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ナルト, Naruto Episode 216

Naruto Episode 216

( カカシ ) 口 寄せ の 術 !

♪ ~

( パックン ) おう 久しぶり じゃ な 。

( カカシ ) あまり 懐かし がって る 暇 は ない 。

任務 だ 。

あそこ に 見える の は 匠 の 里 じゃ な 。

( カカシ ) ああ 忍 具 開発 の プロフェッショナル たち の 里 だ 。

彼ら の 開発 する 優秀 な 忍 具 は

われわれ 忍 五 大国 に も 供給 さ れ て いる ん だ が … 。

どう も 最近 妙 な うわさ が あって な 。

妙 な うわさ ?

( カカシ ) 何でも 究極 の 兵器 を 開発 し

五 大国 を 敵 に 回 そ う と し て いる と か 。

フッフ ~ つまり わし ら は 里 を 探り

その 究極 の 兵器 って やつ が ある か どう か

確かめ て くれ ば いい ん だ な ? ( カカシ ) そう いう こと だ 。

お 安い 御用 じゃ 。

♪ ~

♪ ~

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら

♪ 側 に い なく て も

♪ 笑顔 は 届け たい

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ こんなに も 近く に 感じ てる

♪ ふた つ の 想い

( カカシ ) ウッフ ~ フフ フフ … 。

お っ !

おい 妙 な こと に な っと る ぞ 。

( カカシ ) ん … どう し た ? ( パックン ) 里 の 中 に は

人 っ子 一 人 おら ん 。

その 上 とんでもない もの を 見つけ た 。

( カカシ ) 何 ! ?

♪ ~

( パックン ) あれ じゃ 。

( カカシ ) 匠 の 里 の 創始 者 セイ メイ の 棺おけ か 。

遺体 まで も 。

こりゃ あ ただ事 じゃ ねえ な 。

( カカシ ) 匠 たち は この 里 を 捨て て 一体 どこ へ ?

( ナルト ) は ぁ ~ 腹 減った 腹 減った ~ 。

きょう の ラーメン 奮発 し て

卵 2 個 付け ちゃ お っか な ~ っと 。

アハハ ~ ! エヘヘ !

あっ ?

あ ~ ! あれ って ば … 。

( サクラ ) ひょっとして 待た せ ちゃ った ?

( シカマル ) 別に … ちょっと 前 に 来 た とこ だ 。

あ … あっ ! よかった 。

じゃあ はい 。

ちゃんと 渡し た から ね 。

( シカマル ) は いはい めん どくせ ぇ な 。 フフ … 。

ちょっと 待った ~ ! ( シカマル ・ サクラ ) ん ?

何 やって ん だって ば よ ! ? 2 人 と も !

俺 に 断り も なく こんな 所 で こっそり と !

ナルト ? は ぁ ?

ひどい って ば よ ! ひどい って ば よ サクラ ちゃん !

俺 と は ち っと も デート し て くん ねえ のに さ !

何 いきなり 訳 分か ん ない こと 言って ん の よ !

フッ ! 痛い 痛い 痛い 痛い … !

ばあちゃん の お 使い ? ええ 。

何でも 新しい 毒 が 発見 さ れ た と か で 。

シカマル の お 父さん に 用意 し て もらう

研究 用 の 薬剤 リスト を 渡し て い た の 。

何 だ 。 った く 早とちり が 。

ハハ … デヘヘヘ … 。 あっ そう いえ ば

綱 手 様 の 所 に テマリ さん から の 近況 報告 が 来 て た の よ ね 。

近況 報告 ? って どんな ?

えっ と ね 砂 の 里 で は

木 ノ 葉 の カリキュラム の プログラム を まね て

忍者 の 育成 を 始め た ん です って 。

テマリ さん たち 三 姉弟 も その 教官 を 務め てる そう よ 。

教官 ! ?

あの きつい 女 に 教官 なんか 務 まん の か ね ?

へ ぇ ~ あの 我 愛 羅 が か 。

( テマリ ) 実戦 訓練 だ 。

これ ら の 中 から 自分 に 合った 忍 具 を 選択 しろ 。

( テマリ ) 何 だ ? ( マツリ ) あの ~

どう し て も 選ば なきゃ いけ ない ん でしょ う か ?

( テマリ ) ん ? ( カンクロウ ) どう いう こと だ ?

武器 を 使え ば

相手 を 傷つけ て しまい ます 。

殺し て しまう かも しれ ませ ん 。

( 我 愛 羅 ) 武器 と は … 。 ( 生徒 たち ) えっ ?

あっ 。

いや 何でも ない 。

任務 は 遊び じゃ ない 。

そんな 心構え で 戦い の 場 に 出 たら 死ぬ ぞ 。

す … すみません 。

( 生徒 1 ) ばか な 質問 する から

我 愛 羅 を 怒ら せ ち まって … 知ら ない ぞ 。

( カンクロウ ) 実戦 訓練 は われわれ 3 名 で 行う 。

それぞれ 希望 の クラス に 集まれ 。

( ざわめき ) 我 愛 羅 笑顔 笑顔 。

そんな 仏頂面 し て たら 怖 がって 誰 も 選ば ない ぞ 。

( ざわめき ) うち の 父さん が 我 愛 羅 の こと

「 砂 の 最終 兵器 」 って 言って た ぞ 。

( 生徒 2 ) ああ 怒ら せ たら

砂 の 里 が 滅 ん じ まう ほど な ん だって な 。

( 生徒 3 ) 怖い から あそこ は やめ とこ 。

( 生徒 4 ) よし 俺 は テマリ さん だ 。

( 生徒 5 ) あたし は カン クロウ さん よ !

♪ ~

( マツリ ) 《 あの 人 さっき 何 か 教え て くれよ う と し て い た 》

( 足音 )

あの お 願い し ます 。

俺 で いい の か ?

お 願い し ます !

( カンクロウ ) フフ … 。

( 生徒 1 ) これ カッコいい な ! ( 生徒 2 ) それ デカ すぎ だ ろ !

俺 これ に しよ う !

♪ ~

名 は ?

あっ マツリ です !

マツリ 武器 を 選べ 。

はっ 。

< う っ ! >

どう し た ?

あっ 。

その 武器 で かかって こい 。

俺 を 殺す つもり で な 。 ( マツリ ) は … はい !

う … う ぅ … あ ~ !

「 鬼 に 金 棒 」 と は いう が

お前 に は 無理 だ 。 ( マツリ ) あっ はい 。

何 を 選べ ば いい の か 教え て ください 。

♪ ~

縄 ひょう と いう 武器 だ 。 ( マツリ ) 縄 ひょう ?

あっ 。

縄 の 先 の 鋭い 刃 は 攻撃 と いう より

自分 の 勢力 範囲 に 敵 を 入り込ま せ ない ため 。

そして 縄 で 敵 の 動き を 封じる !

みずから の 体 の 一部 と し て 扱 える まで 訓練 しろ 。

( マツリ ) は … はい !

( 風 の 音 ) ( 忍 1 ) う っ !

( 忍 2 ) あっ !

( 風 の 音 )

( 忍 3 ) はっ !

( 忍 3 ) おのれ 何者 ! ?

あっ !

( 竜 眼 ) フン 砂 の 里 の 忍 と は この 程度 か よ 。

( 宝 亀 ) 待て 生かし て おけ 。

あいつ を 引っ張り出す の に 使える 。

( カンクロウ ) ん ! ?

( 忍 3 ) あ … あぁ … 。

( テマリ ) しっかり しろ ! どう し た ? 何 が あった ん だ ?

ガ … 我 愛 羅 に 早く … 。

タァ ~ !

はっ ! あぁ … 。

< はっ ! う っ ! >

< はっ ! >

あっ 。

どう し た ?

私 の 父 様 と 母 様 は

目 の 前 で 無数 の 武器 を 受け て … 。

だから 私 … 。

お前 は 何 の ため に 武器 を 持つ ? ( マツリ ) えっ ?

あいつ は … 。

< こいつ ら は … 。

お前 に とって 何 だ ! ? >

< こ … こいつ ら は

俺 の 仲間 だって ば よ !

これ 以上 ち っと でも 傷つけ て み や がれ 。

て め ぇ ぶ っ 飛ばす ぞ ! >

あいつ は 俺 に そう 言った ん だ 。

( 宝 亀 ) あれ が われら の 目標 我 愛 羅 だ 。

ん ?

( カンクロウ ) 我 愛 羅 お前 を 迎え に 行く ところ だった 。

( テマリ ) 警ら 忍者 が 何者 か に 襲わ れ た 。

四 天 象 人 と 名乗る

奇怪 な 武器 を 操る 者 たち が

我 愛 羅 に 告げよ と 。

「 われら 究極 の 兵器 たる お前 に

挑戦 を 表明 する 。

挑戦 を 受け ね ば

毎日 1 人 ずつ

お前 の 身近 な 者 を 連れ 去り

モズ の はや に え と なす 」 と 。

( マツリ ) ハァ ハァ ハァ … 。

≪ ( 孔雀 ) あんた 我 愛 羅 の 生徒 かい ?

( 孔雀 ) 最初 の いけにえ に なって もらう よ 。

この 縄 ひょう は ?

待て 。

敵 は 北東 へ 。

マツリ が まず いけにえ に 。

でも 四 天 象 人 と 名乗る 者 たち の 本当 の 標的 は

我 愛 羅 お前 だ 。 ( 我 愛 羅 ) ああ 。

すぐ に 上 忍 会議 に 。

♪ ~

( バキ ) 四 天 象 人 と 名乗る 者 たち が 去って いった

北東 の 方角 に は 川 の 国 を 挟み

火 の 国 木 ノ 葉 隠れ の 里 が ある 。

したがって 木 ノ 葉 に 協力 を 要請 する こと に なった 。

テマリ カン クロウ 我 愛 羅

隊 を 組み すぐ 追跡 の 準備 を せよ 。

待って くれ 。

敵 の 狙い は 我 愛 羅 だ それ じゃ みすみす

わな に かかり に 行く よう な もの だ ろ う !

ああ そう だ なぜ 手 勢 を 出し て くれ ない ?

敵 の 陽動 作戦 かも しれ ない 。

追っ手 を 出せ ば 里 が 手薄 と なる 。

じゃ せめて あんた は 一緒に 来る ん だ ろ う な ?

バキ !

( 上役 ) < 恐らく 敵 の 狙い は 守 鶴 で あ ろ う 。

我 愛 羅 は 砂 の 最終 兵器 >

< それ が 分かって いる の なら … >

( 上役 ) < しかし また 里 に とって も

危険 な もろ刃 の 剣 。

この 際 2 つ と も ぶつかり合って 消え て くれ れ ば >

< あっ … 。

では せめて 私 も 一緒に … >

< いや お前 に は 別 の 任務 が ある 。

あの 3 人 だけ で 行か せる ん だ >

どう な ん だ ? おい !

俺 に は 別 の 任務 が 与え られ て いる ん で な 。

行け ! お前 たち の 生徒 だ ろ う ?

くっ ! あっ 。

行く よ ! カン クロウ 。 ( カンクロウ ) チッ 。

そい つ で 大丈夫 な の か ?

( 竜 眼 ) ただ の ガキ だ ぜ 。

( 水 虎 ) 来る の か ? あいつ 。

ああ 来 なけ れ ば

ヤツ に 関わった 人間 を 次々 と いけにえ に する まで 。

( 鳴き声 )

( シズネ ) あれ は … 。

( 鳴き声 )

あぁ … 砂 の 里 から の 伝令 ! ?

( シカマル ) 我 愛 羅 が なぜ ?

( 綱 手 ) さ ぁ な 目的 は 我 愛 羅 へ の 挑戦 。

人質 は 忍者 学校 の 生徒 。

敵 は 川 の 国 から 火 の 国 の 方角 に 逃走 中 。

その あと を 我 愛 羅 テマリ カン クロウ の 3 人 が 追って いる 。

今 の ところ 分かって いる の は それ だけ だ 。

な っ … それ だけ の 情報 で

我 愛 羅 に 挑戦 する 自信 過剰 野郎 を 止める

作戦 立てろ って いう ん す か ?

( 綱 手 ) ああ 砂 の 里 と は 友好 関係 だ から な 。

ちょ い 待って ください よ 。

サスケ の 時 は 今 より ずっと 情報 が ない 状態 で

彼ら は 来 て くれ た 。

あの 時 より やっかい っす よ 。

追跡 より 待ち伏せ の ほう が

範囲 は ずっと 広い です から ね 。

例 の 匠 の 里 の 件 も あり

上 忍 中 忍 は 出払って いる 。

シズネ 。 ( シズネ ) はい 。

今 使える 下 忍 は それ だけ だ 。

これ から 30 分 以内 に

お前 が 使い たい と 思う 下 忍 を 連れ て 里 を 出ろ 。

ここ に は サクラ の 名前 が ない っす けど 。

あぁ 医療 忍術 の 修業 中 だ から な 。

( シカマル ) 任務 は 受け ます 。

でも 1 つ だけ 条件 が あり ます 。 ( 綱 手 ) ん ?

サクラ を 貸し て ください 。

サクラ を ?

♪ ~

( チョウジ ) そろそろ 時間 だ よ これ で 全員 な の ? シカマル 。

まだ 1 人 来 ない 。

( いの ) それ って やっぱり … 。 ( 足音 )

お 待た せ !

腹 が 減って は 任務 は でき ねえ !

ちょっと 一 楽 に 寄って た もん だ から さ 。

え ~ ! 自分 だけ ずるい ぞ ! 僕 も … !

よ ~ し これ で 全員 そろった な 出発 する ぞ 。

え … えっ ! ? こ … これ だけ か ?

里 に 残って る 下 忍 総 動員 の 作戦 って 聞い た ぜ 。

だから これ で 全員 だ 。 おかしい だ ろ う !

修業 中 の サクラ ちゃん は ともかく と し て も

シノ だって ネジ と ヒナタ だって いる はず だって ば よ !

( キバ ) 確か に 索敵 能 力 が ある 忍者 が

俺 と 赤 丸 だけ って の は 変 だ な 。

( リー ) この チーム イケイケ 超 攻撃 型 って ところ です か ?

ああ 名付け て

「 チーム 恩返し 」 だ 。 ( リー ) あ … 。

だっせ ぇ ネーミング 。

俺 たち は サスケ の 事件 の 時

砂 の 里 の 連中 に 助け られ た 。

いわば 今度 の 作戦 は その 時 の 恩返し だ 。

よ ~ し !

みんな しっかり いつか の 借り を 返 そ う ぜ !

て め ぇ は リーダー じゃ ねえ だ ろ う 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 )

小 隊長 は 中 忍 の シカマル でしょ 。

で … で し た 。

タァ ~ もう だったら 早い とこ 作戦 を 決め て

出発 し よ う ぜ !

サ スケ ん 時 と 同じ で 縦 並び で 進む の か ?

( せきばらい ) 確か に

サスケ の 時 と 状況 は 似 てる 。

しかし 追跡 と 待ち伏せ で は 全く 作戦 が 異なる 。

白 眼 や 赤 丸 の 鼻 を 使って 追いかける って わけ に は いか ない 。

確か に そう ね 。 ( シカマル ) 異例 だ が

これ しか い ねえ から な 。

基本 は ツー マンセル と し て 二 人 一 組 で 行動 する 。

単独 行動 は いかなる 場合 も 禁止 だ 。

砂 の 里 の 忍者 に は 借り が ある 。

しかし 借り を 返す ため と は いえ

犠牲 は 絶対 出さ ない 。

ああ 分かった って ば よ !

♪ ~

いの は 俺 に つけ 。 ( いの ) うん !

チョウジ は キバ と 。

頼む ぜ チョウジ 赤 丸 !

うん ! ( 赤 丸 の 鳴き声 )

( シカマル ) リー は ナルト と 。 ( リー ) はい !

勝手 な 行動 は 慎 ん で ください よ 。

そんな 念 を 押す なって ば よ 。

( シカマル ) それ から さっき ナルト が 言って た 4 人 は

先 に 出発 し て いる 。

4 人 って シノ と ネジ と ヒナタ と サクラ ちゃん が ?

ああ 4 人 は 別 行動 を 取り

今後 も 戦闘 に は 参加 し ない 。 な … 何で だ よ ! ?

( キバ ) すげ ぇ 戦力 の むだ じゃ ねえ か よ !

その 代わり 広範囲 の 索敵 行動

そして 戦闘 が 始まった 場合 の 医療 行為 に 専念 し て もらう 。

これ が お前 ら の 命 預かった

俺 の 作戦 だ 。

♪ ~

♪ ~

《 よ ~ し 待って ろ よ 我 愛 羅 !

しっかり 恩返し し て やる って ば よ ! 》

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で

♪ 笑って いる から

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も

♪ 変え て み せる 全て の 思い で

♪ 照らす よ 今 すぐ

♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を

♪ 探し て いる ん だ ろ う

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で 笑って いる から

♪ ~

( テマリ ) 〈 敵 の 1 人 は 風 使い か 。

おもしろい あたし が 相手 に なって やる 〉

( カンクロウ ) 〈 じゃあ ガキ の おもちゃ み て ぇ な

剣 振り回す ヤツ は この 俺 が 相手 を し て やる じゃ ん 〉

( テマリ ) 〈 そう いう わけ だ 行き な ! 我 愛 羅 〉

( 我 愛 羅 ) 〈 しかし 大丈夫 な の か ? 〉

( カンクロウ ) 〈 ハッ こんな ヤツ ら 片 す のに

お前 の 力 を 借りる まで も ねえ よ 〉

( テマリ ) 〈 急ぐ ん だ よ 我 愛 羅 あの 子 は お前 の 生徒 な ん だ ろ 〉

( 毛利 蘭 ) 風 が 気持ち いい ね ~ 。

( 園子 ) ホント ~。

これ から 行く 離島 の 近く はね

チョー キレイ な お 魚 が いっぱい 泳 い で ん の よ ~。

( 光彦 ) なんか ワクワク し ます ね !


Naruto Episode 216

( カカシ ) 口 寄せ の 術 ! |くち|よせ||じゅつ

♪ ~

( パックン ) おう 久しぶり じゃ な 。 ||ひさしぶり||

( カカシ ) あまり 懐かし がって る 暇 は ない 。 ||なつかし|||いとま||

任務 だ 。 にんむ|

あそこ に 見える の は 匠 の 里 じゃ な 。 ||みえる|||たくみ||さと||

( カカシ ) ああ 忍 具 開発 の プロフェッショナル たち の 里 だ 。 ||おし|つぶさ|かいはつ||ぷろふぇっしょなる|||さと|

彼ら の 開発 する 優秀 な 忍 具 は かれら||かいはつ||ゆうしゅう||おし|つぶさ|

われわれ 忍 五 大国 に も 供給 さ れ て いる ん だ が … 。 |おし|いつ|たいこく|||きょうきゅう|||||||

どう も 最近 妙 な うわさ が あって な 。 ||さいきん|たえ|||||

妙 な うわさ ? たえ||

( カカシ ) 何でも 究極 の 兵器 を 開発 し |なんでも|きゅうきょく||へいき||かいはつ|

五 大国 を 敵 に 回 そ う と し て いる と か 。 いつ|たいこく||てき||かい||||||||

フッフ ~ つまり わし ら は 里 を 探り |||||さと||さぐり

その 究極 の 兵器 って やつ が ある か どう か |きゅうきょく||へいき|||||||

確かめ て くれ ば いい ん だ な ? ( カカシ ) そう いう こと だ 。 たしかめ||||||||||||

お 安い 御用 じゃ 。 |やすい|ごよう|

♪ ~

♪ ~

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から |がわ||||

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て から|||すきま|おおき||

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事 なまいき||きみ||すなお||へんじ

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい |||さびしい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら みなれ||がい||なき|||

♪ 側 に い なく て も がわ|||||

♪ 笑顔 は 届け たい えがお||とどけ|

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ こんなに も 近く に 感じ てる ||ちかく||かんじ|

♪ ふた つ の 想い |||おもい

( カカシ ) ウッフ ~ フフ フフ … 。

お っ !

おい 妙 な こと に な っと る ぞ 。 |たえ|||||||

( カカシ ) ん … どう し た ? ( パックン ) 里 の 中 に は ||||||さと||なか||

人 っ子 一 人 おら ん 。 じん|っこ|ひと|じん||

その 上 とんでもない もの を 見つけ た 。 |うえ||||みつけ|

( カカシ ) 何 ! ? |なん

♪ ~

( パックン ) あれ じゃ 。

( カカシ ) 匠 の 里 の 創始 者 セイ メイ の 棺おけ か 。 |たくみ||さと||そうし|もの|せい|||かんおけ|

遺体 まで も 。 いたい||

こりゃ あ ただ事 じゃ ねえ な 。 ||ただごと|||

( カカシ ) 匠 たち は この 里 を 捨て て 一体 どこ へ ? |たくみ||||さと||すて||いったい||

( ナルト ) は ぁ ~ 腹 減った 腹 減った ~ 。 |||はら|へった|はら|へった

きょう の ラーメン 奮発 し て ||らーめん|ふんぱつ||

卵 2 個 付け ちゃ お っか な ~ っと 。 たまご|こ|つけ|||||

アハハ ~ ! エヘヘ !

あっ ?

あ ~ ! あれ って ば … 。

( サクラ ) ひょっとして 待た せ ちゃ った ? ||また|||

( シカマル ) 別に … ちょっと 前 に 来 た とこ だ 。 |べつに||ぜん||らい|||

あ … あっ ! よかった 。

じゃあ はい 。

ちゃんと 渡し た から ね 。 |わたし|||

( シカマル ) は いはい めん どくせ ぇ な 。 フフ … 。

ちょっと 待った ~ ! ( シカマル ・ サクラ ) ん ? |まった|||

何 やって ん だって ば よ ! ? 2 人 と も ! なん||||||じん||

俺 に 断り も なく こんな 所 で こっそり と ! おれ||ことわり||||しょ|||

ナルト ? は ぁ ?

ひどい って ば よ ! ひどい って ば よ サクラ ちゃん ! ||||||||さくら|

俺 と は ち っと も デート し て くん ねえ のに さ ! おれ||||||でーと||||||

何 いきなり 訳 分か ん ない こと 言って ん の よ ! なん||やく|わか||||いって|||

フッ ! 痛い 痛い 痛い 痛い … ! |いたい|いたい|いたい|いたい

ばあちゃん の お 使い ? ええ 。 |||つかい|

何でも 新しい 毒 が 発見 さ れ た と か で 。 なんでも|あたらしい|どく||はっけん||||||

シカマル の お 父さん に 用意 し て もらう |||とうさん||ようい|||

研究 用 の 薬剤 リスト を 渡し て い た の 。 けんきゅう|よう||やくざい|りすと||わたし||||

何 だ 。 った く 早とちり が 。 なん||||はやとちり|

ハハ … デヘヘヘ … 。 あっ そう いえ ば

綱 手 様 の 所 に テマリ さん から の 近況 報告 が 来 て た の よ ね 。 つな|て|さま||しょ||||||きんきょう|ほうこく||らい|||||

近況 報告 ? って どんな ? きんきょう|ほうこく||

えっ と ね 砂 の 里 で は |||すな||さと||

木 ノ 葉 の カリキュラム の プログラム を まね て き||は||||ぷろぐらむ|||

忍者 の 育成 を 始め た ん です って 。 にんじゃ||いくせい||はじめ||||

テマリ さん たち 三 姉弟 も その 教官 を 務め てる そう よ 。 |||みっ|してい|||きょうかん||つとめ|||

教官 ! ? きょうかん

あの きつい 女 に 教官 なんか 務 まん の か ね ? ||おんな||きょうかん||つとむ||||

へ ぇ ~ あの 我 愛 羅 が か 。 |||われ|あい|ら||

( テマリ ) 実戦 訓練 だ 。 |じっせん|くんれん|

これ ら の 中 から 自分 に 合った 忍 具 を 選択 しろ 。 |||なか||じぶん||あった|おし|つぶさ||せんたく|

( テマリ ) 何 だ ? ( マツリ ) あの ~ |なん|||

どう し て も 選ば なきゃ いけ ない ん でしょ う か ? ||||えらば|||||||

( テマリ ) ん ? ( カンクロウ ) どう いう こと だ ?

武器 を 使え ば ぶき||つかえ|

相手 を 傷つけ て しまい ます 。 あいて||きずつけ|||

殺し て しまう かも しれ ませ ん 。 ころし||||||

( 我 愛 羅 ) 武器 と は … 。 ( 生徒 たち ) えっ ? われ|あい|ら|ぶき|||せいと||

あっ 。

いや 何でも ない 。 |なんでも|

任務 は 遊び じゃ ない 。 にんむ||あそび||

そんな 心構え で 戦い の 場 に 出 たら 死ぬ ぞ 。 |こころがまえ||たたかい||じょう||だ||しぬ|

す … すみません 。

( 生徒 1 ) ばか な 質問 する から せいと|||しつもん||

我 愛 羅 を 怒ら せ ち まって … 知ら ない ぞ 。 われ|あい|ら||いから||||しら||

( カンクロウ ) 実戦 訓練 は われわれ 3 名 で 行う 。 |じっせん|くんれん|||な||おこなう

それぞれ 希望 の クラス に 集まれ 。 |きぼう||くらす||あつまれ

( ざわめき ) 我 愛 羅 笑顔 笑顔 。 |われ|あい|ら|えがお|えがお

そんな 仏頂面 し て たら 怖 がって 誰 も 選ば ない ぞ 。 |ぶっちょうづら||||こわ||だれ||えらば||

( ざわめき ) うち の 父さん が 我 愛 羅 の こと |||とうさん||われ|あい|ら||

「 砂 の 最終 兵器 」 って 言って た ぞ 。 すな||さいしゅう|へいき||いって||

( 生徒 2 ) ああ 怒ら せ たら せいと||いから||

砂 の 里 が 滅 ん じ まう ほど な ん だって な 。 すな||さと||めつ||||||||

( 生徒 3 ) 怖い から あそこ は やめ とこ 。 せいと|こわい|||||

( 生徒 4 ) よし 俺 は テマリ さん だ 。 せいと||おれ||||

( 生徒 5 ) あたし は カン クロウ さん よ ! せいと|||かん|||

♪ ~

( マツリ ) 《 あの 人 さっき 何 か 教え て くれよ う と し て い た 》 ||じん||なん||おしえ||||||||

( 足音 ) あしおと

あの お 願い し ます 。 ||ねがい||

俺 で いい の か ? おれ||||

お 願い し ます ! |ねがい||

( カンクロウ ) フフ … 。

( 生徒 1 ) これ カッコいい な ! ( 生徒 2 ) それ デカ すぎ だ ろ ! せいと||かっこいい||せいと|||||

俺 これ に しよ う ! おれ||||

♪ ~

名 は ? な|

あっ マツリ です ! |まつり|

マツリ 武器 を 選べ 。 まつり|ぶき||えらべ

はっ 。

< う っ ! >

どう し た ?

あっ 。

その 武器 で かかって こい 。 |ぶき|||

俺 を 殺す つもり で な 。 ( マツリ ) は … はい ! おれ||ころす||||||

う … う ぅ … あ ~ !

「 鬼 に 金 棒 」 と は いう が おに||きむ|ぼう||||

お前 に は 無理 だ 。 ( マツリ ) あっ はい 。 おまえ|||むり||||

何 を 選べ ば いい の か 教え て ください 。 なん||えらべ|||||おしえ||

♪ ~

縄 ひょう と いう 武器 だ 。 ( マツリ ) 縄 ひょう ? なわ||||ぶき|||なわ|

あっ 。

縄 の 先 の 鋭い 刃 は 攻撃 と いう より なわ||さき||するどい|は||こうげき|||

自分 の 勢力 範囲 に 敵 を 入り込ま せ ない ため 。 じぶん||せいりょく|はんい||てき||はいりこま|||

そして 縄 で 敵 の 動き を 封じる ! |なわ||てき||うごき||ふうじる

みずから の 体 の 一部 と し て 扱 える まで 訓練 しろ 。 ||からだ||いちぶ||||あつか|||くんれん|

( マツリ ) は … はい !

( 風 の 音 ) ( 忍 1 ) う っ ! かぜ||おと|おし||

( 忍 2 ) あっ ! おし|

( 風 の 音 ) かぜ||おと

( 忍 3 ) はっ ! おし|

( 忍 3 ) おのれ 何者 ! ? おし||なにもの

あっ !

( 竜 眼 ) フン 砂 の 里 の 忍 と は この 程度 か よ 。 りゅう|がん|ふん|すな||さと||おし||||ていど||

( 宝 亀 ) 待て 生かし て おけ 。 たから|かめ|まて|いかし||

あいつ を 引っ張り出す の に 使える 。 ||ひっぱりだす|||つかえる

( カンクロウ ) ん ! ?

( 忍 3 ) あ … あぁ … 。 おし||

( テマリ ) しっかり しろ ! どう し た ? 何 が あった ん だ ? ||||||なん||||

ガ … 我 愛 羅 に 早く … 。 |われ|あい|ら||はやく

タァ ~ !

はっ ! あぁ … 。

< はっ ! う っ ! >

< はっ ! >

あっ 。

どう し た ?

私 の 父 様 と 母 様 は わたくし||ちち|さま||はは|さま|

目 の 前 で 無数 の 武器 を 受け て … 。 め||ぜん||むすう||ぶき||うけ|

だから 私 … 。 |わたくし

お前 は 何 の ため に 武器 を 持つ ? ( マツリ ) えっ ? おまえ||なん||||ぶき||もつ||

あいつ は … 。

< こいつ ら は … 。

お前 に とって 何 だ ! ? > おまえ|||なん|

< こ … こいつ ら は

俺 の 仲間 だって ば よ ! おれ||なかま|||

これ 以上 ち っと でも 傷つけ て み や がれ 。 |いじょう||||きずつけ||||

て め ぇ ぶ っ 飛ばす ぞ ! > |||||とばす|

あいつ は 俺 に そう 言った ん だ 。 ||おれ|||いった||

( 宝 亀 ) あれ が われら の 目標 我 愛 羅 だ 。 たから|かめ|||||もくひょう|われ|あい|ら|

ん ?

( カンクロウ ) 我 愛 羅 お前 を 迎え に 行く ところ だった 。 |われ|あい|ら|おまえ||むかえ||いく||

( テマリ ) 警ら 忍者 が 何者 か に 襲わ れ た 。 |けいら|にんじゃ||なにもの|||おそわ||

四 天 象 人 と 名乗る よっ|てん|ぞう|じん||なのる

奇怪 な 武器 を 操る 者 たち が きかい||ぶき||あやつる|もの||

我 愛 羅 に 告げよ と 。 われ|あい|ら||つげよ|

「 われら 究極 の 兵器 たる お前 に |きゅうきょく||へいき||おまえ|

挑戦 を 表明 する 。 ちょうせん||ひょうめい|

挑戦 を 受け ね ば ちょうせん||うけ||

毎日 1 人 ずつ まいにち|じん|

お前 の 身近 な 者 を 連れ 去り おまえ||みぢか||もの||つれ|さり

モズ の はや に え と なす 」 と 。 もず|||||||

( マツリ ) ハァ ハァ ハァ … 。

≪ ( 孔雀 ) あんた 我 愛 羅 の 生徒 かい ? くじゃく||われ|あい|ら||せいと|

( 孔雀 ) 最初 の いけにえ に なって もらう よ 。 くじゃく|さいしょ||||||

この 縄 ひょう は ? |なわ||

待て 。 まて

敵 は 北東 へ 。 てき||ほくとう|

マツリ が まず いけにえ に 。 まつり||||

でも 四 天 象 人 と 名乗る 者 たち の 本当 の 標的 は |よっ|てん|ぞう|じん||なのる|もの|||ほんとう||ひょうてき|

我 愛 羅 お前 だ 。 ( 我 愛 羅 ) ああ 。 われ|あい|ら|おまえ||われ|あい|ら|

すぐ に 上 忍 会議 に 。 ||うえ|おし|かいぎ|

♪ ~

( バキ ) 四 天 象 人 と 名乗る 者 たち が 去って いった |よっ|てん|ぞう|じん||なのる|もの|||さって|

北東 の 方角 に は 川 の 国 を 挟み ほくとう||ほうがく|||かわ||くに||はさみ

火 の 国 木 ノ 葉 隠れ の 里 が ある 。 ひ||くに|き||は|かくれ||さと||

したがって 木 ノ 葉 に 協力 を 要請 する こと に なった 。 |き||は||きょうりょく||ようせい||||

テマリ カン クロウ 我 愛 羅 |かん||われ|あい|ら

隊 を 組み すぐ 追跡 の 準備 を せよ 。 たい||くみ||ついせき||じゅんび||

待って くれ 。 まって|

敵 の 狙い は 我 愛 羅 だ それ じゃ みすみす てき||ねらい||われ|あい|ら||||

わな に かかり に 行く よう な もの だ ろ う ! ||||いく||||||

ああ そう だ なぜ 手 勢 を 出し て くれ ない ? ||||て|ぜい||だし|||

敵 の 陽動 作戦 かも しれ ない 。 てき||ようどう|さくせん|||

追っ手 を 出せ ば 里 が 手薄 と なる 。 おって||だせ||さと||てうす||

じゃ せめて あんた は 一緒に 来る ん だ ろ う な ? ||||いっしょに|くる|||||

バキ !

( 上役 ) < 恐らく 敵 の 狙い は 守 鶴 で あ ろ う 。 うわやく|おそらく|てき||ねらい||しゅ|つる||||

我 愛 羅 は 砂 の 最終 兵器 > われ|あい|ら||すな||さいしゅう|へいき

< それ が 分かって いる の なら … > ||わかって|||

( 上役 ) < しかし また 里 に とって も うわやく|||さと|||

危険 な もろ刃 の 剣 。 きけん||もろは||けん

この 際 2 つ と も ぶつかり合って 消え て くれ れ ば > |さい||||ぶつかりあって|きえ||||

< あっ … 。

では せめて 私 も 一緒に … > ||わたくし||いっしょに

< いや お前 に は 別 の 任務 が ある 。 |おまえ|||べつ||にんむ||

あの 3 人 だけ で 行か せる ん だ > |じん|||いか|||

どう な ん だ ? おい !

俺 に は 別 の 任務 が 与え られ て いる ん で な 。 おれ|||べつ||にんむ||あたえ||||||

行け ! お前 たち の 生徒 だ ろ う ? いけ|おまえ|||せいと|||

くっ ! あっ 。

行く よ ! カン クロウ 。 ( カンクロウ ) チッ 。 いく||かん|||

そい つ で 大丈夫 な の か ? |||だいじょうぶ|||

( 竜 眼 ) ただ の ガキ だ ぜ 。 りゅう|がん|||がき||

( 水 虎 ) 来る の か ? あいつ 。 すい|とら|くる|||

ああ 来 なけ れ ば |らい|||

ヤツ に 関わった 人間 を 次々 と いけにえ に する まで 。 やつ||かかわった|にんげん||つぎつぎ|||||

( 鳴き声 ) なきごえ

( シズネ ) あれ は … 。

( 鳴き声 ) なきごえ

あぁ … 砂 の 里 から の 伝令 ! ? |すな||さと|||でんれい

( シカマル ) 我 愛 羅 が なぜ ? |われ|あい|ら||

( 綱 手 ) さ ぁ な 目的 は 我 愛 羅 へ の 挑戦 。 つな|て||||もくてき||われ|あい|ら|||ちょうせん

人質 は 忍者 学校 の 生徒 。 ひとじち||にんじゃ|がっこう||せいと

敵 は 川 の 国 から 火 の 国 の 方角 に 逃走 中 。 てき||かわ||くに||ひ||くに||ほうがく||とうそう|なか

その あと を 我 愛 羅 テマリ カン クロウ の 3 人 が 追って いる 。 |||われ|あい|ら||かん|||じん||おって|

今 の ところ 分かって いる の は それ だけ だ 。 いま|||わかって||||||

な っ … それ だけ の 情報 で |||||じょうほう|

我 愛 羅 に 挑戦 する 自信 過剰 野郎 を 止める われ|あい|ら||ちょうせん||じしん|かじょう|やろう||とどめる

作戦 立てろ って いう ん す か ? さくせん|たてろ|||||

( 綱 手 ) ああ 砂 の 里 と は 友好 関係 だ から な 。 つな|て||すな||さと|||ゆうこう|かんけい|||

ちょ い 待って ください よ 。 ||まって||

サスケ の 時 は 今 より ずっと 情報 が ない 状態 で さすけ||じ||いま|||じょうほう|||じょうたい|

彼ら は 来 て くれ た 。 かれら||らい|||

あの 時 より やっかい っす よ 。 |じ||||

追跡 より 待ち伏せ の ほう が ついせき||まちぶせ|||

範囲 は ずっと 広い です から ね 。 はんい|||ひろい|||

例 の 匠 の 里 の 件 も あり れい||たくみ||さと||けん||

上 忍 中 忍 は 出払って いる 。 うえ|おし|なか|おし||ではらって|

シズネ 。 ( シズネ ) はい 。

今 使える 下 忍 は それ だけ だ 。 いま|つかえる|した|おし||||

これ から 30 分 以内 に ||ぶん|いない|

お前 が 使い たい と 思う 下 忍 を 連れ て 里 を 出ろ 。 おまえ||つかい|||おもう|した|おし||つれ||さと||でろ

ここ に は サクラ の 名前 が ない っす けど 。 |||さくら||なまえ||||

あぁ 医療 忍術 の 修業 中 だ から な 。 |いりょう|にんじゅつ||しゅぎょう|なか|||

( シカマル ) 任務 は 受け ます 。 |にんむ||うけ|

でも 1 つ だけ 条件 が あり ます 。 ( 綱 手 ) ん ? |||じょうけん||||つな|て|

サクラ を 貸し て ください 。 さくら||かし||

サクラ を ? さくら|

♪ ~

( チョウジ ) そろそろ 時間 だ よ これ で 全員 な の ? シカマル 。 ||じかん|||||ぜんいん|||

まだ 1 人 来 ない 。 |じん|らい|

( いの ) それ って やっぱり … 。 ( 足音 ) ||||あしおと

お 待た せ ! |また|

腹 が 減って は 任務 は でき ねえ ! はら||へって||にんむ|||

ちょっと 一 楽 に 寄って た もん だ から さ 。 |ひと|がく||よって|||||

え ~ ! 自分 だけ ずるい ぞ ! 僕 も … ! |じぶん||||ぼく|

よ ~ し これ で 全員 そろった な 出発 する ぞ 。 ||||ぜんいん|||しゅっぱつ||

え … えっ ! ? こ … これ だけ か ?

里 に 残って る 下 忍 総 動員 の 作戦 って 聞い た ぜ 。 さと||のこって||した|おし|そう|どういん||さくせん||ききい||

だから これ で 全員 だ 。 おかしい だ ろ う ! |||ぜんいん|||||

修業 中 の サクラ ちゃん は ともかく と し て も しゅぎょう|なか||さくら|||||||

シノ だって ネジ と ヒナタ だって いる はず だって ば よ ! しの||ねじ||||||||

( キバ ) 確か に 索敵 能 力 が ある 忍者 が |たしか||さくてき|のう|ちから|||にんじゃ|

俺 と 赤 丸 だけ って の は 変 だ な 。 おれ||あか|まる|||||へん||

( リー ) この チーム イケイケ 超 攻撃 型 って ところ です か ? ||ちーむ||ちょう|こうげき|かた||||

ああ 名付け て |なづけ|

「 チーム 恩返し 」 だ 。 ( リー ) あ … 。 ちーむ|おんがえし|||

だっせ ぇ ネーミング 。 ||ねーみんぐ

俺 たち は サスケ の 事件 の 時 おれ|||さすけ||じけん||じ

砂 の 里 の 連中 に 助け られ た 。 すな||さと||れんちゅう||たすけ||

いわば 今度 の 作戦 は その 時 の 恩返し だ 。 |こんど||さくせん|||じ||おんがえし|

よ ~ し !

みんな しっかり いつか の 借り を 返 そ う ぜ ! ||||かり||かえ|||

て め ぇ は リーダー じゃ ねえ だ ろ う 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ||||りーだー||||||あか|まる|||こえ

小 隊長 は 中 忍 の シカマル でしょ 。 しょう|たいちょう||なか|おし|||

で … で し た 。

タァ ~ もう だったら 早い とこ 作戦 を 決め て |||はやい||さくせん||きめ|

出発 し よ う ぜ ! しゅっぱつ||||

サ スケ ん 時 と 同じ で 縦 並び で 進む の か ? |||じ||おなじ||たて|ならび||すすむ||

( せきばらい ) 確か に |たしか|

サスケ の 時 と 状況 は 似 てる 。 さすけ||じ||じょうきょう||に|

しかし 追跡 と 待ち伏せ で は 全く 作戦 が 異なる 。 |ついせき||まちぶせ|||まったく|さくせん||ことなる

白 眼 や 赤 丸 の 鼻 を 使って 追いかける って わけ に は いか ない 。 しろ|がん||あか|まる||はな||つかって|おいかける||||||

確か に そう ね 。 ( シカマル ) 異例 だ が たしか|||||いれい||

これ しか い ねえ から な 。

基本 は ツー マンセル と し て 二 人 一 組 で 行動 する 。 きほん|||||||ふた|じん|ひと|くみ||こうどう|

単独 行動 は いかなる 場合 も 禁止 だ 。 たんどく|こうどう|||ばあい||きんし|

砂 の 里 の 忍者 に は 借り が ある 。 すな||さと||にんじゃ|||かり||

しかし 借り を 返す ため と は いえ |かり||かえす||||

犠牲 は 絶対 出さ ない 。 ぎせい||ぜったい|ださ|

ああ 分かった って ば よ ! |わかった|||

♪ ~

いの は 俺 に つけ 。 ( いの ) うん ! ||おれ||||

チョウジ は キバ と 。

頼む ぜ チョウジ 赤 丸 ! たのむ|||あか|まる

うん ! ( 赤 丸 の 鳴き声 ) |あか|まる||なきごえ

( シカマル ) リー は ナルト と 。 ( リー ) はい !

勝手 な 行動 は 慎 ん で ください よ 。 かって||こうどう||まこと||||

そんな 念 を 押す なって ば よ 。 |ねん||おす|||

( シカマル ) それ から さっき ナルト が 言って た 4 人 は ||||||いって||じん|

先 に 出発 し て いる 。 さき||しゅっぱつ|||

4 人 って シノ と ネジ と ヒナタ と サクラ ちゃん が ? じん||しの||ねじ||||さくら||

ああ 4 人 は 別 行動 を 取り |じん||べつ|こうどう||とり

今後 も 戦闘 に は 参加 し ない 。 な … 何で だ よ ! ? こんご||せんとう|||さんか||||なんで||

( キバ ) すげ ぇ 戦力 の むだ じゃ ねえ か よ ! |||せんりょく||||||

その 代わり 広範囲 の 索敵 行動 |かわり|こうはんい||さくてき|こうどう

そして 戦闘 が 始まった 場合 の 医療 行為 に 専念 し て もらう 。 |せんとう||はじまった|ばあい||いりょう|こうい||せんねん|||

これ が お前 ら の 命 預かった ||おまえ|||いのち|あずかった

俺 の 作戦 だ 。 おれ||さくせん|

♪ ~

♪ ~

《 よ ~ し 待って ろ よ 我 愛 羅 ! ||まって|||われ|あい|ら

しっかり 恩返し し て やる って ば よ ! 》 |おんがえし||||||

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で |ちかく|

♪ 笑って いる から わらって||

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から かた||ない|よろこび||みつけ||

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も ||いく|やり||あめ||ふって|

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を ことば|||||おおきな|ゆめ|

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も かなえ||||きず||ふかく||

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から しんじ|つづけ||いま||ぼくら|||

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる め||||はしり|つづけ||

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も |みらい||ひかり||ない||いわ|||

♪ 変え て み せる 全て の 思い で かえ||||すべて||おもい|

♪ 照らす よ 今 すぐ てらす||いま|

♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う |かぜ||ぼくら||こころ||ためし||||||

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た |こころ||なか||てのひら||にぎりしめ|

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を |きみ||なみだ||こたえ|

♪ 探し て いる ん だ ろ う さがし||||||

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る |ゆめ||ちかく||こたえ|||||まって|

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で 笑って いる から |ちかく||わらって||

♪ ~

( テマリ ) 〈 敵 の 1 人 は 風 使い か 。 |てき||じん||かぜ|つかい|

おもしろい あたし が 相手 に なって やる 〉 |||あいて|||

( カンクロウ ) 〈 じゃあ ガキ の おもちゃ み て ぇ な ||がき||||||

剣 振り回す ヤツ は この 俺 が 相手 を し て やる じゃ ん 〉 けん|ふりまわす|やつ|||おれ||あいて||||||

( テマリ ) 〈 そう いう わけ だ 行き な ! 我 愛 羅 〉 |||||いき||われ|あい|ら

( 我 愛 羅 ) 〈 しかし 大丈夫 な の か ? 〉 われ|あい|ら||だいじょうぶ|||

( カンクロウ ) 〈 ハッ こんな ヤツ ら 片 す のに |||やつ||かた||

お前 の 力 を 借りる まで も ねえ よ 〉 おまえ||ちから||かりる||||

( テマリ ) 〈 急ぐ ん だ よ 我 愛 羅 あの 子 は お前 の 生徒 な ん だ ろ 〉 |いそぐ||||われ|あい|ら||こ||おまえ||せいと||||

( 毛利 蘭 ) 風 が 気持ち いい ね ~ 。 もうり|らん|かぜ||きもち||

( 園子 ) ホント ~。 そのこ|ほんと

これ から 行く 離島 の 近く はね ||いく|りとう||ちかく|

チョー キレイ な お 魚 が いっぱい 泳 い で ん の よ ~。 ||||ぎょ|||えい|||||

( 光彦 ) なんか ワクワク し ます ね ! てるひこ||わくわく|||