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ナルト, Naruto Episode 213

Naruto Episode 213

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら

♪ 側 に い なく て も

♪ 笑顔 は 届け たい

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ こんなに も 近く に 感じ てる

♪ ふた つ の 想い

( 悲鳴 )

( 男性 1 ) う わ ~ !

( 男性 2 ) う ~ わ !

( 雷鳴 ) ( 盗賊 ) ん ?

♪ ~

( フキ の 父 ) あ ~ !

≪ ( フキ ) やめ て ~ !

と … 父 様 を いじめ ない で !

ばか フキ 逃げろ ! ( 男性 ) あぁ … 。

( 盗賊 ) 何 を ためらって る ?

早く こいつ を 始末 しろ 。

それ が お前 の 仕事 だ ろ う 。

( 盗賊 ) どけ 。 ( フキ ) あ ~ !

フキ ! ( 盗賊 ) ヘヘ … 。

いい 物 持って る じゃ ねえ か もら っと く ぜ 。

頼む 娘 は 助け て くれ !

知る か 。

( 雷鳴 )

( フキ の 父 ) あ ~ !

( フキ ) 父 様 ! 父 様 !

父 様 !

( フキ の 泣き声 ) ( 盗賊 ) ヘッ 。

( 男性 ) やめろ ~ !

う っ !

あっ !

き … 貴 様 … あぁ … 。

( フキ の 泣き声 )

はい 。 ( フキ ) う っ !

( 男性 ) 大丈夫 だ よ 。

♪ ~

あっ ! ( 男性 ) 危ない ! う っ !

あ … あ ~ ~ !

( ナルト ) くっ … 。

もう 少し … もう 少し だって ば よ 。

ん … !

< 幻 の メンマ ? >

( テウチ ) < お うよ ただし その 麻 竹 を 手 に 入れ れ ば の 話 だ 。

何でも その 麻 竹 は

とんで も ねえ 断崖 に しか 生え ない らしい >

< じゃあ そい つ は 俺 が 絶対 手 に 入れる !

そん で その 幻 の メンマ の のった 一 楽 の ラーメン を

絶対 食って やる って ば よ ! >

幻 の メンマ … 。

やった !

あっ !

ハァ … 助かった 。

ん ?

何 だ ?

人 だ ! う … う わ ~ !

( 遠 雷 )

( 雷鳴 )

( サクラ ) 雨 も 降って ない のに 雷 なんて 何 か 不気味 。

う っ … 。

う わ ~ !

って そんな 大声 出し ちゃ ダメ だ って 。

ここ は 病院 な ん だ から 。

あんた が 大声 出さ せ てる ん でしょ !

あれ ? サクラ ちゃん その 白衣

もし かして 医療 班 の 手伝い か ?

すてき でしょ う ! やっと 私 も 白衣 を もらった の 。

そ っか よかった って ば よ 。

ちょうど サクラ ちゃん が い て くれ て 。

ちょっと 診 て ほしい ヤツ が いる ん だ 。

診 て ほしい 人 ?

あいつ だって ば よ 。

う わ 何 な の ? あれ って まさか ど ざ え もん ! ?

あいつ ど ざ え もん って いう ん だ 。

サクラ ちゃん の 知り合い だった なんて ね 。

違う わ よ ど ざ え もん って いう の は … 。

もう いい わ 知り合い と 思った けど 勘違い よ 。

そ っか じゃあ こいつ の こと 頼む な 。

ちょっと ここ は 木 ノ 葉 の 病院 だ から

里 の 人 以外 の 入院 は でき ない の 。

ま ぁ いい から いい から 。

じゃ 俺 って ば 用 が ある から あと よろしく ね !

あぁ こら ! ナルト !

待ち なさい よ !

( テウチ ) ん ~。

確か に これ は うわさ に 聞く 麻 竹 だ 。

か ぁ ~ ! これ で 幻 の ラーメン が 食える って ば よ !

何 言って ん だ 麻 竹 から メンマ を 作る に は

3 ~ 4 週間 は かかる ん だ ぞ 。 え ~ !

まず これ を 煮 て

それ から じっくり 発酵 さ せる ん だ 。

何 だ よ すぐ に 食え ねえ の か よ 。

うまい もん を 食う に は それなり の 覚悟 が いる ん だ よ 。

ナルト ! こんな とこ に い た の ね 。 あら ら どう し た ん だって ば よ ?

「 どう し た 」 じゃ ない わ よ ! この ~ !

あ 痛い 痛い 痛い 。 あたし に 変 な 患者 押しつけ て

自分 だけ のんびり ラーメン 食べる 気 ?

痛い 痛い … 。

( 忍 ) 時 逆 の 術 。

あれ 何 し てる ん だって ば よ ?

シ ~ !

潜在 意識 から 記憶 を 探って る の よ 。

ああ 例 の 逆行 催 眠って や つか 。

そう 。

何 か 思い出し た かい ?

( 忍 ) そう か 。

あの 子 記憶 喪失 みたい ね 。

えっ 記憶 喪失 ?

きょう は この 辺 で … また あした に しよ う 。

何にも 覚え て ない らしい わ 。

名前 も 住所 も 。

先生 たち の 術 も 効か ない なら 本物 ね 。

じゃあ さ 何 か 身元 の 分かる よう な も の ない の ?

う うん 持って た の は これ だけ だった 。

何 だ ? これ 。

はと 笛 よ オカリナ と も いう わ 。

オカリナ ? 割れ ちゃ って る けど ね 。

あっ これ くっつき そう だ な 。

記憶 が ない の は 一時的 な ショック 状態 かも しれ ない わ 。

とにかく あんた は これ に サイン し て 。

ん ? 何 ? それ 。 念書 。

さっき も 言った けど ここ は 木 ノ 葉 の 病院 よ 。

部 外 者 は 立ち入り 禁止 な の 。

何 か あった とき は 全部 ナルト に 責任 取って もらう から ね 。

え ~ ! 文句 ある ?

う ~ 分かった って ば よ 。

あ ~ あ とんだ 拾い物 し ち まった なぁ 。

( 雷鳴 )

( 雷鳴 )

う っ !

何 だ 何 だ ?

あれ って 病院 の ほう だ 。

( 半鐘 の 音 ) 皆 さ ~ ん 大丈夫 です から

落ち着 い て 避難 し て くださ ~ い !

( 半鐘 の 音 )

あっ 。

はっ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

( 悲鳴 )

( 男性 ) < 助け て くれ ~ ! >

う っ … 。

あぁ … 許し て … 。

許し て … 。

≪ 誰 か 残って る 人 は い ませ ん か ?

誰 か い ませ ん か ~ ?

♪ ~

( 綱 手 ) サクラ 全員 避難 し た か ? 今 確認 中 です 。

お ~ い サクラ ちゃん ! ナルト 。

大丈夫 か ? 何とか ね 。

あれ あいつ は ?

えっ ? そう いえ ば … 。

い ない わ 。

( 女性 ) 助け て ください ! 私 の 赤ちゃん が !

赤ちゃん が まだ 中 に いる ん です !

何 だ と ! ? そんな !

この 炎 じゃ もう 中 に 入れ そう に ない 。

( 綱 手 ) 何 を し て いる ! ? 消火 急げ !

≪ ( 赤ちゃん の 泣き声 )

はっ 。 ( 赤ちゃん の 泣き声 )

( 赤ちゃん の 泣き声 )

♪ ~

俺 が 行く って ば よ ! むちゃ よ !

赤ちゃん が いる の は 病院 の いちばん 奥 な の よ !

♪ ~

♪ ~ 何 だ ?

♪ ~ 笛 の 音 ?

♪ ~ あいつ だ !

♪ ~ 近づ い てる !

来 た !

影 分身 の 術 !

オーライ オーライ オーライ !

あぁ … 。 やった ! 赤ちゃん も 一緒 よ 。

よし ! ( 女性 ) 坊や !

( シズネ ) 間一髪 で し た ね 。

あぁ よかった 。

ありがとう ござい ます ! ありがとう !

( 男性 ) いえ 。

どうも ありがとう ござい まし た 。 ( 赤ちゃん ) あぁ … 。

記憶 喪失 の よそ者 ねぇ 。

やれやれ どう し た もの か 。

いい じゃ ねえ か よ !

あいつ 一 人 ぐらい 置 い て やって も 。

そう は いき ませ ん 里 の 安全 の ため に は

どんな ささい な こと でも 見逃す わけ に は いか ない ん です 。

でも さ あいつ が 悪い ヤツ じゃ ねえ って の は

今回 の こと で 分かった じゃ ねえ か 。

残念 だ けど 身元 の 分から ない 人間 を

里 に 置く こと は でき ない ん です 。

じゃあ あいつ が 何 か し たら

俺 が 責任 取って 何とか す っ から 。

サクラ あの 子 の 様子 は どう な ん だ ?

何 か 思い出し た の か ?

いえ まだ 何 も 。

そう か 。

頼む って ば よ ばあちゃん たち に も

幻 の メンマ を のせ た ラーメン 食わし て やっ から 。

幻 の … メンマ ?

おう よ ! 俺 って ば 任務 の 帰り に それ を 取り に 行って

そん で あいつ を 見つけ た ん だって ば よ !

あっ ! ( 綱 手 ) それ は 初耳 だ な 。

お前 任務 の 帰り に そんな 道草 し て た の か ?

痛い 痛い … 。

ナルト あの 坊主 の 面倒 を 見る と いう の は 本当 な ん だ な ?

ああ 本当 だって ば よ !

よし ! ならば あの 坊主 を 里 に 置 い て やろ う 。

綱 手 様 。

里 の 子ども を 救った 者 を 追い出す わけ に も いく まい 。

さ っす が ばあちゃん 話 が 分かる って ば よ !

俺 は うずまき ナルト よろしく な 。

あっ 僕 は … 。

あっ そ っ か お前 まだ 記憶 が 戻って ねえ ん だ もん な 。

なら う ~ ん と … 。

あっ 「 メンマ 」 ! メンマ に しろ よ 。

メンマ ? ああ それ を 取り に 行って

お前 を 見つけ た ん だ か ん な 。

メンマ … うん 分かった 。

僕 の 名前 は メンマ だ 。

決まり ! よろしく な メンマ 。

よろしく ね ナルト 君 。

( テウチ ) へい お 待ち !

( メンマ ) あぁ おいし そう 。

ここ の ラーメン は 世界 一 な ん だって ば よ !

( ナルト ・ メンマ ) いただき ます !

うめ ぇ ~ ! ( テウチ ) フッ フフ フフ … 。

だが こいつ は 完成 品 じゃ ねえ 。

何 か 足り ねえ ことに 気付か ねえ か ?

あっ ?

あっ ! そう いえ ば メンマ が のって ねえ って ば よ 。

おう よ ! 幻 の メンマ が 出来る まで

ナルト の ラーメン に メンマ は 封印 だ 。

って おっちゃん ちゃん と 出来る ん だ ろ う な ?

( テウチ ) おう もちろん よ !

ハハ ~ ! 待ち遠しい ぜ !

なぁ メンマ その とき は

絶対 俺 たち 2 人 で 食い に 来 よ う ぜ !

う … うん 。

さ ぁ 上がった 上がった ! ( メンマ ) お邪魔 し ます 。

きょう から ここ が お前 の うち だって ば よ 。

汚 ぇ とこ だ けど まっ ゆっくり し て くれよ 。

う わ ~ ! ホント に 汚い ね 。

そんな 細かい こと 気 に す ん なって 。

そ … そう だ ね 。

それ よ か さ さっさと 寝 て あし たっ から

お前 の 記憶 を 戻す 方法 を 考えよ う ぜ 。

うん 。

( いびき )

( 寝言 )

あ ~ よく 寝 た って ば よ !

( メンマ ) おはよう ナルト 君 。 あっ ?

メンマ ?

は ぁ ~。

きれい に 片づ い てる って ば よ 。

これ って お前 が やった の か ?

( メンマ ) うん 眠 れ なく て 暇 だった し ね 。

そりゃ あ 悪かった な 。

( あくび )

あっ メンマ ! 何 やって ん だ よ ! ? 何 って …

洗濯物 を 干し てる ん だ けど 。

あ ~ ! お前 って ば 人 の パンツ やめろ って !

そんな の 自分 で す っ から いい ん だ よ !

そう ?

さて と どう お前 の 記憶 を 戻 そ う かな ?

あっ そう だ !

来 いよ メンマ !

これ が 風 の 国 名物 砂 団子 。

きな 粉 を 砂 に 見立て て す ん げ ぇ うめ ぇ ん だ って !

へ ぇ ~。

んで こっち が 土 の 国 名物 岩 餅 。

パリ パリ し た 食 感 が たま ん ねえ ん だ !

( メンマ ) うん うん 。 で こっち が

水 の 国 名物 霧 蜜 豆 っと 。

どう だ ? 何 か 思い出し た か ?

( メンマ ) う うん 全然 。

何 だ ふるさと の 名物 が あれ ば

何 か 思い出す かも しん ねえ と 思った ん だ けど なぁ 。

( メンマ ) ごめん 。 あっ 謝る こと は ねえ って ば よ 。

ナルト 君 もう 僕 の 記憶 の こと は いい よ 。

えっ ?

( メンマ ) だって 僕 の 記憶 は

いつ どう やって 戻る か 分から ない もの 。

それ より ナルト 君 に は 自分 の 仕事 が ある ん だ ろ ?

ま ぁ そりゃ そう だ けど 。

顔 岩 の 掃除 を きょう 中 に やら なきゃ な ん ねえ し 。

だったら それ を やろ う よ ! ん ~。

あっ でも その 前 に ちょっと 待って 。

ん ? おい メンマ ?

お ばあさん 僕 が 家 まで 荷物 を 運び ます よ 。

( 女性 ) あら 悪い ねぇ 。

どう も ありがとう さん 。 ( メンマ ) いえ い い ん です 。

それにしても 庭 だいぶ 雑草 が 生え て ます ね 。

あぁ 最近 は 腰 が つらく て ね 。

草 も 伸び 放題 な ん だ よ 。

だったら 僕 が やり ます よ 。

ありゃ ま ぁ !

あっ お … 俺 も やる って ば よ !

悪い ねぇ 。

ハァ … やっと 終わった って ば よ 。

ナルト 君 。 何 だ ?

こっち も だって 。 えっ ?

この 辺 は みんな

お 年寄り ばっかり の 家 な ん だって さ 。

( 男性 1 ) すま ん のう !

( 男性 2 ) よろしく 頼み ます !

ぐ っ マジ ! ?

( 綱 手 ) 何 だ ? これ は 。

それ が ナルト 君 と あの 少年 に

里 の あちこち から お 礼 の 品 が 届 い て 。

何 を し てる ん だ ? あの 2 人 は 。

しっか し お 前 って ば 変わった ヤツ だ な 。

( メンマ ) そう かな ?

正義 感 が 強い って いう か 親切 の 塊 っ つう か 。

なかなか できる こと じゃ ねえ って ば よ 。

僕 は ただ 正しく 生き て いき たい ん だ 。

もう 後悔 なんか し たく ない 。

あっ メンマ お前 何 か 思い出し た の か ?

えっ いや 別に 。 あぁ そ っか 。

ダァ ~ ! 何 だ よ 鳥 の フン ?

えっ ?

血 だ !

あっ ! 手 を 貸せ メンマ !

うん !

どう し た ん だって ば よ ?

( 忍 ) 何者 か が … この 里 に 。

う っ !

逃げる ぞ !

メンマ この 人 を 頼む 。 分かった 。

♪ ~

あ ~ !

く っそ ~ !

この ~ ! 出 て き や がれ !

く そ ~ どこ に 隠れ て い や がん だ ?

ナルト 君 。

♪ ~

♪ ~ 笛 の 音 … メンマ か ?

ん … 何 だ ? これ 。

全身 に すげ ぇ 力 が 湧 い て くる って ば よ 。

よ ~ し ハッ !

す っげ ぇ ~ !

みなぎって くる って ば よ !

( 死 韻 ) ん ?

見つけ た !

く そ ~ 。

う っ !

やった !

ん ?

変わり 身 。

く っそ ~ 逃げ られ た か 。

大丈夫 ? ナルト 君 。

メンマ さっき の 笛 … 。

お前 一体 何者 だって ば よ ! ?

あっ 。

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で

♪ 笑って いる から

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も

♪ 変え て み せる 全て の 思い で

♪ 照らす よ 今 すぐ

♪ きっと 風 は

♪ 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を

♪ 探し て いる ん だ ろ う

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で 笑って いる から

♪ ~

( ネジ ) 〈 やはり あいつ ただ 者 じゃ ない な 〉

( テンテン ) 〈 やり合う と なる と やっかい な 相手 ね 〉

〈 待て って ば よ さっき から メンマ を 敵 み たい に … 〉

( テンテン ) 〈 その 可能 性 だって ある でしょ ? 〉

( ネジ ) 〈 先日 の くせ者 の 仲間 かも しれ ない 〉

〈 何 言って ん だ ! お前 ら 一緒に

メンマ の 記憶 を 探し て くれる ん じゃ ねえ の か ! 〉

( ネジ ) 〈 俺 たち の 任務 は あいつ の 正体 を 探る こと と

侵入 者 を 捕らえる こと 〉 ( テンテン ) 〈 あんた と 違って

メンマ を 信じ てる わけ じゃ ない の よ 〉


Naruto Episode 213

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から |がわ||||

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て から|||すきま|おおき||

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事 なまいき||きみ||すなお||へんじ

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい |||さびしい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら みなれ||がい||なき|||

♪ 側 に い なく て も がわ|||||

♪ 笑顔 は 届け たい えがお||とどけ|

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ こんなに も 近く に 感じ てる ||ちかく||かんじ|

♪ ふた つ の 想い |||おもい

( 悲鳴 ) ひめい

( 男性 1 ) う わ ~ ! だんせい||

( 男性 2 ) う ~ わ ! だんせい||

( 雷鳴 ) ( 盗賊 ) ん ? らいめい|とうぞく|

♪ ~

( フキ の 父 ) あ ~ ! ふき||ちち|

≪ ( フキ ) やめ て ~ ! ふき||

と … 父 様 を いじめ ない で ! |ちち|さま||||

ばか フキ 逃げろ ! ( 男性 ) あぁ … 。 |ふき|にげろ|だんせい|

( 盗賊 ) 何 を ためらって る ? とうぞく|なん|||

早く こいつ を 始末 しろ 。 はやく|||しまつ|

それ が お前 の 仕事 だ ろ う 。 ||おまえ||しごと|||

( 盗賊 ) どけ 。 ( フキ ) あ ~ ! とうぞく||ふき|

フキ ! ( 盗賊 ) ヘヘ … 。 ふき|とうぞく|

いい 物 持って る じゃ ねえ か もら っと く ぜ 。 |ぶつ|もって||||||||

頼む 娘 は 助け て くれ ! たのむ|むすめ||たすけ||

知る か 。 しる|

( 雷鳴 ) らいめい

( フキ の 父 ) あ ~ ! ふき||ちち|

( フキ ) 父 様 ! 父 様 ! ふき|ちち|さま|ちち|さま

父 様 ! ちち|さま

( フキ の 泣き声 ) ( 盗賊 ) ヘッ 。 ||なきごえ|とうぞく|

( 男性 ) やめろ ~ ! だんせい|

う っ !

あっ !

き … 貴 様 … あぁ … 。 |とうと|さま|

( フキ の 泣き声 ) ||なきごえ

はい 。 ( フキ ) う っ ! |ふき||

( 男性 ) 大丈夫 だ よ 。 だんせい|だいじょうぶ||

♪ ~

あっ ! ( 男性 ) 危ない ! う っ ! |だんせい|あぶない||

あ … あ ~ ~ !

( ナルト ) くっ … 。

もう 少し … もう 少し だって ば よ 。 |すこし||すこし|||

ん … !

< 幻 の メンマ ? > まぼろし||

( テウチ ) < お うよ ただし その 麻 竹 を 手 に 入れ れ ば の 話 だ 。 |||||あさ|たけ||て||いれ||||はなし|

何でも その 麻 竹 は なんでも||あさ|たけ|

とんで も ねえ 断崖 に しか 生え ない らしい > |||だんがい|||はえ||

< じゃあ そい つ は 俺 が 絶対 手 に 入れる ! ||||おれ||ぜったい|て||いれる

そん で その 幻 の メンマ の のった 一 楽 の ラーメン を |||まぼろし|||||ひと|がく||らーめん|

絶対 食って やる って ば よ ! > ぜったい|くって||||

幻 の メンマ … 。 まぼろし||

やった !

あっ !

ハァ … 助かった 。 |たすかった

ん ?

何 だ ? なん|

人 だ ! う … う わ ~ ! じん||||

( 遠 雷 ) とお|かみなり

( 雷鳴 ) らいめい

( サクラ ) 雨 も 降って ない のに 雷 なんて 何 か 不気味 。 |あめ||ふって|||かみなり||なん||ぶきみ

う っ … 。

う わ ~ !

って そんな 大声 出し ちゃ ダメ だ って 。 ||おおごえ|だし||だめ||

ここ は 病院 な ん だ から 。 ||びょういん||||

あんた が 大声 出さ せ てる ん でしょ ! ||おおごえ|ださ||||

あれ ? サクラ ちゃん その 白衣 |さくら|||はくい

もし かして 医療 班 の 手伝い か ? ||いりょう|はん||てつだい|

すてき でしょ う ! やっと 私 も 白衣 を もらった の 。 ||||わたくし||はくい|||

そ っか よかった って ば よ 。

ちょうど サクラ ちゃん が い て くれ て 。 |さくら||||||

ちょっと 診 て ほしい ヤツ が いる ん だ 。 |み|||やつ||||

診 て ほしい 人 ? み|||じん

あいつ だって ば よ 。

う わ 何 な の ? あれ って まさか ど ざ え もん ! ? ||なん|||||||||

あいつ ど ざ え もん って いう ん だ 。

サクラ ちゃん の 知り合い だった なんて ね 。 さくら|||しりあい|||

違う わ よ ど ざ え もん って いう の は … 。 ちがう||||||||||

もう いい わ 知り合い と 思った けど 勘違い よ 。 |||しりあい||おもった||かんちがい|

そ っか じゃあ こいつ の こと 頼む な 。 ||||||たのむ|

ちょっと ここ は 木 ノ 葉 の 病院 だ から |||き||は||びょういん||

里 の 人 以外 の 入院 は でき ない の 。 さと||じん|いがい||にゅういん||||

ま ぁ いい から いい から 。

じゃ 俺 って ば 用 が ある から あと よろしく ね ! |おれ|||よう||||||

あぁ こら ! ナルト !

待ち なさい よ ! まち||

( テウチ ) ん ~。

確か に これ は うわさ に 聞く 麻 竹 だ 。 たしか||||||きく|あさ|たけ|

か ぁ ~ ! これ で 幻 の ラーメン が 食える って ば よ ! ||||まぼろし||らーめん||くえる|||

何 言って ん だ 麻 竹 から メンマ を 作る に は なん|いって|||あさ|たけ||||つくる||

3 ~ 4 週間 は かかる ん だ ぞ 。 え ~ ! しゅうかん||||||

まず これ を 煮 て |||に|

それ から じっくり 発酵 さ せる ん だ 。 |||はっこう||||

何 だ よ すぐ に 食え ねえ の か よ 。 なん|||||くえ||||

うまい もん を 食う に は それなり の 覚悟 が いる ん だ よ 。 |||くう|||||かくご|||||

ナルト ! こんな とこ に い た の ね 。 あら ら どう し た ん だって ば よ ?

「 どう し た 」 じゃ ない わ よ ! この ~ !

あ 痛い 痛い 痛い 。 あたし に 変 な 患者 押しつけ て |いたい|いたい|いたい|||へん||かんじゃ|おしつけ|

自分 だけ のんびり ラーメン 食べる 気 ? じぶん|||らーめん|たべる|き

痛い 痛い … 。 いたい|いたい

( 忍 ) 時 逆 の 術 。 おし|じ|ぎゃく||じゅつ

あれ 何 し てる ん だって ば よ ? |なん||||||

シ ~ !

潜在 意識 から 記憶 を 探って る の よ 。 せんざい|いしき||きおく||さぐって|||

ああ 例 の 逆行 催 眠って や つか 。 |れい||ぎゃっこう|もよお|ねむって||

そう 。

何 か 思い出し た かい ? なん||おもいだし||

( 忍 ) そう か 。 おし||

あの 子 記憶 喪失 みたい ね 。 |こ|きおく|そうしつ||

えっ 記憶 喪失 ? |きおく|そうしつ

きょう は この 辺 で … また あした に しよ う 。 |||ほとり||||||

何にも 覚え て ない らしい わ 。 なんにも|おぼえ||||

名前 も 住所 も 。 なまえ||じゅうしょ|

先生 たち の 術 も 効か ない なら 本物 ね 。 せんせい|||じゅつ||きか|||ほんもの|

じゃあ さ 何 か 身元 の 分かる よう な も の ない の ? ||なん||みもと||わかる||||||

う うん 持って た の は これ だけ だった 。 ||もって||||||

何 だ ? これ 。 なん||

はと 笛 よ オカリナ と も いう わ 。 |ふえ||||||

オカリナ ? 割れ ちゃ って る けど ね 。 |われ|||||

あっ これ くっつき そう だ な 。

記憶 が ない の は 一時的 な ショック 状態 かも しれ ない わ 。 きおく|||||いちじてき||しょっく|じょうたい||||

とにかく あんた は これ に サイン し て 。 |||||さいん||

ん ? 何 ? それ 。 念書 。 |なん||ねんしょ

さっき も 言った けど ここ は 木 ノ 葉 の 病院 よ 。 ||いった||||き||は||びょういん|

部 外 者 は 立ち入り 禁止 な の 。 ぶ|がい|もの||たちいり|きんし||

何 か あった とき は 全部 ナルト に 責任 取って もらう から ね 。 なん|||||ぜんぶ|||せきにん|とって|||

え ~ ! 文句 ある ? |もんく|

う ~ 分かった って ば よ 。 |わかった|||

あ ~ あ とんだ 拾い物 し ち まった なぁ 。 |||ひろいもの||||

( 雷鳴 ) らいめい

( 雷鳴 ) らいめい

う っ !

何 だ 何 だ ? なん||なん|

あれ って 病院 の ほう だ 。 ||びょういん|||

( 半鐘 の 音 ) 皆 さ ~ ん 大丈夫 です から はんしょう||おと|みな|||だいじょうぶ||

落ち着 い て 避難 し て くださ ~ い ! おちつ|||ひなん||||

( 半鐘 の 音 ) はんしょう||おと

あっ 。

はっ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

( 悲鳴 ) ひめい

( 男性 ) < 助け て くれ ~ ! > だんせい|たすけ||

う っ … 。

あぁ … 許し て … 。 |ゆるし|

許し て … 。 ゆるし|

≪ 誰 か 残って る 人 は い ませ ん か ? だれ||のこって||じん|||||

誰 か い ませ ん か ~ ? だれ|||||

♪ ~

( 綱 手 ) サクラ 全員 避難 し た か ? 今 確認 中 です 。 つな|て|さくら|ぜんいん|ひなん||||いま|かくにん|なか|

お ~ い サクラ ちゃん ! ナルト 。 ||さくら||

大丈夫 か ? 何とか ね 。 だいじょうぶ||なんとか|

あれ あいつ は ?

えっ ? そう いえ ば … 。

い ない わ 。

( 女性 ) 助け て ください ! 私 の 赤ちゃん が ! じょせい|たすけ|||わたくし||あかちゃん|

赤ちゃん が まだ 中 に いる ん です ! あかちゃん|||なか||||

何 だ と ! ? そんな ! なん|||

この 炎 じゃ もう 中 に 入れ そう に ない 。 |えん|||なか||いれ|||

( 綱 手 ) 何 を し て いる ! ? 消火 急げ ! つな|て|なん|||||しょうか|いそげ

≪ ( 赤ちゃん の 泣き声 ) あかちゃん||なきごえ

はっ 。 ( 赤ちゃん の 泣き声 ) |あかちゃん||なきごえ

( 赤ちゃん の 泣き声 ) あかちゃん||なきごえ

♪ ~

俺 が 行く って ば よ ! むちゃ よ ! おれ||いく|||||

赤ちゃん が いる の は 病院 の いちばん 奥 な の よ ! あかちゃん|||||びょういん|||おく|||

♪ ~

♪ ~ 何 だ ? なん|

♪ ~ 笛 の 音 ? ふえ||おと

♪ ~ あいつ だ !

♪ ~ 近づ い てる ! ちかづ||

来 た ! らい|

影 分身 の 術 ! かげ|ぶんしん||じゅつ

オーライ オーライ オーライ ! おーらい|おーらい|おーらい

あぁ … 。 やった ! 赤ちゃん も 一緒 よ 。 ||あかちゃん||いっしょ|

よし ! ( 女性 ) 坊や ! |じょせい|ぼうや

( シズネ ) 間一髪 で し た ね 。 |かんいっぱつ||||

あぁ よかった 。

ありがとう ござい ます ! ありがとう !

( 男性 ) いえ 。 だんせい|

どうも ありがとう ござい まし た 。 ( 赤ちゃん ) あぁ … 。 |||||あかちゃん|

記憶 喪失 の よそ者 ねぇ 。 きおく|そうしつ||よそもの|

やれやれ どう し た もの か 。

いい じゃ ねえ か よ !

あいつ 一 人 ぐらい 置 い て やって も 。 |ひと|じん||お||||

そう は いき ませ ん 里 の 安全 の ため に は |||||さと||あんぜん||||

どんな ささい な こと でも 見逃す わけ に は いか ない ん です 。 |||||みのがす|||||||

でも さ あいつ が 悪い ヤツ じゃ ねえ って の は ||||わるい|やつ|||||

今回 の こと で 分かった じゃ ねえ か 。 こんかい||||わかった|||

残念 だ けど 身元 の 分から ない 人間 を ざんねん|||みもと||わから||にんげん|

里 に 置く こと は でき ない ん です 。 さと||おく||||||

じゃあ あいつ が 何 か し たら |||なん|||

俺 が 責任 取って 何とか す っ から 。 おれ||せきにん|とって|なんとか|||

サクラ あの 子 の 様子 は どう な ん だ ? さくら||こ||ようす|||||

何 か 思い出し た の か ? なん||おもいだし|||

いえ まだ 何 も 。 ||なん|

そう か 。

頼む って ば よ ばあちゃん たち に も たのむ|||||||

幻 の メンマ を のせ た ラーメン 食わし て やっ から 。 まぼろし||||||らーめん|くわし|||

幻 の … メンマ ? まぼろし||

おう よ ! 俺 って ば 任務 の 帰り に それ を 取り に 行って ||おれ|||にんむ||かえり||||とり||おこなって

そん で あいつ を 見つけ た ん だって ば よ ! ||||みつけ|||||

あっ ! ( 綱 手 ) それ は 初耳 だ な 。 |つな|て|||はつみみ||

お前 任務 の 帰り に そんな 道草 し て た の か ? おまえ|にんむ||かえり|||みちくさ|||||

痛い 痛い … 。 いたい|いたい

ナルト あの 坊主 の 面倒 を 見る と いう の は 本当 な ん だ な ? ||ぼうず||めんどう||みる|||||ほんとう||||

ああ 本当 だって ば よ ! |ほんとう|||

よし ! ならば あの 坊主 を 里 に 置 い て やろ う 。 |||ぼうず||さと||お||||

綱 手 様 。 つな|て|さま

里 の 子ども を 救った 者 を 追い出す わけ に も いく まい 。 さと||こども||すくった|もの||おいだす|||||

さ っす が ばあちゃん 話 が 分かる って ば よ ! ||||はなし||わかる|||

俺 は うずまき ナルト よろしく な 。 おれ|||||

あっ 僕 は … 。 |ぼく|

あっ そ っ か お前 まだ 記憶 が 戻って ねえ ん だ もん な 。 ||||おまえ||きおく||もどって|||||

なら う ~ ん と … 。

あっ 「 メンマ 」 ! メンマ に しろ よ 。

メンマ ? ああ それ を 取り に 行って ||||とり||おこなって

お前 を 見つけ た ん だ か ん な 。 おまえ||みつけ||||||

メンマ … うん 分かった 。 ||わかった

僕 の 名前 は メンマ だ 。 ぼく||なまえ|||

決まり ! よろしく な メンマ 。 きまり|||

よろしく ね ナルト 君 。 |||きみ

( テウチ ) へい お 待ち ! |||まち

( メンマ ) あぁ おいし そう 。

ここ の ラーメン は 世界 一 な ん だって ば よ ! ||らーめん||せかい|ひと|||||

( ナルト ・ メンマ ) いただき ます !

うめ ぇ ~ ! ( テウチ ) フッ フフ フフ … 。

だが こいつ は 完成 品 じゃ ねえ 。 |||かんせい|しな||

何 か 足り ねえ ことに 気付か ねえ か ? なん||たり|||きづか||

あっ ?

あっ ! そう いえ ば メンマ が のって ねえ って ば よ 。

おう よ ! 幻 の メンマ が 出来る まで ||まぼろし||||できる|

ナルト の ラーメン に メンマ は 封印 だ 。 ||らーめん||||ふういん|

って おっちゃん ちゃん と 出来る ん だ ろ う な ? ||||できる|||||

( テウチ ) おう もちろん よ !

ハハ ~ ! 待ち遠しい ぜ ! |まちどおしい|

なぁ メンマ その とき は

絶対 俺 たち 2 人 で 食い に 来 よ う ぜ ! ぜったい|おれ||じん||くい||らい|||

う … うん 。

さ ぁ 上がった 上がった ! ( メンマ ) お邪魔 し ます 。 ||あがった|あがった||おじゃま||

きょう から ここ が お前 の うち だって ば よ 。 ||||おまえ|||||

汚 ぇ とこ だ けど まっ ゆっくり し て くれよ 。 きたな|||||||||

う わ ~ ! ホント に 汚い ね 。 ||ほんと||きたない|

そんな 細かい こと 気 に す ん なって 。 |こまかい||き||||

そ … そう だ ね 。

それ よ か さ さっさと 寝 て あし たっ から |||||ね||||

お前 の 記憶 を 戻す 方法 を 考えよ う ぜ 。 おまえ||きおく||もどす|ほうほう||かんがえよ||

うん 。

( いびき )

( 寝言 ) ねごと

あ ~ よく 寝 た って ば よ ! ||ね||||

( メンマ ) おはよう ナルト 君 。 あっ ? |||きみ|

メンマ ?

は ぁ ~。

きれい に 片づ い てる って ば よ 。 ||かたづ|||||

これ って お前 が やった の か ? ||おまえ||||

( メンマ ) うん 眠 れ なく て 暇 だった し ね 。 ||ねむ||||いとま|||

そりゃ あ 悪かった な 。 ||わるかった|

( あくび )

あっ メンマ ! 何 やって ん だ よ ! ? 何 って … ||なん|||||なん|

洗濯物 を 干し てる ん だ けど 。 せんたくもの||ほし||||

あ ~ ! お前 って ば 人 の パンツ やめろ って ! |おまえ|||じん||ぱんつ||

そんな の 自分 で す っ から いい ん だ よ ! ||じぶん||||||||

そう ?

さて と どう お前 の 記憶 を 戻 そ う かな ? |||おまえ||きおく||もど|||

あっ そう だ !

来 いよ メンマ ! らい||

これ が 風 の 国 名物 砂 団子 。 ||かぜ||くに|めいぶつ|すな|だんご

きな 粉 を 砂 に 見立て て す ん げ ぇ うめ ぇ ん だ って ! |こな||すな||みたて||||||||||

へ ぇ ~。

んで こっち が 土 の 国 名物 岩 餅 。 |||つち||くに|めいぶつ|いわ|もち

パリ パリ し た 食 感 が たま ん ねえ ん だ ! ぱり|ぱり|||しょく|かん||||||

( メンマ ) うん うん 。 で こっち が

水 の 国 名物 霧 蜜 豆 っと 。 すい||くに|めいぶつ|きり|みつ|まめ|

どう だ ? 何 か 思い出し た か ? ||なん||おもいだし||

( メンマ ) う うん 全然 。 |||ぜんぜん

何 だ ふるさと の 名物 が あれ ば なん||||めいぶつ|||

何 か 思い出す かも しん ねえ と 思った ん だ けど なぁ 。 なん||おもいだす|||||おもった||||

( メンマ ) ごめん 。 あっ 謝る こと は ねえ って ば よ 。 |||あやまる||||||

ナルト 君 もう 僕 の 記憶 の こと は いい よ 。 |きみ||ぼく||きおく|||||

えっ ?

( メンマ ) だって 僕 の 記憶 は ||ぼく||きおく|

いつ どう やって 戻る か 分から ない もの 。 |||もどる||わから||

それ より ナルト 君 に は 自分 の 仕事 が ある ん だ ろ ? |||きみ|||じぶん||しごと|||||

ま ぁ そりゃ そう だ けど 。

顔 岩 の 掃除 を きょう 中 に やら なきゃ な ん ねえ し 。 かお|いわ||そうじ|||なか|||||||

だったら それ を やろ う よ ! ん ~。

あっ でも その 前 に ちょっと 待って 。 |||ぜん|||まって

ん ? おい メンマ ?

お ばあさん 僕 が 家 まで 荷物 を 運び ます よ 。 ||ぼく||いえ||にもつ||はこび||

( 女性 ) あら 悪い ねぇ 。 じょせい||わるい|

どう も ありがとう さん 。 ( メンマ ) いえ い い ん です 。

それにしても 庭 だいぶ 雑草 が 生え て ます ね 。 |にわ||ざっそう||はえ|||

あぁ 最近 は 腰 が つらく て ね 。 |さいきん||こし||||

草 も 伸び 放題 な ん だ よ 。 くさ||のび|ほうだい||||

だったら 僕 が やり ます よ 。 |ぼく||||

ありゃ ま ぁ !

あっ お … 俺 も やる って ば よ ! ||おれ|||||

悪い ねぇ 。 わるい|

ハァ … やっと 終わった って ば よ 。 ||おわった|||

ナルト 君 。 何 だ ? |きみ|なん|

こっち も だって 。 えっ ?

この 辺 は みんな |ほとり||

お 年寄り ばっかり の 家 な ん だって さ 。 |としより|||いえ||||

( 男性 1 ) すま ん のう ! だんせい|||

( 男性 2 ) よろしく 頼み ます ! だんせい||たのみ|

ぐ っ マジ ! ?

( 綱 手 ) 何 だ ? これ は 。 つな|て|なん|||

それ が ナルト 君 と あの 少年 に |||きみ|||しょうねん|

里 の あちこち から お 礼 の 品 が 届 い て 。 さと|||||れい||しな||とどけ||

何 を し てる ん だ ? あの 2 人 は 。 なん|||||||じん|

しっか し お 前 って ば 変わった ヤツ だ な 。 |||ぜん|||かわった|やつ||

( メンマ ) そう かな ?

正義 感 が 強い って いう か 親切 の 塊 っ つう か 。 せいぎ|かん||つよい||||しんせつ||かたまり|||

なかなか できる こと じゃ ねえ って ば よ 。

僕 は ただ 正しく 生き て いき たい ん だ 。 ぼく|||まさしく|いき|||||

もう 後悔 なんか し たく ない 。 |こうかい||||

あっ メンマ お前 何 か 思い出し た の か ? ||おまえ|なん||おもいだし|||

えっ いや 別に 。 あぁ そ っか 。 ||べつに|||

ダァ ~ ! 何 だ よ 鳥 の フン ? |なん|||ちょう||ふん

えっ ?

血 だ ! ち|

あっ ! 手 を 貸せ メンマ ! |て||かせ|

うん !

どう し た ん だって ば よ ?

( 忍 ) 何者 か が … この 里 に 。 おし|なにもの||||さと|

う っ !

逃げる ぞ ! にげる|

メンマ この 人 を 頼む 。 分かった 。 ||じん||たのむ|わかった

♪ ~

あ ~ !

く っそ ~ !

この ~ ! 出 て き や がれ ! |だ||||

く そ ~ どこ に 隠れ て い や がん だ ? ||||かくれ|||||

ナルト 君 。 |きみ

♪ ~

♪ ~ 笛 の 音 … メンマ か ? ふえ||おと||

ん … 何 だ ? これ 。 |なん||

全身 に すげ ぇ 力 が 湧 い て くる って ば よ 。 ぜんしん||||ちから||わ||||||

よ ~ し ハッ !

す っげ ぇ ~ !

みなぎって くる って ば よ !

( 死 韻 ) ん ? し|いん|

見つけ た ! みつけ|

く そ ~ 。

う っ !

やった !

ん ?

変わり 身 。 かわり|み

く っそ ~ 逃げ られ た か 。 ||にげ|||

大丈夫 ? ナルト 君 。 だいじょうぶ||きみ

メンマ さっき の 笛 … 。 |||ふえ

お前 一体 何者 だって ば よ ! ? おまえ|いったい|なにもの|||

あっ 。

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で |ちかく|

♪ 笑って いる から わらって||

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から かた||ない|よろこび||みつけ||

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も ||いく|やり||あめ||ふって|

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を ことば|||||おおきな|ゆめ|

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も かなえ||||きず||ふかく||

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から しんじ|つづけ||いま||ぼくら|||

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる め||||はしり|つづけ||

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も |みらい||ひかり||ない||いわ|||

♪ 変え て み せる 全て の 思い で かえ||||すべて||おもい|

♪ 照らす よ 今 すぐ てらす||いま|

♪ きっと 風 は |かぜ|

♪ 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う ぼくら||こころ||ためし||||||

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た |こころ||なか||てのひら||にぎりしめ|

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を |きみ||なみだ||こたえ|

♪ 探し て いる ん だ ろ う さがし||||||

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る |ゆめ||ちかく||こたえ|||||まって|

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で 笑って いる から |ちかく||わらって||

♪ ~

( ネジ ) 〈 やはり あいつ ただ 者 じゃ ない な 〉 ねじ||||もの|||

( テンテン ) 〈 やり合う と なる と やっかい な 相手 ね 〉 |やりあう||||||あいて|

〈 待て って ば よ さっき から メンマ を 敵 み たい に … 〉 まて||||||||てき|||

( テンテン ) 〈 その 可能 性 だって ある でしょ ? 〉 ||かのう|せい|||

( ネジ ) 〈 先日 の くせ者 の 仲間 かも しれ ない 〉 ねじ|せんじつ||くせもの||なかま|||

〈 何 言って ん だ ! お前 ら 一緒に なん|いって|||おまえ||いっしょに

メンマ の 記憶 を 探し て くれる ん じゃ ねえ の か ! 〉 ||きおく||さがし|||||||

( ネジ ) 〈 俺 たち の 任務 は あいつ の 正体 を 探る こと と ねじ|おれ|||にんむ||||しょうたい||さぐる||

侵入 者 を 捕らえる こと 〉 ( テンテン ) 〈 あんた と 違って しんにゅう|もの||とらえる|||||ちがって

メンマ を 信じ てる わけ じゃ ない の よ 〉 ||しんじ||||||