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イタズラなKiss〜Love in TOKYO, イタズラなKiss〜Love in TOKYO#6 (1)

( 石川 理 美 ( いし かわ さとみ )) 卒業 式 の 日 に キス した カップル は 永遠に 結ばれる って いう

( 小森 ( こもり ) じん こ ) あれ 見て !

( 歓声 )

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ )) キス !?―

ファースト ・ キス ―

私 3 年間 で この 1 年 が いちばん 楽しかった な ー

( 入江 直樹 ( いりえ な おき )) 俺 は 18 年間 で この 1 年 が いちばん つらかった

( 琴子 ) 私 も 金 ( きん ) ちゃん も 勉強 は 得意な 方 じゃ ない けど ―

何 か 別な 得意な こと を ―

見つけたら いい んじゃ ない か な って 思う の

( 池沢 金之助 ( いけ ざ わき ん の すけ )) もし 俺 が それ 見つけて 一人前 なったら ―

琴子 は 俺 の こと 好きに なって くれる ん か ?―

あいつ も ようやく ―

誰 が 一 番 自分 を 大事に して くれる かって こと に

気 い付いた ん やろ

金 ちゃん お 待た せ !

( 渡辺 ( わな たべ )) 入江 と 琴子 ちゃん は 一緒に いる 運命 なん だって

ふざけ ん な よ

この 冷血 男 !

その 冷血 男 が 好きな んだ ろ ?

( 生徒 たち の 歓声 )

( 琴子 ) 私 入江 君 と キス した んだ よ ね ?

( 笑い声 )

お前 ちょっと 来い

( 生徒 たち の 歓声 )

何 よ !

私 …

入江 君 好きな の もう やめる

ふ ー ん

忘れちゃ うんだ 俺 の こと

じゃあ 忘れて みろ よ

♪~

( ドア が 開く 音 )

ごめん

あの 日 以来 何 か てれくさく って

素直に なれ なかった んだ

♪~

はっ !

夢 か …

は ぁ …

( 琴子 ) あの 日 以来 毎朝 こんな 夢 で 目覚めて しまう ―

だけど 2 度 目 の キス どころ か ―

私 と 入江 君 の 関係 は 何も 進展 し ない まま ―

短い 春 休み が 終わって しまい …

ふん !

♪~

( 琴子 ) 私 も 入江 君 も ―

今日 から 大学生

( 直樹 ) おい

( 琴子 ) はい

どこ まで ついて くんだ ?

お前 理工 学部 行く つもり か よ

お っ そうだ 私 文学部 だ

じゃあ ね

それ で 結局 こう やって

理工 学部 まで 入江 の こと のぞき見 し に 来る わけ ?

琴子 高校 時代 から 何も 進歩 して ない ね

安定 の 琴子 クオリティー か …

しかし 理工 学部 って 男 ばっかり だ ね

これ なら 入江 に 悪い 虫 も 付か な そう

琴子 も 安心

琴子 あの 子 見て !

♪~

あっ !

だ だ だ … 誰 ? あの 美女

すげ え 男 だらけ の キャンパス で

彼女 の 周り だけ 輝いて 見える

( 松本 裕子 ( まつ もと ゆうこ )) 入江 君

(3 人 ) あっ

( 理 美 ・ じん こ ) 入江 直樹 !

シャーッ !

選択 科目 何 に する か 決めた ?

いや まだ 決めて ない

( 松本 ) ふ ー ん 何 に し よっ か なあ ?

( 琴子 ) おっと !―

ちょ … ちょっと じん こ ! 理 美 !―

ふん ! はっ !

ウフフ フフ ハハハ …

何 か 用 ?

えっ と えっ と … 理工 学部 の 机 って

どんな の か なって 思って

駄目だ こりゃ

うん

この 人 入江 君 の 彼女 ?

まさか

フッ …

( 琴子 )“ まさか ” って ―

キス まで した のに “ まさか ” な の ?―

私 の 大学 生活 一体 どう なっちゃ う の ?

♪~

( 理 美 ・ じん こ ) キス した !?

ちょ … ちょっと 2 人 と も 声 が 大きい って ば

これ が 大きな 声 を 出さ ず に い られる か って いう の

あの 入江 が … キス !?

でも さっき の 態度 ―

とても そう に は 見え なかった けど

え へ っ … そう な の

フッ ざ まあ 見ろ

は ぁ

私 も 入江 君 の 気持ち 全然 分か ん ない んだ よ ね

そんな 弱気で どう す ん の よ

だって 琴子 は 大切な ファースト ・ キス を

入江 に ささげた んでしょ

そう だ よ ここ は 強気で いか ない と

だって 私 たち 大学 1 年生 な んだ よ

しかも 今 は 春 出会い の 季節

うかうか して る と 入江 あの 美女 に 取ら れちゃ うよ

( 相原 重雄 ( しげ お )) いらっしゃい ませ

( 入江 重樹 ( しげき )) アイ ちゃ ~ ん

( 入江 重樹 ( しげき )) アイ ちゃ ~ ん

( 重雄 ) アハハハ

( 重雄 ) アハハハ

( 重雄 ) アハハハ

お 言葉 に 甘えて 来て し もう たよ

いや 今日 は ね 直樹 君 と 琴子 の 入学 祝い だ から

さあ 奥 の 席 へ

( 重樹 ) ああ ありがとう よし お邪魔 しよう

( 重雄 ) いらっしゃい

( 重雄 ) いらっしゃい

( 入江 紀子 ( のりこ )) ああ 楽しみ ね ―

( 入江 紀子 ( のりこ )) ああ 楽しみ ね ―

( 入江 紀子 ( のりこ )) ああ 楽しみ ね ―

( 小田原 ( お だ わら )) こちら の 奥 の 方 へ

( 小田原 ( お だ わら )) こちら の 奥 の 方 へ

はい

センス の いい すてきな お 店 ね

( 重樹 ) でしょ ~ アイ ちゃん に 聞いた んだ けど ね ―

この 紙 も ね 最高 級 の 和紙 を 使って ん だって よ

( 紀子 ) あら ほんと ?

( 紀子 ) あら ほんと ?

( 重樹 ) うん 汚 せ ない よ

( 重樹 ) うん 汚 せ ない よ

( 紀子 と 重樹 の 笑い声 )

( 重樹 ) この お 箸 も これ も 最高 級 の 箸 だ から ―

( 重樹 ) この お 箸 も これ も 最高 級 の 箸 だ から ―

( 紀子 ) まあ

( 紀子 ) まあ

( 紀子 ) まあ

まあ 汚せ ない よ

まあ 汚せ ない よ

( 紀子 たち の 笑い声 )

( 入江 裕樹 ( ゆうき )) 食べ れ ない よ

( 紀子 ) フフフ そんな …

( 裕樹 たち の 笑い声 )

( 店員 ) いらっしゃい ませ

金 ちゃん !?

あら や だ あなた 雰囲気 違う じゃ ない

全然 分か ん なかった わ

こっち の 方 が すてき よ

いや 奥さん ありがとう ございます

でも 何で 金 ちゃん が “ あい 原 ” に ?

ああ … わし 板前 目指して

この 店 で 修行 さ せて もらう こと に なった んです

そ っか 金 ちゃん 前 から お 料理 上手だ もん ね

プロ から 見れば わし の 料理 なんか 全然 やけど な

そや けど 頑張って 琴子 の お やっ さん 超えて

日本 一 の 料理 人 に なった る ―

お前 に は 絶対 負け へん

ヘヘッ 一人前 の 職人 なって

ぎょう さん 稼いで 琴子 さ らい に 行く から ―

覚悟 し とけよ !

( 琴子 ) エヘヘ

( 小田原 ) 金之助 ! いつまで 油 売って んだ

はい すいません 今 すぐ

琴子 これ 頼む な

琴子 これ 頼む な

( 琴子 ) うん

琴子 これ 頼む な

ああ ~ こんな 段差 が あっちゃ お 客 さん に 出せ ない よ

すいません

すいません

ちょっと 貸して みろ ほら

ちょっと 貸して みろ ほら

1 個 1 個 丁寧に

はい

はい

な ?

( 小田原 ) スーッ と

はい

ありがとう ございました

ありがとう ございました

( 紀子 ) おいしかった です

( 紀子 ) おいしかった です

金 ちゃん

( 金之助 ) おお

自分 の やる べき 道 見つけた んだ ね

すごい ね 頑張って ね

おう 琴子 も 大学 頑張り や

( 琴子 ) フフ 頑張る フフッ ―

じん こも ね 理 美 も ね …

♪~

あっ

包丁 の 刃 で 押し出す ように な

はい

全然 厚い よ まだ

はい

ん っ

フン フン フン …

( 直樹 ) 風呂 どうぞ

あの 入江 君

何 ?

あの う 今日 の 理工 学部 の 女 の 人 って …

ああ 松本 裕子 ?

えっ もう フルネーム で 覚えた の ?

1 回 聞いたら 忘れ ない から

おお … アハハ

あの う も しか して その 松本 さん て 入江 君 の こと …

あれ ? やきもち 焼いて る の ?

アハハ そんな こと

そう だ よ な 確かに 松本 って 美人 だ よ な ―

スタイル も いい し

それ に 頭 も いい

あいつ 全国 模試 で 5 位 に なった こと ある んだ って

えっ 何で そんな 人 が うち の 大学 に ?

さ あね 他 に 目的 で も ある んじゃ ない ?

あれ ? お前 俺 の こと 忘れる んじゃ なかった っけ ?―

ああ そう そう 俺 たち キス まで した 仲 だ っけ ?

忘れ られ なく なった ? 俺 の こと

( 琴子 ) も … もし かして 2 度 目 ?

フッ …

ん ?

( 琴子 ) 私 から かわれて る んだ ―

入江 君 は キス した こと なんて 何とも 思って ない んだ

悔しい !

( じん こ ) あいつ 松本 裕子 って いう の か

美人 の 上 に 頭 も いい なんて

まるで “ 女 版 入江 ” って 感じ だ ね

まあ 入江 に お 似合い って いっちゃ お 似合い だ よ ね

ちょっと 不吉な こと 言わ ないで よ

でも ちゃんと 現実 見つめ ない と

あの 女 どう 見て も 入江 狙い じゃ ん

琴子 あんた 今 大 ピンチ な んだ よ

( 琴子 の 泣き声 )

( 理 美 ) 食って 元気 出せよ

( じん こ ) 何 食べよ っか な ?

琴子 琴子 ?

( 琴子 ) は ?

まだ 注文 して なかった の ?

ああ ボーッ と して た ごめん

何 やって る の ? 先 に 行 っと く から ね

うん

えー っと A ランチ が ハンバーグ

B ランチ が エビ フライ か えー っと …

( 直樹 ) 声 に 出さ ない と 考え られ ない の か よ

俺 A ランチ

えっ と 私 は …

F ランチ は ない ぞ

私 も A ランチ

( 調理 員 ) A ランチ 2 つ

何 だ ? この 差 は

( 調理 員 ) 何 や お 客 さん 文句 あり まん の か ?―

わし の 公平な 盛りつけ に ケチ つける と は

ええ 度胸 や ない か

金 ちゃん !?

シャーッ

( 琴子 ) 何 して る の ?

自分 の 道 を 見つけた んじゃ なかった の ?

お 父さん の 店 で 働く んでしょ ?

そやで 夜 は 琴子 の お やっ さん の 店 で

そんで 昼 は この 学 食 で 働く ん や

学生 相手 の リーズナブルな 味 と

一流 の 料亭 の 味 を 同時に マスター する ん や

すごい やろ

それ に そこ に おる 魔 の 手 から 琴子 を 助け なあ かん から な

どう や 天才 君 驚いて 声 も 出 まい

ああ 感心 する ね

男 が 女 に 合わせて よく 人生 決め られる よ な

いや ~ でき ない でき ない

何 や と ?

後 は お 二 人 で ご ゆっくり

ハハハハ

金 ちゃん 様 の 愛 の 力 を 前 に ビビ った か

なあ 琴子 あっ …

は ぁ

( じん こ ) で も ある 意味 金 ちゃん は 正しい よ

人 って さ そば に いる 異性 の こと が

気 に なって しまう もん だ もん

♪~

( じん こ ) 琴子 も 金 ちゃん 見習わ ない と ね

だ ね 同じ 大学 と は いって も 入江 は 理工 学部

琴子 は 文学部

キャンパス も 違う し

高校 時代 と 同じ って わけに は いか ない よ

同じ 理工 学部 の 松本 裕子 の 方 が はるかに 有利

しかも スタイル 抜群 の 美女 だ し ね

そんな …

( 須藤 ( す どう )) おお ! いた いた いた 入江 ~

( 直樹 ) 須藤 さん お 疲れ さ まで す

お 疲れ

誰 あの おじさん ?

知ら ない

ん ? 先輩 ?

いや 教授 かな ?

俺 が ここ に 来た 理由 は 分かって んだろう な ?

ぜひ … う うん 何なら ぜ し

我が うん クラブ へ

俺 クラブ に 入る 気 は ない んで

うーん ! そういう こと 言う な よ

俺 と お前 は 小学校 から の つきあい じゃ ない か

放課後 待って る から な

な ? うん

うん フフフフ …

アディオース ! ハハハハハ

琴子 チャンス 到来 だ よ

入江 と 同じ クラブ に 入り な よ

そし たら 学部 が 違って も

入江 と ずっと 一緒に いる こと が できる

入江 と ずっと 一緒に いる こと が できる

うーん !

うーん !

うーん !

そう だ よ ! 松本 裕子 を 蹴散らす チャンス だ よ

そう だ よ ! 松本 裕子 を 蹴散らす チャンス だ よ

そ っか ! フフッ そうしよう

( じん こ ) アハハ

あむ っ ! あっ エビフライ もらい

( じん こ ) あい よ

( 琴子 ) うん うまい うまい うまい ―

うま ー い !

入江 君 クラブ 入る の ?

何の クラブ に 入る の か な ?

お前 に は 教え ない

何で よ

だって お前 一緒に 入って き そうだ もん な

そ っ そんな こと …

は ぁ 見透かさ れた わ ね

さすが 天才

でも 諦め ない もん よし !

( じん こ ・ 理 美 ) よし !

♪~

( 琴子 ) あの ひげ の おじさん ―

“ 今日 の 放課後 待って る ” って 言って た もん ね ―

だったら 尾行 すれば どの クラブ か 分かる はず

♪~

( 琴子 ) しかし いろんな クラブ が ある の ね ―

入江 君 一体 何 部 に 入る つもりな んだろう ?

あっ

ん ?

あそこ か !

入部 希望 です !

は ぁ … アニメ 研究 会 ?

ウフフ あの う 入江 君 は ?

( 部員 ) 入江 ?

( 部員 ) それ 誰 ?

( 部員 ) 今 入って きて すぐ 出て った 男 の 人 じゃ ない ?

お ?

あー っ !

ああ ー う っ あっ …

アハハハ おお っ

失礼 しま ー す ウフフ

♪~

おお っ !―

ああ は ぁ …

おお っ

あっ !

( 松本 ) 遅い じゃ ない !

一緒に 行こう って 言った でしょ

別に あんた が 勝手に 言って た だけ だ ろ

あら

でも どうせ 同じ クラブ に 入る んだ から いい じゃ ない ?

“ 同じ クラブ ”!?

入り ましょう

よし !

すいません 私 も 入部 希望 です !

( 部長 ) えー と 君 は 誰 だ っけ ? 紹介 は ?

アハハ あの う 紹介 と か は ない んです けど

どうしても この 部 に …

ウフッ テニス 部 に 入り たい んです !

ああ 斗 南 ( と なん ) 大学 に 入ったら



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( 石川 理 美 ( いし かわ さとみ )) 卒業 式 の 日 に キス した カップル は 永遠に 結ばれる って いう

( 小森 ( こもり ) じん こ ) あれ 見て !

( 歓声 )

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ )) キス !?―

ファースト ・ キス ―

私 3 年間 で この 1 年 が いちばん 楽しかった な ー

( 入江 直樹 ( いりえ な おき )) 俺 は 18 年間 で この 1 年 が いちばん つらかった

( 琴子 ) 私 も 金 ( きん ) ちゃん も 勉強 は 得意な 方 じゃ ない けど ―

何 か 別な 得意な こと を ―

見つけたら いい んじゃ ない か な って 思う の

( 池沢 金之助 ( いけ ざ わき ん の すけ )) もし 俺 が それ 見つけて 一人前 なったら ―

琴子 は 俺 の こと 好きに なって くれる ん か ?―

あいつ も ようやく ―

誰 が 一 番 自分 を 大事に して くれる かって こと に

気 い付いた ん やろ

金 ちゃん お 待た せ !

( 渡辺 ( わな たべ )) 入江 と 琴子 ちゃん は 一緒に いる 運命 なん だって

ふざけ ん な よ

この 冷血 男 !

その 冷血 男 が 好きな んだ ろ ?

( 生徒 たち の 歓声 )

( 琴子 ) 私 入江 君 と キス した んだ よ ね ?

( 笑い声 )

お前 ちょっと 来い

( 生徒 たち の 歓声 )

何 よ !

私 …

入江 君 好きな の もう やめる

ふ ー ん

忘れちゃ うんだ 俺 の こと

じゃあ 忘れて みろ よ

♪~

( ドア が 開く 音 )

ごめん

あの 日 以来 何 か てれくさく って

素直に なれ なかった んだ

♪~

はっ !

夢 か …

は ぁ …

( 琴子 ) あの 日 以来 毎朝 こんな 夢 で 目覚めて しまう ―

だけど 2 度 目 の キス どころ か ―

私 と 入江 君 の 関係 は 何も 進展 し ない まま ―

短い 春 休み が 終わって しまい …

ふん !

♪~

( 琴子 ) 私 も 入江 君 も ―

今日 から 大学生

( 直樹 ) おい

( 琴子 ) はい

どこ まで ついて くんだ ?

お前 理工 学部 行く つもり か よ

お っ そうだ 私 文学部 だ

じゃあ ね

それ で 結局 こう やって

理工 学部 まで 入江 の こと のぞき見 し に 来る わけ ?

琴子 高校 時代 から 何も 進歩 して ない ね

安定 の 琴子 クオリティー か …

しかし 理工 学部 って 男 ばっかり だ ね

これ なら 入江 に 悪い 虫 も 付か な そう

琴子 も 安心

琴子 あの 子 見て !

♪~

あっ !

だ だ だ … 誰 ? あの 美女

すげ え 男 だらけ の キャンパス で

彼女 の 周り だけ 輝いて 見える

( 松本 裕子 ( まつ もと ゆうこ )) 入江 君

(3 人 ) あっ

( 理 美 ・ じん こ ) 入江 直樹 !

シャーッ !

選択 科目 何 に する か 決めた ?

いや まだ 決めて ない

( 松本 ) ふ ー ん 何 に し よっ か なあ ?

( 琴子 ) おっと !―

ちょ … ちょっと じん こ ! 理 美 !―

ふん ! はっ !

ウフフ フフ ハハハ …

何 か 用 ?

えっ と えっ と … 理工 学部 の 机 って

どんな の か なって 思って

駄目だ こりゃ

うん

この 人 入江 君 の 彼女 ?

まさか

フッ …

( 琴子 )“ まさか ” って ―

キス まで した のに “ まさか ” な の ?―

私 の 大学 生活 一体 どう なっちゃ う の ?

♪~

( 理 美 ・ じん こ ) キス した !?

ちょ … ちょっと 2 人 と も 声 が 大きい って ば

これ が 大きな 声 を 出さ ず に い られる か って いう の

あの 入江 が … キス !?

でも さっき の 態度 ―

とても そう に は 見え なかった けど

え へ っ … そう な の

フッ ざ まあ 見ろ

は ぁ

私 も 入江 君 の 気持ち 全然 分か ん ない んだ よ ね

そんな 弱気で どう す ん の よ

だって 琴子 は 大切な ファースト ・ キス を

入江 に ささげた んでしょ

そう だ よ ここ は 強気で いか ない と

だって 私 たち 大学 1 年生 な んだ よ

しかも 今 は 春 出会い の 季節

うかうか して る と 入江 あの 美女 に 取ら れちゃ うよ

( 相原 重雄 ( しげ お )) いらっしゃい ませ

( 入江 重樹 ( しげき )) アイ ちゃ ~ ん

( 入江 重樹 ( しげき )) アイ ちゃ ~ ん

( 重雄 ) アハハハ

( 重雄 ) アハハハ

( 重雄 ) アハハハ

お 言葉 に 甘えて 来て し もう たよ

いや 今日 は ね 直樹 君 と 琴子 の 入学 祝い だ から

さあ 奥 の 席 へ

( 重樹 ) ああ ありがとう よし お邪魔 しよう

( 重雄 ) いらっしゃい

( 重雄 ) いらっしゃい

( 入江 紀子 ( のりこ )) ああ 楽しみ ね ―

( 入江 紀子 ( のりこ )) ああ 楽しみ ね ―

( 入江 紀子 ( のりこ )) ああ 楽しみ ね ―

( 小田原 ( お だ わら )) こちら の 奥 の 方 へ

( 小田原 ( お だ わら )) こちら の 奥 の 方 へ

はい

センス の いい すてきな お 店 ね

( 重樹 ) でしょ ~ アイ ちゃん に 聞いた んだ けど ね ―

この 紙 も ね 最高 級 の 和紙 を 使って ん だって よ

( 紀子 ) あら ほんと ?

( 紀子 ) あら ほんと ?

( 重樹 ) うん 汚 せ ない よ

( 重樹 ) うん 汚 せ ない よ

( 紀子 と 重樹 の 笑い声 )

( 重樹 ) この お 箸 も これ も 最高 級 の 箸 だ から ―

( 重樹 ) この お 箸 も これ も 最高 級 の 箸 だ から ―

( 紀子 ) まあ

( 紀子 ) まあ

( 紀子 ) まあ

まあ 汚せ ない よ

まあ 汚せ ない よ

( 紀子 たち の 笑い声 )

( 入江 裕樹 ( ゆうき )) 食べ れ ない よ

( 紀子 ) フフフ そんな …

( 裕樹 たち の 笑い声 )

( 店員 ) いらっしゃい ませ

金 ちゃん !?

あら や だ あなた 雰囲気 違う じゃ ない

全然 分か ん なかった わ

こっち の 方 が すてき よ

いや 奥さん ありがとう ございます

でも 何で 金 ちゃん が “ あい 原 ” に ?

ああ … わし 板前 目指して

この 店 で 修行 さ せて もらう こと に なった んです

そ っか 金 ちゃん 前 から お 料理 上手だ もん ね

プロ から 見れば わし の 料理 なんか 全然 やけど な

そや けど 頑張って 琴子 の お やっ さん 超えて

日本 一 の 料理 人 に なった る ―

お前 に は 絶対 負け へん

ヘヘッ 一人前 の 職人 なって

ぎょう さん 稼いで 琴子 さ らい に 行く から ―

覚悟 し とけよ !

( 琴子 ) エヘヘ

( 小田原 ) 金之助 ! いつまで 油 売って んだ

はい すいません 今 すぐ

琴子 これ 頼む な

琴子 これ 頼む な

( 琴子 ) うん

琴子 これ 頼む な

ああ ~ こんな 段差 が あっちゃ お 客 さん に 出せ ない よ

すいません

すいません

ちょっと 貸して みろ ほら

ちょっと 貸して みろ ほら

1 個 1 個 丁寧に

はい

はい

な ?

( 小田原 ) スーッ と

はい

ありがとう ございました

ありがとう ございました

( 紀子 ) おいしかった です

( 紀子 ) おいしかった です

金 ちゃん

( 金之助 ) おお

自分 の やる べき 道 見つけた んだ ね

すごい ね 頑張って ね

おう 琴子 も 大学 頑張り や

( 琴子 ) フフ 頑張る フフッ ―

じん こも ね 理 美 も ね …

♪~

あっ

包丁 の 刃 で 押し出す ように な

はい

全然 厚い よ まだ

はい

ん っ

フン フン フン …

( 直樹 ) 風呂 どうぞ

あの 入江 君

何 ?

あの う 今日 の 理工 学部 の 女 の 人 って …

ああ 松本 裕子 ?

えっ もう フルネーム で 覚えた の ?

1 回 聞いたら 忘れ ない から

おお … アハハ

あの う も しか して その 松本 さん て 入江 君 の こと …

あれ ? やきもち 焼いて る の ?

アハハ そんな こと

そう だ よ な 確かに 松本 って 美人 だ よ な ―

スタイル も いい し

それ に 頭 も いい

あいつ 全国 模試 で 5 位 に なった こと ある んだ って

えっ 何で そんな 人 が うち の 大学 に ?

さ あね 他 に 目的 で も ある んじゃ ない ?

あれ ? お前 俺 の こと 忘れる んじゃ なかった っけ ?―

ああ そう そう 俺 たち キス まで した 仲 だ っけ ?

忘れ られ なく なった ? 俺 の こと

( 琴子 ) も … もし かして 2 度 目 ?

フッ …

ん ?

( 琴子 ) 私 から かわれて る んだ ―

入江 君 は キス した こと なんて 何とも 思って ない んだ

悔しい !

( じん こ ) あいつ 松本 裕子 って いう の か

美人 の 上 に 頭 も いい なんて

まるで “ 女 版 入江 ” って 感じ だ ね

まあ 入江 に お 似合い って いっちゃ お 似合い だ よ ね

ちょっと 不吉な こと 言わ ないで よ

でも ちゃんと 現実 見つめ ない と

あの 女 どう 見て も 入江 狙い じゃ ん

琴子 あんた 今 大 ピンチ な んだ よ

( 琴子 の 泣き声 )

( 理 美 ) 食って 元気 出せよ

( じん こ ) 何 食べよ っか な ?

琴子 琴子 ?

( 琴子 ) は ?

まだ 注文 して なかった の ?

ああ ボーッ と して た ごめん

何 やって る の ? 先 に 行 っと く から ね

うん

えー っと A ランチ が ハンバーグ

B ランチ が エビ フライ か えー っと …

( 直樹 ) 声 に 出さ ない と 考え られ ない の か よ

俺 A ランチ

えっ と 私 は …

F ランチ は ない ぞ

私 も A ランチ

( 調理 員 ) A ランチ 2 つ

何 だ ? この 差 は

( 調理 員 ) 何 や お 客 さん 文句 あり まん の か ?―

わし の 公平な 盛りつけ に ケチ つける と は

ええ 度胸 や ない か

金 ちゃん !?

シャーッ

( 琴子 ) 何 して る の ?

自分 の 道 を 見つけた んじゃ なかった の ?

お 父さん の 店 で 働く んでしょ ?

そやで 夜 は 琴子 の お やっ さん の 店 で

そんで 昼 は この 学 食 で 働く ん や

学生 相手 の リーズナブルな 味 と

一流 の 料亭 の 味 を 同時に マスター する ん や

すごい やろ

それ に そこ に おる 魔 の 手 から 琴子 を 助け なあ かん から な

どう や 天才 君 驚いて 声 も 出 まい

ああ 感心 する ね

男 が 女 に 合わせて よく 人生 決め られる よ な

いや ~ でき ない でき ない

何 や と ?

後 は お 二 人 で ご ゆっくり

ハハハハ

金 ちゃん 様 の 愛 の 力 を 前 に ビビ った か

なあ 琴子 あっ …

は ぁ

( じん こ ) で も ある 意味 金 ちゃん は 正しい よ

人 って さ そば に いる 異性 の こと が

気 に なって しまう もん だ もん

♪~

( じん こ ) 琴子 も 金 ちゃん 見習わ ない と ね

だ ね 同じ 大学 と は いって も 入江 は 理工 学部

琴子 は 文学部

キャンパス も 違う し

高校 時代 と 同じ って わけに は いか ない よ

同じ 理工 学部 の 松本 裕子 の 方 が はるかに 有利

しかも スタイル 抜群 の 美女 だ し ね

そんな …

( 須藤 ( す どう )) おお ! いた いた いた 入江 ~

( 直樹 ) 須藤 さん お 疲れ さ まで す

お 疲れ

誰 あの おじさん ?

知ら ない

ん ? 先輩 ?

いや 教授 かな ?

俺 が ここ に 来た 理由 は 分かって んだろう な ?

ぜひ … う うん 何なら ぜ し

我が うん クラブ へ

俺 クラブ に 入る 気 は ない んで

うーん ! そういう こと 言う な よ

俺 と お前 は 小学校 から の つきあい じゃ ない か

放課後 待って る から な

な ? うん

うん フフフフ …

アディオース ! ハハハハハ

琴子 チャンス 到来 だ よ

入江 と 同じ クラブ に 入り な よ

そし たら 学部 が 違って も

入江 と ずっと 一緒に いる こと が できる

入江 と ずっと 一緒に いる こと が できる

うーん !

うーん !

うーん !

そう だ よ ! 松本 裕子 を 蹴散らす チャンス だ よ

そう だ よ ! 松本 裕子 を 蹴散らす チャンス だ よ

そ っか ! フフッ そうしよう

( じん こ ) アハハ

あむ っ ! あっ エビフライ もらい

( じん こ ) あい よ

( 琴子 ) うん うまい うまい うまい ―

うま ー い !

入江 君 クラブ 入る の ?

何の クラブ に 入る の か な ?

お前 に は 教え ない

何で よ

だって お前 一緒に 入って き そうだ もん な

そ っ そんな こと …

は ぁ 見透かさ れた わ ね

さすが 天才

でも 諦め ない もん よし !

( じん こ ・ 理 美 ) よし !

♪~

( 琴子 ) あの ひげ の おじさん ―

“ 今日 の 放課後 待って る ” って 言って た もん ね ―

だったら 尾行 すれば どの クラブ か 分かる はず

♪~

( 琴子 ) しかし いろんな クラブ が ある の ね ―

入江 君 一体 何 部 に 入る つもりな んだろう ?

あっ

ん ?

あそこ か !

入部 希望 です !

は ぁ … アニメ 研究 会 ?

ウフフ あの う 入江 君 は ?

( 部員 ) 入江 ?

( 部員 ) それ 誰 ?

( 部員 ) 今 入って きて すぐ 出て った 男 の 人 じゃ ない ?

お ?

あー っ !

ああ ー う っ あっ …

アハハハ おお っ

失礼 しま ー す ウフフ

♪~

おお っ !―

ああ は ぁ …

おお っ

あっ !

( 松本 ) 遅い じゃ ない !

一緒に 行こう って 言った でしょ

別に あんた が 勝手に 言って た だけ だ ろ

あら

でも どうせ 同じ クラブ に 入る んだ から いい じゃ ない ?

“ 同じ クラブ ”!?

入り ましょう

よし !

すいません 私 も 入部 希望 です !

( 部長 ) えー と 君 は 誰 だ っけ ? 紹介 は ?

アハハ あの う 紹介 と か は ない んです けど

どうしても この 部 に …

ウフッ テニス 部 に 入り たい んです !

ああ 斗 南 ( と なん ) 大学 に 入ったら


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