Clannad : After Story Episode 23 clannad|after|story|episode

やった 　 また 同じ クラス ||おなじ|くらす

担任 　 簑島 ？ 　 最悪 たんにん|みのしま|さいあく

三 年 Ｄ 組 … みっ|とし|ｄ|くみ

おはよう 　 古河 さん |こが|

木村 さん 　 おはよう ございます きむら|||

クラス 　 別々 に なっちゃ っ た ね くらす|べつべつ|||||

古河 さん は Ｄ 組 か こが|||ｄ|くみ|

二 年 の とき に 同じ クラス だった 子 　 誰 か いる ？ ふた|とし||||おなじ|くらす||こ|だれ||

いえ 　 女子 は 誰 も … |じょし||だれ|

そ っか 　 きっと すぐ 友達 できる よ ||||ともだち||

古河 さん 　 かわいい から こが|||

そんな こと ない と 思い ます けど ||||おもい||

控え目 に し て ない で さ ひかえめ||||||

どんどん 自分 から 話しかけ て いけ ば いい ん だ よ |じぶん||はなしかけ|||||||

私 Ａ 組 だ から 　 それ じゃあ ね わたくし|ａ|くみ|||||

はい

すみません

ああ 　 いや

きみ だけ が 過ぎ去った 坂 の 途中 は |||すぎさった|さか||とちゅう|

あたたか な 日だまり が いく つ も でき て た ||ひだまり|||||||

僕 ひと り が ここ で 優しい ぼく||||||やさしい

温か さ を 思い返し てる あたたか|||おもいかえし|

きみ だけ を きみ だけ を

好き で い た よ すき||||

風 で 目 が 滲 ん で かぜ||め||しん||

遠く なる よ とおく||

いつ まで も 　 覚え てる |||おぼえ|

なにもかも 変わって も |かわって|

ひと つ だけ 　 ひと つ だけ

あり ふれた もの だ けど

見せ て やる 　 輝き に 満ち た その ひと つ だけ みせ|||かがやき||みち|||||

いつ まで も いつ まで も 守って いく ||||||まもって|

二 年生 に なった 早々 　 何で こんな こと し なきゃ なん ない わけ ？ ふた|ねんせい|||はやばや|なんで|||||||

そりゃ 　 エスケープ に 失敗 し た から だ ろ |||しっぱい|||||

コラ 　 お前 達 ！ |おまえ|さとる

納得 いか ねぇ なっとく||

納得 いか ない の は こっち よ なっとく||||||

何 だって あたし が あんた 達 を 見張 ん なきゃ なん ない わけ ？ なん|||||さとる||みは|||||

見逃し て くれりゃ あ 　 よかった じゃ ん みのがし||||||

お前 が 僕ら の 邪魔 する から 　 こんな こと に なった … おまえ||ぼくら||じゃま||||||

そういう の を ね 　 逆恨み って いう の ||||さかうらみ|||

知ら ない なら 　 頭がい 骨 こじあけ て しら|||ずがい|こつ||

脳 ミソ に 直接 ねじ込 ん で あげ ま しょ う か ？ のう|みそ||ちょくせつ|ねじこ|||||||

目 が マジ です 　 目 が … め||||め|

もう 　 だ から 委員 長 なんて 引き受け たく なかった の よ |||いいん|ちょう||ひきうけ||||

なら 　 さっさと 終ら し て 帰 ろ う ぜ ||おわら|||かえ|||

お互い 　 こんな こと で 時間 つぶし たく ない だ ろ おたがい||||じかん|||||

あんた 　 名前 　 何 だ っけ ？ |なまえ|なん||

岡崎 朋也 　 お前 は ？ おかざき|ともや|おまえ|

不良 に 教える 名前 は ない わ ふりょう||おしえる|なまえ|||

こっち が 名乗った ん だ から 　 お前 も 教えろ よ ||なのった||||おまえ||おしえろ|

イヤ 　 バカ と お 近づき に なり たく ない から いや|ばか|||ちかづき|||||

いい 性格 してん な 　 お前 |せいかく|||おまえ

あー ら 　 人 を 見る 目 は あり そう ね ||じん||みる|め||||

話しかける 許可 ぐらい は 与え て あげ ま しょ う か はなしかける|きょか|||あたえ||||||

コラ っ 　 また あんた ！

バカ ！ ばか

ちょっと 　 くっつか ない で よ

助け て やった のに 　 そりゃ ない だ ろ たすけ|||||||

てい うか 　 僕 は 助かって ない ん です が … ||ぼく||たすかって||||

お 礼 を 言って いい か どう か 微妙 だ けど |れい||いって|||||びみょう||

一応 　 感謝 し て あげる わ 　 ありがたく 思い なさ いよ いちおう|かんしゃ||||||おもい|な さ|

あたし 　 藤林 杏 　 これ から 一 年 一緒 だ けど |ふじばやし|あんず|||ひと|とし|いっしょ||

あんまり 手 　 焼か せ ない で よ ね |て|やか|||||

藤林 ？ 　 確か 隣 の クラス に も 藤林 って ヤツ が … ふじばやし|たしか|となり||くらす|||ふじばやし||やつ|

それ 　 双子 の 妹 |ふたご||いもうと

紛らわしい から 　 あたし の こと は 杏 で いい わ まぎらわしい||||||あんず|||

じゃ っ

変 な の と 知り合い に なっちゃ っ た ねぇ へん||||しりあい|||||

多分 　 向こう も 同じ こと 思って る ぞ たぶん|むこう||おなじ||おもって||

なあ 　 これ から どう する ？

駅前 でも ブラブラ しょう ぜ 　 別に やる こと なんて ない ん だ し えきまえ||ぶらぶら|||べつに|||||||

そう だ ね

ただいま です

おう 　 お かえり

どう だった ？ 　 新しい クラス は ||あたらしい|くらす|

誰 と も 話せ なく て 　 ちょっと 寂しかった です だれ|||はなせ||||さびしかった|

どうして 突っ込 ん で いか ない ん だ よ |つっこ|||||||

自己 紹介 し て いけ よ じこ|しょうかい||||

あっ 　 もしもし ？ 　 オレ だ よ 　 オレオレ ||おれ|||

ああ ？ 　 あんた の 孫 の 渚 だ よ |||まご||なぎさ||

事故 っちゃ っ て 　 困って ん だ よ ね じこ||||こまって||||

… って 　 食らいつ い て いけ よ |くらいつ||||

それ 　 何 か 違い ます |なん||ちがい|

それ ぐらい の 勢い が 必要 だって こった よ |||いきおい||ひつよう|||

積極 的 に いけ 　 積極 的 に せっきょく|てき|||せっきょく|てき|

二 年 の とき も ふた|とし|||

クラス の 子 と 親しく なる のに 　 すごく 時間 かかった ん です くらす||こ||したしく||||じかん|||

今回 も 時間 かかり そう です こんかい||じかん|||

きっかけ だ よ 　 きっかけ

周り の ヤツ ら だって まわり||やつ||

早く 友達 つくり て ぇ って 思って る はず な ん だ から はやく|ともだち|||||おもって||||||

そう です ね 　 きっかけ です

よし 　 とっておき の 策 を 伝授 して やる |||さく||でんじゅ||

先生 を 間違え て 「 お 母さん 」 って 呼 ん で 　 恥 かく こと ある だ ろ せんせい||まちがえ|||かあさん||よ|||はじ|||||

それ を 応用 し て だ な ||おうよう||||

先生 を 「 ウルトラ の 母 」 って 呼ぶ ん だ よ せんせい||||はは||よぶ|||

すると 　 みんな が 噂 を 始める ん だ |||うわさ||はじめる||

「 古河 さん って 　 もし かして ウルトラ 関係 の 人 ？ 」 こが||||||かんけい||じん

「 変身 できる の かしら ？ 」 へんしん|||

「 聞い て み よっ か 」 ききい||||

「 ねぇ ねぇ 　 古河 さん 　 お 昼 一緒 に 食べ ない ？ 」 ||こが|||ひる|いっしょ||たべ|

それ 　 難易 度 が 高い と 思い ます |なんい|たび||たかい||おもい|

じゃあ 　 いっそ こいつ を 配って み たら どう だ ？ ||||くばって||||

お 母さん の パン です か ？ |かあさん||ぱん||

こんな シロ モン でも 　 中 に は 我慢 し て 食って くれる ヤツ も いる だ ろ う ||もん||なか|||がまん|||くって||やつ|||||

そういう 心 優しい 子 に 声 を かけりゃ あ 　 いい |こころ|やさしい|こ||こえ||||

かなり たけ ぇ ハードル だ と は 思う が な |||はーどる||||おもう||

私 の パン は 　 私 の パン は … わたくし||ぱん||わたくし||ぱん|

かなり たけ ぇ ハードル だった ん です ね ～ |||はーどる||||

俺 は 　 大好き だ ！ おれ||だいすき|

明日 の 入学 式 の 段取り を 説明 し ます あした||にゅうがく|しき||だんどり||せつめい||

まず 　 二 三 年生 が 体育 館 に 着席 し |ふた|みっ|ねんせい||たいいく|かん||ちゃくせき|

それ から 新入 生 達 が 入って き ます ||しんにゅう|せい|さとる||はいって||

式 が 終わったら 　 新入 生 は オリエンテーション しき||おわったら|しんにゅう|せい||

二 三 年生 は そのまま 通常 授業 に 戻り ます ふた|みっ|ねんせい|||つうじょう|じゅぎょう||もどり|

新入 生 の 引率 は … しんにゅう|せい||いんそつ|

ウルトラ の 母 　 質問 で ー す ！ ||はは|しつもん||-|

古河 さん 　 ウルトラ 関係 の 人 ？ こが|||かんけい||じん

カッコイイ ！

変身 し て 見せ て へんしん|||みせ|

ああ 　 私 って ば 　 間違え ちゃ い まし た |わたくし|||まちがえ||||

ドジ な 子 で ごめんなさい ||こ||

クラブ や 委員 会 の 勧誘 など くらぶ||いいん|かい||かんゆう|

行きすぎ た 行動 を 取ら ない よう に ゆきすぎ||こうどう||とら|||

それ から 学校 で 決め られ て いる 歓迎 の 催し 以外 の 行動 は 慎む よう に ||がっこう||きめ||||かんげい||もよおし|いがい||こうどう||つつしむ||

こいつ は また ！

起き なさい 　 岡崎 　 五 時間 目 始まる わ よ おき||おかざき|いつ|じかん|め|はじまる||

たく ～

カッコいい 方 よ ね 　 こうして 見る と かっこいい|かた||||みる|

彼女 と か いる の か な かのじょ||||||

岡崎 　 危 な ー ー いっ ！ おかざき|き||-|-|

す っ 　 春原 　 何 よ ？ ||すのはら|なん|

そっち こそ 何 し てる ん だ ||なん||||

まさか 岡崎 が 寝 てる 間 に 息の根 を 止めよ う と … |おかざき||ね||あいだ||いきのね||とどめよ||

それとも

男 と 女 の 関係 的 ない み で 襲 お う と し て た の か ！ ？ おとこ||おんな||かんけい|てき||||おそ||||||||

そんな わけない でしょ

ホント に ？ ほんと|

「 意外 と 見 られる 顔 し てる わ ね 」 と か 思って た ん じゃ ない の ？ いがい||み||かお|||||||おもって|||||

バカ 丸出し に 見え て 　 案外 鋭い ばか|まるだし||みえ||あんがい|するどい

殴れ ば 記憶 って 消え た わ よ ね ？ なぐれ||きおく||きえ||||

何 の 話 です か ？ なん||はなし||

う っせ ぇ な 　 何 だ よ ？ ||||なん||

岡崎 おかざき

危ない ところ だった ん だ ぞ あぶない|||||

もう 少し で 　 男 と 女 の 関係 的 に … |すこし||おとこ||おんな||かんけい|てき|

記憶 の 抹消 　 完了 きおく||まっしょう|かんりょう

古河 さ ー ん こが||-|

木村 さん きむら|

追いつ い た おいつ||

古河 さん 　 一 人 ? こが||ひと|じん

はい

この 子 　 新 クラス で 仲良く なった の |こ|しん|くらす||なかよく||

これ から 服 　 見 に いく ん だ けど ||ふく|み|||||

古河 さん も 　 つきあわ ない ？ こが||||

私 が です か ？ わたくし|||

古河 さん って 　 す っ ごく 面白い 人 な ん だ よ こが||||||おもしろい|じん||||

ねぇ 　 行 こ う |ぎょう||

でも 　 道草 は いけない です し |みちくさ|||| But you can't do it

今どき 　 そんな こと 気 に し てる 人 なんて い ない って いまどき|||き||||じん||||

ほら 　 行 こ う |ぎょう||

かわいい じゃ ん

ホント 　 古河 さん よく 似合う ほんと|こが|||にあう

もう 　 ドキドキ し ます |どきどき||

先生 に 見つかったら 　 絶対 に 怒ら れ て しまい ます せんせい||みつかったら|ぜったい||いから||||

ほら 　 次 　 この ワンピース |つぎ||わんぴーす

はい

古河 さん 　 大変 　 先生 が 見回り に 来 た ！ こが||たいへん|せんせい||みまわり||らい|

私 達 逃げる から 　 あと よろしく わたくし|さとる|にげる|||

待って ください 　 困り ます まって||こまり|

私 　 あの 　 よろしく って 言わ れ て も … わたくし||||いわ|||

先生 　 ごめんなさい ！ せんせい|

ウソ うそ

さっき は 　 ごめん ね

古河 さん 　 面白い から 　 つい こが||おもしろい||

いい です 　 ちょっと ドキドキ し まし た けど |||どきどき||||

もったいない な ～

古河 さん って 　 すごく 楽しい 人 な のに こが||||たのしい|じん||

みんな 気づ い て ない ん だ もん |きづ||||||

早く クラス でも お 友達 できる と いい のに ね はやく|くらす|||ともだち|||||

はい

じゃあ 　 また ね

さようなら 　 古河 さん |こが|

と いう ふう に 　 帰り は 木村 さん 達 と 一緒 で 楽しかった ん です けど ||||かえり||きむら||さとる||いっしょ||たのしかった|||

クラス じゃ 　 相変わらず 一 人 か くらす||あいかわらず|ひと|じん|

はい

せ め ぇ 教室 に 　 ３０ 人 も ひ しめ い て ん だ から |||きょうしつ||じん||||||||

一 人 ぐらい 気 の 合う の が い ん だ ろ ひと|じん||き||あう||||||

廊下 で すれ違って る ヤツ の 中 に だって ろうか||すれちがって||やつ||なか||

一生 の 友達 と か いっしょう||ともだち||

かけ がえ の ねぇ 存在 に なれる 相手 が いる かも しれ ねぇ ぞ ||||そんざい|||あいて||||||

だが 　 動き出さ なきゃ 　 永遠 に 赤 の 他人 だ |うごきださ||えいえん||あか||たにん|

どう 動け ば いい ん でしょ う ？ |うごけ|||||

そこ で 　 これ だ

こん 中 に 　 早苗 の 作った パン が 交ざって いる |なか||さなえ||つくった|ぱん||まざって|

こいつ を クラス の 連中 に 食わせ て 　 サプライズ を 楽しむ ん だ ||くらす||れんちゅう||くわせ||||たのしむ||

パーティー で よく ある イタズラ 企画 よ ぱーてぃー||||いたずら|きかく|

盛り上がる こと 間違い なし もりあがる||まちがい|

「 古河 さん って 愉快 な こと 思いつく の ね 」 こが|||ゆかい|||おもいつく||

「 お 友達 に なり たい わ 」 |ともだち||||

と こう なる

私 の パン は 　 私 の パン は … わたくし||ぱん||わたくし||ぱん|

サプライズ を 楽しむ もの だった ん です ね ～ ||たのしむ|||||

俺 は … おれ|

大好き だ ～ だいすき|

スペード の ６ と ハート の ８ |||はーと|

あと 　 スペード の ９

６ と ９ が 合体 し て 　 八 の 字 に なる って いう こと で ||がったい|||やっ||あざ||||||

あんた の 占い 　 思いっきり 自己 流 よ ね 　 相変わらず ||うらない|おもいっきり|じこ|りゅう|||あいかわらず

お 姉ちゃん 　 明日 誰 か に 告白 さ れる よ |ねえちゃん|あした|だれ|||こくはく|||

告白 ？ こくはく

好き です って 言わ れる みたい 　 誰 か ステキ な 男の子 に すき|||いわ|||だれ||すてき||おとこのこ|

や っぱ さ 　 ここ は ひと つ 僕ら の 恐ろし さ を 見せつけ て おか ない と いけない と 思う ん だ よ ね |||||||ぼくら||おそろし|||みせつけ|||||||おもう||||

何 だ 　 ケンカ で も 売る 気 か ？ なん||けんか|||うる|き|

もっと 頭脳 的 に いく の さ |ずのう|てき||||

「 愛し の 藤林 杏 様 」 あいし||ふじばやし|あんず|さま

「 こない だ ひと目 惚れ し た ので 　 愛 の こく はく を し たい の で 」 ||ひとめ|ほれ||||あい||||||||

「 お ひる に きゅう 校舎 の し りょう し つま で 　 き て ください 」 ||||こうしゃ|||||||||

「 ん じゃ 　 そういう こと で 」

明日 　 それ を あいつ の げた 箱 に 入れ とく の さ あした||||||はこ||いれ|||

で 　 ドキドキ し てる ところ を 大笑い し ながら 観察 する ん だ よ |どきどき|||||おおわらい|||かんさつ||||

こんな 頭 悪 そう な ラブ レター 　 初めて 見 た ん だ が |あたま|あく|||らぶ|れたー|はじめて|み||||

この ショック で 藤林 杏 は 再起 不能 |しょっく||ふじばやし|あんず||さいき|ふのう

僕ら は 向こう 一 年間 を 楽しく 過ごせ る って わけ さ ぼくら||むこう|ひと|ねんかん||たのしく|すごせ||||

確かに 恐ろし さ を 味わう こと に なり そう だ な たしかに|おそろし|||あじわう||||||

いろんな 意味 で |いみ|

でしょ

明日 が 楽しみ だ ね あした||たのしみ||

それ じゃ 私 　 日直 だ から 先 に 行く ね ||わたくし|にっちょく|||さき||いく|

うん 　 また あと で ね

「 愛し の 藤林 杏 様 」 あいし||ふじばやし|あんず|さま

まさか 　 椋 の 占い どおり ？ |むく||うらない|

ソワソワ し ちゃ って 　 かわいい とこ あんじゃ ん そわそわ|||||||

絶対 に 悪 趣味 だ と 思う ぞ 　 これ ぜったい||あく|しゅみ|||おもう||

ねぇ ねぇ 　 あの 男の子 かわいい ね |||おとこのこ||

なあ に 　 今 から 眼 つける 気 ？ ||いま||がん||き

うち の クラブ に 何 人 　 入る かな ？ ||くらぶ||なん|じん|はいる|

そう だ な 　 二 人 ぐらい 来 て くれる と いい ね |||ふた|じん||らい|||||

おはよう ございます

あいつ 　 体格 いい な |たいかく||

ねぇ 　 あの 顔 の 丸い 子 ||かお||まるい|こ

あれ に 似 て ない ？ ||に||

ほら 　 あの 何 年 か 前 に は やった マスコット キャラクター ||なん|とし||ぜん||||ますこっと|きゃらくたー

ええ と 　 何 だ っけ ？ ||なん||

こんな の

何 だ っけ 　 私 も ド 忘れ し ちゃ った なん|||わたくし|||わすれ|||

けっこう はやった よ ね 　 ぬいぐるみ と か たくさん 出 て ||||||||だ|

あの 　 それ は …

は ー い 　 体育 館 に 移動 し ます よ |-||たいいく|かん||いどう|||

新入 生 の 皆さん しんにゅう|せい||みなさん

これ から 三 年 間 ||みっ|とし|あいだ

健やか な 学校 生活 を 送って ください すこやか||がっこう|せいかつ||おくって|

次に 新入 生 の あいさつ つぎに|しんにゅう|せい||

や だ 　 私 まさか 期待 し てる の ？ ||わたくし||きたい|||

「 都合 が 悪く なった ので 　 屋上 に 来 て ください 」 つごう||わるく|||おくじょう||らい||

「 すいません 　 やっぱり 体育 用具 入れ の 倉庫 に し ます 」 ||たいいく|ようぐ|いれ||そうこ|||

何 な の よ 　 もう ！ なん||||

いい加減 に やめ た ほう が いい って いいかげん|||||||

なんで さ 　 こんな 面白い 見物 なかなか ない ぜ |||おもしろい|けんぶつ|||

ウルトラ の 母 　 ウルトラ の 母 ||はは|||はは

すごい ね 　 まだ からかわ れ てる って 気づ い て ない よ |||||||きづ||||

もう 　 よそう ぜ 　 いくら なんでも やり すぎ だ

まだまだ 　 これ から じゃ ん

先回り 　 先回り ～ さきまわり|さきまわり

ホント に 次 で 最後 に しろ よ ほんと||つぎ||さいご|||

わかって る 　 わかって る

え ～ と 「 やっぱり 都合 が 悪く なった ので 　 今度 は … 」 |||つごう||わるく|||こんど|

今度 は 　 どこ に しよ う かな こんど||||||

「 地獄 で 待って ます 」 なんて どう ？ じごく||まって|||

地獄 ？ じごく

ナイス アイデア |あいであ

なんか 恐ろし げ で 　 いい 感じ |おそろし||||かんじ

気 に 入って いた だい て 　 うれしい わ き||はいって|||||

ホント に 地獄 に 行く か と 思った ほんと||じごく||いく|||おもった

で 　 何で また 俺 たち こんな こと し てる ん だ よ |なんで||おれ||||||||

この 悔し さ を 新入 生 に ぶつけ て 　 ストレス 解消 する ん だ よ |くやし|||しんにゅう|せい||||すとれす|かいしょう||||

八つ当たり か よ やつあたり||

何て 書こ う かな ～ なんて|かきこ||

「 春原 　 岡崎 　 仲良し コンビ ｂｙ 夜露 死 苦 」 すのはら|おかざき|なかよし|こんび||よつゆ|し|く

なんて どう ？

「 よろしく 」 は ヤンキー と か が よく 使う 　 難しい 漢字 に し て さ ||やんきー|||||つかう|むずかしい|かんじ||||

ツッコミ どころ が いく つ か ある が 　 とりあえず やめ て くれ

じゃあ

「 陽平 　 朋也 　 二 人 は 最高 ｂｙ 夜露 死 苦 」 ようへい|ともや|ふた|じん||さいこう||よつゆ|し|く

とりあえず 　 ｂｙ の 前後 　 逆 だ から な |||ぜんご|ぎゃく|||

じゃあ

「 春原 　 岡崎 　 仲良し コンビ 」 すのはら|おかざき|なかよし|こんび

「 アンド 　 ヨーロピアン 　 エクストリーム 　 アイロニング 」 あんど|||

「 フューチャリング 光 坂 ブラザーズ 」 |ひかり|さか|

「 ｂｙ 夜露 死 苦 」 に しよ う |よつゆ|し|く|||

メチャクチャ 暑苦しい な |あつくるしい|

だったら 　 お前 が 書け よ |おまえ||かけ|

これ が 割れる と 　 アレ が 落ち て くる ん だ よ な ||われる||||おち||||||

ああ 　 高校 生活 が 甘く ない って こと を 体 に 教え て やる の さ |こうこう|せいかつ||あまく|||||からだ||おしえ||||

じゃあ 　 俺 が 言え る の は これ だけ だ |おれ||いえ||||||

なあ に 　 あれ ？

あやし すぎる だ ろ 　 見るからに ||||みるからに

お前 　 引 い て み たら ？ おまえ|ひ||||

や だ よ 　 水 と か かぶったら シャレ に なん ねぇ よ |||すい||||||||

誰 も 引っかから ない ね だれ||ひっかから||

あんな もん に 引っかかる ヤツ が い たら 　 アホ だ ぞ |||ひっかかる|やつ||||||

クソッ 　 あいつ ら 僕 の 頭脳 を 上回った って こと か よ |||ぼく||ずのう||うわまわった||||

つ ー か 　 お前 一 番 下 だ から |-||おまえ|ひと|ばん|した||

おい

一 年 か ？ ひと|とし|

ワッペン が 青 だ 　 三 年 の 先輩 だ ろ わっぺん||あお||みっ|とし||せんぱい||

ヤバイ 　 気絶 し てる ぞ |きぜつ|||

保健 室 　 保健 室 ！ ほけん|しつ|ほけん|しつ

おい 　 岡崎 |おかざき

ああ 　 アホ の 子 が い た |||こ|||

古河 さん 　 大丈夫 ？ こが||だいじょうぶ

はい 　 ちょっと 頭 が 痛い です けど ||あたま||いたい||

誰 か の イタズラ だった ん だ って だれ|||いたずら||||

すぐ 後ろ に いたん だ けど |うしろ||||

なんか ドリフ みたい で 笑っちゃ っ た ||||わらっちゃ||

あっ 　 ごめん ね

全然 　 気 に し ない です ぜんぜん|き||||

私 　 前 から 古河 さん と 話し て み たかった ん だ わたくし|ぜん||こが|||はなし|||||

木村 さん から 　 古河 さん って 素敵 な 人 だ よって 聞い て た から きむら|||こが|||すてき||じん|||ききい|||

木村 さん から … きむら||

うれしい な 　 やっと きっかけ が でき て

よかったら 　 これ から 仲良く し て くれる ？ |||なかよく|||

はい 　 でも あの 　 私 … |||わたくし

あの 　 こちら こそ 　 よろしく お 願い し ます |||||ねがい||

いいえ 　 こちら こそ

は あ ～ 　 幼稚園 の 先生 と かって こんなに 疲れる もん な の か な ||ようちえん||せんせい||||つかれる|||||

何 か あった の ？ なん|||

クラス に 面倒 ばっ か かける の が い て さ くらす||めんどう||||||||

毎日 毎日 　 大変 な の よ まいにち|まいにち|たいへん|||

でも お 姉ちゃん 　 全然 嫌 そう な 顔 し て ない よ ||ねえちゃん|ぜんぜん|いや|||かお||||

まあ 　 嫌 じゃ ない … かな ？ |いや|||

あんた 　 また 胸 大きく なった ん じゃ ない ？ ||むね|おおきく||||

今度 は 何 やって る ん だ よ こんど||なん|||||

ラブ レター 作戦 　 第 二 弾 らぶ|れたー|さくせん|だい|ふた|たま

今度 は 文面 に 趣向 を 凝らし て こんど||ぶんめん||しゅこう||こらし|

新入 生 が 一目 惚れ し た って 設定 で 攻撃 する ん だ よ しんにゅう|せい||いちもく|ほれ||||せってい||こうげき||||

つくづく 暇 だ よ な 　 俺 達 |いとま||||おれ|さとる

初めて お 話し し た ので 　 ちょっと ドキドキ し た ん です はじめて||はなし|||||どきどき||||

でも 　 とっても 親切 で 　 楽しい 人 で し た ||しんせつ||たのしい|じん|||

よかった です ね

はい 　 でも 　 これ の おかげ です

そい つ が 　 くす玉 の 中身 か ？ |||くすだま||なかみ|

はい 　 記念 に 持って き て しまい まし た |きねん||もって|||||

これ の おかげ で

思い切って 　 お 話し する 勇気 が 出 た ん です おもいきって||はなし||ゆうき||だ|||

「 この先 の 困難 に 負け ず に 　 がんばれ 」 このさき||こんなん||まけ|||

ありがとう ござい ます

難しい 名 前 の 人 むずかしい|な|ぜん||じん

見つめ て い た 流れる 雲 を みつめ||||ながれる|くも|

感じ て い た 変わる 空 の 色 を かんじ||||かわる|から||いろ|

立ち止まった 僕ら は 気付く たちどまった|ぼくら||きづく

移ろい ゆく 世界 が 紡ぐ 唄 に うつろい||せかい||つむぐ|うた|

伸ばし た 指 で 手繰る よう に のばし||ゆび||たぐる||

ただ 一 つ 変わら ない もの 探す |ひと||かわら|||さがす

かざす 手 に 灯火 を |て||とうか|

明日 へ と 続く 小さな 標 あした|||つづく|ちいさな|しるべ

今 も まだ こだま する いま||||

あの 日 の 言葉 誓い に 変え |ひ||ことば|ちかい||かえ

僕 は 行く ぼく||いく