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コードギアス 反逆のルルーシュ, コードギアス 反逆のルルーシュ (03)

コードギアス 反逆 の ルルーシュ (03)

皇歴 2010 年 8 月 10 日

神聖 ブリタニア 帝国 は 日本 に 宣戦 布告 した

ブリタニア の 最新 兵器 ナイトメアフレーム の 前 に

一 月 と 持た ず に 敗れ 去った 日本 は

自由 と 伝統 権利 と 誇り そして 名前 を 奪わ れた

イレヴン

その 数字 が 新しい 日本 人 の 名前 だった

自分 を 世界 さえ も 変えて しまえ そうな

瞬間 は 何時も 直ぐ 傍 に …

隠せ ぬ 苛立ち と

立ち尽くす 自分 を 見つめ

迷い ながら 悩み ながら

悔やみ ながら 決めれば いい さ

君 が くれた 言葉 ひと つ

戸惑い は 消え去り

からっぽだった 僕 の 部屋 に 光 が 射 した

見上げた 大空 が 青く 澄み切って 行く

閉ざした 窓 を 開く 事 を 決めた

自分 を 世界 さえ も 変えて しまえ そうな

瞬間 を 感じる 今 ここ に …

どういう 事 だ イレヴン を 逃がせ と は

回収 す べき ガス も まだ 残って いる のだろう

しかし クロヴィス 殿下 の 指示 です から

バトレー 将軍 は ?

参謀 府 の 意見 を 聞き たい

将軍 達 は 席 を 外さ れた ようで

では コンタクト ・ フロアー に は 殿下 のみ だ と ?

う うれし いよ ルルーシュ 日本 占領 の 時 に 死んだ と 聞いて たから

や あ よかった 生きて いて どう だい 私 と 本国 に

また 外交 の 道具 と する 気 か

お前 は 何 ゆえ 俺 達 が 道具 に なった か 忘れた ようだ な

う っ

そう …

母さん が 殺さ れた から だ

母 の 身分 は 騎士 侯 だった が 出 は 庶民 だ

他の 皇女 達 に とって は さぞや 目障りな 存在 だった んだろう な

しかし … だからといって テロリスト の 仕業 に 見せかけて まで

母さん を 殺した な !

私 じゃ ない !

私 じゃ ない ぞ !

なら 知っている 事 を 話せ 俺 の 前 で は 誰 も 嘘 は つけ ない

誰 だ 殺した の は ?

う …

第 二 皇子 シュナイゼル と 第 二 皇女 コーネリア

彼ら が 知っている

う っ

あいつ ら が 首謀 者 か ?

そこ まで は 知ら ない か

う っ …

うわ っ !

ほ 本当に 私 じゃ ない ! やって ない ! やら せて も い ない !

分かった よ

しかし

や やめろ ! 腹違い と は いえ 実の 兄 だ ぞ !

きれい事 で 世界 は 変え られ ない から

こ ー ら ルルーシュ !

今 寝て た でしょ ? 手 が 止まって た

だから って 叩か ないで 下さい よ

俺 を 置き去り に した 罰 だって

そう そう 何 やって た の よ 昨日

ああ いや …

はい は いはい

話 を 脱線 さ せ ない の !

今 は 部活 の 予算 審査 とっとと 済ませ ない と

どこ も 予算 が おり ない でしょ

そんな 事 に なったら

馬術 部 なんか マジ 怒り また ここ に 突入 して 来たり して

え …

リヴァル あんた も 一応 生徒 会 メンバー な んだ から

せめて もう 1 日 早く 思い出して くれて いれば 良かった んです よ

もう 1 日 遅く が 正解 諦め が つく

いい 考え だ 今 から でも

ガーッツ !

ああ …

また ガッツ の 魔法 です か ?

は ~ い あなた 方 は 頑張り たく なり ま ~ す

かかり ませ ん よ そんな インチキ 魔法 じゃ

会長 ! 私 かかった 事 に し ます !

うん ! 肉体 派 は 素直で よろしい

鍛えて る って 言って くれ ない と

う ふ っ そうじゃ なくて さあ

う ?

立派じゃ ん

え ?

この 間 女子 寮 の バス ルーム で 確かめた

トップ と アンダー の バランス が いい よ ね ~

ほほ ~

な 何 言って る んです か 変態 !

もう ! 会長 って 中身 は 絶対 おじさん だ よ ね !

自分 で 話 を そらして いく し

ミレイ ちゃん は 昔 から ああ な んで …

あっ はっ はっ …

まあ 予算 表 間に合った んだ し いい じゃ ない の

毒 ガス テロ だって !

あ …

怖い よ なあ シンジュク なんて 30 分 と 離れて ない のに

私 見た シンジュク の 方 で 煙 が 上がって る の

あれ 毒 ガス だった んだ

シンジュク の 様子 他 に 出て ない ?

シンジュク ?

昨日 この 件 で 電話 した んだ よ 知り合い から リアルタイム で 聞いて て

おい 画像 アップ さ れて っぞ イレヴン の 死体 が !

いや あ ! 見せ ないで !

おかしい … なぜ あの 情報 を 隠す ?

う う う う …!

う !

クロヴィス の 死 を 隠す と いう 事 は 混乱 を 防ぐ 為 か ?

しかし それ を やる と いう 事 は 発表 する 時 に

ふ … 我ながら 細い 神経 だ な

ぬるい な 文 官 出 の やる 事 は

バトレー 将軍 です か ?

犯人 は あれ だけ の 警備 を 2 度 も 突破 して いる

こんな 型通りの 検問 で は

ジェレミア 辺境 伯

クロヴィス 殿下 亡き 今 私 達 純血 派 が

指示 は 私 が 出す 内部 を まとめる まで 待て

カレン ! 久しぶり !

体 いい の ?

ソフィ ちゃん 心配 して たよ

もう 大丈夫な の ?

うん あんまり 無理 は でき ない けど ね

あ !

そう か 引っ掛かった 訳 だ

だって あんまり 休む と みんな に ついて 行け なく なっちゃ うし

ルルーシュ くん 何 見て る の か な ?

ひょっとして 惚れちゃ った ?

珍しい だけ だ よ

彼女 始業 式 以来 来て なかった よ な

カレン ・ シュタットフェルト

そ ~ れ !

なんか 体 が 弱い らしくて さあ 前 の 学年 でも たまに し かね

でも 成績 は 抜群に 優秀

シュタットフェルト 家 の ご 令嬢 だ から 金 は ある し 性格 も 穏やか

いや あ お 目 が 高い

違う って

隠さ ない 隠さ ない まあ ちょっと 箱入り 過ぎる けど ね

キャア ~ ッ !

蜂 よ ! 蜂 が !

え ?

カレン さん 逃げて !

キャーッ !

ん …

早く 逃げて !

キャアア ~ ッ !

こんな 所 に 蜂 だ なんて

蜂 の 巣 で も ある の かしら

ん っ !

ああ ~ イライラ する ! 病弱 なんて 設定 に し なきゃ よかった

ん っ

ん …

ヤバ 見 られた

やはり あの 時 の 女 だ

な 何 か 用 かしら ?

質問 に 答えろ

はい

昨日 シンジュク で グラスゴー に 乗って いた な ?

はい

どうして テロ を ?

私 は 日本 人 だ から ブリタニア の 血 も 半分 入って る けど

えっ ハーフ ? しかし なぜ そこ まで

はっ !

ええ っと … 私 に 何 か ?

いや もう 用 は 済んだ

そう だ 念の為

シンジュク の 事 は 何も 言う な

えっ ? シンジュク って どういう 事 ?

う っ

どうして そんな 事 言う の ?

教室 に 戻れ

あなた が 質問 に 答えて くれたら ね

効か ない ? どういう 事 だ これ は …

う う …

ルルー !

あっ

カレン さ ~ ん !

次 理科 準備 室 だ よ ! 急が ない と !

やっ べ ! 実験 器具 出さ なくっちゃ !

ああ

しくじった しか し …

どう し ましょう 今日 も 遅い かも

待ち ます 夕食 は 一緒に って 言って たから

ほら でき ました よ

あっ ?

あ … 鳥 ?

はい 鶴 です

すごい 日本 人 って 器用な の ねえ

う ふ ふ …

え えっ

ナナリー 様 ? あ …

ごめん 遅れちゃ って

お 帰り なさい お 兄 様

お 帰り なさい ませ

ただいま ナナリー 咲 世 子 さん

諸君 も 知って の 通り 計画 は 全て 失敗 した

ゆえに この 研究 所 を 破棄 する

え ? しかし

ナリタ に 場所 を 用意 した 全て 移す

記憶 が ない と は いえ 私 や 参謀 達 が クロヴィス 殿下 の 元 を 離れた の は 事実 だ

私 は 本国 に 戻さ れ 責任 を 問わ れる だろう

その 際 皇帝 陛下 に 秘密で この 実験 を 進めて いた 事 が 知ら れる と

分かり ました 早急に 準備 を 進め ます

さっき ね

咲 世 子 さん に 折り紙 を 教えて もらった んです

1 枚 の 紙 を 何度 も 折る と 鳥 と か 船 と か 色 んな 物 に なる んです って

あ …

ああ そんなに 急いで 話さ なくて も 大丈夫だ よ

俺 は どこ に も 行か ない から

ありがとう お 兄 様

どう いたし まして

ふ ふ … 良かった

え ?

お 兄 様 昨日 の 夜 何 か 怖かった から

そうかい ? ごめん … ちょっと 考え 事 が あって さ

ねえ

ん ?

この 鶴 を 千 羽 折る と ね 願い が 叶う んです って

もし お 兄 様 に 叶え たい 事 が ある の なら …

いや ぁ 俺 は …

ナナリー は ? 何 か ない の かい ?

う ~ ん … 優しい 世界 で あり ます ように

お前 の 目 が 見える ように なる 頃 に は きっと そう なって る よ

本当に ?

約束 する

そう だ 俺 達 に は 選択 できる 未来 が 限ら れて いる

ここ で 匿 われて いる と いって も

アッシュフォード 家 が いつまで 後ろ盾 に なって くれる か

素性 が バレ たら シャーリー や リヴァル 達 だって 離れる だろう し

行く末 は 政治 の 道具 か 陰謀 の 餌食 だ

作ら ねば

ナナリー だけ でも 幸せに 過ごせる 世界 を

ん ?

この 前 教えて もらった の 日本 の 約束 の 仕方

嘘 ついたら 針 千 本 飲 ー ます 指 切った

う ふ っ

あ … 怖い な 千 本 も 針 を 飲ま なくちゃ いけない の か

そ だ から 嘘 ついたら いけ ない んです よ

大丈夫 俺 は 嘘 を つか ない よ

お前 に だけ は

これ だけ が 俺 の 武器 だ 知ら なくて は 使い 方 を

ルルーシュ

あ もう すぐ 授業 が 始まる ぞ あ はい

先生 今度 の 論述 試験 の 問題 教えて 下さい よ

エディンバラ の 屈辱 と 新 大陸 へ の 遷都 北 南 戦争 に ついて だ

この 力 なくなった 訳 で は ない の か

う っ

先生

ん ?

今度 の 論述 試験 の 問題 教えて 下さい よ

冗談 言って ないで 真面目に 勉強 しろ お前 は やれば できる んだ から な

は ~ い

やはり な 同じ 人間 に は 1 度 しか 効か ない って 訳 か

どう だい 久しぶりの 学校 は ?

窮屈 …

昨日 なんて 歴史 の 授業 だし ねえ そっち に 戻った 方 が

今 は 軍 の 警戒 が 厳しい

しばらく は そこ で ほとぼり を 冷ます んだ

でも あの 声 の 事 だって

声 だけ じゃ 探し よう が ない よ

それ に カレン が 学生 やって る 方 が ナオト も 喜ぶ

ん シンジュク の 事 は しばらく 忘れろ また 連絡 する シンジュク … 分かって る けど

はっ !

シンジュク の 事 は 何も 言う な

まさか あの 時 の 声

1 つ は 貴族 教育 です

統治 する 人間 を 特定 し

集中 的に 教育 訓練 する 事 で 優れた 統治 者 を 育てる

2 つ 目 は スピード です 選りすぐら れた …

似て る … か ? いや 声 の 記憶 なんて あて に なら ない けど

はい よろしい

偉大なる エリザベス 1 世 の お 子 である ヘンリー 9 世 の 即位 に よって

テューダー 朝 は 隆盛 を …

与えた の は シンジュク と いう 情報 だけ だ しか し …

もし 私 の 正体 を 知ら れて いたら

早い うち に

処理 し なければ

研究 所 は ?

昨晩 の うち に は ナリタ に

そう か …

申し訳 あり ませ ん 殿下

ハーブティー の 専門 店 な の

す っ ごく 素敵な とこ

カレン さん も おいで よ …

ねぇ ルル この後 さあ

悪い また 今度 な

あ やっぱり ?

カレン さん 自宅 通い な んだ

門限 と か ある の ?

あ 何 ? ちょっと 付き合って くれ ない か 話し たい 事 が ある

え ええ ! ええ

誘って くれる と 思って た

は あ ?

キャ ~!

お 分かり です か 私 達 の 決意 を

だっ だ から 私 は !

覚えて い ない ? まだ そんな つまら ぬ 言い訳 を

他の 者 に も 聞け ! 証言 なら …

我が身 大事 か 見苦しい !

あなた が これ 以上 殿下 の お 傍 に 居る の は 許さ れ ない

学校 内 に こんな 場所 が あった なんて

生徒 会 専用 の クラブハウス だ

舞踏 会 なんか も できる ように 広 めに 造って ある

ここ なら 邪魔 は 入ら ない ?

そういう 事 だ

あった ~!

あ あった あった ! ほら これ でしょ ?

ああ それ です 実験 データ

やれやれ 腰痛 え

そっち 見つかった ?

こっち も できた から 始めよ っか

おお すげ え !

さっす が ミレイ さん !

う っふ ふ … もっと 褒める が よい

あの … な んです か ? これ

知って て 連れて 来て くれた んじゃ なかった の ?

カレン さん 生徒 会 に 入れる から

は …

お 爺ちゃん に 頼ま れちゃ って さあ

理事 長 に ?

うん 体 の 事 も ある から 普通に 部活 は 難しい だろう って

あ 私 生徒 会長 の ミレイ よろしく ね

あ … よろしく お 願い し ます

俺 リヴァル 書記 ね 分から ない 事 が あったら なんでも 聞いて

シャーリー です 水泳 部 と 掛け持ち だ けど よろしく

わ … 私 … ニーナ です

あ いえ こちら こそ

あの …

シャーリー さん すみません これ テーブル に

あ ありがとう ナナ ちゃん

ナナリー お前 まで

ん ルルーシュ の 妹 よ 私 は 中等 部 な ので 生徒 会 じゃ ない んです けど

いい でしょ 準 会員 って 事 で

うん

カレン さん よろしく お 願い し ます

よろしく こちら こそ

さて まずは 乾杯 と いき ます か

あ シャンパン !

生徒 会 自ら これ は まずい んじゃ

まあまあ 堅い 事 言わ ないで

ダメに 決まって る でしょ !

なんで すか ?

ナナリー は こっち ね

ルルーシュ パス !

あ !

え あ もう ! ルル も 簡単に 受け取ら ない の !

ああ !

ふ っ

う !

うわ ~ ん

どうかし ました ?

着替え は ?

咲 世 子 さん が

これ だ から ブリタニア は … 全く !

あ ルルーシュ だ え 着替え 持って 来た んだ けど 大丈夫 カーテン 引いて る から

ああ 悪い な … にぎやか 過ぎる 連中 で

う うん たまに は こういう 無邪気な 楽し さ も 悪く ない わ

着替え とりあえず 俺 の で いい か ?

気 に し ない そういう の は

早い の ね 男子 寮 まで 行って 来た んでしょ

俺 ここ に 住んで る から

え ?

寮 で 暮らす の は 妹 に は 難しくて さ

理事 長 の 好意 で ここ に 住まわ せて もらって る

そう

それ じゃ

あ 待って !

取って くれる ? そこ の ポーチ

ああ

ん っ

えっ

思った より 活発な んだ な

あの 日 シンジュク に 居た の ?

なんの 事 だ

とぼけ ないで

なぜ シンジュク って 言った の ?

シンジュク だ と 何 か 都合 が 悪い の か ?

質問 に 質問 で 答え ないで !

答え は イエス か ノー

それ 以外 は 聞き たく ない

う …

出 ない と 誰 か 来ちゃ う けど

いい かな

はい アッシュフォード 学園 生徒 会

え ? いや 俺 は … は あ

君 あて だ

出れば 分かる って さ

ん …

もしもし

無事だった ようだ な Q 1

はっ !

違った …?

明後日 の 16 時

あ 旧 東京 タワー の 展望 室 に 1 人 で 来い お前 は 誰 だ 停戦 命令 を 出さ せた の は …

あっ おい ! 切る な !

くっ …

なんだ 停戦 命令 って

あ 随分 物騒な お 友達 だ な あ 今 の は その …

当てよう か

え ゲーム の 話 だ ろ ? ネット と かさ え ええ ! そう な の 私 …

家 に こもり がちだった から

だから 忠告 した んだ よ シンジュク の 事 は 言わ ない 方 が いい って

いる んだ 君 みたいな 人 に わざと 画像 と か 見せ た がる 奴 ら が さ

ところで …

見えて る んだ けど

え ?

あ ああ ! あの 誰 に も 言わ ない から じゃあ 後 で

違った んだ

無事だった ようだ な Q 1

あ !

あれ …?

生徒 会って いって も 大して 仕事 は ない んだ

たまに 書類 仕事 が ある くらい で あと は イベント の 企画

イベント って 文化 祭 と か ?

男女 逆転 祭り と か

絶対 無言 パーティー と か 水着 で 授業 と か

なあ に ? それ

会長 の 趣味

その うち 付き合わ さ れる から 覚悟 し とけよ

お 兄 様 大変 !

なんだい ?

クロヴィス 殿下 が 亡くなった の よ

殺さ れた ん だって さ !

え ?

ん …

クロヴィス 殿下 は こう ぎょさ れた

イレヴン と の 戦い の 中 で 平和 と 正義 の 為 に

殉死 さ れた のだ

我々 は 悲しみ を 押して その 遺志 を 継が なければ なら ない

たった今 新しい 情報 が 入り ました

え ?

実行 犯 と 見 られる 男 が 拘束 さ れ ました

え えっ !

発表 に より ます と

逮捕 さ れた の は 名誉 ブリタニア 人 です

まさか !

枢木 スザク 一 等 兵

容疑 者 は 元 イレヴン 名誉 ブリタニア 人 の 枢木 スザク です

行 けども けもの みち 獅子 よ 虎 よ と 吠え

茜 射 す 空 の 彼方 に ま ほろば

幽囚 の 孤獨 に 彷徨う 青春 は

弱 さ と 怒り が 姿 無き 敵 です か

父 よ 未 だ 我 は

己 を 知り がたし

先立つ 兄 ら の

見え ない 背中 を 追えば

迷い の 一夜 に 明星 は 誘う

死 して 終わら ぬ

夢 を 焦がれ ども

確かな 君 こそ 我が 命

烈風 の 荒野 で 蝶 よ 花 よ と 生き

とこしえ の 春 に 咲き 添う まぼろし

混濁 の 純潔 この 身 は 汚れて も

心 の 錦 を 信じて いて ください

母 よ けして 我 は

涙 を 見せ ね ども

足下 の 草 に 露 は 消え も せ で

これ は 喜ぶ べき 事 な の か ? スザク が 生きて いた

しかし なぜ ?

どうして あいつ が 捕まって いる んだ ? 俺 の 代わり に

あいつ を 救わ なければ なんと して も

計画 を 前倒し に して でも

俺 なら やれる ! やれる だけ の 力 が ある のだ から


コードギアス 反逆 の ルルーシュ (03) |はんぎゃく||

皇歴 2010 年 8 月 10 日 こうれき|とし|つき|ひ

神聖 ブリタニア 帝国 は 日本 に 宣戦 布告 した しんせい||ていこく||にっぽん||せんせん|ふこく|

ブリタニア の 最新 兵器 ナイトメアフレーム の 前 に ||さいしん|へいき|||ぜん|

一 月 と 持た ず に 敗れ 去った 日本 は ひと|つき||もた|||やぶれ|さった|にっぽん|

自由 と 伝統 権利 と 誇り そして 名前 を 奪わ れた じゆう||でんとう|けんり||ほこり||なまえ||うばわ|

イレヴン

その 数字 が 新しい 日本 人 の 名前 だった |すうじ||あたらしい|にっぽん|じん||なまえ|

自分 を 世界 さえ も 変えて しまえ そうな じぶん||せかい|||かえて||そう な

瞬間 は 何時も 直ぐ 傍 に … しゅんかん||いつも|すぐ|そば|

隠せ ぬ 苛立ち と かくせ||いらだち|

立ち尽くす 自分 を 見つめ たちつくす|じぶん||みつめ

迷い ながら 悩み ながら まよい||なやみ|

悔やみ ながら 決めれば いい さ くやみ||きめれば||

君 が くれた 言葉 ひと つ きみ|||ことば||

戸惑い は 消え去り とまどい||きえさり

からっぽだった 僕 の 部屋 に 光 が 射 した |ぼく||へや||ひかり||い|

見上げた 大空 が 青く 澄み切って 行く みあげた|おおぞら||あおく|すみきって|いく

閉ざした 窓 を 開く 事 を 決めた とざした|まど||あく|こと||きめた

自分 を 世界 さえ も 変えて しまえ そうな じぶん||せかい|||かえて||そう な

瞬間 を 感じる 今 ここ に … しゅんかん||かんじる|いま||

どういう 事 だ イレヴン を 逃がせ と は |こと||||にがせ||

回収 す べき ガス も まだ 残って いる のだろう かいしゅう|||がす|||のこって||

しかし クロヴィス 殿下 の 指示 です から ||でんか||しじ||

バトレー 将軍 は ? |しょうぐん|

参謀 府 の 意見 を 聞き たい さんぼう|ふ||いけん||きき|

将軍 達 は 席 を 外さ れた ようで しょうぐん|さとる||せき||はずさ||

では コンタクト ・ フロアー に は 殿下 のみ だ と ? |こんたくと||||でんか|||

う うれし いよ ルルーシュ 日本 占領 の 時 に 死んだ と 聞いて たから ||||にっぽん|せんりょう||じ||しんだ||きいて|

や あ よかった 生きて いて どう だい 私 と 本国 に |||いきて||||わたくし||ほんごく|

また 外交 の 道具 と する 気 か |がいこう||どうぐ|||き|

お前 は 何 ゆえ 俺 達 が 道具 に なった か 忘れた ようだ な おまえ||なん||おれ|さとる||どうぐ||||わすれた||

う っ

そう …

母さん が 殺さ れた から だ かあさん||ころさ|||

母 の 身分 は 騎士 侯 だった が 出 は 庶民 だ はは||みぶん||きし|こう|||だ||しょみん|

他の 皇女 達 に とって は さぞや 目障りな 存在 だった んだろう な たの|おうじょ|さとる|||||めざわりな|そんざい|||

しかし … だからといって テロリスト の 仕業 に 見せかけて まで ||てろりすと||しわざ||みせかけて|

母さん を 殺した な ! かあさん||ころした|

私 じゃ ない ! わたくし||

私 じゃ ない ぞ ! わたくし|||

なら 知っている 事 を 話せ 俺 の 前 で は 誰 も 嘘 は つけ ない |しっている|こと||はなせ|おれ||ぜん|||だれ||うそ|||

誰 だ 殺した の は ? だれ||ころした||

う …

第 二 皇子 シュナイゼル と 第 二 皇女 コーネリア だい|ふた|おうじ|||だい|ふた|おうじょ|

彼ら が 知っている かれら||しっている

う っ

あいつ ら が 首謀 者 か ? |||しゅぼう|もの|

そこ まで は 知ら ない か |||しら||

う っ …

うわ っ !

ほ 本当に 私 じゃ ない ! やって ない !  やら せて も い ない ! |ほんとうに|わたくし|||||||||

分かった よ わかった|

しかし

や やめろ ! 腹違い と は いえ 実の 兄 だ ぞ ! ||はらちがい||||じつの|あに||

きれい事 で 世界 は 変え られ ない から きれいごと||せかい||かえ|||

こ ー ら ルルーシュ ! |-||

今 寝て た でしょ ?  手 が 止まって た いま|ねて|||て||とまって|

だから って 叩か ないで 下さい よ ||たたか||ください|

俺 を 置き去り に した 罰 だって おれ||おきざり|||ばち|

そう そう   何 やって た の よ 昨日 ||なん|||||きのう

ああ いや …

はい は いはい

話 を 脱線 さ せ ない の ! はなし||だっせん||||

今 は 部活 の 予算 審査 とっとと 済ませ ない と いま||ぶかつ||よさん|しんさ||すませ||

どこ も 予算 が おり ない でしょ ||よさん||||

そんな 事 に なったら |こと||

馬術 部 なんか マジ 怒り また ここ に 突入 して 来たり して ばじゅつ|ぶ|||いかり||||とつにゅう||きたり|

え …

リヴァル あんた も 一応 生徒 会 メンバー な んだ から |||いちおう|せいと|かい|めんばー|||

せめて もう 1 日 早く 思い出して くれて いれば 良かった んです よ ||ひ|はやく|おもいだして|||よかった||

もう 1 日 遅く が 正解 諦め が つく |ひ|おそく||せいかい|あきらめ||

いい 考え だ 今 から でも |かんがえ||いま||

ガーッツ !

ああ …

また ガッツ の 魔法 です か ? |がっつ||まほう||

は ~ い あなた 方 は 頑張り たく なり ま ~ す |||かた||がんばり||||

かかり ませ ん よ そんな インチキ 魔法 じゃ |||||いんちき|まほう|

会長 !  私 かかった 事 に し ます ! かいちょう|わたくし||こと|||

うん !  肉体 派 は 素直で よろしい |にくたい|は||すなおで|

鍛えて る って 言って くれ ない と きたえて|||いって|||

う ふ っ そうじゃ なくて さあ |||そう じゃ||

う ?

立派じゃ ん りっぱじゃ|

え ?

この 間 女子 寮 の バス ルーム で 確かめた |あいだ|じょし|りょう||ばす|るーむ||たしかめた

トップ と アンダー の バランス が いい よ ね ~ とっぷ||あんだー||ばらんす||||

ほほ ~

な 何 言って る んです か   変態 ! |なん|いって||||へんたい

もう !  会長 って 中身 は 絶対 おじさん だ よ ね ! |かいちょう||なかみ||ぜったい||||

自分 で 話 を そらして いく し じぶん||はなし||||

ミレイ ちゃん は 昔 から ああ な んで … |||むかし||||

あっ はっ はっ …

まあ 予算 表 間に合った んだ し いい じゃ ない の |よさん|ひょう|まにあった||||||

毒 ガス テロ だって ! どく|がす|てろ|

あ …

怖い よ なあ シンジュク なんて 30 分 と 離れて ない のに こわい|||||ぶん||はなれて||

私 見た シンジュク の 方 で 煙 が 上がって る の わたくし|みた|||かた||けむり||あがって||

あれ 毒 ガス だった んだ |どく|がす||

シンジュク の 様子 他 に 出て ない ? ||ようす|た||でて|

シンジュク ?

昨日 この 件 で 電話 した んだ よ 知り合い から リアルタイム で 聞いて て きのう||けん||でんわ||||しりあい||||きいて|

おい 画像 アップ さ れて っぞ イレヴン の 死体 が ! |がぞう|あっぷ||||||したい|

いや あ !  見せ ないで ! ||みせ|

おかしい … なぜ あの 情報 を 隠す ? |||じょうほう||かくす

う う う う …!

う !

クロヴィス の 死 を 隠す と いう 事 は 混乱 を 防ぐ 為 か ? ||し||かくす|||こと||こんらん||ふせぐ|ため|

しかし それ を やる と いう 事 は 発表 する 時 に ||||||こと||はっぴょう||じ|

ふ … 我ながら 細い 神経 だ な |われながら|ほそい|しんけい||

ぬるい な 文 官 出 の やる 事 は ||ぶん|かん|だ|||こと|

バトレー 将軍 です か ? |しょうぐん||

犯人 は あれ だけ の 警備 を 2 度 も 突破 して いる はんにん|||||けいび||たび||とっぱ||

こんな 型通りの 検問 で は |かたどおりの|けんもん||

ジェレミア 辺境 伯 |へんきょう|はく

クロヴィス 殿下 亡き 今 私 達 純血 派 が |でんか|なき|いま|わたくし|さとる|じゅんけつ|は|

指示 は 私 が 出す 内部 を まとめる まで 待て しじ||わたくし||だす|ないぶ||||まて

カレン !  久しぶり ! |ひさしぶり

体 いい の ? からだ||

ソフィ ちゃん 心配 して たよ ||しんぱい||

もう 大丈夫な の ? |だいじょうぶな|

うん あんまり 無理 は でき ない けど ね ||むり|||||

あ !

そう か 引っ掛かった 訳 だ ||ひっかかった|やく|

だって あんまり 休む と みんな に ついて 行け なく なっちゃ うし ||やすむ|||||いけ|||

ルルーシュ くん 何 見て る の か な ? ||なん|みて||||

ひょっとして 惚れちゃ った ? |ほれちゃ|

珍しい だけ だ よ めずらしい|||

彼女 始業 式 以来 来て なかった よ な かのじょ|しぎょう|しき|いらい|きて|||

カレン ・ シュタットフェルト

そ ~ れ !

なんか 体 が 弱い らしくて さあ 前 の 学年 でも たまに し かね |からだ||よわい|||ぜん||がくねん||||

でも 成績 は 抜群に 優秀 |せいせき||ばつぐんに|ゆうしゅう

シュタットフェルト 家 の ご 令嬢 だ から 金 は ある し 性格 も 穏やか |いえ|||れいじょう|||きむ||||せいかく||おだやか

いや あ お 目 が 高い |||め||たかい

違う って ちがう|

隠さ ない 隠さ ない まあ ちょっと 箱入り 過ぎる けど ね かくさ||かくさ||||はこいり|すぎる||

キャア ~ ッ !

蜂 よ !  蜂 が ! はち||はち|

え ?

カレン さん 逃げて ! ||にげて

キャーッ !

ん …

早く 逃げて ! はやく|にげて

キャアア ~ ッ !

こんな 所 に 蜂 だ なんて |しょ||はち||

蜂 の 巣 で も ある の かしら はち||す|||||

ん っ !

ああ ~ イライラ する ! 病弱 なんて 設定 に し なきゃ よかった |いらいら||びょうじゃく||せってい||||

ん っ

ん …

ヤバ 見 られた |み|

やはり あの 時 の 女 だ ||じ||おんな|

な 何 か 用 かしら ? |なん||よう|

質問 に 答えろ しつもん||こたえろ

はい

昨日 シンジュク で グラスゴー に 乗って いた な ? きのう|||||のって||

はい

どうして テロ を ? |てろ|

私 は 日本 人 だ から ブリタニア の 血 も 半分 入って る けど わたくし||にっぽん|じん|||||ち||はんぶん|はいって||

えっ ハーフ ?  しかし なぜ そこ まで |はーふ||||

はっ !

ええ っと … 私 に 何 か ? ||わたくし||なん|

いや もう 用 は 済んだ ||よう||すんだ

そう だ 念の為 ||ねんのため

シンジュク の 事 は 何も 言う な ||こと||なにも|いう|

えっ ?  シンジュク って どういう 事 ? ||||こと

う っ

どうして そんな 事 言う の ? ||こと|いう|

教室 に 戻れ きょうしつ||もどれ

あなた が 質問 に 答えて くれたら ね ||しつもん||こたえて||

効か ない ?  どういう 事 だ これ は … きか|||こと|||

う う …

ルルー !

あっ

カレン さ ~ ん !

次 理科 準備 室 だ よ ! 急が ない と ! つぎ|りか|じゅんび|しつ|||いそが||

やっ べ ! 実験 器具 出さ なくっちゃ ! ||じっけん|きぐ|ださ|

ああ

しくじった しか し …

どう し ましょう 今日 も 遅い かも |||きょう||おそい|

待ち ます 夕食 は 一緒に って 言って たから まち||ゆうしょく||いっしょに||いって|

ほら でき ました よ

あっ ?

あ … 鳥 ? |ちょう

はい 鶴 です |つる|

すごい 日本 人 って 器用な の ねえ |にっぽん|じん||きような||

う ふ ふ …

え えっ

ナナリー 様 ?  あ … |さま|

ごめん 遅れちゃ って |おくれちゃ|

お 帰り なさい お 兄 様 |かえり|||あに|さま

お 帰り なさい ませ |かえり||

ただいま ナナリー 咲 世 子 さん ||さ|よ|こ|

諸君 も 知って の 通り 計画 は 全て 失敗 した しょくん||しって||とおり|けいかく||すべて|しっぱい|

ゆえに この 研究 所 を 破棄 する ||けんきゅう|しょ||はき|

え ?  しかし

ナリタ に 場所 を 用意 した   全て 移す ||ばしょ||ようい||すべて|うつす

記憶 が ない と は いえ 私 や 参謀 達 が クロヴィス 殿下 の 元 を 離れた の は 事実 だ きおく||||||わたくし||さんぼう|さとる|||でんか||もと||はなれた|||じじつ|

私 は 本国 に 戻さ れ 責任 を 問わ れる だろう わたくし||ほんごく||もどさ||せきにん||とわ||

その 際 皇帝 陛下 に 秘密で この 実験 を 進めて いた 事 が 知ら れる と |さい|こうてい|へいか||ひみつで||じっけん||すすめて||こと||しら||

分かり ました 早急に 準備 を 進め ます わかり||そうきゅうに|じゅんび||すすめ|

さっき ね

咲 世 子 さん に 折り紙 を 教えて もらった んです さ|よ|こ|||おりがみ||おしえて||

1 枚 の 紙 を 何度 も 折る と 鳥 と か 船 と か 色 んな 物 に なる んです って まい||かみ||なんど||おる||ちょう|||せん|||いろ||ぶつ||||

あ …

ああ そんなに 急いで 話さ なくて も 大丈夫だ よ ||いそいで|はなさ|||だいじょうぶだ|

俺 は どこ に も 行か ない から おれ|||||いか||

ありがとう お 兄 様 ||あに|さま

どう いたし まして

ふ ふ … 良かった ||よかった

え ?

お 兄 様 昨日 の 夜 何 か 怖かった から |あに|さま|きのう||よ|なん||こわかった|

そうかい ?  ごめん … ちょっと 考え 事 が あって さ |||かんがえ|こと|||

ねえ

ん ?

この 鶴 を 千 羽 折る と ね 願い が 叶う んです って |つる||せん|はね|おる|||ねがい||かなう||

もし お 兄 様 に 叶え たい 事 が ある の なら … ||あに|さま||かなえ||こと||||

いや ぁ 俺 は … ||おれ|

ナナリー は ?  何 か ない の かい ? ||なん||||

う ~ ん … 優しい 世界 で あり ます ように ||やさしい|せかい||||

お前 の 目 が 見える ように なる 頃 に は きっと そう なって る よ おまえ||め||みえる|||ころ|||||||

本当に ? ほんとうに

約束 する やくそく|

そう だ   俺 達 に は 選択 できる 未来 が 限ら れて いる ||おれ|さとる|||せんたく||みらい||かぎら||

ここ で 匿 われて いる と いって も ||とく|||||

アッシュフォード 家 が いつまで 後ろ盾 に なって くれる か |いえ|||うしろだて||||

素性 が バレ たら シャーリー や リヴァル 達 だって 離れる だろう し すじょう|||||||さとる||はなれる||

行く末 は 政治 の 道具 か 陰謀 の 餌食 だ ゆくすえ||せいじ||どうぐ||いんぼう||えじき|

作ら ねば つくら|

ナナリー だけ でも 幸せに 過ごせる 世界 を |||しあわせに|すごせる|せかい|

ん ?

この 前 教えて もらった の 日本 の 約束 の 仕方 |ぜん|おしえて|||にっぽん||やくそく||しかた

嘘 ついたら 針 千 本 飲 ー ます 指 切った うそ||はり|せん|ほん|いん|-||ゆび|きった

う ふ っ

あ … 怖い な 千 本 も 針 を 飲ま なくちゃ いけない の か |こわい||せん|ほん||はり||のま||||

そ だ から 嘘 ついたら いけ ない んです よ |||うそ|||||

大丈夫 俺 は 嘘 を つか ない よ だいじょうぶ|おれ||うそ||||

お前 に だけ は おまえ|||

これ だけ が 俺 の 武器 だ 知ら なくて は 使い 方 を |||おれ||ぶき||しら|||つかい|かた|

ルルーシュ

あ もう すぐ 授業 が 始まる ぞ |||じゅぎょう||はじまる| あ はい

先生 今度 の 論述 試験 の 問題 教えて 下さい よ せんせい|こんど||ろんじゅつ|しけん||もんだい|おしえて|ください|

エディンバラ の 屈辱 と 新 大陸 へ の 遷都 北 南 戦争 に ついて だ ||くつじょく||しん|たいりく|||せんと|きた|みなみ|せんそう|||

この 力 なくなった 訳 で は ない の か |ちから||やく|||||

う っ

先生 せんせい

ん ?

今度 の 論述 試験 の 問題 教えて 下さい よ こんど||ろんじゅつ|しけん||もんだい|おしえて|ください|

冗談 言って ないで 真面目に 勉強 しろ お前 は やれば できる んだ から な じょうだん|いって||まじめに|べんきょう||おまえ||||||

は ~ い

やはり な   同じ 人間 に は 1 度 しか 効か ない って 訳 か ||おなじ|にんげん|||たび||きか|||やく|

どう だい 久しぶりの 学校 は ? ||ひさしぶりの|がっこう|

窮屈 … きゅうくつ

昨日 なんて 歴史 の 授業 だし ねえ そっち に 戻った 方 が きのう||れきし||じゅぎょう|||||もどった|かた|

今 は 軍 の 警戒 が 厳しい いま||ぐん||けいかい||きびしい

しばらく は そこ で ほとぼり を 冷ます んだ ||||||さます|

でも あの 声 の 事 だって ||こえ||こと|

声 だけ じゃ 探し よう が ない よ こえ|||さがし||||

それ に カレン が 学生 やって る 方 が ナオト も 喜ぶ ||||がくせい|||かた||||よろこぶ

ん シンジュク の 事 は しばらく 忘れろ また 連絡 する |||こと|||わすれろ||れんらく| シンジュク … 分かって る けど |わかって||

はっ !

シンジュク の 事 は 何も 言う な ||こと||なにも|いう|

まさか あの 時 の 声 ||じ||こえ

1 つ は 貴族 教育 です ||きぞく|きょういく|

統治 する 人間 を 特定 し とうち||にんげん||とくてい|

集中 的に 教育 訓練 する 事 で 優れた 統治 者 を 育てる しゅうちゅう|てきに|きょういく|くんれん||こと||すぐれた|とうち|もの||そだてる

2 つ 目 は スピード です 選りすぐら れた … |め||すぴーど||えりすぐら|

似て る … か ?  いや 声 の 記憶 なんて あて に なら ない けど にて||||こえ||きおく||||||

はい よろしい

偉大なる エリザベス 1 世 の お 子 である ヘンリー 9 世 の 即位 に よって いだいなる||よ|||こ|||よ||そくい||

テューダー 朝 は 隆盛 を … |あさ||りゅうせい|

与えた の は シンジュク と いう 情報 だけ だ しか し … あたえた||||||じょうほう||||

もし 私 の 正体 を 知ら れて いたら |わたくし||しょうたい||しら||

早い うち に はやい||

処理 し なければ しょり||

研究 所 は ? けんきゅう|しょ|

昨晩 の うち に は ナリタ に さくばん||||||

そう か …

申し訳 あり ませ ん 殿下 もうしわけ||||でんか

ハーブティー の 専門 店 な の ||せんもん|てん||

す っ ごく 素敵な とこ |||すてきな|

カレン さん も おいで よ …

ねぇ ルル この後 さあ ||このあと|

悪い また 今度 な わるい||こんど|

あ やっぱり ?

カレン さん 自宅 通い な んだ ||じたく|かよい||

門限 と か ある の ? もんげん||||

あ 何 ? |なん ちょっと 付き合って くれ ない か 話し たい 事 が ある |つきあって||||はなし||こと||

え ええ ! ええ

誘って くれる と 思って た さそって|||おもって|

は あ ?

キャ ~!

お 分かり です か   私 達 の 決意 を |わかり|||わたくし|さとる||けつい|

だっ だ から 私 は ! |||わたくし|

覚えて い ない ? まだ そんな つまら ぬ 言い訳 を おぼえて|||||||いいわけ|

他の 者 に も 聞け !  証言 なら … たの|もの|||きけ|しょうげん|

我が身 大事 か 見苦しい ! わがみ|だいじ||みぐるしい

あなた が これ 以上 殿下 の お 傍 に 居る の は 許さ れ ない |||いじょう|でんか|||そば||いる|||ゆるさ||

学校 内 に こんな 場所 が あった なんて がっこう|うち|||ばしょ|||

生徒 会 専用 の クラブハウス だ せいと|かい|せんよう|||

舞踏 会 なんか も できる ように 広 めに 造って ある ぶとう|かい|||||ひろ||つくって|

ここ なら 邪魔 は 入ら ない ? ||じゃま||はいら|

そういう 事 だ |こと|

あった ~!

あ あった あった !  ほら これ でしょ ?

ああ それ です   実験 データ |||じっけん|でーた

やれやれ 腰痛 え |ようつう|

そっち 見つかった ? |みつかった

こっち も できた から 始めよ っか ||||はじめよ|

おお すげ え !

さっす が ミレイ さん !

う っふ ふ … もっと 褒める が よい ||||ほめる||

あの … な んです か ?  これ

知って て 連れて 来て くれた んじゃ なかった の ? しって||つれて|きて||||

カレン さん 生徒 会 に 入れる から ||せいと|かい||いれる|

は …

お 爺ちゃん に 頼ま れちゃ って さあ |じいちゃん||たのま|||

理事 長 に ? りじ|ちょう|

うん 体 の 事 も ある から 普通に 部活 は 難しい だろう って |からだ||こと||||ふつうに|ぶかつ||むずかしい||

あ 私 生徒 会長 の ミレイ よろしく ね |わたくし|せいと|かいちょう||||

あ … よろしく お 願い し ます |||ねがい||

俺 リヴァル   書記 ね 分から ない 事 が あったら なんでも 聞いて おれ||しょき||わから||こと||||きいて

シャーリー です 水泳 部 と 掛け持ち だ けど よろしく ||すいえい|ぶ||かけもち|||

わ … 私 … ニーナ です |わたくし||

あ いえ こちら こそ

あの …

シャーリー さん すみません これ テーブル に ||||てーぶる|

あ ありがとう ナナ ちゃん ||なな|

ナナリー お前 まで |おまえ|

ん ルルーシュ の 妹 よ |||いもうと| 私 は 中等 部 な ので 生徒 会 じゃ ない んです けど わたくし||ちゅうとう|ぶ|||せいと|かい||||

いい でしょ 準 会員 って 事 で ||じゅん|かいいん||こと|

うん

カレン さん よろしく お 願い し ます ||||ねがい||

よろしく こちら こそ

さて まずは 乾杯 と いき ます か ||かんぱい||||

あ シャンパン ! |しゃんぱん

生徒 会 自ら これ は まずい んじゃ せいと|かい|おのずから||||

まあまあ 堅い 事 言わ ないで |かたい|こと|いわ|

ダメに 決まって る でしょ ! だめに|きまって||

なんで すか ?

ナナリー は こっち ね

ルルーシュ パス ! |ぱす

あ !

え あ もう ! ルル も 簡単に 受け取ら ない の ! ||かんたんに|うけとら||

ああ !

ふ っ

う !

うわ ~ ん

どうかし ました ?

着替え は ? きがえ|

咲 世 子 さん が さ|よ|こ||

これ だ から ブリタニア は … 全く ! |||||まったく

あ ルルーシュ だ え 着替え 持って 来た んだ けど |きがえ|もって|きた|| 大丈夫 カーテン 引いて る から だいじょうぶ|かーてん|ひいて||

ああ 悪い な … にぎやか 過ぎる 連中 で |わるい|||すぎる|れんちゅう|

う うん   たまに は こういう 無邪気な 楽し さ も 悪く ない わ |||||むじゃきな|たのし|||わるく||

着替え とりあえず 俺 の で いい か ? きがえ||おれ||||

気 に し ない そういう の は き||||||

早い の ね 男子 寮 まで 行って 来た んでしょ はやい|||だんし|りょう||おこなって|きた|

俺 ここ に 住んで る から おれ|||すんで||

え ?

寮 で 暮らす の は 妹 に は 難しくて さ りょう||くらす|||いもうと|||むずかしくて|

理事 長 の 好意 で ここ に 住まわ せて もらって る りじ|ちょう||こうい||||すまわ|||

そう

それ じゃ

あ 待って ! |まって

取って くれる ?  そこ の ポーチ とって||||ぽーち

ああ

ん っ

えっ

思った より 活発な んだ な おもった||かっぱつな||

あの 日 シンジュク に 居た の ? |ひ|||いた|

なんの 事 だ |こと|

とぼけ ないで

なぜ シンジュク って 言った の ? |||いった|

シンジュク だ と 何 か 都合 が 悪い の か ? |||なん||つごう||わるい||

質問 に 質問 で 答え ないで ! しつもん||しつもん||こたえ|

答え は イエス か ノー こたえ||いえす||のー

それ 以外 は 聞き たく ない |いがい||きき||

う …

出 ない と 誰 か 来ちゃ う けど だ|||だれ||きちゃ||

いい かな

はい アッシュフォード 学園 生徒 会 ||がくえん|せいと|かい

え ?  いや 俺 は … は あ ||おれ|||

君 あて だ きみ||

出れば 分かる って さ でれば|わかる||

ん …

もしもし

無事だった ようだ な Q 1 ぶじだった|||q

はっ !

違った …? ちがった

明後日 の 16 時 みょうごにち||じ

あ 旧 東京 タワー の 展望 室 に 1 人 で 来い |きゅう|とうきょう|たわー||てんぼう|しつ||じん||こい お前 は 誰 だ 停戦 命令 を 出さ せた の は … おまえ||だれ||ていせん|めいれい||ださ|||

あっ おい !  切る な ! ||きる|

くっ …

なんだ 停戦 命令 って |ていせん|めいれい|

あ 随分 物騒な お 友達 だ な |ずいぶん|ぶっそうな||ともだち|| あ 今 の は その … |いま|||

当てよう か あてよう|

え ゲーム の 話 だ ろ ?  ネット と かさ |げーむ||はなし|||ねっと|| え ええ !  そう な の 私 … |||||わたくし

家 に こもり がちだった から いえ||||

だから 忠告 した んだ よ シンジュク の 事 は 言わ ない 方 が いい って |ちゅうこく||||||こと||いわ||かた|||

いる んだ 君 みたいな 人 に わざと 画像 と か 見せ た がる 奴 ら が さ ||きみ||じん|||がぞう|||みせ|||やつ|||

ところで …

見えて る んだ けど みえて|||

え ?

あ ああ ! あの 誰 に も 言わ ない から じゃあ 後 で |だれ|||いわ||||あと|

違った んだ ちがった|

無事だった ようだ な Q 1 ぶじだった|||q

あ !

あれ …?

生徒 会って いって も 大して 仕事 は ない んだ せいと|あって|||たいして|しごと|||

たまに 書類 仕事 が ある くらい で あと は イベント の 企画 |しょるい|しごと|||||||いべんと||きかく

イベント って 文化 祭 と か ? いべんと||ぶんか|さい||

男女 逆転 祭り と か だんじょ|ぎゃくてん|まつり||

絶対 無言 パーティー と か 水着 で 授業 と か ぜったい|むごん|ぱーてぃー|||みずぎ||じゅぎょう||

なあ に ?  それ

会長 の 趣味 かいちょう||しゅみ

その うち 付き合わ さ れる から 覚悟 し とけよ ||つきあわ||||かくご||

お 兄 様 大変 ! |あに|さま|たいへん

なんだい ?

クロヴィス 殿下 が 亡くなった の よ |でんか||なくなった||

殺さ れた ん だって さ ! ころさ||||

え ?

ん …

クロヴィス 殿下 は こう ぎょさ れた |でんか||||

イレヴン と の 戦い の 中 で 平和 と 正義 の 為 に |||たたかい||なか||へいわ||せいぎ||ため|

殉死 さ れた のだ じゅんし|||

我々 は 悲しみ を 押して その 遺志 を 継が なければ なら ない われわれ||かなしみ||おして||いし||つが|||

たった今 新しい 情報 が 入り ました たったいま|あたらしい|じょうほう||はいり|

え ?

実行 犯 と 見 られる 男 が 拘束 さ れ ました じっこう|はん||み||おとこ||こうそく|||

え えっ !

発表 に より ます と はっぴょう||||

逮捕 さ れた の は 名誉 ブリタニア 人 です たいほ|||||めいよ||じん|

まさか !

枢木 スザク 一 等 兵 すうき||ひと|とう|つわもの

容疑 者 は 元 イレヴン 名誉 ブリタニア 人 の 枢木 スザク です ようぎ|もの||もと||めいよ||じん||すうき||

行 けども けもの みち 獅子 よ 虎 よ と 吠え ぎょう||||しし||とら|||ほえ

茜 射 す 空 の 彼方 に ま ほろば あかね|い||から||かなた|||

幽囚 の 孤獨 に 彷徨う 青春 は ゆうしゅう||こどく||さまよう|せいしゅん|

弱 さ と 怒り が 姿 無き 敵 です か じゃく|||いかり||すがた|なき|てき||

父 よ 未 だ 我 は ちち||み||われ|

己 を 知り がたし おのれ||しり|

先立つ 兄 ら の さきだつ|あに||

見え ない 背中 を 追えば みえ||せなか||おえば

迷い の 一夜 に 明星 は 誘う まよい||いちや||みょうじょう||さそう

死 して 終わら ぬ し||おわら|

夢 を 焦がれ ども ゆめ||こがれ|

確かな 君 こそ 我が 命 たしかな|きみ||わが|いのち

烈風 の 荒野 で 蝶 よ 花 よ と 生き れっぷう||こうや||ちょう||か|||いき

とこしえ の 春 に 咲き 添う まぼろし ||はる||さき|そう|

混濁 の 純潔 この 身 は 汚れて も こんだく||じゅんけつ||み||けがれて|

心 の 錦 を 信じて いて ください こころ||にしき||しんじて||

母 よ けして 我 は はは|||われ|

涙 を 見せ ね ども なみだ||みせ||

足下 の 草 に 露 は 消え も せ で あしもと||くさ||ろ||きえ|||

これ は 喜ぶ べき 事 な の か ? スザク が 生きて いた ||よろこぶ||こと||||||いきて|

しかし なぜ ?

どうして あいつ が 捕まって いる んだ ? 俺 の 代わり に |||つかまって|||おれ||かわり|

あいつ を 救わ なければ なんと して も ||すくわ||||

計画 を 前倒し に して でも けいかく||まえだおし|||

俺 なら やれる ! やれる だけ の 力 が ある のだ から おれ||||||ちから||||