Shiki Episode 11
( 郁美 ) 兼 正 よ ! あの 連中 が 厄 を 呼び込 ん だ ん だ わ !
( 静 信 ) 本当 に 神 に 見放さ れ た 存在 な の か ?
( 辰巳 ) 狩人 は 駄目 な の です 。
( 徹 ) どう だ ? 何 か よく ねえ ?
( 郁美 ) ハアーッ ! ! ことし の 初め に 夢 を 見 た わ 。 →
山 入 の 上 に 真っ黒 な 雲 が 浮 い て いる 夢 を 。 →
それ で 分かった の よ 。 絶対 山 入 で 不幸 が ある の だ と 。
( 男性 ) 確かに 山 入 は 住人 3 人 全員 が 亡くなり 壊滅 し まし た 。
不安 に なり わたし は 特別 に お 祈り を し た わ 。
嫌 な こと が 起こり ませ ん よう に と 。 →
そ したら ご 祈とう の 最中 に ヤモリ が 出 た の よ 。 →
それ も 二 度 ! !
兼 正 よ 。 兼 正 の 土地 に あんな 家 が 建った の が →
方角 的 に よく ない の よ 。 これ から もっと 悪い こと が 起こる わ !
( 男性 ) 郁美 さん に は 霊 能力 が ある と もっぱら の 噂 だ 。
( 男性 ) ぜひ わたし たち に 悪い こと が 起こら ぬ よ う →
お札 を 一筆 願え ませ ん か ?
は ぁ 。 しかたがない ね 。 →
これ を 玄関 や 窓 に お 張り 。
( 男性 ) おお ありがとう ござい ます !
( 郁美 ) 1 枚 3,000 円 だ よ 。
愛し ‥ 愛し 合う の さ もっと
激しい 渇き に 狂い そう
目 を 閉じ て 罪深き くちづけ
お前 の 匂い 狂わせる
真 夜中 に 目覚め て 狂気 愛 飲み干す
おい で この 腕 の 中 " あっ ち の 闇 は 苦い ぞ "
君 は 惑い 揺らめく
やがて 永遠 に なる " こっち の 闇 は 甘い ぞ "
僕 は 深く 突き刺す
おい で この 腕 の 中 " あっ ち の 闇 は 苦い よ "
君 は 惑い 揺らめく
( やす よ ) 安 森 工務 店 … 。 ついに →
徳次郎 さん 1 人 に なっちゃ っ た わ ね 。 →
節子 さん 良く なって き た から 治る ん じゃ ない か と 思って た のに 。
( 律子 ) 先生 何だか おかしく なかった です か ?
( 雪 ) 何 か 変 で し た ?
( 律子 ) これ まで なら 患者 さん が 亡くなったら →
すごく 悔し さ を にじま せ て い た わ 。
でも 今日 は まるで つき物 が 落ち た み たい に 落ち 着 い て … 。 →
いいえ 違う かしら 。 むしろ 何 か に 取りつか れ た よう な 感じ で 。
( 律子 ) はい 尾崎 医院 。 あっ 十和田 君 ?
( 十和田 ) すみません 。 僕 辞め ます 。
( 律子 ) えっ ! ?
先生 に 伝え て ください 。 もう 村 に いたく あり ませ ん 。
怖い ん です 。
怖い ?
《 違う 。 わたし 何 を 考え て いる の ? 》
《 十和田 君 の 言う 「 怖い 」 は 伝染 病 の こと よ 》
辞める ん です ね 十和田 君 。 ( 律子 ) うん … 。
( 聡子 ) 無理 ない か 。
( 清美 ) 事務 の 十和田 君 は わたし たち 看護 師 より →
伝染 病 へ の 対処 の 仕方 が 分から ない でしょ う し ね 。
( 孝江 ) 恭子 さん ! 恭子 さん ! ! 少し は お 掃除 を 手伝い なさい !
( 恭子 ) 申し訳 ござい ませ ん お 母 さま 。
あら 。 今日 は 素直 じゃ ない の 。
ええ 。 すてき な 話 を 聞き まし た の 。 ( 孝江 ) 何 です ?
ご存じ です わ よ ね ? 国道 に でき た 外 場 村 初 の コンビニ 。
( 孝江 ) あんな もの どうして … 。 つぶれ た じゃ あり ませ ん か 。
あんな 村 に 不釣り合い な もの を 造る の が 間違い な ん です 。
あそこ に 兼 正 の お 医者 さん が クリニック を 開業 する ん です って 。
な … ! ? 何で すって ぇ ~ ! !
ブフッ 。 →
アハハ ハハ ! 愉快 愉快 !
あなた の おかげ よ 。 面白い 話 を ありがとう 。
やっ ! 光栄 の 極み 。
( 結城 ) 伝染 病 ? ( 広沢 ) ああ 。 →
そう と しか 思え ない 死者 の 数 だ 。 子供 が 何 人 もって の も 異常 だ よ 。 →
あと 奇妙 な 引っ越し が 気 に なる ん だ 。
( 結城 ) 奇妙 な 引っ越し ? ( 広沢 ) ある 日 突然 生徒 が 休む 。 →
後日 「 引っ越し まし た 」 と 近親 者 を 名乗る 者 から 電話 が くる 。
( 広沢 ) そんな の が もう 8 件 だ 。 8 件 だ ぞ ?
もしかしたら 伝染 病 に 感づ い て 逃げ た と か … 。
( 田代 ) それ で 敏夫 を 呼び出し た わけ だ 。
何 つ って も あいつ は 医者 だ から ね 。
( 敏夫 ) よう 。 常連 ども が 集まって る な 。
何 だ お前 その 面 。 ひどい な 。
( 敏夫 ) ほっとけ 。 生まれつき だ 。 →
長谷川 さん 。 コーヒー 強 め の やつ 。 ( 長谷川 ) はい 。
( 田代 ) 何 か 寝 られ ない よう な 事態 な の か ?
うん ?
( 敏夫 ) 何 だ ? 話 って 。 ( 田代 ) いや その 何 と いう か →
ここ 最近 死人 が 多い じゃ ない か 。 ( 敏夫 ) そうだ な 。
( 田代 ) 伝染 病 って こと は ない の か な 。
もし 事情 が あって 伏せ て いる なら 俺 たち も 協力 する 。
ここ だけ の 話 に する から 。
伝染 病 で は ない よ 。 伝染 病 と いう の は →
伝染 病 予防 法 に 定め られ た 既存 の 感染 病 の こと だ 。
じゃあ 新種 って こと は ?
( 敏夫 ) だったら 大変 だ 。
今 は 何とも 言え ない よ 。 うかつ な こと も 言え ない し な 。
でも 敏夫 … !
( 敏夫 ) そうだ な 。 →
もしも 俺 の 家族 が 死 ん だ ら 火葬 に する ね 。
( ドア の 開閉 音 )
( 敏夫 ) 《 これ で いい 。 今 は まだ 伝染 病 と 思わ せ て おけ 》 →
《 いずれ に せよ もう 時間 が ない 》
( 郁美 ) 起き上がり だ よ 。 兼 正 は 起き上がり だった ん だ 。
( 玉恵 ) えっ ? お 母さん 何 ?
( 郁美 ) 兼 正 が 諸悪 の 根源 だ と いう のに →
寺 の 室井 も 尾崎 の 医者 も →
この 村 の 偉い 連中 は 何 もし やしない !
やる しか ない わ ね 。
やつ ら の 正体 を 知って いる の は わたし しか い ない 。
村 を 救う ため に わたし が 動 か なけ れ ば なら ない の よ !
やめ て よ ! ! お 母さん が 妙 な こと ばかり 言う から →
わたし まで 笑い もの に さ れ て … 。 わたし は … わたし は … !
《 フン ! この 子 は あの 男 に そっくり だ 》 →
《 気弱 で 愚 鈍 。 横柄 で 凡庸 な 男 の 元 へ わたし は 嫁 が さ れ た 》 →
《 何 の 華やぎ も なく 誉れ も ない 生活 》 →
《 わたし に 似 た 息子 2 人 は 幾 年 も たた ず に 死に →
残った の は 父親 に 似 て 利発 さ の かけら も ない 不 器量 な 娘 だけ 》 →
《 足かせ に も 似 た 夫 が 死 ん だ とき →
わたし の 女 と して の 人生 は 終わって い た 》 →
《 けれど 今 は 違う ! 》 →
《 わたし が この 村 を 救う ! 》
う わ あ ! な … 何 を する ん だい !
( 富雄 ) 二 度 と 来 ん な ! !
分か ん ない の かい ! あんた の 伯父さん は →
兼 正 の 起き上がり に 襲わ れ て 死 ん だ ん だ よ ! !
起き上がり と は ねぇ 。 いい の かい ? 大将 。
常連 客 を あんな ふう に 突き飛ばし て 。
常連 ! ? 客 ! ?
ドケチ の あの ババア が 一 度 だって 酒 代 を 払った こと が ある か ?
あんた 方 に たかって 飲 ん で 世 まい 言 を 話さ れ ちゃ →
こ ちと ら えらい 迷惑 な ん だ よ !
( 郁美 ) この ~ ! ! バカ に する ん じゃ な いわ よ !
( 篤 ) おい ! 何 し て や がん だ !
あんた の 知った こと じゃ ない わ 。 →
ヒィ !
今 店 を 蹴った だ ろ う が ! ええ ! ?
( 富雄 ) 篤 ! 相手 に す ん な ! ( 篤 ) チッ !
とっとと 帰 ん な ! で なきゃ これ を たらふく 飲む こと に なる ぜ 。
( 郁美 ) や … やめろ ! ヒャ ~ ! ( 篤 ) ハハハハハ !
( 郁美 ) チクショー ! 覚え て おいで ! →
今 に 誰 が 正しい の か 分から せ て やる ! !
さて … 。 敏夫 。
静 信 … ! 驚か す な よ 。 起き上がり か と 思った ぞ 。
( 静 信 ) 今日 の 節子 さん の 埋葬 の 後 ここ に 残って いた ん だ 。
お前 が 暴き に 来る だ ろ う と 思って 。
そう か 。 ちょうど いい お前 も 手伝え 。
( 静 信 ) 節子 さん を 掘り返し て どう する ?
もちろん 起き上がる か どう か 確認 する ん だ 。
そして もし 起き上がったら … 。 ( 静 信 ) 起き上がったら ?
村 の やつ ら の 前 に 突き出し て やる 。 こいつ ら こそ が 真 の 原因 だ と な !
敏夫 … 。
( 敏夫 ) そして ありとあらゆる 実験 を 行う 。 →
連中 の 弱点 は 何 か 。 どう やったら 死ぬ の か 。 →
全て を 明らか に して やる !
( 静 信 ) 節子 さん に そんな こと を する の は →
徳次郎 さん が 許さ ない はず だ よ 。
それ に … 彼ら は 生き て い た とき と 変わら なかった じゃ ない か 。
確かに 起き上がり は 人 を 襲う 。
でも 殺人 者 だ から と いって →
僕ら が 勝手 に 手 を 下し て も いい の だ ろ う か ?
起き上がり の 襲撃 と 殺人 を 一緒 に する な !
起き上がり を 裁く 法 など ない !
それ は 分かって いる ん だ それ は 。
( 敏夫 ) お前 は 臆病 に なって る だけ だ ! →
連中 が 死ぬ の は ひどく て 人 が 死ぬ の は ひどく ない の か ! ? →
連中 を 1 人 生かせ ば 犠牲 は 確実 に 連鎖 する !
お前 は 村 が 死に 絶え て も いい の か ! ?
う ぅ … 。
( 敏夫 ) 静 信 ! ?
すまない 敏夫 。
( 敏夫 ) おい !
( 敏夫 ) 《 村 が 死に 絶え て も いい の か ! ? 》
( ドア の 開く 音 )
( 沙 子 ) フフフ 。 室井 さん 。
( 静 信 ) 沙 子 … 。
涼しく なった わ 。 もう すっかり 秋 。
夜 の に おい が 急に 変わって き て いる もの 。
また 落ち込 ん で いる の ?
今日 も 慰め に 来 て くれ た の かい ?
そう よ 。 わたし 室井 さん の ファン だ もの 。
ねえ 。 今度 会ったら 聞こ う と 思って た の 。
今 どういう 小説 を 書 い てる の ?
荒野 を さまよう 男 の 話 。 →
弟 を 殺し て しまった 兄 が →
街 を 追放 さ れ て 荒野 を さまよう ん だ 。 →
その後 を 死 ん だ 弟 が 追って くる 。 そういう 話 。
( 沙 子 ) 死 ん だ 弟 が 幽霊 に なって ? ( 静 信 ) 幽霊 と は 少し 違う 。 →
屍 鬼 な ん だ 。 ( 沙 子 ) シキ ?
( 静 信 ) 屍 の 鬼 。 死体 が 起き上がって →
墓 から 出 て き た 存在 を そう 名付け た 。
幽霊 と は 違う の ね ? 幽霊 と 違って ちゃんと 体 が ある ん だ わ !
生き返った わけ で なく 死体 と して の 体 が !
けれど ソンビ の よう に 単なる 死体 でも なく て →
ちゃんと 精神 が 宿って い て 人間 と 等しい 存在 な の でしょ う ?
でも 人間 と は 違う 。 全然 異質 の 存在 ! →
フフフ 。 屍 鬼 。 いい わ とても いい 響き 。 →
気 に 入っちゃ っ た 。
モチーフ は 聖書 の 『 創世 記 』 でしょう ?
カイン と アベル 。 兄 の カイン が 弟 の アベル を 殺し て しまう お 話 。
沙 子 。 →
僕 も 今度 君 に 会ったら 聞こ う と 思って い た こと が ある ん だ 。
なあ に ?
( 静 信 ) 君 は アベル な の かい ?
僕 は 君 が 屍 鬼 だ と 思う 。
本当 に 室井 さん は ロマンチスト だ わ 。
( 弥栄子 ) おや 郁美 さん 。 今日 は どこ へ 行く ん だい ?
( 郁美 ) 安 森 の 徳次郎 さん の 所 へ ね 忠告 に 行く ん だ よ 。
( 弥栄子 ) 忠告 ?
( 郁美 ) ちょうど いい から あんた たち に も 言って おく よ 。 →
昨日 葬式 だった 安 森 の 節子 さん 。 彼女 は 起き上がる よ !
村 の 死 は 起き上がり の せい な ん だ 。
あんた たち も 気 を 付け なさい 。
もしも の こと が あれ ば うち に 来る と いい 。
あぁ ?
あんた たち ! まだ 分から ない の かい ?
この 店 の 連中 は 夜逃げ 同然 で 村 を 出 て いった 。
これ も 起き上がり が やった ん だ 。 兼 正 だ よ !
いい かい よ ー く 考え て みる ん だ 。
事実 だけ を つなぎ 合わせ れ ば 真実 は おのずと 見え て くる !
死人 が 増え 始め た の は いつ から だい ? ええ ? →
兼 正 が 越し て くる 前後 から だ よ !
あんた たち も 気付 い て いる はず だ よ ! →
なぜ 兼 正 は 夜 に しか 姿 を 見せ ない の か ? →
それ は あいつ ら が 起き上がり だ から だ !
いい かい ! 兼 正 の 連中 を たたき出さ ない 限り →
この 村 は 滅び て しまう よ !
もう 黙って 見 てる わけ に は いか ない ん だ 。
わたし は 何と して も 食い止める !
( 淳子 ) は ぁ … 。
( 郁美 ) ほっとく わけ に は いか ない よ ! →
起き上がり だ から ね !
あんた 安 森 の 淳子 だった わ ね 。 ( 淳子 ) え … ええ 。
( 郁美 ) 徳次郎 さん に 話 が ある の 。 ( 淳子 ) 今 は 体調 を 崩し て い て … 。
何 だって ! ? なら 徳次郎 さん は もう 間もなく 死ぬ よ 。
あっ … 。 変な こと 言わ ない で ください !
安 森 家 は 起き上がり に 魅 入ら れ た ん だ 。 →
節子 さん も 息子 も 孫 も 嫁 も みんな 死 ん だ でしょ う 。
残念 だ が 徳次郎 さん は 死ぬ 。
その 次 は 本家 で ある あんた の 家 の 番 だ !
あんた は この ところ 村 の 死人 たち を 診 て き た ね 。
( 敏夫 ) ああ 。 ( 郁美 ) 何 か つか ん で いる だ ろ ?
みんな の 前 で 言い な ! 起き上がり の 秘密 を !
( 敏夫 ) 隠し事 は ない よ 郁美 さん 。
( 郁美 ) 嘘 を 言う な ! この やぶ医者 が ! !
( 敏夫 ) 確かに 俺 は 多く の 命 を 救え て は い ない 。 →
やぶ医者 の 評価 は 甘んじ て 受け入れる しか ない な 。 →
だけど 死亡 診断 書 に →
死因 は 起き上がり だ なんて 書 い た こと は ない よ 。
村 の 有力 者 の くせ に また 何も し ない つもり か ?
俺 なり に 最善 を 尽くし てる よ 。
フン 。 あんた は 言い逃れ を し て い れ ば いい 。
この 村 は わたし が 救う !
兼 正 の 連中 を 引きずり出し →
やつ ら の 真実 を この 陽光 の 下 に さらし て やる !
起き上がり なんて 村 に 伝わる ただ の 迷信 だ 。
兼 正 … 。 いや 桐 敷 の ご 仁 が →
あんた の ざ れ 言 に 付き合って くれる なら →
生き て いる か 死 ん で いる か 脈 ぐらい なら 診 て やる よ 。
言った ね ! なら つい て おい で 。
やつ ら の 正体 を その 目 で 見る と いい !
( 郁美 ) 出 てき な さ ー い ! ! →
お前 たち が 何者 か わたし に は 分かって いる ! ! →
起き上がり ども ! ! ここ を 開けろ ! !
( 辰巳 ) あの … 何の 騒ぎ でしょう か ?
キエェー ! ! ( 辰巳 ) う わ あー !
( 郁美 ) お 待ち ! ! 隠れ て も 無駄 だ よ ! ! →
わたし が 正体 を 暴 い て やる ! ! 覚悟 おし ! キエェー ! !
( 門 が 開く 音 )
( 郁美 ) さあ 姿 を お 見せ ! !
( 長谷川 ) ほっとく わけ に も いか ない だ ろ 。
( 敏夫 ) ああ 。 ( 正 志郎 ) これ は 何事 です かな ? →
突然 大勢 で 押し掛け 妄言 を わめきたてる 。 →
それ が この 村 の 流儀 か ?
( 正 志郎 ) 失礼 だ が この 桐 敷 正 志郎 →
あきれ た 。
なぜ この 陽光 の 下 に 出 て こ られる の だ ! ?
昼間 に 出 て き た から って →
起き上がり で ない と 決まって ない よ !
キエェー ! ! 退散 ! !
これ は 何 を する もの です か ?
だ … だまさ れ ない よ ! 女房 と 子供 は どこ だい ! ?
あそこ に おり ます が 。 →
妻 と 娘 は 免疫 系 に 問題 を 持つ 難病 を 抱え て い ます 。 →
ここ へ 連れ て くる の は ご 容赦 願い たい 。
( 郁美 ) フン 。 ごまかす 気 だ ね
( 正 志郎 ) あなた は この 村 の お 医者 さま で し た ね 。
あなた も そう おっしゃる の です か ?
いいえ 。 申し訳 あり ませ ん 桐 敷 さ ん 。
この 村 に は 死者 が 蘇る 起き上がり と いう 伝承 が あり まし て ね →
この 郁美 さん は あなた 方 を それ と 思った よう です 。
( 正 志郎 ) わたし が 死人 に 見え ます か ?
( 敏夫 ) いいえ 。
失礼 と は 思い ます が 確認 さ せ て もらって も いい です か ?
そう すれ ば 郁美 さん も 納得 する と 思う 。
どうぞ 。
( 敏夫 ) 脈拍 も 呼吸 も 正常 だ 。 →
体温 も 申し分 ない 。 瞳孔 反射 も ある 。
郁美 さん 。 桐 敷 さん は 間違い なく 生き て いる よ 。
( 村人 ) よかった よかった 。
( 郁美 ) チクショー ! どうして みんな 分から ない の !
あいつ ら が 起き上がり な の は 分かりきった こと な のに !
( 女性 ) 助け て 郁美 さん ! 助け て … 家 が ! →
わたし の 家族 が 起き上がり に 襲わ れ てる の !
何 だって ! ?
郁美 さん の 言う とおり だった わ ! 助け て ! お 願い 早く !
お 母さん … 。 ( 郁美 ) わたし に 任せ て おいで ! →
どっち だい ! ( 女性 ) 三 之 橋 の 向こう 。
( 玉恵 ) お 母さん !
ハッ … !
大きな 夢 目指し 歩 い て い た
迷い 迷って 終わり の ない 旅
あの 時 は 雪 混じり の 雨 で
涙 か どう か わから なかった
さよなら もう 二 度 と 会え ない
私 が 、 選 ん だ 未来 へ また 一 歩 踏み出す よ
大きな 壁 を 超え て
好き だった のに どうして ?
「 最期 だ 」 なんて 言った の ?
今 で は ちゃんと わかる
だから ねぇ " walk " 強く . . .