VioletEvergardenEpisode12
(エックハルト )クトリガル に 侵攻 し て い た 和平 反対 勢力 は ―
ほぼ 鎮圧 さ れ た
だが 一部 の 反対派 は 逃亡
ほか の 勢力 と の 合流 を 狙って いる と 考え られる
そこ で 君 の 部隊 の 力 を 借り たい
ディート フリート ・ N ブーゲンビリア 海軍 大佐
(ディート フリート )なぜ 陸軍 で は なく 海軍 の 私 を ?
(エックハルト )うん
君 も 分かって いる と 思う が 今回 の 和平 調印 式 は ―
大陸 全土 の 今後 に 関わる 重要 な 式 だ
不測 の 事態 に 対して 考え得る 手段 を すべて 用意しておきたい
加え て 陸軍 の 特殊 部隊 は 解散 し 有事 の 力 不足 は 否め ない
だが 幸い に も 君 の 隊 は 現役 だ
しかも 今回 の 作戦 に 海軍 は うってつけ と きている
(ディート フリート )フン
厄介 事 は 弟 が い ない の なら 兄 に 頼め か
(全員 )ん ?
反対 勢力 が 和平 交渉 を 妨害 し に 来る の は 間違い ない
ヤツ ら の 動き に 何 か 目星 は ?
3 日 後 に 和平 の 象徴 と して 完成 し た 大陸 縦断 鉄道 に ―
使節 と 民間 の ドール が 乗り ―
ディスタリィ から ガルダ リク に 向かう の だが ―
これ が 危ない
二 度 と 争い は 起き て は ならん
近隣 部隊 を 自由 に 使って かまわん
必ず 阻止 し て くれ
(ディート フリート )和平 か
♪ ~
~ ♪
(ヴァンダル )嬢 ちゃん の 配達 先 は ―
本当 に ディスタリィ で いい ん だ な ?
補給 さえ あれ ば 直接 ライデン まで 送って やって も いい ぜ
大変 な 目 に 遭った ばかり なん だ し よ
まあ 気 が 変わったら 教え て くれ
(カトレア )すごい 緊張 感 ね
(ベネディクト )それ だけ この 任務 が 重要 って こと だ な
(カトレア )私 たち が あの 特使 と 一緒に ガルダ リク に 行って ―
公開 和平 書簡 の 取り交わし を 行う の よ ね
ああ それ が 済めば ―
やっと 戦争 の 終わり だ
(候補生 )し …失礼 し ます
CH郵便 社 の 方 です ね ?
ええ
(候補生 )今後 の 予定 を ご 案内 させて いただきます
現在 本 艦 は ―
ひと ひと まるまる に ライデン 港 を 出発
ナーハハル より レン トラー 川 を 北上 し ―
メヒティッヒ から 運河 を 経由 し て ―
翌 ひと ふた まるまる に ―
エクストレーメ 国 ディスタリィ に 到着 の 予定 です
そこ で 待機 し て いる 特別 列車 に 特使 様 と 乗車 し て いただきます
皆様 の 安全 を 期し て 途中 まで を ―
船 で の 移動 と させて いただいて おります
(カトレア )ありがとう (候補生 )あっ …
(ディート フリート )貴様ら の 社長 は 来ていない の か ?
戦争 が 終わった 途端 に さっさと 退役 し やがって
誰 よ ?あんた
ブーゲンビリア 大佐
(カトレア )ブーゲンビリア ?
それ って ヴァイオレット の 少佐 の …
(ディート フリート )その 兄 だ
何 の 用 です ?
(ディート フリート )下がれ (候補生 )はっ
( ディート フリート ) お前 たち を 目的 地 まで 護衛 し て ―
調印 式 を 成功 させる の が 俺 の 任務 だ
民間 の ドール と いう の は お前 1 人 か ?
ええ
ヴァイオレット なら 今回 は 来ませ ん
それ は 何より だ な
に し て も ―
まだ ドール なん ぞ を やって いる の か ?
あの 人間 も どき の 出来損ない は
ちょっと あんた !
(ベネディクト )確かに あいつ は 出来損ない かも しれ ねえ けど
それ でも 必死 に やって る
あいつ が 書いた 手紙 で 救われてる 人 も いる
は あ ?
(カトレア )ヴァイオレット は ステキ な 手紙 を 書く んです
スッ と 人 の 心 に 滑り込んで
自分 が 素直 に なれる 手紙
(メルクロフ )間に合った か
(イシ ドル )収容所 から 脱出 し た ガルダ リク 兵士 1041 名 ―
到着 いたし まし た
(メルクロフ )遠い ところ ご 苦労 だった
はっ
メルクロフ 准将 閣下 に は イン テンス の とき のみ ならず ―
収容所 から も 救って いただき 感謝 し て おり ます
(メルクロフ )イン テンス か
あの 屈辱 は ―
忘れがたい
なお 陽動 作戦 は 成功
南 の ふぬけ ども は ―
我々 が クトリガル で 全滅 し た と 思って いる でしょう
よろしい
我々 は その 間 に 南北 の 交通 を 破壊
その 混乱 に 乗じ て ―
再び イン テンス を 奪還 する
(ヴァンダル )鉄道 だ
これ を たどって いけ ば ライデンシャフトリヒ まで 行ける
この 鉄道 で 俺 たち の 国 に も 食料 や 資源 が 入って くる
北 と 南 が 和平 で 結ばれる ん だ
(ヴァイオレット )和平 …
ああ もう 争わ なく て よく なる
そう したら 俺 の 仕事 も 増え て 大忙し だ
嬢 ちゃん の 手紙 を また 運ぶ こと も ある かも しれん な
(女の子 )お 父さん
お かえり なさい
(女の子 )ウフフ (父親 )ただいま
(ホッ ジンズ )もう すぐ 帰って くる かな …
( 副 官 ) 昨日 から 今日 に かけ て 沿線 で 火事 が あった もよう です
場所 は 分かる か ?
(副官 )確認 させます
(ドア が 開く 音 )
動 い た か
(ヴァンダル )グランデッツァ 大 鉄橋
これ が 完成 し た から 南北 の 鉄道 が 通る ように なった んだ
(ヴァイオレット )イン テンス
何 だ ?
火事 か ?
(ヴァイオレット )違い ます
爆発 の 跡 が あり ます
(車掌 )ハッ !ん ん …
准将 閣下 に 伝えろ
“無事 潜入 に 成功 し た ”と
(兵士 )了解 し まし た
何で 動か ない の ?
(ベネディクト )近く で 火事 だって よ
(飛行機 の エンジン 音 )(ベネディクト )近く で 火事 だって よ
(飛行機 の エンジン 音 )
(カトレア )ん ?(飛行機 の エンジン 音 )
(カトレア )ん ?
ハッ !
ヴァンダル さん !あの 列車 の そば に 降ろし て ください
(ヴァンダル )ムチャ 言う な
同僚 が あの 中 に い ます お 願い し ます
(ヴァンダル )ん っ …
し ゃ ー ねえ つかまれ !
(副官 )確認 さ れ た だけ で 昨日 から 7 件 の 火災 が 起き て い ます
(ディート フリート )すべて 鉄道 周辺
しかも 徐々に こちら に 近づい てる な
(副官 )和平 反対派 です か ?(ディート フリート )ああ
次 は この 車両 を 狙って くる ぞ
敵 の 動き を 探る ため に 先行 偵察隊 を 線路 沿い に 送れ
(副官 )了解 し まし た ただちに 準備 させます
(カトレア )ヴァイオレット !
あなた どうして ここ に ?
カトレア さん は どこ に 向かわ れる の です か ?
え ?ガルダ リク と の 和平 調印 式 に
(ヴァイオレット )近く に 爆発 の 跡 が ありました
私 も 同行 し ます
ダメ よ あなた は 会社 に 戻る の
ですが …
(ディート フリート )なぜ 貴様 が ここ に いる ?
クトリガル の 任務 から 帰る 途中 で お 見かけ いたし ました ので
クトリガル だ と ?
(ヴァイオレット )任務 の 遂行 中 に ガルダ リク 軍 の 残党 を 見 まし た
(ディート フリート )確かに 見た の か ?
はい
(ディート フリート )話 を 聞かせろ
ヴァイオレット !あっ
あっ…
(ヴァイオレット )上空 から 爆発 痕 と 9 か所 の 黒煙 を 視認 し ました
やはり この 鉄道 を 足止め し て 直接 攻撃 する 気 か
前方 の 安全 が 確認 でき しだい 大至急 発進 させる
貴様 も さっさと 降りろ
(ヴァイオレット )その ような 状況 ならば 私 も …
大佐 !ご 命令 を
あっ…
(ディート フリート )貴様 は 今 も 命令 が 欲しい だけ の 道具 なんだ な
(ヴァイオレット )違い ます
私 は もう …
ん っ …
う せろ !
(伝令 兵 )ブーゲンビリア 海軍 大佐 から 報告 です
反対 派 と 思わ れ る 破壊 活動 が 鉄道 周辺 で 発生
特使 の 乗った 列車 を 狙って いる もよう
(エックハルト )何と しても 守り抜く ように 伝えろ
全軍 に 出動 準備
周辺 諸国 に も 連絡
再び 戦争 に だけ は させる な !
(兵士 )メルクロフ 准将 !
先行 部隊 から 連絡 です
(メルクロフ )うん
ディスタリィ を 出た 特別 列車 に 和平 使節 が 乗って い て
イシ ドル が 潜入 に 成功 し た
(兵士 たち )おお ー !
(メルクロフ )列車 を 襲撃 し て 和平 を 振り出し に 戻す
(副官 )出発 後 ディスタリィ 駅 で 爆発 発生
死傷 者 は なし
(ディート フリート )やはり か
何とか 今回 は 切り抜けた が 周辺 の 警戒 を 厳に しろ
誰 も 近づけ させる な
( 副 官 ) どこ で 仕掛ける つもり な の でしょ う ?
( ディート フリート ) 速度 が 落ちる 所
そして 破壊 さ れる と 復旧 が 難しい 所
グランデッツァ 大 鉄橋
トンネル は 建設 に 10 年 かかって いる
破壊 さ れ たら 南北 縦断 鉄道 は 当分 使用 不能 だ
(イシ ドル )現在 乗客 は ―
3 両目 1 番 と 2 番 の コンパートメント だけ で ―
1 番 に は 若い 男性 1名
2 番 に は 初老 の 男性 1 名
それ が 特使 だ と 思わ れ ます
兵士 は すべて 4 両目 以降 の 車両 です
分かった これ より 作戦 を 開始 する
(メルクロフ )行け !(兵士 たち )はっ
(機関士 )何 だ お前ら は !うっ …
( 銃声 )
(兵士 )敵 襲 !(副官 )ハッ !
(兵士 )4 号 車 後方 だ 急げ
外せ ぐずぐず する な
ん っ …兵力 の 一挙 無力化 を 狙って い た の か
(ベネディクト )今 の 揺れ は ?
ヴァイオレット ?
(ヴァイオレット )特使 様 を お 連れ いたし ます
お 2 人 は ここ に い て ください
あっ …
後方 で 数 人 前方 でも 物音 が し まし た
(ディート フリート )あっ …
残さ れ た 兵力 は ほぼ ゼロ に 近い
俺 が この 列車 を 止める
お前 は 中 の 人間 を 守れ
了解 し まし た
やはり 命令 が 欲しい だけ か ?
違い ます
(ディート フリート )違わ ない
貴様 は 道具 だ
俺 が “敵 を 皆殺し に しろ ”と 命じ たら ―
平然 と 殺す ん だろ ?
(ヴァイオレット )誰 も 殺し ませ ん
武器 は いり ません
道具 じゃ ない なら 何 だ と いう ん だ ?
う っ …う あっ …
貴様 ライデンシャフトリヒ の …
また 会った な
あの とき の クトリガル の ガキ は どう なった ?
ぶざま に 死んだ か ?
ふ っ !
お前 が 怒る こと ない だ ろ
あいつ が 死んだ ところ で 誰 も 悲しまない
(兵士 )あっ ああ …
あっ …
助かった
あっ …
(メルクロフ )ん ?
(メルクロフ )女 ?行け (兵士 )う っ …
(兵士 )う わっ (兵士 )う っ …
(兵士 )あっ …
思い出し た
私 は あれ を 戦場 で 見 た こと が ある
ライデンシャフトリヒ の 戦闘 人形
なぜ この ような こと を ?
(メルクロフ )お前 たち に 踏みにじられた もの を …
人 を 取り返す ため だ
また 戦争 を 始める 気 です か ?
お前 の 中 で 戦争 は 終わって いる の か ?
フンッ 心当たり が ある よう だ な
私 も お前 も 暴力 の 記憶 は ヤケド の よう に 残って ―
永遠 に 終わら ない
(ヴァイオレット )現実 で は 終わって い ます
(メルクロフ )終わった もの か
我々 は 戦争 が 終わり ―
死者 も 生者 も 栄光 に 迎え られる の を 夢見 て 戦って い た
だが 現実 は どう だ ?
上層 部 は 今や お前 たち の 言いなり
命 を 懸けて 民 を 守ろう と した 兵士たち は ―
役立たず と ののしられ 石 を 投げられる
我々 は すべて に 裏切ら れ 捨て られ た
ならば すべて を 破壊 し て 何 が 悪い ?
もう 誰 も 殺し たく あり ませ ん
かかれ
ん っ
( 兵士 ) うっ… N ( 兵士 ) おわっ
(兵士 )や ー !
あ あっ …
(兵士 )う わっ ああー !
(兵士 )ふん !(ヴァイオレット )うっ …
(兵士 )あっ …う っ …
ハァ ハァ …
う っ …
う っ …
ん ?
(兵士 )ふっ !(ヴァイオレット )うっ …
(兵士 )ん っ !(ヴァイオレット )う っ …
大事 な もの か ?
( 銃声 )
(兵士 )あっ …
(機関士 )イテテ …
おい 大丈夫 か ?
何 が 起こって ん だ よ …N(車体 が 揺れる 音 )
(ヴァイオレット )少佐
私 は …
死ね !
(銃声 )(メルクロフ )あっ …
う っ …
少佐 ?
(銃声 )(兵士たち )うわっ …
何 を し て いる !
( メルクロフ ) ああ … N ( 兵士 ) 准将 ! このっ
(兵士 )あっ …う っ …
(ヴァイオレット )う っ …
ディート フリート 大佐
自分 すら 守れ ない くせに 不 殺 とは おこがましい !
俺 の 弟 ギル は …
そんな ヤツ を 守ろう と した の か ?
もう 誰 も 殺し たく ない の です
少佐 の 命令 は “生きろ ”であって
“殺せ ”で は あり ませ ん
戦わ ない 殺せ ない 戦闘 人形 など ただ の 足手まとい で しかない !
だから ギル ベルト も 守れ なかった ん だ
お前 が ギル を 殺し た ん だ
だから お前 も 死んで しまえ !
早く 死ね !
ハァ ハァ …
(ヴァイオレット )少佐 は それ でも “生きろ ”と ―
おっしゃった の です
守り たかった !
私 も 守り たかった ん です !
う っ …
(イシ ドル )准将
(ディート フリート )ハッ !
(銃声 )(メルクロフ )イシ ドル
(ディート フリート )あっ !
(一同 )うわっ !
♪ ~ ~ ♪