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幽☆遊☆白書, Yuu☆Yuu☆Hakusho (Yu Yu Hakusho: Ghost Files) Episode 99

Yuu ☆Yuu ☆Hakusho (Yu Yu Hakusho : Ghost Files ) Episode 99

♪~

~♪

( 氷 女 A ) 氷 菜 が 双子 を 産んだ

( 氷 女 B )1 人 は 男 の 赤子 じゃ

( 長老 ) 忌み 子 忌み 子 じゃ

( 氷 菜 ) 返して ! あたし の 子 を 返して ください

( 長老 ) なら ぬ 忌み 子 は 追放 じゃ

( 長老 ) 泪 !

情け は 無用じゃ

( 氷 菜 ) 泪 ! やめて !

ああ ー !

( 飛 影 ) チッ また あの 夢 か

( ナレーション ) 魔 界 の 三 大 勢力 軀 黄泉 雷 禅

それぞれ の 思惑 に よって 魔 界 へ 呼ば れた ―

飛 影 蔵 馬 そして 幽助

遠い 先祖 であり 父 である 雷 禅 と 対面 した 幽助 は

いきなり 戦い を 挑んだ

( 幽助 ) で や ~!

う お ~!

ぐ わ っ

あっ

うわ っ

お ~ りゃ ~

( 北 神 ) ハッ

て や !

( 北 神 ) 幽助 さん あまり むちゃ を なさら ない ほう が よい ので は ?

( 幽助 ) うる せ え !

て め えら も 手加減 なん ぞ し ねえ で 本気で やれ !

修行 に なん ねえ だろう が !

( 雷 禅 の 腹 の 音 )

俺 は あの クソ オヤジ の 鼻 を 明かす まで 絶対 諦め ねえ

お め えら も それなり の 覚悟 で かかって きや がれ !

やれやれ 困った お方 だ

( 雷 禅 の 腹 の 音 )

( 軀 ) フン 死 に 損ない め 醜態 さら しや が って

奇 淋 よ あいつ は どうした ?

( 奇 淋 ) あいつ ? ああ …

半年 前 人間 界 から 呼んだ 飛 影 と か いう 妖怪 の こと です か ?

ヤツ なら 地下 の 格闘技 場 で 手下 ども と 戦って おる はずです が

( 軀 ) そう か もう 半年 に なる か

( 奇 淋 ) 軀様 が 言わ れた とおり

A 級 妖怪 を 500 人 ほど 送り込んで おき ました ので

今頃 は 死んで いる かも しれ ませ ん が

( 軀 ) フン

( 軀 ) 奇 淋 よ

お前 俺 の ナンバー 2 に なって から どれ くらい に なる ?

( 奇 淋 ) はっ 250 年 ほど に なり ます か

( 軀 ) ふ ~ ん

だったら 500 人 で は なく 最低 1000 人 は 送り込む べきだった な

( 奇 淋 ) 軀様 は 何故 あの 男 に 興味 を 抱か れる のだ ?

あんな 並 の A 級 妖怪 ごとき に

( 飛 影 ) ハーッ !

( 妖怪 たち の 悲鳴 )

( 妖怪 A ) クソ … 生き残った の は 俺 たち だけ か ?

( 妖怪 B ) いく ぞ 今 なら ヤツ を 倒 せる

( 妖怪 C ) 待て もう すぐ ヤツ は 冬眠 に 入る

( 妖怪 A ) よし 一斉に かかる ぞ

う …

( 妖怪 B ) 今 だ !

( 妖怪 B ・ C ) や ~! ( 妖怪 A ) もらった !

( 妖怪 たち の 悲鳴 )

( 妖怪 たち の 悲鳴 )

( 倒れる 音 )

甘い ヤツ ら だ

( 泪 ) 氷 女 は 下界 と の 交流 を 避け 厚い 雲 に 覆わ れた 氷河 の 国 に 住む

( 氷 女 A ) 氷 菜 が 双子 を 産んだ

( 氷 女 B )1 人 は 男 の 赤子 じゃ

( 氷 女 C ) なんと 男 の 赤子 じゃ と ?

( 長老 ) 忌み 子 忌み 子 じゃ

( 氷 女 B ) 氷 菜 の ヤツ 100 年 周期 の 分裂 期 に 合わせて

男 と 密 通し おった のじゃ

( 氷 女 C ) なんという 汚らわしい 恐ろしい 娘 じゃ

( 泪 ) 氷 女 の 寿命 は 限りなく 長い

100 年 ごと の 分裂 期 に 1 人 の 子 を 産む

誰 の 力 も 借り ず に

( 泣き声 )

( 泪 ) 子供 は まさに 分身 であり 全て 女 である

男 と 交わら ない かぎり …

( 氷 女 A ) 男 と 女 の 双子 など 氷河 の 里 始まって 以来 の こと

( 氷 女 C ) 長老 いかが なされ ましょう ?

( 飛 影 ) 産まれる 前 から 目 も 見え 耳 も 聞こえて いた

耳元 で 騒ぐ ばば あ ども を

丸焼き に する 力 くらい なら あった かも しれ ない

( 氷 菜 ) 返して ! あたし の 子供 を 返して ください !

( 長老 ) 氷 菜 お前 は 氷 女 の 禁 を 破った

過去 忌み 子 が この 氷河 の 里 に どんな 災い を もたらした か

( 氷 菜 ) それ は …

女児 は 我ら の 同胞 しか し 男児 は 忌み 子

必ず 災い を もたらす

( 氷 菜 ) それ なら 私 は この 里 を 出 ます 子供 は 私 が 育て ます

だから 返して ください !

なら ぬ 忌み 子 は 追放 じゃ

( すすり泣き )

( 泪 ) 氷 女 が 流浪 の 城 で 漂流 生活 を 強い られる の に は 訳 が ある

氷 女 が 異種 族 と 交わった 場合 その 子供 は 男児 のみ が 産まれる こと

しかも 凶悪で 残忍な 性格 を 有する 場合 が 極めて 多い こと

そして 男児 を 産んだ 氷 女 は 例外 なく 死 に 至る こと

それ ら が 氷 女 の 種 の 保存 を 危ぶま せる ため である

( 長老 ) 泪 …

そ なた と 氷 菜 が 懇意であった こと は 知っている

だが 情け は 無用

今 まで 忌み 子 に よって 何 人 の 同胞 が 殺さ れた こと か

( 泪 ) でも …

情け は 無用じゃ

( 氷 菜 ) ああ …

やめて !

( 飛 影 ) 生き延びる 自信 は あった

生まれて すぐ 生きる 目的 が 出来た こと が うれしかった

氷河 の 女 皆殺し に して やる

( 飛 影 ) チッ また あの 夢 か …

( 扉 が 開く 音 )

( 軀 ) よう 目 が 覚めた か ?

もう A 級 妖怪 じゃ 束 に なって も かなわ ねえ な

そろそろ 俺 の 直属 戦士 と サシ で やって みる か ?

たった 半年 で ここ まで 成長 する と は 正直 思わ なかった

お前 大した ヤツ だ

強く なれば なるほど 貴 様 が 遠く なって いく 気 が する ぜ

化け物 め

一体 貴 様 どんな 妖怪 で どんな 面して や がる んだ ?

( 軀 ) 見 たい か ?

フッフフフ … まあ そう せく な よ

“ お前 の オヤジ だ ” なんて 落ち は ねえ

だが そろそろ 姿 くらい 見せて も いい ころ かも な

よし 今 から 戦士 を 1 人 連れて くる

たぶん 今 の お前 と 互角 くらい の 力 の 持ち主 だ

そい つ に 勝ったら 俺 の 姿 を お前 に 見せよう

勝てば いい んだ な ?

( 軀 ) そうだ

( 軀 ) 俺 は 下級 兵士 と は 別に

側近 と して 常に 77 人 の 厳選 さ れた 戦士 を 連れて いる

数 に 深い 意味 は ない その 数字 が 好きな んだ

その 中 から 戦士 を 1 人 連れて くる

そい つ に 勝ったら お前 に 姿 を 見せよう

それ と そい つ の 代わり に 戦士 の 称号 を くれて やる

( 飛 影 ) いちいち 気 に 障る 野郎 だ 別に 称号 なん ぞい らん

( 軀 ) まあ そう 言う な よ 便利だ ぜ

俺 の 直属 の 戦士 って だけ で 大抵 の 妖怪 は 協力 的に なる

捜し 物 も 見つかり やすい

( 飛 影 ) ん …

( 軀 )5 分 ほど で 戻る

( 扉 が 閉まる 音 )

( 飛 影 ) つくづく 薄気味悪い 野郎 だ

全て 見透かした ような 面 しや が って

( 雪 菜 ) これ を 持っていって ください

( 雪 菜 ) 飛 影 さん も 魔 界 へ 行か れる んです ね

( 雪 菜 ) でしたら … これ を 持っていって ください

母 の 形見 です

氷 女 は 子 を 産む と 1 粒 の 涙 を こぼし ます

それ は ふだん の 氷 泪石 と は 違った 色 の 結晶 と なり

生まれた 子供 に 与え られ ます

私 の 母 氷 菜 は 2 粒 の 涙 を こぼした そうです

1 つ は 私 が

もう 1 つ を 兄 が 持って いる はずな んです

( 飛 影 ) よく あの ブタ 野郎 に 盗ま れ なかった な

( 垂金 の 笑い声 )

( 垂金 ) ウハハハ … イヒヒヒ …

( 雪 菜 ) おなか の 中 に 隠して ました から

( 飛 影 ) その 形見 を どうして 俺 に よこす んだ ?

( 雪 菜 ) 私 の 兄 は 炎 の 妖気 に 包ま れて いた そうです

全身 を 呪い 封じ の 呪 符 に 包ま なければ

持て ない ほど だった … と 泪 さん が 言って ました

泪 ?

あ … 母 の 友人 です

( 飛 影 ) 俺 を 放り投げた 女 だ な

( 雪 菜 ) 兄さん !

あっ いえ

兄 は あなた と 近い 種族 の 方 だ と 思う んです

もしも それ と 同じ もの を 持った 方 に 会ったら

それ を 渡して ほしい んです

そして 私 は 人間 界 に いる と 伝えて ください

くたばった に 決まって る ぜ

空 飛ぶ 城 の 上 から 捨て られた んだ ろ ?

きっと 生きて い ます

( 飛 影 ) どうして そう 思う んだ ?

これ も 泪 さん が 言って ました

( 泪 ) あの 子 は あたし たち の 言葉 を 理解 して いた

きっと いつか 復讐 に 来る わ

私 も そう 信じて い ます

( 泪 ) 生きて 戻って きて そして 最初に あたし を 殺して ちょうだい

それ が 氷 菜 へ の せめても の 償い に なる

( 長老 ) 何 を して おる 泪

情け は 無用じゃ

心 まで いて つか せて い なければ 長らえ ない 国 なら … いっそ …

いっそ 滅んで しまえば いい … そう 思い ます

( 飛 影 ) フン それ で お前 国 を 飛び出した わけ か

と なる と 氷河 の 国 が 兄 捜し を 許した って 話 も ウソ っぱ ち だ な

( 雪 菜 ) え ?

いい か ? 甘ったれる な よ

滅ぼし たい なら 自分 で やれ

生きて る か どう かもし れ ん 兄 と やら に 頼る んじゃ ない

そう です ね

本当に … そうです

何だか … 兄 に 会って も 同じ こと を 言わ れ そうです ね

俺 の 氷 泪石 に は 俺 の 妖気 が 染みついて いる

にもかかわらず 邪 眼 で さえ いまだに 見つけ出せ ない

誰 か が 腹 の 中 に 隠して いる 可能 性 は かなり 大きい な

( 軀 ) 待た せた な

う っ

貴 様 …

魔 界 整体 師 時雨

いつ から 軀 の 配下 に なった んだ ?

( 時雨 ) お 主に 邪 眼 の 移植 を 行って から 程なく な

( 軀 ) 知り合い か ?

( 時雨 ) 患者 と 医者 それ だけ で ござ り ます

剣 術 の マネ 事 も 少々 施し ました

ヤツ は それ を 我流 で 磨いた 様子

( 軀 ) なるほど

それにしても 驚いた ぞ

わし は 本当に お 主に 手術 を 施した の か ?

邪 眼 の 移植 は 能力 変化 すなわち 生まれ変わり を 意味 する

ゆえに 前 の 妖力 も 赤子 同然に 落ち込む

お 主 は 確かに A 級 妖怪 から 最 下級 妖怪 まで 妖力 が 落ちた はず

手術 から たった 数 年 で

前 以上 の 妖力 で 我が 前 に 現れる と は 誠 驚いた

( 飛 影 ) フン そう か 俺 は いつの間にか

貴 様 と 同じ くらい の 強 さ に なって いた わけ か

( 時雨 ) 目的 の 氷 泪石 は もう 見つけ出した ようだ な

( 飛 影 ) これ は 俺 のじゃ ない

( 時雨 ) ほう する と 妹 の ほう の 石 か

どちら に しろ 捜し 物 の 1 つ は 見つけた わけだ

( 軀 ) 面白 そうだ 聞か せろ よ

( 時雨 ) 飛 影 は 2 つ の 捜し 物 を 見つける ため

邪 眼 の 移植 を 拙者 に 依頼 して おり ます

( 軀 )2 つ ?

( 時雨 )1 つ 妹 の いる 氷河 の 国

1 つ 母 の 形見 の 氷 泪石

拙者 は 手術 の 依頼 を 受ける か 否 か を

患者 の 人生 に 引か れる か 否 か で 判断 いたし ます

そして 手術 の 報酬 は

患者 から 今後 の 人生 の 一部 を 頂く こと

ヤツ から 頂いた 手術 代 は

妹 を 見つけて も 兄 と 名乗ら ない こと

( 軀 ) ほう

わし を 倒 せたら 手術 代 は 返して やる ぞ

( 飛 影 ) 手術 の 前 に 言った はずだ ぜ

初め から 名乗る つもり は ない と な

心 は 変わる もの だ

さて 思い出 話 は それ くらい だ 勝負 は 勝負

命 懸けて もらう ぜ

( 軀 ) 真剣 勝負 は 技量 に かかわら ず いい もの だ

決する 瞬間 互い の 道程 が 花火 の ように 咲いて 散る

始め !

( ナレーション ) 明らかに なり つつ ある 飛 影 の 秘め られた 過去

眼前 に 立つ は 飛 影 の 人生 の 岐路 に 関わった 男 時雨

自ら の 宿命 に 翻弄 さ れ ながら

因縁 の 勝負 は 流転 の 運命 を 加速 して いく

( 幽助 ) 魔 界 整体 師 時雨

かつて の 飛 影 の 師 である と 同時に あし き 邪 眼 の 創造 者

なぜ 飛 影 は 邪 眼 を 求め

時雨 は なぜ 飛 影 に 邪 眼 を 与えた の か ?

全て の 答え を 出す 戦い が 今 始まる

次回 「 明かさ れる 邪 眼 の 秘密 」

しっか し この 戦い を 仕掛けた 軀 って ヤツ

ただ 者 じゃ ねえ な

♪~

~♪


Yuu ☆Yuu ☆Hakusho (Yu Yu Hakusho : Ghost Files ) Episode 99 yuu|yuu|hakusho|yu|yu|hakusho|ghost|files|episode Yuu☆Yuu☆Hakusho (Yu Yu Hakusho: Ghost Files) Episode 99 Yuu☆Yuu☆Hakusho (Yu Yu Hakusho: Ghost Files) Episode 99

♪~

~♪

( 氷 女 A ) 氷 菜 が 双子 を 産んだ こおり|おんな|a|こおり|な||ふたご||うんだ

( 氷 女 B )1 人 は 男 の 赤子 じゃ こおり|おんな|b|じん||おとこ||あかご|

( 長老 ) 忌み 子 忌み 子 じゃ ちょうろう|いみ|こ|いみ|こ|

( 氷 菜 ) 返して ! あたし の 子 を 返して ください こおり|な|かえして|||こ||かえして|

( 長老 ) なら ぬ 忌み 子 は 追放 じゃ ちょうろう|||いみ|こ||ついほう|

( 長老 ) 泪 ! ちょうろう|なみだ

情け は 無用じゃ なさけ||むようじゃ

( 氷 菜 ) 泪 !  やめて ! こおり|な|なみだ|

ああ ー ! |-

( 飛 影 ) チッ また あの 夢 か と|かげ||||ゆめ|

( ナレーション ) 魔 界 の 三 大 勢力 軀 黄泉 雷 禅 なれーしょん|ま|かい||みっ|だい|せいりょく||こうせん|かみなり|ぜん

それぞれ の 思惑 に よって 魔 界 へ 呼ば れた ― ||おもわく|||ま|かい||よば|

飛 影 蔵 馬 そして 幽助 と|かげ|くら|うま||ゆうすけ

遠い 先祖 であり 父 である 雷 禅 と 対面 した 幽助 は とおい|せんぞ||ちち||かみなり|ぜん||たいめん||ゆうすけ|

いきなり 戦い を 挑んだ |たたかい||いどんだ

( 幽助 ) で や ~! ゆうすけ||

う お ~!

ぐ わ っ

あっ

うわ っ

お ~ りゃ ~

( 北 神 ) ハッ きた|かみ|

て や !

( 北 神 ) 幽助 さん あまり むちゃ を なさら ない ほう が よい ので は ? きた|かみ|ゆうすけ|||||||||||

( 幽助 ) うる せ え ! ゆうすけ|||

て め えら も 手加減 なん ぞ し ねえ で 本気で やれ ! ||||てかげん||||||ほんきで|

修行 に なん ねえ だろう が ! しゅぎょう|||||

( 雷 禅 の 腹 の 音 ) かみなり|ぜん||はら||おと

俺 は あの クソ オヤジ の 鼻 を 明かす まで 絶対 諦め ねえ おれ|||くそ|おやじ||はな||あかす||ぜったい|あきらめ|

お め えら も それなり の 覚悟 で かかって きや がれ ! ||||||かくご||||

やれやれ 困った お方 だ |こまった|おかた|

( 雷 禅 の 腹 の 音 ) かみなり|ぜん||はら||おと

( 軀 ) フン 死 に 損ない め 醜態 さら しや が って |ふん|し||そこない||しゅうたい||||

奇 淋 よ あいつ は どうした ? き|りん||||

( 奇 淋 ) あいつ ?  ああ … き|りん||

半年 前 人間 界 から 呼んだ 飛 影 と か いう 妖怪 の こと です か ? はんとし|ぜん|にんげん|かい||よんだ|と|かげ||||ようかい||||

ヤツ なら 地下 の 格闘技 場 で 手下 ども と 戦って おる はずです が やつ||ちか||かくとうぎ|じょう||てした|||たたかって|||

( 軀 ) そう か もう 半年 に なる か ||||はんとし|||

( 奇 淋 ) 軀様 が 言わ れた とおり き|りん|軀さま||いわ||

A 級 妖怪 を 500 人 ほど 送り込んで おき ました ので a|きゅう|ようかい||じん||おくりこんで|||

今頃 は 死んで いる かも しれ ませ ん が いまごろ||しんで||||||

( 軀 ) フン |ふん

( 軀 ) 奇 淋 よ |き|りん|

お前 俺 の ナンバー 2 に なって から どれ くらい に なる ? おまえ|おれ||なんばー|||||||

( 奇 淋 ) はっ 250 年 ほど に なり ます か き|りん||とし|||||

( 軀 ) ふ ~ ん

だったら 500 人 で は なく 最低 1000 人 は 送り込む べきだった な |じん||||さいてい|じん||おくりこむ||

( 奇 淋 ) 軀様 は 何故 あの 男 に 興味 を 抱か れる のだ ? き|りん|軀さま||なぜ||おとこ||きょうみ||いだか||

あんな 並 の A 級 妖怪 ごとき に |なみ||a|きゅう|ようかい||

( 飛 影 ) ハーッ ! と|かげ|

( 妖怪 たち の 悲鳴 ) ようかい|||ひめい

( 妖怪 A ) クソ … 生き残った の は 俺 たち だけ か ? ようかい|a|くそ|いきのこった|||おれ|||

( 妖怪 B ) いく ぞ 今 なら ヤツ を 倒 せる ようかい|b|||いま||やつ||たお|

( 妖怪 C ) 待て もう すぐ ヤツ は 冬眠 に 入る ようかい|c|まて|||やつ||とうみん||はいる

( 妖怪 A ) よし 一斉に かかる ぞ ようかい|a||いっせいに||

う …

( 妖怪 B ) 今 だ ! ようかい|b|いま|

( 妖怪 B ・ C ) や ~! ( 妖怪 A ) もらった ! ようかい|b|c||ようかい|a|

( 妖怪 たち の 悲鳴 ) ようかい|||ひめい

( 妖怪 たち の 悲鳴 ) ようかい|||ひめい

( 倒れる 音 ) たおれる|おと

甘い ヤツ ら だ あまい|やつ||

( 泪 ) 氷 女 は 下界 と の 交流 を 避け 厚い 雲 に 覆わ れた 氷河 の 国 に 住む なみだ|こおり|おんな||げかい|||こうりゅう||さけ|あつい|くも||おおわ||ひょうが||くに||すむ

( 氷 女 A ) 氷 菜 が 双子 を 産んだ こおり|おんな|a|こおり|な||ふたご||うんだ

( 氷 女 B )1 人 は 男 の 赤子 じゃ こおり|おんな|b|じん||おとこ||あかご|

( 氷 女 C ) なんと 男 の 赤子 じゃ と ? こおり|おんな|c||おとこ||あかご||

( 長老 ) 忌み 子 忌み 子 じゃ ちょうろう|いみ|こ|いみ|こ|

( 氷 女 B ) 氷 菜 の ヤツ 100 年 周期 の 分裂 期 に 合わせて こおり|おんな|b|こおり|な||やつ|とし|しゅうき||ぶんれつ|き||あわせて

男 と 密 通し おった のじゃ おとこ||みつ|とおし||

( 氷 女 C ) なんという 汚らわしい 恐ろしい 娘 じゃ こおり|おんな|c||けがらわしい|おそろしい|むすめ|

( 泪 ) 氷 女 の 寿命 は 限りなく 長い なみだ|こおり|おんな||じゅみょう||かぎりなく|ながい

100 年 ごと の 分裂 期 に 1 人 の 子 を 産む とし|||ぶんれつ|き||じん||こ||うむ

誰 の 力 も 借り ず に だれ||ちから||かり||

( 泣き声 ) なきごえ

( 泪 ) 子供 は まさに 分身 であり 全て 女 である なみだ|こども|||ぶんしん||すべて|おんな|

男 と 交わら ない かぎり … おとこ||まじわら||

( 氷 女 A ) 男 と 女 の 双子 など 氷河 の 里 始まって 以来 の こと こおり|おんな|a|おとこ||おんな||ふたご||ひょうが||さと|はじまって|いらい||

( 氷 女 C ) 長老 いかが なされ ましょう ? こおり|おんな|c|ちょうろう|||

( 飛 影 ) 産まれる 前 から 目 も 見え 耳 も 聞こえて いた と|かげ|うまれる|ぜん||め||みえ|みみ||きこえて|

耳元 で 騒ぐ ばば あ ども を みみもと||さわぐ||||

丸焼き に する 力 くらい なら あった かも しれ ない まるやき|||ちから||||||

( 氷 菜 ) 返して ! あたし の 子供 を 返して ください ! こおり|な|かえして|||こども||かえして|

( 長老 ) 氷 菜 お前 は 氷 女 の 禁 を 破った ちょうろう|こおり|な|おまえ||こおり|おんな||きん||やぶった

過去 忌み 子 が この 氷河 の 里 に どんな 災い を もたらした か かこ|いみ|こ|||ひょうが||さと|||わざわい|||

( 氷 菜 ) それ は … こおり|な||

女児 は 我ら の 同胞 しか し 男児 は 忌み 子 じょじ||われら||どうほう|||だんじ||いみ|こ

必ず 災い を もたらす かならず|わざわい||

( 氷 菜 ) それ なら 私 は この 里 を 出 ます 子供 は 私 が 育て ます こおり|な|||わたくし|||さと||だ||こども||わたくし||そだて|

だから 返して ください ! |かえして|

なら ぬ 忌み 子 は 追放 じゃ ||いみ|こ||ついほう|

( すすり泣き ) すすりなき

( 泪 ) 氷 女 が 流浪 の 城 で 漂流 生活 を 強い られる の に は 訳 が ある なみだ|こおり|おんな||るろう||しろ||ひょうりゅう|せいかつ||つよい|||||やく||

氷 女 が 異種 族 と 交わった 場合 その 子供 は 男児 のみ が 産まれる こと こおり|おんな||いしゅ|ぞく||まじわった|ばあい||こども||だんじ|||うまれる|

しかも 凶悪で 残忍な 性格 を 有する 場合 が 極めて 多い こと |きょうあくで|ざんにんな|せいかく||ゆうする|ばあい||きわめて|おおい|

そして 男児 を 産んだ 氷 女 は 例外 なく 死 に 至る こと |だんじ||うんだ|こおり|おんな||れいがい||し||いたる|

それ ら が 氷 女 の 種 の 保存 を 危ぶま せる ため である |||こおり|おんな||しゅ||ほぞん||あやぶま|||

( 長老 ) 泪 … ちょうろう|なみだ

そ なた と 氷 菜 が 懇意であった こと は 知っている |||こおり|な||こんいであった|||しっている

だが 情け は 無用 |なさけ||むよう

今 まで 忌み 子 に よって 何 人 の 同胞 が 殺さ れた こと か いま||いみ|こ|||なん|じん||どうほう||ころさ|||

( 泪 ) でも … なみだ|

情け は 無用じゃ なさけ||むようじゃ

( 氷 菜 ) ああ … こおり|な|

やめて !

( 飛 影 ) 生き延びる 自信 は あった と|かげ|いきのびる|じしん||

生まれて すぐ 生きる 目的 が 出来た こと が うれしかった うまれて||いきる|もくてき||できた|||

氷河 の 女 皆殺し に して やる ひょうが||おんな|みなごろし|||

( 飛 影 ) チッ また あの 夢 か … と|かげ||||ゆめ|

( 扉 が 開く 音 ) とびら||あく|おと

( 軀 ) よう 目 が 覚めた か ? ||め||さめた|

もう A 級 妖怪 じゃ 束 に なって も かなわ ねえ な |a|きゅう|ようかい||たば||||||

そろそろ 俺 の 直属 戦士 と サシ で やって みる か ? |おれ||ちょくぞく|せんし||さし||||

たった 半年 で ここ まで 成長 する と は 正直 思わ なかった |はんとし||||せいちょう||||しょうじき|おもわ|

お前 大した ヤツ だ おまえ|たいした|やつ|

強く なれば なるほど 貴 様 が 遠く なって いく 気 が する ぜ つよく|||とうと|さま||とおく|||き|||

化け物 め ばけもの|

一体 貴 様 どんな 妖怪 で どんな 面して や がる んだ ? いったい|とうと|さま||ようかい|||めんして|||

( 軀 ) 見 たい か ? |み||

フッフフフ … まあ そう せく な よ

“ お前 の オヤジ だ ” なんて 落ち は ねえ おまえ||おやじ|||おち||

だが そろそろ 姿 くらい 見せて も いい ころ かも な ||すがた||みせて|||||

よし 今 から 戦士 を 1 人 連れて くる |いま||せんし||じん|つれて|

たぶん 今 の お前 と 互角 くらい の 力 の 持ち主 だ |いま||おまえ||ごかく|||ちから||もちぬし|

そい つ に 勝ったら 俺 の 姿 を お前 に 見せよう |||かったら|おれ||すがた||おまえ||みせよう

勝てば いい んだ な ? かてば|||

( 軀 ) そうだ |そう だ

( 軀 ) 俺 は 下級 兵士 と は 別に |おれ||かきゅう|へいし|||べつに

側近 と して 常に 77 人 の 厳選 さ れた 戦士 を 連れて いる そっきん|||とわに|じん||げんせん|||せんし||つれて|

数 に 深い 意味 は ない その 数字 が 好きな んだ すう||ふかい|いみ||||すうじ||すきな|

その 中 から 戦士 を 1 人 連れて くる |なか||せんし||じん|つれて|

そい つ に 勝ったら お前 に 姿 を 見せよう |||かったら|おまえ||すがた||みせよう

それ と そい つ の 代わり に 戦士 の 称号 を くれて やる |||||かわり||せんし||しょうごう|||

( 飛 影 ) いちいち 気 に 障る 野郎 だ 別に 称号 なん ぞい らん と|かげ||き||さわる|やろう||べつに|しょうごう|||

( 軀 ) まあ そう 言う な よ 便利だ ぜ |||いう|||べんりだ|

俺 の 直属 の 戦士 って だけ で 大抵 の 妖怪 は 協力 的に なる おれ||ちょくぞく||せんし||||たいてい||ようかい||きょうりょく|てきに|

捜し 物 も 見つかり やすい さがし|ぶつ||みつかり|

( 飛 影 ) ん … と|かげ|

( 軀 )5 分 ほど で 戻る |ぶん|||もどる

( 扉 が 閉まる 音 ) とびら||しまる|おと

( 飛 影 ) つくづく 薄気味悪い 野郎 だ と|かげ||うすきみわるい|やろう|

全て 見透かした ような 面 しや が って すべて|みすかした||おもて|||

( 雪 菜 ) これ を 持っていって ください ゆき|な|||もっていって|

( 雪 菜 ) 飛 影 さん も 魔 界 へ 行か れる んです ね ゆき|な|と|かげ|||ま|かい||いか|||

( 雪 菜 ) でしたら … これ を 持っていって ください ゆき|な||||もっていって|

母 の 形見 です はは||かたみ|

氷 女 は 子 を 産む と 1 粒 の 涙 を こぼし ます こおり|おんな||こ||うむ||つぶ||なみだ|||

それ は ふだん の 氷 泪石 と は 違った 色 の 結晶 と なり ||||こおり|なみだいし|||ちがった|いろ||けっしょう||

生まれた 子供 に 与え られ ます うまれた|こども||あたえ||

私 の 母 氷 菜 は 2 粒 の 涙 を こぼした そうです わたくし||はは|こおり|な||つぶ||なみだ|||そう です

1 つ は 私 が ||わたくし|

もう 1 つ を 兄 が 持って いる はずな んです |||あに||もって|||

( 飛 影 ) よく あの ブタ 野郎 に 盗ま れ なかった な と|かげ|||ぶた|やろう||ぬすま|||

( 垂金 の 笑い声 ) すいきん||わらいごえ

( 垂金 ) ウハハハ … イヒヒヒ … すいきん||

( 雪 菜 ) おなか の 中 に 隠して ました から ゆき|な|||なか||かくして||

( 飛 影 ) その 形見 を どうして 俺 に よこす んだ ? と|かげ||かたみ|||おれ|||

( 雪 菜 ) 私 の 兄 は 炎 の 妖気 に 包ま れて いた そうです ゆき|な|わたくし||あに||えん||ようき||つつま|||そう です

全身 を 呪い 封じ の 呪 符 に 包ま なければ ぜんしん||まじない|ほうじ||まじない|ふ||つつま|

持て ない ほど だった … と 泪 さん が 言って ました もて|||||なみだ|||いって|

泪 ? なみだ

あ … 母 の 友人 です |はは||ゆうじん|

( 飛 影 ) 俺 を 放り投げた 女 だ な と|かげ|おれ||ほうりなげた|おんな||

( 雪 菜 ) 兄さん ! ゆき|な|にいさん

あっ いえ

兄 は あなた と 近い 種族 の 方 だ と 思う んです あに||||ちかい|しゅぞく||かた|||おもう|

もしも それ と 同じ もの を 持った 方 に 会ったら |||おなじ|||もった|かた||あったら

それ を 渡して ほしい んです ||わたして||

そして 私 は 人間 界 に いる と 伝えて ください |わたくし||にんげん|かい||||つたえて|

くたばった に 決まって る ぜ ||きまって||

空 飛ぶ 城 の 上 から 捨て られた んだ ろ ? から|とぶ|しろ||うえ||すて|||

きっと 生きて い ます |いきて||

( 飛 影 ) どうして そう 思う んだ ? と|かげ|||おもう|

これ も 泪 さん が 言って ました ||なみだ|||いって|

( 泪 ) あの 子 は あたし たち の 言葉 を 理解 して いた なみだ||こ|||||ことば||りかい||

きっと いつか 復讐 に 来る わ ||ふくしゅう||くる|

私 も そう 信じて い ます わたくし|||しんじて||

( 泪 ) 生きて 戻って きて そして 最初に あたし を 殺して ちょうだい なみだ|いきて|もどって|||さいしょに|||ころして|

それ が 氷 菜 へ の せめても の 償い に なる ||こおり|な|||||つぐない||

( 長老 ) 何 を して おる 泪 ちょうろう|なん||||なみだ

情け は 無用じゃ なさけ||むようじゃ

心 まで いて つか せて い なければ 長らえ ない 国 なら … いっそ … こころ|||||||ながらえ||くに||

いっそ 滅んで しまえば いい … そう 思い ます |ほろんで||||おもい|

( 飛 影 ) フン それ で お前 国 を 飛び出した わけ か と|かげ|ふん|||おまえ|くに||とびだした||

と なる と 氷河 の 国 が 兄 捜し を 許した って 話 も ウソ っぱ ち だ な |||ひょうが||くに||あに|さがし||ゆるした||はなし||うそ||||

( 雪 菜 ) え ? ゆき|な|

いい か ?  甘ったれる な よ ||あまったれる||

滅ぼし たい なら 自分 で やれ ほろぼし|||じぶん||

生きて る か どう かもし れ ん 兄 と やら に 頼る んじゃ ない いきて|||||||あに||||たよる||

そう です ね

本当に … そうです ほんとうに|そう です

何だか … 兄 に 会って も 同じ こと を 言わ れ そうです ね なんだか|あに||あって||おなじ|||いわ||そう です|

俺 の 氷 泪石 に は 俺 の 妖気 が 染みついて いる おれ||こおり|なみだいし|||おれ||ようき||しみついて|

にもかかわらず 邪 眼 で さえ いまだに 見つけ出せ ない |じゃ|がん||||みつけだせ|

誰 か が 腹 の 中 に 隠して いる 可能 性 は かなり 大きい な だれ|||はら||なか||かくして||かのう|せい|||おおきい|

( 軀 ) 待た せた な |また||

う っ

貴 様 … とうと|さま

魔 界 整体 師 時雨 ま|かい|せいたい|し|しぐれ

いつ から 軀 の 配下 に なった んだ ? ||||はいか|||

( 時雨 ) お 主に 邪 眼 の 移植 を 行って から 程なく な しぐれ||おもに|じゃ|がん||いしょく||おこなって||ほどなく|

( 軀 ) 知り合い か ? |しりあい|

( 時雨 ) 患者 と 医者 それ だけ で ござ り ます しぐれ|かんじゃ||いしゃ||||||

剣 術 の マネ 事 も 少々 施し ました けん|じゅつ||まね|こと||しょうしょう|ほどこし|

ヤツ は それ を 我流 で 磨いた 様子 やつ||||がりゅう||みがいた|ようす

( 軀 ) なるほど

それにしても 驚いた ぞ |おどろいた|

わし は 本当に お 主に 手術 を 施した の か ? ||ほんとうに||おもに|しゅじゅつ||ほどこした||

邪 眼 の 移植 は 能力 変化 すなわち 生まれ変わり を 意味 する じゃ|がん||いしょく||のうりょく|へんか||うまれかわり||いみ|

ゆえに 前 の 妖力 も 赤子 同然に 落ち込む |ぜん||ようりょく||あかご|どうぜんに|おちこむ

お 主 は 確かに A 級 妖怪 から 最 下級 妖怪 まで 妖力 が 落ちた はず |おも||たしかに|a|きゅう|ようかい||さい|かきゅう|ようかい||ようりょく||おちた|

手術 から たった 数 年 で しゅじゅつ|||すう|とし|

前 以上 の 妖力 で 我が 前 に 現れる と は 誠 驚いた ぜん|いじょう||ようりょく||わが|ぜん||あらわれる|||まこと|おどろいた

( 飛 影 ) フン そう か 俺 は いつの間にか と|かげ|ふん|||おれ||いつのまにか

貴 様 と 同じ くらい の 強 さ に なって いた わけ か とうと|さま||おなじ|||つよ||||||

( 時雨 ) 目的 の 氷 泪石 は もう 見つけ出した ようだ な しぐれ|もくてき||こおり|なみだいし|||みつけだした||

( 飛 影 ) これ は 俺 のじゃ ない と|かげ|||おれ||

( 時雨 ) ほう する と 妹 の ほう の 石 か しぐれ||||いもうと||||いし|

どちら に しろ 捜し 物 の 1 つ は 見つけた わけだ |||さがし|ぶつ||||みつけた|

( 軀 ) 面白 そうだ 聞か せろ よ |おもしろ|そう だ|きか||

( 時雨 ) 飛 影 は 2 つ の 捜し 物 を 見つける ため しぐれ|と|かげ||||さがし|ぶつ||みつける|

邪 眼 の 移植 を 拙者 に 依頼 して おり ます じゃ|がん||いしょく||せっしゃ||いらい|||

( 軀 )2 つ ?

( 時雨 )1 つ 妹 の いる 氷河 の 国 しぐれ||いもうと|||ひょうが||くに

1 つ 母 の 形見 の 氷 泪石 |はは||かたみ||こおり|なみだいし

拙者 は 手術 の 依頼 を 受ける か 否 か を せっしゃ||しゅじゅつ||いらい||うける||いな||

患者 の 人生 に 引か れる か 否 か で 判断 いたし ます かんじゃ||じんせい||ひか|||いな|||はんだん||

そして 手術 の 報酬 は |しゅじゅつ||ほうしゅう|

患者 から 今後 の 人生 の 一部 を 頂く こと かんじゃ||こんご||じんせい||いちぶ||いただく|

ヤツ から 頂いた 手術 代 は やつ||いただいた|しゅじゅつ|だい|

妹 を 見つけて も 兄 と 名乗ら ない こと いもうと||みつけて||あに||なのら||

( 軀 ) ほう

わし を 倒 せたら 手術 代 は 返して やる ぞ ||たお||しゅじゅつ|だい||かえして||

( 飛 影 ) 手術 の 前 に 言った はずだ ぜ と|かげ|しゅじゅつ||ぜん||いった||

初め から 名乗る つもり は ない と な はじめ||なのる|||||

心 は 変わる もの だ こころ||かわる||

さて 思い出 話 は それ くらい だ 勝負 は 勝負 |おもいで|はなし|||||しょうぶ||しょうぶ

命 懸けて もらう ぜ いのち|かけて||

( 軀 ) 真剣 勝負 は 技量 に かかわら ず いい もの だ |しんけん|しょうぶ||ぎりょう||||||

決する 瞬間 互い の 道程 が 花火 の ように 咲いて 散る けっする|しゅんかん|たがい||どうてい||はなび|||さいて|ちる

始め ! はじめ

( ナレーション ) 明らかに なり つつ ある 飛 影 の 秘め られた 過去 なれーしょん|あきらかに||||と|かげ||ひめ||かこ

眼前 に 立つ は 飛 影 の 人生 の 岐路 に 関わった 男 時雨 がんぜん||たつ||と|かげ||じんせい||きろ||かかわった|おとこ|しぐれ

自ら の 宿命 に 翻弄 さ れ ながら おのずから||しゅくめい||ほんろう|||

因縁 の 勝負 は 流転 の 運命 を 加速 して いく いんねん||しょうぶ||るてん||うんめい||かそく||

( 幽助 ) 魔 界 整体 師 時雨 ゆうすけ|ま|かい|せいたい|し|しぐれ

かつて の 飛 影 の 師 である と 同時に あし き 邪 眼 の 創造 者 ||と|かげ||し|||どうじに|||じゃ|がん||そうぞう|もの

なぜ 飛 影 は 邪 眼 を 求め |と|かげ||じゃ|がん||もとめ

時雨 は なぜ 飛 影 に 邪 眼 を 与えた の か ? しぐれ|||と|かげ||じゃ|がん||あたえた||

全て の 答え を 出す 戦い が 今 始まる すべて||こたえ||だす|たたかい||いま|はじまる

次回 「 明かさ れる 邪 眼 の 秘密 」 じかい|あかさ||じゃ|がん||ひみつ

しっか し この 戦い を 仕掛けた 軀 って ヤツ |||たたかい||しかけた|||やつ

ただ 者 じゃ ねえ な |もの|||

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