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ブギーポップは笑わない, Boogiepop wa Warawanai (2019) Episode 13

Boogiepop wa Warawanai (2019) Episode 13

( モ ・ マーダー ) まさか 戦 お う と いう の か ?

( モ ・ マーダー ) やはり あの 荷物 は 武器 か

相手 は 恐らく 人間 じゃ ない ん だ ぞ

( キョウ ) あなた の 中 に 1 匹 の 虫 が い る

( 凪 ( なぎ ) ) あんた の 中 の 虫 が ちょっと 騒 い で いる よう な もの だ

( スタンド から 自転車 を 下ろす 音 )

( モ ・ マーダー ) く そ っ !

( 誠一 ( せい いち ) ) 人間 は 統一 さ れ た 意志 など 持って い ない

心 の 中 に デタラメ に 動き回る 無数 の 虫 が い る だけ だ

うまい 具合 に 虫 が 同じ 餌 に 向かって いる とき は いい が ―

それ ら が バラバラ に なった とき に ―

人 は 支離滅裂 と しか 言い よう の ない 行動 に 出る

♪ ~

~ ♪

( 警備 員 ) ん ? おや

凪 ちゃん どう し たんだい ?

今日 の 面会 は 終わって る ん だ が

( 凪 ) あっ いや ちょっと 来 生 ( き すぎ ) 先生 に 会い に 来 た ん だ

悪い けど 呼び出し て くれ ない か な

( 警備 員 ) ああ いい よ

あっ 来 生 先生 です か ?

今 凪 ちゃん が 来 て い て 来 生 先生 に 用事 が ある と か で …

ああ はい 分かり まし た

はい どう も

( 受話器 を 置く 音 ) ( 警備 員 ) 凪 ちゃん

入って くれ って さ

ん どう も

来 生 先生 と やら か

精神 科 に 一体 何 の 用 が …

( 足音 )

( 銃声 )

麻酔 銃 ? くっ …

( 刺す 音 )

( ピジョン ) う っ う う …

( モ ・ マーダー ) お前 が 犯人 だった の か ?

( ピジョン ) やっぱり あんた は 殺人 鬼 ね

あんた は ホント は 優しい 人間 だ

( モ ・ マーダー ) 何と でも 言え

スケアクロウ の かたき だ !

( モ ・ マーダー ) あっ … が っ

あっ う わ っ ああ …

あっ あ …

( 真希子 ( まきこ ) ) はじめ まして モ ・ マーダー さん

そして さよう なら

( 凪 ) なあ 来 生 先生 今 帰った って 言わ れ た ん だ けど さ

( いびき )

( 窓 ガラス の 割れる 音 ) ( 凪 ) あっ

さ … 佐々木 ( さ さき ) さん !

は ~ い お 待た せ 凪 ちゃん

フフフ … 逃げる つもり ?

でも そんな 顔 じゃ なかった わ ね

( ピジョン の 荒い 息 )

( 黒田 ( くろ だ ) ) 案山子 ( かかし ) と 鳩 ( は と ) が か ? 相性 は 悪い ぞ

( ピジョン ) 案山子 の 相手 は カラス よ スケアクロウ

鳩 じゃ ない

( 真希子 ) あなた の 気持ち は とても よく 分かる わ

( ピジョン ) ハッ !

合成 人間 ピジョン さん

え ?

( 真希子 ) あなた たち 統 和 ( と うわ ) 機構 と いう ん でしょ ?

調べ は つい てる

私 を 追って いる こと を 聞い た わ

私 の かわいい しも べ たち から ね

あなた に チャンス を あげよ う と 思う の

復讐 ( ふく しゅう ) し 殉 死 を 遂げる と いう の は ―

とても 甘く て 美しい こと じゃ ない ?

あなた 人間 に なり たい と 思わ ない ?

誰 か が 言って た わ

“ 人間 は 恋 と 革命 の ため に 生まれ て くる の だ ” って

( 物音 )

スケアクロウ …

迎え に 来 て くれ た の ね

私 天国 に 行 ける の か な

( ブギー ポップ ) 無理 だ

( ブギー ポップ ) 君 は 地獄 行き だ ろ う ね

そう よ ね あなた と 同じ ように ね

( 真希子 ) 凪 ちゃ ~ ん ?

どこ 行く の ?

ムダ よ 警察 なんか に 行って も

こんな 話 誰 が 信じ て くれる と 思う ?

やっぱり … 病院 を 離れ た の は ―

誰 か を 巻き添え に し たく なかった だけ な の ね

いい わ よ 凪 ちゃん

( 凪 ) やはり 俺 の こと を もてあそ ん で いる な

どう する ?

覚悟 を 決める しか ない か …

( 真希子 ) アハハ … やる わ ね 凪 ちゃん

人類 の 未来 を 1 人 で 背負 お う って いう の ね

でも …

( 凪 ) う っ …

あっ …

ん っ

フフ フフ … いい わ よ 凪 ちゃん

もっと もっと ぶざま に は い ず り回り なさい

( 凪 の 荒い 息 )

( 真希子 ) フフ … 不屈 の 闘志 と いった ところ ね

それにしても 逃げ切 れる と 思って る の かしら

う っ こいつ !

ふざける の は ここ まで よ !

う っ …

( 凪 ) う っ … ( 真希子 ) 怖がり な さ いよ

( 凪 ) う っ … ( 真希子 ) くっ …

怖 がれ って 言って る の よ !

悲鳴 を 上げ なさい ! 惨め に 命乞い なさい !

うろたえ なさい !

やっぱり な そんな ところ だ ろ う と 思った

( 真希子 ) ん ?

( 凪 ) 俺 は 犯行 現場 に 一貫 性 が ない こと が ―

ずっと 気 に なって い た

偏 執 的 な 犯罪 を 繰り返す わり に 犯人 は 慎重 さ に 欠け て い た

私 だったら 死体 を 隠し て から やり ます

やはり 人目 は 怖い です から

そう 人目 を 気 に し なかった の は 犯人 じゃ ない

( 里香 ( りか ) ) 人 け の ない 夜道 と か も まったく 気 に し ない タイプ な ん です

( 凪 ) 人 け の ない 所 を 怖 がら ず に 行った の は 被害 者 の ほう で ―

犯人 は そう いう 人間 を 探し て い た

私 は 子供 の ころ から とても 怖がり で ね

“ なんで そんな ふう に 思う の か な ? ”

“ なんで 恐怖 なんて もの が ある ん だ ろ う ? ” って …

犯人 が 求め て い た の は 恐怖 を 感じ ない “ 強 さ ” だった ん だ

それ が あんた の 動機 だ ろ ? 来 生 先生

( 真希子 ) フフ …

そこ へ やって き た の が 佐々木 さん と 俺 だ

あんた の 事件 に 喜々と して 首 を 突っ込 ん で くる よう な 人間 は

あんた に とって 最高 の 標的 だった わけ だ

( 真希子 ) さすが ね 凪 ちゃん

でも 惜しい わ

そう いえ ば まだ 言って なかった わ ね

あの 佐々木 政則 ( まさの り ) と か いう 人 の こと を

あれ は 人間 じゃ ない の よ

私 の 同類 と いう か まあ 似 た よう な もの ね

本当 の 名前 は モ ・ マーダー

と ある システム に 所属 し て いる の

システム ?

そして 彼 が その システム に 命じ られ た 任務 は ―

この 私 を 調査 し て 場合 に よって は 殺す こと だった の よ

分かる ?

どう いう こと だ ?

まっ 簡単 に 言う と あの 人 実は 暗殺 者 だった って わけ

もう 何 十 人 も 殺し てる って 話 よ

アハッ まさしく 人 は 見かけ に よら ない わ よ ねえ

まあ 人 じゃ ない ん だ けど

ウソ だ と 思う ?

でも 残念 … 全部 ホント の こと な の よ

あなた は システム に 利用 さ れ て い た って だけ の こと

ついでに それ を さらに 逆手 に 取って い た この 私 に も ね

あなた が しゃし ゃり 出 て き て くれ た おかげ で ―

強敵 を 難なく しとめる こと が でき た わ

どうも ありがとう

佐々木 政則 さん に は ―

私 の 代わり に 事件 の 犯人 に なって もらう わ

( 凪 ) だ から 殺し た って の か

( 真希子 ) やはり この 子 の 弱点 は 大切 な もの に 先 に 死な れる こと …

そう いう こと

彼 の 家 に は 証拠 も そろえ させ て おい た

あなた たち が 私 を 捜し て 留守 に し て い た 間 に ね

でも まあ いまさら 殺人 の 1 つ や 2 つ ―

加わった ところ で どう って こと ない わ よ ねえ ?

ん ん っ

ぐ っ

ねえ あなた

ねえ あなた

( 蹴る 音 )

( 蹴る 音 )

( 蹴る 音 )

自分 が 正義 の 味方 か なんか だ と 思って る ん でしょ う けど ―

実際 は あの 男 に 利用 さ れ て い た だけ だった の よ

実際 は あの 男 に 利用 さ れ て い た だけ だった の よ

( 蹴る 音 )

分かる ?

( 凪 ) う っ …

う っ …

いい ? あなた が 守 ろ う と し て いる もの なんか ―

ただ の 幻想 に すぎ ない の

( 真希子 ) ん っ ! ( 凪 ) あっ

う う っ

( 真希子 ) いい わ いい わ よ 凪 ちゃん

( 蹴る 音 ) ( 真希子 ) フフッ ウフフ …

いい の よ ! それ で いい の !

怖がり なさい !

恐怖 の ない 人間 なんて い ない ん だ から !

この世 に 絶対 的 な もの は 1 つ だけ 恐怖 だけ よ !

( 凪 ) 怖く ない わけ じゃ ない

( 真希子 ) え ? 何で すって ?

ただ 俺 は 不安 だった だけ だ

不安 ? 何 が よ ?

せっかく たどり着 い た のに ―

最後 の 最後 で 失敗 する ん じゃ ない か って

何 に 失敗 する って いう の ?

( 凪 ) ふん っ ( 真希子 ) あ あっ

くっ …

あっ

反撃 に だ よ

( 真希子 の 悲鳴 )

( 真希子 の うめき声 )

絶縁 体 の スーツ だ

正義 の 味方 気取る に は 付き もん だ ろ

( 真希子 ) う わ っ あっ

う っ … あ あっ

う う っ う う …

う う …

あ あっ ! あ あっ

待て ! う っ …

( ブギー ポップ ) いや 驚 い た ね

まさか 自分 で 危機 を 脱する と 思わ なかった

追いつく の が 遅れ た が 今度 は 大丈夫 だった な

だ 誰 だ ! ?

( ブギー ポップ ) ここ から は 僕 に 任せ て くれ

( 真希子 の 荒い 息 )

あっ ああ ? あ あっ …

( おびえる 声 )

( 真希子 ) 怖い …

( ブギー ポップ ) 急激 な 進化 を 遂げ た 肉体 が ―

電気 衝撃 に よって その バランス を 失い ―

悲鳴 を 上げ て いる

( 口笛 : 「 ニュルンベルク の マイスター ジンガー 」 )

( 真希子 ) 真剣 勝負 の 決闘 って ところ かしら

( 真希子 ) あいつ が いる

アハッ … アハ ハハ …

( 真希子 ) あいつ だ あいつ と 戦わ なけ れ ば なら ない ん だ

( 真希子 ) アハハ … いつ で も いい わ よ

どこ から でも かかって らっしゃい !

( ブギー ポップ ) そうかい ( 真希子 ) う わ っ

う っ が っ …

フィア ・ グール

恐怖 喰 ( ぐ ) らい …

それ が 私 の 名前 な の ね

( キョウ ) だ から 言った だ ろ う

( 凪 ) 佐々木 さん おい しっかり しろ

佐々木 さん !

( モ ・ マーダー ) よかった 生き て て …

( 凪 ) 何 か 言い残す こと は ない か ?

( モ ・ マーダー ) 虫 も …

悪く ない … な

( 凪 ) 虫 か

どう いう 意味 だ と 思う ?

( ブギー ポップ ) さ あね

だが 悪く ない と 言って いる ん だ から ―

それ で いい ん だ ろ う

( 凪 ) けど …

( ブギー ポップ ) ほっとけ どうせ 誰 か が 処分 し て くれる さ

恐らく この 件 に は 大きな 裏 が ある

下手 に 手 を 出す より そっち に 任せ た ほう が 賢明 だ

佐々木 さん が 犯人 に なる の か

医者 が 犯人 だ と 世間 に 知れる より は いい だ ろ う

彼女 の 担当 患者 も 偏見 の 目 で 見 られ て しまい かね ない

この 佐々木 さん と やら も ―

ぬれぎぬ ぐらい 喜んで 負って くれる さ

君 の ため に ね

しかし あんた は 何 な ん だ ?

どう し て 来 生 先生 を 倒し たり し た ん だ ?

( ブギー ポップ ) 倒し た の は 君 さ

どう かね

俺 は この 事件 ひどく しくじった 気 が し て なら ない

どれ ひと つ と し て うまく いか なかった

何 が 悪かった の か な

( ブギー ポップ ) 虫 … だ ろ う ね

世界 は 1 つ の 方向 を 向 い て いる わけ じゃ ない

それ こそ 無数 の 虫 の 群れ の よう に ―

てんで バラバラ な 方向 に 進んで いる

それ が 1 つ の 大きな うねり に なる こと も あれ ば ―

今回 の よう に 全て かみ合わ ぬ まま 霧散 する こと も ある

それ だけ さ

だったら 俺 は これ から 何 を すれ ば いい ん だ ろ う か

ん ?

どう すれ ば こんな こと を なく せる ん だ ろ う

( ブギー ポップ ) 君 は これ から も 続ける つもり な の かい ?

悪い か よ

いや …

それ なら 僕ら は 何度 か 別 の 所 で ―

出くわす こと に なる かも しれ ない よ

なあ あんた 何て いう ん だ ?

それ は 名前 の こと かい ?

( 凪 ) 他 に 何 か ある の か ?

いや そう だ ねえ

ブギー ポップ … と でも 名乗って おこ う

変 な 名前 だ な

( ブギー ポップ ) お互いさま だ 霧 間 ( き り ま ) 凪

( ブギー ポップ ) と いう わけ さ

( エコーズ ) なるほど

( エコーズ ) どんな こと でも 簡単 で は ない の です ね

いろいろ な こと が 絡み合って いる

ああ そもそも 黒田 慎 平 ( し ん ぺい ) が 霧 間 凪 を 救 お う と し なけ れ ば ―

マンティコア や 君 が 世 に 放た れる こと も なかった わけ だ

皮肉 です ね

( ブギー ポップ ) この 世界 も そろそろ 限界 だ

エコーズ 君 会 え て よかった よ

( エコーズ ) 私 も です

どんな 運命 の いたずら だった の か 私 に は 分かり ませ ん が ―

霧 間 凪 が それ でも 戦い 続け て いる の は ―

恐らく 出会った 人々 の 思い を 受け継 い で いる から

それ と 同じ ように 私 も この 運命 に 感謝 し ます よ

( ブギー ポップ ) 君 は これ から どう し て ゆく ん だい ?

世界 を 遠く から 見守って いき ます よ

どんな 運命 が 待って いよ う と も

あの 人 の 代わり に

なるほど ね

( エコーズ ) あなた は ? ブギー ポップ

あなた は これ から どう する ん です ?

( ブギー ポップ ) まず は ゆ がん だ この 世界 から ―

戻る 方法 を ゆっくり 考える

( エコーズ ) どこ から 来 た ん です か ?

( ブギー ポップ ) さあ 実は 僕 自身 ―

いつ どこ から 来 た か は 分から ない ん だ

戻る まで

元 の 世界 に 戻ったら やはり 戦い 続ける の です か ?

それ は …

さて と …

♪ ~

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