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ナルト, Naruto Episode 212

Naruto Episode 212

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら

♪ 側 に い なく て も

♪ 笑顔 は 届け たい

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ こんなに も 近く に 感じ てる

♪ ふた つ の 想い

( ナルト ) やめろ って ば よ !

待た せ ち まった な 。

うずまき ナルト ただいま 見 参 !

( 文殊 ) チッ !

丸 鉄 は 絶対 に 渡さ ねえ !

( 足音 ) ( トドロキ ) ハァ ハァ ハァ … 。

( トドロキ ) ん ?

♪ ~

( トドロキ ) あっ … 。

♪ ~

あっ … 。

あれ は … まさか ! ?

♪ ~

て め ぇ 俺 の 網 を 破って き た って いう の か ! ?

あんな かんぴょう み たい な グンニャグニャ の 網

一思いに か み切って やった って ば よ !

ヒヒッ !

むだ だ この 籠 目 は 破れ ねえ 。

♪ ~

丸 鉄 を 返し て もらう って ば よ !

むだ だって 言って ん だ ろ う が !

う わ ~ !

く っそ ~ 外れ ねえ ぞ ~ !

ほら とっとと 死ね 。

う っ … う わ ~ !

( サクラ ) ナルト ! ( リー ) ナルト 君 !

あ ~ ! あ ~ ! ( 文殊 ) ハハハハ … !

ヘッ !

もらった ~ ! ( 文殊 ) う っ !

残念 だった な !

や っぱ 死ぬ の お前 だ よ !

フッ !

影 分身 の 術 ! 行け !

う ~ !

これ で 終わり だ !

う っ 。

ヌッ フッフッフ … 。

( 物音 ) ん ?

あれ は … 。

修羅 参上 。

ガキ だ ! 網 ん 中 の ガキ が

お 宝 の 在りか を 知って る !

( リー ) テ ~ ヤ !

でか した ぞ 文殊 。

ハハハハ … ハハハハ … !

( 丸 鉄 ) アキオ ~ !

アキオ ? あっ !

( 少年 たち ) アキオ 兄 ちゃ ~ ん !

く ~ !

だ … だっ !

すま ん 。

( トドロキ ) 丸 鉄 確か さっき

アキオ と 言って い た が

あの 子 は 一体 ?

あの 子 は … アキオ は … 。

お前 の …

お前 の 弟 だ 。 ( トドロキ ) あっ 。

あっ 。 えっ ! ?

う … うそ だ !

弟 は …

弟 は … 。

< あっ ! >

( トドロキ ) あの 炎 の 中 で … 。

( アキオ ) < ん ~ ん ~ !

ん ~ !

ん ! > ( トドロキ ) < アキオ ! >

♪ ~

お前 が …

お前 が 殺し て … ! ( 少年 1 ) 違う !

( 少年 2 ) 丸 鉄 は 誰 も 死な せ たり し ない !

僕 たち を アキオ 兄ちゃん を 助け た ん だ !

5 年 前 … 。

( 丸 鉄 ) 不 忍 の 手口 に 嫌気 が 差す よう に なって い た 俺 。

アキオ を 思わず 抱き締め て い た 。

< アキオ ! あ ~ ! >

( アキオ ) < お 兄 ちゃ ~ ん ! >

< ダメ だ ! 煙 を 吸い込 ん で しまう >

( 丸 鉄 ) < く そ ~ ! >

( 丸 鉄 ) この 子 を 救え ば

俺 も 少し は 変わ れる ん じゃ ない か と … 。

( 丸 鉄 ) だ が そう じゃ なかった 。

( せきこみ )

アキオ と 同じ 被害 者 を ただ 増やし て いく だけ だった 。

だから 不 忍 を 壊滅 に 追い 込も う と

今回 の こと を 計画 し た 。

そう だった の か 。

( 少年 1 ) 丸 鉄 … 。 ( 少年 2 ) 丸 鉄 大丈夫 ?

( 少年 3 ) けが は ない ? ( 少年 4 ) 丸 鉄 よかった 。

不 忍 が 襲った 家 の 子 ども たち を

丸 鉄 が 横取り し た お 金 で

アキオ 君 が お 兄さん と し て この 子 たち の 面倒 を 見 て いる の 。

丸 鉄 を 中心 に 一 つ の 家族 の よう に ね 。

そんな … 。

じゃあ 今 そこ に い た の は … 。

( トドロキ ) くっ … 。

( 泣き声 )

アキオ ~ !

どこ に 行く ! ? 丸 鉄 !

( 丸 鉄 ) 不 忍 の アジト だ 。

アキオ を 取り戻す !

アキオ を 取り戻す の は 俺 だ !

お前 は アジト に 案内 する だけ で いい 。

よけい な こと は する な !

トド ロキ お前 の 気持ち は 分かる 。

だけど 丸 鉄 は あの 不 忍 から

アキオ や この 子 たち を 助け て き た ん だ ぞ 。

それ に その 前 に やる こと が あん だ ろ 。

ふざける な ! それ でも こいつ は

丸 鉄 は

不 忍 の 一員 だ 。

不 忍 に 俺 の 両親 は 殺さ れ た ん だ !

( 丸 鉄 ) お前 の 言う とおり だ 。

俺 の 罪 は 決して 消え ない 。

アキオ を 連れ戻し たら

俺 を 好き に し て いい 。

俺 も 行く って ば よ ! 僕 も 行き ます !

じゃあ サクラ ちゃん は この 子 たち の こと を 頼む ぜ 。

任せ て !

♪ ~

♪ ~

トド ロキ 。

5 年 間 俺 は ヤツ を

憎み 続け て き た ん だ 。

( アキオ ) < ん ~ ん ~ !

ん ~ ! >

いまさら どう しろ と ! ? くそ !

とにかく 今 は お前 の 弟 だ 。

分かって る 。

今度 こそ 俺 は アキオ を … 。

( たたく 音 ) ( アキオ ) う わ ! う わ !

( たたく 音 ) ( アキオ ) う っ !

あ ~ !

俺 たち の 宝 を どこ に やった ! ? ( アキオ ) う わ !

( 修羅 ) お前 ら の 隠れ が は どこ だ ! ? ( アキオ ) う ~ !

う ~ … う ~ 。

さ ぁ 言え 。

絶対 に … 言う もん か 。

この ガキ が !

あれ が 不 忍 の アジト 。

( 丸 鉄 ) あそこ が 頭 修羅 の 屋敷 だ 。

恐らく アキオ は あそこ に 。

アキオ … 。

あっ おい トド ロキ 待て !

く っそ ~ !

♪ ~

や べ ぇ 気付か れ ち まった って ば よ !

ど わ ~ !

♪ ~

( リー ) 木 ノ 葉 旋風 !

ここ は 僕 に 任せ て ください !

ゲジ マユ 頼む ぜ !

( 殴る 音 )

( トドロキ ) アキオ ~ ! ( 丸 鉄 ) こっち だ 。

( 丸 鉄 ) 恐らく アキオ は 地下 室 で 拷問 さ れ て いる はず だ 。

ヤツ は 元 忍者 だ 。

何 を し て くる か 分から ねえ ぞ 。

俺 が 先 に 行 こ う 。

ん ?

アキオ !

ま … 待て って ! ( トドロキ ) アキオ ~ !

う っ !

丸 鉄 ! 貴 様 !

来る な !

丸 鉄 ! アキオ !

おい 丸 鉄 !

≪ ( 修羅 ) フッフッ フッフッ … 。

1 匹 しか 網 に かから なかった か 。

修羅 !

強情 な ガキ だ 。

口 を 割りゃ し ねえ 。

お 宝 は 別 の 方法 で 取り戻す さ 。

て め ぇ ら を 殺し た 後 で な 。

♪ ~

( トドロキ ) あ ~ ! あ ~ !

( トドロキ ) う ~ ! う ~ !

( 修羅 ) フフ フフ … ハハハハ … !

う ~ !

ナルト 修羅 を 追え !

こっち は 大丈夫 だ 。

こんな 鉄 格子 … 。

う っ ! く ~ !

分かった って ば よ ! トド ロキ 後 は 頼 ん だ ぜ !

♪ ~

♪ ~

ん !

ん ? フッ 。

あば よ !

多重 影 分身 の 術 !

く ~ !

う ~ !

フゥ ~ ! くっ !

フッ ! く ~ !

くっ ! く ~ !

ん ~ ! フッ !

♪ ~

く ~ ! く ~ !

ハッ ! ハァ … 。

トド ロキ アキオ を !

あ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

トド ロキ !

ん ?

♪ ~

ん ~ !

( 修羅 ) 五月雨 血 華 !

う わ !

♪ ~

お前 だけ は 絶対 に 許さ ねえ !

螺旋 丸 !

う わ ~ !

ド ~ リャ ~ !

( 修羅 ) う わ ~ !

( 衝突 音 )

( せきこみ )

あっ 。

( アキオ ) < ん ~ ん ~ !

ん ~ ! >

( トドロキ ) 《 そう だった の か 丸 鉄 。

お前 は そう やって アキオ を 守って … 。

なのに 俺 は …

俺 は … ! 》

♪ ~

う っ !

♪ ~

丸 鉄 アキオ を !

うん !

♪ ~

兄さん … やっぱり 助け に 来 て くれ た ん だ 。

しっかり しろ ! アキオ !

兄さん … ホント に 兄さん な ん だ ね 。

♪ ~

これ で 不 忍 は おしまい だ な 。

ああ 。 ( リー ) そう です ね 。

あっ ところ で ナルト 君 は ?

≪ お ~ い ! ( リー ・ 丸 鉄 ) あっ 。

うずまき ナルト ただいま 参上 だって ば よ !

あ … あ ~ !

ナルト ! リー さん !

( 少年 1 ) あっ アキオ 兄ちゃん !

( 少年 2 ) アキオ 兄ちゃん が 帰って き た !

( 少女 ) フフ … アキオ 兄ちゃん だ !

( 少年 3 ) 大丈夫 ? アキオ 兄ちゃん 。

( アキオ ) ああ 。 ( 少女 ) 大変 けが し てる !

大丈夫 大した こと ない さ 。

サクラ ちゃん 傷 の 手当て 頼む って ば よ 。

任せ て !

頼み ます 。

面倒 を かけ た 。

都 に 行 こ う 。

( トドロキ ) お前 は どう し て も 許 せ ない 。

しかし アキオ を 救って くれ た こと も 事実 だ 。

不 忍 は 壊滅 し た 。

護送 中 の 丸 鉄 も 戦い に 巻き込ま れ 死亡 。

あっ 。

兄さん … 。

トド ロキ … 。

フフッ … 。

( 少年 たち ) わ ぁ ~ ! 万歳 万歳 !

ハハハハ … !

ありがとう !

い て やる ん だ ろ ?

えっ ?

お前 は 丸 鉄 や あの 子 たち と

一緒に い て やる ん だ ろ ?

俺 は ダメ な 兄貴 だった が

お前 は あの 子 たち に とって

かけがえのない 兄貴 だ 。

兄さん 。

これ は … 。

あの 時 渡 せ なかった お土産 だ 。

兄さん … ありがとう 。

♪ ~

帰る ぞ ! 忍者 ども 。 おう !

( 少年 たち ) さ よう なら ~ !

( リー ) 皆さん お 元気 で ! また な ~ !

( 少年 たち ) また ね ! バイバ ~ イ !

♪ ~

… って 丸 鉄 が い なく て

どう やって この 森 出る ん だって ば よ !

いまさら 戻 れ ん !

さっき も この 道 通った わ よ ね ?

おなか が 減って もう ダメ です 。 ( おなか が 鳴る 音 )

あ … 。

お ~ い ! 誰 か 助け て くれ って ば よ ~ !

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で

♪ 笑って いる から

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も

♪ 変え て み せる 全て の 思い で

♪ 照らす よ 今 すぐ

♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を

♪ 探し て いる ん だ ろ う

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で 笑って いる から

♪ ~

〈 ナルト あんた 一体 何 考え てる の ? 〉

〈 何 って けが人 を 病院 に 連れ てった だけ だって ば よ 〉

( シズネ ) 〈 だ から って 里 に 部 外 者 を 入れる なんて … 〉

〈 でも あいつ 絶対 悪い ヤツ じゃ ない ん だ って 〉

〈 気持ち は 分かる けど 相手 は 記憶 喪失 な ん だ から 〉

( シズネ ) 〈 敵 の スパイ の 可能 性 だって ある の よ 〉

〈 頼む よ ばあちゃん ! 〉 ( 綱 手 ) 〈 今回 に 限り

特例 を 認めよ う ただし お前 が あの 子 の 保証 人 と なり

すべて の 責任 を 負う こと 以上 ! 〉

( まる 子 ) さあ みんな 集まって 。「 ちび まる 子 ちゃん 」 が 始まる よ !

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )


Naruto Episode 212

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から |がわ||||

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て から|||すきま|おおき||

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事 なまいき||きみ||すなお||へんじ

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい |||さびしい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら みなれ||がい||なき|||

♪ 側 に い なく て も がわ|||||

♪ 笑顔 は 届け たい えがお||とどけ|

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ こんなに も 近く に 感じ てる ||ちかく||かんじ|

♪ ふた つ の 想い |||おもい

( ナルト ) やめろ って ば よ !

待た せ ち まった な 。 また||||

うずまき ナルト ただいま 見 参 ! |||み|さん

( 文殊 ) チッ ! もんじゅ|

丸 鉄 は 絶対 に 渡さ ねえ ! まる|くろがね||ぜったい||わたさ|

( 足音 ) ( トドロキ ) ハァ ハァ ハァ … 。 あしおと||||

( トドロキ ) ん ?

♪ ~

( トドロキ ) あっ … 。

♪ ~

あっ … 。

あれ は … まさか ! ?

♪ ~

て め ぇ 俺 の 網 を 破って き た って いう の か ! ? |||おれ||あみ||やぶって||||||

あんな かんぴょう み たい な グンニャグニャ の 網 |||||||あみ

一思いに か み切って やった って ば よ ! ひとおもいに||みきって||||

ヒヒッ !

むだ だ この 籠 目 は 破れ ねえ 。 |||かご|め||やぶれ|

♪ ~

丸 鉄 を 返し て もらう って ば よ ! まる|くろがね||かえし|||||

むだ だって 言って ん だ ろ う が ! ||いって|||||

う わ ~ !

く っそ ~ 外れ ねえ ぞ ~ ! ||はずれ||

ほら とっとと 死ね 。 ||しね

う っ … う わ ~ !

( サクラ ) ナルト ! ( リー ) ナルト 君 ! ||||きみ

あ ~ ! あ ~ ! ( 文殊 ) ハハハハ … ! ||もんじゅ|

ヘッ !

もらった ~ ! ( 文殊 ) う っ ! |もんじゅ||

残念 だった な ! ざんねん||

や っぱ 死ぬ の お前 だ よ ! ||しぬ||おまえ||

フッ !

影 分身 の 術 ! 行け ! かげ|ぶんしん||じゅつ|いけ

う ~ !

これ で 終わり だ ! ||おわり|

う っ 。

ヌッ フッフッフ … 。

( 物音 ) ん ? ものおと|

あれ は … 。

修羅 参上 。 しゅら|さんじょう

ガキ だ ! 網 ん 中 の ガキ が がき||あみ||なか||がき|

お 宝 の 在りか を 知って る ! |たから||ありか||しって|

( リー ) テ ~ ヤ !

でか した ぞ 文殊 。 |||もんじゅ

ハハハハ … ハハハハ … !

( 丸 鉄 ) アキオ ~ ! まる|くろがね|

アキオ ? あっ !

( 少年 たち ) アキオ 兄 ちゃ ~ ん ! しょうねん|||あに||

く ~ !

だ … だっ !

すま ん 。

( トドロキ ) 丸 鉄 確か さっき |まる|くろがね|たしか|

アキオ と 言って い た が ||いって|||

あの 子 は 一体 ? |こ||いったい

あの 子 は … アキオ は … 。 |こ|||

お前 の … おまえ|

お前 の 弟 だ 。 ( トドロキ ) あっ 。 おまえ||おとうと|||

あっ 。 えっ ! ?

う … うそ だ !

弟 は … おとうと|

弟 は … 。 おとうと|

< あっ ! >

( トドロキ ) あの 炎 の 中 で … 。 ||えん||なか|

( アキオ ) < ん ~ ん ~ !

ん ~ !

ん ! > ( トドロキ ) < アキオ ! >

♪ ~

お前 が … おまえ|

お前 が 殺し て … ! ( 少年 1 ) 違う ! おまえ||ころし||しょうねん|ちがう

( 少年 2 ) 丸 鉄 は 誰 も 死な せ たり し ない ! しょうねん|まる|くろがね||だれ||しな||||

僕 たち を アキオ 兄ちゃん を 助け た ん だ ! ぼく||||にいちゃん||たすけ|||

5 年 前 … 。 とし|ぜん

( 丸 鉄 ) 不 忍 の 手口 に 嫌気 が 差す よう に なって い た 俺 。 まる|くろがね|ふ|おし||てぐち||いやき||さす||||||おれ

アキオ を 思わず 抱き締め て い た 。 ||おもわず|だきしめ|||

< アキオ ! あ ~ ! >

( アキオ ) < お 兄 ちゃ ~ ん ! > ||あに||

< ダメ だ ! 煙 を 吸い込 ん で しまう > だめ||けむり||すいこ|||

( 丸 鉄 ) < く そ ~ ! > まる|くろがね||

( 丸 鉄 ) この 子 を 救え ば まる|くろがね||こ||すくえ|

俺 も 少し は 変わ れる ん じゃ ない か と … 。 おれ||すこし||かわ||||||

( 丸 鉄 ) だ が そう じゃ なかった 。 まる|くろがね|||||

( せきこみ )

アキオ と 同じ 被害 者 を ただ 増やし て いく だけ だった 。 ||おなじ|ひがい|もの|||ふやし||||

だから 不 忍 を 壊滅 に 追い 込も う と |ふ|おし||かいめつ||おい|こも||

今回 の こと を 計画 し た 。 こんかい||||けいかく||

そう だった の か 。

( 少年 1 ) 丸 鉄 … 。 ( 少年 2 ) 丸 鉄 大丈夫 ? しょうねん|まる|くろがね|しょうねん|まる|くろがね|だいじょうぶ

( 少年 3 ) けが は ない ? ( 少年 4 ) 丸 鉄 よかった 。 しょうねん||||しょうねん|まる|くろがね|

不 忍 が 襲った 家 の 子 ども たち を ふ|おし||おそった|いえ||こ|||

丸 鉄 が 横取り し た お 金 で まる|くろがね||よこどり||||きむ|

アキオ 君 が お 兄さん と し て この 子 たち の 面倒 を 見 て いる の 。 |きみ|||にいさん|||||こ|||めんどう||み|||

丸 鉄 を 中心 に 一 つ の 家族 の よう に ね 。 まる|くろがね||ちゅうしん||ひと|||かぞく||||

そんな … 。

じゃあ 今 そこ に い た の は … 。 |いま||||||

( トドロキ ) くっ … 。

( 泣き声 ) なきごえ

アキオ ~ !

どこ に 行く ! ? 丸 鉄 ! ||いく|まる|くろがね

( 丸 鉄 ) 不 忍 の アジト だ 。 まる|くろがね|ふ|おし|||

アキオ を 取り戻す ! ||とりもどす

アキオ を 取り戻す の は 俺 だ ! ||とりもどす|||おれ|

お前 は アジト に 案内 する だけ で いい 。 おまえ||||あんない||||

よけい な こと は する な !

トド ロキ お前 の 気持ち は 分かる 。 とど||おまえ||きもち||わかる

だけど 丸 鉄 は あの 不 忍 から |まる|くろがね|||ふ|おし|

アキオ や この 子 たち を 助け て き た ん だ ぞ 。 |||こ|||たすけ||||||

それ に その 前 に やる こと が あん だ ろ 。 |||ぜん|||||||

ふざける な ! それ でも こいつ は

丸 鉄 は まる|くろがね|

不 忍 の 一員 だ 。 ふ|おし||いちいん|

不 忍 に 俺 の 両親 は 殺さ れ た ん だ ! ふ|おし||おれ||りょうしん||ころさ||||

( 丸 鉄 ) お前 の 言う とおり だ 。 まる|くろがね|おまえ||いう||

俺 の 罪 は 決して 消え ない 。 おれ||ざい||けっして|きえ|

アキオ を 連れ戻し たら ||つれもどし|

俺 を 好き に し て いい 。 おれ||すき||||

俺 も 行く って ば よ ! 僕 も 行き ます ! おれ||いく||||ぼく||いき|

じゃあ サクラ ちゃん は この 子 たち の こと を 頼む ぜ 。 |さくら||||こ|||||たのむ|

任せ て ! まかせ|

♪ ~

♪ ~

トド ロキ 。 とど|

5 年 間 俺 は ヤツ を とし|あいだ|おれ||やつ|

憎み 続け て き た ん だ 。 にくみ|つづけ|||||

( アキオ ) < ん ~ ん ~ !

ん ~ ! >

いまさら どう しろ と ! ? くそ !

とにかく 今 は お前 の 弟 だ 。 |いま||おまえ||おとうと|

分かって る 。 わかって|

今度 こそ 俺 は アキオ を … 。 こんど||おれ|||

( たたく 音 ) ( アキオ ) う わ ! う わ ! |おと|||||

( たたく 音 ) ( アキオ ) う っ ! |おと|||

あ ~ !

俺 たち の 宝 を どこ に やった ! ? ( アキオ ) う わ ! おれ|||たから|||||||

( 修羅 ) お前 ら の 隠れ が は どこ だ ! ? ( アキオ ) う ~ ! しゅら|おまえ|||かくれ||||||

う ~ … う ~ 。

さ ぁ 言え 。 ||いえ

絶対 に … 言う もん か 。 ぜったい||いう||

この ガキ が ! |がき|

あれ が 不 忍 の アジト 。 ||ふ|おし||

( 丸 鉄 ) あそこ が 頭 修羅 の 屋敷 だ 。 まる|くろがね|||あたま|しゅら||やしき|

恐らく アキオ は あそこ に 。 おそらく||||

アキオ … 。

あっ おい トド ロキ 待て ! ||とど||まて

く っそ ~ !

♪ ~

や べ ぇ 気付か れ ち まった って ば よ ! |||きづか||||||

ど わ ~ !

♪ ~

( リー ) 木 ノ 葉 旋風 ! |き||は|せんぷう

ここ は 僕 に 任せ て ください ! ||ぼく||まかせ||

ゲジ マユ 頼む ぜ ! ||たのむ|

( 殴る 音 ) なぐる|おと

( トドロキ ) アキオ ~ ! ( 丸 鉄 ) こっち だ 。 ||まる|くろがね||

( 丸 鉄 ) 恐らく アキオ は 地下 室 で 拷問 さ れ て いる はず だ 。 まる|くろがね|おそらく|||ちか|しつ||ごうもん||||||

ヤツ は 元 忍者 だ 。 やつ||もと|にんじゃ|

何 を し て くる か 分から ねえ ぞ 。 なん||||||わから||

俺 が 先 に 行 こ う 。 おれ||さき||ぎょう||

ん ?

アキオ !

ま … 待て って ! ( トドロキ ) アキオ ~ ! |まて|||

う っ !

丸 鉄 ! 貴 様 ! まる|くろがね|とうと|さま

来る な ! くる|

丸 鉄 ! アキオ ! まる|くろがね|

おい 丸 鉄 ! |まる|くろがね

≪ ( 修羅 ) フッフッ フッフッ … 。 しゅら||

1 匹 しか 網 に かから なかった か 。 ひき||あみ||||

修羅 ! しゅら

強情 な ガキ だ 。 ごうじょう||がき|

口 を 割りゃ し ねえ 。 くち||わりゃ||

お 宝 は 別 の 方法 で 取り戻す さ 。 |たから||べつ||ほうほう||とりもどす|

て め ぇ ら を 殺し た 後 で な 。 |||||ころし||あと||

♪ ~

( トドロキ ) あ ~ ! あ ~ !

( トドロキ ) う ~ ! う ~ !

( 修羅 ) フフ フフ … ハハハハ … ! しゅら|||

う ~ !

ナルト 修羅 を 追え ! |しゅら||おえ

こっち は 大丈夫 だ 。 ||だいじょうぶ|

こんな 鉄 格子 … 。 |くろがね|こうし

う っ ! く ~ !

分かった って ば よ ! トド ロキ 後 は 頼 ん だ ぜ ! わかった||||とど||あと||たの|||

♪ ~

♪ ~

ん !

ん ? フッ 。

あば よ !

多重 影 分身 の 術 ! たじゅう|かげ|ぶんしん||じゅつ

く ~ !

う ~ !

フゥ ~ ! くっ !

フッ ! く ~ !

くっ ! く ~ !

ん ~ ! フッ !

♪ ~

く ~ ! く ~ !

ハッ ! ハァ … 。

トド ロキ アキオ を ! とど|||

あ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

トド ロキ ! とど|

ん ?

♪ ~

ん ~ !

( 修羅 ) 五月雨 血 華 ! しゅら|さみだれ|ち|はな

う わ !

♪ ~

お前 だけ は 絶対 に 許さ ねえ ! おまえ|||ぜったい||ゆるさ|

螺旋 丸 ! らせん|まる

う わ ~ !

ド ~ リャ ~ !

( 修羅 ) う わ ~ ! しゅら||

( 衝突 音 ) しょうとつ|おと

( せきこみ )

あっ 。

( アキオ ) < ん ~ ん ~ !

ん ~ ! >

( トドロキ ) 《 そう だった の か 丸 鉄 。 |||||まる|くろがね

お前 は そう やって アキオ を 守って … 。 おまえ||||||まもって

なのに 俺 は … |おれ|

俺 は … ! 》 おれ|

♪ ~

う っ !

♪ ~

丸 鉄 アキオ を ! まる|くろがね||

うん !

♪ ~

兄さん … やっぱり 助け に 来 て くれ た ん だ 。 にいさん||たすけ||らい|||||

しっかり しろ ! アキオ !

兄さん … ホント に 兄さん な ん だ ね 。 にいさん|ほんと||にいさん||||

♪ ~

これ で 不 忍 は おしまい だ な 。 ||ふ|おし||||

ああ 。 ( リー ) そう です ね 。

あっ ところ で ナルト 君 は ? ||||きみ|

≪ お ~ い ! ( リー ・ 丸 鉄 ) あっ 。 |||まる|くろがね|

うずまき ナルト ただいま 参上 だって ば よ ! |||さんじょう|||

あ … あ ~ !

ナルト ! リー さん !

( 少年 1 ) あっ アキオ 兄ちゃん ! しょうねん|||にいちゃん

( 少年 2 ) アキオ 兄ちゃん が 帰って き た ! しょうねん||にいちゃん||かえって||

( 少女 ) フフ … アキオ 兄ちゃん だ ! しょうじょ|||にいちゃん|

( 少年 3 ) 大丈夫 ? アキオ 兄ちゃん 。 しょうねん|だいじょうぶ||にいちゃん

( アキオ ) ああ 。 ( 少女 ) 大変 けが し てる ! ||しょうじょ|たいへん|||

大丈夫 大した こと ない さ 。 だいじょうぶ|たいした|||

サクラ ちゃん 傷 の 手当て 頼む って ば よ 。 さくら||きず||てあて|たのむ|||

任せ て ! まかせ|

頼み ます 。 たのみ|

面倒 を かけ た 。 めんどう|||

都 に 行 こ う 。 と||ぎょう||

( トドロキ ) お前 は どう し て も 許 せ ない 。 |おまえ||||||ゆる||

しかし アキオ を 救って くれ た こと も 事実 だ 。 |||すくって|||||じじつ|

不 忍 は 壊滅 し た 。 ふ|おし||かいめつ||

護送 中 の 丸 鉄 も 戦い に 巻き込ま れ 死亡 。 ごそう|なか||まる|くろがね||たたかい||まきこま||しぼう

あっ 。

兄さん … 。 にいさん

トド ロキ … 。 とど|

フフッ … 。

( 少年 たち ) わ ぁ ~ ! 万歳 万歳 ! しょうねん||||ばんざい|ばんざい

ハハハハ … !

ありがとう !

い て やる ん だ ろ ?

えっ ?

お前 は 丸 鉄 や あの 子 たち と おまえ||まる|くろがね|||こ||

一緒に い て やる ん だ ろ ? いっしょに||||||

俺 は ダメ な 兄貴 だった が おれ||だめ||あにき||

お前 は あの 子 たち に とって おまえ|||こ|||

かけがえのない 兄貴 だ 。 |あにき|

兄さん 。 にいさん

これ は … 。

あの 時 渡 せ なかった お土産 だ 。 |じ|と|||おみやげ|

兄さん … ありがとう 。 にいさん|

♪ ~

帰る ぞ ! 忍者 ども 。 おう ! かえる||にんじゃ||

( 少年 たち ) さ よう なら ~ ! しょうねん||||

( リー ) 皆さん お 元気 で ! また な ~ ! |みなさん||げんき|||

( 少年 たち ) また ね ! バイバ ~ イ ! しょうねん|||||

♪ ~

… って 丸 鉄 が い なく て |まる|くろがね||||

どう やって この 森 出る ん だって ば よ ! |||しげる|でる||||

いまさら 戻 れ ん ! |もど||

さっき も この 道 通った わ よ ね ? |||どう|かよった|||

おなか が 減って もう ダメ です 。 ( おなか が 鳴る 音 ) ||へって||だめ||||なる|おと

あ … 。

お ~ い ! 誰 か 助け て くれ って ば よ ~ ! ||だれ||たすけ|||||

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で |ちかく|

♪ 笑って いる から わらって||

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から かた||ない|よろこび||みつけ||

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も ||いく|やり||あめ||ふって|

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を ことば|||||おおきな|ゆめ|

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も かなえ||||きず||ふかく||

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から しんじ|つづけ||いま||ぼくら|||

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる め||||はしり|つづけ||

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も |みらい||ひかり||ない||いわ|||

♪ 変え て み せる 全て の 思い で かえ||||すべて||おもい|

♪ 照らす よ 今 すぐ てらす||いま|

♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う |かぜ||ぼくら||こころ||ためし||||||

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た |こころ||なか||てのひら||にぎりしめ|

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を |きみ||なみだ||こたえ|

♪ 探し て いる ん だ ろ う さがし||||||

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る |ゆめ||ちかく||こたえ|||||まって|

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で 笑って いる から |ちかく||わらって||

♪ ~

〈 ナルト あんた 一体 何 考え てる の ? 〉 ||いったい|なん|かんがえ||

〈 何 って けが人 を 病院 に 連れ てった だけ だって ば よ 〉 なん||けがにん||びょういん||つれ|||||

( シズネ ) 〈 だ から って 里 に 部 外 者 を 入れる なんて … 〉 ||||さと||ぶ|がい|もの||いれる|

〈 でも あいつ 絶対 悪い ヤツ じゃ ない ん だ って 〉 ||ぜったい|わるい|やつ|||||

〈 気持ち は 分かる けど 相手 は 記憶 喪失 な ん だ から 〉 きもち||わかる||あいて||きおく|そうしつ||||

( シズネ ) 〈 敵 の スパイ の 可能 性 だって ある の よ 〉 |てき||すぱい||かのう|せい||||

〈 頼む よ ばあちゃん ! 〉 ( 綱 手 ) 〈 今回 に 限り たのむ|||つな|て|こんかい||かぎり

特例 を 認めよ う ただし お前 が あの 子 の 保証 人 と なり とくれい||みとめよ|||おまえ|||こ||ほしょう|じん||

すべて の 責任 を 負う こと 以上 ! 〉 ||せきにん||おう||いじょう

( まる 子 ) さあ みんな 集まって 。「 ちび まる 子 ちゃん 」 が 始まる よ ! |こ|||あつまって|||こ|||はじまる|

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )