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ブリーチ, Bleach Episode 3

Bleach Episode 3

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光

一 つ 二 つ 鐘 の 音 は 響く 心 の 中 へ 広く 深く

物語 の よう な 星 の 雫 その 中 に 細い 線路 を 築く

時間 と ともに 時代 は 動く 流れる 星 は 静か に 動く

目 を 閉じ て 耳 を すませ ば Good Bye

放て 光 負け ず に しっかり 今 時 を 越え 誰 か に 届く まで

栄光 の 光 は この 向こう に キミ たち と つくって いく ストーリー

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光

古 の 思い 願い が 時代 を 超え 色あせる コト なく 届く

キラリ 瞳 に 映る 誰 か の 叫び

風 に 想い を 月 に 願い を 力 ある 限り 生き て くん だ 今日 も

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光

古 の 想い 願い が 時代 を 超え 色あせる コト なく 届く

僕ら の 想い も いつか 誰 か の 胸 に 光り 続けよ う あの 星 の よう に

もらった ぁ ! !

浅い ! … あっ !

今 の アイツ の 顔 …→

井上 の 兄貴 だった 。

でも なぜ … 井上 の 兄貴 が オレ を … ?

わから ぬ 。 だが この 間 貴 様 を 襲った ホロウ から し て →

どうやら 姿 を 見せ ない 強力 な ホロウ が →

貴 様 の 霊 力 を 喰 い た がって いる よう だ 。

そして そや つ に よって →

複数 の ホロウ が 操ら れ て おる の だ ろ う 。

それ なら 井上 の 兄 の こと も 納得 が いく 。

冗談 じゃ ねえ ! どう すりゃ い い ん だ !

井上 の 兄貴 を やれ る か よ ! ! うろたえる な !

貴 様 が 斬ら ね ば あやつ は 永遠 に 救わ れ ん の だ 。

クッ … !

そして ヤツ は 必ず また 貴 様 を 襲い に …。

… 待て 。 憂い て いる 暇 など ない かも しれ ん 。

どういう こと だ ! ?

あの 女 が … 危ない !

おいしかった ね ~。 デザ ー ト も 食べ よっ か 。

ネギ と 羊かん ある よ 。 一緒 に 食べる と おいしい の 。

… ん ? なん だ ?

あっ …。 エンラク が …。

ひ ど ~ い 。 なんで こんな 裂け てる の ?

なに ?

ホロウ が 肉親 を 襲う ! ?

まま ある こと だ 。 どういう こと だ よ ?

ホロウ と は 堕 ち た 魂 だ 。

死 神 に ソウル ・ ソサエティ へ と 導か れ なかった 魂 …→

ホロウ から 守って もらえ なかった 魂 …→

それ ら が 心 を なくし て ホロウ と なる 。

ホロウ と なった ヤツ の 魂 は 貴 様 を 喰 う こと に 失敗 し た 今 →

なく し た 心 を 埋める ため 生前 最も 愛 し た 者 の 魂 を 求める はず だ 。

昼間 井上 の 足 に 大きな アザ が あった だ ろ う ?

あれ は ホロウ が つか ん だ 痕 だ 。

じゃあ あの 事故 も →

井上 の 兄貴 の 仕業 な の か よ ?

かも しれ ん 。

何 … これ …。

… 織姫 ! !

あぁ っ ! !

なん だ よ これ ! なんで 血 が ! !

… う わ っ ! !

なん な ん だ よ これ …。 う っ ! !

何 … ? 何 が どう なって …。

この オバケ み たい な の 何 … ?

あれ は … アタシ ?

なんで ?

何 ? この 鎖 …。 すごく 苦しい …。

う っ !

たつ き ちゃん !

… そうだ ! アタシ 何 を ボ ー ッ と して る ん だ !

え い っ !

たつ き ちゃん ! たつ き ちゃん …。

… う わ ぁ っ ! ! 来る な !

たつ き ちゃん … ねぇ どう し ちゃ った の ?

たつ き ちゃん ! ムダ だ よ 織姫 …。

彼女 に は オレ たち の 声 は おろか 姿 を 見る こと も でき ない 。

たつ き ちゃん !

どうして … アタシ の 名前 を ?

悲しい な 織姫 …。

オレ の 声 も 忘れ た の か ? オレ だ よ わかる だ ろ !

イヤ … 来 ない で !

悲しい … 悲しい … 悲しい よ ! !

テメエ が 狙って た の は … オレ じゃ ねえ の か よ ! !

クソ … た つき 巻き込ま れ た の か ?

黒崎 君 … ?

やっぱり そう だ 。 でも どうして ?

井上 … お前 こそ なんで オレ の 姿 が 見え て …。

え ? なん で って …。

死 神 は 霊 体 だ 。

同じ 霊 体 に しか 姿 を 見る こと は でき ない 。

一般 人 に 見える わけ なか ろ う

霊 体 … ? そうだ …。

つまり ソイツ が 魂 だ から さ 。

死 ん だ ん だ よ 織姫 は !

う ぉぉ ~~~ っ ! !

… あぁ っ ! ぐ っ !

ぐ わ っ ! !

クソ … ! 動く な !

… あぁ っ ! あっ !

ぐ わ っ ! 一 護 !

おい 一 護 !

しっかり しろ 一 護 ! 一 護 ! !

ぐ わ っ ! 一 護 ! !

黒崎 君 !

放し て ! 放し て よ ! 黒崎 君 が …。 放し て ! !

織姫 … オレ を 忘れ た の かい ?

お 兄ちゃん … ?

一 護 ! 起きろ 一 護 ! !

うる せ え な …。

なん だ その 言 い草 は ! … どこ を やら れ た ?

別に …。 大丈夫 だ 。 そう か 。 なら いい が 。

忘れる な よ ? ヤツ が 井上 の 兄 だった と して も →

今 は バケモノ だ 。

人間 と して の 心 など 持って おら ん 。

過た ず 斬れ !

ホント に お 兄ちゃん … な の ?

あぁ … そうだ よ 織姫 。

ウソ ! アタシ の お 兄ちゃん は こんな こと する 人 じゃ …。

寂しかった ん だ 。 え … ?

だんだん と お前 が オレ の こと を 忘れ て しまう の が …。

オレ が 死 ん で から お前 は 毎日 オレ の ため に 祈って くれ て い た ね 。

ずっと 見て い た よ 。

お前 の 祈り だけ で すべて が 救わ れる 気 が し て い た 。

だが 1 年 ほど し て … お前 は あの 女 と 友達 に なった 。

その頃 から お前 が オレ の ため に 祈る 回数 は →

どんどん 減って いった 。

そして 高校 へ 入学 し た お 前 は ついに …→

祈る こと を し なく なった ん だ 。

だから …→

寂しく て 寂しく て …。

お 兄ちゃん 違う …。 いい か 織姫 !

少し でも オレ を 思う 気持 が ある の なら →

これ 以上 オレ を 裏切る な !

お前 は オレ の 言う とおり に し て いる ん だ 。

な ~ に すぐ だ …。

すぐに あの 死 神 を 喰 ら って 終わり に して やる !

待って ! 関係ない よ 黒崎 君 は 。

やめ て お 兄ちゃん ! これ 以上 他の 人 を 傷つける の は …。

黙れ ! 誰 の せい で こう なった と 思って いる ん だ !

お前 だ ! !

お前 は オレ の 言う こと を 聞く ん だ !

さもなくば …→

お前 から 殺し て やる ! !

やめろ ! !

う ぉ ~~ っ ! !

や ぁ ~~ っ ! !

ハァ ハァ ハァ …。

テメエ なぁ … 兄貴 って の が →

どうして いちばん 最初 に 生まれて くる か 知って ん の か ?

後 から 生まれて くる 妹 や 弟 を 守る ため だ ろ う が 。

一 護 ! それ を 兄貴 が 妹 に 向かって →

殺し て やる だ なんて …。

死 ん で も 言う ん じゃ ねえ ! !

うるさい ! 織姫 は オレ の もの だ ! !

オレ たち 兄妹 を 捨て た 親 に 代わり オレ が 育て て き た 。

織姫 が 3 歳 の 時 だ 。

その 時 から ずっと オレ が 守って き た ん だ 。

織姫 !

さ ぁ こっち へ 来い 。

お前 さえ オレ の 言う こと を 聞い て くれ れ ば →

オレ は 他の ヤツ に は 手 を 出さ ない 。

待て 罠 だ 。

ヤツ は もはや お前 の 兄 の 心 など 持って は おら ぬ 。

でも …。

お 兄 ちゃ ~ ん !

う … う … う わ ぁ ~ っ ! !

お 兄ちゃん ! なん だ !

織姫 は …。

オレ の もの だ ぁ ~ ! !

ふざけ ん な ! 井上 は 井上 だ !

誰 の もん でも … ねえ ! !

う ぉ ~~ っ ! !

何 を 迷って いる ! やれ ! !

ぐ わ っ ! !

井上 …。

織 … 姫 …。

ごめん ね … お 兄ちゃん …。

アタシ の せい だ …。

アタシ が あの 時 1 人 に し ない で って 言った から …。

織姫 : お 兄ちゃん ! お 兄ちゃん 死 ん じゃ イヤ ! !

1 人 に し ない で ! !

だから … 行け なかった ん だ よ ね 天国 に …。

織姫 …。

アタシ 気づ い て た …。

いつも お 兄ちゃん が 近く に いたって こと …。

昨日 だって 車 に はね られ そう に なった 時 →

守って くれ た よ ね 。

「 危ない 」 って アタシ の 足 を 引っ張って くれ て …。

そう だった か …。

でも アタシ … いつ まで も 甘え て ちゃ →

お 兄ちゃん ゆっくり 眠れ ない から …→

だから 見せ たかった の …。

「 アタシ は 幸せ です 。 心配 し ない で ね 」 って こと を …。

でも それ が … お 兄ちゃん を …→

寂しく … さ せ て …。

ち が … ち が … 違う ん だ …。

う わ ぁ ~~ っ ! ! また ! どういう こと だ ?

あやつ は 今 己 の 中 の ホロウ に 抗 って おる 。

ヤツ は 自ら ホロウ に なった わけ で は ない 。

無理やり ホロウ に 取り込ま れ た の だ ろ う 。

なぜ ! ? わか ら ぬか ?

目的 は 貴 様 だった はず 。

強い ホロウ に 取り込ま れ た 魂 魄 は その ホロウ に 操ら れ て しまう 。

つまり 貴 様 を 狙う ホロウ が →

貴 様 の 戦い づらい 魂 を 取り込 ん で 差し向け た の だ 。

だが ヤツ は 今 必死 で その ホロウ と 戦って いる 。

妹 の ため に …。

織姫 ~… !

織姫 … ! 井上 ! !

うろたえる な !

胸 の 因果 の 鎖 が まだ 切れ て おら ん 。

それ が 繋がって いる うち は 死に は し ない 。

治療 の ジャマ だ 。 下がれ 。

私 の 鬼 道 で まだ 助け られる 。

それ … アンタ から の プレゼント なん だって な 。

井上 が 言って た ぜ 。

だから 毎日 付け てる って な 。

… おい 。

このまま い て も いずれ また 怪物 に 戻って しまう 。

だから 今 … 少し でも 正気 を 保って いる 間 に →

消え て おき たい 。

そんな … なにも … ! 一 護 !

ソイツ の 判断 は 正しい 。

一 度 ホロウ に なった 者 は 二 度 と 元 に は 戻ら ぬ 。

そのまま 消え させ て やれ 。

ルキア ! 案ずる な 。

ホロウ を 斬る と いう こと は 殺す と いう こと で は ない 。

罪 を 洗い流し て 魂 の ふるさと …→

ソウル ・ ソサエティ へ 行ける よう に して やる こと だ 。

そして … その ため に 我ら 死 神 が いる の だ 。

待って お 兄ちゃん …。

あの 日 … お 兄ちゃん が 買って き て くれ た この ヘアピン …。

アタシ 子供 っぽい と か 言って ケンカ し た よ ね …。

仕事 に 行く お 兄ちゃん に 何も 言わ ない で …。

あれ が お 別れ だった のに …。

だから … ちゃん と 言わ せ て …。

お 兄ちゃん … いって らっしゃい 。

あぁ … 行って くる よ 。

ホント だって ば ~ !

ホント に 部屋 に 横綱 が 来 て テッポウ で 壁 に 穴 開け た の 。

は ぁ ~ ? また アンタ は そういう こと …。

もう ちょっと リアリティ ー ある こ と 言い な よ 。

プロレスラ ー が 来 て 場 外 乱闘 し て た と か 。

ま ぁ アタシ は ヒメ の そういう やんちゃ な 脳みそ も 好き だ けど さ 。

ホント だって ! ね ? たつ き ちゃん 。

うん …。

昨日 の あれ は これ か 。 うむ 。

ねぇ 黒崎 君 これ は いったい … う わ っ !

井上 !

なん だ よ これ ! 記憶 置換 だ 。

今夜 の 事件 の 記憶 を 消し て かわり を 入れ て おい た 。

記憶 置換 ! ?

ま 入れ替わる 記憶 が ランダム な の が たまに キズ だ が …。

ま ぁ わ から なけ れ ば 明日 まで 待て

お前 こない だ ウチ の 連中 に も 使った ろ ?

あぁ 使った 。

… どう し た ?

まだ 覚悟 なんて 大層 な もん は 持って ねえ 。

オレ は 他人 の ため に 命 を 張る なんて 約束 できる ほど →

立派 な 人間 じゃ ねえ から な 。

けど …→

目の前 で 人 が 傷つく の を 黙って 見 て られる ほど …→

クズ でも ねえ 。

手伝わ せ て もらう ぜ →

死 神 の 仕事 って ヤツ を よ 。

あぁ … よろしく な 。


Bleach Episode 3 Bleach Episode 3

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光 みあげ||よぞら||ほし|さとる||ひかり

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光 みあげ||よぞら||ほし|さとる||ひかり

一 つ 二 つ 鐘 の 音 は 響く 心 の 中 へ 広く 深く ひと||ふた||かね||おと||ひびく|こころ||なか||ひろく|ふかく

物語 の よう な 星 の 雫 その 中 に 細い 線路 を 築く ものがたり||||ほし||しずく||なか||ほそい|せんろ||きずく

時間 と ともに 時代 は 動く 流れる 星 は 静か に 動く じかん|||じだい||うごく|ながれる|ほし||しずか||うごく

目 を 閉じ て 耳 を すませ ば Good Bye め||とじ||みみ||すま せ|||

放て 光 負け ず に しっかり 今 時 を 越え 誰 か に 届く まで はなて|ひかり|まけ||||いま|じ||こえ|だれ|||とどく|

栄光 の 光 は この 向こう に キミ たち と つくって いく ストーリー えいこう||ひかり|||むこう||きみ|||||すとーりー

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光 みあげ||よぞら||ほし|さとる||ひかり

古 の 思い 願い が 時代 を 超え 色あせる コト なく 届く ふる||おもい|ねがい||じだい||こえ|いろあせる|||とどく

キラリ 瞳 に 映る 誰 か の 叫び きらり|ひとみ||うつる|だれ|||さけび

風 に 想い を 月 に 願い を 力 ある 限り 生き て くん だ 今日 も かぜ||おもい||つき||ねがい||ちから||かぎり|いき||||きょう|

見上げ た 夜空 の 星 達 の 光 みあげ||よぞら||ほし|さとる||ひかり

古 の 想い 願い が 時代 を 超え 色あせる コト なく 届く ふる||おもい|ねがい||じだい||こえ|いろあせる|||とどく

僕ら の 想い も いつか 誰 か の 胸 に 光り 続けよ う あの 星 の よう に ぼくら||おもい|||だれ|||むね||ひかり|つづけよ|||ほし|||

もらった ぁ ! !

浅い ! … あっ ! あさい|

今 の アイツ の 顔 …→ いま||||かお

井上 の 兄貴 だった 。 いのうえ||あにき|

でも なぜ … 井上 の 兄貴 が オレ を … ? ||いのうえ||あにき|||

わから ぬ 。 だが この 間 貴 様 を 襲った ホロウ から し て → ||||あいだ|とうと|さま||おそった||||

どうやら 姿 を 見せ ない 強力 な ホロウ が → |すがた||みせ||きょうりょく|||

貴 様 の 霊 力 を 喰 い た がって いる よう だ 。 とうと|さま||れい|ちから||しょく||||||

そして そや つ に よって →

複数 の ホロウ が 操ら れ て おる の だ ろ う 。 ふくすう||||あやつら|||||||

それ なら 井上 の 兄 の こと も 納得 が いく 。 ||いのうえ||あに||||なっとく||

冗談 じゃ ねえ ! どう すりゃ い い ん だ ! じょうだん||||||||

井上 の 兄貴 を やれ る か よ ! ! うろたえる な ! いのうえ||あにき|||||||

貴 様 が 斬ら ね ば あやつ は 永遠 に 救わ れ ん の だ 。 とうと|さま||きら|||||えいえん||すくわ||||

クッ … !

そして ヤツ は 必ず また 貴 様 を 襲い に …。 |||かならず||とうと|さま||おそい|

… 待て 。 憂い て いる 暇 など ない かも しれ ん 。 まて|うれい|||いとま|||||

どういう こと だ ! ?

あの 女 が … 危ない ! |おんな||あぶない

おいしかった ね ~。 デザ ー ト も 食べ よっ か 。 ||||||たべ||

ネギ と 羊かん ある よ 。 一緒 に 食べる と おいしい の 。 ||ようかん|||いっしょ||たべる|||

… ん ? なん だ ?

あっ …。 エンラク が …。

ひ ど ~ い 。 なんで こんな 裂け てる の ? |||||さけ||

なに ?

ホロウ が 肉親 を 襲う ! ? ||にくしん||おそう

まま ある こと だ 。 どういう こと だ よ ?

ホロウ と は 堕 ち た 魂 だ 。 |||だ|||たましい|

死 神 に ソウル ・ ソサエティ へ と 導か れ なかった 魂 …→ し|かみ||||||みちびか|||たましい

ホロウ から 守って もらえ なかった 魂 …→ ||まもって|||たましい

それ ら が 心 を なくし て ホロウ と なる 。 |||こころ||||||

ホロウ と なった ヤツ の 魂 は 貴 様 を 喰 う こと に 失敗 し た 今 → |||||たましい||とうと|さま||しょく||||しっぱい|||いま

なく し た 心 を 埋める ため 生前 最も 愛 し た 者 の 魂 を 求める はず だ 。 |||こころ||うずめる||せいぜん|もっとも|あい|||もの||たましい||もとめる||

昼間 井上 の 足 に 大きな アザ が あった だ ろ う ? ひるま|いのうえ||あし||おおきな||||||

あれ は ホロウ が つか ん だ 痕 だ 。 |||||||あと|

じゃあ あの 事故 も → ||じこ|

井上 の 兄貴 の 仕業 な の か よ ? いのうえ||あにき||しわざ||||

かも しれ ん 。

何 … これ …。 なん|

… 織姫 ! ! おりひめ

あぁ っ ! !

なん だ よ これ ! なんで 血 が ! ! |||||ち|

… う わ っ ! !

なん な ん だ よ これ …。 う っ ! !

何 … ? 何 が どう なって …。 なん|なん|||

この オバケ み たい な の 何 … ? ||||||なん

あれ は … アタシ ?

なんで ?

何 ? この 鎖 …。 すごく 苦しい …。 なん||くさり||くるしい

う っ !

たつ き ちゃん !

… そうだ ! アタシ 何 を ボ ー ッ と して る ん だ ! そう だ||なん|||||||||

え い っ !

たつ き ちゃん ! たつ き ちゃん …。

… う わ ぁ っ ! ! 来る な ! ||||くる|

たつ き ちゃん … ねぇ どう し ちゃ った の ?

たつ き ちゃん ! ムダ だ よ 織姫 …。 ||||||おりひめ

彼女 に は オレ たち の 声 は おろか 姿 を 見る こと も でき ない 。 かのじょ||||||こえ|||すがた||みる||||

たつ き ちゃん !

どうして … アタシ の 名前 を ? |||なまえ|

悲しい な 織姫 …。 かなしい||おりひめ

オレ の 声 も 忘れ た の か ? オレ だ よ わかる だ ろ ! ||こえ||わすれ|||||||||

イヤ … 来 ない で ! |らい||

悲しい … 悲しい … 悲しい よ ! ! かなしい|かなしい|かなしい|

テメエ が 狙って た の は … オレ じゃ ねえ の か よ ! ! ||ねらって|||||||||

クソ … た つき 巻き込ま れ た の か ? |||まきこま||||

黒崎 君 … ? くろさき|きみ

やっぱり そう だ 。 でも どうして ?

井上 … お前 こそ なんで オレ の 姿 が 見え て …。 いのうえ|おまえ|||||すがた||みえ|

え ? なん で って …。

死 神 は 霊 体 だ 。 し|かみ||れい|からだ|

同じ 霊 体 に しか 姿 を 見る こと は でき ない 。 おなじ|れい|からだ|||すがた||みる||||

一般 人 に 見える わけ なか ろ う いっぱん|じん||みえる||||

霊 体 … ? そうだ …。 れい|からだ|そう だ

つまり ソイツ が 魂 だ から さ 。 |||たましい|||

死 ん だ ん だ よ 織姫 は ! し||||||おりひめ|

う ぉぉ ~~~ っ ! !

… あぁ っ ! ぐ っ !

ぐ わ っ ! !

クソ … ! 動く な ! |うごく|

… あぁ っ ! あっ !

ぐ わ っ ! 一 護 ! |||ひと|まもる

おい 一 護 ! |ひと|まもる

しっかり しろ 一 護 ! 一 護 ! ! ||ひと|まもる|ひと|まもる

ぐ わ っ ! 一 護 ! ! |||ひと|まもる

黒崎 君 ! くろさき|きみ

放し て ! 放し て よ ! 黒崎 君 が …。 放し て ! ! はなし||はなし|||くろさき|きみ||はなし|

織姫 … オレ を 忘れ た の かい ? おりひめ|||わすれ|||

お 兄ちゃん … ? |にいちゃん

一 護 ! 起きろ 一 護 ! ! ひと|まもる|おきろ|ひと|まもる

うる せ え な …。

なん だ その 言 い草 は ! … どこ を やら れ た ? |||げん|いぐさ||||||

別に …。 大丈夫 だ 。 そう か 。 なら いい が 。 べつに|だいじょうぶ||||||

忘れる な よ ? ヤツ が 井上 の 兄 だった と して も → わすれる|||||いのうえ||あに||||

今 は バケモノ だ 。 いま|||

人間 と して の 心 など 持って おら ん 。 にんげん||||こころ||もって||

過た ず 斬れ ! あやまた||きれ

ホント に お 兄ちゃん … な の ? |||にいちゃん||

あぁ … そうだ よ 織姫 。 |そう だ||おりひめ

ウソ ! アタシ の お 兄ちゃん は こんな こと する 人 じゃ …。 ||||にいちゃん|||||じん|

寂しかった ん だ 。 え … ? さびしかった|||

だんだん と お前 が オレ の こと を 忘れ て しまう の が …。 ||おまえ||||||わすれ||||

オレ が 死 ん で から お前 は 毎日 オレ の ため に 祈って くれ て い た ね 。 ||し||||おまえ||まいにち|||||いのって|||||

ずっと 見て い た よ 。 |みて|||

お前 の 祈り だけ で すべて が 救わ れる 気 が し て い た 。 おまえ||いのり|||||すくわ||き|||||

だが 1 年 ほど し て … お前 は あの 女 と 友達 に なった 。 |とし||||おまえ|||おんな||ともだち||

その頃 から お前 が オレ の ため に 祈る 回数 は → そのころ||おまえ||||||いのる|かいすう|

どんどん 減って いった 。 |へって|

そして 高校 へ 入学 し た お 前 は ついに …→ |こうこう||にゅうがく||||ぜん||

祈る こと を し なく なった ん だ 。 いのる|||||||

だから …→

寂しく て 寂しく て …。 さびしく||さびしく|

お 兄ちゃん 違う …。 いい か 織姫 ! |にいちゃん|ちがう|||おりひめ

少し でも オレ を 思う 気持 が ある の なら → すこし||||おもう|きもち||||

これ 以上 オレ を 裏切る な ! |いじょう|||うらぎる|

お前 は オレ の 言う とおり に し て いる ん だ 。 おまえ||||いう|||||||

な ~ に すぐ だ …。

すぐに あの 死 神 を 喰 ら って 終わり に して やる ! ||し|かみ||しょく|||おわり|||

待って ! 関係ない よ 黒崎 君 は 。 まって|かんけいない||くろさき|きみ|

やめ て お 兄ちゃん ! これ 以上 他の 人 を 傷つける の は …。 |||にいちゃん||いじょう|たの|じん||きずつける||

黙れ ! 誰 の せい で こう なった と 思って いる ん だ ! だまれ|だれ|||||||おもって|||

お前 だ ! ! おまえ|

お前 は オレ の 言う こと を 聞く ん だ ! おまえ||||いう|||きく||

さもなくば …→

お前 から 殺し て やる ! ! おまえ||ころし||

やめろ ! !

う ぉ ~~ っ ! !

や ぁ ~~ っ ! !

ハァ ハァ ハァ …。

テメエ なぁ … 兄貴 って の が → ||あにき|||

どうして いちばん 最初 に 生まれて くる か 知って ん の か ? ||さいしょ||うまれて|||しって|||

後 から 生まれて くる 妹 や 弟 を 守る ため だ ろ う が 。 あと||うまれて||いもうと||おとうと||まもる|||||

一 護 ! それ を 兄貴 が 妹 に 向かって → ひと|まもる|||あにき||いもうと||むかって

殺し て やる だ なんて …。 ころし||||

死 ん で も 言う ん じゃ ねえ ! ! し||||いう|||

うるさい ! 織姫 は オレ の もの だ ! ! |おりひめ|||||

オレ たち 兄妹 を 捨て た 親 に 代わり オレ が 育て て き た 。 ||きょうだい||すて||おや||かわり|||そだて|||

織姫 が 3 歳 の 時 だ 。 おりひめ||さい||じ|

その 時 から ずっと オレ が 守って き た ん だ 。 |じ|||||まもって||||

織姫 ! おりひめ

さ ぁ こっち へ 来い 。 ||||こい

お前 さえ オレ の 言う こと を 聞い て くれ れ ば → おまえ||||いう|||ききい||||

オレ は 他の ヤツ に は 手 を 出さ ない 。 ||たの||||て||ださ|

待て 罠 だ 。 まて|わな|

ヤツ は もはや お前 の 兄 の 心 など 持って は おら ぬ 。 |||おまえ||あに||こころ||もって|||

でも …。

お 兄 ちゃ ~ ん ! |あに||

う … う … う わ ぁ ~ っ ! !

お 兄ちゃん ! なん だ ! |にいちゃん||

織姫 は …。 おりひめ|

オレ の もの だ ぁ ~ ! !

ふざけ ん な ! 井上 は 井上 だ ! |||いのうえ||いのうえ|

誰 の もん でも … ねえ ! ! だれ||||

う ぉ ~~ っ ! !

何 を 迷って いる ! やれ ! ! なん||まよって||

ぐ わ っ ! !

井上 …。 いのうえ

織 … 姫 …。 お|ひめ

ごめん ね … お 兄ちゃん …。 |||にいちゃん

アタシ の せい だ …。

アタシ が あの 時 1 人 に し ない で って 言った から …。 |||じ|じん||||||いった|

織姫 : お 兄ちゃん ! お 兄ちゃん 死 ん じゃ イヤ ! ! おりひめ||にいちゃん||にいちゃん|し|||

1 人 に し ない で ! ! じん||||

だから … 行け なかった ん だ よ ね 天国 に …。 |いけ||||||てんごく|

織姫 …。 おりひめ

アタシ 気づ い て た …。 |きづ|||

いつも お 兄ちゃん が 近く に いたって こと …。 ||にいちゃん||ちかく|||

昨日 だって 車 に はね られ そう に なった 時 → きのう||くるま|||||||じ

守って くれ た よ ね 。 まもって||||

「 危ない 」 って アタシ の 足 を 引っ張って くれ て …。 あぶない||||あし||ひっぱって||

そう だった か …。

でも アタシ … いつ まで も 甘え て ちゃ → |||||あまえ||

お 兄ちゃん ゆっくり 眠れ ない から …→ |にいちゃん||ねむれ||

だから 見せ たかった の …。 |みせ||

「 アタシ は 幸せ です 。 心配 し ない で ね 」 って こと を …。 ||しあわせ||しんぱい|||||||

でも それ が … お 兄ちゃん を …→ ||||にいちゃん|

寂しく … さ せ て …。 さびしく|||

ち が … ち が … 違う ん だ …。 ||||ちがう||

う わ ぁ ~~ っ ! ! また ! どういう こと だ ?

あやつ は 今 己 の 中 の ホロウ に 抗 って おる 。 ||いま|おのれ||なか||||こう||

ヤツ は 自ら ホロウ に なった わけ で は ない 。 ||おのずから|||||||

無理やり ホロウ に 取り込ま れ た の だ ろ う 。 むりやり|||とりこま||||||

なぜ ! ? わか ら ぬか ?

目的 は 貴 様 だった はず 。 もくてき||とうと|さま||

強い ホロウ に 取り込ま れ た 魂 魄 は その ホロウ に 操ら れ て しまう 。 つよい|||とりこま|||たましい|はく|||||あやつら|||

つまり 貴 様 を 狙う ホロウ が → |とうと|さま||ねらう||

貴 様 の 戦い づらい 魂 を 取り込 ん で 差し向け た の だ 。 とうと|さま||たたかい||たましい||とりこ|||さしむけ|||

だが ヤツ は 今 必死 で その ホロウ と 戦って いる 。 |||いま|ひっし|||||たたかって|

妹 の ため に …。 いもうと|||

織姫 ~… ! おりひめ

織姫 … ! 井上 ! ! おりひめ|いのうえ

うろたえる な !

胸 の 因果 の 鎖 が まだ 切れ て おら ん 。 むね||いんが||くさり|||きれ|||

それ が 繋がって いる うち は 死に は し ない 。 ||つながって||||しに|||

治療 の ジャマ だ 。 下がれ 。 ちりょう||||さがれ

私 の 鬼 道 で まだ 助け られる 。 わたくし||おに|どう|||たすけ|

それ … アンタ から の プレゼント なん だって な 。

井上 が 言って た ぜ 。 いのうえ||いって||

だから 毎日 付け てる って な 。 |まいにち|つけ|||

… おい 。

このまま い て も いずれ また 怪物 に 戻って しまう 。 ||||||かいぶつ||もどって|

だから 今 … 少し でも 正気 を 保って いる 間 に → |いま|すこし||しょうき||たもって||あいだ|

消え て おき たい 。 きえ|||

そんな … なにも … ! 一 護 ! ||ひと|まもる

ソイツ の 判断 は 正しい 。 ||はんだん||ただしい

一 度 ホロウ に なった 者 は 二 度 と 元 に は 戻ら ぬ 。 ひと|たび||||もの||ふた|たび||もと|||もどら|

そのまま 消え させ て やれ 。 |きえ|さ せ||

ルキア ! 案ずる な 。 |あんずる|

ホロウ を 斬る と いう こと は 殺す と いう こと で は ない 。 ||きる|||||ころす||||||

罪 を 洗い流し て 魂 の ふるさと …→ ざい||あらいながし||たましい||

ソウル ・ ソサエティ へ 行ける よう に して やる こと だ 。 |||いける||||||

そして … その ため に 我ら 死 神 が いる の だ 。 ||||われら|し|かみ||||

待って お 兄ちゃん …。 まって||にいちゃん

あの 日 … お 兄ちゃん が 買って き て くれ た この ヘアピン …。 |ひ||にいちゃん||かって||||||

アタシ 子供 っぽい と か 言って ケンカ し た よ ね …。 |こども||||いって|||||

仕事 に 行く お 兄ちゃん に 何も 言わ ない で …。 しごと||いく||にいちゃん||なにも|いわ||

あれ が お 別れ だった のに …。 |||わかれ||

だから … ちゃん と 言わ せ て …。 |||いわ||

お 兄ちゃん … いって らっしゃい 。 |にいちゃん||

あぁ … 行って くる よ 。 |おこなって||

ホント だって ば ~ !

ホント に 部屋 に 横綱 が 来 て テッポウ で 壁 に 穴 開け た の 。 ||へや||よこづな||らい||||かべ||あな|あけ||

は ぁ ~ ? また アンタ は そういう こと …。

もう ちょっと リアリティ ー ある こ と 言い な よ 。 |||||||いい||

プロレスラ ー が 来 て 場 外 乱闘 し て た と か 。 |||らい||じょう|がい|らんとう|||||

ま ぁ アタシ は ヒメ の そういう やんちゃ な 脳みそ も 好き だ けど さ 。 |||||||||のうみそ||すき|||

ホント だって ! ね ? たつ き ちゃん 。

うん …。

昨日 の あれ は これ か 。 うむ 。 きのう||||||

ねぇ 黒崎 君 これ は いったい … う わ っ ! |くろさき|きみ||||||

井上 ! いのうえ

なん だ よ これ ! 記憶 置換 だ 。 ||||きおく|ちかん|

今夜 の 事件 の 記憶 を 消し て かわり を 入れ て おい た 。 こんや||じけん||きおく||けし||||いれ|||

記憶 置換 ! ? きおく|ちかん

ま 入れ替わる 記憶 が ランダム な の が たまに キズ だ が …。 |いれかわる|きおく|||||||||

ま ぁ わ から なけ れ ば 明日 まで 待て |||||||あした||まて

お前 こない だ ウチ の 連中 に も 使った ろ ? おまえ|||||れんちゅう|||つかった|

あぁ 使った 。 |つかった

… どう し た ?

まだ 覚悟 なんて 大層 な もん は 持って ねえ 。 |かくご||たいそう||||もって|

オレ は 他人 の ため に 命 を 張る なんて 約束 できる ほど → ||たにん||||いのち||はる||やくそく||

立派 な 人間 じゃ ねえ から な 。 りっぱ||にんげん||||

けど …→

目の前 で 人 が 傷つく の を 黙って 見 て られる ほど …→ めのまえ||じん||きずつく|||だまって|み|||

クズ でも ねえ 。

手伝わ せ て もらう ぜ → てつだわ||||

死 神 の 仕事 って ヤツ を よ 。 し|かみ||しごと||||

あぁ … よろしく な 。