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地獄少女 三鼎, 地獄少女 三鼎 - 24

山河 三 差 路 分かれ 道

守り たい の は 己 か 人 か

常 世 の 闇 か …

非だ の 乱れ は 貢が ない

終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ 扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます

まだ 逃げる つもり

人 が 人 を 怨 むこ と も

怨 ま れる こと も 止め られ ない って 言った わ よ ね

地獄 は 人 の 中 に ある って

だったら 地獄 通信 なんて 意味 無い じゃ ない

いっそ 放って 置いて くれれば いい じゃ ない

今 あなた は わたし を 憎んで いる

そんな こと 無い

あなた わたし を 地獄 へ 流し たい んでしょ

違う 絶対 地獄 少女 に なんか …

考える の は やめよう 明日 は 合格 発表 なんだ から

秋 恵 …

大丈夫 今日 の こと だけ 考えて やってきた んだ から

絶対 受かって る

1215 番 …1215 番

あった 1215

間違い ない よ ね 1215 番 だ よ ね

間違い ない 間違い ない 確かに 1215

凄い や だ …

よく 頑張った ね

あの それ 私 の 受験 票 じゃ あり ませ ん か ?

1215 番 って 私 の 受験 番号 だ と 思う んです けど

何 か の 勘違い じゃ ない んです か

そんな はず は そんな …

そんな そんな どうして

ない あれ あれ …

お 母さん お 母さん

5 号 棟 今月 で もう 誰 も 居 なく なる 見 たい よ

そう ここ も ついに 取り壊し かしら ね

あ すみません 間違って 捨 って ちゃ った かも 知れ なくて

5 号 棟 の 御 景 です 失礼 し ました

5 号 棟 あの 子 いた かしら

あ 無くしちゃ った みたいで

わかん ない よ ね 本当 どこ やっちゃ った んだ ろ

あ そうだ 守屋 先生 は ?

職員 室 じゃ ない

ありがとう

誰 ?

さあ

先生 賽 河原 校 の 発表 が あった んです けど

あ 悪い それ は 君 の 担任 の 先生 に 聞いて くれる かな

今 は ちょっと 忙しくて

先生

どういう こと ?

そら 望

珠代

秋 恵

秋 恵

秋 恵

どうして 助けて くれ なかった の ?

どうして ?

わかって る わ あなた でしょ

出て き なさい よ 地獄 少女 !

こんな こと して 何 に なる って いう の

あたし は あなた を 怨 んだ りし ない わ よ

怨み なんて 怨念 なんて 虚 し いって あたし は 知って る から

それ を 教えて くれた の は あなた だ から

な に さ れた って あたし は 地獄 少女 に なんか なら ない

絶対 なら ない から !

だから もう いい加減に して

こんな こと もう やめて

柴田 先生

落ち着いた ?

はい 先生 が 見て も 変です か ?

わかり ます か ? 今 この 世界 が おかし いって

わかる と いえば わかる わ

とりあえず

わたし に は あなた が 誰 だ か わかって る から 安心 して

なんで こんな こと を する んだ ろ

なんで わたし が 地獄 少女 に なんか

先生 どう すれば ここ から 抜け出せる か

知って る んじゃ ない んです か

教えて ください

いつか わたし に 聞いた わ よ ね

わたし も そう だった んじゃ ない か

地獄 少女 に なる さ だめだった んじゃ ない か って

はい

それ は 違う わ

わたし は 地獄 少女 に なる さだめ なんか じゃ なかった

わたし は ただ 見せ られて いた だけ

何 人 も 何 人 も 地獄 へ 流す 人 流さ れる 人

そして あなた の ような 人 たち

わたし の ような ?

みんな 苦しんで いた 今 の あなた の ように

見て る だけ だった んです か

私 わ ね

わたし の こと も 見て る だけ です か ?

助けて ください お 願い です

もう 先生 しか 頼る 人 が い ない んです

ごめんなさい 見て る だけ な んじゃ ない

わたし に できる の は 見る こと だけ な の

そんな

言った でしょ 定め に は 抗 え ない って

じゃあ どうして

何で あの 時 わたし に あんな こと

お 止し なさい

誰 行ったら 戻れ なく なる わ よ どうして です か ?

父 と わたし よ

父 は 止めよう と した 地獄 少女 を

地獄 通信 を 巡る 不条理 の すべて を

でも 結局 それ を やめた わ

なぜ です か ?

そう する こと も また

地獄 通信 の システム の 一部 に 過ぎ ない と 悟った から よ

ごめん 難しかった わ ね

でも そんな 風 に しか 言え ない の

わたし たち の 運命 も 行動 も

すべて システム に 組み込ま れる の よ

それ が さだめ な の

わから ない わ

わたし も わから なかった

どうして わたし が 次 から 次 へ と

不幸な 人々 の 運命 を 見 なくちゃ いけない の か

それ が 誰 の 目的 な の か

その 人 は わたし に 何 を さ せ たい の か

何 を 期待 して いる の か ?

その うち に ある 日 ふっと 思った の

わたし に ビジョン を 見せる 目的 は …

あきらめ させ たい んじゃ ない か って

理不尽に 満ちた この 世界

怨み の 念 に 塗りつぶさ れた この 世界 を

ありのまま 醜い まま に 肯定 して

受け入れ させ たい んじゃ ない か って

どうして ?

変わら ない から よ

この 世界 は けがれた まま

決して 変わる こと は 無い

そして 人々 は 本心 で は

世界 は けがれた まま の ほう が いい と 思って いる

ビジョン を 送って くる 存在 は

きっと その 秩序 を 守ろう と して いる んだ わ

そんな

あなた も 見た でしょ

地獄 通信 に 救わ れた 人 たち も いる

わたし も 何 人 も 見て きた

でも わたし は 気づいた の

本当に 救わ れて いる の は

直接 地獄 通信 に アクセス して 地獄 少女 に 依頼 した 人 じゃ ない

地獄 通信 の 存在 を 知り ながら アクセス して い ない 人

心 に 怨み の 念 を 抱き ながら

いつか アクセス して やろう と 思って る 人

彼ら な んじゃ ない か って

彼ら に とって は

地獄 通信 が 存在 する こと 自体 が 希望 な の よ

不愉快な 奴 は いつか 地獄 少女 に 地獄 に 流して もらえば いい

だから 彼ら は 鬱屈 した 毎日 を 生きて いける

そして そういう 気持ち は 誰 に でも ある

あなた に も わたし に も

確かに 地獄 少女 は 言って ました

本当の 地獄 は 人 の 心 に ある って

この 世界 を 変える なんて 途方 も 無くて

どこ から 手 を つけて いい の か わから ない

だから 父 も あきらめた

わたし も 地獄 少女 を 否定 する んじゃ なく

共存 して いく しか ない と 思う ように なった

そして たぶん 地獄 少女 本人 も あきらめて いる

それ を 望んで る

つまり 受け入れろ って こと です か ?

今 の この 状況 を

あなた に とって は その ほう が 幸せだ わ

そんな こと あり ませ ん !

親 も い ない 友だち も い ない

先生 しか わたし の こと を 知ら ない

こんな ところ に いる の は 嫌です

そう やって 地獄 少女 へ の 怨み を 抱え ながら

この 世界 で さまよって いる ほう が 幸せ かも

あきらめる なんて 嫌です !

ここ しばらく ずっと 無視 して き ました

地獄 通信 に アクセス して いる 人 たち の こと

わたし が 何 を したって 変わら ない

そんな こと より 受験 に 集中 しよう って 思った から

でも それ って 自分 を ごまかして た んです

本当 は ずっと 毎日 後悔 して た んです

柴田 先生 も そう な んじゃ ない です か

あきらめた んじゃ なくて あきらめよう と して た んじゃ ない です か

あの 鳥居 の 向こう に 何 が ある の か 知ら ない けど

もし 本当に あきらめた の なら

あんな こと 言わ なければ 良かった じゃ ないで す か !

黙って 見て れば 良かった じゃ ないで す か !

それ に どうして 何の ため に 先生 は この 町 に いる んです か ?

どこ か で まだ 自分 に も できる こと が ある んじゃ ない か って

思って る から じゃ ないで す か

父 は 地獄 少女 に 地獄 流し を やめ させよう と

ホントに 必死だった

いい 年 して 青臭い 情熱 で

自分 が 大人 に なって みて わかった わ

あれ だけ の 情熱 を 持ち 続ける の が どれ だけ 大変 か

だから 父 が あきらめた 時 に わたし は 責めた

今 の あなた みたいに ね

父 は 言った わ ひと言 疲れた んだ って

わたし も 疲れた わ

なのに こう やって 関わって しまう

あなた の いう 通り ね

たぶん まだ どこ か で 信じて る の よ

世界 を 変える こと が できる んじゃ ない か って

教えて ください どう すれば いい んです か ?

一 つ だけ 約束 して あの 鳥居 の 向こう に だけ は 行か ない って

あの 向こう に は 何 が ある んです か ?

どんなに ひどい こと でも どんなに 辛い こと でも

逆らわ ず に 受け入れて 欲しい の

どういう こと です か ?

わたし が 見て きた

次の 地獄 少女 に なる はずだった 女の子 たち

彼女 たち は 地獄 少女 に も なれ ず

かといって 自分 の さだめ も 受け入れ られ ず

今 も まだ 現世 と 冥界 の 狭間 に 漂って いる わ

現世 ? 冥界 ?

何の こと です か ?

すべて が 幻 でも

親 が いて 友だち が いて

普通に 中学生 に なった 日常 へ なら 戻る こと が できる かも しれ ない

幻 ? 何 が 幻 な んです か ?

受け入れ られる これ が 現実 だって

あなた が い ない この 世界 が 現実 で 今 まで が 幻 だって

あなた は もう この世 の 者 じゃ ない

あなた は もう とうの昔 に この世 から

やめて

い なく なった 存在 な の

お 母さん

だから それ を 受け入れて

嘘 よ

それ に 耐えて

嘘 よ !

あの 鳥居 の 向こう に だけ は …

はじめ ちゃん

嘘 よ !

嘘 よ !

助けて 誰 か

わかった ?

それ が あなた よ

できる こと なら 知ら ない まま で 済ませて やり たかった

それ が 無理だ と わかって いて も

俺 たち に は どう しよう も ない こと な んだ と わかって いて も

何 が 悪かった の か 誰 が 悪かった の か

教えて やろう

これ が 御 景 ゆず きって 娘 の すべて だ

次回

柚木


山河 三 差 路   分かれ 道

守り たい の は   己 か 人 か

常 世 の 闇 か …

非だ の 乱れ は 貢が ない

終わる 事 ない   阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ   扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み   晴らし ます

まだ 逃げる つもり

人 が 人 を 怨 むこ と も

怨 ま れる こと も 止め られ ない って 言った わ よ ね

地獄 は 人 の 中 に ある って

だったら 地獄 通信 なんて 意味 無い じゃ ない

いっそ 放って 置いて くれれば いい じゃ ない

今   あなた は わたし を 憎んで いる

そんな こと   無い

あなた   わたし を 地獄 へ 流し たい んでしょ

違う 絶対 地獄 少女 に なんか …

考える の は やめよう   明日 は 合格 発表 なんだ から

秋 恵 …

大丈夫   今日 の こと だけ 考えて やってきた んだ から

絶対 受かって る

1215 番 …1215 番

あった  1215

間違い ない よ ね  1215 番 だ よ ね

間違い ない   間違い ない   確かに 1215

凄い   や だ …

よく 頑張った ね

あの   それ   私 の 受験 票 じゃ あり ませ ん か ?

1215 番 って   私 の 受験 番号 だ と 思う んです けど

何 か の 勘違い じゃ ない んです か

そんな はず は そんな …

そんな   そんな   どうして

ない   あれ   あれ …

お 母さん お 母さん

5 号 棟 今月 で もう 誰 も 居 なく なる 見 たい よ

そう   ここ も ついに 取り壊し かしら ね

あ すみません 間違って 捨 って ちゃ った かも 知れ なくて

5 号 棟 の 御 景 です 失礼 し ました

5 号 棟 あの 子 いた かしら

あ 無くしちゃ った みたいで

わかん ない よ ね   本当 どこ やっちゃ った んだ ろ

あ そうだ 守屋 先生 は ?

職員 室 じゃ ない

ありがとう

誰 ?

さあ

先生   賽 河原 校 の 発表 が あった んです けど

あ   悪い   それ は 君 の 担任 の 先生 に 聞いて くれる かな

今 は   ちょっと 忙しくて

先生

どういう こと ?

そら   望

珠代

秋 恵

秋 恵

秋 恵

どうして 助けて くれ なかった の ?

どうして ?

わかって る わ あなた でしょ

出て き なさい よ   地獄 少女 !

こんな こと して 何 に なる って いう の

あたし は あなた を 怨 んだ りし ない わ よ

怨み なんて 怨念 なんて 虚 し いって あたし は 知って る から

それ を 教えて くれた の は あなた だ から

な に さ れた って あたし は 地獄 少女 に なんか なら ない

絶対 なら ない から !

だから もう いい加減に して

こんな こと もう やめて

柴田 先生

落ち着いた ?

はい 先生 が 見て も 変です か ?

わかり ます か ?  今 この 世界 が おかし いって

わかる と いえば わかる わ

とりあえず

わたし に は あなた が 誰 だ か わかって る から 安心 して

なんで こんな こと を する んだ ろ

なんで わたし が 地獄 少女 に なんか

先生 どう すれば ここ から 抜け出せる か

知って る んじゃ ない んです か

教えて ください

いつか わたし に 聞いた わ よ ね

わたし も そう だった んじゃ ない か

地獄 少女 に なる さ だめだった んじゃ ない か って

はい

それ は 違う わ

わたし は 地獄 少女 に なる さだめ なんか じゃ なかった

わたし は ただ 見せ られて いた だけ

何 人 も 何 人 も 地獄 へ 流す 人 流さ れる 人

そして あなた の ような 人 たち

わたし の ような ?

みんな 苦しんで いた 今 の あなた の ように

見て る だけ だった んです か

私 わ ね

わたし の こと も 見て る だけ です か ?

助けて ください お 願い です

もう 先生 しか 頼る 人 が い ない んです

ごめんなさい 見て る だけ な んじゃ ない

わたし に できる の は 見る こと だけ な の

そんな

言った でしょ 定め に は   抗 え ない って

じゃあ どうして

何で あの 時 わたし に あんな こと

お 止し なさい

行ったら   戻れ なく なる わ よ

どうして です か ?

父 と わたし よ

父 は 止めよう と した 地獄 少女 を

地獄 通信 を 巡る 不条理 の すべて を

でも 結局 それ を やめた わ

なぜ です か ?

そう する こと も また

地獄 通信 の システム の 一部 に 過ぎ ない と 悟った から よ

ごめん 難しかった わ ね

でも そんな 風 に しか 言え ない の

わたし たち の 運命 も 行動 も

すべて システム に 組み込ま れる の よ

それ が さだめ な の

わから ない わ

わたし も わから なかった

どうして わたし が   次 から 次 へ と

不幸な 人々 の 運命 を 見 なくちゃ いけない の か

それ が 誰 の 目的 な の か

その 人 は わたし に 何 を さ せ たい の か

何 を 期待 して いる の か ?

その うち に ある 日 ふっと 思った の

わたし に ビジョン を 見せる 目的 は …

あきらめ させ たい んじゃ ない か って

理不尽に 満ちた この 世界

怨み の 念 に 塗りつぶさ れた この 世界 を

ありのまま   醜い まま に 肯定 して

受け入れ させ たい んじゃ ない か って

どうして ?

変わら ない から よ

この 世界 は けがれた まま

決して 変わる こと は 無い

そして 人々 は 本心 で は

世界 は けがれた まま の ほう が いい と 思って いる

ビジョン を 送って くる 存在 は

きっと その 秩序 を 守ろう と して いる んだ わ

そんな

あなた も 見た でしょ

地獄 通信 に 救わ れた 人 たち も いる

わたし も 何 人 も 見て きた

でも わたし は 気づいた の

本当に 救わ れて いる の は

直接 地獄 通信 に アクセス して 地獄 少女 に 依頼 した 人 じゃ ない

地獄 通信 の 存在 を 知り ながら アクセス して い ない 人

心 に 怨み の 念 を 抱き ながら

いつか アクセス して やろう と 思って る 人

彼ら な んじゃ ない か って

彼ら に とって は

地獄 通信 が 存在 する こと 自体 が 希望 な の よ

不愉快な 奴 は いつか 地獄 少女 に 地獄 に 流して もらえば いい

だから 彼ら は 鬱屈 した 毎日 を 生きて いける

そして そういう 気持ち は 誰 に でも ある

あなた に も わたし に も

確かに 地獄 少女 は 言って ました

本当の 地獄 は 人 の 心 に ある って

この 世界 を 変える なんて 途方 も 無くて

どこ から 手 を つけて いい の か わから ない

だから 父 も あきらめた

わたし も 地獄 少女 を 否定 する んじゃ なく

共存 して いく しか ない と 思う ように なった

そして たぶん 地獄 少女 本人 も あきらめて いる

それ を 望んで る

つまり 受け入れろ って こと です か ?

今 の この 状況 を

あなた に とって は その ほう が 幸せだ わ

そんな こと あり ませ ん !

親 も い ない 友だち も い ない

先生 しか わたし の こと を 知ら ない

こんな ところ に いる の は 嫌です

そう やって 地獄 少女 へ の 怨み を 抱え ながら

この 世界 で さまよって いる ほう が 幸せ かも

あきらめる なんて 嫌です !

ここ しばらく ずっと 無視 して き ました

地獄 通信 に アクセス して いる 人 たち の こと

わたし が 何 を したって 変わら ない

そんな こと より 受験 に 集中 しよう って 思った から

でも それ って 自分 を ごまかして た んです

本当 は ずっと 毎日 後悔 して た んです

柴田 先生 も そう な んじゃ ない です か

あきらめた んじゃ なくて あきらめよう と して た んじゃ ない です か

あの 鳥居 の 向こう に 何 が ある の か 知ら ない けど

もし 本当に あきらめた の なら

あんな こと 言わ なければ 良かった じゃ ないで す か !

黙って 見て れば 良かった じゃ ないで す か !

それ に どうして 何の ため に 先生 は この 町 に いる んです か ?

どこ か で まだ 自分 に も できる こと が ある んじゃ ない か って

思って る から じゃ ないで す か

父 は 地獄 少女 に 地獄 流し を やめ させよう と

ホントに 必死だった

いい 年 して 青臭い 情熱 で

自分 が 大人 に なって みて わかった わ

あれ だけ の 情熱 を 持ち 続ける の が   どれ だけ 大変 か

だから 父 が あきらめた 時 に わたし は 責めた

今 の あなた みたいに ね

父 は 言った わ ひと言 疲れた んだ って

わたし も 疲れた わ

なのに こう やって 関わって しまう

あなた の いう 通り ね

たぶん まだ どこ か で 信じて る の よ

世界 を 変える こと が できる んじゃ ない か って

教えて ください どう すれば いい んです か ?

一 つ だけ 約束 して あの 鳥居 の 向こう に だけ は 行か ない って

あの 向こう に は 何 が ある んです か ?

どんなに ひどい こと でも どんなに 辛い こと でも

逆らわ ず に 受け入れて 欲しい の

どういう こと です か ?

わたし が 見て きた

次の 地獄 少女 に なる はずだった 女の子 たち

彼女 たち は 地獄 少女 に も なれ ず

かといって 自分 の さだめ も 受け入れ られ ず

今 も まだ 現世 と 冥界 の 狭間 に 漂って いる わ

現世 ? 冥界 ?

何の こと です か ?

すべて が 幻 でも

親 が いて 友だち が いて

普通に 中学生 に なった 日常 へ なら 戻る こと が できる かも しれ ない

幻 ? 何 が 幻 な んです か ?

受け入れ られる これ が 現実 だって

あなた が い ない この 世界 が 現実 で 今 まで が 幻 だって

あなた は もう この世 の 者 じゃ ない

あなた は もう とうの昔 に この世 から

やめて

い なく なった 存在 な の

お 母さん

だから それ を 受け入れて

嘘 よ

それ に 耐えて

嘘 よ !

あの 鳥居 の 向こう に だけ は …

はじめ ちゃん

嘘 よ !

嘘 よ !

助けて 誰 か

わかった ?

それ が あなた よ

できる こと なら 知ら ない まま で 済ませて やり たかった

それ が 無理だ と わかって いて も

俺 たち に は どう しよう も ない こと な んだ と   わかって いて も

何 が 悪かった の か 誰 が 悪かった の か

教えて やろう

これ が 御 景 ゆず きって 娘 の すべて だ

次回

柚木