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イタズラなKiss〜Love in TOKYO, イタズラなKiss〜Love in TOKYO#3 (1)

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ )) あ … 相原 琴子 です F 組 の ―

これ 読んで くれる ?

( 入江 直樹 ( いりえ な おき )) いら ない

( 池沢 金之助 ( いけ ざ わき ん の すけ )) 琴子 を 振る なんて 許せ ん

これ は 俺 に 対する 挑戦 状 や

( 石川 理 美 ( いし かわ さとみ )) 住む 所 が 変われば 運 気 も 変わる って

きっと いい こと が ある よ

( 琴子 ) ん ? 流れ星 ?

( 一同 ) う お っ

( 琴子 ) 流れ星 に ―

打た れた ?

( 琴子 ) ひょんな こと から お 父さん の 大 親友 の 家 に ―

お 世話に なる こと に なった 私 相原 琴子 ―

でも その 家 は …

わ あ ! ああ ! ああ …

( 相原 重雄 ( しげ お )) どうした ? 琴子

ご挨拶 が 遅く なり ました …

( 琴子 ) 私 の 憧れ の 男の子 ―

入江 直樹 君 の 住む 家 だった のです

( 直樹 ) 一緒に 住んで る なんて 誰 に も 言う な よ

学校 でも 一切 話しかけ ん な

そこ まで 言わ なく った って

俺 頭 の 悪い 女 は 嫌いな んだ よ

( 琴子 ) 私 期末 テスト で 入江 直樹 を 負かして やる

じゃ ー ん

返せ

返せ

( 琴子 ) 期末 テスト まで 1 週間 勉強 を 私 に 教えて

( 琴子 ) 期末 テスト まで 1 週間 勉強 を 私 に 教えて

( 入江 紀子 ( のりこ )) も しか して 琴子 ちゃん て

私 が 思って いる 以上 に すごい 子 な の かも

うそ !―

100 番 ?

( 金之助 ) 新しい あいつ の 家 に は 何 か 秘密 が ある はず や

え ~!!

( 小森 ( こもり ) じん こ ) 何 ? この 写真

( 金之助 ) お前 が 今 住んで る 所 っ ちゅう の は

入江 直樹 の 家 なんか ?

相原 !

( 琴子 ) 何 ?

いい から 来い !

( 琴子 ) 私 と 入江 君 の 同居 が バレ ―

学校 中 の うわさ に

( 直樹 ) あんた の 友達 って 何 考えて る んだ !―

あんた は 俺 に ラブ レター まで 書いた ぐらい だ から ―

うわさ さ れて も 平気だろう けど ―

俺 は 迷惑だ ね

これ 以上 俺 の ペース を 狂わさ ないで くれ

私 …

何で 泣いて んだ ろ ?

( 琴子 ) と っく の 昔 に 振ら れた はずの 入江 君 に ―

どんな 意地悪 言わ れた って ―

へっちゃら だって 思って た のに ―

何で 涙 が 出る んだろう

私 …

やっぱり 入江 君 の こと が 好きな んだ

( 紀子 ) 琴子 ちゃん 遅かった じゃ ない の

心配 した の よ

すみません

連絡 する の 忘れちゃ い ました ごめんなさい

♪~

( 琴子 ) 生まれて 初めて 書いた ラブレター ―

決して 読んで もらえ ない ラブレター

いら ない

( 琴子 ) あんな やつ って 分かって る のに ―

やっぱり 好き なんて

おい 風呂 入れ って よ ―

入る ぞ ―

お袋 が 風呂 入れ って

( 琴子 )“ 入江 君 へ ”―

“ 私 は F 組 の 相原 琴子 と いい ます ”―

“ あなた は 私 の こと を 知ら ない でしょう けれど ”―

“ 私 は 知ってい ます ”―

“ 入学 式 の 挨拶 を した ”―

“ 入江 君 の 知性 と かっこよ さ に 憧れて 2 年間 ”―

“ 初めて 入江 君 を 見た その とき から ”―

“ まるで 流れ星 に 打た れた みたいに ”―

“ 特別な 気持ち が 私 の 中 で 生まれて ”―

“ 入江 君 の こと が ”―

“ 好きです ”

♪~

や ばっ

よ っこ いしょ

おはよう ござ いま ー す

( 紀子 ) おはよう 琴子 ちゃん

相変わらず 寝 ぼ すけ だ なあ 琴子 は

たまに は 早起き して 奥さん 手伝ったら どう だい

すいません

いい の よ お 兄ちゃん も 裕樹 も 何にも やら ない んだ から

さあ 早く 朝 御飯 食べちゃ って

( 琴子 ) は ー い

よい しょ ―

いただき ま ー す

( 重雄 ) なあ 琴子

ん ?

ん ?

今日 早 めに 学校 から 帰って こ れる か

今日 早 めに 学校 から 帰って こ れる か

うん いい けど 何で ?

いや あ イリ ちゃん ち に は いつも お 世話に なり っぱなし だ から

今夜 の 夕食 は 俺 が 作って みよう か と 思って な

それ で 琴子 に も 手伝って もらおう か と

そ っか 今日 お 店 定休日 だ もん ね

そんな 相原 さん お 気遣い なく

いえいえ せめても の 気持ち です

( 入江 重樹 ( しげき )) いや あ アイ ちゃん の 料理 は 天下一 品 やけ のう

(2 人 の 笑い声 )

楽しみだ な 直樹 裕樹 ( ゆうき )

そう だ ね

ごちそうさま いって き ます

あ いって らっしゃい

あ いって らっしゃい

( 重樹 ) いって らっしゃい

( 重樹 ) いって らっしゃい

( 重樹 ) いって らっしゃい

( 入江 裕樹 ) いって らっしゃ ー い

( 入江 裕樹 ) いって らっしゃ ー い

ほら 琴子 ちゃん も

あ はい

( 琴子 ) 何 ?

パン 付いて た

( ドア が 開く 音 )

( ドア が 閉まる 音 )

何 ? 今 の

( チャイム )

( 銅 蔵 ( どうぞう )) 気 を 付けて

階段 や

階段 や

足元 気 を 付けて

( 銀 太郎 ( ぎん たろう )) 下がり ます

もう 金 ちゃん 歩き づらい

って いう か はっきり 言って 迷惑

( 金之助 ) 琴子 の ため や

せめて 学校 だけ でも 入江 の やつ が 近づか ん ように

俺 が 琴子 を 守ら ん と

あ 入江 !―

じゃ ない …

大丈夫 だって

私 本当に 嫌わ れて る んだ から

学校 で は 声 かける なって 言わ れて る し

( 銅 蔵 ) 異常 あり ませ ん

( 金之助 ) 了解

( 渡辺 ( わた なべ )) あれ ?

あれ って お前 の 家 に 住んで る 子 じゃ ない の

何 して ん の ?

知る か

( じん こ ) 入江 の 家 に 偵察 に 行く って

そこ まで する か ? 金 ちゃん

せ やけど

お前 ら かて 2 人 の こと 気 に なる ん ちゃ うん ?

(2 人 ) まあ ねえ

( 銅 蔵 ) あの 家 です ね

で かい

( 金之助 たち ) 抜き 足 差し 足 抜き 足 差し 足 ―

抜き 足 差し 足 抜き 足 差し 足 …

ああ こんな の バレ たら 入江 に 怒ら れ そう !

シーッ おる おる

( 重雄 ) お ー い 琴子 !

は ー い

( 金之助 ) あれ 見え へん

蓋 ! 蓋 !

蓋 ! 蓋 !

あっ 蓋 …

あっ 蓋 …

取って ちゃんと

すごい わ おいし そう

わ あ や っぱ さすが や ねえ アイ ちゃん

ねえ これ 何 ?

( 琴子 ) アハッ

それ は 琴子 お 姉ちゃん が 作った 揚げ 出し 豆腐 よ

形 は 悪い けど おいしい わ よ

僕 いら ない

俺 も いら ない

( 紀子 ) あっ こら !―

お 兄ちゃん も 裕樹 も 何て こ と 言う の

そう だ よ ー あっ もう そう ほら 席 着いて ね

おのれ あいつ ら 琴子 の 手 料理 を !

金 ちゃん 聞こえちゃ うって

( 理 美 ) 何 やって ん の

( 重樹 ) じゃあ 私 が ―

琴子 ちゃん の 作った もの を いただこう か な ?

フフ …

私 が 食べたら ちゃんと 2 人 と も いただく んだ ぞ

ねえ ?

ん ~

ん っ …

( 裕樹 ) う う … う っ …

げ っ まっ じい …

ん ー っ …

( 重雄 ) ああ やっぱり

そんな こと ない そんな こと ない よ

うまい よ うまい うん うん

イリ ちゃん 気 い 遣わ ん で え えて

こいつ は 昔 から 料理 音痴 で

ん ー もう 俺 の 娘 と は 思え ん たい

このま ん ま やったら ―

嫁 に もらって くれる とこ ある ん やろ か

う う ごめんなさい

あら 平気です よ

琴子 ちゃん は うち で もらう から

えっ えっ …

えっ えっ …

( 理 美 ) へ っ ?

( 理 美 ) へ っ ?

( 理 美 ) へ っ ?

えっ …

えっ …

今 … 今 何て 言う た !?

だから 琴子 ちゃん は

お 兄ちゃん の お 嫁 さん に なったら いい じゃ ない の

ああ …

反対 !

僕 反対

そう です よ 勝手に 決め ないで ください

ひと の 人生 で 遊ぶ な よ

( 紀子 ) あら そう ?―

琴子 ちゃん は 絶対 ―

お 兄ちゃん の タイプ だ と 思う のに な

そ … そう な んです か ?

んな わけ ないだ ろ

真っ 平 だ よ

こっち だって 真っ 平 ごめん よ

ハハハ … ええ で

琴子 よう 言う たな ハハハ

アハハ … ハハハ

へえ そう な んだ

あんな 熱い メッセージ を くれた のに

“ はじめ まして 入江 君 ”

“ 私 は F 組 の 相原 琴子 と いい ます ”

“ あなた は 私 の こと を 知ら ない でしょう けれど ”―

“ 私 は 知ってい ます ”―

“ 入学 式 の 挨拶 を した ”―

“ 入江 君 の 知性 と かっこよ さ に 憧れて ”…

何 すんだ よ !

ひどい 手紙 見た の ?

だって 俺 に 書いた んだ ろ

だから って 暗記 する こと ない じゃ ない !

1 回 読んだら 覚える んだ から しか たね えだ ろ !

だから って みんな の 前 で 言う こと ない でしょ !

ねえ ちょっと 待って 待って ねえ どういう 意味 ?

えっ 琴子 ちゃん て も しか して

お 兄ちゃん の こと ずーっと 好きだった の ?

ほら

はっきり 言えよ

ラブ レター 書いた の

え … ほんと か ? 琴子

じゃあ 私 の 提案 て …

夢 じゃ ない んじゃ ない の ?

でも それ は 前 の 話 で 一緒に 暮らす 前 の 話 です

だから 今 は もう …

そんな こと 言わ ないで

また お 兄ちゃん の こと 好きに なったら いい じゃ ない の

ねえ パパ

ん ? ん … そうだ な

うん うん 2 人 が それ で いい なら

( 金之助 ) ちょっと 待った あ !

開 けんかい !

だ … 誰 だ ? あの 子 たち は

金 ちゃん ?

( 金之助 ) おい ! 琴子 ! 開け ー !

あの 子 たち 私 の 同級 生 です

( 重樹 ) えっ ?

( 琴子 ) ちょっと ひ とんち で 何 やって ん の ?

ごめん 金 ちゃん が 琴子 の 様子 を どうしても 知り たい って …

( 銅 蔵 ) すいません

( じん こ ) 上がる の ?

入江 が なんぼ 天才 や 言う たか て 男 や

いつ ケダモノ に 変わる か 分 から へん

見て みい ! 来て 正解 や

さっき から 聞い と ったら 好き勝手 抜 かしや が って

( 裕樹 ) て か お前 誰 だ ?

ああ ?

あっ あ … ああ …

ヘヘ ヘヘ …

入江 家 の 皆さん お初 に お目にかかり ます

私 金 ちゃん こと 池沢 金之助 です

琴子 の クラスメート です

( 裕樹 ) って こと は ばかだ

何 や て !?

( 紀子 ) こら ! 裕樹

琴子 と 僕 は クラス でも 評判 の ホットな 関係 なんで すわ

ちょっと 金 ちゃん ! 適当な こと 言わ ないで よ

あら 琴子 ちゃん て モテ る の ねえ

そう な んです

何 か すいません

せ や から ―

変な ちょっか い 出さん と いて もらえる か

結婚 なんか お 話 に も なら へんで

なあ 入江 君

そんな こと 分か ん ない よ

え ?

何 や それ どういう 意味 や ?

人 の 気持ち なんて 分から ない

今日 は 嫌いで も ―

あした は 好きに なって る かも しれ ない から ね

何 や と ?

やっぱり お前 琴子 に 気 が ある ん か ?

さあ ね ―

けど 彼女 は あんた より 俺 に 気 が ある って こと を 忘れる な よ ―

じゃ 俺 は 2 階 に 行く ので ご ゆっくり

( 琴子 ) 何 ? 今 の ―

どういう 意味 ?―

これ って もし かして ―

期待 して も い いって こと な の か なあ ―

そんな 中 ―

私 たち の 高校 最後 の 夏 休み が 始まろう と して いた

( じん こ ) ん ー でも さ

高校 最後 の 夏 休み くらい 何 か すてきな 思い出 欲し いよ ね

だけど うち ら 一応 受験 生 だ し

ん ~ それ でも ! ねえ ?

ねえ だって ―

高校 最後 の 夏 の 思い出 が 宿題 だけ じゃ ねえ

琴子 は いい じゃ ない

夏 休み の 間中 入江 と 一緒に い られる んだ から

何も 起 こんな いよ

( じん こ ) ん ー 分から ない よ ―

この 前 は あんな 情熱 的な 告白 を !

あんな の 売り言葉 に 買い 言葉 でしょ

まあ ねえ

入江 ったら 琴子 の 手 料理 も 食べて なかった し ねえ

私 料理 苦手 だ から さあ

( 理 美 ) そういう 問題 じゃ ない

男 は 気 に なる 女 の 手 料理 を 食べ たい もの な の よ

たとえ それ が どんな 味 でも ね

そう だ よ 一緒に 住んで る んだ から ―

手 料理 食べ させる くらい 楽勝 でしょ

せめて その くらい の 思い出 この 夏 に 作っちゃ いなさ いよ !

お っ …

ああ 手 料理 か あ

ああ あんな ん 言わ れて 心配で たまら ん わ

せ や かて 毎日 見張り に 行く わけに も いかん し

学校 が 休み の 間 入江 の 野郎 は 毎日 琴子 と 一緒に おる わけ やし

確かに 女 って やつ は 近く に いる 男 に なびき ます から ね

ああ ?

ああ ?

こら

何て こ と 言う んだ

何て こ と 言う んだ

いや …

兄貴 負けちゃ 駄目です

兄貴 も 入江 に 負け ない ぐらい ―

いつも 琴子 姉さん の そば に い なくちゃ

おはよう ござ いま ー す

( 一同 ) おはよう

琴子 ちゃん 今日 から 夏 休み じゃ ない の ?

フフ … アハ …

あの ちょっと …

学校 に 行か なくちゃ いけなくて

夏 休み な のに どうして ?

ウフ …

あっ あの …

その … えっ と …

( 玄関 の チャイム )

裕樹 お 願い ね

( 裕樹 ) は ー い

( 金之助 ) 入江 家 の 皆 さ ー ん

おはよう ございます

私 金 ちゃん が 琴子 さん の 補習 の お迎え に 参り ました



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( 相原 琴子 ( あい はら こと こ )) あ … 相原 琴子 です F 組 の ―

これ 読んで くれる ?

( 入江 直樹 ( いりえ な おき )) いら ない

( 池沢 金之助 ( いけ ざ わき ん の すけ )) 琴子 を 振る なんて 許せ ん

これ は 俺 に 対する 挑戦 状 や

( 石川 理 美 ( いし かわ さとみ )) 住む 所 が 変われば 運 気 も 変わる って

きっと いい こと が ある よ

( 琴子 ) ん ? 流れ星 ?

( 一同 ) う お っ

( 琴子 ) 流れ星 に ―

打た れた ?

( 琴子 ) ひょんな こと から お 父さん の 大 親友 の 家 に ―

お 世話に なる こと に なった 私 相原 琴子 ―

でも その 家 は …

わ あ ! ああ ! ああ …

( 相原 重雄 ( しげ お )) どうした ? 琴子

ご挨拶 が 遅く なり ました …

( 琴子 ) 私 の 憧れ の 男の子 ―

入江 直樹 君 の 住む 家 だった のです

( 直樹 ) 一緒に 住んで る なんて 誰 に も 言う な よ

学校 でも 一切 話しかけ ん な

そこ まで 言わ なく った って

俺 頭 の 悪い 女 は 嫌いな んだ よ

( 琴子 ) 私 期末 テスト で 入江 直樹 を 負かして やる

じゃ ー ん

返せ

返せ

( 琴子 ) 期末 テスト まで 1 週間 勉強 を 私 に 教えて

( 琴子 ) 期末 テスト まで 1 週間 勉強 を 私 に 教えて

( 入江 紀子 ( のりこ )) も しか して 琴子 ちゃん て

私 が 思って いる 以上 に すごい 子 な の かも

うそ !―

100 番 ?

( 金之助 ) 新しい あいつ の 家 に は 何 か 秘密 が ある はず や

え ~!!

( 小森 ( こもり ) じん こ ) 何 ? この 写真

( 金之助 ) お前 が 今 住んで る 所 っ ちゅう の は

入江 直樹 の 家 なんか ?

相原 !

( 琴子 ) 何 ?

いい から 来い !

( 琴子 ) 私 と 入江 君 の 同居 が バレ ―

学校 中 の うわさ に

( 直樹 ) あんた の 友達 って 何 考えて る んだ !―

あんた は 俺 に ラブ レター まで 書いた ぐらい だ から ―

うわさ さ れて も 平気だろう けど ―

俺 は 迷惑だ ね

これ 以上 俺 の ペース を 狂わさ ないで くれ

私 …

何で 泣いて んだ ろ ?

( 琴子 ) と っく の 昔 に 振ら れた はずの 入江 君 に ―

どんな 意地悪 言わ れた って ―

へっちゃら だって 思って た のに ―

何で 涙 が 出る んだろう

私 …

やっぱり 入江 君 の こと が 好きな んだ

( 紀子 ) 琴子 ちゃん 遅かった じゃ ない の

心配 した の よ

すみません

連絡 する の 忘れちゃ い ました ごめんなさい

♪~

( 琴子 ) 生まれて 初めて 書いた ラブレター ―

決して 読んで もらえ ない ラブレター

いら ない

( 琴子 ) あんな やつ って 分かって る のに ―

やっぱり 好き なんて

おい 風呂 入れ って よ ―

入る ぞ ―

お袋 が 風呂 入れ って

( 琴子 )“ 入江 君 へ ”―

“ 私 は F 組 の 相原 琴子 と いい ます ”―

“ あなた は 私 の こと を 知ら ない でしょう けれど ”―

“ 私 は 知ってい ます ”―

“ 入学 式 の 挨拶 を した ”―

“ 入江 君 の 知性 と かっこよ さ に 憧れて 2 年間 ”―

“ 初めて 入江 君 を 見た その とき から ”―

“ まるで 流れ星 に 打た れた みたいに ”―

“ 特別な 気持ち が 私 の 中 で 生まれて ”―

“ 入江 君 の こと が ”―

“ 好きです ”

♪~

や ばっ

よ っこ いしょ

おはよう ござ いま ー す

( 紀子 ) おはよう 琴子 ちゃん

相変わらず 寝 ぼ すけ だ なあ 琴子 は

たまに は 早起き して 奥さん 手伝ったら どう だい

すいません

いい の よ お 兄ちゃん も 裕樹 も 何にも やら ない んだ から

さあ 早く 朝 御飯 食べちゃ って

( 琴子 ) は ー い

よい しょ ―

いただき ま ー す

( 重雄 ) なあ 琴子

ん ?

ん ?

今日 早 めに 学校 から 帰って こ れる か

今日 早 めに 学校 から 帰って こ れる か

うん いい けど 何で ?

いや あ イリ ちゃん ち に は いつも お 世話に なり っぱなし だ から

今夜 の 夕食 は 俺 が 作って みよう か と 思って な

それ で 琴子 に も 手伝って もらおう か と

そ っか 今日 お 店 定休日 だ もん ね

そんな 相原 さん お 気遣い なく

いえいえ せめても の 気持ち です

( 入江 重樹 ( しげき )) いや あ アイ ちゃん の 料理 は 天下一 品 やけ のう

(2 人 の 笑い声 )

楽しみだ な 直樹 裕樹 ( ゆうき )

そう だ ね

ごちそうさま いって き ます

あ いって らっしゃい

あ いって らっしゃい

( 重樹 ) いって らっしゃい

( 重樹 ) いって らっしゃい

( 重樹 ) いって らっしゃい

( 入江 裕樹 ) いって らっしゃ ー い

( 入江 裕樹 ) いって らっしゃ ー い

ほら 琴子 ちゃん も

あ はい

( 琴子 ) 何 ?

パン 付いて た

( ドア が 開く 音 )

( ドア が 閉まる 音 )

何 ? 今 の

( チャイム )

( 銅 蔵 ( どうぞう )) 気 を 付けて

階段 や

階段 や

足元 気 を 付けて

( 銀 太郎 ( ぎん たろう )) 下がり ます

もう 金 ちゃん 歩き づらい

って いう か はっきり 言って 迷惑

( 金之助 ) 琴子 の ため や

せめて 学校 だけ でも 入江 の やつ が 近づか ん ように

俺 が 琴子 を 守ら ん と

あ 入江 !―

じゃ ない …

大丈夫 だって

私 本当に 嫌わ れて る んだ から

学校 で は 声 かける なって 言わ れて る し

( 銅 蔵 ) 異常 あり ませ ん

( 金之助 ) 了解

( 渡辺 ( わた なべ )) あれ ?

あれ って お前 の 家 に 住んで る 子 じゃ ない の

何 して ん の ?

知る か

( じん こ ) 入江 の 家 に 偵察 に 行く って

そこ まで する か ? 金 ちゃん

せ やけど

お前 ら かて 2 人 の こと 気 に なる ん ちゃ うん ?

(2 人 ) まあ ねえ

( 銅 蔵 ) あの 家 です ね

で かい

( 金之助 たち ) 抜き 足 差し 足 抜き 足 差し 足 ―

抜き 足 差し 足 抜き 足 差し 足 …

ああ こんな の バレ たら 入江 に 怒ら れ そう !

シーッ おる おる

( 重雄 ) お ー い 琴子 !

は ー い

( 金之助 ) あれ 見え へん

蓋 ! 蓋 !

蓋 ! 蓋 !

あっ 蓋 …

あっ 蓋 …

取って ちゃんと

すごい わ おいし そう

わ あ や っぱ さすが や ねえ アイ ちゃん

ねえ これ 何 ?

( 琴子 ) アハッ

それ は 琴子 お 姉ちゃん が 作った 揚げ 出し 豆腐 よ

形 は 悪い けど おいしい わ よ

僕 いら ない

俺 も いら ない

( 紀子 ) あっ こら !―

お 兄ちゃん も 裕樹 も 何て こ と 言う の

そう だ よ ー あっ もう そう ほら 席 着いて ね

おのれ あいつ ら 琴子 の 手 料理 を !

金 ちゃん 聞こえちゃ うって

( 理 美 ) 何 やって ん の

( 重樹 ) じゃあ 私 が ―

琴子 ちゃん の 作った もの を いただこう か な ?

フフ …

私 が 食べたら ちゃんと 2 人 と も いただく んだ ぞ

ねえ ?

ん ~

ん っ …

( 裕樹 ) う う … う っ …

げ っ まっ じい …

ん ー っ …

( 重雄 ) ああ やっぱり

そんな こと ない そんな こと ない よ

うまい よ うまい うん うん

イリ ちゃん 気 い 遣わ ん で え えて

こいつ は 昔 から 料理 音痴 で

ん ー もう 俺 の 娘 と は 思え ん たい

このま ん ま やったら ―

嫁 に もらって くれる とこ ある ん やろ か

う う ごめんなさい

あら 平気です よ

琴子 ちゃん は うち で もらう から

えっ えっ …

えっ えっ …

( 理 美 ) へ っ ?

( 理 美 ) へ っ ?

( 理 美 ) へ っ ?

えっ …

えっ …

今 … 今 何て 言う た !?

だから 琴子 ちゃん は

お 兄ちゃん の お 嫁 さん に なったら いい じゃ ない の

ああ …

反対 !

僕 反対

そう です よ 勝手に 決め ないで ください

ひと の 人生 で 遊ぶ な よ

( 紀子 ) あら そう ?―

琴子 ちゃん は 絶対 ―

お 兄ちゃん の タイプ だ と 思う のに な

そ … そう な んです か ?

んな わけ ないだ ろ

真っ 平 だ よ

こっち だって 真っ 平 ごめん よ

ハハハ … ええ で

琴子 よう 言う たな ハハハ

アハハ … ハハハ

へえ そう な んだ

あんな 熱い メッセージ を くれた のに

“ はじめ まして 入江 君 ”

“ 私 は F 組 の 相原 琴子 と いい ます ”

“ あなた は 私 の こと を 知ら ない でしょう けれど ”―

“ 私 は 知ってい ます ”―

“ 入学 式 の 挨拶 を した ”―

“ 入江 君 の 知性 と かっこよ さ に 憧れて ”…

何 すんだ よ !

ひどい 手紙 見た の ?

だって 俺 に 書いた んだ ろ

だから って 暗記 する こと ない じゃ ない !

1 回 読んだら 覚える んだ から しか たね えだ ろ !

だから って みんな の 前 で 言う こと ない でしょ !

ねえ ちょっと 待って 待って ねえ どういう 意味 ?

えっ 琴子 ちゃん て も しか して

お 兄ちゃん の こと ずーっと 好きだった の ?

ほら

はっきり 言えよ

ラブ レター 書いた の

え … ほんと か ? 琴子

じゃあ 私 の 提案 て …

夢 じゃ ない んじゃ ない の ?

でも それ は 前 の 話 で 一緒に 暮らす 前 の 話 です

だから 今 は もう …

そんな こと 言わ ないで

また お 兄ちゃん の こと 好きに なったら いい じゃ ない の

ねえ パパ

ん ? ん … そうだ な

うん うん 2 人 が それ で いい なら

( 金之助 ) ちょっと 待った あ !

開 けんかい !

だ … 誰 だ ? あの 子 たち は

金 ちゃん ?

( 金之助 ) おい ! 琴子 ! 開け ー !

あの 子 たち 私 の 同級 生 です

( 重樹 ) えっ ?

( 琴子 ) ちょっと ひ とんち で 何 やって ん の ?

ごめん 金 ちゃん が 琴子 の 様子 を どうしても 知り たい って …

( 銅 蔵 ) すいません

( じん こ ) 上がる の ?

入江 が なんぼ 天才 や 言う たか て 男 や

いつ ケダモノ に 変わる か 分 から へん

見て みい ! 来て 正解 や

さっき から 聞い と ったら 好き勝手 抜 かしや が って

( 裕樹 ) て か お前 誰 だ ?

ああ ?

あっ あ … ああ …

ヘヘ ヘヘ …

入江 家 の 皆さん お初 に お目にかかり ます

私 金 ちゃん こと 池沢 金之助 です

琴子 の クラスメート です

( 裕樹 ) って こと は ばかだ

何 や て !?

( 紀子 ) こら ! 裕樹

琴子 と 僕 は クラス でも 評判 の ホットな 関係 なんで すわ

ちょっと 金 ちゃん ! 適当な こと 言わ ないで よ

あら 琴子 ちゃん て モテ る の ねえ

そう な んです

何 か すいません

せ や から ―

変な ちょっか い 出さん と いて もらえる か

結婚 なんか お 話 に も なら へんで

なあ 入江 君

そんな こと 分か ん ない よ

え ?

何 や それ どういう 意味 や ?

人 の 気持ち なんて 分から ない

今日 は 嫌いで も ―

あした は 好きに なって る かも しれ ない から ね

何 や と ?

やっぱり お前 琴子 に 気 が ある ん か ?

さあ ね ―

けど 彼女 は あんた より 俺 に 気 が ある って こと を 忘れる な よ ―

じゃ 俺 は 2 階 に 行く ので ご ゆっくり

( 琴子 ) 何 ? 今 の ―

どういう 意味 ?―

これ って もし かして ―

期待 して も い いって こと な の か なあ ―

そんな 中 ―

私 たち の 高校 最後 の 夏 休み が 始まろう と して いた

( じん こ ) ん ー でも さ

高校 最後 の 夏 休み くらい 何 か すてきな 思い出 欲し いよ ね

だけど うち ら 一応 受験 生 だ し

ん ~ それ でも ! ねえ ?

ねえ だって ―

高校 最後 の 夏 の 思い出 が 宿題 だけ じゃ ねえ

琴子 は いい じゃ ない

夏 休み の 間中 入江 と 一緒に い られる んだ から

何も 起 こんな いよ

( じん こ ) ん ー 分から ない よ ―

この 前 は あんな 情熱 的な 告白 を !

あんな の 売り言葉 に 買い 言葉 でしょ

まあ ねえ

入江 ったら 琴子 の 手 料理 も 食べて なかった し ねえ

私 料理 苦手 だ から さあ

( 理 美 ) そういう 問題 じゃ ない

男 は 気 に なる 女 の 手 料理 を 食べ たい もの な の よ

たとえ それ が どんな 味 でも ね

そう だ よ 一緒に 住んで る んだ から ―

手 料理 食べ させる くらい 楽勝 でしょ

せめて その くらい の 思い出 この 夏 に 作っちゃ いなさ いよ !

お っ …

ああ 手 料理 か あ

ああ あんな ん 言わ れて 心配で たまら ん わ

せ や かて 毎日 見張り に 行く わけに も いかん し

学校 が 休み の 間 入江 の 野郎 は 毎日 琴子 と 一緒に おる わけ やし

確かに 女 って やつ は 近く に いる 男 に なびき ます から ね

ああ ?

ああ ?

こら

何て こ と 言う んだ

何て こ と 言う んだ

いや …

兄貴 負けちゃ 駄目です

兄貴 も 入江 に 負け ない ぐらい ―

いつも 琴子 姉さん の そば に い なくちゃ

おはよう ござ いま ー す

( 一同 ) おはよう

琴子 ちゃん 今日 から 夏 休み じゃ ない の ?

フフ … アハ …

あの ちょっと …

学校 に 行か なくちゃ いけなくて

夏 休み な のに どうして ?

ウフ …

あっ あの …

その … えっ と …

( 玄関 の チャイム )

裕樹 お 願い ね

( 裕樹 ) は ー い

( 金之助 ) 入江 家 の 皆 さ ー ん

おはよう ございます

私 金 ちゃん が 琴子 さん の 補習 の お迎え に 参り ました


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