は おか ぬ 。 おまえ|||けっして|いかして|||

これ は   裏 四 象 封印 術 ! ||うら|よっ|ぞう|ふういん|じゅつ

サスケ   ダンゾウ から 離れろ 。 さすけ|||はなれろ

《 ヒルゼン   次 は   わし の 番 の ようだ 》 |つぎ||||ばん||

(( 木 ノ 葉   舞う ところ に 火 は 燃 ゆる 。 き||は|まう|||ひ||も|

火 の 影 は   里 を 照らし → ひ||かげ||さと||てらし

また 木 ノ 葉 は 芽吹く )) |き||は||めぶく

《 ダンゾウ : お前 が 命 を かけて 木 ノ 葉 を 守った ように → |おまえ||いのち|||き||は||まもった|よう に

今度 は   わし が 。 こんど|||

こや つら だけ は …。

だが   わし は 結局   火影 に は なれ なかった 。 |||けっきょく|ほかげ||||

どこ まで いって も お前 に は 追いつけ なかった よ 》 ||||おまえ|||おいつけ||

《 ダンゾウ : お前 は 光 を 浴びる 木 ノ 葉 。 |おまえ||ひかり||あびる|き||は

俺 は   闇 の 中 の 根 。 おれ||やみ||なか||ね

こんな 俺 を   お前 は どう 思う ? |おれ||おまえ|||おもう

なあ   ヒルゼン 。

お前 に とって   俺 は …》 おまえ|||おれ|