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新世紀エヴァンゲリオン, Neon Genesis Evangelion Episode 24

Neon Genesis Evangelion Episode 24

ママーッ ! ママッ ! 私 、 選ば れ た の !

人類 を 守る 、 エリート パイロット な の よ ! 世界 一 な の よ !

誰 に も 秘密 な の ! でも 、 ママ に だけ 教える わ ね !

いろんな 人 が 親切 に し て くれる わ 。 だから 、 寂しく なんか ない の !

だから 、 パパ が い なく って も 大丈夫 ! さみしく なんか ない わ !

だから 見 て ! 私 を 見 て !

ねぇ 、 ママッ !

シンクロ 率 ゼロ 。 セカンド チルドレン たる 資格 無し 。

もう 私 が いる 理由 も ない わ 。

誰 も 私 を 見 て くれ ない もの 。 パパ も ママ も 誰 も 。

私 が 生き て く 理由 も ない わ …

惣流 ・ アスカ ・ ラン グレー だ な ?

諜報 二 課 から 、 セカンド チルドレン を 無事 保護 し た そう です 。

そう 。 ロスト し た 挙げ句 七 日 後 に 発見 と は 、 二 課 らしく ない わ ね 。

わざと 、 でしょ 。 嫌がらせ じゃ ない ん です か ? 作戦 課 へ の 。

そう かも ね … で 今日 、 アスカ の 代わり の フィフス 到着 。 出来 過ぎ てる わ ね 、 シナリオ )

綾 波 レイ 。 やっぱり そう な の か ? あの 感じ 。

母さん の 。 綾 波 レイ を 、 母さん を 、

何 を し て いる ん だ 、 父さん !

碇 司令 …

猫 が 死 ん だ ん です 。 おばあ ちゃん の ところ に 預け て い た 。

ずっと 構って い なかった のに 。 突然 、 もう 二 度 と 会え なく なる の ね 。

なぜ 、 ダミー システム を 破壊 し た ?

ダミー で は あり ませ ん 。 破壊 し た の は レイ です わ 。

… 今 一 度 問う 。 なぜ だ ?

あなた に 抱か れ て も 嬉しく なく なった から 。

私 の 体 を 好き に し たら どう です ! ? あの 時 み たい に !

君 に は 失望 し た … 失望 ! ?

最初 っ から 期待 も 望み も 持た なかった くせ に ! 私 に は 何 も ! 何 も ! 何も …

どう し たら いい の … 母さん …

( どこ に 行った ん だ ろ う … アスカ … )

( でも 会って どう する ん だ … 綾 波 の 話 でも する の か ? )

( トウジ も ケンスケ も みんな 家 を 失って 他 の ところ へ 行って しまった 。

友達 は … 友達 と 呼べ る 人 は い なく なって しまった … 誰 も … )

( 綾 波 に は 会え ない … その 勇気 が ない 。

どんな 顔 を すれ ば いい の か 、 分から ない 。

アスカ 、 ミサト さん 、 母さん ! 僕 は どう すれ ば … どう し たら いい ? )

歌 は いい ねぇ 。 歌 は 心 を 潤し て くれる 。

リリン が 生み出し た 文化 の 極み だ よ 。

そう 感じ ない か ? 碇 シンジ 君 。

僕 の 名 を ? 知ら ない もの は ない さ 。

失礼 だ が 、 君 は 自分 の 立場 を もう 少し は 知った ほう が いい と 思う よ 。

そう か なぁ … ? あの 、 君 は ?

僕 は カヲル 。 渚 カヲル 。 君 と 同じ 、 仕組ま れ た 子供 。 フィフス チルドレン さ 。

フィフス チルドレン ? 君 が 、 あの 、 渚 君 ?

カヲル で いい よ 、 碇 君 。 僕 も 、 シンジ で いい よ 。

フィフス チルドレン が 、 今 到着 し た そう です 。

渚 カヲル 。 過去 の 経歴 は 抹消 済み 。

レイ と 同じく ね 。 ただ 生年 月日 は 、 セカンド インパクト と 同 一 日 です 。

委員 会 が 直 で 送って き た 子供 よ 。 必ず 何 か ある わ 。

マルドゥック の 報告 書 も 、 フィフス の 件 は 非 公開 と なって い ます 。

それ も あって 、 ちょいと 諜報 部 の データ に 割り込み まし た 。

危ない 事 する わ ねぇ ! その 甲斐 は あり まし た よ 。 リツコ さん の 居場所 です !

フィフス の シンクロ テスト 、 どう し ます ? 今日 の ところ は 小細工 を やめ て 、 素直 に 彼 の 実力 、 見せ て もらい ま しょ 。

後 、 0 コンマ 3 下げ て みろ 。

この データ に 間違い は ない な ? 全て の 計測 システム は 、 正常 に 作動 し て い ます 。

MAGI に よる データ 誤差 、 認め られ ませ ん 。

よもや 、 コア の 変換 も 無し に 弐 号 機 と シンクロ する と は な 。

この 少年 が 。 しかし 、 信じ られ ませ ん !

いえ 、 システム 上 、 あり え ない です … でも 事実 な の よ 。

事実 を まず 受け止め て から 、 原因 を 探って み て 。

君 が ファースト チルドレン だ ね 。

綾 波 レイ 。

君 は 僕 と 同じ だ ね 。 … あなた 誰 ?

フィフス の 少年 が レイ と 接触 し た そう だ 。 そう か …

今 、 フィフス の データ を MAGI が 全力 を 挙げて 当たって いる 。

にもかかわらず 、 未 だ 正体 不明 。 何者 な の ? あの 少年 。

シンジ 君 も 未 だ 戻ら ず 。 保護 者 失格 ね 、 私 。

現在 、 セントラル ドグマ は 開放 中 。 移動 ルート は 3 番 を 使用 し て ください 。

や ぁ 、 僕 を 待って て くれ た の かい ?

いや 、 別に 、 あ 、 そんな つもり じゃ …

今日 は ? あの 、 定時 試験 も 終わった し 、 後 は シャワー を 浴び て 帰る だけ だ けど …

でも 、 本当 は あまり 帰り たく ない ん だ 。 このごろ 。

帰る 家 、 ホーム が ある と いう 事実 は 、 幸せ に つながる 。 良い こと だ よ 。

そう か なぁ 。 僕 は 君 と もっと 話 が し たい な 。 いっしょ に 行って いい かい ?

シャワー だ よ 。 これ から な ん だ ろ ? … うん 。

だめ な の かい ? いや 、 別に 、 そういう わけ じゃ ない けど …

一時的 接触 を 極端 に 避ける ね 、 君 は 。 恐い の かい ? 人 と 触れ合う の が 。

他人 を 知ら なけ れ ば 裏切ら れる こと も 互いに 傷つく こと も ない 。

でも 、 さびし さ を 忘れる こと も ない よ 。

人間 は さびし さ を 永久 に なくす こと は でき ない 。 人 は 一 人 だ から ね 。

ただ 忘れる こと が できる から 、 人 は 生き て いける の さ 。

時間 だ … もう 、 終わり な の かい ?

うん 、 もう 寝 なきゃ 。 君 と ?

あっ 、 いや 、 カヲル 君 に は 部屋 が 用意 さ れ て いる と 思う よ 。 別 の …

常に 人間 は 心 に 痛み を 感じ て いる 。

心 が 痛 がり だ から 、 生きる の も 辛い と 感じる 。

ガラス の よう に 繊細 だ ね 。 特に 君 の 心 は 。 僕 が ?

そう 。 コウイ に 値 する よ 。 コウイ … ?

好き って 事 さ 。

ネルフ 。 われら ゼーレ の 実行 機関 と して 結成 さ れ し 組織 。

われら の シナリオ を 実践 する ため に 用意 さ れ た モノ 。

だが 、 今 は 一 個人 の 占有 機関 と 成り果て て いる 。

さよう 。 われら の 手 に 取り戻さ ね ば なら ん 。 約束 の 日 の 前 に 。

ネルフ と エヴァ シリーズ を 本来 の 姿 に し て おか ね ば なら ん 。

碇 、 ゼーレ へ の 背任 、 その 責任 は 取って もらう ぞ 。

われわれ に 与え られ た 時間 は もう 残り 少ない 。

だが われら の 願い を 妨げる ロンギヌス の 槍 は すでに ない の だ 。

まもなく 最後 の 使徒 が 現れる 。 それ を 消せ ば 願い が かなう 。

もう すぐ だ よ 、 ユイ 。

私 、 なぜ ここ に いる の ?

私 、 なぜ また 生き てる の ?

何の ため に ?

誰 の ため に ?

フィフス チルドレン 。

あの 人 、 私 と 同じ 感じ が する 。 どうして ?

ここ が 街 外れ で 良かった わ 。 あなた が 巻き込ま れ なく て 良かった もの 。

でも 、 この 次 の 保証 は ない の 。

だから 、 明日 から は 洞 木 さん ち の お 世話 に なる の よ 。

しばらく お 別れ ね 、 ペンペン 。

やはり 、 僕 が 下 で 寝る よ 。

いい よ 、 僕 が 無理 言って 泊め て もらって る ん だ 、 ここ で いい よ 。

君 は 何 を 話 たい ん だい ?

僕 に 聞い て ほしい こと が ある ん だ ろ う ?

いろいろ あった ん だ 、 ここ に 来 て 。

来る 前 は 、 先生 の ところ に いたん だ 。 穏やか で 何にも ない 日々 だった 。

ただ そこ に いる だけ の 。

でも それ でも 良かった ん だ 。 僕 に は 何も する こと が なかった から 。

人間 が 嫌い な の かい ? 別に 、 どうでも 良かった ん だ と 思う 。

ただ 、 父さん は 嫌い だった 。

( どうして カヲル 君 に こんな 事 話す ん だ ろ う … )

僕 は 君 に 逢う ため に 生まれて き た の かも しれ ない 。

どう ? 彼 の データ 、 入手 でき た ?

これ です 。 伊吹 二 尉 から 無断 で 借用 し た もの です 。

すまない わ ね 、 泥棒 みたい な こと ばかり やらせ て …

何 これ ! - マヤ ちゃん が 公表 でき ない わけ です よ 。 理論 上 は 、 あり え ない こと です から 。

そう ね 、 謎 は 深まる ばかり だ わ 。

エヴァ と の シンクロ 率 を 自由 に 設定 できる と は ね 。 それ も 自分 の 意志 で 。

また も 、 なり 振り 構って らん ない か …

良く 来 られ た わ ね 。 聞き たい こと が ある の 。

ここ で の 会話 、 録音 さ れる わ よ 。 構わ ない わ 。

あの 少年 の 、 フィフス の 正体 は 何 ? おそらく 、 最後 の シ 者 ね 。

さあ 行く よ 、 おいで 、 アダム の 分身 。 そして リリン の しも べ 。

エヴァ 弐 号 機 、 起動 ! そんな バカ な ! アスカ は ! ?

303 ( サン マルサン ) 病室 です 。 確認 済み です 。

じゃあ いったい 誰 が … ? 無人 です 、 弐 号 機 に エントリー プラグ は 挿入 さ れ て い ませ ん !

誰 も い ない ? フィフス の 少年 で は ない の ?

セントラル ドグマ に 、 A . T . フィールド の 発生 を 確認 !

弐 号 機 ? いえ 、 パターン 青 ! 間違い あり ませ ん ! 使徒 です !

何 です って ?

使徒 … あの 少年 が ?

目標 は 第 4 層 を 通過 、 なおも 降下 中 !

だめ です 、 リニア の 電源 は 切れ ませ ん !

目標 は 第 5 層 を 通過 !

セントラル ドグマ の 全 隔壁 を 緊急 閉鎖 ! 少し でも いい 、 時間 を 稼げ !

マルボルジェ 全 層 緊急 閉鎖 、 総員 待避 、 総員 待避 !

まさか 、 ゼーレ が 直接 送り込 ん で くる と は な …

老人 は 予定 を 一 つ 繰り上げる つもり だ 。 我々 の 手 で 。

最後 の 使徒 が セントラル ドグマ に 侵入 し た 。 現在 降下 中 だ 。

予定 通り だ な 。 碇 。 君 は よき 友人 で あり 、 志 を 共に する 仲間 で あり 、

理解 ある 協力 者 だった 。 これ が 最後 の 仕事 だ 。

初 号 機 に よる 遂行 を 願う ぞ 。

装甲 隔壁 は 、 エヴァ 弐 号 機 に より 突破 さ れ て い ます ! 目標 は 、 第 2 コキュートス を 通過 !

エヴァ 初 号 機 に 追撃 さ せろ 。 はい 。

いかなる 方法 を もって し て も 、 目標 の ターミナル ドグマ 侵入 を 阻止 しろ 。

しかし 、 使徒 は なぜ 弐 号 機 を ?

もしや 、 弐 号 機 と の 融合 を 果たす つもり な の か ? あるいは 破滅 を 導く ため か 、 だ 。

嘘 だ 嘘 だ 嘘 だ ! カヲル 君 が 、 彼 が 使徒 だった なんて 、 そんな の 嘘 だ !

事実 よ 。 受け止め なさい 。 出撃 、 いい わ ね 。

遅い な 、 シンジ 君 。

エヴァ 初 号 機 、 ルート 2 を 降下 ! 目標 を 追撃 中 !

裏切った な … 僕 の 気持ち を 裏切った な … 父さん と 同じ に 裏切った ん だ !

初 号 機 、 第 4 層 に 到達 、 目標 と 接触 し ます 。

い た !

待って い た よ 、 シンジ 君 。 カヲル 君 !

アスカ 、 ごめん よ !

エヴァ シリーズ 。 アダム より 生まれ し 人間 に とって 忌む べき 存在 。

それ を 利用 し て まで 生き延びよ う と する リリン 。 僕 に は わから ない よ 。

カヲル 君 ! やめ て よ 、 どうして だ よ !

エヴァ は 僕 と 同じ 体 で でき て いる 。

僕 も アダム より 生まれ し もの だ から ね 。 魂 さえ なけ れ ば 同化 できる さ 。

この 弐 号 機 の 魂 は 、 今 自ら 閉じこもって いる から 。

ハッ … A . T . フィールド … ! ? そう 、 君 たち リリン は そう 呼 ん でる ね 。

なん ぴ と に も 侵さ れ ざる 聖なる 領域 、 心 の 光 。

リリン も わかって いる ん だ ろ ? A . T . フィールド は 誰 も が 持って いる 心 の 壁 だ と いう こと を 。

そんな の 分から ない よ 、 カヲル 君 ! クッ !

エヴァ 両 機 、 最 下層 に 到達 。 目標 、 ターミナル ドグマ まで 、 後 20 。

初 号 機 の 信号 が 消え て 、 もう 一 度 変化 が あった とき は …

分かって ます 。 その 時 は ここ を 自爆 さ せる ん です ね 。

サード インパクト が 起こさ れる より は マシ です から 。 すまない わ ね 。

いい です よ 、 あなた と いっしょ なら 。 ありがとう 。

人 の 宿命 ( さ だめ ) か … 人 の 希望 は 悲しみ に 綴ら れ て いる ね …

どういう こと ! ? これ まで に ない 強力 な A . T . フィールド です !

光 波 、 電磁 波 、 粒子 も 遮断 し て い ます ! 何も モニター でき ませ ん !

まさに 結 界 か …

目標 および エヴァ 弐 号 機 、 初 号 機 共に ロスト 、 パイロット と の 連絡 も 取れ ませ ん !

う … くっ … カヲル 君 !

待って ! う っ !

最終 安全 装置 、 解除 ! ヘヴンズ ドア が 、 開 い て 行き ます …

遂に たどり着 い た の ね 、 使徒 が … 日向 君 …

なん だ ! ?

状況 は ? A . T . フィールド です !

ターミナル ドグマ の 結 界 周辺 に 先 と 同等 の A . T . フィールド が 発生 。

結 界 の 中 へ 侵入 し て いき ます !

まさか 、 新た な 使徒 ? だめ です 、 確認 でき ませ ん !

あ 、 いえ 、 消失 し まし た ! 消え た ! ? 使徒 が ?

アダム … われら の 母 たる 存在 …

アダム より 生まれ し もの は アダム に 還ら ね ば なら ない の か ?

人 を 滅ぼし て まで … 違う … これ は … リリス !

そう か 、 そういう こと か リリン !

ありがとう 、 シンジ 君 。 弐 号 機 は 君 に 止め て おい て もらい たかった ん だ 。

そう し なけ れ ば 彼女 と 生き 続け た かも しれ ない から ね 。

カヲル 君 … どうして …

僕 が 生き 続ける こと が 僕 の 運命 だ から だ よ 。 結果 、 人 が 滅び て も ね 。

だが 、 このまま 死ぬ こと も できる 。 生 と 死 は 等 価値 な ん だ 、 僕 に とって は ね 。

自ら の 死 、 それ が 唯一 の 絶対 的 自由 な ん だ よ 。

何 を … カヲル 君 … 君 が 何 を 言って いる の か 分か ん ない よ ! カヲル 君 !

遺言 だ よ 。

さあ 、 僕 を 消し て くれ 。 そう し なけ れ ば 君 ら が 消える こと に なる 。

そして 、 君 は 死 す べき 存在 で は ない 。

滅び の 時 を 免れ 、 未来 を 与え られる 生命 体 は 一 つ しか 選ば れ ない ん だ 。

君 たち に は 未来 が 必要 だ 。

ありがとう 。 君 に 逢え て 、 嬉しかった よ 。

カヲル 君 が 好き だって 言って くれ た ん だ …

僕 の こと … 初めて … 初めて 人 から 好き だって いわ れ た ん だ …

僕 に 似 て た ん だ … 綾 波 に も …

好き だった ん だ 。

生き残る なら カヲル 君 の ほう だった ん だ …

僕 なんか より 、 彼 の ほう が ずっと いい 人 だった のに …

カヲル 君 が 生き残る べき だった ん だ 。

違う わ 。 生き残る の は 生きる 意志 を 持った 者 だけ よ 。

彼 は 死 を 望 ん だ 。 生きる 意志 を 放棄 し て 見せ掛け だけ の 希望 に すがった の よ 。

シンジ 君 は 悪く ない わ 。

冷たい ね … ミサト さん …

最後 の 使徒 は 消え た 。 だが 、 シンジ は 苦悩 する 。

そして 、 ミサト 、 アスカ も 心 を 暴露 する 。

人々 に 救い を 求め ながら 、 これ も 、 終局 の ひと つ の 形 で ある こと を 認め ながら 。


Neon Genesis Evangelion Episode 24 neon|genesis|evangelion|episode

ママーッ ! ママッ ! 私 、 選ば れ た の ! ||わたくし|えらば|||

人類 を 守る 、 エリート パイロット な の よ ! 世界 一 な の よ ! じんるい||まもる|えりーと|ぱいろっと||||せかい|ひと|||

誰 に も 秘密 な の ! でも 、 ママ に だけ 教える わ ね ! だれ|||ひみつ||||まま|||おしえる||

いろんな 人 が 親切 に し て くれる わ 。 だから 、 寂しく なんか ない の ! |じん||しんせつ|||||||さびしく|||

だから 、 パパ が い なく って も 大丈夫 ! さみしく なんか ない わ ! |ぱぱ||||||だいじょうぶ||||

だから 見 て ! 私 を 見 て ! |み||わたくし||み|

ねぇ 、 ママッ !

シンクロ 率 ゼロ 。 セカンド チルドレン たる 資格 無し 。 |りつ||せかんど|||しかく|なし

もう 私 が いる 理由 も ない わ 。 |わたくし|||りゆう|||

誰 も 私 を 見 て くれ ない もの 。 パパ も ママ も 誰 も 。 だれ||わたくし||み|||||ぱぱ||まま||だれ|

私 が 生き て く 理由 も ない わ … わたくし||いき|||りゆう|||

惣流 ・ アスカ ・ ラン グレー だ な ? そうりゅう||らん|ぐれー||

諜報 二 課 から 、 セカンド チルドレン を 無事 保護 し た そう です 。 ちょうほう|ふた|か||せかんど|||ぶじ|ほご||||

そう 。 ロスト し た 挙げ句 七 日 後 に 発見 と は 、 二 課 らしく ない わ ね 。 ||||あげく|なな|ひ|あと||はっけん|||ふた|か||||

わざと 、 でしょ 。 嫌がらせ じゃ ない ん です か ? 作戦 課 へ の 。 ||いやがらせ||||||さくせん|か||

そう かも ね … で 今日 、 アスカ の 代わり の フィフス 到着 。 出来 過ぎ てる わ ね 、 シナリオ ) ||||きょう|||かわり|||とうちゃく|でき|すぎ||||しなりお

綾 波 レイ 。 やっぱり そう な の か ? あの 感じ 。 あや|なみ|れい|||||||かんじ

母さん の 。 綾 波 レイ を 、 母さん を 、 かあさん||あや|なみ|れい||かあさん|

何 を し て いる ん だ 、 父さん ! なん|||||||とうさん

碇 司令 … いかり|しれい

猫 が 死 ん だ ん です 。 おばあ ちゃん の ところ に 預け て い た 。 ねこ||し||||||||||あずけ|||

ずっと 構って い なかった のに 。 突然 、 もう 二 度 と 会え なく なる の ね 。 |かまって||||とつぜん||ふた|たび||あえ||||

なぜ 、 ダミー システム を 破壊 し た ? |だみー|しすてむ||はかい||

ダミー で は あり ませ ん 。 破壊 し た の は レイ です わ 。 だみー||||||はかい|||||れい||

… 今 一 度 問う 。 なぜ だ ? いま|ひと|たび|とう||

あなた に 抱か れ て も 嬉しく なく なった から 。 ||いだか||||うれしく|||

私 の 体 を 好き に し たら どう です ! ? あの 時 み たい に ! わたくし||からだ||すき|||||||じ|||

君 に は 失望 し た … 失望 ! ? きみ|||しつぼう|||しつぼう

最初 っ から 期待 も 望み も 持た なかった くせ に ! 私 に は 何 も ! 何 も ! 何も … さいしょ|||きたい||のぞみ||もた||||わたくし|||なん||なん||なにも

どう し たら いい の … 母さん … |||||かあさん

( どこ に 行った ん だ ろ う … アスカ … ) ||おこなった|||||

( でも 会って どう する ん だ … 綾 波 の 話 でも する の か ? ) |あって|||||あや|なみ||はなし||||

( トウジ も ケンスケ も みんな 家 を 失って 他 の ところ へ 行って しまった 。 |||||いえ||うしなって|た||||おこなって|

友達 は … 友達 と 呼べ る 人 は い なく なって しまった … 誰 も … ) ともだち||ともだち||よべ||じん||||||だれ|

( 綾 波 に は 会え ない … その 勇気 が ない 。 あや|なみ|||あえ|||ゆうき||

どんな 顔 を すれ ば いい の か 、 分から ない 。 |かお|||||||わから|

アスカ 、 ミサト さん 、 母さん ! 僕 は どう すれ ば … どう し たら いい ? ) |||かあさん|ぼく||||||||

歌 は いい ねぇ 。 歌 は 心 を 潤し て くれる 。 うた||||うた||こころ||うるおし||

リリン が 生み出し た 文化 の 極み だ よ 。 ||うみだし||ぶんか||きわみ||

そう 感じ ない か ? 碇 シンジ 君 。 |かんじ|||いかり||きみ

僕 の 名 を ? 知ら ない もの は ない さ 。 ぼく||な||しら|||||

失礼 だ が 、 君 は 自分 の 立場 を もう 少し は 知った ほう が いい と 思う よ 。 しつれい|||きみ||じぶん||たちば|||すこし||しった|||||おもう|

そう か なぁ … ? あの 、 君 は ? ||||きみ|

僕 は カヲル 。 渚 カヲル 。 君 と 同じ 、 仕組ま れ た 子供 。 フィフス チルドレン さ 。 ぼく||かおる|なぎさ|かおる|きみ||おなじ|しくま|||こども|||

フィフス チルドレン ? 君 が 、 あの 、 渚 君 ? ||きみ|||なぎさ|きみ

カヲル で いい よ 、 碇 君 。 僕 も 、 シンジ で いい よ 。 かおる||||いかり|きみ|ぼく|||||

フィフス チルドレン が 、 今 到着 し た そう です 。 |||いま|とうちゃく||||

渚 カヲル 。 過去 の 経歴 は 抹消 済み 。 なぎさ|かおる|かこ||けいれき||まっしょう|すみ

レイ と 同じく ね 。 ただ 生年 月日 は 、 セカンド インパクト と 同 一 日 です 。 れい||おなじく|||しょうねん|つきひ||せかんど|いんぱくと||どう|ひと|ひ|

委員 会 が 直 で 送って き た 子供 よ 。 必ず 何 か ある わ 。 いいん|かい||なお||おくって|||こども||かならず|なん|||

マルドゥック の 報告 書 も 、 フィフス の 件 は 非 公開 と なって い ます 。 ||ほうこく|しょ||||けん||ひ|こうかい||||

それ も あって 、 ちょいと 諜報 部 の データ に 割り込み まし た 。 ||||ちょうほう|ぶ||でーた||わりこみ||

危ない 事 する わ ねぇ ! その 甲斐 は あり まし た よ 。 リツコ さん の 居場所 です ! あぶない|こと|||||かい|||||||||いばしょ|

フィフス の シンクロ テスト 、 どう し ます ? 今日 の ところ は 小細工 を やめ て 、 素直 に 彼 の 実力 、 見せ て もらい ま しょ 。 |||てすと||||きょう||||こざいく||||すなお||かれ||じつりょく|みせ||||

後 、 0 コンマ 3 下げ て みろ 。 あと||さげ||

この データ に 間違い は ない な ? 全て の 計測 システム は 、 正常 に 作動 し て い ます 。 |でーた||まちがい||||すべて||けいそく|しすてむ||せいじょう||さどう||||

MAGI に よる データ 誤差 、 認め られ ませ ん 。 magi|||でーた|ごさ|みとめ|||

よもや 、 コア の 変換 も 無し に 弐 号 機 と シンクロ する と は な 。 |こあ||へんかん||なし||に|ごう|き||||||

この 少年 が 。 しかし 、 信じ られ ませ ん ! |しょうねん|||しんじ|||

いえ 、 システム 上 、 あり え ない です … でも 事実 な の よ 。 |しすてむ|うえ||||||じじつ|||

事実 を まず 受け止め て から 、 原因 を 探って み て 。 じじつ|||うけとめ|||げんいん||さぐって||

君 が ファースト チルドレン だ ね 。 きみ||ふぁーすと|||

綾 波 レイ 。 あや|なみ|れい

君 は 僕 と 同じ だ ね 。 … あなた 誰 ? きみ||ぼく||おなじ||||だれ

フィフス の 少年 が レイ と 接触 し た そう だ 。 そう か … ||しょうねん||れい||せっしょく||||||

今 、 フィフス の データ を MAGI が 全力 を 挙げて 当たって いる 。 いま|||でーた||magi||ぜんりょく||あげて|あたって|

にもかかわらず 、 未 だ 正体 不明 。 何者 な の ? あの 少年 。 |み||しょうたい|ふめい|なにもの||||しょうねん

シンジ 君 も 未 だ 戻ら ず 。 保護 者 失格 ね 、 私 。 |きみ||み||もどら||ほご|もの|しっかく||わたくし

現在 、 セントラル ドグマ は 開放 中 。 移動 ルート は 3 番 を 使用 し て ください 。 げんざい||||かいほう|なか|いどう|るーと||ばん||しよう|||

や ぁ 、 僕 を 待って て くれ た の かい ? ||ぼく||まって|||||

いや 、 別に 、 あ 、 そんな つもり じゃ … |べつに||||

今日 は ? あの 、 定時 試験 も 終わった し 、 後 は シャワー を 浴び て 帰る だけ だ けど … きょう|||ていじ|しけん||おわった||あと||しゃわー||あび||かえる|||

でも 、 本当 は あまり 帰り たく ない ん だ 。 このごろ 。 |ほんとう|||かえり|||||

帰る 家 、 ホーム が ある と いう 事実 は 、 幸せ に つながる 。 良い こと だ よ 。 かえる|いえ|ほーむ|||||じじつ||しあわせ|||よい|||

そう か なぁ 。 僕 は 君 と もっと 話 が し たい な 。 いっしょ に 行って いい かい ? |||ぼく||きみ|||はなし|||||||おこなって||

シャワー だ よ 。 これ から な ん だ ろ ? … うん 。 しゃわー|||||||||

だめ な の かい ? いや 、 別に 、 そういう わけ じゃ ない けど … |||||べつに|||||

一時的 接触 を 極端 に 避ける ね 、 君 は 。 恐い の かい ? 人 と 触れ合う の が 。 いちじてき|せっしょく||きょくたん||さける||きみ||こわい|||じん||ふれあう||

他人 を 知ら なけ れ ば 裏切ら れる こと も 互いに 傷つく こと も ない 。 たにん||しら||||うらぎら||||たがいに|きずつく|||

でも 、 さびし さ を 忘れる こと も ない よ 。 ||||わすれる||||

人間 は さびし さ を 永久 に なくす こと は でき ない 。 人 は 一 人 だ から ね 。 にんげん|||||えいきゅう|||||||じん||ひと|じん|||

ただ 忘れる こと が できる から 、 人 は 生き て いける の さ 。 |わすれる|||||じん||いき||||

時間 だ … もう 、 終わり な の かい ? じかん|||おわり|||

うん 、 もう 寝 なきゃ 。 君 と ? ||ね||きみ|

あっ 、 いや 、 カヲル 君 に は 部屋 が 用意 さ れ て いる と 思う よ 。 別 の … ||かおる|きみ|||へや||ようい||||||おもう||べつ|

常に 人間 は 心 に 痛み を 感じ て いる 。 とわに|にんげん||こころ||いたみ||かんじ||

心 が 痛 がり だ から 、 生きる の も 辛い と 感じる 。 こころ||つう||||いきる|||からい||かんじる

ガラス の よう に 繊細 だ ね 。 特に 君 の 心 は 。 僕 が ? がらす||||せんさい|||とくに|きみ||こころ||ぼく|

そう 。 コウイ に 値 する よ 。 コウイ … ? |||あたい|||

好き って 事 さ 。 すき||こと|

ネルフ 。 われら ゼーレ の 実行 機関 と して 結成 さ れ し 組織 。 ||||じっこう|きかん|||けっせい||||そしき

われら の シナリオ を 実践 する ため に 用意 さ れ た モノ 。 ||しなりお||じっせん||||ようい||||もの

だが 、 今 は 一 個人 の 占有 機関 と 成り果て て いる 。 |いま||ひと|こじん||せんゆう|きかん||なりはて||

さよう 。 われら の 手 に 取り戻さ ね ば なら ん 。 約束 の 日 の 前 に 。 |||て||とりもどさ|||||やくそく||ひ||ぜん|

ネルフ と エヴァ シリーズ を 本来 の 姿 に し て おか ね ば なら ん 。 |||しりーず||ほんらい||すがた||||||||

碇 、 ゼーレ へ の 背任 、 その 責任 は 取って もらう ぞ 。 いかり||||はいにん||せきにん||とって||

われわれ に 与え られ た 時間 は もう 残り 少ない 。 ||あたえ|||じかん|||のこり|すくない

だが われら の 願い を 妨げる ロンギヌス の 槍 は すでに ない の だ 。 |||ねがい||さまたげる|||やり|||||

まもなく 最後 の 使徒 が 現れる 。 それ を 消せ ば 願い が かなう 。 |さいご||しと||あらわれる|||けせ||ねがい||

もう すぐ だ よ 、 ユイ 。 ||||ゆい

私 、 なぜ ここ に いる の ? わたくし|||||

私 、 なぜ また 生き てる の ? わたくし|||いき||

何の ため に ? なんの||

誰 の ため に ? だれ|||

フィフス チルドレン 。

あの 人 、 私 と 同じ 感じ が する 。 どうして ? |じん|わたくし||おなじ|かんじ|||

ここ が 街 外れ で 良かった わ 。 あなた が 巻き込ま れ なく て 良かった もの 。 ||がい|はずれ||よかった||||まきこま||||よかった|

でも 、 この 次 の 保証 は ない の 。 ||つぎ||ほしょう|||

だから 、 明日 から は 洞 木 さん ち の お 世話 に なる の よ 。 |あした|||ほら|き|||||せわ||||

しばらく お 別れ ね 、 ペンペン 。 ||わかれ||

やはり 、 僕 が 下 で 寝る よ 。 |ぼく||した||ねる|

いい よ 、 僕 が 無理 言って 泊め て もらって る ん だ 、 ここ で いい よ 。 ||ぼく||むり|いって|とめ|||||||||

君 は 何 を 話 たい ん だい ? きみ||なん||はなし|||

僕 に 聞い て ほしい こと が ある ん だ ろ う ? ぼく||ききい|||||||||

いろいろ あった ん だ 、 ここ に 来 て 。 ||||||らい|

来る 前 は 、 先生 の ところ に いたん だ 。 穏やか で 何にも ない 日々 だった 。 くる|ぜん||せんせい||||||おだやか||なんにも||ひび|

ただ そこ に いる だけ の 。

でも それ でも 良かった ん だ 。 僕 に は 何も する こと が なかった から 。 |||よかった|||ぼく|||なにも|||||

人間 が 嫌い な の かい ? 別に 、 どうでも 良かった ん だ と 思う 。 にんげん||きらい||||べつに||よかった||||おもう

ただ 、 父さん は 嫌い だった 。 |とうさん||きらい|

( どうして カヲル 君 に こんな 事 話す ん だ ろ う … ) |かおる|きみ|||こと|はなす||||

僕 は 君 に 逢う ため に 生まれて き た の かも しれ ない 。 ぼく||きみ||あう|||うまれて||||||

どう ? 彼 の データ 、 入手 でき た ? |かれ||でーた|にゅうしゅ||

これ です 。 伊吹 二 尉 から 無断 で 借用 し た もの です 。 ||いぶき|ふた|い||むだん||しゃくよう||||

すまない わ ね 、 泥棒 みたい な こと ばかり やらせ て … |||どろぼう||||||

何 これ ! - マヤ ちゃん が 公表 でき ない わけ です よ 。 理論 上 は 、 あり え ない こと です から 。 なん|||||こうひょう||||||りろん|うえ|||||||

そう ね 、 謎 は 深まる ばかり だ わ 。 ||なぞ||ふかまる|||

エヴァ と の シンクロ 率 を 自由 に 設定 できる と は ね 。 それ も 自分 の 意志 で 。 ||||りつ||じゆう||せってい|||||||じぶん||いし|

また も 、 なり 振り 構って らん ない か … |||ふり|かまって|||

良く 来 られ た わ ね 。 聞き たい こと が ある の 。 よく|らい|||||きき|||||

ここ で の 会話 、 録音 さ れる わ よ 。 構わ ない わ 。 |||かいわ|ろくおん|||||かまわ||

あの 少年 の 、 フィフス の 正体 は 何 ? おそらく 、 最後 の シ 者 ね 。 |しょうねん||||しょうたい||なん||さいご|||もの|

さあ 行く よ 、 おいで 、 アダム の 分身 。 そして リリン の しも べ 。 |いく|||||ぶんしん|||||

エヴァ 弐 号 機 、 起動 ! そんな バカ な ! アスカ は ! ? |に|ごう|き|きどう||ばか|||

303 ( サン マルサン ) 病室 です 。 確認 済み です 。 ||びょうしつ||かくにん|すみ|

じゃあ いったい 誰 が … ? 無人 です 、 弐 号 機 に エントリー プラグ は 挿入 さ れ て い ませ ん ! ||だれ||むじん||に|ごう|き||えんとりー|ぷらぐ||そうにゅう||||||

誰 も い ない ? フィフス の 少年 で は ない の ? だれ||||||しょうねん||||

セントラル ドグマ に 、 A . T . フィールド の 発生 を 確認 ! |||a|t|ふぃーるど||はっせい||かくにん

弐 号 機 ? いえ 、 パターン 青 ! 間違い あり ませ ん ! 使徒 です ! に|ごう|き||ぱたーん|あお|まちがい||||しと|

何 です って ? なん||

使徒 … あの 少年 が ? しと||しょうねん|

目標 は 第 4 層 を 通過 、 なおも 降下 中 ! もくひょう||だい|そう||つうか||こうか|なか

だめ です 、 リニア の 電源 は 切れ ませ ん ! ||りにあ||でんげん||きれ||

目標 は 第 5 層 を 通過 ! もくひょう||だい|そう||つうか

セントラル ドグマ の 全 隔壁 を 緊急 閉鎖 ! 少し でも いい 、 時間 を 稼げ ! |||ぜん|かくへき||きんきゅう|へいさ|すこし|||じかん||かせげ

マルボルジェ 全 層 緊急 閉鎖 、 総員 待避 、 総員 待避 ! |ぜん|そう|きんきゅう|へいさ|そういん|たいひ|そういん|たいひ

まさか 、 ゼーレ が 直接 送り込 ん で くる と は な … |||ちょくせつ|おくりこ||||||

老人 は 予定 を 一 つ 繰り上げる つもり だ 。 我々 の 手 で 。 ろうじん||よてい||ひと||くりあげる|||われわれ||て|

最後 の 使徒 が セントラル ドグマ に 侵入 し た 。 現在 降下 中 だ 。 さいご||しと|||||しんにゅう|||げんざい|こうか|なか|

予定 通り だ な 。 碇 。 君 は よき 友人 で あり 、 志 を 共に する 仲間 で あり 、 よてい|とおり|||いかり|きみ|||ゆうじん|||こころざし||ともに||なかま||

理解 ある 協力 者 だった 。 これ が 最後 の 仕事 だ 。 りかい||きょうりょく|もの||||さいご||しごと|

初 号 機 に よる 遂行 を 願う ぞ 。 はつ|ごう|き|||すいこう||ねがう|

装甲 隔壁 は 、 エヴァ 弐 号 機 に より 突破 さ れ て い ます ! 目標 は 、 第 2 コキュートス を 通過 ! そうこう|かくへき|||に|ごう|き|||とっぱ||||||もくひょう||だい|||つうか

エヴァ 初 号 機 に 追撃 さ せろ 。 はい 。 |はつ|ごう|き||ついげき|||

いかなる 方法 を もって し て も 、 目標 の ターミナル ドグマ 侵入 を 阻止 しろ 。 |ほうほう||||||もくひょう||たーみなる||しんにゅう||そし|

しかし 、 使徒 は なぜ 弐 号 機 を ? |しと|||に|ごう|き|

もしや 、 弐 号 機 と の 融合 を 果たす つもり な の か ? あるいは 破滅 を 導く ため か 、 だ 。 |に|ごう|き|||ゆうごう||はたす||||||はめつ||みちびく|||

嘘 だ 嘘 だ 嘘 だ ! カヲル 君 が 、 彼 が 使徒 だった なんて 、 そんな の 嘘 だ ! うそ||うそ||うそ||かおる|きみ||かれ||しと|||||うそ|

事実 よ 。 受け止め なさい 。 出撃 、 いい わ ね 。 じじつ||うけとめ||しゅつげき|||

遅い な 、 シンジ 君 。 おそい|||きみ

エヴァ 初 号 機 、 ルート 2 を 降下 ! 目標 を 追撃 中 ! |はつ|ごう|き|るーと||こうか|もくひょう||ついげき|なか

裏切った な … 僕 の 気持ち を 裏切った な … 父さん と 同じ に 裏切った ん だ ! うらぎった||ぼく||きもち||うらぎった||とうさん||おなじ||うらぎった||

初 号 機 、 第 4 層 に 到達 、 目標 と 接触 し ます 。 はつ|ごう|き|だい|そう||とうたつ|もくひょう||せっしょく||

い た !

待って い た よ 、 シンジ 君 。 カヲル 君 ! まって|||||きみ|かおる|きみ

アスカ 、 ごめん よ !

エヴァ シリーズ 。 アダム より 生まれ し 人間 に とって 忌む べき 存在 。 |しりーず|||うまれ||にんげん|||いむ||そんざい

それ を 利用 し て まで 生き延びよ う と する リリン 。 僕 に は わから ない よ 。 ||りよう||||いきのびよ|||||ぼく|||||

カヲル 君 ! やめ て よ 、 どうして だ よ ! かおる|きみ||||||

エヴァ は 僕 と 同じ 体 で でき て いる 。 ||ぼく||おなじ|からだ||||

僕 も アダム より 生まれ し もの だ から ね 。 魂 さえ なけ れ ば 同化 できる さ 。 ぼく||||うまれ||||||たましい|||||どうか||

この 弐 号 機 の 魂 は 、 今 自ら 閉じこもって いる から 。 |に|ごう|き||たましい||いま|おのずから|とじこもって||

ハッ … A . T . フィールド … ! ? そう 、 君 たち リリン は そう 呼 ん でる ね 。 |a|t|ふぃーるど||きみ|||||よ|||

なん ぴ と に も 侵さ れ ざる 聖なる 領域 、 心 の 光 。 |||||おかさ|||せいなる|りょういき|こころ||ひかり

リリン も わかって いる ん だ ろ ? A . T . フィールド は 誰 も が 持って いる 心 の 壁 だ と いう こと を 。 |||||||a|t|ふぃーるど||だれ|||もって||こころ||かべ|||||

そんな の 分から ない よ 、 カヲル 君 ! クッ ! ||わから|||かおる|きみ|

エヴァ 両 機 、 最 下層 に 到達 。 目標 、 ターミナル ドグマ まで 、 後 20 。 |りょう|き|さい|かそう||とうたつ|もくひょう|たーみなる|||あと

初 号 機 の 信号 が 消え て 、 もう 一 度 変化 が あった とき は … はつ|ごう|き||しんごう||きえ|||ひと|たび|へんか||||

分かって ます 。 その 時 は ここ を 自爆 さ せる ん です ね 。 わかって|||じ||||じばく|||||

サード インパクト が 起こさ れる より は マシ です から 。 すまない わ ね 。 さーど|いんぱくと||おこさ|||||||||

いい です よ 、 あなた と いっしょ なら 。 ありがとう 。

人 の 宿命 ( さ だめ ) か … 人 の 希望 は 悲しみ に 綴ら れ て いる ね … じん||しゅくめい||||じん||きぼう||かなしみ||つづら||||

どういう こと ! ? これ まで に ない 強力 な A . T . フィールド です ! ||||||きょうりょく||a|t|ふぃーるど|

光 波 、 電磁 波 、 粒子 も 遮断 し て い ます ! 何も モニター でき ませ ん ! ひかり|なみ|でんじ|なみ|りゅうし||しゃだん|||||なにも|もにたー|||

まさに 結 界 か … |けつ|かい|

目標 および エヴァ 弐 号 機 、 初 号 機 共に ロスト 、 パイロット と の 連絡 も 取れ ませ ん ! もくひょう|||に|ごう|き|はつ|ごう|き|ともに||ぱいろっと|||れんらく||とれ||

う … くっ … カヲル 君 ! ||かおる|きみ

待って ! う っ ! まって||

最終 安全 装置 、 解除 ! ヘヴンズ ドア が 、 開 い て 行き ます … さいしゅう|あんぜん|そうち|かいじょ||どあ||ひらき|||いき|

遂に たどり着 い た の ね 、 使徒 が … 日向 君 … ついに|たどりつ|||||しと||ひゅうが|きみ

なん だ ! ?

状況 は ? A . T . フィールド です ! じょうきょう||a|t|ふぃーるど|

ターミナル ドグマ の 結 界 周辺 に 先 と 同等 の A . T . フィールド が 発生 。 たーみなる|||けつ|かい|しゅうへん||さき||どうとう||a|t|ふぃーるど||はっせい

結 界 の 中 へ 侵入 し て いき ます ! けつ|かい||なか||しんにゅう||||

まさか 、 新た な 使徒 ? だめ です 、 確認 でき ませ ん ! |あらた||しと|||かくにん|||

あ 、 いえ 、 消失 し まし た ! 消え た ! ? 使徒 が ? ||しょうしつ||||きえ||しと|

アダム … われら の 母 たる 存在 … |||はは||そんざい

アダム より 生まれ し もの は アダム に 還ら ね ば なら ない の か ? ||うまれ||||||かえら||||||

人 を 滅ぼし て まで … 違う … これ は … リリス ! じん||ほろぼし|||ちがう|||

そう か 、 そういう こと か リリン !

ありがとう 、 シンジ 君 。 弐 号 機 は 君 に 止め て おい て もらい たかった ん だ 。 ||きみ|に|ごう|き||きみ||とどめ|||||||

そう し なけ れ ば 彼女 と 生き 続け た かも しれ ない から ね 。 |||||かのじょ||いき|つづけ||||||

カヲル 君 … どうして … かおる|きみ|

僕 が 生き 続ける こと が 僕 の 運命 だ から だ よ 。 結果 、 人 が 滅び て も ね 。 ぼく||いき|つづける|||ぼく||うんめい|||||けっか|じん||ほろび|||

だが 、 このまま 死ぬ こと も できる 。 生 と 死 は 等 価値 な ん だ 、 僕 に とって は ね 。 ||しぬ||||せい||し||とう|かち||||ぼく||||

自ら の 死 、 それ が 唯一 の 絶対 的 自由 な ん だ よ 。 おのずから||し|||ゆいいつ||ぜったい|てき|じゆう||||

何 を … カヲル 君 … 君 が 何 を 言って いる の か 分か ん ない よ ! カヲル 君 ! なん||かおる|きみ|きみ||なん||いって||||わか||||かおる|きみ

遺言 だ よ 。 ゆいごん||

さあ 、 僕 を 消し て くれ 。 そう し なけ れ ば 君 ら が 消える こと に なる 。 |ぼく||けし||||||||きみ|||きえる|||

そして 、 君 は 死 す べき 存在 で は ない 。 |きみ||し|||そんざい|||

滅び の 時 を 免れ 、 未来 を 与え られる 生命 体 は 一 つ しか 選ば れ ない ん だ 。 ほろび||じ||まぬがれ|みらい||あたえ||せいめい|からだ||ひと|||えらば||||

君 たち に は 未来 が 必要 だ 。 きみ||||みらい||ひつよう|

ありがとう 。 君 に 逢え て 、 嬉しかった よ 。 |きみ||あえ||うれしかった|

カヲル 君 が 好き だって 言って くれ た ん だ … かおる|きみ||すき||いって||||

僕 の こと … 初めて … 初めて 人 から 好き だって いわ れ た ん だ … ぼく|||はじめて|はじめて|じん||すき||||||

僕 に 似 て た ん だ … 綾 波 に も … ぼく||に|||||あや|なみ||

好き だった ん だ 。 すき|||

生き残る なら カヲル 君 の ほう だった ん だ … いきのこる||かおる|きみ|||||

僕 なんか より 、 彼 の ほう が ずっと いい 人 だった のに … ぼく|||かれ||||||じん||

カヲル 君 が 生き残る べき だった ん だ 。 かおる|きみ||いきのこる||||

違う わ 。 生き残る の は 生きる 意志 を 持った 者 だけ よ 。 ちがう||いきのこる|||いきる|いし||もった|もの||

彼 は 死 を 望 ん だ 。 生きる 意志 を 放棄 し て 見せ掛け だけ の 希望 に すがった の よ 。 かれ||し||のぞみ|||いきる|いし||ほうき|||みせかけ|||きぼう||||

シンジ 君 は 悪く ない わ 。 |きみ||わるく||

冷たい ね … ミサト さん … つめたい|||

最後 の 使徒 は 消え た 。 だが 、 シンジ は 苦悩 する 。 さいご||しと||きえ|||||くのう|

そして 、 ミサト 、 アスカ も 心 を 暴露 する 。 ||||こころ||ばくろ|

人々 に 救い を 求め ながら 、 これ も 、 終局 の ひと つ の 形 で ある こと を 認め ながら 。 ひとびと||すくい||もとめ||||しゅうきょく|||||かた|||||みとめ|