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イタズラなKiss〜Love in TOKYO, イタズラなKiss〜Love in TOKYO#3 (2)

( 紀子 たち ) 補習 !?

この 前 の テスト で 100 番 だった のに ?

ああ …

期末 は 100 番 だった んです けど …

その 前 の 中間 の 結果 が

思わしくなくて …

今 まで どん だけ 成績 悪かった んだ よ

やっぱり ばかだ

こら !

いって き ま ー す

全員 F 組 だ ねえ

ん ー これ じゃ いつも の 授業 と 変わら ない よ

( 渋川 ( しぶ かわ )) いい か !

お前たち は はっきり 言って

内部 進学 できる か どう か

ギリギリ の ライン の 上 に 立って る ―

期末 テスト で 100 番 だった 相原 だって 例外 で は ない !

だからこそ この 補習 に は 真剣に 取り組んで もらい たい ―

斗 南 ( と なん ) 高校 地獄 の 夏期 講習 始まり ます ―

夏 は 天王山 です

( 琴子 ) これ じゃあ 夏 休み の 思い出 なんて ―

到底 期待 でき ない ね

高校 最後 の 夏 の 思い出 は 宿題 だけ

琴子 が 言った とおり に なり そう

( 金之助 ) ええ や ん か

夏 休み の 間 この 金 ちゃん と 一緒に 過ごせる ん や

最高の 思い出 や さあ 食い や

空気 を 読み なさい よ 金 ちゃん

琴子 が 一緒に 過ごし たい 人 は あんた じゃ ない

( じん こ ) まあ でも 補習 ばっかり じゃ それ も 無理 か

お ? でも さっき 入江 の 野郎 見かけた な

ばか 余計な こと 言う な

ばか 余計な こと 言う な

あっ えっ …

あっ えっ …

あっ えっ …

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ ?

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ うそ まさ … えっ ま … まさか …

入江 君 が 補習 ?

んな わけ ない でしょ 校庭 見て みなさ いよ

あっ

あ そう か そう だ 入江 君 一応 テニス 部 だ もん ね

一応 って 何 よ

ん ? 正式な 部員 じゃ ない の

部員 以上 に うまい から 大会 前 だけ 駆り出さ れる みたい

( じん こ たち ) ふ ー ん

そ っか

今月 末 高校 テニス の 全国 大会 が ある って 言って た もん ね

何 や と !

何 や と !

いった … 何 ?

いった … 何 ?

あいつ ガリ 勉 の 運動 音痴 や なかった ん か !

性格 以外 は パーフェクトな の よ

嫌味な やつ よ ね

は ぁ

でも 部活 で 学校 に 行く なんて 教えて くれ なかった

相変わらず 完全に アウト オブ 眼中 な んだ ねえ

フッ ええ や ん ええ や ん それ で ええ や ん

( 直樹 ) 人 の 気持ち なんて 分から ない

今日 は 嫌いで も ―

あした は 好きに なって る かも しれ ない から ね

( じん こ ) 何 見とれて ん の よ

えっ ? ん ?

別に

だって 毎日 の 腹筋 と か ランニング と か

ボール 拾い を 全部 飛ばして 勝つ なんて

全然 青春 じゃ ない

よし 勉強 やる よ 勉強

よし やる よ

( 渋川 ) Mars the red planet has fascinated people ―

from the earliest times .―

Ancient people ―

identified it with the god of war .

( 琴子 ) やっぱり かっこいい なあ ―

テニス の 練習 疲れる だろう なあ ―

家 帰ったら 私 の 手 料理 食べて もらって ー ―

元気に なって もらって ー ―

フフッ ヒヒッ なんて ね

( 渋川 ) 相原 !―

相原 琴子 !

はい !

( 渋川 ) 今 先生 が 読んで いた 続き 読んで みろ

はい ?

ん ?

( じん こ )63…

たるんで いた 罰 と して 校庭 10 周 !

え えっ !

10 周 ?

はい ペース 落ちて る ー !

( 琴子 ) わ あー !

♪~

( 琴子 ) ハァ ハァ …

( 琴子 ) ハァ

( せき込み )

相原 あと 1 周 !

ん ?

お ?

痛い

( 直樹 ) ああ ごめん

わざと じゃ ない よ

補習 終わった んじゃ ない の ?

放っといて よ 走り たく なった の

( 渋川 ) こら 相原 ! 夫婦 げんか して る な !

ああ あ …

あっ ああ ー っ

( 紀子 ) はい

あら 琴子 ちゃん 日焼け ?

体育 の 補習 も あった の ?

エヘヘ えー っと それ は …

琴子 の やつ 補習 さ ぼ って その 罰 と して

校庭 走ら さ れた んだ ぜ

何で あんた が そんな こと 知って ん の ?

蛇 の 道 は 蛇 だ

じゃ ? じゃ … 砂利 道 ?

は ぁ んな こと も 知ら ねえ の か よ ばっ か じゃ ない の

裕樹 いいかげん に し なさい もう

( 重樹 ) まあ まあ 夏 な んだ し 日焼け も いい じゃ ない か

ほんと よ ねえ

毎年 夏 は 山 か 海 に バカンス に 出かける のに

今年 は つまらない わ あ

え ?

( 重樹 ) あっ あれ ? アイ ちゃん から 何も 聞いて ない か な ?―

あの ね まっ 実は ね ―

我々 2 人 の 中学 ん とき の 同窓 会 が あって ね

久しぶりに 九州 に 帰る んだ よ

へえ そう な んです か

だから 家族 旅行 は お預け な の

( 琴子 ) おば 様 も 九州 に 行ったら いい のに

だって あなた たち を 放って いく わけに は いか ない もの

しゅん まち ぇん ね ー

ごちそうさま でした

ごちそうさま

おば 様 私 も お 手伝い し ます

ありがとう 琴子 ちゃん

じゃあ 洗い 物 お 願い し よっ かな

は ー い

その 間 に 琴子 ちゃん と お 兄ちゃん の ―

あした の お 弁当 の 準備 を し なくっちゃ

いつも ありがとう ございます

朝 早い から 下ごしらえ だけ でも ね

あの おば 様

ん ?

今度 私 に お 料理 を 教えて いただけ ませ ん か ?

いい けど 琴子 ちゃん に は プロ の お 父さん が いる じゃ ない の

そう な んです けど

何て いう か 家庭 的な って いう か

お袋 の 味 を 覚え たい なあ なんて

入江 家 の 味 を 覚え たい んじゃ ない の ?

アハハ … フフ …

ねえ 琴子 ちゃん て

本当 は 今 でも お 兄ちゃん の こと 好きでしょ ?

お っ … 何で そう 思う んです か あ ?

そんな の 見て れ ば 分かる わ よ

ねえ やっぱり うち に お 嫁 に 来たら いい のに

入江 君 と 私 じゃ 釣り合わ ないで すよ

あの ね

私 と パパ が 結婚 した とき 19 歳 だった の

自分 で 言う の も 何 だ けど

求婚 者 は たくさん いて ねえ

み ー んな ハンサムで お 金持ち の 若者 ばかり

そんな 中 パパ は ご覧 の とおり の 見た目 だし ―

年 も ずーっと 上 ―

当時 は 会社 を 興した ばかりで 貧乏

私 の 両親 も 交際 に は 大 反対 だった わ

でも おば 様 は おじ 様 を 選んだ んです よ ね

何で です か ?

パパ は 誰 より も 誠実で ―

誰 より も 真面目で ―

そして 私 を 思って くれた から

パパ は 私 の 家柄 と か お 金 と か 若 さ じゃ なくて

私 自身 を 好きに なって くれた の ―

何だか 琴子 ちゃん を 見て る と

あの ころ の パパ を 思い出しちゃ う の よ ねえ

( クラッカー が 鳴る 音 )

( 重樹 たち ) おめでとう !

では テニス 高校 大会 ―

直樹 の 優勝 を 祝って

乾杯 !

( 一同 ) 乾杯 !

ああ …

さあ さあ さあ …

座って 座って いただき ましょう

いや あ しかし すごい ね 直樹 君 は

勉強 が できる だけ じゃ なくて テニス が 得意 なんて ね

しかも 3 年 連続 優勝 なんだろう ?

ええ まあ

いや あ 練習 に 明け暮れて る わけじゃ ない んだろう に

感心 した よ

簡単です よ

相手 の 癖 と か 早く 見つけて 頭 で 計算 すれば

大体 どこ に 飛んで くる か 分かり ます から

ほう

ねえ お 兄ちゃん て かわいく ない でしょう ?

( 重樹 と 紀子 の 笑い声 )

いや いや 頭 が いい んでしょう

顔 は 似て ない けど ―

そういう とこ は イリ ちゃん に そっくり たい

( 重樹 と 紀子 の 笑い声 )

いや いや 俺 は これほど じゃ なかった ろうもん て

だって 覚え とろう ? 中学 時代 の 俺 を

そう やった か ?

ああ

いや あ しかし 懐かし か ねえ

うん 楽しみ や ねえ あした の 同窓 会

うん

九州 帰る の 久しぶり たい

みんな 変わ っと る やろ のう

うん

キヨマサ は 来る や ろか …

(2 人 ) いって き ま ー す

( 紀子 たち ) いって らっしゃ ー い

相原 さん お 洋服 似合って ますよ ー

( 重雄 ) てれ ます ね

お 気 を 付けて

じゃあ ね ー

( 重雄 ) は ー い

パパ たち まるで 遠足 に 行く 小学生 みたいだった わ ね

お 父さん お 店 が 忙しくて 帰省 する の 久しぶりだ から

きっと 楽しみに して た んだ と 思い ます

( 電話 の 着信 音 )

はい 入江 で ございます

えっ 本当です か ?―

は … はい すぐ 伺い ます はい ―

あっ どう しよう …

大変だ わ

どうした の ?

おばあ ちゃん が けがした らしい の

幸い 大した こと は ない んだ けど 今夜 は 入院 で

それ で 私 病院 に 付き添い に 行か ない と

そうして あげて ください

ありがとう 琴子 ちゃん

じゃあ お 兄ちゃん と 2 人 で 家 の こと よろしく ね

あ … はい

えっ ? 2 人 !?

裕樹 は 連れて くわ

お 兄ちゃん も 琴子 ちゃん も あした 学校 でしょ ?

だから …

分かった いい よ

急いで 支度 して

( 琴子 ) って こと は ―

この 家 に 入江 君 と 二 人きり ?―

す っ ごく 緊張 する けど ―

でも これ は …

( 紀子 ) 裕樹 行 くわ よ

は ー い

( 琴子 ) 今度 こそ ―

入江 君 に 私 の 手 料理 を 食べて もらえる ―

チャーンス !

最高の 夏 休み の 思い出 ―

作っちゃ う もん ね ー だ

ん ?―

ビフテック ・ アン …

ボワ ? ん ? ブフ ? ブルジョハーズ ブルジョワーズ

フフフ これ だ

( せき込み )

何 だ ? これ

( 直樹 の せき込み )

入江 君 …

う う っ

それ は ?

ビフテック ・ アン ・ ブルジョワーズ

ああ …

エヘヘ … エヘヘ …

ああ ああ …

ねえ レシピ 見 なくて いい の ?

さっき 見 ただ ろ

1 回 見れば 覚え られる から

おお …

ん ~ いい 匂い

( 裕樹 ) それ で おばあ ちゃん は ?―

行か なくて いい の ?

これ に は いろいろ と 理由 が ある の よ 裕樹

あの 2 人 って なかなか 奥 手 でしょう ?

この 辺り で ちょっと 意識 さ せ 合い たくて ね

で パパ たち が 旅行 に 行く の を きっかけ に ―

邪魔者 は 消えよう と 思って

( 裕樹 ) じゃあ おばあ ちゃん が けがした って いう の は ?

もちろん うそ よ 電話 は ただ の セールス

ママ 迫真 の 演技 だった でしょ ?

何 だって ?

帰る

あら じゃ これ は いら ない の ?

ウフフ

わ っ すごい

レシピ の 写真 と 全く 一緒

いただき ます

いただき ます

ん ~ おい ひ い

( 琴子 ) 私 の 手 料理 じゃ なくて ―

入江 君 の 手 料理 に なっちゃ った けど ―

入江 君 と 二 人 っきり で すてきな 食事 ―

私 たち まるで ―

新婚 さん みたい

ごめん ね 入江 君 に 作って もらっちゃ って

じゃあ 琴子 に は とびきり 甘い デザート を もらおう か な

♪~

( 直樹 ) おい

食器 ぐらい お前 が 洗えよ

後 キッチン も 元通りに し とけよ

うん 分かった

あっ 入江 君 これ から 宿題 ?

よかったら 一緒に やら ない ?

宿題 ?

そんな の 夏 休み の 初日 に 全部 やった よ

えっ ? 初日 ?

すご っ …

まさか まだ やって ない と か ?

アハハ … その まさか の まさか な んだ よ ねえ

あんた なら どう あがいて も 徹夜 で 1 週間 は かかる よ

えっ

まあ 頑張り な よ

や ばい もう 10 時 だ よ

キッチン 片づけたら 遅く なっちゃ った よ

は ぁ やる か

分から ない

英語 に しよ 英語 なら 分かる さ

結局 最後 まで 勉強 に 追わ れる 夏 休み か

ふう …

古典 と 世界 史 と 英語 は なんとか 書きなぐった けど さ

数学 と 物理 は もう 無理 ! 限界

ふう …

( 琴子 ) 神様 仏 様 ごめんなさい

( 琴子 ) 私 ―

追い詰め られた 犯人 の ような 気分 な んです

♪~

回答 を ちょっぴり ―

見 させて もらい ま ー す

は あっ

セーフ

入江 君 の ノート ノート …

あった ー

数学 と 物理

お 借り しま ー す

は あっ

何 して んだ よ

夜中 に ひと の 部屋 で ご そご そと

何でもない の 何でも

じゃあ お やすみ

そう は いか ない よ

ああ …

あっ あの …

これ は … えっ と …

フフ あの …

分かって る よ

夜 ばいし に 来た んだ ろ ?

えっ ―

ちょ っ … 違う 何 言って ん の !

( 直樹 ) 何 が 違う の ?

こんな 夜中 に 男 の 部屋 に 忍び込んで くる の は ―

それ 以外 ないだ ろ ?

安心 し な よ

恥 かかせ ない から

は … 恥 って …

あっ それ って そ … そういう こと ?

家 に は 俺 たち 以外 誰 も い ない し ね

あっ そ … そんな …

あいつ だって 言って ただ ろ

“ 天才 だって いつ ケダモノ に なる か 分から ない ” って

あー っ 待って !

私 …

入江 君 の こと は 好きだ けど

私 たち まだ 早い と 思う の

まずは 健全な おつきあい から

ハッハッハッ …

“ 健全な おつきあい ” だって

そ っか

お前 まだ 俺 の こと 好きな んだ

からかった の ?

安心 しろ よ

健全 も 何も おつきあい する つもりな いから

みんな に 言って やる ―

入江 君 に 襲わ れた って

学校 中 に 言い触らして やる

( 直樹 ) 言えば ?

ん ?

( 直樹 ) こん だけ うわさ さ れて る んだ から ―



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( 紀子 たち ) 補習 !?

この 前 の テスト で 100 番 だった のに ?

ああ …

期末 は 100 番 だった んです けど …

その 前 の 中間 の 結果 が

思わしくなくて …

今 まで どん だけ 成績 悪かった んだ よ

やっぱり ばかだ

こら !

いって き ま ー す

全員 F 組 だ ねえ

ん ー これ じゃ いつも の 授業 と 変わら ない よ

( 渋川 ( しぶ かわ )) いい か !

お前たち は はっきり 言って

内部 進学 できる か どう か

ギリギリ の ライン の 上 に 立って る ―

期末 テスト で 100 番 だった 相原 だって 例外 で は ない !

だからこそ この 補習 に は 真剣に 取り組んで もらい たい ―

斗 南 ( と なん ) 高校 地獄 の 夏期 講習 始まり ます ―

夏 は 天王山 です

( 琴子 ) これ じゃあ 夏 休み の 思い出 なんて ―

到底 期待 でき ない ね

高校 最後 の 夏 の 思い出 は 宿題 だけ

琴子 が 言った とおり に なり そう

( 金之助 ) ええ や ん か

夏 休み の 間 この 金 ちゃん と 一緒に 過ごせる ん や

最高の 思い出 や さあ 食い や

空気 を 読み なさい よ 金 ちゃん

琴子 が 一緒に 過ごし たい 人 は あんた じゃ ない

( じん こ ) まあ でも 補習 ばっかり じゃ それ も 無理 か

お ? でも さっき 入江 の 野郎 見かけた な

ばか 余計な こと 言う な

ばか 余計な こと 言う な

あっ えっ …

あっ えっ …

あっ えっ …

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ ?

えっ うそ … えっ 入江 君 ?

えっ うそ まさ … えっ ま … まさか …

入江 君 が 補習 ?

んな わけ ない でしょ 校庭 見て みなさ いよ

あっ

あ そう か そう だ 入江 君 一応 テニス 部 だ もん ね

一応 って 何 よ

ん ? 正式な 部員 じゃ ない の

部員 以上 に うまい から 大会 前 だけ 駆り出さ れる みたい

( じん こ たち ) ふ ー ん

そ っか

今月 末 高校 テニス の 全国 大会 が ある って 言って た もん ね

何 や と !

何 や と !

いった … 何 ?

いった … 何 ?

あいつ ガリ 勉 の 運動 音痴 や なかった ん か !

性格 以外 は パーフェクトな の よ

嫌味な やつ よ ね

は ぁ

でも 部活 で 学校 に 行く なんて 教えて くれ なかった

相変わらず 完全に アウト オブ 眼中 な んだ ねえ

フッ ええ や ん ええ や ん それ で ええ や ん

( 直樹 ) 人 の 気持ち なんて 分から ない

今日 は 嫌いで も ―

あした は 好きに なって る かも しれ ない から ね

( じん こ ) 何 見とれて ん の よ

えっ ? ん ?

別に

だって 毎日 の 腹筋 と か ランニング と か

ボール 拾い を 全部 飛ばして 勝つ なんて

全然 青春 じゃ ない

よし 勉強 やる よ 勉強

よし やる よ

( 渋川 ) Mars the red planet has fascinated people ―

from the earliest times .―

Ancient people ―

identified it with the god of war .

( 琴子 ) やっぱり かっこいい なあ ―

テニス の 練習 疲れる だろう なあ ―

家 帰ったら 私 の 手 料理 食べて もらって ー ―

元気に なって もらって ー ―

フフッ ヒヒッ なんて ね

( 渋川 ) 相原 !―

相原 琴子 !

はい !

( 渋川 ) 今 先生 が 読んで いた 続き 読んで みろ

はい ?

ん ?

( じん こ )63…

たるんで いた 罰 と して 校庭 10 周 !

え えっ !

10 周 ?

はい ペース 落ちて る ー !

( 琴子 ) わ あー !

♪~

( 琴子 ) ハァ ハァ …

( 琴子 ) ハァ

( せき込み )

相原 あと 1 周 !

ん ?

お ?

痛い

( 直樹 ) ああ ごめん

わざと じゃ ない よ

補習 終わった んじゃ ない の ?

放っといて よ 走り たく なった の

( 渋川 ) こら 相原 ! 夫婦 げんか して る な !

ああ あ …

あっ ああ ー っ

( 紀子 ) はい

あら 琴子 ちゃん 日焼け ?

体育 の 補習 も あった の ?

エヘヘ えー っと それ は …

琴子 の やつ 補習 さ ぼ って その 罰 と して

校庭 走ら さ れた んだ ぜ

何で あんた が そんな こと 知って ん の ?

蛇 の 道 は 蛇 だ

じゃ ? じゃ … 砂利 道 ?

は ぁ んな こと も 知ら ねえ の か よ ばっ か じゃ ない の

裕樹 いいかげん に し なさい もう

( 重樹 ) まあ まあ 夏 な んだ し 日焼け も いい じゃ ない か

ほんと よ ねえ

毎年 夏 は 山 か 海 に バカンス に 出かける のに

今年 は つまらない わ あ

え ?

( 重樹 ) あっ あれ ? アイ ちゃん から 何も 聞いて ない か な ?―

あの ね まっ 実は ね ―

我々 2 人 の 中学 ん とき の 同窓 会 が あって ね

久しぶりに 九州 に 帰る んだ よ

へえ そう な んです か

だから 家族 旅行 は お預け な の

( 琴子 ) おば 様 も 九州 に 行ったら いい のに

だって あなた たち を 放って いく わけに は いか ない もの

しゅん まち ぇん ね ー

ごちそうさま でした

ごちそうさま

おば 様 私 も お 手伝い し ます

ありがとう 琴子 ちゃん

じゃあ 洗い 物 お 願い し よっ かな

は ー い

その 間 に 琴子 ちゃん と お 兄ちゃん の ―

あした の お 弁当 の 準備 を し なくっちゃ

いつも ありがとう ございます

朝 早い から 下ごしらえ だけ でも ね

あの おば 様

ん ?

今度 私 に お 料理 を 教えて いただけ ませ ん か ?

いい けど 琴子 ちゃん に は プロ の お 父さん が いる じゃ ない の

そう な んです けど

何て いう か 家庭 的な って いう か

お袋 の 味 を 覚え たい なあ なんて

入江 家 の 味 を 覚え たい んじゃ ない の ?

アハハ … フフ …

ねえ 琴子 ちゃん て

本当 は 今 でも お 兄ちゃん の こと 好きでしょ ?

お っ … 何で そう 思う んです か あ ?

そんな の 見て れ ば 分かる わ よ

ねえ やっぱり うち に お 嫁 に 来たら いい のに

入江 君 と 私 じゃ 釣り合わ ないで すよ

あの ね

私 と パパ が 結婚 した とき 19 歳 だった の

自分 で 言う の も 何 だ けど

求婚 者 は たくさん いて ねえ

み ー んな ハンサムで お 金持ち の 若者 ばかり

そんな 中 パパ は ご覧 の とおり の 見た目 だし ―

年 も ずーっと 上 ―

当時 は 会社 を 興した ばかりで 貧乏

私 の 両親 も 交際 に は 大 反対 だった わ

でも おば 様 は おじ 様 を 選んだ んです よ ね

何で です か ?

パパ は 誰 より も 誠実で ―

誰 より も 真面目で ―

そして 私 を 思って くれた から

パパ は 私 の 家柄 と か お 金 と か 若 さ じゃ なくて

私 自身 を 好きに なって くれた の ―

何だか 琴子 ちゃん を 見て る と

あの ころ の パパ を 思い出しちゃ う の よ ねえ

( クラッカー が 鳴る 音 )

( 重樹 たち ) おめでとう !

では テニス 高校 大会 ―

直樹 の 優勝 を 祝って

乾杯 !

( 一同 ) 乾杯 !

ああ …

さあ さあ さあ …

座って 座って いただき ましょう

いや あ しかし すごい ね 直樹 君 は

勉強 が できる だけ じゃ なくて テニス が 得意 なんて ね

しかも 3 年 連続 優勝 なんだろう ?

ええ まあ

いや あ 練習 に 明け暮れて る わけじゃ ない んだろう に

感心 した よ

簡単です よ

相手 の 癖 と か 早く 見つけて 頭 で 計算 すれば

大体 どこ に 飛んで くる か 分かり ます から

ほう

ねえ お 兄ちゃん て かわいく ない でしょう ?

( 重樹 と 紀子 の 笑い声 )

いや いや 頭 が いい んでしょう

顔 は 似て ない けど ―

そういう とこ は イリ ちゃん に そっくり たい

( 重樹 と 紀子 の 笑い声 )

いや いや 俺 は これほど じゃ なかった ろうもん て

だって 覚え とろう ? 中学 時代 の 俺 を

そう やった か ?

ああ

いや あ しかし 懐かし か ねえ

うん 楽しみ や ねえ あした の 同窓 会

うん

九州 帰る の 久しぶり たい

みんな 変わ っと る やろ のう

うん

キヨマサ は 来る や ろか …

(2 人 ) いって き ま ー す

( 紀子 たち ) いって らっしゃ ー い

相原 さん お 洋服 似合って ますよ ー

( 重雄 ) てれ ます ね

お 気 を 付けて

じゃあ ね ー

( 重雄 ) は ー い

パパ たち まるで 遠足 に 行く 小学生 みたいだった わ ね

お 父さん お 店 が 忙しくて 帰省 する の 久しぶりだ から

きっと 楽しみに して た んだ と 思い ます

( 電話 の 着信 音 )

はい 入江 で ございます

えっ 本当です か ?―

は … はい すぐ 伺い ます はい ―

あっ どう しよう …

大変だ わ

どうした の ?

おばあ ちゃん が けがした らしい の

幸い 大した こと は ない んだ けど 今夜 は 入院 で

それ で 私 病院 に 付き添い に 行か ない と

そうして あげて ください

ありがとう 琴子 ちゃん

じゃあ お 兄ちゃん と 2 人 で 家 の こと よろしく ね

あ … はい

えっ ? 2 人 !?

裕樹 は 連れて くわ

お 兄ちゃん も 琴子 ちゃん も あした 学校 でしょ ?

だから …

分かった いい よ

急いで 支度 して

( 琴子 ) って こと は ―

この 家 に 入江 君 と 二 人きり ?―

す っ ごく 緊張 する けど ―

でも これ は …

( 紀子 ) 裕樹 行 くわ よ

は ー い

( 琴子 ) 今度 こそ ―

入江 君 に 私 の 手 料理 を 食べて もらえる ―

チャーンス !

最高の 夏 休み の 思い出 ―

作っちゃ う もん ね ー だ

ん ?―

ビフテック ・ アン …

ボワ ? ん ? ブフ ? ブルジョハーズ ブルジョワーズ

フフフ これ だ

( せき込み )

何 だ ? これ

( 直樹 の せき込み )

入江 君 …

う う っ

それ は ?

ビフテック ・ アン ・ ブルジョワーズ

ああ …

エヘヘ … エヘヘ …

ああ ああ …

ねえ レシピ 見 なくて いい の ?

さっき 見 ただ ろ

1 回 見れば 覚え られる から

おお …

ん ~ いい 匂い

( 裕樹 ) それ で おばあ ちゃん は ?―

行か なくて いい の ?

これ に は いろいろ と 理由 が ある の よ 裕樹

あの 2 人 って なかなか 奥 手 でしょう ?

この 辺り で ちょっと 意識 さ せ 合い たくて ね

で パパ たち が 旅行 に 行く の を きっかけ に ―

邪魔者 は 消えよう と 思って

( 裕樹 ) じゃあ おばあ ちゃん が けがした って いう の は ?

もちろん うそ よ 電話 は ただ の セールス

ママ 迫真 の 演技 だった でしょ ?

何 だって ?

帰る

あら じゃ これ は いら ない の ?

ウフフ

わ っ すごい

レシピ の 写真 と 全く 一緒

いただき ます

いただき ます

ん ~ おい ひ い

( 琴子 ) 私 の 手 料理 じゃ なくて ―

入江 君 の 手 料理 に なっちゃ った けど ―

入江 君 と 二 人 っきり で すてきな 食事 ―

私 たち まるで ―

新婚 さん みたい

ごめん ね 入江 君 に 作って もらっちゃ って

じゃあ 琴子 に は とびきり 甘い デザート を もらおう か な

♪~

( 直樹 ) おい

食器 ぐらい お前 が 洗えよ

後 キッチン も 元通りに し とけよ

うん 分かった

あっ 入江 君 これ から 宿題 ?

よかったら 一緒に やら ない ?

宿題 ?

そんな の 夏 休み の 初日 に 全部 やった よ

えっ ? 初日 ?

すご っ …

まさか まだ やって ない と か ?

アハハ … その まさか の まさか な んだ よ ねえ

あんた なら どう あがいて も 徹夜 で 1 週間 は かかる よ

えっ

まあ 頑張り な よ

や ばい もう 10 時 だ よ

キッチン 片づけたら 遅く なっちゃ った よ

は ぁ やる か

分から ない

英語 に しよ 英語 なら 分かる さ

結局 最後 まで 勉強 に 追わ れる 夏 休み か

ふう …

古典 と 世界 史 と 英語 は なんとか 書きなぐった けど さ

数学 と 物理 は もう 無理 ! 限界

ふう …

( 琴子 ) 神様 仏 様 ごめんなさい

( 琴子 ) 私 ―

追い詰め られた 犯人 の ような 気分 な んです

♪~

回答 を ちょっぴり ―

見 させて もらい ま ー す

は あっ

セーフ

入江 君 の ノート ノート …

あった ー

数学 と 物理

お 借り しま ー す

は あっ

何 して んだ よ

夜中 に ひと の 部屋 で ご そご そと

何でもない の 何でも

じゃあ お やすみ

そう は いか ない よ

ああ …

あっ あの …

これ は … えっ と …

フフ あの …

分かって る よ

夜 ばいし に 来た んだ ろ ?

えっ ―

ちょ っ … 違う 何 言って ん の !

( 直樹 ) 何 が 違う の ?

こんな 夜中 に 男 の 部屋 に 忍び込んで くる の は ―

それ 以外 ないだ ろ ?

安心 し な よ

恥 かかせ ない から

は … 恥 って …

あっ それ って そ … そういう こと ?

家 に は 俺 たち 以外 誰 も い ない し ね

あっ そ … そんな …

あいつ だって 言って ただ ろ

“ 天才 だって いつ ケダモノ に なる か 分から ない ” って

あー っ 待って !

私 …

入江 君 の こと は 好きだ けど

私 たち まだ 早い と 思う の

まずは 健全な おつきあい から

ハッハッハッ …

“ 健全な おつきあい ” だって

そ っか

お前 まだ 俺 の こと 好きな んだ

からかった の ?

安心 しろ よ

健全 も 何も おつきあい する つもりな いから

みんな に 言って やる ―

入江 君 に 襲わ れた って

学校 中 に 言い触らして やる

( 直樹 ) 言えば ?

ん ?

( 直樹 ) こん だけ うわさ さ れて る んだ から ―


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