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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 127

Hunter x Hunter (2011) Episode 127

人間 を ナメ る な よ メル エム

「 メル エム 」 それ が お 主 の 名 だ

何 だ こいつ は

アリ の 王 メル エム

お前 さん は 何にも 分かっちゃ い ねえ よ

人間 の 底 すら ない 悪意 ( シンカ ) を

貴 様 は

そう 貴 様 は

詰 ん で い た の だ 初め から

その 爆弾 は 低 予算 で 小型 の 上

驚く ほど の 殺傷 能力 を 誇り

技術 さえ 確立 し て しまえ ば

短 期間 で の 大量 生産 が 可能 な こと と

爆煙 の 特異 な 姿 から

「 貧者 の 薔薇 」 「 ミニチュア ローズ 」 と 呼ば れ

独裁 小 国家 に 好ま れ た

「 薔薇 」 は 延べ 250 を 超える 国 や 地域 で

その 10 倍 も の 花 を 咲か せ

512 万 人 の 命 を 吸って い た

テロリスト が

敵対 国 の 首都 中心 部 で これ を 使い

11 万 人 余り の 犠牲 者 を 出 した こと を 機 に

新た な 生産 を 禁じる 国際 条約 が 制定 さ れ は し た が

現在 保有 し て いる 「 薔薇 」 の 廃棄 と 使用 禁止 に は

8 割 以上 の 国 が 難色 を 示し

すでに 作ら れ た 数 十 万 発 の 「 種 」 は

今 も 各地 で 開花 の 時 を 静か に 待って いる の が 現状 だ

人 と アリ で どこ が 違う の か

奥の手 に これ を 選 ん だ ネ テロ の 内 に そんな 思い が

全く なかった と 言い 切れる か

今 と なって は 確かめよ う も ない

2 匹 は 瞬時 に 理解 し た

はるか 先 の 黒煙 と

それ が 生 ん だ で あ ろ う 空気 の 震え が 意味 する もの

同 刻

プフ の 分身 は ナックル と 目 が 合った

ユピー と の 経緯 から

プフ と も 同様 に 理解 し 合え る かも しれ ない

そんな ナックル の 淡い 期待 は

粉々 に 打ち砕か れ た

王 が タクト を 振れ ば 奴 ら は 悪魔 に でも なる さ

王 の 身 に 何 か が 起き た こと を プフ の 本体 が 気付 い た

その 結果 見せ た 分身 の 顔 こそ アリ の 本性

会長 は 王 を 倒し た の か

いや 結果 が どちら で あれ

ナックル は 決して 超える こと の でき ない 壁 を

プフ の 顔 に 見 た

壊れ てる

みんな 無事 かな

こりゃ ひで ぇ

たった 30 分 で すでに 廃虚 じゃ ねえ か

危 ねぇ

イカ ルゴ

キルア

パーム

そう か でも よかった

こうして 戻って 来 られ た ん だ から な

じゃ 最初 の 予定 通り

俺 が 車 で ペイ ジン まで 連れ て く よ

いや 残り たい ん だって さ

ま ぁ 戦力 と して は 文句 ない し な

単純 な 攻撃 力 で いったら 俺 より 上 だ よ 多分

本当 は 今 すぐ ゴン の 所 へ 行き たい の

でも 待つ わ

彼 の 意志 を 尊重 し て

意志

あいつ は 1 人 で ピトー と やる って 決め た ん だ

1 時間 ここ で 待つ

決め たら 最後 てこ でも 動か ねえ から

その代わり 決め た 通り の シチュエーション なら

最高 の パフォーマンス を 発揮 する

要するに 俺 達 に できる こと は

あいつ の 邪魔 を し ない こと

で でも もしも

ああ 分かって る よ

それ でも あいつ が 絶対 的 窮地 に 立ったら

迷わ ず 助太刀 に 入る こと

そう か 残る って の は そういう こと な ん だ な

仮に ゴン が 現 時点 で 持てる 能力 の 全て を 出し て も

到底 ピトー に 勝つ こと は かなわない

それどころか 俺 達 が 加わった と して も

ピトー に は 及ば ない こと を 全て 承知 で

残る って いう こと は

共に 死ぬ と いう こと

ナックル 達 も 捜し てる ん だ けど

来る か

もちろん

よし 行 こ う

王 と 護衛 軍 を 分断 し 会長 に 王 討伐 を 託す

ノヴ さん の 言う 通り

その 役目 は 十分 に 果たし た と 思う

あと は それぞれ の 考え 方 次第 だ

終える か 続ける か

俺 は とことん 奴 ら と やり合う

ここ で すでに 何度 か 落とし た 命 だ し な

たとえ 分かり 合え なく て も

俺 が 納得 できる まで やる

終わった な

一体 どうして

まだ 時間 が 来 た わけ で も ない のに

施術 が 完了 した こと を 知った の か

手術 箇所 は 見え ない よう に 隠し た のに

終了 し た 瞬間 の わずか な 弛緩 が どこ か に 表れ

それ に 気付か れ た なら

殺さ ね ば なら ない

何と して も

こいつ を

王 の ため に

あの 時 の 殺気 も

立て

すぐに ペイ ジン へ 向かう

俺 達 なら 走った ほう が 早い

ワダ す 一体

でき れ ば 彼女 を

次 ゴタゴタ 言ったら

そい つ を 殺す

す … すいません

ワダ す 邪魔 です か

あの ちょっと よく 状況 分か ん ね く て

分かった 行 こ う

この 距離 なら ば 右腕 一 本 で 首 を 刈れ る はず

なのに 動け ない

ゴン の 驚異 的 な 勘 の 冴え を 見 て ピトー の 本能 は 告げ て い た

動 い て は いけない チャンス は 来る

ペイ ジン へ 向かう 途中 いくら でも

その ため に は 何とか コムギ を 王 の 元 へ

ゴン そ いつ 「 ハコ ワレ 」 で 打 っと く か

万が一 奴 が 逃亡 し て も 場所 が 分かる し

反撃 し て 来 たら 俺 の ポット クリン が 盾 に なれる ぜ

ありがとう ナックル

でも 大丈夫

俺 は ピトー を 信じる よ

だから ナックル は 俺 と ピトー が カイト に 会う まで

あの コ を 頼む

ワ ワダ すのこ と かしら

こいつ コムギ を

人質 に 使う 気 か

ピトー が カイト を 元 に 戻し て くれ たら

すぐに 彼女 を 解放 する よ

お前 も 俺 を 信じ て くれる だ ろ

ピトー

いい の か キルア

ゴン と 一緒 に 行か なく て

俺 達 いや

キルア は 心中 する 覚悟 で い た

なのに ゴン は つれ ねえ じゃ ねえ か よ

ここ から は 俺 と ピトー だけ で いい

いい ん だ よ もともと その つもり だった し

何より あいつ の 考え を 聞い て 安心 し た

人質 作戦 を か

ああ 危険 な の は 一緒 に 行く こと で 俺 が 逆 に ピトー に 捕まる こと

つまり ピトー が 人質 交換 を 思い付く ほう が 怖い

こいつ ら どんな 修羅場 を くぐれ ば

そんな 発想 が できる ん だ

大丈夫

ゴン は この 目 で 見 た から

どこ に い て も 何 か あれ ば すぐ 分かる

それ に ピトー は 決して 彼女 を 見捨て ない

って こと は ゴン は 安全 って こと さ

何 が 何やら

ワダ す の 頭 で は さっぱり

総帥 様 は 一体 どこ

この 人 達 は 何

高熱 に よって 岩 が 赤 黒く 溶け

さながら 活火山 の 火口 の ごとき 爆心 地 は

凶悪 な 黒煙 を 生み 続け

生ける 者 の 進入 を 拒 ん だ

プフ

中 は 俺 が 捜す から 周囲 を 頼む

爆風 で 飛ばさ れ て いる かも しれ ない

俺 は 間違って い た

奴 ら を 殺す ぞ

王 と 共に

一 匹 残ら ず

王 ユピー の 咆哮 は 不吉 な 全て を 含 ん で おり その 姿 を 確認 する 前 から すでに

プフ の 顔 は 涙 で 覆わ れ て い た

王 朝 を むさぼり 夜 を 吐き出し

いかん と する 我 が 性

湧き出す この 感情 は

白 か 黒 か

目指す 未来 と

置いて け ぼ り に し て き た 過去

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て

不思議 な 夢 から

身 を 乗り出し た

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う

僕 は いったい どっち の 結末 願う

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ

ならば どこ へ と 向かって ゆく

重なった 二 つ の 未来

次回 「 ムジョウノヨロコビ × ト × ムショ ウノ アイ 」

俺 は な 見返り は 求め ねえ 主義 な ん だ

あ 無償 の 愛

無上 の 喜び


Hunter x Hunter (2011) Episode 127 hunter||hunter|episode Jäger x Jäger (2011) Episode 127

人間 を ナメ る な よ メル エム にんげん|||||||

「 メル エム 」 それ が お 主 の 名 だ |||||おも||な|

何 だ こいつ は なん|||

アリ の 王 メル エム あり||おう||

お前 さん は 何にも 分かっちゃ い ねえ よ おまえ|||なんにも|わかっちゃ|||

人間 の 底 すら ない 悪意 ( シンカ ) を にんげん||そこ|||あくい||

貴 様 は とうと|さま|

そう 貴 様 は |とうと|さま|

詰 ん で い た の だ 初め から つ|||||||はじめ| Yes... I see...

その 爆弾 は 低 予算 で 小型 の 上 |ばくだん||てい|よさん||こがた||うえ The bomb was both low-budget and compact,

驚く ほど の 殺傷 能力 を 誇り おどろく|||さっしょう|のうりょく||ほこり while also proving surprisingly lethal.

技術 さえ 確立 し て しまえ ば ぎじゅつ||かくりつ|||| With the right technology,

短 期間 で の 大量 生産 が 可能 な こと と みじか|きかん|||たいりょう|せいさん||かのう||| it was possible to quickly mass produce these bombs.

爆煙 の 特異 な 姿 から ばくけむり||とくい||すがた| Due to the shape of the smoke cloud,

「 貧者 の 薔薇 」 「 ミニチュア ローズ 」 と 呼ば れ ひんじゃ||ばら|みにちゅあ|||よば| it was called the Miniature Rose, or the poor man's rose,

独裁 小 国家 に 好ま れ た どくさい|しょう|こっか||このま|| and was popular with small dictatorships.

「 薔薇 」 は 延べ 250 を 超える 国 や 地域 で ばら||のべ||こえる|くに||ちいき| In more than 250 countries and regions of the world,

その 10 倍 も の 花 を 咲か せ |ばい|||か||さか|

512 万 人 の 命 を 吸って い た よろず|じん||いのち||すって|| consuming 5.12 million human lives.

テロリスト が てろりすと| After terrorists used the bomb in the center of an adversarial nation's capital,

敵対 国 の 首都 中心 部 で これ を 使い てきたい|くに||しゅと|ちゅうしん|ぶ||||つかい

11 万 人 余り の 犠牲 者 を 出 した こと を 機 に よろず|じん|あまり||ぎせい|もの||だ||||き| taking more than 110,000 lives,

新た な 生産 を 禁じる 国際 条約 が 制定 さ れ は し た が あらた||せいさん||きんじる|こくさい|じょうやく||せいてい|||||| an international treaty was signed that banned the bomb's production.

現在 保有 し て いる 「 薔薇 」 の 廃棄 と 使用 禁止 に は げんざい|ほゆう||||ばら||はいき||しよう|きんし|| However, over eighty percent of the world's countries rejected the proposal

8 割 以上 の 国 が 難色 を 示し わり|いじょう||くに||なんしょく||しめし to discard and ban the use of roses they had already produced,

すでに 作ら れ た 数 十 万 発 の 「 種 」 は |つくら|||すう|じゅう|よろず|はつ||しゅ| meaning that hundreds of thousands of seeds

今 も 各地 で 開花 の 時 を 静か に 待って いる の が 現状 だ いま||かくち||かいか||じ||しずか||まって||||げんじょう| still wait silently in many countries for their chance to bloom.

人 と アリ で どこ が 違う の か じん||あり||||ちがう|| "How are humans and Ants different?"

奥の手 に これ を 選 ん だ ネ テロ の 内 に そんな 思い が おくのて||||せん||||てろ||うち|||おもい| When Netero decided to use his last resort,

全く なかった と 言い 切れる か まったく|||いい|きれる|

今 と なって は 確かめよ う も ない いま||||たしかめよ||| Now, there is no way to find out.

2 匹 は 瞬時 に 理解 し た ひき||しゅんじ||りかい|| The two immediately understood

はるか 先 の 黒煙 と |さき||こくえん| what the distant cloud of smoke and resulting vibration in the air signified.

それ が 生 ん だ で あ ろ う 空気 の 震え が 意味 する もの ||せい|||||||くうき||ふるえ||いみ||

同 刻 どう|きざ At the same time,

プフ の 分身 は ナックル と 目 が 合った ||ぶんしん||||め||あった Pouf's clone found itself looking Knuckle in the eye.

ユピー と の 経緯 から |||けいい| After his experience with Youpi,

プフ と も 同様 に 理解 し 合え る かも しれ ない |||どうよう||りかい||あえ|||| Knuckle hoped to reach a similar understanding with Pouf.

そんな ナックル の 淡い 期待 は |||あわい|きたい| But his faint hopes were quickly shattered.

粉々 に 打ち砕か れ た こなごな||うちくだか||

王 が タクト を 振れ ば 奴 ら は 悪魔 に でも なる さ おう||たくと||ふれ||やつ|||あくま|||| If the King waves his baton,

王 の 身 に 何 か が 起き た こと を プフ の 本体 が 気付 い た おう||み||なん|||おき||||||ほんたい||きづ|| Pouf's main body must have learned that something happened to the King.

その 結果 見せ た 分身 の 顔 こそ アリ の 本性 |けっか|みせ||ぶんしん||かお||あり||ほんしょう That led to the transformation of the clone's face, revealing the Ants' true nature.

会長 は 王 を 倒し た の か かいちょう||おう||たおし||| Did the chairman defeat the King?

いや 結果 が どちら で あれ |けっか||||

ナックル は 決して 超える こと の でき ない 壁 を ||けっして|こえる|||||かべ| In Pouf's face, Knuckle had seen a barrier that could not be overcome.

プフ の 顔 に 見 た ||かお||み|

壊れ てる こぼれ| It's destroyed!

みんな 無事 かな |ぶじ| Is everyone okay?

こりゃ ひで ぇ This is brutal...

たった 30 分 で すでに 廃虚 じゃ ねえ か |ぶん|||はいきょ||| It only took them thirty minutes to wreck the whole place.

危 ねぇ き| That was close...

イカ ルゴ いか| Ikalgo.

キルア Killua!

パーム Palm...

そう か でも よかった I see.

こうして 戻って 来 られ た ん だ から な |もどって|らい||||||

じゃ 最初 の 予定 通り |さいしょ||よてい|とおり Then, as planned, I'll take you to Peijing by car.

俺 が 車 で ペイ ジン まで 連れ て く よ おれ||くるま|||||つれ|||

いや 残り たい ん だって さ |のこり|||| No, she wants to stay.

ま ぁ 戦力 と して は 文句 ない し な ||せんりょく||||もんく||| Well, she'll certainly be useful in a fight.

単純 な 攻撃 力 で いったら 俺 より 上 だ よ 多分 たんじゅん||こうげき|ちから|||おれ||うえ|||たぶん In terms of raw offensive power, she has me beat...

本当 は 今 すぐ ゴン の 所 へ 行き たい の ほんとう||いま||||しょ||いき|| To be honest, I want to go to Gon at once.

でも 待つ わ |まつ| However...

彼 の 意志 を 尊重 し て かれ||いし||そんちょう|| I'll respect his wishes...

意志 いし His wishes?

あいつ は 1 人 で ピトー と やる って 決め た ん だ ||じん||||||きめ||| He's decided to fight Pitou by himself.

1 時間 ここ で 待つ じかん|||まつ I'll wait right here for one hour.

決め たら 最後 てこ でも 動か ねえ から きめ||さいご|||うごか|| And once he's made up his mind, that's it. He won't budge.

その代わり 決め た 通り の シチュエーション なら そのかわり|きめ||とおり||| In return, he performs his best

最高 の パフォーマンス を 発揮 する さいこう||ぱふぉーまんす||はっき| when circumstances are as expected.

要するに 俺 達 に できる こと は ようするに|おれ|さとる|||| Which means all we can do is stay out of his way.

あいつ の 邪魔 を し ない こと ||じゃま||||

で でも もしも

ああ 分かって る よ |わかって|| Yeah, I know.

それ でも あいつ が 絶対 的 窮地 に 立ったら ||||ぜったい|てき|きゅうち||たったら If he gets into serious trouble, we'll immediately rush in to help him.

迷わ ず 助太刀 に 入る こと まよわ||すけだち||はいる|

そう か 残る って の は そういう こと な ん だ な ||のこる||||||||| I see...

仮に ゴン が 現 時点 で 持てる 能力 の 全て を 出し て も かりに|||げん|じてん||もてる|のうりょく||すべて||だし|| Even if Gon uses all the power he currently has,

到底 ピトー に 勝つ こと は かなわない とうてい|||かつ||| he still won't be able to beat Pitou.

それどころか 俺 達 が 加わった と して も |おれ|さとる||くわわった||| In fact, even if the three of us join him,

ピトー に は 及ば ない こと を 全て 承知 で |||およば||||すべて|しょうち| they're aware that we're still no match for Pitou.

残る って いう こと は のこる||||

共に 死ぬ と いう こと ともに|しぬ||| to die with him!

ナックル 達 も 捜し てる ん だ けど |さとる||さがし|||| We're also looking for Knuckle and the others.

来る か くる| Want to come?

もちろん Absolutely.

よし 行 こ う |ぎょう|| Okay, let's go.

王 と 護衛 軍 を 分断 し 会長 に 王 討伐 を 託す おう||ごえい|ぐん||ぶんだん||かいちょう||おう|とうばつ||たくす We separated the King and the Royal Guard

ノヴ さん の 言う 通り |||いう|とおり As Knov-san said, we've completed the mission we were assigned.

その 役目 は 十分 に 果たし た と 思う |やくめ||じゅうぶん||はたし|||おもう

あと は それぞれ の 考え 方 次第 だ ||||かんがえ|かた|しだい| Each of us will have to decide where we go from here.

終える か 続ける か おえる||つづける| Do we stop or keep going?

俺 は とことん 奴 ら と やり合う おれ|||やつ|||やりあう I am

ここ で すでに 何度 か 落とし た 命 だ し な |||なんど||おとし||いのち|||

たとえ 分かり 合え なく て も |わかり|あえ|||

俺 が 納得 できる まで やる おれ||なっとく||| I won't give up until I'm content with the outcome.

終わった な おわった| You're finished.

一体 どうして いったい| Why did he say that?

まだ 時間 が 来 た わけ で も ない のに |じかん||らい|||||| There's still time left...

施術 が 完了 した こと を 知った の か しじゅつ||かんりょう||||しった|| Did he notice that my surgery was done?

手術 箇所 は 見え ない よう に 隠し た のに しゅじゅつ|かしょ||みえ||||かくし|| I made sure to hide my progress from him.

終了 し た 瞬間 の わずか な 弛緩 が どこ か に 表れ しゅうりょう|||しゅんかん||||しかん|||||あらわれ But if I showed any sign of relaxing after finishing it,

それ に 気付か れ た なら ||きづか||| and he noticed that...

殺さ ね ば なら ない ころさ|||| I must kill him.

何と して も なんと|| No matter the cost!

こいつ を I must kill him...

王 の ため に おう||| For the King's sake!

あの 時 の 殺気 も |じ||さっき| Did he notice my bloodlust then?

立て たて Stand up.

すぐに ペイ ジン へ 向かう ||||むかう We move to Peijing now.

俺 達 なら 走った ほう が 早い おれ|さとる||はしった|||はやい Running is faster for us.

ワダ す 一体 ||いったい What happened to me?

でき れ ば 彼女 を |||かのじょ| I would like to—

次 ゴタゴタ 言ったら つぎ|ごたごた|いったら The next time you try to delay me, I'll kill her.

そい つ を 殺す |||ころす

す … すいません S-Sorry!

ワダ す 邪魔 です か ||じゃま|| Am I interrupting something?

あの ちょっと よく 状況 分か ん ね く て |||じょうきょう|わか|||| U-Um, I don't understand what's going on...

分かった 行 こ う わかった|ぎょう|| I understand.

この 距離 なら ば 右腕 一 本 で 首 を 刈れ る はず |きょり|||みぎうで|ひと|ほん||くび||かれ|| Pitou was close enough to take off his head with one arm.

なのに 動け ない |うごけ| But Pitou couldn't move.

ゴン の 驚異 的 な 勘 の 冴え を 見 て ピトー の 本能 は 告げ て い た ||きょうい|てき||かん||さえ||み||||ほんのう||つげ||| After seeing how sharp Gon's senses were,

動 い て は いけない チャンス は 来る どう|||||ちゃんす||くる I can't make a move now...

ペイ ジン へ 向かう 途中 いくら でも |||むかう|とちゅう|| There'll be many, on our way to Peijing.

その ため に は 何とか コムギ を 王 の 元 へ ||||なんとか|||おう||もと| But I must get Komugi to the King!

ゴン そ いつ 「 ハコ ワレ 」 で 打 っと く か ||||||だ||| Gon, want me to use Chapter 7 Bankruptcy on Pitou?

万が一 奴 が 逃亡 し て も 場所 が 分かる し まんがいち|やつ||とうぼう||||ばしょ||わかる| If there's an escape attempt, I can track Pitou down.

反撃 し て 来 たら 俺 の ポット クリン が 盾 に なれる ぜ はんげき|||らい||おれ||ぽっと|||たて||| And if Pitou tries to fight back, APR will protect you.

ありがとう ナックル Thank you, Knuckle.

でも 大丈夫 |だいじょうぶ But it's okay.

俺 は ピトー を 信じる よ おれ||||しんじる| I trust Pitou...

だから ナックル は 俺 と ピトー が カイト に 会う まで |||おれ||||||あう| So until Pitou and I have met with Kite,

あの コ を 頼む |||たのむ keep an eye on her.

ワ ワダ すのこ と かしら A-Are you talking about me?

こいつ コムギ を Is he going to use Komugi...

人質 に 使う 気 か ひとじち||つかう|き| As a hostage?!

ピトー が カイト を 元 に 戻し て くれ たら ||||もと||もどし||| Once Pitou turns Kite back, we'll let her go.

すぐに 彼女 を 解放 する よ |かのじょ||かいほう||

お前 も 俺 を 信じ て くれる だ ろ おまえ||おれ||しんじ|||| I'm sure you're also willing to trust me, right?

ピトー Pitou?

いい の か キルア You sure about this, Killua?

ゴン と 一緒 に 行か なく て ||いっしょ||いか|| You aren't going with Gon?

俺 達 いや おれ|さとる| We were...

キルア は 心中 する 覚悟 で い た ||しんじゅう||かくご|||

なのに ゴン は つれ ねえ じゃ ねえ か よ But Gon didn't want him to come!

ここ から は 俺 と ピトー だけ で いい |||おれ||||| Pitou and I will go by ourselves.

いい ん だ よ もともと その つもり だった し It's okay.

何より あいつ の 考え を 聞い て 安心 し た なにより|||かんがえ||ききい||あんしん|| And I feel better after hearing what he's doing.

人質 作戦 を か ひとじち|さくせん|| You mean the hostage?

ああ 危険 な の は 一緒 に 行く こと で 俺 が 逆 に ピトー に 捕まる こと |きけん||||いっしょ||いく|||おれ||ぎゃく||||つかまる| Yeah. The real danger would be if I went along,

つまり ピトー が 人質 交換 を 思い付く ほう が 怖い |||ひとじち|こうかん||おもいつく|||こわい Then Pitou would have the option to exchange hostages.

こいつ ら どんな 修羅場 を くぐれ ば |||しゅらば||| Seriously...

そんな 発想 が できる ん だ |はっそう||||

大丈夫 だいじょうぶ It's all right.

ゴン は この 目 で 見 た から |||め||み|| Now that I've seen Gon with these eyes,

どこ に い て も 何 か あれ ば すぐ 分かる |||||なん|||||わかる I'll know immediately if something happens.

それ に ピトー は 決して 彼女 を 見捨て ない ||||けっして|かのじょ||みすて| Besides, Pitou won't abandon her.

って こと は ゴン は 安全 って こと さ |||||あんぜん||| Which means that Gon is safe.

何 が 何やら なん||なにやら I can't understand what's going on.

ワダ す の 頭 で は さっぱり |||あたま|||

総帥 様 は 一体 どこ そうすい|さま||いったい| Where is the Supreme Leader?

この 人 達 は 何 |じん|さとる||なん Who are these people?

高熱 に よって 岩 が 赤 黒く 溶け こうねつ|||いわ||あか|くろく|とけ The heat of the explosion had melted the rock into magma,

さながら 活火山 の 火口 の ごとき 爆心 地 は |かっかざん||かこう|||ばくしん|ち| leaving a scene resembling the mouth of an active volcano,

凶悪 な 黒煙 を 生み 続け きょうあく||こくえん||うみ|つづけ producing a perpetual cloud of black smoke

生ける 者 の 進入 を 拒 ん だ いける|もの||しんにゅう||こば|| that prevented the living from entering.

プフ Pouf!

中 は 俺 が 捜す から 周囲 を 頼む なか||おれ||さがす||しゅうい||たのむ I'll search inside, so I need you to search the surrounding area.

爆風 で 飛ばさ れ て いる かも しれ ない ばくふう||とばさ|||||| It's possible that the explosion sent the King flying.

俺 は 間違って い た おれ||まちがって|| I was wrong...

奴 ら を 殺す ぞ やつ|||ころす| We will kill them all, with the King at our side.

王 と 共に おう||ともに

一 匹 残ら ず ひと|ひき|のこら| None will be spared!

王 ユピー の 咆哮 は 不吉 な 全て を 含 ん で おり おう|||ほうこう||ふきつ||すべて||ふく||| Youpi's roar had an ominous tone. その 姿 を 確認 する 前 から すでに |すがた||かくにん||ぜん|| Before he could even see the truth for himself,

プフ の 顔 は 涙 で 覆わ れ て い た ||かお||なみだ||おおわ|||| tears were already streaming down Pouf's face.

王 朝 を むさぼり おう|あさ|| 夜 を 吐き出し よ||はきだし

いかん と する 我 が 性 |||われ||せい

湧き出す この 感情 は わきだす||かんじょう|

白 か 黒 か しろ||くろ|

目指す 未来 と めざす|みらい|

置いて け ぼ り に し て き た 過去 おいて|||||||||かこ

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる ||||つながって|

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て すぎ||らせん||め||ほそめ|

不思議 な 夢 から ふしぎ||ゆめ|

身 を 乗り出し た み||のりだし|

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う ひょうり|いったい|ゆび||はじく|||から||まう

僕 は いったい どっち の 結末 願う ぼく|||||けつまつ|ねがう

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ ひょうり|いったい|ひかり|かがやく||ぼく|||

ならば どこ へ と 向かって ゆく ||||むかって|

重なった 二 つ の 未来 かさなった|ふた|||みらい

次回 「 ムジョウノヨロコビ × ト × ムショ ウノ アイ 」 じかい||||うの| Next time:

俺 は な 見返り は 求め ねえ 主義 な ん だ おれ|||みかえり||もとめ||しゅぎ||| I never ask for anything in return.

あ 無償 の 愛 |むしょう||あい Isn't that unconditional love?

無上 の 喜び むじょう||よろこび Unparalleled joy.