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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 84

Hunter x Hunter (2011) Episode 84

嫌 な 予感 が する

何 か を 見落とし て いる

そんな 薄く 粘っこい 不安

ハギャ の 部下 達 を 一掃 し た カイト ゴン キルア が

キメラ アント の 巣 を 探し て

さらに NGL の 奥 へ と 足 を 進め て い た 頃

目指す 女王 の 城 の 中 で は

やがて 生まれ 来る

新た な 王 に 先駆け て 彼 に 直属 する

3 戦士 の うち の 1 人 が

ついに 目覚め の 時 を 迎えよ う と して い た

奴 ら 一体 どんな 芸当 使い や がった ん だ

すごい

みんな キレイ に 真っ二つ

見事 です な

こっち は まるで 硬い 岩 か 何 か で 押しつぶさ れ た か の よう です

鋼鉄 の 甲羅 を 持つ バロ まで か

これ が レア もの の 力

ビビ って たり し て

フン 百 獣 の 王 の 血 を 引く この 俺 が

人間 ごとき に ビビ る わきゃ ねえ だ ろ う が

です よ ね

あぁ よかった

今夜 の ごちそう 食べ 損なう か と 思っちゃ っ た

奴 ら 極上 の レア もの に 違い ねえ

ギッタギッタ に 引き裂 い て

思う存分 食って やる

追って 来 てる な

そっち じゃ ない

結構 な 数 だ

いい か 敵 の 注意 を 引きつけ

一定 の 距離 を 保ち つつ 攻撃 せよ

決して 深追い は する な

第 2 小 隊 は 右 から

第 3 小 隊 は 左 から 敵 を 挟み撃ち

私 の 第 1 小 隊 は 後方 から 敵 を 追い立てる

続け

俺 も ゴン も 全然 気づか なかった

左右 から 来る ぞ

気 を 抜く な よ

クッソ

木 が 邪魔 だ ね

ああ

森 を 抜ける しか ない ん じゃ ない

罠 だ な

よし そのまま 追い立てろ

ハギャ 様 予定 通り に

いい ぞ フラッタ

射程 圏 内 に 獲物 を 追い 込め れ ば

あと は この 俺 の 牙 で 一撃 だ

なんか 違 く ない です か

あぁ ?

獲物 を フラッタ に 追い込ま せ たり

草むら に 隠れ て 待ち伏せ し たり

イケ て ない です よ ね

百 獣 の 王 です よ ね

王様 な ん だ から 隠れ て ない で

ダ っと 獲物 の 前 に 出 て

グォ ガブ っ ガッハッハ って やっちゃ え ば いい じゃ ない です か

その ほう が 全然 イケ て ます って

あの なぁ これ が 百 獣 の 王 の 狩り の やり 方 な ん だ よ

黙って 見 て ろ

は いはい

ま ぁ 私 は レア もの が 食べ れ れ ば

どうでも いい ん です けど ね

「 レア もの 」 ? 何 だい そりゃ

詳しい 説明 は 後 だ

番号 は 4 の 933

ザザン 隊 が 捕獲 し て 運 ん で 来 た 奴 だ

4 の 933 と 言わ れ て も ねぇ

多分 女王 様 に 献上 し てる な

この ところ

さらに 食欲 が 旺盛 に なって 来 てる ん だ

ありゃ あ す っ げ ぇ 王 を 産む ぜ

ねえ な とっくに 女王 様 の 腹 の 中 だ

確か か

ここ に ね え ん だ 他 に 何 が 考え られる って ん だ よ

逃亡 の 可能 性 は

俺 達 の 神経 毒 を 食らった 生物 は

1 か月 以上 寝たきり だ ろ

3 日 で 動け る よう に なる 奴 なんて いる か よ

そう と も 言い切れ ん から レア もの な ん だ

奴 ら は 普通 の 人間 と は 違う

それ は お前 が 身 を 持って 思い知って いる だ ろ う が

今 の 俺 だって あの 時 と は 違う ぜ

今度 あいつ ら に 会った 時 は

この 手 で ゆっくり なぶり 殺し て

ギッタギタ に 引き裂 い て 食って やる ん だ

奥歯 に 仕込 ん だ 解毒 剤 が 役 に 立った

が 這い ずる の が 精いっぱい だ

しばらく は ここ に 身 を 隠す しか ない

それにしても

どういう こと だ

なぜ キメラ アント が 「 念 」 を …

もう 一 度 調べ 直し て くれ

おいおい 勘弁 し て くれよ

それ で なく たって 忙しい のに

言った だ ろ

女王 様 の 食欲 が 半端 なく 旺盛 な ん だ って

それ は もちろん 承知 し て おる が

レア もの だ か 何だか 知ら ねえ が

何で そい つ に そんなに こだわる ん だ よ

聞き たい こと が あって な

お前 に は 見え ぬ か

こいつ の 体 を 覆う 光 が

光 ? いや 見え ん な

なるほど

やはり 分かる 奴 と そう で ない の と が いる わけ だ

才能 って わけ だ な

そう と も

これ は 天 より 与え られ た 才能 と いう 運命

選ば れ た 者 の 力

この 能力 を 使いこなせ ば

俺 が 王 に なる こと すら 可能

この 俺 が 王

退避 退避 だ

ん どう し た フラッタ

な … 何 だ

キャ イケメン

戻る ぞ

えっ ごちそう は

力量 差 を 冷静 に 見極め て

矛 を 収め た 判断 力

恐らく 師団 長 クラス

己 の 爪 と 牙

それ が 世界 の 中心 だ と 思って い た

それ を 少し 振り回す と

他者 の 人生 を 終わら せる こと が でき

自分 の 空腹 を も 満た せる

これ 以上 の 至福 は ない と

だが そう で は なかった

上 に は 上 が い て

俺 は 頂点 に い なかった

死 を 代償 に 俺 は 思い知り

しかし 強く なった

今 の 俺 達 で は 奴 ら を 倒せ ない

学習 する こと それ が 今 の 武器

奴 ら を 追う

恐らく 巣 は 近い

奴 ら を 追え ば

女王 に たどり着け る

何 だ

何 か が 来る

面白 そう な 話 を し てる ね

才能 が どう と か

僕 も 交ぜ て よ

じ ょ 女王 直属 護衛 軍

この 能力 を 使いこなせ ば

俺 が 王 に なる こと すら 可能

この 俺 が 王

短い そして 愚か な 夢 だった

格 が 違う

決して 覆る こと の ない あらかじめ 決め られ た 地位

楽 に し て いい よ

あっ ち で 話 そ う よ

は はい

俺 の 能力 は

俺 の ため に あら ず

この 方 に

そして この 方 が 仕える 王 に 奉仕 する ため の 力

あり 得 ない

何 だ あの

ま がま が しい オーラ は

ところで さ

ハッ

何で 骨 の 下 に 生き た 人 が いる の か な

ふん に ゃ る ほど

何 を お 調べ です か

君 達 の 言う レア もの に つい て

それ は 私 も 何度 も 調べ まし た が

本 に は 書か れ て おら ず

本 じゃ なく て

本人 に 聞い た ほう が 早い よ ね

君 達 も そう する つもり で

彼 を 探し て た ん でしょ

そ その 通り で は あり ます が

あった あった

そう か

新しい 記憶 は 脳 の 海馬 と 呼ば れる 部位 に 記録 さ れ

古い 記憶 は 大脳 皮質 に

それ を 引き出す に は

ふん に ゃ る ほど

あぁ 君 ちょっと 来 て

「 発 」 と は オーラ を 自在 に 操る 技術

念 能力 の 集大成

それ は 強化 系

変化 系

具現 化 系

放出 系

操作 系

特質 系 と いう

6 つ の 系統 が あり

あ あり

皆 その どれ か に 属 する

ふん ふん

オーラ の 量 を 増やし

オーラ の 流れ を 速やか に する

基礎 修行 は

この 2 つ に 大部分 の 時間 を 費やす

念 能力 を 使って の 戦闘 で は

この 2 つ の 優劣 が が

しょ 勝敗 を 分ける

大きな 要因 に なる から だ

に ゃ る ほど

念 能力 に は 「 絶 」 「 練 」 と いった

基本 能力 の 他 に

能力 者 の 個性 が 色 濃く 反映 さ れる

個別 能力 と いう もの が ある

自分 の 志向 と 系統 が 一致 し て い れ ば

より 強い 能力 発現 の 確率 が 高まる

ふん ふん

それ で 6 つ の 系統 の 判別 方法 は

水 見 式 と いう 方法 が

最も 簡単 で 一般 的

水 見 式

やって ごらん よ ラモット

水 が 増え て 溢れ出 し た って こと は

強化 系 だ ね

強化 系

つまり ラモット は 紛れ も なく

念 能力 者 と いう こと です か

ま ぁ ね

そう か

確か 君 は レア もの と 戦った って 言って た よ ね

あっ はい

そい つ に 殴ら れ た こと に よって 精 孔 が 開き

オーラ が 目覚め た ん だ

精 孔

体中 に 開 い て いる 穴 の こと らしい よ

それ が 閉じ てる と

オーラ が うまく 巡ら ない ん だ って

なるほど

コルト も ラモット の 変化 の 原因 は

レア もの と の 戦い に ある と 言って い まし た が

間違い なかった よう です な

では 能力 者 と なった ラモット を 使い

皆 の 精 孔 を 同じ ように 開か せ れ ば

うん い い ん じゃ ない

それ 僕 も やって みよ う かな

あぁ

あ は ぁ 葉 が 枯れ ちゃ った よ

なんと

レア もの と の 戦い を 経 ず に

生まれながら の 能力 者

軍団 長 殿 は どの 系統 に も 分類 でき ない

特質 系 と いう こと です な

ネフェルピトー

は 女王 様 に 頂 い た 僕 の 名前 これ から は

ネフェルピトー って 呼 ん で ね

ハハッ

あれ は もう いら ない

今 すぐ 女王 様 へ

ハッ

生まれながら に

計り 知れ ぬ ほど の 能力 を 持った

ネフェルピトー

その 存在 が

やがて ゴン 達 3 人 の 運命 に

黒い 影 を 落とす

空 に 願い を かける

それ は 叶わ ぬ 思い

一 人 こうして 見上げる 空 の 先 に

いつか 繋がり 合え る 心 を 信じ て

流れ星 キラリ

君 は 夢 の 中

違う 明日 探す 今日 の 道標

一瞬 の ヒカリ

この 想 いよ 届け

君 の 為 に 出来る 事 見つける の さ

空 の 彼方 まで 旅 に 出かけよ う

次回 「 ヒカリ × ト × カゲ 」

ビビ ビビ ビビ ビビ 起き て

もう 朝 だ よ

10 時 55 分

俺 起きる わ


Hunter x Hunter (2011) Episode 84 hunter||hunter|episode

嫌 な 予感 が する いや||よかん||

何 か を 見落とし て いる なん|||みおとし||

そんな 薄く 粘っこい 不安 |うすく|ねばっこい|ふあん

ハギャ の 部下 達 を 一掃 し た カイト ゴン キルア が ||ぶか|さとる||いっそう|||||| Kite, Gon, and Killua have taken care of Hagya's soldiers.

キメラ アント の 巣 を 探し て |||す||さがし| As they head deeper into NGL in search of the Chimera Ants' nest,

さらに NGL の 奥 へ と 足 を 進め て い た 頃 |ngl||おく|||あし||すすめ||||ころ

目指す 女王 の 城 の 中 で は めざす|じょおう||しろ||なか|| within the Queen's castle,

やがて 生まれ 来る |うまれ|くる one of the soon-to-be-born King's three Royal Guards

新た な 王 に 先駆け て 彼 に 直属 する あらた||おう||さきがけ||かれ||ちょくぞく|

3 戦士 の うち の 1 人 が せんし||||じん|

ついに 目覚め の 時 を 迎えよ う と して い た |めざめ||じ||むかえよ||||| is about to awaken.

奴 ら 一体 どんな 芸当 使い や がった ん だ やつ||いったい||げいとう|つかい|||| What kind of magic did they use?

すごい Wow, all of them were split cleanly in half.

みんな キレイ に 真っ二つ |||まっぷたつ

見事 です な みごと|| Impressive.

こっち は まるで 硬い 岩 か 何 か で 押しつぶさ れ た か の よう です |||かたい|いわ||なん|||おしつぶさ|||||| This one almost looks like he was smashed by a rock, or some other hard object.

鋼鉄 の 甲羅 を 持つ バロ まで か こうてつ||こうら||もつ||| And Baro's the one with an iron shell.

これ が レア もの の 力 |||||ちから So this is the rare humans' power.

ビビ って たり し て Are you worried now?

フン 百 獣 の 王 の 血 を 引く この 俺 が ふん|ひゃく|けだもの||おう||ち||ひく||おれ| The king of the jungle's blood runs through my veins.

人間 ごとき に ビビ る わきゃ ねえ だ ろ う が にんげん||||||||||

です よ ね Of course...

あぁ よかった Whew, that's a relief.

今夜 の ごちそう 食べ 損なう か と 思っちゃ っ た こんや|||たべ|そこなう|||おもっちゃ|| I thought I was gonna miss out on tonight's feast.

奴 ら 極上 の レア もの に 違い ねえ やつ||ごくじょう|||||ちがい| These must be extremely rare humans.

ギッタギッタ に 引き裂 い て ||ひきさ|| We'll tear them to shreds and gobble them down!

思う存分 食って やる おもうぞんぶん|くって|

追って 来 てる な おって|らい||

そっち じゃ ない Not from there.

結構 な 数 だ けっこう||すう| There's quite a number of them.

いい か 敵 の 注意 を 引きつけ ||てき||ちゅうい||ひきつけ Listen up...

一定 の 距離 を 保ち つつ 攻撃 せよ いってい||きょり||たもち||こうげき|

決して 深追い は する な けっして|ふかおい||| Do not get too close.

第 2 小 隊 は 右 から だい|しょう|たい||みぎ| The 2nd Platoon will take the right,

第 3 小 隊 は 左 から 敵 を 挟み撃ち だい|しょう|たい||ひだり||てき||はさみうち as the 3rd Platoon pincers them from the left.

私 の 第 1 小 隊 は 後方 から 敵 を 追い立てる わたくし||だい|しょう|たい||こうほう||てき||おいたてる My 1st Platoon will trap them, preventing a rear retreat.

続け つづけ Go!

俺 も ゴン も 全然 気づか なかった おれ||||ぜんぜん|きづか| Gon and I didn't notice them.

左右 から 来る ぞ さゆう||くる|

気 を 抜く な よ き||ぬく|| Keep up your guard.

クッソ Damn...

木 が 邪魔 だ ね き||じゃま|| The trees are getting in the way.

ああ Yeah.

森 を 抜ける しか ない ん じゃ ない しげる||ぬける||||| Shouldn't we get out of the forest?

罠 だ な わな||

よし そのまま 追い立てろ ||おいたてろ Okay, keep up the chase.

ハギャ 様 予定 通り に |さま|よてい|とおり| Hagya-sama, all goes according to plan.

いい ぞ フラッタ Good work, Flutter.

射程 圏 内 に 獲物 を 追い 込め れ ば しゃてい|けん|うち||えもの||おい|こめ|| Once we drive our prey into range,

あと は この 俺 の 牙 で 一撃 だ |||おれ||きば||いちげき| one strike with my fangs will finish them.

なんか 違 く ない です か |ちが|||| This doesn't feel right...

あぁ ? Eh?

獲物 を フラッタ に 追い込ま せ たり えもの||||おいこま|| You ordered Flutter to chase the prey,

草むら に 隠れ て 待ち伏せ し たり くさむら||かくれ||まちぶせ||

イケ て ない です よ ね That's pretty lame.

百 獣 の 王 です よ ね ひゃく|けだもの||おう||| Aren't you the king of the jungle?

王様 な ん だ から 隠れ て ない で おうさま|||||かくれ||| A king should face his prey, rather than hiding.

ダ っと 獲物 の 前 に 出 て ||えもの||ぜん||だ|

グォ ガブ っ ガッハッハ って やっちゃ え ば いい じゃ ない です か

その ほう が 全然 イケ て ます って |||ぜんぜん|||| That's so much cooler.

あの なぁ これ が 百 獣 の 王 の 狩り の やり 方 な ん だ よ ||||ひゃく|けだもの||おう||かり|||かた|||| But you know...

黙って 見 て ろ だまって|み|| Shut up and watch!

は いはい Yeah, yeah.

ま ぁ 私 は レア もの が 食べ れ れ ば ||わたくし|||||たべ||| Well, I don't care, so long as I get to eat the rare humans.

どうでも いい ん です けど ね

「 レア もの 」 ? 何 だい そりゃ ||なん|| Rare human?

詳しい 説明 は 後 だ くわしい|せつめい||あと| I'll explain the details later.

番号 は 4 の 933 ばんごう||

ザザン 隊 が 捕獲 し て 運 ん で 来 た 奴 だ |たい||ほかく|||うん|||らい||やつ| It was captured and brought in by Zazan's squadron.

4 の 933 と 言わ れ て も ねぇ ||いわ|||| Number 4-933...

多分 女王 様 に 献上 し てる な たぶん|じょおう|さま||けんじょう||| It was probably given to the Queen.

この ところ Her appetite is even more insatiable these days.

さらに 食欲 が 旺盛 に なって 来 てる ん だ |しょくよく||おうせい|||らい|||

ありゃ あ す っ げ ぇ 王 を 産む ぜ ||||||おう||うむ| She'll give birth to an incredible king.

ねえ な とっくに 女王 様 の 腹 の 中 だ |||じょおう|さま||はら||なか| Don't see 'em.

確か か たしか|

ここ に ね え ん だ 他 に 何 が 考え られる って ん だ よ ||||||た||なん||かんがえ||||| It isn't here...

逃亡 の 可能 性 は とうぼう||かのう|せい| Could it have escaped?

俺 達 の 神経 毒 を 食らった 生物 は おれ|さとる||しんけい|どく||くらった|せいぶつ| Any creature poisoned by our nerve toxin

1 か月 以上 寝たきり だ ろ かげつ|いじょう|ねたきり|| will be paralyzed for at least a month.

3 日 で 動け る よう に なる 奴 なんて いる か よ ひ||うごけ|||||やつ|||| After a mere three days, it couldn't move around.

そう と も 言い切れ ん から レア もの な ん だ |||いいきれ||||||| You can't be sure when it concerns the rare ones.

奴 ら は 普通 の 人間 と は 違う やつ|||ふつう||にんげん|||ちがう They aren't like normal humans.

それ は お前 が 身 を 持って 思い知って いる だ ろ う が ||おまえ||み||もって|おもいしって||||| You should know that very well.

今 の 俺 だって あの 時 と は 違う ぜ いま||おれ|||じ|||ちがう| I'm not the same creature I was before.

今度 あいつ ら に 会った 時 は こんど||||あった|じ| The next time I see them,

この 手 で ゆっくり なぶり 殺し て |て||||ころし|

ギッタギタ に 引き裂 い て 食って やる ん だ ||ひきさ|||くって|||

奥歯 に 仕込 ん だ 解毒 剤 が 役 に 立った おくば||しこ|||げどく|ざい||やく||たった The antidote I hid in my back tooth came in handy.

が 這い ずる の が 精いっぱい だ |はい||||せいいっぱい| But I could barely drag myself across the ground.

しばらく は ここ に 身 を 隠す しか ない ||||み||かくす|| For the time being, I'll have to hide here...

それにしても But what's going on?

どういう こと だ

なぜ キメラ アント が 「 念 」 を … ||||ねん|

もう 一 度 調べ 直し て くれ |ひと|たび|しらべ|なおし|| Could you check once more?

おいおい 勘弁 し て くれよ |かんべん||| Come on, give me a break...

それ で なく たって 忙しい のに ||||いそがしい| I'm busy enough as it is.

言った だ ろ いった|| Didn't you hear me say the Queen has a huge appetite now?

女王 様 の 食欲 が 半端 なく 旺盛 な ん だ って じょおう|さま||しょくよく||はんぱ||おうせい||||

それ は もちろん 承知 し て おる が |||しょうち|||| I am well aware of that.

レア もの だ か 何だか 知ら ねえ が ||||なんだか|しら|| I don't know anything about this "rare" stuff,

何で そい つ に そんなに こだわる ん だ よ なんで|||||||| but why are you so obsessed with this human?

聞き たい こと が あって な きき||||| I'd like to ask it a few questions.

お前 に は 見え ぬ か おまえ|||みえ|| Can't you see the light surrounding his body?

こいつ の 体 を 覆う 光 が ||からだ||おおう|ひかり|

光 ? いや 見え ん な ひかり||みえ|| Light?

なるほど I see.

やはり 分かる 奴 と そう で ない の と が いる わけ だ |わかる|やつ|||||||||| Then it's true that only some can identify this power.

才能 って わけ だ な さいのう|||| Meaning it's a talent.

そう と も Exactly.

これ は 天 より 与え られ た 才能 と いう 運命 ||てん||あたえ|||さいのう|||うんめい This talent is my destiny, bestowed upon me by the heavens.

選ば れ た 者 の 力 えらば|||もの||ちから The power of a chosen few...

この 能力 を 使いこなせ ば |のうりょく||つかいこなせ| If I master this power, I can become the king!

俺 が 王 に なる こと すら 可能 おれ||おう|||||かのう

この 俺 が 王 |おれ||おう I will be king!

退避 退避 だ たいひ|たいひ| Retreat! Retreat!

ん どう し た フラッタ Hmm? What's wrong, Flutter?

な … 何 だ |なん| Wh-What's that?

キャ イケメン

戻る ぞ もどる|

えっ ごちそう は Huh?

力量 差 を 冷静 に 見極め て りきりょう|さ||れいせい||みきわめ| He was able to understand that he was outclassed,

矛 を 収め た 判断 力 ほこ||おさめ||はんだん|ちから and he calmly backed down at once.

恐らく 師団 長 クラス おそらく|しだん|ちょう|くらす Most likely, he was a Squadron Leader.

己 の 爪 と 牙 おのれ||つめ||きば I always believed that the world

それ が 世界 の 中心 だ と 思って い た ||せかい||ちゅうしん|||おもって|| revolved around my claws and fangs.

それ を 少し 振り回す と ||すこし|ふりまわす| That if I brandished them,

他者 の 人生 を 終わら せる こと が でき たしゃ||じんせい||おわら||||

自分 の 空腹 を も 満た せる じぶん||くうふく|||みた| could always satisfy my own hunger...

これ 以上 の 至福 は ない と |いじょう||しふく||| And that I was truly blessed.

だが そう で は なかった However, that wasn't the case.

上 に は 上 が い て うえ|||うえ||| Others were stronger, so I never could have ruled.

俺 は 頂点 に い なかった おれ||ちょうてん|||

死 を 代償 に 俺 は 思い知り し||だいしょう||おれ||おもいしり Death taught me that lesson.

しかし 強く なった |つよく| But I am stronger now.

今 の 俺 達 で は 奴 ら を 倒せ ない いま||おれ|さとる|||やつ|||たおせ| At the moment, we may not be strong enough to defeat them.

学習 する こと それ が 今 の 武器 がくしゅう|||||いま||ぶき But now we are armed with the ability to learn.

奴 ら を 追う やつ|||おう

恐らく 巣 は 近い おそらく|す||ちかい Their nest must be nearby.

奴 ら を 追え ば やつ|||おえ| If we follow them,

女王 に たどり着け る じょおう||たどりつけ| we will find the Queen.

何 だ なん| What is that?

何 か が 来る なん|||くる Something is coming!

面白 そう な 話 を し てる ね おもしろ|||はなし|||| That was a fascinating conversation...

才能 が どう と か さいのう|||| You mentioned something about talent.

僕 も 交ぜ て よ ぼく||まぜ|| Allow me to take part.

じ ょ 女王 直属 護衛 軍 ||じょおう|ちょくぞく|ごえい|ぐん O-One of the Queen's Royal Guards!

この 能力 を 使いこなせ ば |のうりょく||つかいこなせ| If I master this power, I can become the king!

俺 が 王 に なる こと すら 可能 おれ||おう|||||かのう

この 俺 が 王 |おれ||おう I will be the king!

短い そして 愚か な 夢 だった みじかい||おろか||ゆめ| A short and foolish dream...

格 が 違う かく||ちがう I am totally outclassed.

決して 覆る こと の ない あらかじめ 決め られ た 地位 けっして|くつがえる|||||きめ|||ちい I can never escape the position I've been born into...

楽 に し て いい よ がく||||| You can relax.

あっ ち で 話 そ う よ |||はなし||| Let's talk over there.

は はい Y-Yes!

俺 の 能力 は おれ||のうりょく| This power is not for me...

俺 の ため に あら ず おれ|||||

この 方 に |かた| But for this Royal Guard...

そして この 方 が 仕える 王 に 奉仕 する ため の 力 ||かた||つかえる|おう||ほうし||||ちから And for the King it serves!

あり 得 ない |とく| Impossible...

何 だ あの なん|| What is that

ま がま が しい オーラ は

ところで さ By the way...

ハッ Yes?

何で 骨 の 下 に 生き た 人 が いる の か な なんで|こつ||した||いき||じん|||||

ふん に ゃ る ほど Hmm... Nyow I understand.

何 を お 調べ です か なん|||しらべ|| What are you researching?

君 達 の 言う レア もの に つい て きみ|さとる||いう||||| I'm learning about those rare humans you mentioned.

それ は 私 も 何度 も 調べ まし た が ||わたくし||なんど||しらべ||| I've attempted to study them many times,

本 に は 書か れ て おら ず ほん|||かか||||

本 じゃ なく て ほん||| Asking one of them is faster than flipping through books.

本人 に 聞い た ほう が 早い よ ね ほんにん||ききい||||はやい||

君 達 も そう する つもり で きみ|さとる||||| Wasn't that why you were looking for him?

彼 を 探し て た ん でしょ かれ||さがし||||

そ その 通り で は あり ます が ||とおり||||| Th-That's exactly right.

あった あった There we go.

そう か Ah!

新しい 記憶 は 脳 の 海馬 と 呼ば れる 部位 に 記録 さ れ あたらしい|きおく||のう||あしか||よば||ぶい||きろく|| "New memories are stored in the hippocampus,

古い 記憶 は 大脳 皮質 に ふるい|きおく||だいのう|ひしつ| while old memories are kept in the cerebral cortex.

それ を 引き出す に は ||ひきだす|| To invoke those memories..."

ふん に ゃ る ほど

あぁ 君 ちょっと 来 て |きみ||らい| Ah, you... Come over here.

「 発 」 と は オーラ を 自在 に 操る 技術 はつ|||||じざい||あやつる|ぎじゅつ Hatsu is a technique for manipulating aura at will.

念 能力 の 集大成 ねん|のうりょく||しゅうたいせい To summarize the categories of Nen users...

それ は 強化 系 ||きょうか|けい They are:

変化 系 へんか|けい

具現 化 系 ぐげん|か|けい Conjurers,

放出 系 ほうしゅつ|けい Emitters,

操作 系 そうさ|けい Manipulators,

特質 系 と いう とくしつ|けい|| and Specialists,

6 つ の 系統 が あり ||けいとう||

あ あり

皆 その どれ か に 属 する みな|||||ぞく| Every Nen user belongs to one of these.

ふん ふん

オーラ の 量 を 増やし ||りょう||ふやし You want to increase the amount of your aura,

オーラ の 流れ を 速やか に する ||ながれ||すみやか||

基礎 修行 は きそ|しゅぎょう| Most of your basic training will be spent on these two tasks.

この 2 つ に 大部分 の 時間 を 費やす |||だいぶぶん||じかん||ついやす

念 能力 を 使って の 戦闘 で は ねん|のうりょく||つかって||せんとう|| In a battle between Nen users,

この 2 つ の 優劣 が が |||ゆうれつ|| those are the factors that...

しょ 勝敗 を 分ける |しょうはい||わける Th-that are pivotal

大きな 要因 に なる から だ おおきな|よういん|||| in determining the victor.

に ゃ る ほど

念 能力 に は 「 絶 」 「 練 」 と いった ねん|のうりょく|||た|ね|| In addition to the basic Nen abilities Zetsu and Ren,

基本 能力 の 他 に きほん|のうりょく||た|

能力 者 の 個性 が 色 濃く 反映 さ れる のうりょく|もの||こせい||いろ|こく|はんえい|| there are also unique techniques that reflect

個別 能力 と いう もの が ある こべつ|のうりょく||||| the Nen user's individuality.

自分 の 志向 と 系統 が 一致 し て い れ ば じぶん||しこう||けいとう||いっち||||| If you develop a technique that synchronizes with your style and Nen category,

より 強い 能力 発現 の 確率 が 高まる |つよい|のうりょく|はつげん||かくりつ||たかまる

ふん ふん

それ で 6 つ の 系統 の 判別 方法 は ||||けいとう||はんべつ|ほうほう| And how do you identify which Nen category you belong to?

水 見 式 と いう 方法 が すい|み|しき|||ほうほう|

最も 簡単 で 一般 的 もっとも|かんたん||いっぱん|てき and most commonly used method.

水 見 式 すい|み|しき Water divination?

やって ごらん よ ラモット Give it a try, Rammot.

水 が 増え て 溢れ出 し た って こと は すい||ふえ||あふれで||||| Since the water's overflowing,

強化 系 だ ね きょうか|けい|| that makes you an Enhancer.

強化 系 きょうか|けい An Enhancer?

つまり ラモット は 紛れ も なく |||まぎれ||

念 能力 者 と いう こと です か ねん|のうりょく|もの|||||

ま ぁ ね Seems so.

そう か Oh, yeah...

確か 君 は レア もの と 戦った って 言って た よ ね たしか|きみ|||||たたかった||いって||| Didn't you say you fought a rare human?

あっ はい Y-Yes.

そい つ に 殴ら れ た こと に よって 精 孔 が 開き |||なぐら||||||せい|あな||あき The impact from its attack opened your pores...

オーラ が 目覚め た ん だ ||めざめ||| And released your aura.

精 孔 せい|あな Pores?

体中 に 開 い て いる 穴 の こと らしい よ たいちゅう||ひらき||||あな|||| Apparently, they're small holes all over your body.

それ が 閉じ てる と ||とじ|| If they're sealed, aura can't be released.

オーラ が うまく 巡ら ない ん だ って |||めぐら||||

なるほど I see...

コルト も ラモット の 変化 の 原因 は ||||へんか||げんいん| Colt also thought that Rammot's change

レア もの と の 戦い に ある と 言って い まし た が ||||たたかい||||いって|||| was triggered by his fight with the rare humans.

間違い なかった よう です な まちがい|||| It seems he was correct.

では 能力 者 と なった ラモット を 使い |のうりょく|もの|||||つかい So if Rammot is a Nen user now,

皆 の 精 孔 を 同じ ように 開か せ れ ば みな||せい|あな||おなじ||あか||| can we use him to open everyone's pores?

うん い い ん じゃ ない Sure, sounds good.

それ 僕 も やって みよ う かな |ぼく||||| I think I'll give this a try.

あぁ

あ は ぁ 葉 が 枯れ ちゃ った よ |||は||かれ|||

なんと Unbelievable.

レア もの と の 戦い を 経 ず に ||||たたかい||へ|| One of us was born possessing Nen ability,

生まれながら の 能力 者 うまれながら||のうりょく|もの without having to fight a rare human!

軍団 長 殿 は どの 系統 に も 分類 でき ない ぐんだん|ちょう|しんがり|||けいとう|||ぶんるい|| Then, Commander, that makes you a Specialist,

特質 系 と いう こと です な とくしつ|けい||||| not belonging to another category?

ネフェルピトー Neferpitou.

は 女王 様 に 頂 い た 僕 の 名前 |じょおう|さま||いただ|||ぼく||なまえ これ から は From now on, call me Neferpitou.

ネフェルピトー って 呼 ん で ね ||よ|||

ハハッ Right!

あれ は もう いら ない I don't need him anymore.

今 すぐ 女王 様 へ いま||じょおう|さま| Feed him to the Queen now.

ハッ Right!

生まれながら に うまれながら| From birth, Neferpitou already possessed incredible power.

計り 知れ ぬ ほど の 能力 を 持った はかり|しれ||||のうりょく||もった

ネフェルピトー

その 存在 が |そんざい| This presence casts a dark shadow over the fates

やがて ゴン 達 3 人 の 運命 に ||さとる|じん||うんめい|

黒い 影 を 落とす くろい|かげ||おとす of Gon and his friends.

空 に 願い を かける から||ねがい||

それ は 叶わ ぬ 思い ||かなわ||おもい

一 人 こうして 見上げる 空 の 先 に ひと|じん||みあげる|から||さき|

いつか 繋がり 合え る 心 を 信じ て |つながり|あえ||こころ||しんじ|

流れ星 キラリ ながれぼし|きらり

君 は 夢 の 中 きみ||ゆめ||なか

違う 明日 探す 今日 の 道標 ちがう|あした|さがす|きょう||みちしるべ

一瞬 の ヒカリ いっしゅん||

この 想 いよ 届け |おも||とどけ

君 の 為 に 出来る 事 見つける の さ きみ||ため||できる|こと|みつける||

空 の 彼方 まで 旅 に 出かけよ う から||かなた||たび||でかけよ|

次回 「 ヒカリ × ト × カゲ 」 じかい|||かげ Next time: Light x And x Darkness.

ビビ ビビ ビビ ビビ 起き て ||||おき|

もう 朝 だ よ |あさ|| C'mon, it's morning.

10 時 55 分 じ|ぶん It's 10:50.

俺 起きる わ おれ|おきる| I'll kill-you-a!