Grand Blue Episode 10
( 愛 菜 ( あい な ) ) あっ つ ー い !
いかに も 南国 って 感じ ~
( 千 紗 ( ちさ ) ) 愛 菜 注目 さ れ てる
あ … ご ごめん で も たぶん …
( 一同 ) カンパーイ !
あっ ち より は マシ な ん じゃ ない か な
あっ ち は もう 他人 だ から
♪ ~
~ ♪
( 時田 ( と き た ) ) ここ が 今日 から 3 泊 する 場所 だ
( 愛 菜 ) 本当 に こんな きれい な ところ で ! ?
( 時田 ) おう ( 寿 ( こと ぶき ) ) 食事 は 自炊 だ が な
( 耕平 ( こうへい ) ) プール まで ある ぞ 北原 ( きた はら ) !
( 伊 織 ( いおり ) ) なん だ と ! ( 時田 ) ハハハ そう 慌てる な
( シャッター 音 )
( 一同 ) うーん …
かなり 窮屈 です ね …
2 人 部屋 に 男 4 人 だ から な
狭い の は しかたない な
先輩 たち が 体格 よ すぎる せい で も ある ん です けど ね
こう なったら ―
俺 か 北原 の どちら か が 床 で 寝る しか ない な
いい の か ?
物理 的 に しかたがない でしょ う
すま ん なあ …
とりあえず 決める の は あと で 考える と し て
( 一同 ) 何 は なく と も まず は 海 だ ~ !
ウフッ ウフフフ …
( 千 紗 ) すごく 楽し そう だ ね
そりゃ もちろん !
フッ … 確か に いい よ ね
エヘヘ …
( 時田 ) お ー い 先 に 裏 の 海 に 行って る ぞ !
( 千 紗 ・ 愛 菜 ) は ー い !
お 待た せ し まし た ~ !
( 寿 ) おお ! ( 伊 織 ) 早く 来い よ !
( 愛 菜 ) ああ … 幸せ
これ が 私 の 青春 の 1 ページ
心 の アルバム を 飾る 大切 な 思い出 …
( 伊 織 たち の 笑い声 )
( 愛 菜 ) 私 の アルバム モザイク だらけ !
いや あ 貸し切り は 気兼ね し なく て いい な
まったく です ね
移動 し ま しょ う ( 時田 ) なぜ だ
ここ なら 人 が い なく て 自由 な 格好 で い られる だ ろ
移動 し ます よ ね ( 時田 ) お … おう
よく 分から ん が 了解 だ
( にぎわう 声 )
ここ なら いい です ね !
普通 の ビーチ だ な
お前 が いい と 言う なら ここ でも いい か
( 梓 ( あずさ ) ) これ は これ で 楽し そう だ ね
( 寿 ) じゃ 飲み物 調達 し て くる
( 愛 菜 ) あっ 私 も ( 伊 織 ) お ?
パラソル の レンタル と か も ある みたい です ね
( 奈々 華 ( な なか ) ) 借り て おき ま しょ う か
休憩 所 は 欲しい かも
( 店員 ) うち 使って くれ たら ―
パラソル 無料 で 出し ます よ ( 耕平 ・ 伊 織 ) ん ?
( 伊 織 ) 使う って 何 を ?
( 店員 ) ああ いう の やって る ん です よ
( 歓声 )
( 耕平 ) バナナボート ?
それ なら 3 人 で 乗って き たら どう だ ?
あ いや 俺 は …
せっかく だ し 乗 ろ う ぜ 北原
だから 俺 は … ( 耕平 ) で …
そい つ で 今夜 の 寝床 を 決める って の は どう だ
先 に 振り落とさ れ た ほう の 負け な ( 伊 織 ) は あ ?
( 耕平 ) 無論 お前 が 怖い と 言う なら しかたない が
( 伊 織 ) ん っ … 言って くれる じゃ ねえ か
上等 ! その 勝負 乗って やる !
( 千 紗 ) いい の ? 伊 織 下手 する と 水 の 中 だ けど
大丈夫 だ 救命 胴衣 も ある し 作戦 も ある
作戦 ?
それ に いつ まで も 水 を 怖 がって なんか い られ ない から な
( 千 紗 ) ところ で これ ―
振り落とさ れる こと って ある ん です か ?
あんまり ない ねえ
それ なら 勝負 は つか ない かも なあ
だ なあ
( 耕平 ) まっ それ なら それ で
( 伊 織 ) 気持ちよく マリン スポーツ を 楽し も う ぜ
( 店員 ) それ じゃ 取っ手 に しっかり つかまって ください ね
( 伊 織 ・ 耕平 ) ん …
( 伊 織 ・ 耕平 ) 貴 様 ~ !
なんて 卑劣 な 野郎 な ん だ お前 は !
お前 こそ よく こんな ゲス な こと を 思いつく な !
( 千 紗 ) 2 人 と も 同じ こと やって ん だ けど
( 店員 ) 行く よ ( エンジン 音 )
( 伊 織 と 耕平 の 叫び声 )
どう し た 耕平 顔 が 引きつって る ぜ
お前 こそ 水 が 怖く て チビ って る ん じゃ ない の か ?
なんなら 片手 で 勝負 し て やる が ?
上等 じゃ ねえ か !
( 店員 ) 加速 する さ ー
( 伊 織 ・ 耕平 ) ふ おお お っ ! ( 千 紗 ) バーカ
( 伊 織 と 耕平 の 叫び声 )
いい なあ … 青春 っぽい
( 伊 織 ・ 耕平 ) ハハハ … ( 千 紗 ) キャア !
( 伊 織 ・ 耕平 ) ふ おお お っ !
( 伊 織 ) ぐ っ … い ける ! 足 で ふんばれ ば なんとか
だが それ は やつ とて 同じ こと
( 耕平 ) ぬう う …
( 伊 織 ) あの 足 を なんとか し なく て は !
向こう に 声優 の 水 樹 ( み ず き ) カヤ が !
向こう に AV 女優 が !
( 伊 織 ・ 耕平 ) な に い !
( 耕平 ・ 伊 織 ) あっ … ( 海 に 落ちる 音 )
落ち た な ( 梓 ) ありゃ まあ
( 寿 ) だらしない や つら だ
( 伊 織 ) この ひきょう 者 ! ( 耕平 ) お前 が な !
2 人 と も ね
ねえ ねえ 楽しかった ?
私 は 楽しかった けど …
いい なあ … 私 も 青春 し たい
( 伊 織 と 愛 菜 の 笑い声 )
それ なら お前 も 乗る か ? ( 愛 菜 ) えっ !
いい の ?
次 右 に 曲がる ぞ ( 寿 ) おう
( 愛 菜 ) す っ ごい 安定 感 …
どう し た ? 愛 菜 ( 寿 ) 海水 が 目 に 入った か ?
( 倒れる 音 ) ( 伊 織 ) フゥ …
遊 ん だ 遊 ん だ ~ ( 耕平 ) 疲れ た …
( 梓 ) ウッフフ まだ 初日 だ よ
( 千 紗 ) 2 人 と も ( 耕平 ・ 伊 織 ) ぶ っ !
明日 から は ライセンス 講習 だ から ね
寝る 前 に 教本 の 復習 も し て おい て ね
( 耕平 ・ 伊 織 ) う ー っす
そう いえ ば お前 ら の ベッド な ん だ が
ああ そう で し た
どっち が 勝って い まし た か ?
波 の 差 で 耕平 だった な
( 伊 織 ) そんな バカ な ~ !
波 の 差 なんて 誤差 だ ろ !
ん ? どう し た の ? ( 時田 ) ああ 実は な …
( 梓 ) ああ ベッド が 足り ない の か
( 奈々 華 ) それ は 困った わ ねえ
そんな ん じゃ ちゃんと 眠 れ ない ん じゃ ない ?
寝不足 で ライセンス 講習 は 危ない し …
じゃ こう し ま しょ う か ( 千 紗 ・ 梓 ) ん ?
( 波 の 音 )
こっち の 部屋 なら 手足 も 伸ば せる でしょ ?
ライセンス 講習 の ため に も きちんと 寝 ない と ね
じゃあ お やすみ
お やすみ なさい
( 伊 織 ) う っ う う …
( 奈々 華 と 梓 の 寝息 )
( 奈々 華 ) うーん … ( 伊 織 ) う っ !
( 伊 織 ) う お っ !
あっ …
( 伊 織 ) ハッ !
( 耕平 たち の 寝息 )
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 耕平 ) エヘヘヘ …
( 千 紗 ・ 愛 菜 ) おはよう ございます
( 時田 ) おう ( 寿 ) おはよう
どう し た の ?
ゆうべ 寝 て いる うち に メッセージ が …
( 愛 菜 ) ん っ ! あ …
何 やって ん だ か …
まっ あの 2 人 相手 に 伊 織 が 何 か できる と は 思わ ん が
( 寿 ) 寝不足 に なって る 可能 性 は ある な
( 時田 ) それ で 試験 も さんざん な 結果 に なる と か
あり そう …
いやいや 大丈夫 です よ
やつ は 寝不足 関係なく 頭 が 悪い です から
( 一同 ) ああ …
( 伊 織 ) 誰 か 少し は 反論 しろ よ
( 時田 ) おう 伊 織 ( 伊 織 ) おはよう ございます
( 伊 織 ) 言って おく が ―
俺 は お前 より 高 得 点 を 取る 自信 が ある ぞ ?
フン ! バカ が よく 言う ぜ
ああ ? ドイツ 語 17 点 が よく 言う ぜ
ケッ たまたま の 20 点 が 偉 そう に し てん じゃ ねえ よ
20 点 満点 ? ( 千 紗 ) 100 点 満点
これ は 確か に 心配 に なって くる な
少し 試し て みる か
お ー い 2 人 と も 問題 だ ( 伊 織 ・ 耕平 ) ん ?
長 距離 の 水面 移動 は どっち が 疲れ ない ?
A 顔 を 水 に つけ て うつ伏せ
B あおむけ ( 伊 織 ・ 耕平 ) B
( 正解 の チャイム ) ( 時田 ) 正解
オープン ウオーター ダイバー が 潜 れる 最大 深度 は ?
( 伊 織 ・ 耕平 ) 18 メートル
( 正解 の チャイム ) ( 寿 ) 常識 問題 だ な
あっ じゃあ 私 から も 常識 問題 を
着替える とき は 更衣 室 を … ( 4 人 ) 使わ ない
まだ 問題 言い切って ない ん です けど …
ん じゃ 難しい 問題 も いって みる か
保温 し ない と 手 が 動か なく なる 水温 は ?
えっ それ は … ( 伊 織 ) 18 度 です ね
( 正解 の チャイム ) ( 耕平 ) な っ !
( 時田 ) やる じゃ ない か 伊 織
( 寿 ) よく 勉強 し てる な
バ … バカ な !
フッ … 耕平 お前 は 知る まい
ゆうべ あの 部屋 で 俺 が どれ だけ 教本 を 読み 込 ん で い た か を
( 時田 ) なるほど な ( 寿 ) ケガ の 功名 って やつ か
脇目 も 振ら ず 勉強 し た 成果 です よ
( 耕平 ) クッ おのれ …
安全 停止 する 深度 は ?
3 ~ 6 メートル ( 正解 の チャイム )
おお ( 寿 ) 正解 だ
じゃあ 釣り糸 や 網 を 切る 専用 の 刃 が つい た フック は ?
ゼット ナイフ ( 正解 の チャイム )
うん うん ( 寿 ) 大した もん だ
この ハンド シグナル は ?
“ おっぱい ” ( 時田 ) おい 待て
突然 何 を 言って る ?
あ … いや 違った “ こちら を 見 て ください ” だ
ふむ … なら これ は ?
いや … そう じゃ ない
そっち は 見 ちゃ ダメ だ 教本 に 集中 し ない と
教本 に … 教本 に 集中 する ん だ ( 千 紗 ・ 愛 菜 ) ああ …
その あたり を 読 ん で た 状況 が 目 に 浮かぶ な
脇目 振り まくり じゃ ない か
( 耕平 ) やれやれ その 程度 で 集中 を 乱す と は 情けない
( 千 紗 ・ 愛 菜 ) あ … わ っ !
おはよう
おはよう ございます
( 伊 織 ) どう 思う ?
見 て ない よ ら ら こ た ん …
( 時田 ) ん じゃ 結局 ひと 晩 眠 れ なかった の か ?
その わり に は 顔色 が いい が
いえ 無理やり 寝 まし た ( 耕平 ) どう やって ?
自分 で 自分 を 締め 落とし て
( 時田 ) 力 業 だ な
( 耕平 ) それ は 寝 た って 言 える の か ?
まあ なん に せよ 問題 な さ そう で 何より だ
朝飯 は 俺 たち で 作る から お前 ら は 復習 し てる と いい
( 耕平 ・ 伊 織 ) う い ー っす
( 伊 織 ) ここ で 筆記 を やる ん です か ?
てっきり もっと お 堅い 場所 で やる の か と …
試験 自体 は かなり ゆるい 感じ だ ぞ
問題 は 大体 4 択 だ し な
え ? そう な ん です か ?
( 伊 織 ) なら 俺 たち の 努力 は 一体 …
( 時田 ) 何 を 言う いい か
安全 に 関する 知識 だ ぞ
いくら 勉強 し て も 損 など ある もの か
( 愛 菜 ) う う … ( 耕平 ) 気持ち は 分かる
( 伊 織 ) ふだん と ダイビング で ギャップ が で か すぎる から な
試験 始める よ ~
大丈夫 かな …
ん ? 伊 織 が 心配 ?
( 時田 ) まっ 大丈夫 だ ろ ( 千 紗 ) で も さっき …
“ おっぱい ”
選択 問題 だ ぞ
よけい な こと を 書く 欄 など ない
心配 なら 見 て き たら どう だ
え ? いや …
ち ー ちゃん って ほんと かわいい ねえ
ん っ …
( 伊 織 ) あう あう あう あう …
あう … 千 紗 !
何 を !
( 紙 を そろえる 音 )
はい 全員 合格 です
ハァ …
( 耕平 ) なんで お前 は 顔 が 腫れ てる ん だ ?
一夜漬け の 弊害 だ
( 奈々 華 ) みんな 初期 残 圧 は いく つ ?
200 です
200 です ( 愛 菜 ) 200 です
残 圧 が 60 に なったら 教え て ね
( 愛 菜 ・ 耕平 ) はい
60 だ と 何 か ある ん です か ?
( 奈々 華 ) 浮上 する タイミング な の
( 奈々 華 ) BCD に ある ―
パワー インフレーター の ボタン を 押す と ―
ベスト に エア が 入って 浮かび ます
上 に 向け て この ボタン を 押す と エア が 抜け て 沈み ます
( 伊 織 ) う おお …
( 愛 菜 ) う わ っ ! う っ … あ あっ
( 奈々 華 ) レギュレーター を 一 度 外し ―
中 に 入った 水 を 出し て 再 装着
( 息 を 吹き込む 音 )
( 奈々 華 ) 中 に 入った 水 を 出す 方法 は ―
息 を 吹き込む 方法 と ―
パージ ボタン を 使う 方法 の 2 つ が あり ます
( 伊 織 ) レギュ を 手放し ―
そして 再び … う っ !
あわ わ …
( 奈々 華 ) ゆっくり 落ち着 い て
千 紗 の ワン ポイント アドバイス
レギュ を 見失った 場合 は 一 度 右 肩 を 下げ て ―
下 から 上 に 大きく 腕 を 回す と ホース が 引っかかり ます
( 愛 菜 ) よし 私 は パージ ボタン で
( 空気 が 吹き出す 音 ) ( 愛 菜 ) あっ
( 空気 が 吹き出す 音 ) ( 愛 菜 ) わ あっ !
( 息 を 吹き込む 音 )
( 奈々 華 ) OK
( 奈々 華 ) マスク 内 に 水 を 入れ その 水 を 出し ます
マスク 上部 を 押さえ 鼻 から 息 を 吐く と ―
水 が 押し出さ れ て 下 から 抜け ます
( 奈々 華 ) OK ( 耕平 ) フッ
( 愛 菜 ) でき た !
( 息 を 吐く 音 )
( 伊 織 ) う っ ! う う っ …
( 奈々 華 ) 残 圧 は ?
( 耕平 ) 80 です
( 伊 織 ) 60 です ( 愛 菜 ) 60 です
( 奈々 華 ) 浮上 し ます ( 愛 菜 ・ 伊 織 ・ 耕平 ) OK
( 寿 ) やっぱり 沖縄 の 海 は 違う なあ
( 梓 ) ずっと 潜って い たく なる よね
天候 に も 恵まれ た し な
( 耕平 ) フン 残 圧 60 ども が ( 一同 ) ん ?
あん ? 俺 は 最初 が 180 だった ん だ よ
潜る 前 思いっきり 200 って 言って た よ ね ?
なんの 話 ?
最終 的 な 残 圧 の 話 みたい
( 時田 ) 浮上 時 の 数値 か
( 寿 ) なんでも 争い の 種 に する な あいつ ら
( 千 紗 ) ハァ …
ちなみに 先輩 たち は いく つ くらい だった ん です か ?
ん ? 110 だ な ( 寿 ) 同じく
120 だ ね ( 千 紗 ) 130
( 伊 織 ) 奈々 華 さん は ?
私 も 千 紗 ちゃん と 一緒
そ そんなに … ( 耕平 ) 桁 が 違う
( 伊 織 ) じゃ まだ 潜 れ た ん です よ ね ?
( 時田 ) かも な
俺 たち だけ 先 に 上げ て ―
潜って たら よかった ん じゃ ない です か ?
ハハハ そう は いか ない よ
ダイビング は 団体 行動 だ から な
( 寿 ) 1 人 が 上がる と みんな で 上がる ん だ
インストラクター が 何 人 も いる なら 話 は 別 だ けど ね
なるほど … って こと だ
足 を 引っ張る な よ 劣等 生
( 伊 織 ) だ から なんで 上 から 目線 な ん だ コラ !
団体 行動 って 言った 直後 に もう 輪 を 乱し てる し …
団体 行動 …
( 女子 部員 ) その 子 いる と 全然 練習 に なら ない ん だ よ ね
( 女子 部員 ) 足 引っ張ら れ て 迷惑 な ん です けど
( 工藤 ( くどう ) ) 悪い けど さ 遠慮 し て くれ ない ?
( 千 紗 ) 愛 菜 ? ( 愛 菜 ) あっ …
えっ ああ … 何 ?
ぼ ー っと し て た けど 大丈夫 ?
( 伊 織 ) なん だ もう 疲れ た の か ?
( 耕平 ) 気合い が 足り ん ぞ ケバ 子
( 愛 菜 ) だ から ケバ 子 って 呼ぶ な !
体力 も 気合い も 全然 問題 ない から
それ なら いい けど
少し でも 不調 を 感じ たら すぐ に 言って ね
せっかく だ から なんて 思っちゃ ダメ だ よ
海 の 中 の ウソ は 危険 だ から ね
分かり まし た !
( 奈々 華 ) バディ が エア 切れ に なって しまった 場合 ―
自分 の オクトパス つまり 予備 の レギュ を 相手 に 渡し ます
( 梓 の 呼吸 音 )
( 奈々 華 ) 自分 の エア を バディ に 分け つつ ―
しっかり ホールド し て 浮上 し ます
( 愛 菜 ) う っ う う …
( 愛 菜 ) きれい な 海 …
みんな ずっと 潜って い たい って 思う よ ね
( 奈々 華 ) 残 圧 は ?
( 愛 菜 ) あ …
( 耕平 ) 90 です ( 伊 織 ) 80 です
( 愛 菜 ) 2 人 と も まだ 余裕 が … と いう こと は ―
私 の せい で 終わり …
さっき も 残 圧 60 で まだ 余裕 あった し ―
少し くらい なら …
ハッ …
ああ …
( 愛 菜 ) 60 です ( 奈々 華 ) OK
( ボンベ を 置く 音 )
ハァ …
なあ ケバ 子 ( 愛 菜 ) う っ …
( 愛 菜 ) な … 何 ?
何 じゃ ない だ ろ お前 さっき ―
残 圧 ごま かそ う と し た ろ ( 愛 菜 ) う っ …
海 の 中 で ウソ は よく ない って 言わ れ た ばっかり だった のに
いくら 自分 が 残 圧 ビリ でも なあ …
だ … だって !
( 伊 織 ) ん ? ( 愛 菜 ) だって …
私 の せい で みんな が 早く 上がら なきゃ いけ なく なる と 思って
え ? 残 圧 勝負 で 負け たく ない から ウソ つ こ う と し た ん じゃ ない の か ?
( 愛 菜 ) そんな こと し ない わ よ !
その … 先輩 たち の 迷惑 に なら ない よう に …
( 伊 織 ) う ー む … ( 愛 菜 ) ん ? どう し た の ?
いや なん つ ー か さ
お前 結構 人 を 見る 目 ない ん だ な って 思って さ
は あ ? なに ? わけ 分か ん ない ん だ けど
わけ 分か ん ない の は お前 だ ろ ?
あの 人 たち が そんな こと 気 に する と 思う か ?
( 愛 菜 ) えっ あっ … ( 伊 織 ) すい ませ ー ん !
( 愛 菜 ) ちょ っ … ちょっと ! ?
( 伊 織 ) って こと らしく て ( 時田 ) なる ほど な
( 寿 ) ん な こと 気 に し て た の か
( 梓 ) あの ね 愛 菜 ( 愛 菜 ) は はい
愛 菜 が 私ら に 敬語 を 使って る の は どう し て ?
えっ それ は 先輩 だ から 当然 の こと で …
うん うん 愛 菜 に とって ―
先輩 に 敬意 を 示す の は 当然 の こと な ん だ ね
それ が 何 か …
だったら さあ ( 愛 菜 ) ほ えっ …
尊敬 さ れる 先輩 が 寛容 な の も 当然 だ と 思わ ない ?
いい じゃ ない 初心 者 の エア の 消費 が 早い くらい
まったく だ
そんな もん 当たり 前 じゃ ない か
コツ くらい 俺 たち が いくら でも 教え て やる ぞ
んで 次 から 改善 し たら いい ( 梓 ) そう そう
( 時田 ) ただし こう いった ウソ は 二 度 と つく な よ
( 寿 ) 特に 安全 に 関する こと で は 絶対 に な
( 梓 ) 人間 正直 が 一 番 だ から ね
( 伊 織 ) って こった ( 愛 菜 ) あ …
ここ の 先輩 は ひと 味 違う だ ろ ?
( 愛 菜 ) う … うん !
( 梓 ) で も あれ だ ねえ 愛 菜 が 気 を 使っちゃ う の って さあ
私ら に 身 も 心 も さらけ出 せ て ない から じゃ ない ?
えっ ? ( 時田 ) フン !
一理 ある な
( 梓 ) 水着 くらい なら 大丈夫 !
( 愛 菜 ) いや … 無理 です ( 時田 ) どれ 手本 を 見せ て やろ う
( 寿 ) これ も 先輩 の 務め だ !
( 愛 菜 ) イヤー !
これ で よし と …
伊 織 君 それ が よく も ない の
え ? ほか に 何 か 問題 が ?
うーん 今 の 調子 だ と ね
伊 織 君 だけ 不 合格 に なっちゃ う かも
( 波 の 音 )
( 伊 織 ) マジ で ?
( 奈々 華 ) うん マジ で
( 耕平 ) ほれ 北原 マイク
( 伊 織 ) 俺 も かよ
よっ しゃ いく ぜ !
( 寿 ) おお ~ 歌え 歌え !
( 時田 ) ノリ ノリ だ な
♪ ~
~ ♪
( 一同 ) めん そ ー れ !
( 伊 織 ) 悪い な つきあって もら っち まっ て
まさか …
( 千 紗 ) ぬれ ちゃ う …
( 伊 織 ) 服 は 脱 い だ ほう が … ( 愛 菜 ) ヒッ !
( 千 紗 ) 分かった 脱ぐ
ほんと に 何 やって ん の ー !