シュタインズ ・ゲート ゼロ (17 )
(操作 音 )
( 操作 音 ) ( 鈴 羽 ( すず は )) あっ…
(ダル )おーい 鈴 羽
ラブリー マイ ドーター いる ?
(鈴 羽 )何 ?その “ラブリー マイ ドーター ”って
(ダル )“いとしき 我が 娘 ”って 意味 だ お
(鈴 羽 )そういう こと 聞いて る んじゃ なくて
何 ?不具合 でも あった ん ?
ああ ダメだ よ
父さん が 詳しい こと 知る と ―
タイムパラドックス が 起きる って 言った でしょ ?
だから これ も 返して おく
や ばっ バ …バレ た ?
偽装 工作 する なら もう 少し きちんと やら なきゃ
でも こう で も し なきゃ ―
未来 で 僕 が 作れる と は 思え ない んだ よ ね これ
(鈴 羽 )ズル し ない
できる よ
じゃ なきゃ 私 は ここ に 来て ない
決めた ん ?
うん
そっか
(鈴羽 )やっぱり 私 に は ―
この 時代 も この 場所 も 幸せ すぎる んだ
このまま この 時代 で 過ごし たい
そんな かなわない 夢 を ―
つい 考えて しまう くらい に
あっ …誰 ?
(ダル )ああ …
( 鈴 羽 )あっ …(ダル )まゆ 氏
(ダル )どうした ん ?
( ま ゆり ) 鈴 ( すず ) さん
( 鈴 羽 ) 何 か あった の ?
鈴 さん は 未来 から 来た んだ よ ね ?
未来 の こと みんな 知って る んだ よ ね ?
(鈴羽 )まゆ姉さん …
教えてほしい の
まゆ し ぃと 牧 瀬 ( まき せ ) 紅 莉栖 ( くり す ) さん の こと
(2人)あ…
♪~
~♪
( 真 帆 ( ま ほ )) 沖縄 の お茶 だ けど
ダル 君 は ?
何も ない から お茶 菓子 でも 買って くるって
ちょうど いい んじゃ ない ?
人数 少ない ほう が こういう 話 は いい だろう し
あなた も 同席 する つもり ?
(真帆 )ええ これ でも 科学者 よ
論理的 説明 の サポート に は 少し は 役立つ だろう し
じゃあ 真帆さん も 知ってる んだ
3人からおおまかな話を聞いただけだけど
その 前 に 1 つ だけ 聞か せて
どうして 今に なって 聞こうと 思った の ?
それは …
今まで は 未来を 知る のが 怖かった から
でも …
( 鈴 羽 )でも ?
きのう オカリン と 会った んだ
そしたら オカリン …
“何も 考えなくて いい ”
“このまま で いい ”って
でも オカリン すごい さみしそうで …
去年 から ずっと ずっと さみしそうで
そういう こと か
だからといって 聞いても 解決 しない と 思う
オカリン おじさん は …
分かってる
でも それでも 聞きたい の
聞かない まま で いたら きっと いつか 後悔する って
分かった
とはいえ 私たち も 実際に 別世界線 の 記憶 が ある わけじゃ ない
あくまで オカリン おじさん の 話 を まとめた ような こと しか 言え ない
牧瀬 紅莉栖 さん は …
牧 瀬 紅 莉栖 さん は ―
まゆ しぃ の 命 を 救う ため に 犠牲 に なった の ?
犠牲 と いう 言い 方 が 正しい の か どう か は 分から ない
ただ 2 つ の 世界 線 が あった の は 確か
牧瀬 紅莉栖 が 生き まゆ 姉さん が 命 を 失う アルファ 世界 線
そして 牧瀬 紅莉栖 が 命 を 失い ―
まゆ 姉さん が 生き 続ける ベータ 世界線
今 私 たち が いる この 世界線 は ベータ 世界線 と いう こと
それ しか ない の ?
世界線 は その 2 つ しか ない の ?
ある
いや ある と 私 は 信じて いる
シュタインズ ・ ゲート 世界 線 は きっと 存在 する
シュタインズ ・ ゲート ?
2人が共に命を落とすことなく
そして タイムマシンを 巡って 第3次世界大戦も起きない世界
(鈴羽 )未来の 父さんが 言っていた 私たちが 目指す 未知の 世界線
オカリン おじさんは ―
同じ 夏 を 繰り返して その 道 を 探し 続けて いた
どうにか 2 人 と も 助かる 方法 は ない の か って
でも …
じゃあ …
やっぱり まゆ し ぃ が あの とき 止めた から
まゆ 姉さん は 悪く ない
実際 あの とき オカリン おじさん は もう ボロボロ だった
全て の 世界 線 の 記憶 を 持ち 続ける リーディング ・ シュタイナー
その せい で いろんな 世界 線 の いろんな人 の 思い が ―
全て 記憶 に 残って いる
人 の 隠された 思い
成し遂げられ なかった 何 か
存在 すべき ものが なくなる 恐怖
記憶 が 残る と いう ことは ―
それだけ 心が 傷つく と いう こと
まゆ 姉さん には ―
あの とき 止めて くれて むしろ 感謝 して いる
でも もし まゆ し ぃ が 止めて なかったら ―
オカリン は …
オカリン …
(鈴羽 )未来 の まゆ 姉さん も ずっと そんな 感じ だった
いつも 寂しそうに 空 を 見上げて ―
“ あの 日 私 の 彦星 ( ひこぼし ) 様 が 復活 して いたら ―”
“全て 変わって いた の かな ”って
あっ …
(ドア の 開く 音 )(ダル )お 待たせ
( 鈴 羽 )ずいぶん かかった ね どこ まで 行って た の ?
奮発 して ね ザギン まで
どうして 急に ?誰 かの 誕生日 ?
(ダル )せん 別だ お
せん別 ?
(ダル )ほら 鈴 羽 の 大好きな ショート ケーキ だ お
2つくらい楽勝だろ
だ …大好き とか 言わ ないで よ
せん別 って まさか …
うん 今日 行く ことに した
モタモタ して る と ―
牧瀬 紅莉栖 が 死んだ 去年 の 7 月 28 日 に ―
たどりつけ なく なり そうだ し
去年 の ?
もう 戻って くる だけ の 燃料 は ない んでしょ ?
勝算 は ある の ?
分から ない
だから タイムリープマシン も 用意 し たかった んだ
何度でも やり直せる ように
鈴 さん 過去 に 戻る って こと ?
そう なったら どう なる の ?
さあ
ただ ここ に 戻って くる こと は もう ない だろう ね
世界 線 の 収束 で ―
私 って ゆがみ は 修正 さ れる かも しれ ない し
修正 って …
鈴 さん 待って
行っちゃ ダメだ よ そんな …
鈴 さん !ダル 君 !
鈴 羽 頑張って な
オーキードーキー
ケーキ ごちそうさま
ダル 君 …
( 鈴 羽 )じゃあ 状況 を 開始 する
本当に いい の ?
そう だ よ ダル 君 は 鈴 さん の お父さん な んでしょ ?
こんな の よく ない よ すぐ 止め なきゃ
(ダル )僕 は 止め ない お
(メール の 着信音 )
オカリン ?
( 岡部 ( お かべ )) ん … まゆ りか ?
(まゆり )もしもし ?鈴 さん が …鈴 さん が 大変な の
(岡部 )鈴羽 が ?
(まゆり )うん
今 から タイムマシン で 1年前に行こうとしてて
帰って こ れ ない の に 行く って
どうして だ ?
えっ ?
(岡部 )どうして まゆりが そんな 話を するんだ ?
知ろう と するんだ ?言った だろ
ま ゆり は 何も 知らなくて いい
今 の この 時間 が …
今 の この 時間 が …
(通話 の 切れる 音 )
(通話 の 切れる 音 )
(通話 の 切れる 音 )
あっ …
(真帆 )どうした の ?
(ダル )この 1年さ
ずっと 考えて いた んだ おね
何で 25 年 後 の 僕 は
この 時代 に 鈴 羽 を 送り出した んだろう って
見せ たかった んじゃ ない かな この 世界 を
だから 僕 も 覚悟 を 決めた わけ
鈴 羽 と 同じ ように 使命 を 果たそう って
僕 に できる こと を やろう って
(真帆 )できる こと ?
僕 は 25 年 後 に ―
人類 初 の タイムマシン を 完成 させる らしい のだ ぜ
ヘッ
まゆ しぃ は どう すれば いい の かな
何か したい けど 何も できて ない
(ダル )まゆ 氏 は オカリン を 立ち直ら せた じゃん
それで 十分 じゃ ね ?
(まゆり )あの 日 …(ダル )ん ?
私 の 彦星 様 が 復活 して いたら ―
全て は 変わって いた かも しれない
それ って …
まゆ し ぃ に とって の 彦星 様 は ―
あの とき から ずっと 1 人 だけ
だから この 1 年 ずっと 何か が 欠けて いた
そこ に あって ほしい のに
ずっと 変わらずに いてほしい のに
泣きたい くらい 求めてる
叫びたい くらい 望んでる
私 オカリン の ことが 好き
たぶん 紅 莉栖 さん と 同じ くらい
う うん 違う
絶対 に …紅 莉栖 さん に 負け ない くらい ずっと
ずっと 好き
けど …
だけど !
鳳凰 院 ( ほう おういん ) 凶 真 ( きょう ま ) は もっと 大好きな の
私 が 消え そうに なって た とき に
“この 世界 に ずっと いろ ”って 言って くれた
私は ―
鳳凰院 凶真に 会いたいよ
あの 偉そうな 高笑いが 聞きたいよ
たとえ 織姫 様 に なれ ない って 分かって て も
それ でも …
私 に とって の 彦星 様 は 岡部 倫太郎 ( りん たろう ) 以外 に は いない もん !
(ダル )だったら さ
それ が まゆ 氏 の 選択 なら 迷う こと ない んじゃ ね ?
(真帆 )うん
うん
ダル 君 真帆 さん
まゆ し ぃ は 今日 だけ ―
人質 を やめよう と 思い ます !
(岡部 の 荒い 息 )
(岡部 )どういう こと だ ?全 キャリア 不通 ?
(メイド )本日 は ダブルセブンデー
織姫 様 が ミニスカート で お出迎え
まゆり !
(岡部 の 荒い 息 )
(真帆 )お …岡部 さん
ハァ ハァ …ダル まゆり は どこ だ ?
え ?あっ あ …それ は …
携帯 が つながら ない んだ どう なって る ?
調べて る んだ けど
何 か 秋葉原 ( あき は ばら ) 一帯 に 障害 が 出て て ―
まだ 復旧 して ない っぽい
(岡部 )ネットは 使える んだ よ な ?
う …うん
でも 情報 統制 されて いる のか 公 の ページ で は 何も …
それで @ ちゃんねる に つないだ んだ けど ―
オカ 板 ( いた ) が クラッキング されて いて ( 岡部 ) クラッキング ?
この 書き込み は …
“これ から 我ら 双子 は 在る べき 場所 から 一時的に ―”
“遠ざけ られ そうだ ”
“父 なる 神 は ついに ―”
“ 我が 不可侵 領域 まで 開放 する 業 ( わざ ) を 見いだした ”
“ だから ―”
“ 私 たち は 時 を つかさどる 秘密 も その 在りか も ―”
“父 に 話す ことに なる ”
父 なる 神 ?
ああ 見ろ
(真帆 )“最期 に 最も 尊敬 する 人 に 伝えて ほしい ”
“私 は 自分 を 凡庸 なる 人々 の 代表 だ と 考えて いた ”
“そして あなたが 常に 私に とっての 目標 であり ―”
“あなたこそが アマデウス その 人 だった ”
これって どういう こと ?
間違い ない
書き込んだ の は アマデウス の 紅 莉栖 だ
マジ ?
アマデウス に アクセス は できる か ?
えっ ええ …
あっ …どういう こと ?
何 だ ?
データ そのもの が 全て なくなって いる
“ 在る べき 場所 から 遠ざけられる ”
言って た とおり だ
じゃあ “ 時 を つかさどる 秘密 も その 在りか も ”って いう の は …
まさか 紅 莉栖 の 記憶 が …
あり えない ! アマデウス の 記憶 の ―
深層 領域 の プロテクト が 破ら れる わけ が
じゃ … じゃあ これって まさか ―
タイム マシン の 存在 が 誰 か に 気づかれ たって こと じゃ …
そ そんな …
ダル ?どうした
オ …オカリン
(岡部 の 荒い 息 )
(岡部 )まゆり と 鈴羽 が !?
1 人でも 鈴 羽 は 未来 を 変えに
まゆ 氏 は それを 追って …
(岡部 )まゆり …
ダメな のか ?タイムマシン が ある かぎり ―
同じ こと が …
働いて もらう よ C 203
鈴 さん
( 鈴 羽 ) 止めて も ムダ だ よ 私 は …
(まゆり )違う 私も 行く
連れてって 去年 の 8月21日へ
(鈴羽 )8月?
(まゆり )うん
オカリン と 鈴 さん が タイムトラベル した ―
あの とき の 直後 に 行き たい の
あの 一瞬 じゃ なきゃ 意味 が ない の
確信 が あって 言って る ?
(まゆり )うん
戻って こ れない ん だ よ それ でも いい の ?
私の 彦星様 を なかったことに したくない から
未来の 私の 後悔を なかったことに したくない から
分かった
(岡部 )まゆり !
ハァ ハァ …どこに 行く つもりだ ?
何を する つもりだ !
何で こう なる ん だ
俺は この 結末を 受け入れよう と した のに
どうして …どうして こう なる んだ
それ 以上 近づいたら 撃つ よ
(岡部 )まゆり は 何も しなくて いい
何か したら ダメな んだ
でないと みんな の 思い を 犠牲に した ことが ムダに なる
でないと みんな の 思い を 犠牲に した ことが ムダに なる
(銃声 )
紅 莉栖 の 死 が ムダ に なって しまう
紅 莉栖 の 死 が ムダ に なって しまう
(銃声 )
紅 莉栖 の 死 が ムダ に なって しまう
( 銃声 )
( 銃声 )
そんな の …
そんな の …
そんな の 俺 は …
(銃声 )
(銃声 )
あっ う っ …う う っ …
あっ う っ …う う っ …
オカリン !
大丈夫 か すめた だけ
(岡部 )そんなの 俺は …俺は …
(まゆり )オカリン …
(岡部 )俺は …
俺は !
それでも !
それでも なかった ことに したら ダメな んだ よ
ま ゆり …
雨が 降っても ―
星 は 世界 から 消えちゃう わけじゃ ない もん
雲 の 向こう で 変わらず 輝き続けて いる
だから 私 が ―
オカリン の 空 を 覆って いる 雨雲 を 取り払って くる
まゆり …
待ってて
(岡部 )まゆり …
まゆり !
( 鈴 羽 ) 本当に いい ん だ ね ? ( ま ゆり ) うん
ごめんね
血 は もう 止まって いる から 心配 しないで
何を する つもりだ ?
(鈴羽 )何度も 言った よ 使命 を 果たす
私は 私の 大好きな 全ての 人の ために 未来を 変える
いろいろ 思う ことは ある けど …
オカリン おじさん
さようなら
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 鈴 羽 ) 父さん から …
2025 年 … D メール ?
あっ
( ダル ) や あ 鈴 羽 父さん だ よ
こちら は 2025 年 だ
父さん
(ダル )この ムービー メール が 届いた と いう ことは ―
君は …いや 君と まゆ 氏 は ―
シュタインズ ・ ゲート へ の 道 を また 1 つ 見つけた と いう こと だ
気づいて ない かも しれない が ―
君 たち の 選択 に よって 世界 線 は また 少し 変動 した んだ
世界 線 が ?
(ダル )つまり 僕 は 君 が 出発 した 世界 線 と は 違う ―
別の 世界 の 橋田 ( は し だ ) 至 ( いたる ) と いう こと に なる
もっとも ―
それでも 娘 ラブ である ことに 変わりは ない が ね
つうことで この ムービーメール の 本題 ―
オペレーション ・ アークライト の 詳細 を 伝える
(まゆり )キャーッ !(鈴羽 )うっ …
まゆ 姉さん !
(工作員 )銃を 置いて そのまま 地面に 伏せろ
くっ …
(まゆり )鈴さん …
(鈴羽 )しゃべらないで
大声 出す と こいつら は 本気で 撃ちかねない
んっこれ でも 一応 女 な ん だ
少し は 気 を 使えよ
(工作員 )目標 2 と 3 を 確保
(工作員 )目標 1 確保
ただし ロック が かかって います
(工作員 )生体認証 か
(工作員 )立て
分かった
(まゆり )あっ …
鈴 さん …
(工作員 )下手な マネ を したら すぐに 撃つ
分かって る
(起動音 )
(工作員 )起動した 成功だ
(工作員 )うわっ
(銃声 )
(工作員 )だあっ
(鈴羽 )や あああっ !
(工作員 )うおっ (まゆり )キャーッ !
(鈴羽 )まゆ姉さん 走って !
(まゆり )ううっ …
まゆ 姉さん ?
か …
かがり ?
♪~