Black Lagoon : The Second Barrage ( Black Lagoon Second Season ) Episode 12
( 電気 を 消す 音 )
( 鷲 峰 雪 緒 ( わし みね ゆき お ) ) 銀 さん
( 松崎 銀 次 ( まつ ざ き ぎん じ ) ) 起こし ち まい まし た か
不調 法 な もん で
お 嬢 が 描 い て くれ た 夢
“ この 薄汚 え 国 を 追 ん 出 た 外 ( と ) つ 国 に ― ”
“ 仁義 の 旗 を お っ 立て て ”
“ やがて 組 の 皆 も 呼び寄せ て 悪党 ども の 街 を 切り取 ろ う ”
いや あ 痛快 だった
だが あの ロシア の 兵隊 ども が どんな に 使える か
これ まで の 経緯 で 明らか だ
俺 は その 只中 ( ただなか ) を 斬り 抜け て
その 先 で バラライカ に タイマン を 挑む
あいつ こそ は この 白 鞘 が やり合う に ―
ふさわしい 相手 に ち げ え ねえ
( 雪 緒 ) 私 は ずっと 銀 さん と 一緒に ここ まで 来 まし た
だから これ から も 一緒 です よ
ロア ナプラ まで も です か ?
( 雪 緒 ) ええ
( ロック ) ハァ …
( バラライカ ) お 疲れ さま
おかげ で 仕事 は 滞り なく 終わり そう だ わ
私 の 仕事 は ここ まで
あと は モスクワ から の 後任 が 引き受ける わ
残念 ね あと の こと を 見物 でき ない の が
ほんと に 残念
( 銃声 )
( 安沢 ( やす ざ わ ) ) おい 石黒 ( いし ぐ ろ ) ここ に 入った 3 人 組
( 石黒 ) は ? 何 です か ?
“ は ? ” じゃ ない よ
さっき の は 白人 2 名 日本 人 1 名 照会 し た の か ?
ICPO の データ 当たって もらって る ん です が まだ …
( 安沢 ) 国際 担当 を よこす 話 は どう なって ん の よ ?
ええ 河野 ( こう の ) って の が
こっち へ 来る こと に は なって ん です が
鷲 峰 組 と 香 砂 ( こうさ ) 会 の 抗争 に は あの 白人 の 女 が 必ず 絡 ん でる
ひ ょっ と する と 足立 の ボウリング 場 乱射 事件 も だ
いい か とにかく 目 を 離さ ない で くれ
( 窓 を たたく 音 ) ( ロック ) あ …
何 です か ?
何 が ?
何 か 言 いた そ う に し てる の は あなた の ほう だ と 思った けど ?
気のせい か しら ね
( ロック ) う …
バラライカ さん
ロック それ は この 間 の 話 かしら ?
う っ あ …
( バラライカ ) 私 は もう あなた の 命 を 救って あげ てる わ
さらに それ 以上 の 望み 事 かしら ?
望 め る の なら
聞く だけ なら
( ロック ) 1 つ …
1 つ だけ 言わ せ て ください
もし このまま すべて が 収まる の なら
その 前 に …
鷲 峰 組 を 徹底 的 に たた い て ほしい
それ も 組 の 存続 が 不可能 に なる ほど
枯れ木 も 残ら ない ほど 徹底 的 に
それ のみ が 彼女 を …
解放 する
なるほど
なるほど なるほど
確か に
この 状況 下 で
姫君 を 正常 な 世界 へ と 帰還 さ せる 唯一 の 方法 だ
フフン
悪党 だ な ロック 正しい 判断 だ
いい 悪党 に なる ぞ お前 は
( ドア が 開く 音 )
( バラライカ ) ( 英語 )
お 待た せ し まし た
( 英語 )
長 ( な が ) の 会談 お 疲れ でしょ う
( 香 砂 政巳 ( まさみ ) ) いやいや
うち と し て も これ で 一応 の めど が 立つ って もん で
今 まで の こと は まっ 水 に 流し て ひと つ
うん ?
( 英語 )
( ロック ) 組長
( 英語 )
( ロック ) 我々 は 事後 の こと を 後任 へ 引き継が ね ば なり ませ ん が
( 香 砂 ) うん ?
( バラライカ ) ( 英語 )
不在 の 間 に 問題 が 起き た 場合
我々 と し て も 対処 し づらい こと に なり ます
( 英語 )
状態 が 知り たい の です
あなた 方 の 武装 の
( 英語 )
それ は 万全 です か ?
( 香 砂 ) いや まあ 大きな 声 じゃ 言 え ねえ が
そこ い ら の 組 に 比べりゃ ハジキ の 数 も 段違い だ
ああ ハワイ の 連中 から マシンガン だって 買った こと が ある
( 英語 )
( ロック ) 拝見 を
( 両角 ( もろ ずみ ) ) な っ ( 香 砂 ) 両角
( 両角 ) う っ へ い
う う
( 英語 )
弾 の 状態 も です
( 両角 ) ええ い
フン
フン ?
( 英語 )
( ロック ) なるほど 優秀 な ボディー ガード です ね
予備 の 銃 は お 持ち でしょ う か ?
( 両角 ) う … オヤジ
ここ まで 話 持って き て ズドン と やって も 得 が ねえ
あと が 面倒 だ 渡し て や ん な
ええ い
フンッ
( バラライカ ) ( 英語 )
( 英語 )
( 英語 )
あっ ええ … これ は ひどい 銃 です
( 香 砂 ・ 両角 ) な っ …
( 英語 )
( ロック ) まったく これ は ひどい
( 英語 )
( ロック ) 場末 の チンピラ でも これ は 持た ない
( バラライカ ) ( 英語 )
( ロック ) 無残 で
( バラライカ ) ( 英語 )
まったく おぞましい
( バラライカ ) ( 英語 )
考え た こと が あり ます か ?
( バラライカ ) ( 英語 )
( ロック ) こんな 銃 で 撃た れる 者 の 気持ち を
( 両角 ) ぬ お っ
( 香 砂 ) ああ … ( バラライカ ) ( 英語 )
やめ だ
こんな ひどい 銃 を
恥ずかし げ も なく 持って いる 連中 と
共闘 など でき ん
( 銃声 ) ( 警官 たち ) おお ?
安沢 さん 銃声 だ
執行 !
邸 内 へ 入れ
( 銃声 ) ( 警官 たち ) おお
( 警官 ) 開け なさい ! ここ を 開けろ
( 銃声 ) ( 香 砂 会 組員 ) ああ
( 銃声 ) ( 香 砂 会 組員 ) う わ あ
( 警官 ) 開け なさい
ここ を 開けろ 強制 執行 へ 入る ぞ !
( バラライカ ) おや ? なかなか 悪く ない な この 銃 は
軍曹 時間 は ?
( ボリス ) 問題 あり ませ ん 大尉 殿
しかし 大 頭 目 へ の 説明 は ?
( バラライカ ) ピョートル は 私 に
“ 戦争 を やれ 焼け野原 に しろ ” と 言った
それ を 忠実 に 守った だけ だ
( バラライカ ) ロック ( ロック ) あ …
( バラライカ ) これ は お前 の 銃 だ
記念 に 持って く か ?
( ロック ) 銃 は 好き じゃ ない し
持ち 慣れ ない もの は 持た ない 主義 だ
ただ …
この 引き金 を 引 い た こと を 忘れ た り し ませ ん よ
これ は お返し し ます
フッ
軍曹 その 銃 も ここ へ 捨て て いけ
基地 に 帰 投 する
( 香 砂 組 組員 ) う う … ああ !
邸 内 の 者 全員 動く な
本庁 4 課 の 安沢 だ
本庁 警備 部 1 課 本件 担当 の 石黒 です
今 の 発砲 音 に つい て 事情 を お 聞か せ 願い たい
同行 を
時間 は ?
( ボリス 軍曹 ) ジャスト タイム です
( バラライカ ) ロック 鷲 峰 の 娘 御 に 伝えろ
ホテル ・ モスクワ は 現 刻 を もって
一方的 に 戦闘 を 停止 する
お前 が 根絶 を 願う 鷲 峰 組 は
既に バラバラ に なって 地下 に 潜った
お前 が 考える 以上 に 柔軟 な 思考 を する 小 娘 だ ぞ
ブル ガジ ビリ が 得 た 捕虜 情報 で は
組員 ども は こう 信じ て いる と 言う
“ やがて 姫君 が 自分 たち を 誘 ( いざ な ) って ”
“ ロア ナプラ に 旗 を 立てる の だ ” と
より に よって ―
あの ロア ナプラ へ だ ぞ ? フフフ
( バラライカ の 笑い声 )
( 警官 たち ) ああ
( バラライカ ) 迎え が 来る
道 を 空けろ 文民 警官 ども
( 安沢 ) おい 話 は まだ …
( ワジリーノフ ) お 待た せ いたし まし た
狸 穴 ( まみ あな ) で 大使 が お 待ち です ミス ・ ヴラディ レーナ
おい 待て
ダメ だ 安沢 さん 外 ナンバー です
( レヴィ ) ロック !
( ロック ) えい ( 警官 ) おい お前
( 警官 ) 待て
( 警官 ) 捕 縛 ! そい つ を 捕 縛 しろ
( バラライカ ) わめく な !
用 が ある の は 我々 だ ろ う ?
ザコ ごとき に 気 を 取ら れる な
それでは ご機嫌よう ミスター 民 警
ご用 が お あり の 際 は ロシア 連邦 大使 館 一 等 書記 官
V ・ N ・ ワジリーノフ まで いつ でも お 気軽 に
( 河野 ) ハァ ハァ
( 河野 ) 失礼 ( 警官 ) おい
( 河野 ) クソッ 間に合わ なかった か
あんた は ?
国 捜 の 河野 です
どう し て 発砲 を 確認 し ながら 逮捕 し なかった ん です か ?
現場 ( げんじょう ) は 邸 内 だった ん だ 任意 しか ない
あいつ は 一体 誰 な ん だ 面 は 割れ た の か ?
あれ は 大変 な 大物 だ
モスクワ に 本拠 を 持ち
チェチェン や ニューヨーク に も 強力 な 地盤 を 持つ ―
マフィア 組織 ホテル ・ モスクワ
奴 は 通称 バラライカ
ホテル ・ モスクワ の 大 幹部 だ
何 ?
クソッ う う …
緊 配 現 本 より センター 至急 報 で 警ら 中 各 PC へ 連絡
顔写真 の 撮影 は ? 面 貌 ( めん ぼう ) は 抑え まし た か ?
いや
じゃあ モンタージュ でも 何でも
日本 人 の 身元 だけ でも 特定 し て やる
( ロック ) レヴィ
彼女 に 戦争 終結 を 伝え なきゃ いけ ない ん だ
( レヴィ ) バカ 言う な
30 分 オーバー で この 一帯 は 無菌 室 に なる
面会 謝絶 だ
時間 が ねえ 連絡 は 船 から しろ
出港 時刻 が 近い
しかし …
( 衝突 する 音 )
( ロック ) あっ ああ …
( 雪 緒 ) 岡島 ( お かじ ま ) さん
ゆ … 雪 緒 ちゃん ?
( 機銃 音 ) ( ロック ) う う …
( 雪 緒 ) 岡島 さん ( ロック ) うん ?
マリア ・ ザレスカ 号 へ の 案内 を お 願い し ます
お 嬢
( レヴィ ) う っ う う …
( 機銃 音 )
( 爆発 音 )
( レヴィ ) クッソ 信じ られ ねえ
ハイスクール の 女 学生 に まで 拉致 られ や がった
( 銃声 )
運転 まで する の か ?
不良 でしょ ? 私
雪 緒 ちゃん あの ロア ナプラ うんぬん と いう ―
茶 番 は 何 な ん だ
俺 は 君 の 言う とおり 夕闇 に 立って いる
だから 見える こと も ある ん だ
楽し そう でしょ ?
ホテル ・ モスクワ は 戦闘 終結 を 宣言 し た
終わった ん だ ぞ
バラライカ の そんな 言葉 が 何 の 約束 に なる と ?
あっ 雪 緒 ちゃん
すべて の 約束 を 反 故 ( ほご ) に し 裏切り
信義 に つば を 吐 い た あの 狂 犬 を
誰 に 信用 しろ と おっしゃる の です か ?
( クラクション の 音 ) ( レヴィ ) う っ う う …
( 銃声 )
( クラクション の 音 ) ( レヴィ ) チッ ヘイヘイ
( 銃声 )
ホールドアップ な ん だ よ
( レヴィ ) 分か ん ねえ の か ( 銃声 )
( 雪 緒 ) ロア ナプラ で 組 再興 うんぬん を
本心 から 信じ られる なら ば それ も 一興 だった でしょ う が
しょせん ひと 場 の うた かた
私 と 銀 さん の 2 人 が いる 限り
鷲 峰 が 代 紋 鷲 峰 が 看板 は ここ に あり
地 に 落ち て は おり ませ ん
( ロック ) 結局 そこ に 戻る の か ?
私 は 最初 から 夜 の 側 に 生まれ 夜 と 共に 育った
こう いう 生き 方 を し て みよ う など と いう ―
戯れ なら ば いくら も 楽しみ まし た わ
しょせん これ が 現実 の 道
ホテル ・ モスクワ の 前 で は 俺 に 人質 と し て の 価値 など ない ぞ
ならば 弾 よけ に もしくは 見届け て いた だ けれ ば
この 乾 坤 一 擲 ( けん こん いって き ) の 行く末 を
単なる 虐殺 が ある だけ な ん だ ぞ
そこ に 咲か せる 花 も ある
お 忘れ です か ? 岡島 さん
私 たち は ヤクザ な ん です よ
クソッ
諸君 作戦 終了 だ
ロア ナプラ へ 帰 投 しよ う
( ホテル ・ モスクワ 組員 の 喜ぶ 声 )
( クラクション の 音 ) ( 銀 次 ) お 嬢
逃がす か よ
お 嬢
( 雪 緒 ) この タイマン で
先 に ブレーキ を 踏む わけ に は いか ない
いい加減 に しろ !
ロック 言った だ ろ
そい つ は もう 歩く 死人 な の さ
レヴィ
聞け ば 香 砂 会 は 内紛 に よって 消滅 し た と の こと
ですが 組 の 重鎮 若 頭 坂東 次男 ( ばん どう つぎ お ) を 裏切り
非道 に ほ ふった 者 は まだ 生き て いる
怨敵 ホテル ・ モスクワ が 首 魁 ( しゅ かい ) バラライカ
侠 ( きょう ) に 生き 仁 を 貫き 義 に 報いる が 我ら の 誇り
縛ら れ なけ れ ば なら ない 義理 なんて ない
そんな もの は 建前 だ ろ
( 雪 緒 ) どう か 道 を お 譲り ください
( ロック ) う う …
銀 さん
( 船 の 汽笛 )
( カモメ の 鳴き声 ) ( 銃声 )
( 銃声 )
( 銀 次 ) ハッ
( レヴィ ) フフッ
( 銃声 )
( ロック ) 銀 さん は 既に 君 と 共に は い ない
( 銃声 )
( 銀 次 ) ハッ ( レヴィ ) う う
( レヴィ ) う う …
フッ
( 銀 次 ) ハァ ( レヴィ ) フン
( レヴィ ) う わ あ ( 銃声 )
( 銃声 )
クッ …
( 銀 次 ) ハァ ハァ …
お 嬢 を 連れ て くる ん じゃ なかった な
俺 たちゃ とどのつまり みんな こう だ
どこ まで いって も まとも じゃ ねえ
俺 たち み て え の しか い ちゃ いけ ねえ 場所 だ
そう いう 場所 だ
そう は 思わ ねえ か ? 姉さん
君 が バラライカ さん と 同じ 道 を 歩ま ない 方法 なら あった
君 は それ を 選ぶ もの だ と 思って い た
それ が 俺 の 思い違い だ
ここ に 君 が いる の は
ヤクザ と し て の メンツ の ため なんか じゃ ない
君 は 夜 に 同化 しよ う と し て あ がい た
その ため だ
( レヴィ ) え いっ ( 銃声 )
( 銀 次 ) い やっ ( レヴィ ) ええ い
( 銃声 )
( ロック ) 俺 は 夕闇 に 立って いる
だからこそ 見える こと も ある
君 は 銀 さん に 刀 を 捨て させ 共に 逃げる べき だった
そして 2 人 で 旅 の テキ 屋 に なり
遠い 土地 を 巡って 店 を 出す
それ も お 笑い じゃあ あり ませ ん か
( 銀 次 ) えい
( レヴィ ) う わ あ
( ロック ) 笑い話 な もん か
本当 の 君 は どこ に いる !
( 雪 緒 ) ええ
そう やって 生き られ た なら と 思う こと は たくさん ある
でも 私 は 既に サイコロ を 投げ て しまった
( 雪 緒 ) 私 高市 ( た か まち ) が ずっと 続け ば いい な って
そんな こと ばかり 考え て た ん です よ
おはやし が あって お 店 が 出 て て
銀 さん が い たら それ は 多分 楽しい
ヘヘッ
( 銃声 )
遅い 遅かった ぜ
あたし ら の 行き着く 果て なんて
泥 の 棺桶 ( かんおけ ) だけ だって のに よ
お前
生きよ う と し た な
しくじった
ハァ ハァ
( ロック ) レヴィ ! レヴィ
ああ … ハァ ハァ
オーライ だ
クソッ 目 の 前 が 暗い
あの 女 の ひと言 を 引き出し た ―
お前 の あれ が 本当 の 弾丸 だ
あれ が なきゃ 転がって ん の は 今頃 … う っ
しゃべる な
少し 痛む ぞ 我慢 しろ
( ロック ) う う っ ( レヴィ ) う わ あ
( ロック ) 足 を 上げろ レヴィ
もう 一 度 縛り 直す
( 雪 緒 ) どう し て …
( ロック ) ああ ? ( レヴィ ) あっ
( 雪 緒 ) こんな こと に なっちゃ っ た ん でしょ う ね
( ロック ) 君 の いびつ さ は
こう あれ ば と 願う 自分 の ウソ で
自分 を だまし き れ ない ほど
頭 が よ すぎ た こと だ
11 人
( ロック ) うん ?
サイコロ を 投げ た あの 夜 以来
私 の 命 で 殺 ( あや ) め て しまった 人 の 数 です
俺 たち の 街 に は
そんな 人間 ばかり が 吹き だまって 生き て いる
覚め て しまった 今 と なって は 遠 すぎる ん です
その 土地 は
苦労 を お かけ いた し まし た
( 雪 緒 ) これ にて ( ロック ) あ あっ
( 雪 緒 ) 一切 の 騒動 落着 を
あいつ を 見る な ロック 傷 に なる
( 刀 を 突き刺す 音 ) ( 雪 緒 ) う う っ
う っ あ …
う う
あっ …
( 船 の 汽笛 )
( ダッチ ) ロック か
もう 1 万 年 も 会って ない 気 が する ぜ
( ダッチ ) どう だ ? あの カナダ 系 中国 人 名義 の パスポート
役 に 立った だ ろ ?
( ロック ) ダッチ
( ダッチ ) ああ 聞い てる
( ロック ) “ 人 は サイコロ と 同じ で ”
“ 自ら を 人生 へ と 投げ込む ”
そう 言った フランス 人 の こと を 知って る か ?
ジャン = ポール ・ サルトル 実存 主義 派 の 哲学 者
だが 俺 に グッと くる の は
“ 3 つ の 籠 に 5 個 の 卵 を 詰め込む 奴 に は ”
“ 早め に 風穴 を 開ける べし ”
その 言葉 の ほう だ
( ロッチ ) ああ そう だ な
( ダッチ ) 戻ったら すぐ に 仕事 が 待って る
明後日 まで に ザムイ に 銃 を ひと 山 届ける 算段 だ
( ロック ) ああ じゃあ ( 受話器 を 置く 音 )
( レヴィ ) フライト の 時刻 だ ぜ 相棒
♪ ~
~ ♪
( ベニー ) ミス ・ バラライカ から 君 に だ
この ロア ナプラ って 街 は
銃 の 力 と 酒 の 力
野蛮 な 力 で すべて を 吹き飛ばし て しま える ―
ステキ な 場所 だ
そんなに 悪い もん じゃ ない
そう 思い 始め てる ん だ
( ロック ) ああ 悪く ない
俺 は ここ で 夕闇 の 中 から
起こる すべて を 見届けよ う と 思う
じゃ 繰り出 そ う じゃ ない か
僕ら の 街 に
( エダ ) で ? どう だった の よ 日本 は
ああ バラライカ の 姉 御 が い て
あたし ら が い て どこ も 同じ さ
( エダ ) 何 言って ん だ よ ロック の こった よ
あん だけ 2 人 で 出かけ て て よ ?
な っ 今度 こそ ヤ った ん だ ろ ?
( レヴィ ) 言い たく ねえ
( エダ ) あれ ? フフ
アッハハハ
お め え と き たら よ アッハハ
くたばり や がれ
あたし ら 悪党 は
そう 簡単 に は 死な ねえ ん だ よ バンッ
( 銃声 )