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イタズラなKiss〜Love in TOKYO, イタズラなKiss〜Love in TOKYO#1 (1)

♪( ラジオ から 流れる 音楽 )

( Tama ( タマ ) の ナレーション ) Kiss in TOKYO

( Tama ) 今夜 も 始まり ました 「 Kiss in TOKYO 」―

お 相手 は 私 Tama です ―

朝 まで 4 時間 まったり ゆったり おつきあい ください ―

実は 最近 占い に 行った んです けど ―

“ 恋 の 予感 ” だ そうです やった ね !―

でも いざというとき に 心 を 閉ざして しまって ―

チャンス を 逃して しまう んです って ―

これ は いか ん 私 に 必要な の は 告白 する 勇気 ―

これ は いか ん 私 に 必要な の は 告白 する 勇気 ―

( アヒル の 鳴き声 )

( アヒル の 鳴き声 )

( アヒル の 鳴き声 )

う ~ ん でも 告白 って 勇気 いり ます よ ね ~

う ~ ん でも 告白 って 勇気 いり ます よ ね ~

そんな 経験 ないで す か ?―

そこ で 今夜 は リスナー の 皆さん から ―

そこ で 今夜 は リスナー の 皆さん から ―

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )

告白 エピソード を 教えて いただこう と 思い ます ―

告白 エピソード を 教えて いただこう と 思い ます ―

そこ の あなた ―

あくび して いる 場合 じゃ ないで すよ ―

あくび して いる 場合 じゃ ないで すよ ―

( 琴子 ) は ぁ …

あくび して いる 場合 じゃ ないで すよ ―

心温まる エピソード は もちろん ―

おもしろ エピソード も 期待 して い ます よ ―

じゃ んじゃ ん 送って ください ね ―

さて 今夜 から 明日 に かけて 見頃 の こと 座 流星 群 ―

東京 で こんなに 美しい 流星 群 が 観測 できる の は ―

まれな こと みたいです よ ―

( 琴子 ) こと 座 …

流れる 星 に 願い を かける と ―

その 思い を 星 が かなえて くれる って いう の は ―

みんな も 知って る よ ね ?―

告白 でき ず に いる あなた 取って置き の 願い を ―

とびきり 美しい 流星 群 に ―

今夜 は 打ち明けて みて は いかがでしょう か

( 琴子 ) 私 の 思い が 入江 ( いりえ ) 君 に 伝わり ます ように

♪~

( 男子 生徒 ) おはよう

( 男子 生徒 ) おはよう

( 男子 生徒 ) おはよう

( 入江 直樹 ( な おき )) おう おはよう

( 入江 直樹 ( な おき )) おう おはよう

( 男子 生徒 ) 今日 は 早い ね

( 直樹 ) ああ

( 直樹 ) ああ

ちょっと ごめん 急いで る から じゃあ 後 で

ちょっと ごめん 急いで る から じゃあ 後 で

( 琴子 )“ 入江 直樹 様 ”―

“ はじめ まして 入江 君 ”―

“ 私 は F 組 の 相原 琴子 と いい ます ”―

“ あなた は 私 の こと を 知ら ない でしょう けれど ”―

“ 私 は 知ってい ます ”

ふう …

( 直樹 ) 母 と ともに この 会場 に 向かって 歩く 道すがら ―

桜 の 花 や 春 の 花 々 を 見つける たび に ―

まるで どの 花 も 私 たち …

( 琴子 ) “ 入学 式 の 挨拶 を した ”―

“ 入江 君 の 知性 と かっこよ さ に 憧れて 2 年間 ”

( 女子 生徒 たち の 歓声 )

( 女子 生徒 たち の 歓声 )

( 琴子 )“ 同じ クラス に なる 望み も ない ので ”―

“ 思い切って 私 の 気持ち 手紙 に 書き ました ”―

“ 初めて 入江 君 を 見た その とき から ”―

“ まるで 流れ星 に 打た れた みたいに ”―

“ 特別な 気持ち が 私 の 中 で 生まれて ”…

ふう …

♪~

( 琴子 ) あの …

誰 ?

あ … 相原 琴子 です F 組 の

あの … これ 読んで くれる ?

( 琴子 の 心臓 の 音 )

( 琴子 ) “ 入江 君 の こと が 好きです ”

いら ない

( 風 の 音 )

( 琴子 ) あっけなく 散った か の よう に 見えた 私 の 初恋

うそ …

( 琴子 ) でも ここ から とんでもない ―

奇跡 の ような 出来事 が 起こる のです

♪~

( 警笛 )

( 女子 生徒 ) ちょっと F 組 の 相原 さん よ

( 女子 生徒 ) え ? 本当だ

( 生徒 たち の ざわめき )

( 女子 生徒 ) さっき A 組 の 入江 君 に 告白 した らしい よ

( 男子 生徒 ) マジ で ?

( 女子 生徒 ) あの 相原 琴子 が 入江 君 に 告白 した んだ って

( 女子 生徒 ) マジ で ?

あの 入江 君 に ?

( 男子 生徒 ) F 組 の 相原 が A 組 の 入江 に 告白 した らしい よ

( 男子 生徒 ) マジ で ?

( 男子 生徒 ) 身の程 知ら ず なや つ だ なあ

( 女子 生徒 ) かわいそう

( 生徒 たち の うわさ 話 )

もう ほっといて よ ~!

( 生徒 たち の 笑い声 )

( 小森 ( こもり ) じん こ ) 琴子 あんた 入江 君 に 告白 した んだ って ?

( 琴子 ) じん こ そんな 大声 で … って か 何で 知って ん の よ

( 石川 理 美 ( いし かわ さとみ )) 校門 で 手紙 渡す なんて 目立ち すぎ

学校 中 の うわさ に なって る よ

( 琴子 ) ああ … 恥ずかしい よ

は ぁ … 何 だって 校門 なんか で ―

うわさ に して くれ ~! って 自分 で 言って る ような もん だ よ

しかも 入江 なんか に

そう だ よ 何で そんな 向こう見ずな こと する かな

振ら れる って 分かって る じゃ ん

万が一 って こと が …

もし かして もしかしたら

私 の こと 気 に 入って くれる か なって …

や だ あ ! そんな こと ある わけな い じゃ ん

あの 入江 直樹 だ よ

琴子 も 知って の とおり ―

うち の 学校 の クラス 分け って 偏差値 順じゃ ん ―

入江 は トップ の A 組 の 中 でも ぶ っち ぎり の ナンバーワン ―

それどころか この 前 の 模試 で は 全国 1 位

You see in life . Lots of people know what to do .

But few people actually do what they know .

Knowing is not enough . You must take action .

( 理 美 ) IQ は 200 って うわさ だし ―

生まれながら の 天才 で あの ルックス で ―

しかも 社長 の 息子

英語 も ペラッペラ らしい よ

運動 神経 も 抜群で まさに スーパー ボーイ

それ に 比べて 私 たち は F 組

まあ 言って みれば この 学校 の 底辺 の 落ちこぼれ

あいつ と は 住む 世界 が 違う んだ よ

でも 私 だって 頑張った んだ よ

1 年生 も 2 年生 も 3 年生 も

入江 君 と 同じ A 組 に なれる ように 努力 は した つもり

何 よ ?

ねえ 琴子

あんた アルファベット って 分かる よ ね ?

うん 当たり前でしょ

だったら 数えて ごらん

A と F の 間 に は いく つ 文字 が ある ?

A B C D E F !

その とおり

万 年 F 組 だった あんた が A 組 に なる なんて 奇跡 !

宝くじ で 当たる より あり え ない

真夏 に 雪 が 降る より あり え ない

流れ星 に 打た れる より も ?

え ? えっ ?

何 だって ?

う うん 何でもない

とにかく 入江 と は 住む 世界 が 違う んだ よ 分かる ?

そう だ けど さ せめて 高校 生活 が 終わる 前 に ―

私 の 気持ち を ちゃ ~ ん と 伝え たかった の よ

( 理 美 ・ じん こ ) 甘い !

♪~

( 女子 生徒 の 歓声 )

( 女子 生徒 ) あの これ 受け取って ください

( 理 美 ) 入江 って かっこいい けど ―

性格 に 難 あり だって 有名でしょう が ―

女 に 全然 興味 なし これ まで 玉砕 した 女子 数 知れ ず ―

高校 生活 で 浮いた うわさ は 一 切なし

( 銃声 )

( 女子 生徒 ) あっ !

( 女子 生徒 たち ) 相原 琴子 !

( 女子 生徒 ) ねえ 入江 君 に 告 ったら しいよ

ストーップ !

シャー !!

うるさい うるさい !

よい しょ ~

高校 3 年生 の 男 だ よ 女 に 興味 が ない なんて 変でしょ

普通じゃ ない んだ って

( じん こ ) そう そう 世の中 に は さあ ―

琴子 に ふさわしい もっと 普通の 男 が きっと いる はず

( 池沢 金之助 ( いけ ざ わき ん の すけ )) 琴子 ~ おい 琴子

おい 琴子 ―

琴子 ! どけ !

琴子 ! どけ !

ほら 現れた

おい 琴子 おい 琴子

お前 A 組 の 入江 に 告白 して 振ら れた って ほん まか ?

金 ちゃん 近い !

お前 あんな ガリ 勉 野郎 が 好き やった ん か ―

俺 と いう もの が あり ながら

私 別 に 金 ちゃん の もの じゃ ない もん

( 金之助 ) ああ ~ せっかく 琴子 の ため に

朝 から 金 ちゃん お 手製 の たこ焼き 焼いて きた のに

( 銅 蔵 ( どうぞう )) す ん ま へん

食べる !

( 金之助 ) は よ せ え や

金 ちゃん の たこ焼き

( 銅 蔵 ) 開け ます ―

早く 早く

パカン

( 琴子 ) わ あ

わ あ いただき ます

うん おいしい

ほら ほら 青のり も た ~ ん と かけ や ~

ほら お前 かけ え

ほら お前 かけ え

変わり 身 早い ね あんた

変わり 身 早い ね あんた

変わり 身 早い ね あんた

( 銅 蔵 ) かけ ます

まあ 金 ちゃん は 料理 だけ は 得意だ もん ね

“ だけ ” って 何 や ?

琴子 に 対する 思い だって 誰 に も 負け へん

たとえ A 組 やろう と 天才 やろう と 入江 の 野郎 なんか に は 負け へんで

あいつ 琴子 を 振る なんて 許せ ん

これ は 俺 に 対する 挑戦 状 や

あの 男 ちょっと いい気に なって る ん や

もう いい よ

みんな が 言う とおり 私 が 無鉄砲だった の

だって ―

手紙 も 読んで くれ ない ような 男 駄目だ よ ね

あ … 私 …

男 見る 目 ない や

だから もう 平気 諦めちゃ う

琴子 …

( あくび )

あんた この タイミング で …

あ … だって 昨日 徹夜 だった んだ もん

手紙 に 誤字 脱字 が あったら さ ばかに さ れ そう と 思って さ …

私 自分 の 名前 の 漢字 も 調べちゃ った よ

そんな ばかな …

それ ぐらい 緊張 して た の

今朝 なんて 朝 御飯 も 喉 通ら なかった し さ

だから 金 ちゃん ありがとう

これ で なんとか 午前 の 授業 も 持ちこたえ られ そうだ わ

琴子 は 笑顔 で おる ん が 一 番 や

たこ焼き なんか なんぼ でも 作って やる さかい ―

早う 元気に なり や

(2 人 ) う ~ ん う まっ !

お前 ら どさくさ に 紛れて 食い 過ぎ や

( 理 美 たち ) て へ っ

いや … “ て へ っ ” って … お前 ら かわいい な

かつお も かけよう

ねえ マヨネーズ かけて

ねえ マヨネーズ かけて

まあ 琴子 が 一 番 かわいい けど な

まあ 琴子 が 一 番 かわいい けど な

は ぁ …

( じん こ ) 琴子 !

( 理 美 ) ごめん 先生 に つかまっちゃ って

( 琴子 ) う うん そんな 待って ない

よし 帰ろう

( 琴子 ) うん

そう いえば 琴子 の 新しい 家 もう 完成 した んだ っけ ?

うん うん 日曜日 に 引っ越し

あ ~ ついに マイホーム か あ いいね

フフ そう ねえ 何 か いい 気分 転換 に なり そう

ああ そう だ ね

住む 所 が 変われば 運 気 も 変わる って

きっと いい こと が ある よ

うん そう だ よ ね そう 信じる

I believe だ ね

I believe だ ね

I believe

フッ 今度 手伝い に 行く よ

うん ありがとう

うん ありがとう

( 理 美 ) 行く 行く

あり が と あり が と

あ ~ 楽しみ ~

♪~

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( 理 美 ) あ ! 来た

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( じん こ ) 連れて きた よ ~

( じん こ ) 連れて きた よ ~

( 金之助 ) 琴子 ~ 来た で え ―

お前 ら 琴子 の ため に いっち ょ やる で え

お前 ら 琴子 の ため に いっち ょ やる で え

( 銅 蔵 ・ 銀 太郎 ( ぎん たろう )) やる っす

( 銅 蔵 ・ 銀 太郎 ( ぎん たろう )) やる っす

おはよう

( 金之助 ) おはよう

( 相原 重雄 ( しげ お )) わ あ みんな ―

わざわざ 手伝い に 来て もらって すまない ねえ

お 父 様 ! わし ゃあ … い やっ 僕 は ―

琴子 さん の ため やったら 何 だって し ます

池沢 金之助 です

銀 太郎 です

銀 太郎 です

銅 蔵 です

お前 ら は ええ ねん

お 父 様 どう か 本当の 息子 や と 思って

何でも 僕 に 言いつけて ください

あ ~ もう 金 ちゃん ―

売り込み は いい から さっさと 運んで

はい はい やる ぜ !

はい はい やる ぜ !

じゃあ お 願い しよう か

じゃあ お 願い しよう か

じゃあ お 願い しよう か

( 銀 太郎 ・ 銅 蔵 ) 運び ます

( 銀 太郎 ・ 銅 蔵 ) 運び ます

みんな 本当に 今日 は あり が と ね

今日 みんな で来よう って 言った の は 金 ちゃん なんだ

入江 の こと が あった から 琴子 を 慰め に 来 たかった んだ よ

そう な んだ

よし 運ぼう

よし 運ぼう

( 琴子 ) うん

( 琴子 ) うん

( じん こ ) これ ?

( じん こ ) これ ?

これ お 願い し ます

これ お 願い し ます

せ ー の !

2 階 ね

( 琴子 ・ じん こ ) 重い …

( じん こ )2 階 ?

2 階

どうも ありがとう ございました

( 琴子 たち ) ありがとう ございました

( 金之助 ) おおき に おおき に

( 重雄 ) さて と これ で 荷物 は 全部 運び 終わった かな

( じん こ ) 終わった

( 金之助 たち ) う っす

( 金之助 ) いや あ しかし 立派な お うち です なあ お 父 様

( 重雄 ) は ぁ … いや あ

亡くなった 女房 に も 琴子 に も 苦労 さ しち まった けど

こう やって 親子 力 を 合わせて

やっと マイホーム 建て られた んだ もん なあ

嫌だ あ もう お 父さん みんな の 前 で

何 か 琴子 の 家 って お 嫁 に 行く とき 大変 そう

大丈夫 や



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♪( ラジオ から 流れる 音楽 )

( Tama ( タマ ) の ナレーション ) Kiss in TOKYO

( Tama ) 今夜 も 始まり ました 「 Kiss in TOKYO 」―

お 相手 は 私 Tama です ―

朝 まで 4 時間 まったり ゆったり おつきあい ください ―

実は 最近 占い に 行った んです けど ―

“ 恋 の 予感 ” だ そうです やった ね !―

でも いざというとき に 心 を 閉ざして しまって ―

チャンス を 逃して しまう んです って ―

これ は いか ん 私 に 必要な の は 告白 する 勇気 ―

これ は いか ん 私 に 必要な の は 告白 する 勇気 ―

( アヒル の 鳴き声 )

( アヒル の 鳴き声 )

( アヒル の 鳴き声 )

う ~ ん でも 告白 って 勇気 いり ます よ ね ~

う ~ ん でも 告白 って 勇気 いり ます よ ね ~

そんな 経験 ないで す か ?―

そこ で 今夜 は リスナー の 皆さん から ―

そこ で 今夜 は リスナー の 皆さん から ―

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )

( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )

告白 エピソード を 教えて いただこう と 思い ます ―

告白 エピソード を 教えて いただこう と 思い ます ―

そこ の あなた ―

あくび して いる 場合 じゃ ないで すよ ―

あくび して いる 場合 じゃ ないで すよ ―

( 琴子 ) は ぁ …

あくび して いる 場合 じゃ ないで すよ ―

心温まる エピソード は もちろん ―

おもしろ エピソード も 期待 して い ます よ ―

じゃ んじゃ ん 送って ください ね ―

さて 今夜 から 明日 に かけて 見頃 の こと 座 流星 群 ―

東京 で こんなに 美しい 流星 群 が 観測 できる の は ―

まれな こと みたいです よ ―

( 琴子 ) こと 座 …

流れる 星 に 願い を かける と ―

その 思い を 星 が かなえて くれる って いう の は ―

みんな も 知って る よ ね ?―

告白 でき ず に いる あなた 取って置き の 願い を ―

とびきり 美しい 流星 群 に ―

今夜 は 打ち明けて みて は いかがでしょう か

( 琴子 ) 私 の 思い が 入江 ( いりえ ) 君 に 伝わり ます ように

♪~

( 男子 生徒 ) おはよう

( 男子 生徒 ) おはよう

( 男子 生徒 ) おはよう

( 入江 直樹 ( な おき )) おう おはよう

( 入江 直樹 ( な おき )) おう おはよう

( 男子 生徒 ) 今日 は 早い ね

( 直樹 ) ああ

( 直樹 ) ああ

ちょっと ごめん 急いで る から じゃあ 後 で

ちょっと ごめん 急いで る から じゃあ 後 で

( 琴子 )“ 入江 直樹 様 ”―

“ はじめ まして 入江 君 ”―

“ 私 は F 組 の 相原 琴子 と いい ます ”―

“ あなた は 私 の こと を 知ら ない でしょう けれど ”―

“ 私 は 知ってい ます ”

ふう …

( 直樹 ) 母 と ともに この 会場 に 向かって 歩く 道すがら ―

桜 の 花 や 春 の 花 々 を 見つける たび に ―

まるで どの 花 も 私 たち …

( 琴子 ) “ 入学 式 の 挨拶 を した ”―

“ 入江 君 の 知性 と かっこよ さ に 憧れて 2 年間 ”

( 女子 生徒 たち の 歓声 )

( 女子 生徒 たち の 歓声 )

( 琴子 )“ 同じ クラス に なる 望み も ない ので ”―

“ 思い切って 私 の 気持ち 手紙 に 書き ました ”―

“ 初めて 入江 君 を 見た その とき から ”―

“ まるで 流れ星 に 打た れた みたいに ”―

“ 特別な 気持ち が 私 の 中 で 生まれて ”…

ふう …

♪~

( 琴子 ) あの …

誰 ?

あ … 相原 琴子 です F 組 の

あの … これ 読んで くれる ?

( 琴子 の 心臓 の 音 )

( 琴子 ) “ 入江 君 の こと が 好きです ”

いら ない

( 風 の 音 )

( 琴子 ) あっけなく 散った か の よう に 見えた 私 の 初恋

うそ …

( 琴子 ) でも ここ から とんでもない ―

奇跡 の ような 出来事 が 起こる のです

♪~

( 警笛 )

( 女子 生徒 ) ちょっと F 組 の 相原 さん よ

( 女子 生徒 ) え ? 本当だ

( 生徒 たち の ざわめき )

( 女子 生徒 ) さっき A 組 の 入江 君 に 告白 した らしい よ

( 男子 生徒 ) マジ で ?

( 女子 生徒 ) あの 相原 琴子 が 入江 君 に 告白 した んだ って

( 女子 生徒 ) マジ で ?

あの 入江 君 に ?

( 男子 生徒 ) F 組 の 相原 が A 組 の 入江 に 告白 した らしい よ

( 男子 生徒 ) マジ で ?

( 男子 生徒 ) 身の程 知ら ず なや つ だ なあ

( 女子 生徒 ) かわいそう

( 生徒 たち の うわさ 話 )

もう ほっといて よ ~!

( 生徒 たち の 笑い声 )

( 小森 ( こもり ) じん こ ) 琴子 あんた 入江 君 に 告白 した んだ って ?

( 琴子 ) じん こ そんな 大声 で … って か 何で 知って ん の よ

( 石川 理 美 ( いし かわ さとみ )) 校門 で 手紙 渡す なんて 目立ち すぎ

学校 中 の うわさ に なって る よ

( 琴子 ) ああ … 恥ずかしい よ

は ぁ … 何 だって 校門 なんか で ―

うわさ に して くれ ~! って 自分 で 言って る ような もん だ よ

しかも 入江 なんか に

そう だ よ 何で そんな 向こう見ずな こと する かな

振ら れる って 分かって る じゃ ん

万が一 って こと が …

もし かして もしかしたら

私 の こと 気 に 入って くれる か なって …

や だ あ ! そんな こと ある わけな い じゃ ん

あの 入江 直樹 だ よ

琴子 も 知って の とおり ―

うち の 学校 の クラス 分け って 偏差値 順じゃ ん ―

入江 は トップ の A 組 の 中 でも ぶ っち ぎり の ナンバーワン ―

それどころか この 前 の 模試 で は 全国 1 位

You see in life . Lots of people know what to do .

But few people actually do what they know .

Knowing is not enough . You must take action .

( 理 美 ) IQ は 200 って うわさ だし ―

生まれながら の 天才 で あの ルックス で ―

しかも 社長 の 息子

英語 も ペラッペラ らしい よ

運動 神経 も 抜群で まさに スーパー ボーイ

それ に 比べて 私 たち は F 組

まあ 言って みれば この 学校 の 底辺 の 落ちこぼれ

あいつ と は 住む 世界 が 違う んだ よ

でも 私 だって 頑張った んだ よ

1 年生 も 2 年生 も 3 年生 も

入江 君 と 同じ A 組 に なれる ように 努力 は した つもり

何 よ ?

ねえ 琴子

あんた アルファベット って 分かる よ ね ?

うん 当たり前でしょ

だったら 数えて ごらん

A と F の 間 に は いく つ 文字 が ある ?

A B C D E F !

その とおり

万 年 F 組 だった あんた が A 組 に なる なんて 奇跡 !

宝くじ で 当たる より あり え ない

真夏 に 雪 が 降る より あり え ない

流れ星 に 打た れる より も ?

え ? えっ ?

何 だって ?

う うん 何でもない

とにかく 入江 と は 住む 世界 が 違う んだ よ 分かる ?

そう だ けど さ せめて 高校 生活 が 終わる 前 に ―

私 の 気持ち を ちゃ ~ ん と 伝え たかった の よ

( 理 美 ・ じん こ ) 甘い !

♪~

( 女子 生徒 の 歓声 )

( 女子 生徒 ) あの これ 受け取って ください

( 理 美 ) 入江 って かっこいい けど ―

性格 に 難 あり だって 有名でしょう が ―

女 に 全然 興味 なし これ まで 玉砕 した 女子 数 知れ ず ―

高校 生活 で 浮いた うわさ は 一 切なし

( 銃声 )

( 女子 生徒 ) あっ !

( 女子 生徒 たち ) 相原 琴子 !

( 女子 生徒 ) ねえ 入江 君 に 告 ったら しいよ

ストーップ !

シャー !!

うるさい うるさい !

よい しょ ~

高校 3 年生 の 男 だ よ 女 に 興味 が ない なんて 変でしょ

普通じゃ ない んだ って

( じん こ ) そう そう 世の中 に は さあ ―

琴子 に ふさわしい もっと 普通の 男 が きっと いる はず

( 池沢 金之助 ( いけ ざ わき ん の すけ )) 琴子 ~ おい 琴子

おい 琴子 ―

琴子 ! どけ !

琴子 ! どけ !

ほら 現れた

おい 琴子 おい 琴子

お前 A 組 の 入江 に 告白 して 振ら れた って ほん まか ?

金 ちゃん 近い !

お前 あんな ガリ 勉 野郎 が 好き やった ん か ―

俺 と いう もの が あり ながら

私 別 に 金 ちゃん の もの じゃ ない もん

( 金之助 ) ああ ~ せっかく 琴子 の ため に

朝 から 金 ちゃん お 手製 の たこ焼き 焼いて きた のに

( 銅 蔵 ( どうぞう )) す ん ま へん

食べる !

( 金之助 ) は よ せ え や

金 ちゃん の たこ焼き

( 銅 蔵 ) 開け ます ―

早く 早く

パカン

( 琴子 ) わ あ

わ あ いただき ます

うん おいしい

ほら ほら 青のり も た ~ ん と かけ や ~

ほら お前 かけ え

ほら お前 かけ え

変わり 身 早い ね あんた

変わり 身 早い ね あんた

変わり 身 早い ね あんた

( 銅 蔵 ) かけ ます

まあ 金 ちゃん は 料理 だけ は 得意だ もん ね

“ だけ ” って 何 や ?

琴子 に 対する 思い だって 誰 に も 負け へん

たとえ A 組 やろう と 天才 やろう と 入江 の 野郎 なんか に は 負け へんで

あいつ 琴子 を 振る なんて 許せ ん

これ は 俺 に 対する 挑戦 状 や

あの 男 ちょっと いい気に なって る ん や

もう いい よ

みんな が 言う とおり 私 が 無鉄砲だった の

だって ―

手紙 も 読んで くれ ない ような 男 駄目だ よ ね

あ … 私 …

男 見る 目 ない や

だから もう 平気 諦めちゃ う

琴子 …

( あくび )

あんた この タイミング で …

あ … だって 昨日 徹夜 だった んだ もん

手紙 に 誤字 脱字 が あったら さ ばかに さ れ そう と 思って さ …

私 自分 の 名前 の 漢字 も 調べちゃ った よ

そんな ばかな …

それ ぐらい 緊張 して た の

今朝 なんて 朝 御飯 も 喉 通ら なかった し さ

だから 金 ちゃん ありがとう

これ で なんとか 午前 の 授業 も 持ちこたえ られ そうだ わ

琴子 は 笑顔 で おる ん が 一 番 や

たこ焼き なんか なんぼ でも 作って やる さかい ―

早う 元気に なり や

(2 人 ) う ~ ん う まっ !

お前 ら どさくさ に 紛れて 食い 過ぎ や

( 理 美 たち ) て へ っ

いや … “ て へ っ ” って … お前 ら かわいい な

かつお も かけよう

ねえ マヨネーズ かけて

ねえ マヨネーズ かけて

まあ 琴子 が 一 番 かわいい けど な

まあ 琴子 が 一 番 かわいい けど な

は ぁ …

( じん こ ) 琴子 !

( 理 美 ) ごめん 先生 に つかまっちゃ って

( 琴子 ) う うん そんな 待って ない

よし 帰ろう

( 琴子 ) うん

そう いえば 琴子 の 新しい 家 もう 完成 した んだ っけ ?

うん うん 日曜日 に 引っ越し

あ ~ ついに マイホーム か あ いいね

フフ そう ねえ 何 か いい 気分 転換 に なり そう

ああ そう だ ね

住む 所 が 変われば 運 気 も 変わる って

きっと いい こと が ある よ

うん そう だ よ ね そう 信じる

I believe だ ね

I believe だ ね

I believe

フッ 今度 手伝い に 行く よ

うん ありがとう

うん ありがとう

( 理 美 ) 行く 行く

あり が と あり が と

あ ~ 楽しみ ~

♪~

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( 理 美 ) あ ! 来た

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( 金之助 たち ) うわ あ で っ かい なあ

( じん こ ) 連れて きた よ ~

( じん こ ) 連れて きた よ ~

( 金之助 ) 琴子 ~ 来た で え ―

お前 ら 琴子 の ため に いっち ょ やる で え

お前 ら 琴子 の ため に いっち ょ やる で え

( 銅 蔵 ・ 銀 太郎 ( ぎん たろう )) やる っす

( 銅 蔵 ・ 銀 太郎 ( ぎん たろう )) やる っす

おはよう

( 金之助 ) おはよう

( 相原 重雄 ( しげ お )) わ あ みんな ―

わざわざ 手伝い に 来て もらって すまない ねえ

お 父 様 ! わし ゃあ … い やっ 僕 は ―

琴子 さん の ため やったら 何 だって し ます

池沢 金之助 です

銀 太郎 です

銀 太郎 です

銅 蔵 です

お前 ら は ええ ねん

お 父 様 どう か 本当の 息子 や と 思って

何でも 僕 に 言いつけて ください

あ ~ もう 金 ちゃん ―

売り込み は いい から さっさと 運んで

はい はい やる ぜ !

はい はい やる ぜ !

じゃあ お 願い しよう か

じゃあ お 願い しよう か

じゃあ お 願い しよう か

( 銀 太郎 ・ 銅 蔵 ) 運び ます

( 銀 太郎 ・ 銅 蔵 ) 運び ます

みんな 本当に 今日 は あり が と ね

今日 みんな で来よう って 言った の は 金 ちゃん なんだ

入江 の こと が あった から 琴子 を 慰め に 来 たかった んだ よ

そう な んだ

よし 運ぼう

よし 運ぼう

( 琴子 ) うん

( 琴子 ) うん

( じん こ ) これ ?

( じん こ ) これ ?

これ お 願い し ます

これ お 願い し ます

せ ー の !

2 階 ね

( 琴子 ・ じん こ ) 重い …

( じん こ )2 階 ?

2 階

どうも ありがとう ございました

( 琴子 たち ) ありがとう ございました

( 金之助 ) おおき に おおき に

( 重雄 ) さて と これ で 荷物 は 全部 運び 終わった かな

( じん こ ) 終わった

( 金之助 たち ) う っす

( 金之助 ) いや あ しかし 立派な お うち です なあ お 父 様

( 重雄 ) は ぁ … いや あ

亡くなった 女房 に も 琴子 に も 苦労 さ しち まった けど

こう やって 親子 力 を 合わせて

やっと マイホーム 建て られた んだ もん なあ

嫌だ あ もう お 父さん みんな の 前 で

何 か 琴子 の 家 って お 嫁 に 行く とき 大変 そう

大丈夫 や


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