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フルメタル・パニック? ふもっふ, フルメタル・パニック? ふもっふ#3

フルメタル ・パニック ? ふ もっふ#3

優し さ は 時々 残酷だ から

求める 程 こたえ を 見失う

雨上がり の 街 虹 が 見える なら

今 歩き 出そう 何 か が 始まる

君 が いる から 明日 が ある から

一 人きり じゃ 生きて ゆけ ない から

こんなに 近く に 感じる それ が 愛 でしょう

涙 の 数 の 痛 み を 君 は 知って る から

透き通る その 目 の 中 に 確かな 意味 を 探して

笑顔 見つけ たい

走りだす 瞬間

坂道 で 風 に なる

焼きつけた 陽射 しが

胸 の 奥 熱く した

Ah ー 君 に 近づいて

行く たび 早く なる

時 を 駈 ける

始まり の 予感 さ せる 眼差し が 好き

小さな 愛で いい

いつも 側 で あたり 前 の 時間

また 一 つ 増える 笑い声

空 に 響いて いく

なんて 美しい 人 だ

しなやかで 奔放 優雅で 繊細

日 の 光 より も 眩 しく 輝いて

会い たい 会って 話 が し たい

どなた に で ございます か

あの 人 だ よ 鷲尾

しかし 柾 民 様 …

聞こえ なかった の かい

僕 は 会い たい と 言った んだ

はっ

あの 人 は …

あの 人 は まるで 不意に 書棚 に 現れて

僕 を ときめか せる 白くて 美しい 西 洋紙 魚 の ような 人だ

あっ つ ー い

った く 人 に 買い出し 任せ と いて

みんな どこ 行っちゃ った の よ もう

カナ ちゃん

遅い どこ まで 行って た の

あたし たち ひと 泳ぎ して きちゃ った よ

ちょっと 無用心じゃ ない

やった スイカ だ スイカ

あの ね 留守番 も なし に 荷物 を ほったらかして

財布 と かも 入って る の よ

それ なら 心配 は ない

は よし スイカ 割り しよう スイカ 割り これ は 古典 的な トラップ だ

カバン を 不用意に 動かせば 安全 ピン が 外れ 爆発 する

盗難 を 試みた 犯人 は 手痛い 教訓 を 学ぶ こと に なった だ ろ

あっ そう

じゃ その 泥棒 と 一緒に

あたし たち の 財布 や 荷物 が 吹き飛ぶ と は 考え なかった わけ ?

あんた ね

だが こうして 「 盗難 行為 は 高く つく 」 と 見せ しめれば

地域 の 防犯 対策 に も 貢献 できる だ ろ

いわば 大事 の 前 の しょ …

屁理屈 は やめ なさい

いつも より 切れ味 が あり ませ ん わ ね

ツッコミ に も 勢い が ない

さあ そんな こと より イベント イベント

ねっ スイカ 割り しよう

は いはい

さあ 誰 から やる

相良 君 やって みる

面白 そう やって やって

なに を する んだ

スイカ を 割る の よ

ばしゃ ん って 目隠し した まま で ね

それ だけ か 簡単 すぎる な

へえ 言う じゃ ない

だったら ほら 目隠し 目隠し

そして グルグル 回す んです よ

グルグル グルグル …

グルグルグル こんな もんか な

じゃあ スタート

相良 さん 左 です わ

さあ 頑張って

そっち じゃ ない よ

相良 君

う うん そのまま そのまま

やれやれ みんな 子ども な んだ から

どう なさった んです か

この 砂浜 に 来て から ずっと 元気 が ない ようです けど

もしや 日射 病 ? それとも 食あたり ?

ち … 違う わ よ 元気 元気

そう です か なら いい のです が

どこ へ 行く の よ 相良 君

こっち こっち

なんだ てんで ダメじゃ ん

相良 君 こっち だって ば

もう 違う よ

あいつ なんにも 言って くれ ない んだ から

せっかく お ニュー の 下ろして きた のに

結構 自信 ある んだ けど な

命中 たわいない ゲーム だ

この 程度 の 難易 度 で 俺 に ひと …

常盤 たち に 罪 は ない

こうした ゲーム に アクシデント は つきもの だ

それ に スイカ の 汁 は 無害だ

そもそも 汚れて 構わ ん ような 水着 姿 で も ある わけだ し

シャワー で 落とせば 済む

問題 は な … い

最 っ 低

いつも より …

勢い ある よ ね

あり すぎよ

カナ ちゃん

そりゃ あいつ が ああいう やつ だって こと ぐらい 分かって た けど

あの 態度 …

砕ける よ な 自信

もしもし

お嬢さん お 暇です か

お茶 でも いかがです

いえ 結構です

あたし そういう の ちょっと …

そこ を 曲げて ぜひ

あなた に 断ら れれば 私 は 腹 を 切ら ねば なり ませ ん

変わった 口説き 文句 で

面白い と は 思う んです けど

あたし どっち か って いう と

細 めの 男性 の ほう が 好み だったり する ので

ならば 問題 は あり ませ ん 私 の 主 は 細身 です から

主 ?

あちら で お 待ち です

ぜひ あなた に お 会い し たい と 申して おり まして

瑞樹 その 塩 取って

おいしい ね この スイカ

風間 さん それ は 千鳥 さん の 分 です よ

そ っか

そう いえば 戻って こ ない ね カナ ちゃん

そう だ な

スイカ の 汁 を 落とす だけ に して は 長い シャワー だ

あんた それ 本気で 言って る わけ ?

どういう 意味 だ

相良 君 ホントに 分から ない の

交通 事故

急性 疾患

地雷 を 踏んだ

旧 敵 を 発見 し 尾行 中

そして 誘拐

一 番 あり そうな の は …

やはり 地雷 か

違う って

カナ ちゃん は 相良 君 に 怒って る の

あたし と か に も 責任 ある けど やっぱり 相良 君 が 悪い んだ から

捜して きて あげ な よ

よし で は そう しよう

ホントに 分かって ん の か な

鈍感な んだ から

仲直り できる と いい のです けど

ほっときゃ いい の よ

お 金 って ある 所 に は ある の よ ね

どうぞ こちら へ

った たた たた

な に す んです か ちょっと 降りて ください よ

困る んだ よ 君

どれ だけ 広い の よ

では しばし お 待ち を

これ って 本物 の 金持ち ね

これ は … 本物 ?

本物 よ

失礼 し ました

あまりに うれしかった もの です から つい 我 を 忘れて …

誰 ? 君

僕 は 日向 柾 民

このような 形 で お 連れ した こと を どう か お 許し ください

本来 なら 僕 が 直接 お 誘い に 伺う べきだった のでしょう が

主治医 から 外出 を 止め られて い まして

今 は ここ で 静養 中 の 身 です

って それ じゃ 君 が ここ の 主

はい

ホントに いる んだ 病弱な お 金持ち の 坊ちゃん って

あの いきなり の 話 で ご 当惑 なさって らっしゃる と は 思う のです が

よろしければ お茶 でも いかがでしょう

そう ね どう しよう か な

かわいい じゃ ない

じゃあ ご馳走 に なろう か な

本当です か ありがとう ございます すぐに 用意 を さ せ ます

えー と …

かなめ あたし は 千鳥 かなめ

か … かなめ さん

なんて 素敵な 名前 なんだろう

物静かで 慎み深い ナメクジ の ように

その 名 の 響き が 耳 に なんて 心地 いい

なめ ?

失礼 いたし ます 柾 民 様

どうした 鷲尾

訪問 者 です

「 千鳥 かなめ と いう 娘 が ここ に いる はずだ 」 なん と 申して おり ます が

いかが いたし ましょう

宗 介 ?

お 知り合い です か

そい つ は …

かなめ さん ?

その 男 は 凶悪な 変態 よ

ストーカー みたいに 付き纏わ れて 困って る の

凶悪な … 変態 ?

そう 凶悪な 変態

聞いた な 鷲尾

そのような 者 を この 屋敷 へ 入れて は なら ない 追い払え

かしこまり ました

そのような 方 は おり ませ ん

もう 一 度 確認 して くれ

身長 165 センチ 強 年齢 16 歳 の 日本 人 女性 だ

髪 は 長い

白 の 水着 姿 で 体格 は 理想 的な 健康 体

出産 経験 は ない

今日 の 装飾 品 は 赤い リボン 爪 を マニキュア で 彩 色 …

おり ませ ん どう か お 引き取り を

囚 われ てる ?

そう だ

詳しい 状況 は 分から ん が まず 間違い ない

急いで 救出 し なければ 千鳥 の 身 が 危ない

また 大げさな

また 変な 勘違い して る んじゃ ない の

希望 的 観測 は 危険だ

のんきに 構えて いて は 千鳥 が …

嫌 やめて ー

ゲス ども め

相良 君 なんか ものすごく エッチ な こと 考えて ない ?

千鳥

死ぬ な

おいしい

喜んで いただけて 光栄です

ホント 最高

眺め も いい し

宗 介 今頃 な に して る の か な

どうかし ました か かなめ さん

いや ちょっと 考え 事

あの 変質 者 の こと でしたら ご 心配 に は 及び ませ ん よ

この 屋敷 に は 二 重 三重 の 警備 装置 を 張り巡らして あり ます

並 の 人間 で は 決して 忍び込め ませ ん

並 の 人間 ね …

失礼 し ます 柾 民 様

どうした 鷲尾

崖 側 に 侵入 者 の 反応 です 先ほど の 変質 者 か と

なんという やつ 警備 装置 の 手薄な 崖 を 登って くる と は

かなめ さん ど … どう か ご 安心 を

鮫島 豹堂

お呼び でしょう か 柾 民 様

遅い

かなめ さん 紹介 し ます

運転手 の 鷲尾 は もう ご存知 です ね

背 の 高い ほう は コック の 鮫島

食 材 を 刻む 彼 の ナイフ は かつて 人 を 刻む ため の もの でした

もう 1 人 は 庭 師 の 豹堂

ボウガン の 使い 手 です

100 メートル 先 の 獲物 の 目玉 で すら 外す こと は ない でしょう

鷲尾 を 含め 彼ら は 僕 の ボディガード も 兼ねて い ます

3 人 と も フランス 外人 部隊 に いた 戦闘 の プロ です よ

アイタァ …

鷲尾 鮫島 豹堂

はっ

速やかに くせ者 を 排除 して こい

油断 する な

はっ

待って 柾 民 君

実は です ね …

実は なん です

えー と その …

実は なん です

頑張って ください

お 任せ ください かなめ 様

驚き ました ね

鷲尾 たち は かなめ さん を 気 に 入った ようです

気 に 入った ?

ええ 他の 客 に は いつも 素っ気ない のです が

今日 の 彼ら は とても 気合 が 入って い ます

火 に 油 ?

こう なったら あの 3 人 が 首尾よく 宗 介 を 撃退 して くれ ます ように

覚悟 し な 変態 野郎

あれ

待って いろ 千鳥

大丈夫です よ 僕 の ボディガード は 優秀です

そ … そうだ 柾 民 君

病気 で 静養 中 って 言って た よ ね

今 でも 具合 悪かったり する の

いえ 今 は それほど

病気 と いって も 心 因 的な もの で

いわゆる 自律 神経 失調 症 と いう やつ です

それ 知って る

悩み 事 や ストレス で 便秘 や 下痢 に なる あれ でしょ

そ … そうです ね

僕 の 場合 は 主に 偏 頭痛 と 息切れ です

おかげ て 勉強 に も 集中 でき ませ ん

立ち入った 質問 かも しれ ない けど

柾 民 君 の 病気 の 原因 って な んな の

そ … それ は … かなめ さん だ から お 話し し ます が

ゆ ー て み ゆ ー て み

僕 に は 幼い 頃 から よく 一緒に 遊んだ 6 つ 年 上 の 従姉 が い まして

その 従姉 と 僕 は 相 思 相愛 で

「 大人 に なったら 結婚 しよう 」 と 5 歳 の 時 に 誓い合った 仲 でした

美しく 優しい 人 でした

ところが その 従姉 が 2 か月 ほど 前 突然 交通 事故 で …

亡くなった の ね

交通 事故 で 知り合った 花屋 の 店員 と …

駆け落ち して しまった のです

え あの 豹堂 を 抜いて くる と は 見上げた 変態 です だが この 私 を 倒す こと が できる かな

1 つ 忠告 して おき ます

この 長い リーチ を 生かした 鞭 の ような 斬 撃 から

逃れ えた 者 は 過去 1 人 も いま せ ん

私 は コック の 鮫島

傭兵 時代 は 「 切り裂き サミー 」 の 異名 で …

待って いろ 千鳥

いきなり 駆け落ち です よ 駆け落ち

は あ …

つい 先日 オランダ から 絵 ハガキ が 届き ました

「 私 は とって も 幸せです マー 君 も その うち 遊び に 来て ね 」 と

僕 を 裏切って おき ながら よくも ぬけぬけ と

あの 病気 の 理由 って もし かして それ だけ ?

「 それ だけ 」 です って

僕 は 最も 信頼 して いた 女性 に 裏切ら れた んです よ

もう 誰 も 信じ られ ない

決定 的な 人間 不信 に 追い詰め られた んだ

でも 5 歳 の 時 の 約束 な んでしょ

約束 は 約束 です 年齢 なんて 関係ない

彼女 は 僕 を 騙した 傷つけた んだ

この 僕 を 絶対 に 許せ ない

今度 会ったら 必ず 八 つ 裂き に して やる

おいおい

申し訳 あり ませ ん

この 問題 を 考える と つい 興奮 して しまい まして

しかし 僕 は 人 に 騙さ れる の が 死ぬ ほど 嫌いな んです

ま … まあ 思い出す だけ で ムカ つく こと は 誰 に でも ある し

別に いい んじゃ ない の

そ … そうです よ ね

分かって いただける と 思って い ました

やっぱり かなめ さん は 素敵な 人 だ

ぬるい

そのような 飛び道具 私 に は 通用 し ませ ん よ

通用 し ない

なに

なんの 音 だ

恐ろしい やつ

これ を 狙って グレネード 弾 を 撃った と いう の か

建材 の 落下 位置 まで 計算 して

いや 訓練 弾 と 間違えて 実弾 を 撃って しまった

おのれ 変態 め

待って いろ 千鳥

まさか あの 鷲尾 たち が …

ダメだった か

か … かなめ さん そこ を 動か ないで

例え 変態 が 来て も あなた は 僕 がま も …

千鳥 ここ に いた の か

いない

この 変態 め

僕 が いる 限り かなめ さん に は 指 一 本 触れ させ ない

そ … そんな …

そのような 武器 が 装飾 用 に 過ぎ ん

戦闘 に 使う の なら こういう 武器 を

ち … 千鳥 痛い じゃ ない か

うるさい もう いい加減に し なさい

あんた の その 無神経 ぶり に は もう …

待て 俺 は 君 を 助け に 来た んだ ぞ

その 拷問 は なかった の か

拷問 ? なんの 話 よ

あたし は 彼 と お茶 して た の だ から 邪魔 し …

かなめ さん

かなめ さん あなた は 確か … この 人 に 狙わ れて る んです よ ね

えー と あの ね

説明 しよう と は 思って た の 誤解 さ れて る な って 思って た から

だから えー と つまり …

ごめんなさい こいつ 友達 な の

結局 あなた も 僕 を からかって た んです ね

えっ そんな つ も …

だって そう じゃ ないで す か

あなた を 助けよう と 張り切って いた 僕 を

内心 で 嘲笑 って 裏切り 騙して いた んでしょう

最低だ

信じて いた のに あなた は 僕 の 真心 を 踏みつけ に して …

宗 介

事情 は 知ら ん が 騙さ れる 貴 様 が 悪い

無能な 部下 に 守ら れ

判断 を 曇らせた 貴 様 自身 の 失策 だ

ここ が 戦場 なら 貴 様 は 10 回 以上 死んで いる

そういう 問題 じゃ …

ちょっと 宗 介

かなめ さん

だが 千鳥 を 守る ため に 俺 に 立ち向かった 度胸 は 認めて やる

大した ガッツ だ

今 の 貴 様 に 足りない の は 感情 を 制御 する 心構え だ

騙す な 騙さ れる な

隙 を 見せ ず に 気迫 を 見せろ

以上 さらば だ

ちょ … ちょっと

まさか 宗 介 …

問題 ない

柾 民 様

柾 民 様 ご 無事です か

柾 民 様 あの 変態 は どこ へ

かなめ さん を 連れて 消えた よ

ええ かなめ 様 を ?

追う 必要 は ない

鷲尾 確かに 僕 は 甘かった の かも しれ ない

「 隙 を 見せ ず に 気迫 を 見せろ 」 か

そう で なければ 愛する 女性 さえ 守れ ない んだ きっと

お 詫び の 手紙 ぐらい 送ら ない と ね

なぜ 詫びる 必要 が ある

だって きっと 落ち込んで る もん

あの 年頃 の 子 って す っ ごく 傷つき やすい んだ よ

あたし だって

宗 介 は そういう の なかった ?

ケガ なら した ぞ

言う と 思った

でも なんだ かんだ 言って 結局 あたし を 助け に 来た んだ よ ね

そう だ

心配 して くれた んだ あたし の こと

当然だ

ごめん ね

無事 なら いい

そう いえば なんで この シリーズ 「 ふ も っふ 」 な の か な

それ に は 深い 理由 が ある のだ

真実 は 次回 明らかに なる

えー そんな わけ で

次回 「 芸術 の ハンバーガー ・ ヒル 」「 一途な ステイク ・ アウト 」

お楽しみ に ー

って

ホント は どうせ バカな スタッフ が ゲハゲハ 笑って 決めた んでしょう

実は … そうだ

本 字幕 由 诸神 字幕 组出 品 , 仅供 学 习 交流 , 禁止 用 于商 业 用途

更多 中日 双 语 字幕 , 尽 在 www . kamigami . org 和 微 博 @ 诸神 字幕 组

日 听 Archer

日 校 戚风

翻 译 兰樱

校 对 小 江

时间 轴 Foyzi

压制 紺野 木綿 季

字幕 诸神 字幕 组


フルメタル ・パニック ? ふ もっふ#3 |ぱにっく||

優し さ は 時々   残酷だ から やさし|||ときどき|ざんこくだ|

求める 程   こたえ を 見失う もとめる|ほど|||みうしなう

雨上がり の 街   虹 が 見える なら あめあがり||がい|にじ||みえる|

今   歩き 出そう   何 か が 始まる いま|あるき|だそう|なん|||はじまる

君 が いる から   明日 が ある から きみ||||あした|||

一 人きり じゃ 生きて ゆけ ない から ひと|ひときり||いきて|||

こんなに 近く に 感じる   それ が 愛 でしょう |ちかく||かんじる|||あい|

涙 の 数 の 痛 み を   君 は 知って る から なみだ||すう||つう|||きみ||しって||

透き通る その 目 の 中 に   確かな 意味 を 探して すきとおる||め||なか||たしかな|いみ||さがして

笑顔 見つけ たい えがお|みつけ|

走りだす 瞬間 はしりだす|しゅんかん

坂道 で 風 に なる さかみち||かぜ||

焼きつけた 陽射 しが やきつけた|ひざし|

胸 の 奥 熱く した むね||おく|あつく|

Ah ー   君 に 近づいて ah|-|きみ||ちかづいて

行く たび 早く なる いく||はやく|

時 を 駈 ける じ||く|

始まり の 予感 さ せる 眼差し が 好き はじまり||よかん|||まなざし||すき

小さな 愛で いい ちいさな|めで|

いつも 側 で   あたり 前 の 時間 |がわ|||ぜん||じかん

また 一 つ 増える 笑い声 |ひと||ふえる|わらいごえ

空 に 響いて いく から||ひびいて|

なんて 美しい 人 だ |うつくしい|じん|

しなやかで 奔放   優雅で 繊細 |ほんぽう|ゆうがで|せんさい

日 の 光 より も 眩 しく 輝いて ひ||ひかり|||くら||かがやいて

会い たい   会って 話 が し たい あい||あって|はなし|||

どなた に で ございます か

あの 人 だ よ   鷲尾 |じん|||わしお

しかし   柾 民 様 … |まさき|たみ|さま

聞こえ なかった の かい きこえ|||

僕 は 会い たい と 言った んだ ぼく||あい|||いった|

はっ

あの 人 は … |じん|

あの 人 は まるで 不意に 書棚 に 現れて |じん|||ふいに|しょだな||あらわれて

僕 を ときめか せる 白くて 美しい 西 洋紙 魚 の ような 人だ ぼく||||しろくて|うつくしい|にし|ようし|ぎょ|||ひとだ

あっ つ ー い ||-|

った く   人 に 買い出し 任せ と いて ||じん||かいだし|まかせ||

みんな どこ 行っちゃ った の よ   もう ||おこなっちゃ||||

カナ ちゃん

遅い   どこ まで 行って た の おそい|||おこなって||

あたし たち ひと 泳ぎ して きちゃ った よ |||およぎ||||

ちょっと 無用心じゃ ない |ぶようじんじゃ|

やった   スイカ だ   スイカ |すいか||すいか

あの ね   留守番 も なし に 荷物 を ほったらかして ||るすばん||||にもつ||

財布 と かも 入って る の よ さいふ|||はいって|||

それ なら 心配 は ない ||しんぱい||

は よし   スイカ 割り しよう   スイカ 割り ||すいか|わり||すいか|わり これ は 古典 的な トラップ だ ||こてん|てきな||

カバン を 不用意に 動かせば   安全 ピン が 外れ   爆発 する かばん||ふよういに|うごかせば|あんぜん|ぴん||はずれ|ばくはつ|

盗難 を 試みた 犯人 は   手痛い 教訓 を 学ぶ こと に なった だ ろ とうなん||こころみた|はんにん||ていたい|きょうくん||まなぶ|||||

あっ そう

じゃ   その 泥棒 と 一緒に ||どろぼう||いっしょに

あたし たち の 財布 や 荷物 が 吹き飛ぶ と は 考え なかった わけ ? |||さいふ||にもつ||ふきとぶ|||かんがえ||

あんた ね

だが   こうして 「 盗難 行為 は 高く つく 」 と 見せ しめれば ||とうなん|こうい||たかく|||みせ|

地域 の 防犯 対策 に も 貢献 できる だ ろ ちいき||ぼうはん|たいさく|||こうけん|||

いわば 大事 の 前 の しょ … |だいじ||ぜん||

屁理屈 は やめ なさい へりくつ|||

いつも より 切れ味 が あり ませ ん わ ね ||きれあじ||||||

ツッコミ に も 勢い が ない |||いきおい||

さあ   そんな こと より   イベント イベント ||||いべんと|いべんと

ねっ   スイカ 割り しよう |すいか|わり|

は いはい

さあ   誰 から やる |だれ||

相良 君 やって みる さがら|きみ||

面白 そう   やって やって おもしろ|||

なに を する んだ

スイカ を 割る の よ すいか||わる||

ばしゃ ん って   目隠し した まま で ね |||めかくし||||

それ だけ か   簡単 すぎる な |||かんたん||

へえ   言う じゃ ない |いう||

だったら   ほら   目隠し   目隠し ||めかくし|めかくし

そして グルグル 回す んです よ |ぐるぐる|まわす|ん です|

グルグル グルグル … ぐるぐる|ぐるぐる

グルグルグル   こんな もんか な

じゃあ   スタート |すたーと

相良 さん   左 です わ さがら||ひだり||

さあ   頑張って |がんばって

そっち じゃ ない よ

相良 君 さがら|きみ

う うん   そのまま   そのまま

やれやれ   みんな 子ども な んだ から ||こども|||

どう なさった んです か ||ん です|

この 砂浜 に 来て から ずっと 元気 が ない ようです けど |すなはま||きて|||げんき||||

もしや 日射 病 ?  それとも 食あたり ? |にっしゃ|びょう||しょくあたり

ち … 違う わ よ   元気 元気 |ちがう|||げんき|げんき

そう です か   なら いい のです が

どこ へ 行く の よ   相良 君 ||いく|||さがら|きみ

こっち こっち

なんだ   てんで ダメじゃ ん ||だめじゃ|

相良 君   こっち だって ば さがら|きみ|||

もう   違う よ |ちがう|

あいつ   なんにも 言って くれ ない んだ から ||いって||||

せっかく お ニュー の 下ろして きた のに ||にゅー||おろして||

結構 自信 ある んだ けど な けっこう|じしん||||

命中   たわいない ゲーム だ めいちゅう||げーむ|

この 程度 の 難易 度 で 俺 に ひと … |ていど||なんい|たび||おれ||

常盤 たち に 罪 は ない ときわ|||ざい||

こうした ゲーム に アクシデント は つきもの だ |げーむ|||||

それ に スイカ の 汁 は 無害だ ||すいか||しる||むがいだ

そもそも 汚れて 構わ ん ような 水着 姿 で も ある わけだ し |けがれて|かまわ|||みずぎ|すがた|||||

シャワー で 落とせば 済む しゃわー||おとせば|すむ

問題 は な … い もんだい|||

最 っ 低 さい||てい

いつも より …

勢い ある よ ね いきおい|||

あり すぎよ

カナ ちゃん

そりゃ   あいつ が ああいう やつ だって こと ぐらい 分かって た けど ||||||||わかって||

あの 態度 … |たいど

砕ける よ な   自信 くだける|||じしん

もしもし

お嬢さん   お 暇です か おじょうさん||ひまです|

お茶 でも いかがです おちゃ||

いえ   結構です |けっこうです

あたし   そういう の ちょっと …

そこ を 曲げて   ぜひ ||まげて|

あなた に 断ら れれば   私 は 腹 を 切ら ねば なり ませ ん ||ことわら||わたくし||はら||きら||||

変わった 口説き 文句 で かわった|くどき|もんく|

面白い と は 思う んです けど おもしろい|||おもう|ん です|

あたし どっち か って いう と

細 めの 男性 の ほう が 好み だったり する ので ほそ||だんせい||||よしみ|||

ならば 問題 は あり ませ ん   私 の 主 は 細身 です から |もんだい|||||わたくし||おも||ほそみ||

主 ? おも

あちら で お 待ち です |||まち|

ぜひ あなた に お 会い し たい と 申して おり まして ||||あい||||もうして||

瑞樹   その 塩 取って みずき||しお|とって

おいしい ね   この スイカ |||すいか

風間 さん   それ は 千鳥 さん の 分 です よ かざま||||ちどり|||ぶん||

そ っか

そう いえば 戻って こ ない ね   カナ ちゃん ||もどって|||||

そう だ な

スイカ の 汁 を 落とす だけ に して は 長い シャワー だ すいか||しる||おとす|||||ながい|しゃわー|

あんた   それ 本気で 言って る わけ ? ||ほんきで|いって||

どういう 意味 だ |いみ|

相良 君   ホントに 分から ない の さがら|きみ|ほんとに|わから||

交通 事故 こうつう|じこ

急性 疾患 きゅうせい|しっかん

地雷 を 踏んだ じらい||ふんだ

旧 敵 を 発見 し 尾行 中 きゅう|てき||はっけん||びこう|なか

そして 誘拐 |ゆうかい

一 番 あり そうな の は … ひと|ばん||そう な||

やはり 地雷 か |じらい|

違う って ちがう|

カナ ちゃん は 相良 君 に 怒って る の |||さがら|きみ||いかって||

あたし と か に も 責任 ある けど   やっぱり 相良 君 が 悪い んだ から |||||せきにん||||さがら|きみ||わるい||

捜して きて あげ な よ さがして||||

よし   で は そう しよう

ホントに 分かって ん の か な ほんとに|わかって||||

鈍感な んだ から どんかんな||

仲直り できる と いい のです けど なかなおり|||||

ほっときゃ いい の よ

お 金 って   ある 所 に は ある の よ ね |きむ|||しょ||||||

どうぞ   こちら へ

った   たた たた

な に す んです か   ちょっと 降りて ください よ |||ん です|||おりて||

困る んだ よ   君 こまる|||きみ

どれ だけ 広い の よ ||ひろい||

では   しばし お 待ち を |||まち|

これ って   本物 の 金持ち ね ||ほんもの||かねもち|

これ は … 本物 ? ||ほんもの

本物 よ ほんもの|

失礼 し ました しつれい||

あまりに うれしかった もの です から   つい 我 を 忘れて … ||||||われ||わすれて

誰 ?  君 だれ|きみ

僕 は 日向 柾 民 ぼく||ひゅうが|まさき|たみ

このような 形 で お 連れ した こと を   どう か お 許し ください |かた|||つれ|||||||ゆるし|

本来 なら   僕 が 直接 お 誘い に 伺う べきだった のでしょう が ほんらい||ぼく||ちょくせつ||さそい||うかがう|||

主治医 から 外出 を 止め られて い まして しゅじい||がいしゅつ||とどめ|||

今 は ここ で 静養 中 の 身 です いま||||せいよう|なか||み|

って   それ じゃ 君 が ここ の 主 |||きみ||||おも

はい

ホントに いる んだ   病弱な お 金持ち の 坊ちゃん って ほんとに|||びょうじゃくな||かねもち||ぼっちゃん|

あの   いきなり の 話 で ご 当惑 なさって らっしゃる と は 思う のです が |||はなし|||とうわく|||||おもう||

よろしければ   お茶 でも いかがでしょう |おちゃ||

そう ね   どう しよう か な

かわいい じゃ ない

じゃあ   ご馳走 に なろう か な |ごちそう||||

本当です か   ありがとう ございます   すぐに 用意 を さ せ ます ほんとうです|||||ようい||||

えー と …

かなめ   あたし は 千鳥 かなめ |||ちどり|

か … かなめ さん

なんて 素敵な 名前 なんだろう |すてきな|なまえ|

物静かで 慎み深い   ナメクジ の ように ものしずかで|つつしみぶかい|||よう に

その 名 の 響き が 耳 に なんて 心地 いい |な||ひびき||みみ|||ここち|

なめ ? な め

失礼 いたし ます   柾 民 様 しつれい|||まさき|たみ|さま

どうした   鷲尾 |わしお

訪問 者 です ほうもん|もの|

「 千鳥 かなめ と いう 娘 が ここ に いる はずだ 」 なん と 申して おり ます が ちどり||||むすめ||||||||もうして|||

いかが いたし ましょう

宗 介 ? はじめ|かい

お 知り合い です か |しりあい||

そい つ は …

かなめ さん ?

その 男 は 凶悪な 変態 よ |おとこ||きょうあくな|へんたい|

ストーカー みたいに 付き纏わ れて   困って る の ||つきまとわ||こまって||

凶悪な … 変態 ? きょうあくな|へんたい

そう   凶悪な 変態 |きょうあくな|へんたい

聞いた な   鷲尾 きいた||わしお

そのような 者 を この 屋敷 へ 入れて は なら ない   追い払え |もの|||やしき||いれて||||おいはらえ

かしこまり ました

そのような 方 は おり ませ ん |かた||||

もう 一 度 確認 して くれ |ひと|たび|かくにん||

身長 165 センチ 強   年齢 16 歳 の 日本 人 女性 だ しんちょう|せんち|つよ|ねんれい|さい||にっぽん|じん|じょせい|

髪 は 長い かみ||ながい

白 の 水着 姿 で   体格 は 理想 的な 健康 体 しろ||みずぎ|すがた||たいかく||りそう|てきな|けんこう|からだ

出産 経験 は ない しゅっさん|けいけん||

今日 の 装飾 品 は 赤い リボン   爪 を マニキュア で 彩 色 … きょう||そうしょく|しな||あかい|りぼん|つめ||まにきゅあ||あや|いろ

おり ませ ん   どう か お 引き取り を ||||||ひきとり|

囚 われ てる ? しゅう||

そう だ

詳しい 状況 は 分から ん が   まず 間違い ない くわしい|じょうきょう||わから||||まちがい|

急いで 救出 し なければ   千鳥 の 身 が 危ない いそいで|きゅうしゅつ|||ちどり||み||あぶない

また 大げさな |おおげさな

また 変な 勘違い して る んじゃ ない の |へんな|かんちがい|||||

希望 的 観測 は 危険だ きぼう|てき|かんそく||きけんだ

のんきに 構えて いて は 千鳥 が … |かまえて|||ちどり|

嫌   やめて ー いや||-

ゲス ども め

相良 君   なんか ものすごく エッチ な こと 考えて ない ? さがら|きみ||||||かんがえて|

千鳥 ちどり

死ぬ な しぬ|

おいしい

喜んで いただけて 光栄です よろこんで||こうえいです

ホント 最高 ほんと|さいこう

眺め も いい し ながめ|||

宗 介   今頃 な に して る の か な はじめ|かい|いまごろ|||||||

どうかし ました か   かなめ さん

いや   ちょっと 考え 事 ||かんがえ|こと

あの 変質 者 の こと でしたら   ご 心配 に は 及び ませ ん よ |へんしつ|もの|||||しんぱい|||および|||

この 屋敷 に は 二 重 三重 の 警備 装置 を 張り巡らして あり ます |やしき|||ふた|おも|みえ||けいび|そうち||はりめぐらして||

並 の 人間 で は 決して 忍び込め ませ ん なみ||にんげん|||けっして|しのびこめ||

並 の 人間 ね … なみ||にんげん|

失礼 し ます   柾 民 様 しつれい|||まさき|たみ|さま

どうした   鷲尾 |わしお

崖 側 に 侵入 者 の 反応 です   先ほど の 変質 者 か と がけ|がわ||しんにゅう|もの||はんのう||さきほど||へんしつ|もの||

なんという やつ   警備 装置 の 手薄な 崖 を 登って くる と は ||けいび|そうち||てうすな|がけ||のぼって|||

かなめ さん   ど … どう か ご 安心 を ||||||あんしん|

鮫島   豹堂 さめしま|ひょうどう

お呼び でしょう か   柾 民 様 および|||まさき|たみ|さま

遅い おそい

かなめ さん   紹介 し ます ||しょうかい||

運転手 の 鷲尾 は もう ご存知 です ね うんてんしゅ||わしお|||ごぞんじ||

背 の 高い ほう は コック の 鮫島 せ||たかい|||こっく||さめしま

食 材 を 刻む 彼 の ナイフ は   かつて 人 を 刻む ため の もの でした しょく|ざい||きざむ|かれ||ないふ|||じん||きざむ||||

もう 1 人 は 庭 師 の 豹堂 |じん||にわ|し||ひょうどう

ボウガン の 使い 手 です ||つかい|て|

100 メートル 先 の 獲物 の 目玉 で すら 外す こと は ない でしょう めーとる|さき||えもの||めだま|||はずす||||

鷲尾 を 含め   彼ら は 僕 の ボディガード も 兼ねて い ます わしお||ふくめ|かれら||ぼく||||かねて||

3 人 と も フランス 外人 部隊 に いた 戦闘 の プロ です よ じん|||ふらんす|がいじん|ぶたい|||せんとう||ぷろ||

アイタァ …

鷲尾   鮫島   豹堂 わしお|さめしま|ひょうどう

はっ

速やかに くせ者 を 排除 して こい すみやかに|くせもの||はいじょ||

油断 する な ゆだん||

はっ

待って   柾 民 君 まって|まさき|たみ|きみ

実は です ね … じつは||

実は   なん です じつは||

えー と   その …

実は   なん です じつは||

頑張って ください がんばって|

お 任せ ください   かなめ 様 |まかせ|||さま

驚き ました ね おどろき||

鷲尾 たち は かなめ さん を 気 に 入った ようです わしお||||||き||はいった|

気 に 入った ? き||はいった

ええ   他の 客 に は いつも 素っ気ない のです が |たの|きゃく||||そっけない||

今日 の 彼ら は とても 気合 が 入って い ます きょう||かれら|||きあい||はいって||

火 に 油 ? ひ||あぶら

こう なったら あの 3 人 が 首尾よく 宗 介 を 撃退 して くれ ます ように |||じん||しゅびよく|はじめ|かい||げきたい||||よう に

覚悟 し な   変態 野郎 かくご|||へんたい|やろう

あれ

待って いろ   千鳥 まって||ちどり

大丈夫です よ   僕 の ボディガード は 優秀です だいじょうぶです||ぼく||||ゆうしゅうです

そ … そうだ   柾 民 君 |そう だ|まさき|たみ|きみ

病気 で 静養 中 って 言って た よ ね びょうき||せいよう|なか||いって|||

今 でも 具合 悪かったり する の いま||ぐあい|わるかったり||

いえ   今 は それほど |いま||

病気 と いって も 心 因 的な もの で びょうき||||こころ|いん|てきな||

いわゆる 自律 神経 失調 症 と いう やつ です |じりつ|しんけい|しっちょう|しょう||||

それ 知って る |しって|

悩み 事 や ストレス で 便秘 や 下痢 に なる あれ でしょ なやみ|こと||すとれす||べんぴ||げり||||

そ … そうです ね |そう です|

僕 の 場合 は 主に 偏 頭痛 と 息切れ です ぼく||ばあい||おもに|へん|ずつう||いきぎれ|

おかげ て 勉強 に も 集中 でき ませ ん ||べんきょう|||しゅうちゅう|||

立ち入った 質問 かも しれ ない けど たちいった|しつもん||||

柾 民 君 の 病気 の 原因 って な んな の まさき|たみ|きみ||びょうき||げんいん||||

そ … それ は …  かなめ さん だ から お 話し し ます が ||||||||はなし|||

ゆ ー て み   ゆ ー て み |-||||-||

僕 に は   幼い 頃 から よく 一緒に 遊んだ 6 つ 年 上 の 従姉 が い まして ぼく|||おさない|ころ|||いっしょに|あそんだ||とし|うえ||いとこ|||

その 従姉 と 僕 は 相 思 相愛 で |いとこ||ぼく||そう|おも|そうあい|

「 大人 に なったら 結婚 しよう 」 と 5 歳 の 時 に 誓い合った 仲 でした おとな|||けっこん|||さい||じ||ちかいあった|なか|

美しく 優しい 人 でした うつくしく|やさしい|じん|

ところが   その 従姉 が 2 か月 ほど 前   突然 交通 事故 で … ||いとこ||かげつ||ぜん|とつぜん|こうつう|じこ|

亡くなった の ね なくなった||

交通 事故 で   知り合った 花屋 の 店員 と … こうつう|じこ||しりあった|はなや||てんいん|

駆け落ち して しまった のです かけおち|||

え あの 豹堂 を 抜いて くる と は 見上げた 変態 です ||ひょうどう||ぬいて||||みあげた|へんたい| だが   この 私 を 倒す こと が できる かな ||わたくし||たおす||||

1 つ 忠告 して おき ます |ちゅうこく|||

この 長い リーチ を 生かした 鞭 の ような 斬 撃 から |ながい|||いかした|むち|||き|う|

逃れ えた 者 は 過去 1 人 も いま せ ん のがれ||もの||かこ|じん||||

私 は コック の 鮫島 わたくし||こっく||さめしま

傭兵 時代 は 「 切り裂き サミー 」 の 異名 で … ようへい|じだい||きりさき|||いみょう|

待って いろ   千鳥 まって||ちどり

いきなり 駆け落ち です よ   駆け落ち |かけおち|||かけおち

は あ …

つい 先日   オランダ から 絵 ハガキ が 届き ました |せんじつ|おらんだ||え|はがき||とどき|

「 私 は とって も 幸せです   マー 君 も その うち 遊び に 来て ね 」 と わたくし||||しあわせです||きみ||||あそび||きて||

僕 を 裏切って おき ながら   よくも ぬけぬけ と ぼく||うらぎって|||||

あの   病気 の 理由 って もし かして それ だけ ? |びょうき||りゆう|||||

「 それ だけ 」 です って

僕 は 最も 信頼 して いた 女性 に 裏切ら れた んです よ ぼく||もっとも|しんらい|||じょせい||うらぎら||ん です|

もう 誰 も 信じ られ ない |だれ||しんじ||

決定 的な 人間 不信 に 追い詰め られた んだ けってい|てきな|にんげん|ふしん||おいつめ||

でも  5 歳 の 時 の 約束 な んでしょ |さい||じ||やくそく||

約束 は 約束 です   年齢 なんて 関係ない やくそく||やくそく||ねんれい||かんけいない

彼女 は 僕 を 騙した   傷つけた んだ かのじょ||ぼく||だました|きずつけた|

この 僕 を   絶対 に 許せ ない |ぼく||ぜったい||ゆるせ|

今度 会ったら 必ず 八 つ 裂き に して やる こんど|あったら|かならず|やっ||さき|||

おいおい

申し訳 あり ませ ん もうしわけ|||

この 問題 を 考える と   つい 興奮 して しまい まして |もんだい||かんがえる|||こうふん|||

しかし   僕 は 人 に 騙さ れる の が 死ぬ ほど 嫌いな んです |ぼく||じん||だまさ||||しぬ||きらいな|ん です

ま … まあ   思い出す だけ で ムカ つく こと は 誰 に でも ある し ||おもいだす|||||||だれ||||

別に いい んじゃ ない の べつに||||

そ … そうです よ ね |そう です||

分かって いただける と 思って い ました わかって|||おもって||

やっぱり かなめ さん は 素敵な 人 だ ||||すてきな|じん|

ぬるい

そのような 飛び道具   私 に は 通用 し ませ ん よ |とびどうぐ|わたくし|||つうよう||||

通用 し ない つうよう||

なに

なんの 音 だ |おと|

恐ろしい やつ おそろしい|

これ を 狙って グレネード 弾 を 撃った と いう の か ||ねらって||たま||うった||||

建材 の 落下 位置 まで 計算 して けんざい||らっか|いち||けいさん|

いや   訓練 弾 と 間違えて   実弾 を 撃って しまった |くんれん|たま||まちがえて|じつだん||うって|

おのれ   変態 め |へんたい|

待って いろ   千鳥 まって||ちどり

まさか   あの 鷲尾 たち が … ||わしお||

ダメだった か だめだった|

か … かなめ さん   そこ を 動か ないで |||||うごか|

例え 変態 が 来て も   あなた は 僕 がま も … たとえ|へんたい||きて||||ぼく||

千鳥   ここ に いた の か ちどり|||||

いない

この 変態 め |へんたい|

僕 が いる 限り   かなめ さん に は 指 一 本 触れ させ ない ぼく|||かぎり|||||ゆび|ひと|ほん|ふれ|さ せ|

そ … そんな …

そのような 武器 が 装飾 用 に 過ぎ ん |ぶき||そうしょく|よう||すぎ|

戦闘 に 使う の なら   こういう 武器 を せんとう||つかう||||ぶき|

ち … 千鳥   痛い じゃ ない か |ちどり|いたい|||

うるさい   もう いい加減に し なさい ||いいかげんに||

あんた の その 無神経 ぶり に は もう … |||むしんけい||||

待て   俺 は 君 を 助け に 来た んだ ぞ まて|おれ||きみ||たすけ||きた||

その   拷問 は なかった の か |ごうもん||||

拷問 ?  なんの 話 よ ごうもん||はなし|

あたし は 彼 と お茶 して た の   だ から 邪魔 し … ||かれ||おちゃ||||||じゃま|

かなめ さん

かなめ さん   あなた は 確か … この 人 に 狙わ れて る んです よ ね ||||たしか||じん||ねらわ|||ん です||

えー と   あの ね

説明 しよう と は 思って た の   誤解 さ れて る な って 思って た から せつめい||||おもって|||ごかい||||||おもって||

だから   えー と   つまり …

ごめんなさい   こいつ 友達 な の ||ともだち||

結局   あなた も 僕 を からかって た んです ね けっきょく|||ぼく||||ん です|

えっ   そんな つ も …

だって そう じゃ ないで す か

あなた を 助けよう と 張り切って いた 僕 を ||たすけよう||はりきって||ぼく|

内心 で 嘲笑 って   裏切り   騙して いた んでしょう ないしん||ちょうしょう||うらぎり|だまして||

最低だ さいていだ

信じて いた のに   あなた は 僕 の 真心 を 踏みつけ に して … しんじて|||||ぼく||まごころ||ふみつけ||

宗 介 はじめ|かい

事情 は 知ら ん が   騙さ れる 貴 様 が 悪い じじょう||しら|||だまさ||とうと|さま||わるい

無能な 部下 に 守ら れ むのうな|ぶか||まもら|

判断 を 曇らせた 貴 様 自身 の 失策 だ はんだん||くもらせた|とうと|さま|じしん||しっさく|

ここ が 戦場 なら   貴 様 は 10 回 以上 死んで いる ||せんじょう||とうと|さま||かい|いじょう|しんで|

そういう 問題 じゃ … |もんだい|

ちょっと   宗 介 |はじめ|かい

かなめ さん

だが   千鳥 を 守る ため に 俺 に 立ち向かった 度胸 は 認めて やる |ちどり||まもる|||おれ||たちむかった|どきょう||みとめて|

大した ガッツ だ たいした|がっつ|

今 の 貴 様 に 足りない の は   感情 を 制御 する 心構え だ いま||とうと|さま||たりない|||かんじょう||せいぎょ||こころがまえ|

騙す な   騙さ れる な だます||だまさ||

隙 を 見せ ず に 気迫 を 見せろ すき||みせ|||きはく||みせろ

以上   さらば だ いじょう||

ちょ … ちょっと

まさか   宗 介 … |はじめ|かい

問題 ない もんだい|

柾 民 様 まさき|たみ|さま

柾 民 様   ご 無事です か まさき|たみ|さま||ぶじです|

柾 民 様   あの 変態 は どこ へ まさき|たみ|さま||へんたい|||

かなめ さん を 連れて 消えた よ |||つれて|きえた|

ええ   かなめ 様 を ? ||さま|

追う 必要 は ない おう|ひつよう||

鷲尾   確かに 僕 は 甘かった の かも しれ ない わしお|たしかに|ぼく||あまかった||||

「 隙 を 見せ ず に 気迫 を 見せろ 」 か すき||みせ|||きはく||みせろ|

そう で なければ   愛する 女性 さえ 守れ ない んだ   きっと |||あいする|じょせい||まもれ|||

お 詫び の 手紙 ぐらい 送ら ない と ね |わび||てがみ||おくら|||

なぜ 詫びる 必要 が ある |わびる|ひつよう||

だって きっと 落ち込んで る もん ||おちこんで||

あの 年頃 の 子 って す っ ごく 傷つき やすい んだ よ |としごろ||こ|||||きずつき|||

あたし だって

宗 介 は そういう の なかった ? はじめ|かい||||

ケガ なら した ぞ けが|||

言う と 思った いう||おもった

でも なんだ かんだ 言って   結局 あたし を 助け に 来た んだ よ ね |||いって|けっきょく|||たすけ||きた|||

そう だ

心配 して くれた んだ   あたし の こと しんぱい||||||

当然だ とうぜんだ

ごめん ね

無事 なら いい ぶじ||

そう いえば   なんで この シリーズ 「 ふ も っふ 」 な の か な ||||しりーず|||||||

それ に は 深い 理由 が ある のだ |||ふかい|りゆう|||

真実 は 次回 明らかに なる しんじつ||じかい|あきらかに|

えー   そんな わけ で

次回  「 芸術 の ハンバーガー ・ ヒル 」「 一途な ステイク ・ アウト 」 じかい|げいじゅつ||はんばーがー||いちずな||あうと

お楽しみ に ー おたのしみ||-

って

ホント は どうせ バカな スタッフ が ゲハゲハ 笑って 決めた んでしょう ほんと|||ばかな|すたっふ|||わらって|きめた|

実は … そうだ じつは|そう だ

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日 听 Archer ひ|きん|archer

日 校 戚风 ひ|こう|せき风

翻 译 兰樱 ひるがえ||

校 对 小 江 こう||しょう|こう

时间 轴 Foyzi ||foyzi

压制 紺野 木綿 季 压せい|こんの|もめん|き

字幕 诸神 字幕 组 じまく|诸かみ|じまく|