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ローゼンメイデン (2013), Rozen Maiden Zuruckspulen Episode 2

Rozen Maiden Zuruckspulen Episode 2

( ジュン ) まき ます か まき ませ ん か ?

< 違う >

< 何 か が 違う >

< 僕 が いる べき 場所 は きっと ここ じゃ ない >

( 店長 ) 個室 しか ない から さ

( 斉藤 ) え ~ ウソ でしょ 店長 いや ホント ホント

だから さ 今度 一緒 に その 店 に 行って みよ う って

ああ … どう し よっ かな

もちろん 俺 の おごり で さ

いらっしゃい ませ … N 何 だ お前 か

挨拶 くらい しろ よ おはよう ございます

バック ヤード に 仕事 たまって っ かんな

あの 人 いつも 静か です よ ね

≪ ( 店長 ) 別に いい って 優しい 言い 方 し なく て →

ああいう の は 暗い って いう ん だ よ ≪ ( 斉藤 ) は あ …

≪ ( 店長 ) あいつ が 来る と 店 も 暗く なる って いう か →

ウザ い ん だ よ ね

≪ ( 斉藤 ) そんな … N 面接 し た の 店長 じゃ ない です か

≪ ( 店長 ) しょうが ねえ じゃ ん 男 は あいつ しか 来 なかった もん

< あいつ 今日 も まとも に 働か ない >

< バカ 高卒 の 雇わ れ 店長 の くせ に >

いらっしゃい ませ

< いっ つ も 同じ 自慢 話 で >

< バイト の 女の子 みんな に コナ かけ てる >

< それ を 勘違い し てる 女 も ウザ い し バカ ばっ か だ な >

≪ ( 店長 ) そう いや さ 斉藤 ちゃん 知って た ? →

あいつ 高校 行って ない ん だ ぜ

≪ ( 斉藤 ) でも 確か 大学生 だって …

≪ ( 店長 ) マジマジ 履歴 書 見 た もん 大 検 取った らし いよ

≪ ( 斉藤 ) そう なん です か

≪ ( 店長 ) 俺 が 思う に あれ は 中学 時代 →

引きこもり か 不 登校 だった ね →

いじめ られ て た ん じゃ ねえ の

≪ ( 斉藤 ) 店長 聞こえ ます よ ≪ ( 店長 ) いい の いい の →

いじめ られ た ヤツ って 目 見 れ ば 分 かん だ よ →

人 と 目 合わせ ねえ し 合わせ て も ど っか キョド って →

自信 な さ そう で さ ホント しょ う も ねえ よ

< こんな はず じゃ なかった のに な …>

< ただ 繰り返し の 毎日 が 外 に 出 れ ば 変わる と 思って た >

< それ を 僕 は 時間 は かかった けど やり遂げ た ん だ >

< な のに …>

< 小学校 の 成績 は よかった ん だ >

< あの 中学 の 2 年間 さえ なけ れ ば >

< あの ころ から やり 直せ たら な >

《 ( 女の子 の 笑い声 ) 》

( 女子 学生 A ) あれ そう なん だって

≪ ( 女子 学生 B ) え ~ ウソ ~→

あ ッ あんな 人 い た っけ ?

≪ ( 男子 学生 ) ああ 名前 知ら ん けど

≪ ( A ) いっ つ も 1 人 で いる よ ね 友達 いな さ そう

≪ ( 男子 学生 ) オタク じゃ ねえ の ≪ ( B ) ちょっと 聞こえる よ

≪ ( 男子 学生 ) いい じゃ ん 別に

< こんな バカ しか い ない ところ 来る つもり じゃ なかった >

( 斉藤 ) レシート と お釣り です

ありがとう ござい まし た

あの …

今 お 店 ヒマ だ から 少し 手伝い ま しょ う か

いい 別に

うん …

( ドア が 開く )

店長 この ダンボール って

うん ? ああ それ

返本 し た ん だ けど 戻って き ちゃ って さ

聞い た こ と ない 出版 社 だ し 適当 に 捨て とい て くれよ

え ッ ?

< いい の か よ >

< ああ よく ある よ な こういう 雑誌 >

< たいがい 途中 で やめ ちゃ う ん だ >

< ローゼン … 何 だ ? >

< 気持ち 悪 ッ >

( ラプラス の 魔 ) 「 ローゼン メイデン と は 」

「 名 人形 師 ・ ローゼン に よって 作ら れ た 7 体 の 人形 」

「 多く の 謎 と 神秘 に 彩ら れ た 幻 の アンティーク ドール 」

「 それ が 今 あなた の 手 で よみがえる の です 」

< 何 だ 今 の … 乱 丁 ? >

< いや この 感覚 …>

< いつか どこ か で 同じ 質問 を さ れ た よう な >

( 店長 ) おい こっち 手伝え よ

あ ッ すみません

宅配 便 ?

大家 が 勝手 に 部屋 に 入った の か ?

どうせ また 実家 から いら ん もの 送って …

あ ッ !

な ッ 何で …

どういう …

第 2 号 ?

か ッ カバン ?

「 少女 の つくり 方 」

「 第 2 号 の 付録 は 完成 し た ドール を 収納 できる カバン と 」

「 そして … 」

「 どうぞ フタ を 開け て み て ください 」

何 これ

「 ローゼン メイデン に 共通 し て いる の は 大腿部 に 刻ま れ た サイン 」

大腿部 …

太もも ! ?

「 毎 号 届く パーツ を すべて 集め て つくる 」

「 あなた だけ の ローゼン メイデン 」

「 お 届け する の は 第 5 ドール 真 紅 」

真 紅 …

作れ った って どう やって

道具 も ついて る の か

「 どうぞ あなた 様 の 手 で 」

「 真 紅 を 眠り から 目覚め させ て ください 」

< 昨日 は 根 詰め すぎ た な >

< やすり の せい で 右手 が 痛い >

ちょっと お 兄さん

あ ッ … すみません

880 円 です

ありがとう ござい まし た

≪ ( 客 ) ちょっと お釣り

あ ッ すみません

早く 帰り たい

≪ ( 斉藤 ) どう し た ん です か ね 最近 すごく 疲れ てる みたい

そう ? もともと あんな だ ろ は あ …

あ ッ で レジ 金 1200 円 合わ ない ん です けど

うん ? そう →

俺 今 日 レジ 打ち し て ない から 合わせ て から あがって ね

でも … N じゃ お 疲れ

もしもし 俺 どこ 集まって ん の ?

あ ッ 見つけ た

ここ 二 重 打ち

え ッ … あ ッ ありがとう

あの …

この 間 ごめん ね え ッ ?

店長 が 感じ 悪い こと 言って た とき 一緒 に 笑ったり し て

ああ 別に

私 あの … N お 疲れ さま

< 今日 も つくら なきゃ なら ない の に 残業 なんか し て られる か よ >

≪ ( 斉藤 ) あ ッ あの 桜田 君

途中 まで 一緒 に 帰って いい ?

ダメ な ん だ 私

今日 も 店長 が 桜田 君 の こと

あいつ は 大学 に 行って ない から 退学 決定 と か 言って て

ちゃんと 反論 と か でき たら い い ん です けど

月謝 の こと 考える と クビ に なる の 怖く て つい …

月謝 学校 の ?

う うん 劇団 の 養成 所

そこ の 月謝 と 生活 費 稼が なきゃ いけない から さ

バイト 1 つ でも 切ら れ たら ヤバ い ん だ

劇団 て 斉藤 さん 女優 さん ?

いやいや 全然 準 劇団 員

公演 だって 身内 しか 来 ない よう な レベル だ し

でも すごい よ

≪ ( 斉藤 ) うち に 余裕 が あったら 私 も 大学生 に なり たかった けど ね

僕 み たい な 三流 大 じゃ 行く 意味 ない かな

みんな サークル と か なれ合って ばっ か で

≪ ( 斉藤 ) そういう の 味わって み たい じゃ ん

何 か 今 は 芝居 より バイト の 時間 の ほう が 長く て さ

いい な 好き な ことに 思いっきり 時間 使え て

そんな …

あ ッ 私 こっち だ から じゃ あね

最近 授業 に 出 て ない の は ホント だ し

( 真 紅 ) 「 その 叔父さん が 久しぶり に 帰って き た 」

「 揺れる 板 の 橋 を 渡る の 」

「 甲板 は 少し なまぐさい 」

あれ 今日 は 来 て ない の か な

これ じゃ 続き つくれ ない じゃ ない か

まったく …

クソッ

何 だ よ

《 ≪ ( 斉藤 ) いい な 好き な こと に 思いっきり 時間 使え て 》

( 携帯 着信 )

この アドレス 僕 が 中学 の ころ に 使って い た …

見つける の に 苦労 し た ?

桜田 ジュン ?

中学 の ころ の 僕 から の メール ?

( 笑う )

な わけない だ ろ

( お 湯 が 沸く )

( 携帯 着信 )

返信 は や ッ

「 そうだ よ 」

「 中学 の とき に 紙 に 丸 を つけ た の 覚え て ない か ? 」

「 お前 は まか なかった 世界 の 僕 で 」

「 僕 は まい た 世界 の 僕 」

「 時間 の 流れ が ちょっと 違う けど 僕 は 中学 時代 の お前 な ん だ 」

< あっさり 言って くれる な >

「 簡単 に 説明 する ぞ 」

「 ローゼン メイデン は 全部 で 7 体 」

「 第 1 ドール 水銀 燈 」

「 第 2 ドール 金糸 雀 」

「 第 3 ドール 翠 星 石 」

「 第 4 ドール 蒼 星 石 」

「 第 5 ドール 真 紅 」

「 第 6 ドール 雛 苺 」

「 最後 に 第 7 ドール 雪 華 綺 晶 」

「 こいつ が クセ モノ だ 」

あの 雑誌 に も ローゼン メイデン が どう と かって

書 い て あった っけ

「 人形 達 は アリス ゲーム と いう 名 の もと に 戦って い て 」

「 ローザ ミス ティカ と いう お互い の 魂 の かけら を 奪い合って る 」

「 ただ 一 人 の 勝者 だけ が アリス と いう 至高 の 少女 に なれる 」

「 人形 達 の 戦い に は 力 の 媒介 に なる 人間 が 必要 で 」

「 1 体 に 1 人 ずつ マスター が つく 」

「 僕 は まい た こと で 真 紅 の マスター に なった 」

「 ここ まで 分かった ? 」

分かる わけな い だ ろ

かわいく ねえ 昔 の 僕 って こんな な の か ?

< つい マジ レス し ちゃ って る けど イタズラ だったら どう す ん だ よ >

< まあ いい や 振り込め って 言いだす まで つきあって やる か >

え ッ 何 これ

ちょ っ … 続き は ?

くだ ん ね や っぱ イタズラ かな

( 物音 )

な ッ 何 だ よ …

ウソ だ ろ …

♪♪~

( 店長 ) 今日 も 癒 やし の ひととき を ( 斉藤 ) ブックスタキワ プレゼンツ 店 内 放送 →

店長 の 肩 に のって る 女の子 です が

( 店長 ) 言い 方 が 怖い よ ( 斉藤 ) よく 見 たら お 人形 です ね

( 店長 ) 彼女 ナンバー 3 から の プレゼント さ

( 斉藤 ) ナンバー いく つ まで いる ん です か ?

( 店長 ) 斉藤 ちゃん も 入る ? ( 斉藤 ) 丁重 に お 断り し ます →

よく でき た お 人形 です ね

( 店長 ) 私 と 思って かわいがって と それ 以来 会って くれ なく て

( 斉藤 ) 距離 を 置 こ う って こと じゃ …

( 店長 ) え ッ ! ? ( 斉藤 ) それでは また


Rozen Maiden Zuruckspulen Episode 2

( ジュン ) まき ます か まき ませ ん か ? "Will you wind, or will you not?"

< 違う > ちがう Something's wrong...

< 何 か が 違う > なん|||ちがう There's definitely something wrong.

< 僕 が いる べき 場所 は きっと ここ じゃ ない > ぼく||||ばしょ||||| I'm sure that there's someplace else that I'm supposed to be.

( 店長 ) 個室 しか ない から さ てんちょう|こしつ|||| It's all private rooms.

( 斉藤 ) え ~ ウソ でしょ 店長 いや ホント ホント さいとう||うそ||てんちょう||ほんと|ほんと

だから さ 今度 一緒 に その 店 に 行って みよ う って ||こんど|いっしょ|||てん||おこなって||| Like I was saying, let's go.

ああ … どう し よっ かな Well, let me think about it.

もちろん 俺 の おごり で さ |おれ||||

いらっしゃい ませ …\ N 何 だ お前 か |||なん||おまえ| Welc-

挨拶 くらい しろ よ おはよう ございます あいさつ||||| Say something, will ya?

バック ヤード に 仕事 たまって っ かんな ばっく|やーど||しごと||| There's a bunch of stuff for you to do out back.

あの 人 いつも 静か です よ ね |じん||しずか|||

≪ ( 店長 ) 別に いい って 優しい 言い 方 し なく て → てんちょう|べつに|||やさしい|いい|かた|||

ああいう の は 暗い って いう ん だ よ ≪ ( 斉藤 ) は あ … |||くらい||||||さいとう|| He's just what you'd call an emo.

≪ ( 店長 ) あいつ が 来る と 店 も 暗く なる って いう か → てんちょう|||くる||てん||くらく|||| He always brings his gloomy mood with him to the shop and honestly it's ticking me off.

ウザ い ん だ よ ね

≪ ( 斉藤 ) そんな …\ N 面接 し た の 店長 じゃ ない です か さいとう|||めんせつ||||てんちょう||||

≪ ( 店長 ) しょうが ねえ じゃ ん 男 は あいつ しか 来 なかった もん てんちょう|||||おとこ||||らい|| Like I had any other choice. He was the only guy to apply.

< あいつ 今日 も まとも に 働か ない > |きょう||||はたらか| He's slacking off as usual.

< バカ 高卒 の 雇わ れ 店長 の くせ に > ばか|こうそつ||やとわ||てんちょう||| I don't need to take this from a hired shopkeeper who hasn't even gone to college.

いらっしゃい ませ Welcome.

< いっ つ も 同じ 自慢 話 で > |||おなじ|じまん|はなし| He boasts the same old stories to every girl who comes to work part-time.

< バイト の 女の子 みんな に コナ かけ てる > ばいと||おんなのこ|||||

< それ を 勘違い し てる 女 も ウザ い し バカ ばっ か だ な > ||かんちがい|||おんな|||||ばか|||| The girls who take him seriously are stupid as well.

≪ ( 店長 ) そう いや さ 斉藤 ちゃん 知って た ? → てんちょう||||さいとう||しって| Oh yeah, Saitou-chan. Let me tell you something.

あいつ 高校 行って ない ん だ ぜ |こうこう|おこなって|||| That guy's never been to high school.

≪ ( 斉藤 ) でも 確か 大学生 だって … さいとう||たしか|だいがくせい|

≪ ( 店長 ) マジマジ 履歴 書 見 た もん 大 検 取った らし いよ てんちょう||りれき|しょ|み|||だい|けん|とった|| Swear it's true. I saw it in his résumé.

≪ ( 斉藤 ) そう なん です か さいとう|||| I didn't know that.

≪ ( 店長 ) 俺 が 思う に あれ は 中学 時代 → てんちょう|おれ||おもう||||ちゅうがく|じだい My take is that he was either a shut-in or just plain refused to go to school when he was in junior high.

引きこもり か 不 登校 だった ね → ひきこもり||ふ|とうこう||

いじめ られ て た ん じゃ ねえ の

≪ ( 斉藤 ) 店長 聞こえ ます よ ≪ ( 店長 ) いい の いい の → さいとう|てんちょう|きこえ|||てんちょう|||| He's going to hear you.

いじめ られ た ヤツ って 目 見 れ ば 分 かん だ よ → |||やつ||め|み|||ぶん||| I can tell people who were bullied by their eyes.

人 と 目 合わせ ねえ し 合わせ て も ど っか キョド って → じん||め|あわせ|||あわせ||||||

自信 な さ そう で さ ホント しょ う も ねえ よ じしん||||||ほんと|||||

< こんな はず じゃ なかった のに な …> It wasn't supposed to be like this.

< ただ 繰り返し の 毎日 が 外 に 出 れ ば 変わる と 思って た > |くりかえし||まいにち||がい||だ|||かわる||おもって| I thought going outside would mean an end to my days of endless repetition.

< それ を 僕 は 時間 は かかった けど やり遂げ た ん だ > ||ぼく||じかん||||やりとげ||| It took me time, but this I accomplished.

< な のに …> And yet...

< 小学校 の 成績 は よかった ん だ > しょうがっこう||せいせき|||| My grades in elementary school were good enough.

< あの 中学 の 2 年間 さえ なけ れ ば > |ちゅうがく||ねんかん||||

< あの ころ から やり 直せ たら な > ||||なおせ|| I wish I could go back in time and redo everything.

《 ( 女の子 の 笑い声 ) 》 おんなのこ||わらいごえ

( 女子 学生 A ) あれ そう なん だって じょし|がくせい|||||

≪ ( 女子 学生 B ) え ~ ウソ ~→ じょし|がくせい|||うそ You're kidding.

あ ッ あんな 人 い た っけ ? |||じん||| Was he in this class?

≪ ( 男子 学生 ) ああ 名前 知ら ん けど だんし|がくせい||なまえ|しら|| Yeah, dunno what his name is though.

≪ ( A ) いっ つ も 1 人 で いる よ ね 友達 いな さ そう ||||じん|||||ともだち||| He's always sitting by himself. I bet he doesn't have any friends.

≪ ( 男子 学生 ) オタク じゃ ねえ の ≪ ( B ) ちょっと 聞こえる よ だんし|がくせい|おたく||||||きこえる|

≪ ( 男子 学生 ) いい じゃ ん 別に だんし|がくせい||||べつに So what? DIE

< こんな バカ しか い ない ところ 来る つもり じゃ なかった > |ばか|||||くる||| I never intended on going to this school full of idiots.

( 斉藤 ) レシート と お釣り です さいとう|れしーと||おつり|

ありがとう ござい まし た

あの … Um,

今 お 店 ヒマ だ から 少し 手伝い ま しょ う か いま||てん|ひま|||すこし|てつだい||||

いい 別に |べつに

うん … 'kay.

( ドア が 開く ) どあ||あく

店長 この ダンボール って てんちょう|||

うん ? ああ それ Oh, that.

返本 し た ん だ けど 戻って き ちゃ って さ へんぽん||||||もどって|||| We wanted to return the books to the publisher, but they came right back.

聞い た こ と ない 出版 社 だ し 適当 に 捨て とい て くれよ ききい|||||しゅっぱん|しゃ|||てきとう||すて||| I've never even heard of this publisher.

え ッ ? Huh?

< いい の か よ > Can I do that?

< ああ よく ある よ な こういう 雑誌 > ||||||ざっし

< たいがい 途中 で やめ ちゃ う ん だ > |とちゅう|||||| You usually stop before you complete the collection.

< ローゼン … 何 だ ? > |なん|

< 気持ち 悪 ッ > きもち|あく| Ew.

( ラプラス の 魔 ) 「 ローゼン メイデン と は 」 ||ま|||| The Rozen Maidens are seven dolls made by the famed dollmaker Rozen.

「 名 人形 師 ・ ローゼン に よって 作ら れ た 7 体 の 人形 」 な|にんぎょう|し||||つくら|||からだ||にんぎょう

「 多く の 謎 と 神秘 に 彩ら れ た 幻 の アンティーク ドール 」 おおく||なぞ||しんぴ||いろどら|||まぼろし|||どーる They are legendary antique dolls shrouded in and embellished with a great deal of mystery.

「 それ が 今 あなた の 手 で よみがえる の です 」 ||いま|||て|||| And now, you can resurrect the dolls with your own hands!

< 何 だ 今 の … 乱 丁 ? > なん||いま||らん|ちょう What was that?

< いや この 感覚 …> ||かんかく No, I know this feeling...

< いつか どこ か で 同じ 質問 を さ れ た よう な > ||||おなじ|しつもん|||||| I feel like I've been asked the same question sometime, someplace.

( 店長 ) おい こっち 手伝え よ てんちょう|||てつだえ|

あ ッ すみません Oh, sorry.

宅配 便 ? たくはい|びん

大家 が 勝手 に 部屋 に 入った の か ? たいか||かって||へや||はいった|| I guess the landlord came up and put this here.

どうせ また 実家 から いら ん もの 送って … ||じっか|||||おくって It's probably some useless stuff from my...

あ ッ !

な ッ 何で … ||なんで Why's it here?

どういう … What the...

第 2 号 ? だい|ごう "Issue 2?"

か ッ カバン ? ||かばん

「 少女 の つくり 方 」 しょうじょ|||かた 'How to Make a Maiden', Issue 2.

「 第 2 号 の 付録 は 完成 し た ドール を 収納 できる カバン と 」 だい|ごう||ふろく||かんせい|||どーる||しゅうのう||かばん| This issue's bonus is a suitcase to store one's completed doll in, and...

「 そして … 」

「 どうぞ フタ を 開け て み て ください 」 |ふた||あけ|||| Go right ahead.

何 これ なん| What's this?

「 ローゼン メイデン に 共通 し て いる の は 大腿部 に 刻ま れ た サイン 」 |||きょうつう||||||だいたいぶ||きざま|||さいん One thing common to all the Rozen Maidens is a signature on the doll's femoral region.

大腿部 … だいたいぶ The femoral region...

太もも ! ? ふともも That's the thigh!

「 毎 号 届く パーツ を すべて 集め て つくる 」 まい|ごう|とどく||||あつめ|| Your one-and-only Rozen maiden, made with every part from all of the issues.

「 あなた だけ の ローゼン メイデン 」

「 お 届け する の は 第 5 ドール 真 紅 」 |とどけ||||だい|どーる|まこと|くれない You will be able to make the fifth doll, Shinku.

真 紅 … まこと|くれない Shin... ku.

作れ った って どう やって つくれ|||| It's telling me to make it, but how?

道具 も ついて る の か どうぐ|||||

「 どうぞ あなた 様 の 手 で 」 ||さま||て| Using your very own hands...

「 真 紅 を 眠り から 目覚め させ て ください 」 まこと|くれない||ねむり||めざめ|さ せ|| ...do awaken Shinku from her sleep.

< 昨日 は 根 詰め すぎ た な > きのう||ね|つめ|||

< やすり の せい で 右手 が 痛い > ||||みぎて||いたい

ちょっと お 兄さん ||にいさん Hello? Do I have your attention?

あ ッ … すみません Oh, I'm sorry.

880 円 です えん| 880 yen, please.

ありがとう ござい まし た

≪ ( 客 ) ちょっと お釣り きゃく||おつり Excuse me, where's my change?

あ ッ すみません

早く 帰り たい はやく|かえり| I want to go home.

≪ ( 斉藤 ) どう し た ん です か ね 最近 すごく 疲れ てる みたい さいとう||||||||さいきん||つかれ|| I wonder if he's okay.

そう ? もともと あんな だ ろ は あ … Yeah?

あ ッ で レジ 金 1200 円 合わ ない ん です けど |||れじ|きむ|えん|あわ|||| By the way, we're 1,200 yen short at the cash register.

うん ? そう → Huh? Oh.

俺 今 日 レジ 打ち し て ない から 合わせ て から あがって ね おれ|いま|ひ|れじ|うち|||||あわせ|||| I haven't touched the cash register today.

でも …\ N じゃ お 疲れ ||||つかれ Right, bye.

もしもし 俺 どこ 集まって ん の ? |おれ||あつまって|| Hi, it's me.

あ ッ 見つけ た ||みつけ|

ここ 二 重 打ち |ふた|おも|うち Look, you entered this twice.

え ッ … あ ッ ありがとう

あの … Hey.

この 間 ごめん ね え ッ ? |あいだ|||| I'm sorry about the other day.

店長 が 感じ 悪い こと 言って た とき 一緒 に 笑ったり し て てんちょう||かんじ|わるい||いって|||いっしょ||わらったり|| I got carried away and laughed at the boss's mean jokes.

ああ 別に |べつに

私 あの …\ N お 疲れ さま わたくし||||つかれ| Hey, I-

< 今日 も つくら なきゃ なら ない の に 残業 なんか し て られる か よ > きょう||||||||ざんぎょう|||||| There's no way I can work overtime; I've got to work on my doll!

≪ ( 斉藤 ) あ ッ あの 桜田 君 さいとう||||さくらだ|きみ Hey, Sakurada-kun!

途中 まで 一緒 に 帰って いい ? とちゅう||いっしょ||かえって| Can we walk together for a while?

ダメ な ん だ 私 だめ||||わたくし Ya know, I'm completely hopeless.

今日 も 店長 が 桜田 君 の こと きょう||てんちょう||さくらだ|きみ||

あいつ は 大学 に 行って ない から 退学 決定 と か 言って て ||だいがく||おこなって|||たいがく|けってい|||いって|

ちゃんと 反論 と か でき たら い い ん です けど |はんろん||||||||| I wish I could've refuted him, but I was afraid of losing my job and not being able to pay my tuition.

月謝 の こと 考える と クビ に なる の 怖く て つい … げっしゃ|||かんがえる||くび||||こわく||

月謝 学校 の ? げっしゃ|がっこう| Your tuition? For college?

う うん 劇団 の 養成 所 ||げきだん||ようせい|しょ

そこ の 月謝 と 生活 費 稼が なきゃ いけない から さ ||げっしゃ||せいかつ|ひ|かせが||||

バイト 1 つ でも 切ら れ たら ヤバ い ん だ ばいと|||きら|||||| I can't afford to lose any of my jobs.

劇団 て 斉藤 さん 女優 さん ? げきだん||さいとう||じょゆう|

いやいや 全然 準 劇団 員 |ぜんぜん|じゅん|げきだん|いん No, it's way too early to call myself that.

公演 だって 身内 しか 来 ない よう な レベル だ し こうえん||みうち||らい||||れべる|| I'm only an associate member.

でも すごい よ Still, that's incredible.

≪ ( 斉藤 ) うち に 余裕 が あったら 私 も 大学生 に なり たかった けど ね さいとう|||よゆう|||わたくし||だいがくせい|||||

僕 み たい な 三流 大 じゃ 行く 意味 ない かな ぼく||||さんりゅう|だい||いく|いみ|| Going to a third-rate university like mine isn't worth it.

みんな サークル と か なれ合って ばっ か で |さーくる|||なれあって||| Everyone's just having fun in their clubs.

≪ ( 斉藤 ) そういう の 味わって み たい じゃ ん さいとう|||あじわって||||

何 か 今 は 芝居 より バイト の 時間 の ほう が 長く て さ なん||いま||しばい||ばいと||じかん||||ながく|| Right now, I'm spending more time on my part-time jobs than learning to act.

いい な 好き な ことに 思いっきり 時間 使え て ||すき|||おもいっきり|じかん|つかえ| I envy you.

そんな …

あ ッ 私 こっち だ から じゃ あね ||わたくし||||| My place is this way.

最近 授業 に 出 て ない の は ホント だ し さいきん|じゅぎょう||だ|||||ほんと|| Well, it's true that I haven't been attending classes lately.

( 真 紅 ) 「 その 叔父さん が 久しぶり に 帰って き た 」 まこと|くれない||おじさん||ひさしぶり||かえって|| This time he came back, it was after a long absence.

「 揺れる 板 の 橋 を 渡る の 」 ゆれる|いた||きょう||わたる| I walked the bridge of rolling planks.

「 甲板 は 少し なまぐさい 」 かんぱん||すこし| The deck smelled a little fishy.

あれ 今日 は 来 て ない の か な |きょう||らい||||| Huh. It's not here today.

これ じゃ 続き つくれ ない じゃ ない か ||つづき||||| I can't continue making it without the issues coming in.

まったく … Geez.

クソッ

何 だ よ なん|| What the hell?

《 ≪ ( 斉藤 ) いい な 好き な こと に 思いっきり 時間 使え て 》 さいとう|||すき||||おもいっきり|じかん|つかえ| I envy you.

( 携帯 着信 ) けいたい|ちゃくしん

この アドレス 僕 が 中学 の ころ に 使って い た … |あどれす|ぼく||ちゅうがく||||つかって||

見つける の に 苦労 し た ? みつける|||くろう||

桜田 ジュン ? さくらだ| Sakurada... Jun?

中学 の ころ の 僕 から の メール ? ちゅうがく||||ぼく|||めーる Is this an e-mail from my junior high schooler self?

( 笑う ) わらう

な わけない だ ろ That can't be true.

( お 湯 が 沸く ) |ゆ||わく

( 携帯 着信 ) けいたい|ちゃくしん

返信 は や ッ へんしん||| That was fast.

「 そうだ よ 」 そう だ| Yes.

「 中学 の とき に 紙 に 丸 を つけ た の 覚え て ない か ? 」 ちゅうがく||||かみ||まる|||||おぼえ|||

「 お前 は まか なかった 世界 の 僕 で 」 おまえ||||せかい||ぼく| You are me in the world where I chose not to wind, and I am you in the world where you chose to wind.

「 僕 は まい た 世界 の 僕 」 ぼく||||せかい||ぼく

「 時間 の 流れ が ちょっと 違う けど 僕 は 中学 時代 の お前 な ん だ 」 じかん||ながれ|||ちがう||ぼく||ちゅうがく|じだい||おまえ||| There's a bit of a timeline difference, but I'm your junior high schooler self.

< あっさり 言って くれる な > |いって|| His bluntness is astounding.

「 簡単 に 説明 する ぞ 」 かんたん||せつめい|| I'll explain this very simply.

「 ローゼン メイデン は 全部 で 7 体 」 |||ぜんぶ||からだ The Rozen Maidens number seven in all.

「 第 1 ドール 水銀 燈 」 だい|どーる|すいぎん|とも Doll #1, Suigintou.

「 第 2 ドール 金糸 雀 」 だい|どーる|きんし|すずめ Doll #2, Kanaria.

「 第 3 ドール 翠 星 石 」 だい|どーる|みどり|ほし|いし Doll #3, Suiseiseki.

「 第 4 ドール 蒼 星 石 」 だい|どーる|あお|ほし|いし Doll #4, Souseiseki.

「 第 5 ドール 真 紅 」 だい|どーる|まこと|くれない Doll #5, Shinku.

「 第 6 ドール 雛 苺 」 だい|どーる|ひな|いちご Doll #6, Hinaichigo.

「 最後 に 第 7 ドール 雪 華 綺 晶 」 さいご||だい|どーる|ゆき|はな|き|あき And lastly, doll #7, Kirakishou.

「 こいつ が クセ モノ だ 」 ||くせ|もの| The last one's our enemy.

あの 雑誌 に も ローゼン メイデン が どう と かって |ざっし||||||||

書 い て あった っけ しょ||||

「 人形 達 は アリス ゲーム と いう 名 の もと に 戦って い て 」 にんぎょう|さとる|||げーむ|||な||||たたかって||

「 ローザ ミス ティカ と いう お互い の 魂 の かけら を 奪い合って る 」 |みす||||おたがい||たましい||||うばいあって|

「 ただ 一 人 の 勝者 だけ が アリス と いう 至高 の 少女 に なれる 」 |ひと|じん||しょうしゃ||||||しこう||しょうじょ|| Only one victor may become Alice, the ultimate maiden.

「 人形 達 の 戦い に は 力 の 媒介 に なる 人間 が 必要 で 」 にんぎょう|さとる||たたかい|||ちから||ばいかい|||にんげん||ひつよう| For the dolls to fight, they need a human to serve as a medium for their powers.

「 1 体 に 1 人 ずつ マスター が つく 」 からだ||じん||ますたー|| Every doll gets one master.

「 僕 は まい た こと で 真 紅 の マスター に なった 」 ぼく||||||まこと|くれない||ますたー|| By choosing to wind, I became Shinku's master. Will you not? Will you wind?

「 ここ まで 分かった ? 」 ||わかった

分かる わけな い だ ろ わかる|||| As if!

かわいく ねえ 昔 の 僕 って こんな な の か ? ||むかし||ぼく||||| God, he's a sassy git.

< つい マジ レス し ちゃ って る けど イタズラ だったら どう す ん だ よ > ||||||||いたずら|||||| That stupidly serious reply I sent...

< まあ いい や 振り込め って 言いだす まで つきあって やる か > |||ふりこめ||いいだす|||| Oh, screw it.

え ッ 何 これ ||なん| What?

ちょ っ … 続き は ? ||つづき| Where's the rest?

くだ ん ね や っぱ イタズラ かな |||||いたずら| This is stupid.

( 物音 ) ものおと

な ッ 何 だ よ … ||なん|| What the hell?

ウソ だ ろ … うそ||

♪♪~

( 店長 ) 今日 も 癒 やし の ひととき を ( 斉藤 ) ブックスタキワ プレゼンツ 店 内 放送 → てんちょう|きょう||いや|||||さいとう|||てん|うち|ほうそう

店長 の 肩 に のって る 女の子 です が てんちょう||かた||||おんなのこ|| About the girl on your shoulder, Boss... Preview

( 店長 ) 言い 方 が 怖い よ ( 斉藤 ) よく 見 たら お 人形 です ね てんちょう|いい|かた||こわい||さいとう||み|||にんぎょう|| You make it sound creepy, Saitou-chan. Preview

( 店長 ) 彼女 ナンバー 3 から の プレゼント さ てんちょう|かのじょ|なんばー|||ぷれぜんと| Yep. She's a present from #3. Preview

( 斉藤 ) ナンバー いく つ まで いる ん です か ? さいとう|なんばー|||||||

( 店長 ) 斉藤 ちゃん も 入る ? ( 斉藤 ) 丁重 に お 断り し ます → てんちょう|さいとう|||はいる|さいとう|ていちょう|||ことわり|| Do you want to join the club, too? Preview

よく でき た お 人形 です ね ||||にんぎょう|| That's one finely made doll. Preview

( 店長 ) 私 と 思って かわいがって と それ 以来 会って くれ なく て てんちょう|わたくし||おもって||||いらい|あって||| She said "love her in place of me." Preview

( 斉藤 ) 距離 を 置 こ う って こと じゃ … さいとう|きょり||お||||| I think her intent was to put some distance between you. Preview

( 店長 ) え ッ ! ? ( 斉藤 ) それでは また てんちょう|||さいとう||